AppNav クラスタの設定
ここでは、次の内容について説明します。
AppNav クラスタ設定のタスク フロー
AppNav クラスタを設定するには、次の手順を実行する必要があります。
1. 基本的なネットワーク設定で、個々の ANC および WN デバイスを設置し、設定します。WAAS アプライアンスについては、WAAS デバイス インターフェイスの設定を参照してください。AppNav-XE デバイスについては、ルータのマニュアルを参照してください。
2. Central Manager AppNav クラスタ ウィザードを使用して、クラスタの作成、代行受信モードの設定、クラスタ設定の構成、クラスタ デバイスの選択、VRF の設定(AppNav-XE の場合)、トラフィック インターフェイスの設定、WCCP を使用する場合は WCCP 設定の構成を行います。AppNav-XE. AppNav Cluster ウィザードを使用した新しい AppNav クラスタの作成を参照してください。
3. (任意)AppNav クラス マップを設定します。この手順は、デフォルト クラス マップ設定をカスタマイズする場合にだけ必要です。システムにより、ほとんどのアプリケーション アクセラレータに対応するトラフィックと一致するいくつかのデフォルト クラス マップ、およびすべてのトラフィックと一致する class-default クラス マップが追加されます。WAAS アプライアンス AppNav クラスタ上でのクラスマップの設定を参照してください。
4. (任意)AppNav ポリシーを設定します。この手順は、デフォルト ポリシーをカスタマイズする場合にだけ必要です。システムにより、デフォルトですべての WN がグループ化されるノード グループである WNG-Default WNG にすべてのトラフィックを配信するデフォルト ポリシーが追加されます。AppNav ポリシー内のルールの設定を参照してください。
5. (任意)WAAS ノード最適化クラス マップおよびポリシー ルールを設定します。この手順は、 付録 A「定義済み最適化ポリシー」 に記載されているデフォルト最適化ポリシーをカスタマイズする場合にだけ必要です。
6. (任意)WAAS アプライアンス ANC で代行受信 ACL を設定します。AppNav コントローラ ACL の設定 を参照してください。
WAAS デバイス インターフェイスの設定
AppNav クラスタを作成するために AppNav クラスタ ウィザードを使用する前に、WAAS デバイス インターフェイスを接続し、管理インターフェイスを設定します。設定は、管理トラフィックが個別のインターフェイスを使用するか、トラフィック処理のインターフェイスを共有するかによって異なります。
ここでは、次の内容について説明します。
デバイス インターフェイス設定の詳細については、Chapter6, “ネットワーク設定の構成”を参照してください。インライン代行受信モードのブリッジ グループ設定の詳細については、5 章「トラフィック代行受信の設定」の ANC 上でのインライン動作の設定を参照してください。
AppNav-XE デバイスでのインターフェイスの設定の詳細については、Cisco ルータのマニュアルを参照してください。
個別の管理インターフェイスによるインターフェイス設定
管理トラフィックにトラフィック データ パスとは別の専用インターフェイスを使用する場合、この項の説明に従ってデバイスを接続し、設定します。
AppNav コントローラ
ステップ 1 最後の AppNav コントローラ インターフェイス モジュール ポートをクラスタ トラフィックのスイッチ/ルータ ポートに接続します。たとえば、このポートは 12 ポート モジュールの GigabitEthernet 1/11 または 4 ポート モジュールの TenGigabitEthernet 1/3 です。
ステップ 2 組み込みイーサネット ポートを管理インターフェイスのスイッチ/ルータ ポートに接続します。
ステップ 3 In-path(インライン)導入の場合、AppNav コントローラ インターフェイス モジュール 上の最初のポートのペア(たとえば、ブリッジ 1 の GigabitEthernet 1/0(LAN)と GigabitEthernet 1/1(WAN))を対応するスイッチ/ルータ ポートに接続します。
デュアル インライン導入で、ANC が 2 番目のルータに接続されている場合、AppNav コントローラ インターフェイス モジュール上の 2 番目のポートのペア(たとえば、ブリッジ 2 の GigabitEthernet 1/2(LAN)と GigabitEthernet 1/3(WAN))を対応するスイッチ/ルータ ポートに接続します。
ステップ 4 device setup コマンドを使用して次の設定を行います。
– デバイス モードを AppNav コントローラとして設定します。
– 組み込み管理ポートの IP アドレスとネットマスクを設定します。
– 組み込み管理ポートをプライマリ インターフェイスとして設定します。
– その他のネットワークおよび基本設定(デフォルト ゲートウェイ、DNS、NTP サーバなど)を構成します。
– Central Manager の IP アドレスを入力して、デバイスを Central Manager に登録します。
ステップ 5 最後の AppNav コントローラ インターフェイス モジュール ポートの IP アドレスとネットマスクを設定し、DHCP を使用しないでください。AppNav クラスタ ウィザードを使用してこれらの設定を行うこともできます。
WAAS ノード
ステップ 1 組み込みイーサネット ポートを管理インターフェイスのスイッチ/ルータ ポートに接続します。
ステップ 2 device setup コマンドを使用して次の設定を行います。
– デバイス モードをアプリケーション アクセラレータとして設定します。
– 組み込み管理ポートの IP アドレスとネットマスクを設定します。
– 組み込み管理ポートをプライマリ インターフェイスとして設定します。
– その他のネットワークおよび基本設定(デフォルト ゲートウェイ、DNS、NTP サーバなど)を構成します。
– Central Manager の IP アドレスを入力して、デバイスを Central Manager に登録します。
共有管理インターフェイスによるインターフェイス設定
管理トラフィックにトラフィック データ パスで共有されるインターフェイスを使用する場合、この項の説明に従ってデバイスを接続し、設定します。
AppNav コントローラ
ステップ 1 最後の AppNav コントローラ インターフェイス モジュール ポートをクラスタ トラフィックのスイッチ/ルータ ポートに接続します。たとえば、このポートは 12 ポート モジュールの GigabitEthernet 1/11 または 4 ポート モジュールの TenGigabitEthernet 1/3 です。
ステップ 2 In-path(インライン)導入の場合、AppNav コントローラ インターフェイス モジュール 上の最初のポートのペア(たとえば、ブリッジ 1 の GigabitEthernet 1/0(LAN)と GigabitEthernet 1/1(WAN))を対応するスイッチ/ルータ ポートに接続します。
デュアル インライン導入で、ANC が 2 番目のルータに接続されている場合、AppNav コントローラ インターフェイス モジュール上の 2 番目のポートのペア(たとえば、ブリッジ 2 の GigabitEthernet 1/2(LAN)と GigabitEthernet 1/3(WAN))を対応するスイッチ/ルータ ポートに接続します。
ステップ 3 device setup コマンドを使用して次の設定を行います。
– デバイス モードを AppNav コントローラとして設定します。
– 最後の AppNav コントローラ インターフェイス モジュール ポートの IP アドレスとネットマスクを設定します。DHCP を使用しません。
– 最後の AppNav コントローラ インターフェイス モジュール ポートをプライマリ インターフェイスとして設定します。
– その他のネットワークおよび基本設定(デフォルト ゲートウェイ、DNS、NTP サーバなど)を構成します。
– Central Manager の IP アドレスを入力して、デバイスを Central Manager に登録します。
WAAS ノード
ステップ 1 組み込みイーサネット ポートを管理インターフェイスのスイッチ/ルータ ポートに接続します。
ステップ 2 device setup コマンドを使用して次の設定を行います。
– デバイス モードをアプリケーション アクセラレータとして設定します。
– 組み込み管理ポートの IP アドレスとネットマスクを設定します。
– 組み込み管理ポートをプライマリ インターフェイスとして設定します。
– その他のネットワークおよび基本設定(デフォルト ゲートウェイ、DNS、NTP サーバなど)を構成します。
– Central Manager の IP アドレスを入力して、デバイスを Central Manager に登録します。
インターフェイスの設定に関する考慮事項
WAAS デバイス インターフェイス設定に関する注意事項は次のとおりです。
- ANC では、代行受信したトラフィックは AppNav コントローラ インターフェイス モジュール上のインターフェイスを経由する必要があります。
- WN としても機能する ANC では、クラスタ インターフェイスは代行受信インターフェイスと同じです。
- WN では、クラスタ トラフィックは任意のインターフェイス(組み込みインターフェイスまたはインターフェイス モジュールのいずれか)上で処理できます。
- AppNav の導入を簡素化するために、AppNav クラスタ ウィザードでは ANC 上に AppNav コントローラ インターフェイス モジュール ポートを設定するために次の規則が使用されます。
– クラスタ トラフィックのデフォルト ポートは、たとえば、12 ポート モジュール上の GigabitEthernet 1/11、4 ポート モジュール上の TenGigabitEthernet 1/3 など、モジュール上の最後のポートです。
– in-path(インライン)導入の場合、デフォルトの代行受信ブリッジは、たとえば、ブリッジ 1 の GigabitEthernet 1/0(LAN)と GigabitEthernet 1/1(WAN)など、モジュール上の最初のポートのペアです。デュアル インライン導入で、ANC が 2 番目のルータに接続されている場合、デフォルトの 2 番目の代行受信ブリッジは、たとえば、ブリッジ 2 の GigabitEthernet 1/2(LAN)と GigabitEthernet 1/3(WAN)など、モジュール上の 2 番目のポートのペアです。
AppNav クラスタ ウィザードは、WAAS アプライアンスでの設定を簡素化するのに役立つ 4 種類の定義済み導入モデルを使用します。各導入モデルでは、インターフェイスを特定の方法で接続し、設定します。ただし、任意の方法でインターフェイスを設定できるカスタム オプションは除きます。4 つの定義済みモデルのいずれかを使用してウィザードを実行する前に、必要なインターフェイスが次のいずれかの状態である必要があります。
- IP アドレスおよびネットマスクで設定されておらず、別の論理インターフェイスの一部として使用されていない。(ただし、AppNav コントローラ インターフェイス モジュール上の最後のポートは、クラスタ トラフィックのデフォルト ポートであるため、IP アドレスを使用して設定できます)。
ウィザードでは、すべての必要なトラフィック インターフェイス設定を行います。
- 次の事前設定された導入モデルの期待値に応じてウィザードによって適切に設定されている。
Single AppNav コントローラ WCCP Interception
12 ポート AppNav コントローラ インターフェイス モジュールを使用する場合:
- ポート チャネル 1:ポート GigabitEthernet 1/10 および 1/11 が含まれます。
- クラスタ インターフェイス:ポート チャネル 1
4 ポート AppNav コントローラ インターフェイス モジュールを使用する場合:
- クラスタ インターフェイス:GigabitEthernet 1/3
Dual AppNav コントローラ WCCP Interception
12 ポート AppNav コントローラ インターフェイス モジュールを使用する場合:
- ポート チャネル 1:ポート GigabitEthernet 1/10 および 1/11 が含まれます。
- ポート チャネル 2:ポート GigabitEthernet 1/8 および 1/9 が含まれます。
- スタンバイ グループ 1:インターフェイス ポート チャネル 1(プライマリ)およびポート チャネル 2 が含まれます。
- クラスタ インターフェイス:スタンバイ グループ 1
4 ポート AppNav コントローラ インターフェイス モジュールを使用する場合:
- スタンバイ グループ 1:ポート GigabitEthernet 1/2 および 1/3(プライマリ)が含まれます。
- クラスタ インターフェイス:スタンバイ グループ 1
Single AppNav コントローラ Inline Interception
- 代行受信ブリッジ 1:ポート GigabitEthernet 1/0(LAN)および 1/1(WAN)が含まれます。
- クラスタ インターフェイス:GigabitEthernet 1/11
Dual AppNav コントローラ Inline Interception
- 代行受信ブリッジ 1:ポート GigabitEthernet 1/0(LAN)および 1/1(WAN)が含まれます。
- 代行受信ブリッジ 2:ポート GigabitEthernet 1/2(LAN)および 1/3(WAN)が含まれます。
- スタンバイ グループ 1:ポート GigabitEthernet 1/10 および 1/11(プライマリ)が含まれます。
- クラスタ インターフェイス:スタンバイ グループ 1
AppNav Cluster ウィザードを使用した新しい AppNav クラスタの作成
作成する AppNav クラスタ のタイプに関するトピックを参照してください。
WAAS アプライアンス AppNav クラスタ の作成
前提条件
- WAAS デバイス インターフェイスの設定の説明に従って、個々の ANC デバイスおよび WN デバイスを設定します。
- すべての ANC が AppNav コントローラ デバイス モード用に設定されていることを確認します。デバイス モードを変更する場合は、2 章「WAAS ネットワークの計画」の デバイス モードの変更 を参照してください。
- Central Manager を使用して、NTP サーバ、AAA、ログなど、すべてのデバイスの基本設定を行います。
手順の詳細
AppNav Cluster ウィザードを使用して新しい AppNav クラスタ を作成するには次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [All AppNav クラスタ] を選択します。
[Manage AppNav Clusters] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 [Manage AppNav Clusters] 領域のタスクバーにある [AppNav Cluster Wizard] アイコンをクリックします。
[AppNav Cluster Wizard] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [AppNav platform] ドロップダウン リストから、[WAVE Appliance] を選択します。
ステップ 4 [Deployment model] ドロップダウン リストから、導入に適合する次の導入モデルのいずれかを選択します。
- Single AppNav コントローラ WCCP interception
- Dual AppNav コントローラ WCCP interception
- Single AppNav コントローラ Inline interception
- Dual AppNav コントローラ Inline interception
- [Custom]:上記のいずれにも一致しない導入用
[Next] をクリックします。
ステップ 5 (任意)[Custom] 導入モデルを選択した場合、[Interception method] ドロップダウン リストから [WCCP] または [Inline interception] 方式を選択し、[Next] をクリックします。
ステップ 6 次の情報を入力して、クラスタ設定を定義します。
- [Name] フィールドに、クラスタの名前を入力します。最大 32 文字までの英字、数字、ハイフン、下線だけを使用し、先頭は英字にします。
- (任意)[Description] フィールドに、クラスタの説明を入力します。最大 200 文字までの英字と数字だけを使用します。
- クラスタをモニタリング モードで動作させる場合は、[Disable Distribution] チェックボックスを選択します。選択しないと、ウィザードが終了するとクラスタがアクティブになります。モニタリング モードでは、すべてのトラフィックは WN に配信されるのではなく、通過します。
ステップ 7 [Next] をクリックします。
ステップ 8 クラスタに含める ANC デバイスおよび WN デバイスを選択します。
a. デバイス名の横にあるチェックボックスをクリックして、AppNav コントローラ デバイス リスト内の ANC を最大 8 個選択します。タスクバーのフィルタ設定を使用すると、デバイス リストをフィルタできます。
b. (任意)ANC デバイスで最適化を有効にする場合、[Enable WAN optimization on selected AppNav Controller (s)] チェックボックスを選択します(選択した導入モデルに応じて、デフォルトで有効または無効にされることがあります)。
c. デバイス名の横にあるチェックボックスをクリックして、WAAS ノード デバイス リスト内の WN を最大 32 個選択します。タスクバーのフィルタ設定を使用すると、デバイス リストをフィルタできます。
クラスタへの参加に不適格なデバイスがある場合、[Show Ineligible Devices] をクリックして、そのデバイスと不適格な理由を確認します。フィルタ設定を使用すると、リストをフィルタできます。
ステップ 9 [Next] をクリックします。
ステップ 10 クラスタ内の各デバイスのクラスタ インターフェイス、IP アドレス、およびネットマスクを確認します。ウィザードでは、設定する必要がある推奨クラスタ インターフェイスが自動的に選択されます。デバイスの IP アドレスおよびネットマスクの設定を編集するには、デバイスを選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
(注) カスタム クラスタを設定している場合は、この画面は表示されません。
ステップ 11 インライン代行受信を使用する(および終了する)場合は、[Finish] をクリックします。WCCP 代行受信を使用する(および WCCP について次の手順を続行する)場合は、[Next] をクリックします。
ステップ 12 (任意)ANC の WCCP 設定を行います。インライン クラスタを設定している場合は、この画面は表示されません。
WCCP 設定の詳細については、5 章「トラフィック代行受信の設定」の WAE 上での WCCP の設定 を参照してください。
a. WCCP を有効にする場合は、[Enable WCCP Service] チェックボックスが選択されていることを確認します。この項目は、カスタム クラスタを定義している場合にだけ表示されます。
b. 単一 WCCP サービス ID の 61(デフォルト)を確認するか、必要に応じて変更します。
この ANC に WCCP リダイレクションを行うルータの入力ポートおよび出力ポートの両方に、この単一 WCCP サービスだけを設定してください。
c. (任意)2 つの WCCP サービスを有効にする場合は、[Enable Single Service Mode] チェックボックスの選択を解除します(2 つの WCCP サービスは必要ないため、デフォルトで選択されています)。自動的に割り当てられた 2 番目のサービス ID 番号が [Service ID2] フィールドに表示されます。
d. [Redirect Method] ドロップダウン リストから、WCCP L2 または WCCP GRE リダイレクト方式を選択します。リダイレクト方法の詳細については、5 章「トラフィック代行受信の設定」の ANC 上での WCCP の設定および WCCP 設定の表示 を参照してください。この項目は、カスタム クラスタを定義している場合にだけ表示されます。
e. (任意)デバイス上で定義されているデフォルト ゲートウェイを使用しない場合は、[Use Default Gateway as WCCP Router] チェックボックスの選択を解除します。[WCCP Routers] フィールドに、1 つ以上の WCCP ルータのアドレスをカンマで区切って入力します。
f. 必要に応じて、[Advanced WCCP Settings] をクリックして追加設定を行います。これらのフィールドの詳細については、5 章「トラフィック代行受信の設定」のANC 上での WCCP の設定および WCCP 設定の表示を参照してください。この項目は、カスタム クラスタを定義している場合にだけ表示されます。
ステップ 13 [Next] をクリックします。複数の ANC を設定している場合、各 ANC について同様の画面が表示されます。
ステップ 14 各デバイスの代行受信およびクラスタ インターフェイス設定を行います。カスタム クラスタを定義している場合は、クラスタ内の各デバイスに対して 1 つの画面に、Cluster Interface Wizard だけが表示されます。
a. グラフィカル インターフェイス ウィザードを使用して、必要に応じてデバイス上に個々の代行受信インターフェイス、ポート チャネル、スタンバイ インターフェイス、およびブリッジ インターフェイス(インラインのみ)を設定します。インライン ANC を設定する場合は、代行受信に対応する 2 つの物理インターフェイスまたはポート チャネル インターフェイスを(またはそれぞれのインターフェイスを 1 つずつ)使用して、ブリッジ インターフェイスを定義する必要があります。ウィザードの使用方法の詳細については、グラフィカル インターフェイス ウィザードによるインターフェイス設定を参照してください。
b. [Cluster Interface] ドロップダウン リストから、クラスタ内トラフィックに使用されるインターフェイスを選択します。
ステップ 15 [Next] をクリックします。複数のデバイスを設定している場合、各デバイスについて同様の画面が表示されます。
ステップ 16 [Finish] をクリックして、クラスタ設定を保存します。
デフォルトでは、Cluster Interface ウィザードはすべての WN を WNG-Default という名前のデフォルト WNG に割り当てます。クラスタへの新しい WAAS ノードの追加の説明に従って、追加の WNG を作成できます。WAAS ノードの設定 の説明に従って、WN を異なる WNG に再割り当てできます。
AppNav クラスタを作成すると、[Manage AppNav クラスタs] リストに表示されます。クラスタのモニタリングの詳細については、AppNav クラスタ のモニタリングを参照してください。
AppNav-XE クラスタ作成のための前提条件
- 個々の ANC と WN デバイスを設定します。WAAS デバイス インターフェイスの設定の説明に従って、WN デバイスのインターフェイスを設定します。www.cisco.com のルータのマニュアルの説明に従って、ANC デバイスのインターフェイスを設定します。
- ANC ルータで目的の VRF インスタンスを設定します。
- すべての AppNav-XE デバイスを Central Manager に登録し、Central Manager でアクティブになることを確認します。AppNav-XE デバイスの登録に関する詳細は、10 章「その他のシステム設定の構成」のCisco IOS ルータ デバイスの管理 を参照してください。
手順の詳細
ウィザードを使用して新しい AppNav-XE クラスタを作成するには次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [All AppNav クラスタs] を選択します。
[Manage AppNav Clusters] ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 [Manage AppNav Clusters] 領域のタスクバーにある [AppNav Cluster Wizard] アイコンをクリックします。[Cluster Wizard] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [AppNav platform] ドロップダウン リストから、展開に使用する次の AppNav-XE プラットフォームの 1 つを選択します。すべての ANC が同一のメモリ構成を持つ同じプラットフォーム タイプを使用する必要があります。
- ASR 1000 シリーズ :Cisco ASR 1000 シ リ ーズ ア グ リ ゲーシ ョ ン サービ ス ルー タ 上の AppNav-XE
- CSR 1000V シリーズ :Cisco Cloud Services Router 1000V シ リ ーズ上の AppNav-XE
- ISR 4451X :Cisco 4451-X サービス統合型ルータ 上の AppNav-XE
ステップ 4 [Next] をクリックします。
ステップ 5 次の情報を入力して、クラスタ設定を定義します。
- [Cluster Name] フィールドに、クラスタの名前を入力します。文字、数字、ハイフン、アンダースコアのみを使用してください。頭は文字で始まり、最大 32 文字まで入力できます。
- (任意)[Description] フィールドに、クラスタの説明を入力します。英字と数字のみを使用してください。最大 200 文字まで入力できます。
- (任意)[WAAS Cluster ID] ドロップダウン リストから、WAAS ネットワークのこのクラスタに固有のクラスタ ID を選択します。未使用のクラスタ ID だけが表示されます。
[Next] をクリックします。
ステップ 6 クラスタに含める ANC デバイスおよび WN デバイスを選択します。
a. デバイス名の横にあるチェックボックスをクリックして、AppNav コントローラ デバイス リスト内の同じプラットフォーム タイプの AppNav-XE デバイスを最大 4 個選択します。タスクバーのフィルタ設定を使用すると、デバイス リストをフィルタできます。
b. デバイス名の横にあるチェックボックスをクリックして、WAAS ノード デバイス リスト内の WN を最大 64 個選択します。タスクバーのフィルタ設定を使用すると、デバイス リストをフィルタできます。
クラスタへの参加に不適格なデバイスがある場合、[Show Ineligible Devices] をクリックして、そのデバイスと不適格な理由を確認します。フィルタ設定を使用すると、リストをフィルタできます。
ステップ 7 [Next] をクリックします。
ステップ 8 使用する各 VRF インスタンスの横にあるボックスをオンにして、サービス コンテキストに関連付ける VRF インスタンスを選択します。VRF のデフォルトを選択する場合、他の VRF を選択できません。複数の VRF を選択する場合、重複送信元の IP アドレスを含めないでください。すべての ANC で使用できる VRF だけが上部の表にリストされます。不適格な VRF が下部の表にリストされます。
ステップ 9 [Next] をクリックします。
ステップ 10 クラスタ内の各 ANC デバイスの代行受信とクラスタ インターフェイス設定を次のように構成します。
a. トラフィックの代行受信を有効にする必要がある WAN インターフェイスを選択します。インターフェイスは、AppNav-XE デバイス上ですでに設定されている必要があり、サービス挿入を有効にできるものだけがリストされます。
b. クラスタ内トラフィックに使用するローカル インターフェイスを選択します。
ステップ 11 [Next] をクリックします。複数の ANC を設定している場合、各デバイスについて同様の画面が表示されます。
ステップ 12 クラスタ内の各 WN デバイスのクラスタ インターフェイス設定を構成します。クラスタ内の各 WN に対し 1 つのスクリーンで、Cluster Interface ウィザードが表示されます。
a. グラフィカル インターフェイス ウィザードを使用して、必要に応じて、デバイス上に個々のインターフェイスを設定します。ウィザードの使用方法の詳細については、グラフィカル インターフェイス ウィザードによるインターフェイス設定を参照してください。
b. [Cluster Interface] ドロップダウン リストから、クラスタ内トラフィックに使用されるインターフェイスを選択します。
ステップ 13 [Next] をクリックします。複数の WN を設定している場合、各デバイスについて同様の画面が表示されます。
ステップ 14 [Finish] をクリックして、クラスタ設定を保存します。
デフォルトでは、ウィザードはすべての WN を WNG-Default という名前のデフォルト WNG に割り当てます。クラスタへの新しい WAAS ノードの追加の説明に従って、追加の WNG を作成できます。WAAS ノードの設定 の説明に従って、WN を異なる WNG に再割り当てできます。
AppNav-XE でトラフィック最適化を開始するには、代行受信トラフィックを選択する AppNav-XE デバイス インターフェイスで WAAS サービス挿入を有効にします。詳細については、6 章「ネットワーク構成の設定」のAppNav-XE デバイス インターフェイスでの WAAS サービス挿入の有効化を参照してください。
AppNav クラスタを作成すると、[Manage AppNav クラスタs] リストに表示されます。クラスタのモニタリングの詳細については、AppNav クラスタ のモニタリングを参照してください。
グラフィカル インターフェイス ウィザードによるインターフェイス設定
グラフィカル インターフェイス ウィザードを使用すると、AppNav クラスタの一部であるデバイスに設置された AppNav コントローラ インターフェイス モジュール上にインターフェイスを容易に設定できます(図 4-4 を参照)。 さらに、WN インターフェイスを設定できます。
図 4-4 グラフィカル インターフェイス ウィザード
(注) AppNav-XE ANC でインターフェイスを設定するために、グラフィカル インターフェイス ウィザードは使用しません。
グラフィカル インターフェイス ウィザードは、AppNav クラスタ コンテキストで WN または ANC の設定を編集する場合に表示されます。
(注) 一番上にある 2 つのフィールド、[WAAS Node] と [WAAS Node Group] は、ANC インターフェイスの設定時には表示されません。
グラフィカル インターフェイス ビューで、物理インターフェイスまたは論理インターフェイス上にマウスのカーソルを合わせ、たとえば GigabitEthernet 1/0 など、その ID を確認します。ポート チャネル、ブリッジ グループ、およびスタンバイ グループは、色付けされたブロックまたは点線の輪郭で示されます。設定済みの物理インターフェイスまたは論理インターフェイスそれぞれの IP アドレスは、小さな青い強調表示で表示されます。表の下の凡例は、ポート チャネル、ブリッジ グループ、およびスタンバイ インターフェイスを示します。
次のオプションを選択するには、インターフェイス上で右クリックします(使用可能な操作は、デバイスとクラスタのタイプによって異なります)。
- [Edit]:インターフェイスの説明、IP アドレス、ネットマスク、およびシャットダウン ステータスを編集できるペインが表示されます。
- [Create PortChannel]:このインターフェイスで新しいポート チャネルを作成します。これを選択すると、ポート チャネル番号、説明、IP アドレス、ネットマスク、およびシャットダウン ステータスを設定できるペインが表示されます。
- [Create Bridge]:このインターフェイスで新しいブリッジ グループを作成します。これを選択すると、ブリッジ グループ番号と説明を設定し、リンク ステート プロパゲーションを有効にできるペインが表示されます。この選択肢は、インライン代行受信のデバイスを設定する場合に限り表示されます。ブリッジ インターフェイスは、2 つの物理インターフェイスまたはポート チャネル インターフェイス(またはそれぞれのインターフェイス 1 つずつ)で構成されます。
- [Create Standby]:このインターフェイスで新しいスタンバイ グループを作成します。これを選択すると、スタンバイ グループ番号、説明、IP アドレス、ネットマスク、およびシャットダウン ステータスを設定できるペインが表示されます。
- [To PortChannel n ]:このインターフェイスを既存のポート チャネルに追加します。 n はポート チャネル番号です。
- [To Standby n ]:このインターフェイスを既存のスタンバイ グループに追加します。 n はスタンバイ グループ番号です。
- [To Bridge n ]:このインターフェイスを既存のブリッジ グループに追加します。 n はブリッジ グループ番号です。
- スタンバイ インターフェイスの場合(スタンバイ インターフェイス グループ インジケータ内を右クリックします):
– [Edit]:スタンバイ グループ設定を編集します(IP アドレス、ネットマスク、プライマリ インターフェイス、シャットダウン ステータスなど)。
– [Delete Standby n ]:スタンバイ グループを削除します。
- ポート チャネル インターフェイスの場合(ポート チャネル インジケータ内を右クリックします):
– [Edit]:ポート チャネル設定を編集します(ポート チャネル番号、説明、IP アドレス、ネットマスク、シャットダウン ステータスなど)。
– [Remove from Standby n ]:スタンバイ グループ n からポート チャネルを削除します。
– [Delete PortChannel n ]:ポート チャネルを削除します。
- ブリッジ グループ インターフェイスの場合(ブリッジ グループ インジケータ内で右クリックします):
– [Edit]:ブリッジ グループの設定を編集します(ブリッジ グループの番号、説明、およびリンク状態の伝播ステータスなど)。
– [Delete Bridge n ]:スタンバイ グループを削除します。
インターフェイスを選択するには、次の手順を実行します。
- 個々のインターフェイス:クリックすると、選択したインターフェイスが青色で表示されます。
- スタンバイ グループ:色付き線または点線のインジケータをクリックすると、選択したスタンバイ グループ内のすべてのインターフェイスの輪郭が青色の太い点線で表示されます。
- ポート チャネルまたはブリッジ グループ:色付きインジケータをクリックすると、選択したポート チャネルまたはブリッジ グループ内のすべてのインターフェイスの輪郭が青色の太い点線で表示されます。
インターフェイスを選択し、次のタスクバー アイコンをクリックして、アクションを実行することもできます。
- [Add](選択肢は選択したエンティティによって異なります):
– [Create PortChannel]:このインターフェイスで新しいポート チャネルを作成します。
– [Create Bridge]:このインターフェイスで新しいブリッジ グループを作成します。
– [Create Standby]:このインターフェイスで新しいスタンバイ グループを作成します。
– [To PortChannel n ]:このインターフェイスを既存のポート チャネルに追加します。 n はポート チャネル番号です。
– [To Standby n ]:このインターフェイスを既存のポート チャネルに追加します。 n はポート チャネル番号です。
- [Edit]:選択したインターフェイスを編集します。
- [Delete](選択肢は選択したエンティティによって異なります):
– [Remove from Standby n ]:スタンバイ グループ n からポート チャネルを削除します。
– [Delete PortChannel n ]:ポート チャネルを削除します。
– [Delete Standby n ]:スタンバイ グループを削除します。
– [Delete Bridge n ]:ブリッジ グループを削除します。
[Cluster Interface] ドロップダウン リストから、クラスタ内トラフィック(ANC と WN の間)に使用するインターフェイスを選択します。
クラスタ内トラフィックのクライアントおよび WAAS デバイスの送信元 IP アドレス フィールドのスワップを有効にするには、[Enable swapping of source IP address in intra-cluster traffic] チェックボックスを選択します。クラスタ インターフェイスのポート チャネルを使用する場合、または ANC と WN の間にロード バランシング デバイスがある場合、このオプションを有効にすることができます。このオプションは、ANC の IP アドレスではなく、クライアントの IP アドレスに基づいてロード バランシングを行うため、最適化のために ANC が WN に配信するトラフィックのロード バランシングを改善します。(サーバからクライアントへのトラフィックの場合、サーバの IP アドレスと ANC の IP アドレスをスワップします)。このオプションはAppNav-XEクラスタには使用できません。
(注) WCCP を使用する場合、WCCP 制御メッセージは、ルータから代行受信したトラフィックを受信する ANC インターフェイスを通過する必要があります。WCCP 制御メッセージが ANC 管理インターフェイスにルーティングされると、クラスタは動作しません。
AppNav ポリシーの設定
ここでは、次の内容について説明します。
WAAS アプライアンス AppNav クラスタ上でのクラスマップの設定
ここでは、次の内容を説明します。
WAAS アプライアンス AppNav クラス マップの設定
WAAS アプライアンス AppNav クラスタ上でクラス マップを設定するには、次の手順を実行してください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 [Configure] > [AppNav クラスタ] > [AppNav Class-Map] を選択します。
[AppNav Class-Maps] ウィンドウが表示され、既存のクラス マップが一覧表示されます。
このウィンドウから、次の作業を実行できます。
- [Show] ドロップダウン リストから、必要に応じてクラス マップのリストをフィルタリングします。[Quick Filter] を使用したり、[Show All Class Maps] を使用できます。
- クラス マップを編集するには、クラス マップを選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
- 1 つ以上のクラス マップを削除するには、クラス マップを選択し、[Delete] タスクバー アイコンをクリックします。
- 次の手順の説明に従って、新しいクラス マップを追加します。
ステップ 3 [Add Class-Map] タスクバー アイコンをクリックします。
ステップ 4 [Name] フィールドには、最大 40 文字までの英数字とアンダースコアを含むことができるクラス マップの名前を入力します。
ステップ 5 (任意)[Description] フィールドには、最大 200 文字までの英数字とアンダースコア、およびスペースを含むことができるクラス マップの説明を入力します。
ステップ 6 [Type] ドロップダウン リストから、クラス マップ タイプを選択します。
- [Application]:送信元、宛先 IP アドレスまたはポート、あるいはそれらすべて、または Microsoft RPC アプリケーション ID(動的ポート割り当てを使用するアプリケーション用)に基づいて、特定のアプリケーションのトラフィックと一致します。このオプションを選択する場合、ステップ 7 に進みます。
- [Site]:サイト アフィニティの特定の WAAS ピアデバイスからのトラフィックと一致します。このオプションを選択する場合、ステップ 8 に進みます。
- [Custom] :アプリケーション アフィニティとサイト アフィニティを混合します。1 つの特定のピア WAAS デバイスからの特定のアプリケーションのトラフィックと一致します。このオプションを選択する場合、ステップ 9 に進みます。
- [Any TCP]:catch-all 分類子として任意の TCP トラフィックと一致します。このタイプを選択した場合、その他のフィールドを設定する必要はありません。[OK] をクリックして終了し、クラス マップ リストに戻ります。
(注) ペインの下部に表示される一致条件は、クラス マップ タイプに応じて変わります。
ステップ 7 (任意)[Application] クラス マップ タイプの場合、1 つ以上の一致条件を入力します。このペインで次の作業を実行できます。
- 一致条件を編集するには、一致条件を選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
- 1 つ以上の一致条件を削除するには、一致条件を選択し、[Delete] タスクバー アイコンをクリックします。
- 次の手順の説明に従って、新しい一致条件を追加します。
図 4-5 [AppNav Class Map] ダイアログ ボックス
a. [Add Match Condition] タスクバー アイコンをクリックします。
b. 1 つ以上のフィールドに値を入力して、特定のタイプのトラフィックの条件を作成します。たとえば、ポート 5405 ~ 5407 へ進むすべてのトラフィックと一致するようにするには、[Destination Port Start] フィールドに 5405 、[Destination Port End] フィールドに 5407 を入力します。IP アドレス ワイルドカード フィールドを使用すると、ドット付き 10 進表記でワイルドカード サブネット マスクを使用して、たとえば /24 の 0.0.0.255 など、IP アドレスの範囲を指定できます。
c. 動的ポート割り当てを使用する Microsoft RPC トラフィックを一致させる場合は、[Protocol] ドロップダウン リストから RPC アプリケーション ID を選択します。たとえば、MAPI プロトコルを使用する Microsoft Exchange Server トラフィックを一致させるには、 mapi を選択します。
d. [Save] をクリックして、一致条件を保存します。
e. 必要に応じて、追加の一致条件を追加します。[OK] をクリックして、クラス マップを保存し、クラス マップ リストに戻ります。いずれかの条件が一致すると、そのクラスは一致していると見なされます。
ステップ 8 (任意)[Site] クラス マップ タイプの場合、1 つ以上のピア デバイスを選択します。クラス マップを作成するには、次の手順を実行します。
図 4-6 一致条件追加リストのある [AppNav Class Map] ダイアログ ボックス
a. [Show] ドロップダウン リストから、クイック フィルタ、すべてのデバイスの表示、またはすべての割り当てられたデバイスの表示など、必要に応じてデバイス リストをフィルタします。
b. トラフィックを一致させる各送信元デバイスの横にあるチェックボックスを選択します。すべてのデバイスを選択するには、列のタイトルの横にあるボックスをオンにし、すべてのデバイスの選択を解除するには、オフにします。選択したデバイスのいずれかが一致すると、そのクラスは一致していると見なされます。
c. [OK] をクリックして、クラス マップを保存し、クラス マップ リストに戻ります。
ステップ 9 (任意)[Custom] クラス マップ タイプの場合、IP アドレス/ポートまたは Microsoft RPC アプリケーション ID に基づいて一致条件を 1 つ入力し、WAAS ピア デバイスを 1 つ選択します。一致していると見なされるクラスに対して、指定されたすべての一致条件を満たす必要があります。クラス マップを作成するには、次の手順を実行します。
図 4-7 一致条件のある AppNav クラス マップ
a. 1 つ以上の IP アドレスまたはポート フィールド、もしくはその両方に値を入力して、特定のタイプのトラフィックの条件を作成します。たとえば、ポート 5405 ~ 5407 へ進むすべてのトラフィックと一致するようにするには、[Destination Port Start] フィールドに 5405 、[Destination Port End] フィールドに 5407 を入力します。IP アドレス ワイルドカード フィールドを使用すると、ドット付き 10 進表記でワイルドカード サブネット マスクを使用して IP アドレスの範囲を指定できます(/24 の 0.0.0.255 など)。
(注) WAAS デバイス用のクラス マップを一元的に設定するには、WAAS Central Manager GUI を使用することを推奨します。ただし、これには例外が 1 つあります。送信元または宛先アドレスに「0.0.0」で終わる IP アドレスまたは「0.0」で終わるクラス A ではない IP アドレスのいずれかを持つ、タイプがアプリケーションまたはカスタムの AppNav クラス マップを作成するには CLI を使用します。
b. (任意)動的ポート割り当てを使用する Microsoft RPC トラフィックを一致させる場合は、[Protocol] ドロップダウン リストから RPC アプリケーション ID を選択します。たとえば、MAPI プロトコルを使用する Microsoft Exchange Server トラフィックを一致させるには、 mapi を選択します。
c. [Remote Device] ドロップダウン リストから WAAS ピア デバイスを 1 つ選択します。
d. [OK] をクリックして、クラス マップを保存し、クラス マップ設定ウィンドウに戻ります。
AppNav-XE クラスタ上でのクラス マップの設定
AppNav-XE クラスタ上でクラス マップを設定するには、次の手順を実行してください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 [Configure] > [AppNav クラスタ] > [AppNav Class-Map] を選択します。
[AppNav Class-Maps] ウィンドウが表示され、既存のクラス マップが一覧表示されます。
このウィンドウから、次の作業を実行できます。
- 必要に応じてクラス マップをフィルタリングするには、[Show] ドロップダウン リストからフィルタリング設定を選択します。[Quick Filter] を使用したり、[Show All Class Maps] を使用できます。
- クラス マップを編集するには、クラス マップを選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
- 1 つ以上のクラス マップを削除するには、クラス マップを選択し、[Delete] タスクバー アイコンをクリックします。
- 次の手順の説明に従って、新しいクラス マップを追加します。
ステップ 3 [Add Class-Map] タスクバー アイコンをクリックします。
図 4-8 一致条件リストのある [AppNav Class Map]
ステップ 4 [Name] フィールドに、クラス マップの名前を入力します。スペースまたは疑問符(?)を除き、最大 221 文字まで入力できます。
ステップ 5 (任意)[Description] フィールドに、クラス マップの説明を入力します。疑問符(?)を除き、最大 200 文字まで入力できます。
ステップ 6 [Match Type] オプション ボタンから、[match-any] また [match-all] を選択します。[Match-any] は、いずれかの条件が一致すると、そのクラスは一致していると見なされることを意味します。[match-all] は、すべての一致条件が一致対象のクラスに一致する必要があることを意味します。
ステップ 7 [Add Match Condition] タスクバー アイコンをクリックします。
[Match Condition] ペインが表示されます。
ステップ 8 [Match Condition] ドロップダウン リストから、作成する一致条件のタイプを選択します。
- [Source/Destination IP]:送信元および/または宛先 IP アドレスおよび/またはポートのアクセス リストに基づく特定のアプリケーションのトラックに一致します。ステップ 9に進みます。
- [Protocol]:特定の Microsoft RPC アプリケーションの ID(ダイナミック ポート割り当てを使用するアプリケーション)のトラックに一致します。ステップ 10に進みます。
- [Peer]:サイト アフィニティの特定の WAAS ピア デバイスからのトラフィックに一致します。ステップ 11に進みます。
ペインの下部に表示される一致条件は、条件のタイプに応じて変わります。
ステップ 9 (任意)送信元/宛先 IP の一致条件のタイプの場合、1 つまたは複数のアクセス コントロール エントリ(ACE)を入力します。このペインで次の作業を実行できます。
- ACE を編集するには、ACE を選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
- 1 つ以上の ACE を削除するには、ACE を選択し、[Delete] タスクバー アイコンをクリックします。
- 選択した 1 つ以上の ACE を新しい場所に移動するには、[Move To] タスクバー アイコンをクリックします。ACE を移動したら、[Save Moved Rows] をクリックして変更を保存します。
- 選択した 1 つ以上の ACE を上下に位置を 1 つ移動するには、[Up] または [Down Arrow] タスクバー アイコンをクリックします。次に、[Save Moved Rows] をクリックして変更を保存します。
- [Move To] または [Up] および [Down Arrow] 機能で移動した ACE を保存するには、[Save Moved Rows] タスクバー アイコンをクリックします。
- 選択した行の前に新しい ACE を挿入するには、[Insert] タスクバー アイコンをクリックします。挿入のワークフローは、(次の手順で説明されている)追加と同じです。
- 次の手順の説明に従って、新しい ACE を追加します。
a. [Add ACE] タスクバー アイコンをクリックします。
図 4-9 [Edit ACE] ペイン
b. [Action] ドロップダウン リストから、[Permit] または [Deny] を選択し、この ACE が一致するトラフィックを許可するか、拒否するかを決定します。
c. 1 つ以上のフィールドに値を入力して、特定のタイプのトラフィックの ACE を作成します。[IP Address] フィールドに any を入力し、任意の IP アドレスを指定します。
d. [IP Address Wildcard] フィールドで、ドット付き 10 進表記でワイルドカード サブネット マスクを使用して、たとえば /24 の 0.0.0.255 など、IP アドレスの範囲を指定します。
e. [Source/Destination Port Operator] ドロップダウン リストを使用して、[Port] フィールドの演算子と動作を選択します。
– [none]:[Port] フィールドは使用されません。
– [eq]:一致するには、トラフィック ポートを [Port] フィールドと同等にする必要があります。
– [gt]:一致するには、トラフィック ポートを [Port] フィールドよりも大きい値にする必要があります。
– [lt]:一致するには、トラフィック ポートを [Port] フィールドよりも小さい値にする必要があります。
– [neq]:一致するには、トラフィック ポートを [Port] フィールドと同等でない必要があります。
– [Range]:一致するには、トラフィック ポートが [Start Port] フィールドと [Port End] フィールドのポートの範囲内にある必要があります。
[Port] フィールドでは、ドロップダウン リストからポートを選択するか、数値を入力できます。
f. Differentiated Services Code Point(DSCP)の値を設定します。あるいは、[Precedence] ドロップダウン リストから Precedence の値を選択し、プライオリティを設定します。
DSCP 値は 0 ~ 63 であることが必要です。さらに、DSCP 名でもかまいません。
g. [OK] をクリックして、ACE を保存します。
h. 追加の ACE を追加します。一致条件を保存し、[Match Conditions] リストに戻るには、[OK] をクリックします。
ステップ 10 (任意)プロトコルの一致条件のタイプの場合、次の手順に従ってください。
a. [Select Protocol] ドロップダウン リストから、一致するトラフィックを識別する Microsoft RPC アプリケーション ID を選択します。たとえば、MAPI プロトコルを使用する Microsoft Exchange Server トラフィックを一致させるには、 mapi を選択します。
b. 一致条件を保存し、一致条件リストに戻るには、[OK] をクリックします。
ステップ 11 (任意)ピアの一致条件のタイプの場合、1 つ以上のピア デバイスを選択します。一致条件を作成するには、次の手順に従ってください。
a. [Show] ドロップダウン リストからフィルター選択し、必要に応じてデバイス リストをフィルタリングします。[Quick Filter]、[Show All Devices]、または [Show All Assigned Devices] を使用できます。
b. トラフィックを一致させる各デバイスの横にあるチェック ボックスを選択します。すべてのデバイスを選択するには、列のタイトルの横にあるチェック ボックスをオンにし、すべてのデバイスの選択を解除するには、オフにします。
c. 一致条件を保存し、一致条件リストに戻るには、[OK] をクリックします。
ステップ 12 [OK] をクリックしてクラス マップを保存し、[Class Maps Configuration] ウィンドウに戻ります。
AppNav ポリシー内のルールの設定
ここでは、次の内容を説明します。
WAAS アプライアンス AppNav クラスタ上での AppNav ポリシー ルールの設定
WAAS アプライアンスAppNav クラスタ上で AppNav ポリシー ルールを設定するには、次の手順を実行してください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 [Configure] > [AppNav クラスタ] > [AppNav Policies] を選択します。
[AppNav Policy] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 [AppNav Policy] ドロップダウン リストから設定するポリシーを選択します。
[Manage] をクリックすると、ポリシーの作成や削除またはポリシーを適用する ANC の設定が可能です。詳細については、WAAS アプライアンス ポリシーの管理を参照してください。
[AppNav Policy Rules] 領域から、次の作業を実行できます。
- 必要に応じてルール リストをフィルタリングするには、[Show] ドロップダウン リストからフィルタを選択します。[Quick Filter] または [Show All Rules] を使用できます。
- ルールを編集するには、ルールを選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
- 1 つ以上のルールを削除するには、ルールを選択し、[Delete] タスクバー アイコンをクリックします。
- 選択した 1 つ以上のルールを新しい場所に移動するには、[Move To] タスクバー アイコンをクリックします。行を移動したら、[Save Moved Rows] をクリックして変更を保存します。
- 選択した 1 つ以上のルールを上下に位置を 1 つ移動するには、[Up] または [Down Arrow] タスクバー アイコンをクリックします。次に、[Save Moved Rows] をクリックして変更を保存します。
- 選択した行の前に新しいルールを挿入するには、[Insert] タスクバー アイコンをクリックします。挿入のワークフローは、(次の手順で説明されている)追加と同じです。
- 次の手順の説明に従って、リストの最後に新しいルールを追加します。(class-default ルールは常に最後の場所に配置されます)。
ステップ 4 [Add Policy Rule] タスクバー アイコンをクリックします。
図 4-10 AppNav ポリシー ルールのぺイン
ステップ 5 [AppNav Class-Map] ドロップダウン リストから、このポリシー ルールを適用するクラス マップを選択します。
クラス マップを編集するには、[Edit] をクリックします。新しいクラス マップを作成するには、[Create New] をクリックします。このワークフローは、WAAS アプライアンス AppNav クラス マップの設定 に記載されているものと同じです。
ステップ 6 [Distribute To] ドロップダウン リストから、クラス マップに適用する配信アクションを選択します。リストには、すべての定義済み WNG およびさまざまなオプション(アクションなしの [None] およびこのタイプのトラフィックを通過する [Passthrough])が含まれています。[None] の意味はコンテキストに依存します。最上位レベルのポリシーではパススルーを意味し、ポリシーがネストされている場合は親ポリシー ルールのアクションを継承することを意味します。
WNG を選択すると、その他の設定が表示されます。新しいWNGを作成するには、[Create New] をクリックします。このワークフローは、クラスタへの新しい WAAS ノード グループの追加 に記載されているものと同じです。新しく作成した WNG は、[Distribute To] および [Backup] の両方のドロップダウン リストに表示されます。
ステップ 7 (任意)[Backup] ドロップダウン リストから、プライマリ WNG が使用できない場合に配信に使用するバックアップ WNG を選択します。
ステップ 8 (任意)[Monitor] ドロップダウン リストから、モニタするアプリケーション アクセラレータを選択します。アプリケーション アクセラレータをモニタする場合、ANC はそのアプリケーション アクセラレータが過負荷かどうかを確認し、過負荷の WN に新しいフローを送信しません。[None] を選択すると、特定のアプリケーション アクセラレータはモニタされず、デバイスの最大接続制限だけがモニタされます。
ステップ 9 (任意)このルール内のネストされたポリシーを適用するには、[Nested Actions (Advanced)] をクリックしてこの領域を展開します。
ステップ 10 (任意)[Nested Policy] ドロップダウン リストからネストするポリシーを選択するか、[None] を選択してポリシーなしを選択します。ポリシーを選択すると、ポリシー ルールが表に表示されます。
ネストされたポリシーとして指定するには不適格なポリシーがある場合、[Show Ineligible Policies] をクリックして、そのポリシーと不適格な理由を表示します。ネストは 1 レベルのみ許可されるため、すでにネストされたポリシーがある場合、そのポリシーは不適格です。
選択されたポリシーを編集するには、[Edit] をクリックします。ネスト用の新しいポリシーを作成するには、[Create New] をクリックします。編集と作成のワークフローは同じです。
a. [Name] フィールドに、ポリシー名を入力します。
(注) waas_app_default ポリシーの場合、このフィールドは編集できません。
b. [Add Policy Rule] タスクバー アイコンをクリックします。
新しい行が追加され、ルールを設定するためのフィールドが表示されます。
c. [Class-Map] ドロップダウン リストから、このルールを適用するクラス マップを選択します。
d. [Distribute To] ドロップダウン リストから、クラス マップに適用する配信アクションを選択します。リストには、すべての定義済み WNG および選択肢(親ポリシーからこのアクションを継承する [Inherit] およびこのタイプのトラフィックを通過する [Passthrough])が含まれています。
e. (任意)[Backup] ドロップダウン リストから、プライマリ WNG が使用できない場合に配信に使用するバックアップ WNG を選択します。
f. (任意)[Monitor] ドロップダウン リストから、モニタするアプリケーション アクセラレータを選択します。
g. [OK] をクリックして、ポリシー ルールを保存し、作成しているプライマリ ポリシーの [AppNav Policy Rule] ペインに戻ります。
ステップ 11 [OK] をクリックして、ポリシー ルールを作成し、ポリシー設定ウィンドウに戻ります。
(注) すべての AppNav ポリシーが削除され、新しいポリシー ルールを追加すると、ポリシー ルールは自動的に作成される新しい appnav_default ポリシーに追加されます。
AppNav-XE クラスタ上での AppNav-XE ポリシー ルールの設定
AppNav-XE クラスタ上で AppNav ポリシー ルールを設定するには、次の手順を実行してください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 [Configure] > [AppNav クラスタ] > [AppNav Policies] を選択します。
[AppNav Policy] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 ポリシーの横にあるオプション ボタンをクリックして、ウィンドウの上部にある AppNav ポリシー テーブルに設定します。
AppNav ポリシー テーブルでは、次のタスクを実行できます。
- 必要に応じてルール リストをフィルタするには、[Show] ドロップダウン リストのフィルタ設定を使用します。[Quick Filter] または [Show All Rules] を使用できます。
- ポリシーを編集するには、ポリシーを選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
- ポリシーを選択して [Delete] タスクバー アイコンをクリックして、ポリシーを削除します。
- ポリシーの割り当てを解除するには、ポリシーを選択し、[Unassign Policy] タスクバー アイコンをクリックします。
- [Add Policy] タスクバー アイコンをクリックし、ポリシーを追加します。
これらのタスクの詳細については、AppNav-XE ポリシーの管理を参照してください。
ウィンドウの下部にある [AppNav Policy Rules] テーブルは、[AppNav Policies] テーブルで選択されたルールを示します。このテーブルから、次の作業を実行できます。
- [Show] ドロップダウン リストからフィルター選択し、必要に応じてルール リストをフィルタリングします。[Quick Filter] または [Show All Rules] を使用できます。
- ルールを編集するには、ルールを選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
- 1 つ以上のルールを削除するには、ルールを選択し、[Delete] タスクバー アイコンをクリックします。
- 選択した 1 つ以上のルールを新しい場所に移動するには、[Move To] タスクバー アイコンをクリックします。行を移動したら、[Save Moved Rows] をクリックして変更を保存します。
- 選択した 1 つ以上のルールを上下に位置を 1 つ移動するには、[Up] または [Down Arrow] タスクバー アイコンをクリックします。次に、[Save Moved Rows] をクリックして変更を保存します。
- 選択した行の前に新しいルールを挿入するには、[Insert] タスクバー アイコンをクリックします。挿入のワークフローは、(次の手順で説明されている)追加と同じです。
- 次の手順の説明に従って、リストの最後に新しいルールを追加します。(class-default ルールは常に最後の場所に配置されます)。
ステップ 4 [Add Policy Rule] タスクバー アイコンをクリックします。
図 4-11 AppNav ポリシー ルールのぺイン
ステップ 5 [AppNav Class-Map] ドロップダウン リストから、このポリシー ルールを適用するクラス マップを選択します。
クラス マップを編集するには、[Edit] をクリックします。新しいクラス マップを作成するには、[Create New] をクリックします。このワークフローは、AppNav-XE クラスタ上でのクラス マップの設定 に記載されているものと同じです。
ステップ 6 [Distribute To] ドロップダウン リストから、クラス マップに適用する配信アクションを選択します。リストには、WNG および選択肢(アクションなしの [None] およびこのタイプのトラフィックを通過する [Passthrough])が含まれています。[None] の意味は [Passthrough] と同じです。デフォルト ポリシー マップの場合、WNG リストにはデフォルト WNG と割り当てられたコンテキストの一部であるカスタム WNG が含まれます。カスタム ポリシー マップでは、WNG リストに別のコンテキストにまだ割り当てられていないデフォルトとカスタムの WNG が含まれます。
WNG を選択すると、その他の設定が表示されます。新しいWNGを作成するには、[Create New] をクリックします。このワークフローは、クラスタへの新しい WAAS ノード グループの追加 に記載されているものと同じです。新しく作成した WNG は、[Distribute To] ドロップダウン リストに表示されます。
ステップ 7 (任意)[Backup] ドロップダウン リストから、プライマリ WNG が使用できないまたはオーバーロードの場合に配信に使用するバックアップ WNG を選択します。
(注) Backup WNG オプションが使用できるのは、XE3.13 以降のデバイスを備えたクラスタだけです。
5.2.1 より前のリリース に WCM をダウングレードする前に、Backup WNG を AppNav-XE クラスタから削除し、WCM と AppNav-XE デバイス設定が同期されていることを確認することをお奨めします。
(注) PreXE3.13 コントローラはバックアップ WNG で設定されたクラスタ ポリシーに追加することはできません。バックアップ WNG ポリシーのあるクラスタに preXE3.13 コントローラを追加している間、確認メッセージが表示されます。
3.13 以前のデバイスを有するクラスタは、バックアップ WNG で設定できません。バックアップ WNG のオプションは、クラスタに 3.13 XE 以前のデバイスが 1 つでもあれば表示されません。
(注) XE3.13 前のリリースに XE をダウングレードする前に、AppNav-XE クラスタから Backup WNG を削除する必要があります。WCM および AppNav-XE デバイスの設定が同期されていることを確認してください。
ステップ 8 (任意)[Monitor] ドロップダウン リストから、モニタするアプリケーション アクセラレータを選択します。アプリケーション アクセラレータをモニタする場合、ANC はそのアプリケーション アクセラレータが過負荷かどうかを確認し、過負荷の WN に新しいフローを送信しません。[None] を選択すると、特定のアプリケーション アクセラレータはモニタされず、デバイスの最大接続制限だけがモニタされます。
ステップ 9 [OK] をクリックして、ポリシー ルールを作成し、ポリシー設定ウィンドウに戻ります。
AppNav ポリシーの管理
ここでは、次の内容を説明します。
WAAS アプライアンス ポリシーの管理
WAAS アプライアンス AppNav クラスタで AppNav ポリシーを作成または削除するには、またはポリシーを適用する ANC を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 [Configure] > [AppNav クラスタ] > [AppNav Policies] を選択します。
[AppNav Policy] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 一番上にある [AppNav Policy] ドロップダウン リストから、表示するポリシーを選択します。
[AppNav Policy Rules] 領域の使用方法の詳細については、WAAS アプライアンス AppNav クラスタ上での AppNav ポリシー ルールの設定を参照してください。
ステップ 4 [Manage] をクリックします。
図 4-12 Manage AppNav Policies ペイン
[Manage AppNav Policies] ペインから、次の作業を実行できます。
- [Show] ドロップダウン リストからフィルタを選択し、必要に応じてポリシー リストをフィルタリングします。[Quick Filter] または [Show All Policies] を使用できます。
- ポリシーを選択して [Edit] タスクバー アイコンをクリックして、ポリシーを編集し、ポリシーが適用される ANC を設定できます。
- ポリシーを選択して [Delete] タスクバー アイコンをクリックして、ポリシーを削除します。
- 次の手順の説明に従って、新しいポリシーを追加します。
ステップ 5 [Add Policy] タスクバー アイコンをクリックします。
図 4-13 [AppNav Policy] ペイン
ステップ 6 [Name] フィールドにポリシーの名前を入力します。アンダースコアを含め、最大 40 文字の英数字を入力できます。
ステップ 7 (任意)[Description] フィールドに、このポリシーの説明を入力します。アンダースコアとスペースを含め、最大 200 文字の英数字を入力できます。
ステップ 8 (任意)このポリシーに割り当てる各 ANC の横にあるチェック ボックスを選択します。割り当てられたデバイスの割り当てを解除するには、チェック ボックスの選択を解除します。
ANC にポリシーを割り当てると、ANC ではそのポリシーがアクティブになり(1 つの ANC では 1 つのポリシーだけがアクティブになります)、その ANC でこれまでアクティブであったポリシーの割り当てが削除されます。代替としてポリシーを作成する場合は、ポリシーを ANC に割り当てる必要はありません。必要になったときに、後でポリシーを ANC に割り当てることができます。
ステップ 9 [OK] をクリックして、ポリシーを保存し、[Manage AppNav Policies] ペインに戻ります。
ステップ 10 [Close] をクリックして、ポリシー設定ウィンドウへ戻ります。
ステップ 11 WAAS アプライアンス AppNav クラスタ上での AppNav ポリシー ルールの設定の説明に従って、新しいポリシーにポリシー ルールを追加します。
クラスタにデフォルトのクラス マップおよびポリシー マップを復元するには、[AppNav Policies] ウィンドウの上部にある [Restore Default] タスクバー アイコンをクリックします。この操作は、既存のすべてのクラスとポリシー マップの設定を削除し、デフォルト クラスとポリシー マップを復元します。WNG に割り当てられたすべての WAAS ノードは、デフォルト WNG に移動され、他の WNG は削除されます。
AppNav-XE ポリシーの管理
AppNav-XE クラスタでコンテキストから AppNav ポリシーを作成または削除したり、ポリシーの割り当てを解除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 [Configure] > [AppNav クラスタ] > [AppNav Policies] を選択します。
[AppNav Policy] ウィンドウが表示されます。
ステップ 3 ウィンドウの上部にある [AppNav Policies] テーブルで、ポリシーの横にあるオプション ボタンをクリックして修正します。
AppNav ポリシー テーブルから、次のタスクを実行できます。
- [Show] ドロップダウン リストから、必要に応じてルール リストにフィルタを選択します。[Quick Filter] または [Show All Rules] を使用できます。
- ポリシーを編集するには、ポリシーを選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
- ポリシーを選択して [Delete] タスクバー アイコンをクリックして、ポリシーを削除します。
- コンテキストからポリシーの割り当てを解除するには、ポリシーを選択し、[Unassign Policy] タスクバー アイコンをクリックします。コンテキストからポリシーの割り当てを解除すると、コンテキストも無効になり、すべての WNG の割り当てがコンテキストから解除されます。続行するには、もう一度 [OK] をクリックして確認します。
- 次の手順の説明に従って、新しいポリシーを追加します。
[AppNav Policy Rules] 領域の使用方法の詳細については、AppNav-XE クラスタ上での AppNav-XE ポリシー ルールの設定を参照してください。
ステップ 4 [Add Policy] タスクバー アイコンをクリックします。
図 4-14 [AppNav Policy] ペイン
ステップ 5 [Name] フィールドにポリシーの名前を入力します。スペースまたは疑問符(?)を除き、最大 227 文字まで入力できます。デフォルト ポリシー マップに使用される APPNAV- n -PMAP 形式の名前を使用しないでください。
ステップ 6 (任意)[Description] フィールドに、このポリシーの説明を入力します。疑問符(?)を除き、最大 200 文字まで入力できます。
ステップ 7 [Assign to AppNav Context] ドロップダウン リストから、新しいポリシーに割り当てるコンテキストを選択します。
ポリシーをコンテキストに割り当てると、コンテキストの一部であるすべての ANC でポリシーがアクティブになります。まだ割り当てられているポリシーがないコンテキストだけが表示されます。
デフォルトのポリシー マップでは、コンテキスト ID に基づいて 1 つのコンテキストだけ表示されます。たとえば、APPNAV-4-PMAP には、(まだ割り当てられていない場合)waas/4 だけが表示されます。
ステップ 8 [OK] をクリックして、ポリシーを保存し、[AppNav Policies] ウィンドウに戻ります。
ステップ 9 AppNav-XE クラスタ上での AppNav-XE ポリシー ルールの設定の説明に従って、新しいポリシーにポリシー ルールを追加します。
クラスタにデフォルトのクラス マップおよびポリシー マップを復元するには、[AppNav Policies] ウィンドウの上部にある [Restore Default] タスクバー アイコンをクリックします。この操作は、既存のすべてのクラスとポリシー マップの設定を削除し、デフォルト クラスとポリシー マップを復元します。各コンテキストに割り当てられたすべての WAAS ノードは、それぞれのデフォルト WNG に移動され、未割り当てのすべての WNG が削除されます。
WAAS ノード最適化ポリシーの設定
WAAS ノード最適化ポリシーは、トラフィックが WAAS ノードに配信される方法を管理します。最適化ポリシーは、WN および、最適化ノードとして動作する ANC に設定されます。
1 つの WNG のすべての WN は、同じ最適化ポリシーが設定される必要があります。一方、フローの最適化は予測できません。最適化ポリシーは、WNG によって異なります。
最適化ポリシーの設定方法については、Chapter12, “アプリケーション アクセラレーションの設定”を参照してください。
デフォルトの最適化ポリシーの一覧は、 付録 A「定義済み最適化ポリシー」 にあります。
AppNav コントローラ ACL の設定
AppNav コントローラ ACL は、WAAS アプライアンス ANC によって代行受信されるトラフィックを制御します。AppNav クラスタ の各 WAAS アプライアンス ANC に ANC 代行受信 ACL を設定する必要がある場合があります。
ANC 代行受信 ACL の設定方法については、5 章「トラフィック代行受信の設定」の 代行受信アクセス コントロール リストの設定 を参照してください。
AppNav クラスタ構成の設定
AppNav クラスタの AppNav クラスタ 設定を構成するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [All AppNav クラスタs] を選択します。
各クラスタの状態が表示される [Manage AppNav クラスタs] ウィンドウが表示されます。
このウィンドウから、次の作業を実行できます。
- 新しい AppNav クラスタ を作成します。このワークフローは、AppNav Cluster ウィザードを使用した新しい AppNav クラスタの作成 に記載されているものと同じです。
- AppNav クラスタ を選択し、[Manage AppNav クラスタs] エリアのタスクバーの [Delete] アイコンをクリックして、AppNav クラスタ を削除します。
- AppNav クラスタ トポロジを表示し、次の手順に従って設定を編集します。
ステップ 2 設定を編集するクラスタの名前をクリックします。
クラスタ トポロジ図が表示されます。
ステップ 3 [Configure] > [AppNav Cluster] > [AppNav クラスタ] を選択します。
[Cluster Configuration] ウィンドウが表示されます。
図 4-15 [Cluster Configuration] ウィンドウ
ステップ 4 クラスタの名前を変更する場合、[Name] フィールドにクラスタの名前を入力します。(この機能は、AppNav-XE クラスタでは利用できません)
ステップ 5 (任意)[Description] フィールドに、このクラスタの説明を入力します。最大 200 文字までの英字と数字だけを使用します。(この機能は、AppNav-XE クラスタでは利用できません)
ステップ 6 (任意)[Authentication Key] フィールドおよび [Confirm Authentication Key] フィールドに、クラスタ内 WAAS デバイス間の通信の認証に使用する認証キーを入力します。文字と数字だけを使用して、最大 64 文字を入力します。
ステップ 7 (任意)[Shutdown Wait Time] フィールドに、シャットダウンの前にクラスタ内のWN が、すべての接続が終了するまで待機すべき秒数を入力します。デフォルトは 120 秒です。
ステップ 8 (任意)パススルー接続のクラスタ配信およびオフロードを設定するには、[Advanced Settings] セクションをクリックして拡張します。
ステップ 9 (任意)クラスタ内の ANC から WN へのトラフィックの配信を有効にするには、[Enable distribution of traffic on AppNav Controllers] チェックボックスがオンであることを確認します。トラフィックの配信を無効にするには、このチェックボックスの選択を解除します。配信が無効である場合、クラスタは、トラフィックを代行受信して、WNに配信するのではなくパススルーを続けるモニタリング モードで動作します。このモードは、トラフィックを最適化せずにトラフィック統計情報をモニタリングするのに役立ちます。(AppNav-XE クラスタでは使用きません)。
ステップ 10 (任意)WN から ANC へのパススルー接続のオフロードを設定するには、[Enable offload of pass-through connections from WAAS nodes to AppNav Controllers for following reasons] セクションのチェックボックスを選択します。この機能によって、パススルー接続は、WN に配信されてパススルーされるのではなく、ANC でパススルーされます。次の手順のとおり、パススルー オフロードを設定します。
a. すべてのパススルー接続(エラー状態によってパススルーされた接続を含む)をオフロードするには、[All pass-through connections] チェックボックスを選択します。エラー状態によるパススルー トラフィックを、WN のアプリケーションに表示する必要がない場合にだけ、このチェックボックスを選択します。デフォルトでは、オフになっています。
b. ポリシー設定がないためにパススルーされた接続をオフロードするには、[Due to missing policy configuration] チェックボックスを選択します。デフォルトでは、チェックボックスは選択されています。
c. ピア WN がないためにパススルーされた接続をオフロードするには、[Due to no peer WAAS node] チェックボックスを選択します。デフォルトでは、チェックボックスは選択されています。
d. 代理受信 WN のためにパススルーされた接続をオフロードするには、[Due to intermediate WAAS node] チェックボックスを選択します。デフォルトでは、チェックボックスは選択されています。
e. 一部の WN が異なるパススルー オフロード設定を使用する場合、[Synchronize settings on all devices] チェックボックスを選択して、すべての WN の設定を同期し、ここで表示される設定を一致させることができます。このチェックボックスは、一部の WN の設定が異なっている場合だけ表示されます。デフォルトでは、オフになっています。
ステップ 11 [Submit] をクリックします。
このウィンドウの下部には、クラスタの一部である ANC、WN、および WNG のリストを表示するタブが含まれます。AppNav-XE デバイスには、コンテキストを表示する追加の [AppNav Contexts] タブがあります。このウィンドウのこの部分のコントロールは、次のセクションの説明に従って動作します。
個々の WN に対する AppNav クラスタ 設定を構成するには、AppNav クラスタWAAS ノード構成の設定を参照してください。通信を認証するための認証キーを使用している場合、同じキーでクラスタと各 WN を設定する必要があります。
AppNav コントローラ 構成の設定
ここでは、次の内容を説明します。
WAAS アプライアンス AppNav コントローラ 構成の設定
WAAS アプライアンスの ANC 構成を設定するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 トポロジ図の下にある [ AppNav コントローラ ] タブをクリックします。
クラスタ内のすべての ANC が一覧で示され、名前、位置、IP アドレス、クラスタ内トラフィック用に使用されるインターフェイス、および有効化されたステータスが表示されます。
このリストから、次の作業を実行できます。
- 次の手順に従って、ANC を選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックして、ANC 用のインターフェイス設定を編集します。
- ANC を選択して [Delete] タスクバー アイコンをクリックして、ANC を削除します。
- [Add AppNav コントローラ] タスクバー アイコンをクリックして、新しい ANC をクラスタに追加します。クラスタへの ANC の追加を参照してください。
- クラスタを選択して [Enable] タスクバー アイコンをクリックして、無効化された ANC を有効にします。
- ANC を選択して [Disable] タスクバー アイコンをクリックして、ANC を無効にします。
ステップ 3 編集する ANC の横のオプション ボタンをクリックして、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
[Edit AppNav コントローラ] ペインが表示されます。
ステップ 4 内部 WAAS ノード設定を構成します。
a. ANC での最適化を有効にする場合は、[Enable WAN optimization (Internal WAAS Node)] チェックボックスを選択します。
b. WAN 最適化を有効にした場合は、[WAAS Node Group] ドロップダウン リストで、内部 WN が属する WNG を選択します。
c. [Next] をクリックします。
ステップ 5 (任意)ANC の WCCP 設定を行います。ANC が、インライン代行受信用に設定されている場合、このウィンドウは表示されません。WCCP フィールドの詳細については、“ANC 上での WCCP の設定および WCCP 設定の表示” sectionを参照してください。
WCCP 設定が完了したら、[Next] をクリックします。
グラフィカル インターフェイス ウィザードが表示されます。
ステップ 6 代行受信とクラスタ インターフェイス設定を構成します。
a. 必要に応じて、グラフィカル インターフェイス ビューで AppNav コントローラ インターフェイス モジュール の代行受信インターフェイスを設定します。ウィザードの使用方法の詳細については、グラフィカル インターフェイス ウィザードによるインターフェイス設定を参照してください。
b. [Cluster Interface] ドロップダウン リストから、クラスタ内トラフィックに使用されるインターフェイスを選択します。
c. (任意)クラスタ内トラフィックにおいて、クライアントと WAAS デバイスの発信元 IP アドレス フィールドのスワップを有効にするには、[Enable swapping of source IP address in intra-cluster traffic] チェックボックスを選択します。
クラスタ インターフェイスのポート チャネルを使用する場合、または ANC と WN の間にロード バランシング デバイスがある場合、このオプションを有効にすることができます。このオプションは、ANC の IP アドレスではなく、クライアントの IP アドレスに基づいてロード バランシングを行うため、最適化のために ANC が WN に配信するトラフィックのロード バランシングを改善します。(サーバからクライアントへのトラフィックの場合、サーバの IP アドレスと ANC の IP アドレスをスワップします)。既存の ANC にポート チャネル クラスタ インターフェイスがあれば、Central Manager によりこの機能は自動的に有効になります。
ステップ 7 [Finish] をクリックします。
AppNav-XEデバイス用の ANC 構成の設定
AppNav-XE デバイスの ANC 設定を構成するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 トポロジ図の下にある [ AppNav コントローラ ] タブをクリックします。
クラスタ内のすべての ANC が一覧で示され、名前、位置、IP アドレス、クラスタ内トラフィック用に使用されるインターフェイス、および有効化されたステータスが表示されます。
このリストから、次の作業を実行できます。
- 次の手順に従って、ANC を選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックして、ANC 用のインターフェイス設定を編集します。
- ANC を選択して [Delete] タスクバー アイコンをクリックして、ANC を削除します。
- [Add AppNav コントローラ] タスクバー アイコンをクリックして、新しい ANC をクラスタに追加します。クラスタへの ANC の追加を参照してください。
ステップ 3 編集する ANC の横のオプション ボタンをクリックして、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
[Edit AppNav コントローラ] ペインが表示されます。
ステップ 4 AppNav-XE クラスタで、代行受信とクラスタ インターフェイス設定を構成します。
a. トラフィックの代行受信を有効にする必要がある WAN インターフェイスを選択します。インターフェイスは、AppNav-XE デバイス上ですでに設定されている必要があり、サービス挿入を有効にできるものだけがリストされます。
b. [Cluster Interface] ドロップダウン リストから、クラスタ内トラフィックに使用されるインターフェイスを選択します。
ステップ 5 [Finish] をクリックします。
AppNav コンテキストの設定
AppNav-XEクラスタでは、最大 32 個のコンテキストを持つことができます。WAAS アプライアンス AppNav クラスタは、クラスタ設定で定義された 1 つのコンテキストしか持つことができません。コンテキストを追加する機能はありません。
AppNav コンテキストを設定するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 トポロジ図の下にある [AppNav Contexts] タブをクリックします。
クラスタ内のすべての AppNav コンテキストが、名前、関連 WNG、VRF、AppNav ポリシー、および有効ステータスとともに表示されます。
このリストから、次の作業を実行できます。
- コンテキストを選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックしてコンテキストを編集します。
- コンテキストを選択し、[Delete] タスクバー アイコンをクリックしてコンテキストを削除します。
- コンテキストを選択し、[Enable] タスクバー アイコンをクリックしてコンテキストを有効にします。
- コンテキストを選択し、[Disable] タスクバー アイコンをクリックしてコンテキストを無効にします。
- 次の手順の説明に従って、新しいコンテキストを追加します。(この機能は、WAAS アプライアンス クラスタには使用できません)
ステップ 3 [Add AppNav Context] タスクバー アイコンをクリックします。
ステップ 4 [WAAS Cluster Id] ドロップダウン リストから、このコンテキストに割り当てるクラスタ ID を選択します。最初の使用可能な ID が最初に選択されます。
ステップ 5 (任意)[AppNavPolicy Name] フィールドで、クラスタに関連付ける AppNav ポリシー名を指定します。ユーザが必要に応じて変更できるデフォルトの推奨ポリシー名が最初にフィールドに表示されます。存在しないポリシー名を入力すると、そのポリシー名が作成されます。
(注) デフォルト名と同じ形式を使用する名前は、コンテキストに関連付けられたデフォルト ポリシー マップ用に予約されているため指定できません。ただし、コンテキスト ID とは異なる番号を持つ名前は指定できます。
ステップ 6 (任意)[WAAS Node Group] フィールドで、コンテキストに関連付ける WNG の名前を指定します。ユーザが必要に応じて変更できるデフォルトの推奨 WNG 名が最初にフィールドに表示されます。存在しない WNG の名前を入力すると、その名前が作成されます。WNG をコンテキストと関連付けるには、WNG は、コンテキストで使用されているポリシー ルールで使用する必要があります。
デフォルト名と同じ形式を使用する名前は、コンテキストに関連付けられたデフォルト WNG 用に予約されているため指定できません。ただし、コンテキスト ID とは異なる番号を持つ名前は指定できます。
ステップ 7 [Next] をクリックします。
ステップ 8 コンテキストに関連づける 1 つ以上の VRF を選択します。手順は次のとおりです。
a. [Show] ドロップダウン リストから、必要に応じて VRF リストのフィルタを選択します。[Quick Filter] または [Show All VRFs] を使用できます。ペインの下部には、それぞれが不適格である理由とともに、不適格な VRF が一覧表示されます。
b. コンテキストに関連付ける各 VRF の横にあるチェック ボックスをオンにします。
c. [Next] をクリックします。
ステップ 9 コンテキストに関連付けられた WNG の一部に含める WN デバイスを選択します。
a. デバイス名の横にあるチェック ボックスをオンにして、WAAS ノード デバイス リストで WN を選択します。タスクバーのフィルタ設定を使用すると、デバイス リストをフィルタできます。
クラスタへの参加に不適格なデバイスがある場合、[Show Ineligible Devices] をクリックして、そのデバイスと不適格な理由を確認します。フィルタ設定を使用すると、リストをフィルタできます。
b. [Next] をクリックします。
ステップ 10 コンテキスト内の各 WN デバイスのクラスタ インターフェイス設定を構成します。
コンテキスト内の各 WN に対し 1 つのスクリーンで、Cluster Interface ウィザードが表示されます。
a. Graphical Interface ウィザードを使用して、必要に応じて、デバイス上に個々のインターフェイスを設定します。ウィザードの使用方法の詳細については、グラフィカル インターフェイス ウィザードによるインターフェイス設定を参照してください。
b. [Cluster Interface] ドロップダウン リストから、クラスタ内トラフィックに使用されるインターフェイスを選択します。
c. [Next] をクリックします。
複数の WN を設定している場合、各デバイスについて同様の画面が表示されます。
ステップ 11 コンテキストの設定を保存するには、[Finish] をクリックします。
WAAS ノードの設定
WAAS アプライアンス クラスタ内のすべての WN は、application-accelerator device モードおよび appnav-controller interception モードに設定される必要があります。Central Manager AppNav ウィザードを使用してクラスタを作成した場合、この両方の設定はすでに行われています。(ウィザードは interception を設定します。device モードはウィザード実行前に設定されているはずです)。
AppNav クラスタ 内で、WN 用の次の設定を構成できます。
- WN が属する WNG
- AppNav コントローラ インターフェイス モジュール インターフェイス設定(ポート チャネル、スタンバイ、およびブリッジ グループ インターフェイスの設定を含む)
- クラスタ内のトラフィックに使用されるクラスタ インターフェイス
WN 設定を行うには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 トポロジ図の下にある [WAAS Nodes] タブをクリックします。
クラスタ内のすべての WN が一覧で示され、名前、位置、IP アドレス、使用中のインターフェイス、ノードが属する WNG、および有効化されたステータスが表示されます。
このリストから、次の作業を実行できます。
- WN を選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックして、WN の設定を変更します。
- WN を選択して [Delete] タスクバー アイコンをクリックして、WN を削除します。
- [Add WAAS Node] タスクバー アイコンをクリックして、新しい WN をクラスタに追加します。クラスタへの新しい WAAS ノードの追加を参照してください。
- ノードを選択して [Enable] タスクバー アイコンをクリックして、無効化された WN を有効にします。
- ノードを選択して [Disable] タスクバー アイコンをクリックして、WN を無効にします。
ステップ 3 編集する WN の横のオプション ボタンをクリックして、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
[WAAS Node] ペインが表示されます。
ステップ 4 [WAAS Node Group] ドロップダウン リストからノードを割り当てる WNG を選択します。
ステップ 5 必要に応じて、グラフィカル インターフェイス ビューで、デバイス上にインターフェイスを設定します。ウィザードの使用方法の詳細については、グラフィカル インターフェイス ウィザードによるインターフェイス設定を参照してください。
ステップ 6 [Cluster Interface] ドロップダウン リストでクラスタ内トラフィック用に使用するインターフェイスを選択します。
ステップ 7 (任意)クラスタ内トラフィックにおいて、クライアントと WAAS デバイスの発信元 IP アドレス フィールドのスワップを有効にするには、[Enable swapping of source IP address in intra-cluster traffic] チェックボックスを選択します。(このオプションは AppNav-XE クラスタで使用されている WN では使用できません)。
クラスタ インターフェイスのポート チャネルを使用する場合、または ANC と WN の間にロード バランシング デバイスがある場合は、このオプションを有効にします。このオプションは、ANC の IP アドレスではなく、クライアントの IP アドレスに基づいてロード バランシングを行うため、最適化のために ANC が WN に配信するトラフィックのロード バランシングを改善します。(サーバからクライアントへのトラフィックの場合、サーバの IP アドレスと ANC の IP アドレスをスワップします)。既存の ANC にポート チャネル クラスタ インターフェイスがあれば、Central Manager によりこの機能は自動的に有効になります。
ステップ 8 [OK] をクリックして設定内容を保存します。
WAAS ノード グループ構成の設定
WNG 設定を行うには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 トポロジ図の下にある [WAAS Node Groups] タブをクリックします。
クラスタ内のすべての WNG が一覧で示され、名前、説明、およびグループに含まれる WN が表示されます。AppNav-XE クラスタでは、一覧に WAAS クラスタ ID も表示されます。
このリストから、次の作業を実行できます。
- WNG を選択し、[Edit] タスクバー アイコンをクリックして、WNG の設定を変更します。
- WNG を選択して [Delete] タスクバー アイコンをクリックして、WNG を削除します。
- [Add WAAS Node Group] タスクバー アイコンをクリックして、新しい WNG をクラスタに追加します。クラスタへの新しい WAAS ノード グループの追加を参照してください。
ステップ 3 編集する WNG の横のオプション ボタンをクリックして、[Edit] タスクバー アイコンをクリックします。
ステップ 4 (任意)[Description] フィールドで、WAAS アプライアンス クラスタで WNG の説明を最大 32 文字の英数字で入力します。AppNav-XE クラスタには、スペースを含めず最大 241 文字まで入力できます。
ステップ 5 [OK] をクリックして設定内容を保存します。
AppNav-XE クラスタで新しく作成された WNG を希望するコンテキストに関連付けるには、そのコンテキストの AppNav ポリシー ルールで使用する必要があります。1 つまたは複数のルールに対して、ポリシー ルールの Distribute To アクションに WNG を選択します。
AppNav クラスタWAAS ノード構成の設定
デバイス モードが appnav コントローラとして設定されている場合にのみ、[WAAS Node Configuration] ウィンドウはWN に使用できます。このウィンドウは、WN で WAAS バージョン 5.2.1 以降が実行されていて、AppNav クラスタの一部ではない場合にのみ編集することができます。
WAAS ノード レベルで AppNav クラスタ 設定を構成するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから、[Devices] > [ device-name ] を選択します。
ステップ 2 [Configure] > [AppNav Cluster] > [AppNav クラスタ] を選択します。
[WAAS Node Configuration] ウィンドウが表示されます。
図 4-16 [WAAS Node Configuration] ウィンドウ
ステップ 3 (任意)ANC により配信されるトラフィックを処理するために WN を有効にするには、[Enable WAAS Node] チェック ボックスをチェックします。
ステップ 4 (任意)[Description] フィールドに、WN の説明を入力します。最大 200 文字までの文字と数字だけを使用します。
ステップ 5 (任意)[Authentication Key] フィールドおよび [Confirm Authentication Key] フィールドに、WN と ANC 間の通信の認証に使用する認証キーを入力します。文字と数字だけを使用して、最大 64 文字を入力します。
ステップ 6 (任意)[Shutdown Wait Time] フィールドに、シャット ダウンする前にすべての接続を終了するまで、WN が待機すべき秒数を入力します。デフォルトは 120 秒です。
ステップ 7 (任意)ANC により、この WN の自動検出を有効にするには、[Enable WAAS Node Auto Discovery] チェックボックスをオンにします。(この機能は WAAS のバージョンが 5.1 よりも前の WN では使用されません)。
この設定は、CLI によって作成され、Central Manager では設定されていないクラスタに参加する WN を発見するために、AppNav-XE ANC を許可することを目的としています。
ステップ 8 [WAAS Node Auto Discovery Interface] ドロップダウン リストから、自動検出に使用する WN インターフェイスを選択します。(この機能は WAAS のバージョンが 5.1 よりも前の WN では使用されません)。
ステップ 9 [Submit] をクリックします。
クラスタ レベルで AppNav クラスタ 設定を構成するには、AppNav クラスタ構成の設定 を参照してください。通信を認証するための認証キーを使用している場合、同じキーでクラスタと各 WN を設定する必要があります。
(注) AppNav-XE クラスタに WN を追加するために、自動ノード検出と Central Manager の両方を使用しないでください。AppNav-XE で自動ノード検出を無効にしてから、デバイスを登録し、Central Manager を使用してクラスタに追加することを推奨します。
AppNav クラスタ からのデバイスの追加および削除
ここでは、次の内容について説明します。
クラスタへの ANC の追加
新しい ANC を AppNav クラスタに追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 新しい各 ANC で基本的なデバイスとネットワークの設定を構成して、デバイス モードが WAAS アプライアンスで appnav-controller に設定されていることを確認します。
ステップ 2 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタ] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 3 トポロジ図の下にある [ AppNav コントローラ ] タブをクリックします。
ステップ 4 [Add AppNav コントローラ] タスクバー アイコンをクリックします。
[Add AppNav コントローラ] ペインが表示されます。
ステップ 5 追加する ANC デバイスを選択します。
a. デバイス名の横にあるチェックボックスを選択して、AppNav コントローラ デバイス リストの ANC を 1 つまたは複数選択します。タスクバーのフィルタ設定を使用すると、デバイス リストをフィルタできます。
クラスタへの参加に不適格なデバイスがある場合、[Show Ineligible Devices] をクリックして、そのデバイスと不適格な理由を確認します。フィルタ設定を使用すると、リストをフィルタできます。
b. [Next] をクリックします。
ステップ 6 追加する各 ANC デバイスの代行受信方式、ポリシー、WCCP 設定(WCCP 代行受信を使用している場合)、VRF、およびインターフェイスを設定します(WAAS アプライアンスと AppNav-XE クラスタ用に異なる画面とオプションが表示されます)。
a. [Interception Method] ドロップダウン リストから、[WCCP]、または [Inline] を選択します。(この機能は AppNav-XE クラスタでは使用されません)
b. [AppNav Policy-Map] ドロップダウン リストから、ANC に適用する AppNav ポリシーを選択します。(AppNav-XE クラスタでは使用されません)。
c. (任意)ANC デバイスでの最適化を有効にする場合は、[Enable WAN optimization (Internal WAAS Node)] チェックボックスを選択します。(この機能は AppNav-XE クラスタでは使用されません)
d. (任意)WAN 最適化を有効にした場合は、[WAAS Node Group] ドロップダウン リストで、内部 WN が属する WNG を選択します。(この機能は AppNav-XE クラスタでは使用されません)
e. [Next] をクリックします。
f. (任意)WCCP 代行受信を選択する場合、表示された [WCCP settings] ペインで WCCP 設定を行います。WCCP 設定の詳細については、5 章「トラフィック代行受信の設定」のANC 上での WCCP の設定および WCCP 設定の表示を参照してください。
(注) 必ず、[Enable WCCP Service] チェックボックスを選択して、WCCP を有効にしてください。
g. WCCP 設定を行ったら、[Next] をクリックします。
h. AppNav-XE クラスタで、使用する各 VRF インスタンスの横にあるチェック ボックスをオンにして、サービス コンテキストに関連付ける VRF インスタンスを選択します。VRF のデフォルトを選択する場合、他の VRF を選択できません。複数の VRF を選択する場合、重複送信元の IP アドレスを含めないでください。すべての ANC で使用可能な VRF だけが表示されます。
i. [Next] をクリックします。
j. ANC 代行受信インターフェイスを設定します。WAAS アプライアンス クラスタでは、Cluster Interface Wizard グラフィカル インターフェイスを使用し、AppNav-XE クラスタでルータ インターフェイスのリストから選択します。WAAS アプライアンスのインライン代行受信を選択する場合は、ブリッジ グループ インターフェイスを設定する必要があります。ウィザードの使用の詳細については、グラフィカル インターフェイス ウィザードによるインターフェイス設定を参照してください。
k. [Cluster Interface] ドロップダウン リストから、クラスタ内トラフィックに使用されるインターフェイスを選択します。
l. (任意)クラスタ内トラフィックにおいて、クライアントと WAAS デバイスの発信元 IP アドレス フィールドのスワップを有効にするには、[Enable swapping of source IP address in intra-cluster traffic] チェックボックスを選択します。(AppNav-XE クラスタでは使用できません)。
クラスタ インターフェイスのポート チャネルを使用する場合、または ANC と WN の間にロード バランシング デバイスがある場合は、このオプションを有効にします。このオプションは、ANC の IP アドレスではなく、クライアントの IP アドレスに基づいてロード バランシングを行うため、最適化のために ANC が WN に配信するトラフィックのロード バランシングを改善します。(サーバからクライアントへのトラフィックの場合、サーバの IP アドレスと ANC の IP アドレスをスワップします)。既存の ANC にポート チャネル クラスタ インターフェイスがあれば、Central Manager によりこの機能は自動的に有効になります。
m. [Next] をクリックして、設定を保存し、追加する次の ANC に進みます。これが追加する最後の ANC である場合は、[Finish] をクリックします。
最大 2 分のコンバージェンス待機時間の後、クラスタ内でトラフィック代行受信および配信用に新しい ANC が使用できます。新しい ANC での代行受信は、デバイスが完全にクラスタに追加されるまで防止されます。AppNav クラスタ のモニタリングの説明に従って、ANC のステータスをモニタできます。
クラスタからの ANC の削除または無効化
ANC を AppNav クラスタ から正常に削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ANC のトラフィック代行受信パスを無効にします。インライン ANC の場合は、in-path インターフェイスをシャットダウンし、WCCP を使用する ANC の場合は、WCCP を無効にします。
以前、この ANC にルーティングされたトラフィックは、クラスタ内の別の ANC に再ルーティングされます。
ステップ 2 ANC を無効にします(AppNav-XE クラスタでは必要ありません)。
a. WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタ] > [ cluster-name ] を選択します。
b. トポロジ図の下にある [ AppNav コントローラ ] タブをクリックします。
c. 無効にする ANC の横のオプション ボタンをクリックして、[Disable] タスクバー アイコンをクリックします。
ANC は無効になり、クラスタ内の他の ANC でサービス到達不能アラームが発生します。
永続的に ANC を削除するには、削除する ANC の横のオプション ボタンをクリックして、[Delete] タスクバー アイコンをクリックします。
このアクションは、他のすべての ANC 上の ANCG から ANC を削除し、他の ANC でサービス到達不能アラームをクリアします。WCCP 代行受信に ANC が設定されている場合、デバイス上のすべての WCCP 設定が削除されます。ANC が WN としても設定されている場合は、クラスタから WN が削除されます。
ステップ 3 (任意)ANC の電源を切ります。
クラスタへの新しい WAAS ノードの追加
クラスタに新しい WAAS ノード(WN)を追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 トポロジ図の下にある [WAAS Nodes] タブをクリックします。
ステップ 3 [Add WAAS Node] タスクバー アイコンをクリックします。
[Add WAAS Nodes] ペインが表示されます。
ステップ 4 デバイス名の横にあるチェックボックスを選択して、WAAS ノード デバイス リストの WN を 1 つまたは複数選択します。タスクバーのフィルタ設定を使用すると、デバイス リストをフィルタできます。
クラスタへの参加に不適格なデバイスがある場合、[Show Ineligible Devices] をクリックして、そのデバイスと不適格な理由を確認します。フィルタ設定を使用すると、リストをフィルタできます。
ステップ 5 [Next] をクリックします。
ステップ 6 WNG、および追加している各 WN デバイスのインターフェイスを設定します。
a. [WAAS Node Group] ドロップダウン リストから、新しい WN を追加したい WNG を選択します。リストには、定義済みの WNG だけが表示されます。
b. [Next] をクリックします。
c. Cluster Interface Wizard グラフィカル インターフェイスを使用して、WN インターフェイスを設定します。このウィザードの使用方法の詳細については、グラフィカル インターフェイス ウィザードによるインターフェイス設定を参照してください。
d. [Cluster Interface] ドロップダウン リストでクラスタ内トラフィック用に使用するインターフェイスを選択します。
e. (任意)クラスタ内トラフィックにおいて、クライアントと WAAS デバイスの発信元 IP アドレス フィールドのスワップを有効にするには、[Enable swapping of source IP address in intra-cluster traffic] チェックボックスを選択します。(AppNav-XE クラスタには使用しません)。
クラスタ インターフェイスのポート チャネルを使用する場合、または ANC と WN の間にロード バランシング デバイスがある場合は、このオプションを有効にします。このオプションは、ANC の IP アドレスではなく、クライアントの IP アドレスに基づいてロード バランシングを行うため、最適化のために ANC が WN に配信するトラフィックのロード バランシングを改善します。(サーバからクライアントへのトラフィックの場合、サーバの IP アドレスと ANC の IP アドレスをスワップします)。既存の ANC にポート チャネル クラスタ インターフェイスがあれば、Central Manager によりこの機能は自動的に有効になります。
f. [Next] をクリックして、設定を保存し、追加する次の WN に進みます。これが追加する最後の WN である場合は、[Finish] をクリックします。
ステップ 7 WN 上で設定を行い、最適化を有効にします。最適化の設定に関する詳細は、Chapter12, “アプリケーション アクセラレーションの設定” を参照してください。
最大 2 分のコンバージェンス待機時間の後、すべての ANC で新しい WN が最適化用に使用できます。
クラスタからの WAAS ノードの削除
クラスタから WAAS ノード(WN)を削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 トポロジ図の下にある [WAAS Nodes] タブをクリックします。
ステップ 3 ノードを選択し、[Disable] タスクバー アイコンをクリックします。
これによって、WN はクラスタから正常に脱退できます。ANC は新しいフローを WN に送信することをやめますが、接続数が 0 になるまで、または最大シャットダウン待機時間を過ぎるまで、既存のフローを WN に配信し続けます。
(注) デフォルトのシャットダウン待機時間は 120 秒です。[AppNav クラスタ] タブの [Shutdown Wait Time] フィールドで、待機時間を設定できます。
ステップ 4 (任意)WN での正常な終了プロセスが完了した(既存のすべての接続が終了した)場合、ノードを選択して [Delete] タスクバー アイコンをクリックすると、ANC の WNG から WN が削除されます。
ウィンドウの上部にあるトポロジ図でノードのステータスをモニタできます。ノードが接続の処理を終えたとき、デバイスのカラー ステータス ランプ インジケータが灰色に変わります。
ステップ 5 (任意)WN の電源を切ります。
クラスタへの新しい WAAS ノード グループの追加
クラスタに新しい WNG を追加するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 トポロジ図の下にある [WAAS Node Groups] タブをクリックします。
ステップ 3 [Add WAAS Node Group] タスクバー アイコンをクリックします。
[Add WAAS Node Group] ペインが表示されます。
ステップ 4 [Name] フィールドに、WNG の名前を入力します。WAAS アプライアンス クラスタでは最大 32 文字の英数字を入力でき、AppNav-XE クラスタではスペースを除き最大 64 文字を入力できます。
ステップ 5 (任意)[Description] フィールドに、WNG の説明を入力します。WAAS アプライアンス クラスタでは ' | \ ; ` を含む最大 200 文字の英数字を入力できます。AppNav-XE クラスタでは、スペースを除き最大 241 文字まで入力できます。
ステップ 6 [OK] をクリックして設定内容を保存します。
ステップ 7 新しい WNG に WN を 1 つまたは複数追加します。新しい WN を追加するには、クラスタへの新しい WAAS ノードの追加を参照してください。または既存の WN を新しい WNG にもう一度割り当てるには、WAAS ノードの設定を参照してください。
最大 2 分のコンバージェンス待機時間の後、すべての ANC で新しい WNG が最適化用に使用できます。
クラスタからの WAAS ノード グループの削除
クラスタから WAAS ノード グループ(WNG)を削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 WAAS Central Manager メニューから [AppNav クラスタs] > [ cluster-name ] を選択します。
ステップ 2 トポロジ図の下にある [WAAS Nodes] タブをクリックします。
ステップ 3 無効にするノード ネームの横のオプション ボタンをクリックして、[Disable] タスクバー アイコンをクリックします。これによって、各 WN はクラスタから正常に脱退できます。
ステップ 4 クラスタからすべての WN が正常に脱退し終えたら、[WAAS Node Groups] タブをクリックします。
ウィンドウの上部にあるトポロジ図でノードのステータスをモニタできます。ノードが接続の処理を終えたとき、デバイスのカラー ステータス ランプ インジケータが灰色に変わります。
ステップ 5 削除する WNG を選択し、[Delete] タスクバー アイコンをクリックします。