Cisco Nexus ダッシュボード データ ブローカー

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Updated: 2021 年 12 月 17 日

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翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

Cisco Nexus ダッシュボード データ ブローカー - Cisco

Cisco Nexus ダッシュボード データ ブローカー

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製品の概要

従来、トラフィック モニタリングは主にネットワーク運用を管理するために行われてきました。現在では、トラフィックをモニタすることで、データセンター全体の状況を瞬時に把握できます。そしてこの情報を用いて、顧客に即時にアプローチし、ビジネスにおける競争優位性を強化できます。しかし、そのためには正しいデータ ブローカ ソフトウェアが必要です。Cisco Nexus® Data Broker には、最新型のソリューションが必要とする機能が備わっています。

競争優位性を得るためのネットワーク トラフィック モニタリング

どの企業でも、ビジネス アプリケーションとその基盤となるインフラストラクチャが円滑に動作することは必須です。アプリケーション トラフィックの可視性を得ることは、セキュリティを維持し、問題を解決し、リソース計画を立てるためのインフラ運用にとって以前から重要でした。しかし現在は技術が進歩してインターネットが広く普及した結果として、組織はより効果的に顧客とかかわるため、可視性だけでなく、自分たちのビジネス システムに関するリアルタイムのフィードバックをますます求めるようになっています。トラフィック モニタリングは実質的に、ネットワーク運用を管理するためのツールから、スマートなビジネスの俊敏性を達成するためのツールに進化しています。それは、ビジネスの収益に大きく影響を与え得るものです。アウトオブバンド トラフィックのモニタリングに加えて、アグリゲーションおよびコア ネットワーク インフラストラクチャにおける 40/100/400 Gbps への移行にあたり、ネットワーク境界のインライン トラフィック モニタリングで新たな課題が生じています。

Cisco Nexus Dashboard Data Broker コントローラ ソフトウェアと Cisco Nexus スイッチを使用することで、アウトオブバンド トラフィックとインライン トラフィックの両方をモニタするための新たなソフトウェア定義アプローチが可能になります。

Cisco Nexus Dashboard リリース 2.1 以降では、Data Broker アプリケーションは、Nexus Dashboard Orchestrator および Nexus Dashboard Insights とともに使用できるようになりました。また、Nexus Dashboard Data Broker 2021 年第 4 四半期までに Cisco APIC ストアで利用可能になります。これにより、お客様のデータセンターの運用が大幅に簡素化されます。

Cisco Nexus Dashboard Data Brokerによるスケーラブルな TAP および SPAN アグリゲーション

Cisco Nexus Dashboard Data Broker は、大容量のビジネスクリティカルなトラフィックをモニタする必要がある企業顧客向けの、シンプルでスケーラブル、そしてコスト効果の高いソリューションです。従来型の専用マトリックス スイッチの代わりに、1 台以上の Cisco Nexus 3000 または 9000 シリーズ スイッチを使用します。これらの Nexus スイッチを相互接続して、11025 40100、および 400 Gbps に対応したスケーラブルなネットワーク テスト アクセス ポート(TAP)および Cisco® スイッチド ポート アナライザ(SPAN)アグリゲーションのインフラストラクチャを構築できます。また、TAP および SPAN と従来のイーサネット接続のそれぞれに専用ポートを使用できます。

トラフィックはこの一連のスイッチに、マトリックス ネットワークと同じように取り込まれます。ただし Data Broker では Cisco Nexus スイッチを相互接続してスケーラブルな TAP および SPAN アグリゲーション インフラストラクチャを構築できるので、TAP ソースと SPAN ソースを組み合わせて使用し、実稼働トラフィックのコピーをこの可視化インフラストラクチャに取り込むことができます。また、これらの TAP ソースおよび SPAN ソースと、トラフィック モニタリング ツールや分析ツールを、複数の Cisco Nexus スイッチにわたって分散できます。モニタリングツールと分析ツールは、物理アプライアンスまたは仮想マシンのいずれにも搭載可能です。図 1 は、Cisco Nexus Dashboard Data Broker ソリューションを構成する 2 つの主要部分を示しています。1 つ目は、集約、フィルタリング、レプリケーション、およびリダイレクション機能を提供する複数の Cisco Nexus スイッチです。2 つ目はコントローラで、これらの機能を実行するために複数のスイッチに設定をプッシュします。

Cisco Nexus Dashboard Data Broker solution

図 1.                           

Cisco Nexus Dashboard Data Broker ソリューション

Cisco Nexus 9000 プラットフォーム スイッチを使用すれば、お客様は 102540100、そして 400 Gbps の高密度な TAP および SPAN 可視化インフラストラクチャを構築できます。Cisco Nexusスイッチは、Nexus Dashboard Data BrokerNDB)スイッチを形成します。NDBスイッチは、TAP および SPAN 方式を使用して実稼働ネットワークに接続し、コピー トラフィックを集約します。集約されたトラフィックはフィルタリングされ、お客様の設定に従ってツールにリダイレクトされます。

Data Broker コントローラは、次のモードで展開できます。

     中央集中型:コントローラは、TAP アグリゲーション スイッチの外部の VM/サーバ/ベアメタルに展開されます。このモードでは、Data Broker はマルチスイッチ TAP 集約トポロジをサポートできます。

     組み込み型:コントローラは、ゲスト シェルを使用して TAP アグリゲーション スイッチに展開されます。このモードでは、Data Broker は単一のスイッチ展開としてのみ使用できます。

     Nexus Dashboard:コントローラは Cisco Nexus Dashboard でアプリケーションとしてサポートされます。

Nexus Dashboard Data Broker centralized deployment model

図 2.                           

Nexus Dashboard Data Brokerの中央集中型導入モデル

Cisco Nexus Dashboard Data Broker は、Cisco Application Policy Infrastructure ControllerAPIC)を介してシスコ アプリケーション セントリック インフラストラクチャ(Cisco ACI®)ファブリックと統合されます。これにより、Cisco ACI リーフ スイッチで SPAN の宛先を設定し、Cisco ACI でトラフィックをモニタするための SPAN セッションをセットアップできます。これらすべての設定は、Nexus Dashboard Data Broker Webベースの GUI を使用して実行できます。

コントローラは、Web GUI を使用してノースバウンド統合用の REST API を公開します。これを使用してコントローラの機能を自動化できます。

Nexus Dashboard Data Broker (NDB) web-based GUI and northbound REST APIs

図 3.                           

Nexus Dashboard Data BrokerNDBWebベース GUI およびノースバウンド REST API

TAPおよびSPANアグリゲーションの主な機能

1 に、Cisco Nexus Dashboard Data Broker の主な機能と利点の概要を示します。

表 1.                    TAP および SPAN アグリゲーションの主な機能と利点

機能

利点

幅広いポート密度と帯域幅をサポート

  Data Broker 1 10 25 40 100 、および 400 Gbps のポートに対応しています。
  Data Broker は、固定スイッチプラットフォーム(Nexus 3000 9200 9300 シリーズ)および高密度モジュラスイッチプラットフォーム(Nexus 9500 シリーズ)をサポートします。

マルチスイッチ パケット ブローカ トポロジをサポート

  Data Broker ソフトウェアは、リーフスパン、CLOS 、フル メッシュなどのさまざまなトポロジをサポートします。
  Data Broker ソフトウェアは、Cisco Nexus スイッチと関連トポロジを検出して TAP および SPAN アグリゲーションを実行します。
  ポートをモニタリング ツール ポートまたは入力 TAP ポートおよび入力 SPAN ポートとして設定できます。
  エンドデバイス名をトポロジ内で容易に識別できるよう設定できます。

IEEE 802.1 Q-in-Q タグ挿入

  TAP 入力ポートまたは SPAN 入力ポートごとにトラフィックをユニークな VLAN でタグ付けできます。
  エッジ TAP および SPAN ポートの Q-in-Q は、トラフィックの送信元を一意に識別し、実稼働 VLAN 情報を維持することができます。

対称型および非対称型ロード バランシング*

  port-channel リンクにおけるトラフィックのロード バランスのため、レイヤ 3 IP アドレス)またはレイヤ 3 + レイヤ 4 (プロトコル ポート)に基づいてハッシュを設定できます。
  フローの対称性を維持しながら、大容量トラフィックに対応するため、複数のツール インスタンスにトラフィックを分散できます。

トラフィック フィルタリング

  IPv4 IPv6 の両方について、レイヤ 1 からレイヤ 4 の基準に基づいてトラフィックをマッチングできます。MPLS ラベル フィルタリングをサポートします。
  高度なフィルタリングのサポートにより、他の標準レイヤ 2 およびレイヤ 3 パラメータに加えて TCP/IP フラグのマッチングを実行できる
  DSCP 値に基づくフィルタリング
  必要なトラフィックのみをモニタリング ツールへ送信することで、ツールが不要なトラフィックであふれないように NDB を設定できる

HTTP トラフィックのレイヤ 7 モニタリング*

  HTTP メソッド(GET PUT など)でマッチングを行い、そのトラフィックに対して特定のアクションを実行できる
  この機能により、任意の Websense ツールに送信されるトラフィックの量を削減できます。

ユーザ定義のフィルタ

  IPv4 パケットの場合、パケットの最初の 128 バイト内でオフセットを指定することで、パターンを照合できます。
  VXLAN GTP-C 、および GTP-U パケットを照合します(VXLAN の識別は、仮想ネットワーク識別子(VNI )を使用して行えます)。

パケット ヘッダー/ラベル ストリッピング*

  マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS )ラベル ストリッピング
  コピー トラフィックからの VXLAN ヘッダー ストリッピングのネイティブ サポート
  出力での Q-in-Q VLAN ヘッダー ストリッピング

トラフィックの複製と転送

  複数の TAP および SPAN ポートからのトラフィックをコピーし、複数の Data Broker スイッチに集約します。
  トラフィックを複製し、単一または複数のモニタリング ツールに転送するように、コントローラを介してデータ ブローカ スイッチを設定します。対象トラフィックのモニタリング ツールへの any-to-many 転送をサポートします。

タイムスタンプ機能

  ナノ秒単位の精度を実現する Precision Time Protocol PTP; IEEE 1588 )を使用して、入力時にパケットにタイム スタンプを付けるタイムスタンプ機能。

パケットの切り捨て(パケット スライシング)

  指定したバイト数に基づいてパケットを切り捨てます。最小パケット サイズは 64 バイトです。
  分析とトラブルシューティングのためにペイロードを切り捨ててヘッダーのみを保持する
  セキュリティおよび/ またはコンプライアンスの理由でペイロードを破棄する

sFlow および NetFlow の生成

  フローベースの分析技術を使用して、ネットワーク全体のトラフィック パターンを可視化する
  実稼働スイッチがNetFlow レコードを生成できない場合、Data Broker SPAN / TAP トラフィックでNetFlow およびsFlow レコードを生成することで、この機能を強化できます。

TAP および SPAN アグリゲーション ネットワーク状態の変化への対応

  Data Broker は、集約スイッチ トポロジを認識し、ノードまたはリンクに障害が発生した場合にバックアップ パスを提供できます。
  ネットワークの接続状態の変化をモニタして、追跡します。
  代替パスを通過するようにフローを自動的に再プログラミングすることで、リンクまたはノードの障害に対応できます。

エンドツーエンドでのパスの可視性

  このソリューションでは、トラフィック転送ルールごとに、送信元ポートからモニタリング ツールに至るエンドツーエンドのパス(ネットワーク経由パスを含む)が、完全に可視化されます。

複数の Data Broker ネットワークを一元的にサポート

  複数サイト展開を一元管理してサポート
  設定スライスにより同じ Data Broker インスタンスを使用して、複数の独立した TAP および SPAN アグリゲーション ネットワークを管理

管理用の IPv6 サポート

  Nexus Dashboard Data Broker ソフトウェアとスイッチ間の通信は、IPv6 管理インターフェイスを介してサポートされます。
  高可用性とクラスタリングのための IPv6 サポート

実稼働ネットワークでのSPAN設定の自動化

  実稼働環境で Cisco Nexus 9000 シリーズまたは Nexus 3000 シリーズスイッチを使用する場合の SPAN 宛先および SPAN 設定の自動化

Cisco ACI 統合

  スパン設定の自動化のためのCisco ACI 統合(アクセス/ ファブリック/ EPG SPAN

Nexus Dashboard Data Broker の設定のエクスポート

  Nexus Dashboard Data Broker の設定は簡単にエクスポートして、他のインスタンスにインストールを複製できる

ロール ベース アクセス制御(RBAC)(Role Based Access Control

  ユーザ認証および認可のため、LDAP TACACS 、またはRADIUS プロトコルを使用して、外部 AAA サーバと統合できる

オープン コントローラ

  GUI からノースバウンド API を使用できるため、Cisco Nexus Dashboard Data Broker コントローラでは高度なプログラムが可能です。

ハイ アベイラビリティ(HA

  Cisco Nexus Dashboard Data Broker コントローラは、アクティブ/ アクティブ クラスタリングを使用して、ハイ アベイラビリティを実現するように設定できます。

リモート ソース/ツール

  リモート ソースおよびリモート ツールのサポート
  ERSPAN トンネルを終端して、リモートソースからトラフィックをコピーする
  ERSPAN を使用してパケットをカプセル化し、トラフィックをリモート ツールにリダイレクトする

ベンダー中立

  Data Broker はソース、ツール、トポロジのどれにも依存しません。
  異なるベンダーのデバイスからトラフィックをコピー
  さまざまなベンダーのツールにトラフィックを送信
* Cisco Nexus 3100 および 3200 プラットフォームと Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチでサポートされている機能です。

これらの機能により、シスコのアプローチは、従来のマトリックス ネットワークのアプローチと比べて優位なソリューションとなっており、設備投資資金(CapEx)と運用コスト(OpEx)の両方を節約できます。シスコのアプローチでは応答所要時間も短くなり、モニタリングのニーズが拡大しても完全にカバーすることができます。

シスコアプリケーションセントリックインフラストラクチャの統合

Cisco Nexus Dashboard Data Broker Cisco ACI と統合されており、Cisco ACI ファブリック内のトラフィックをモニタするように SPAN セッションを設定できます(図 4)。この統合により、ユーザが APIC SPAN セッションを個別に設定したり、機能をコピーしたりする必要はなくなります。Data Broker では、Web GUI および REST API から次の機能を利用できます。

     アクセス スパンの SPAN 送信元および宛先として Cisco ACI リーフ ポートを設定する

     Cisco Nexus Data Broker スイッチ ポートを ERSPAN トンネルの宛先として設定して、Cisco ACI EPG スパンを設定する

     リーフ ポートまたはエンドポイント グループ(EPG)を SPAN 送信元として使用すれば、APIC にログインしなくても Cisco ACI SPAN セッションを設定できる

     SPAN セッション情報を APIC と定期的に自動的に同期する

     EPG ポート関連付けの変更に基づいて SPAN セッションを自動的に更新します。この機能を使用すると、ハイパーバイザ上のエンドポイントVMの動作を追跡して可視化できます。

     SPAN トラフィックは、Cisco Nexus 上のデータ ブローカ スイッチに接続しているモニタリング ツールに直接リダイレクトできます。

Cisco Nexus Dashboard データブローカは、APIC REST インターフェイスを介してこれらすべての設定を実行し
ます。

Cisco Nexus Dashboard Data Broker with Cisco ACI

図 4.                           

Cisco Nexus Dashboard Data Broker Cisco ACI

実稼働ネットワークでの自動SPAN設定

NetOps/SecOps チームは、Cisco Nexus Dashboard Data Broker に実稼働スイッチをオンボードし、それらの SPAN 宛先およびモニタリング セッション設定を自動化できます。これにより、管理者は、単一のペインから送信元から宛先へのコピートラフィックを管理およびモニタできます。以下はコントローラから自動化できます。

     Data Broker スイッチに接続された実稼働スイッチのインターフェイスを SPAN 宛先として設定する

     1 つ以上の送信元ポートまたは VLAN を使用して、実稼働スイッチで SPAN セッションを設定する

     SPAN トラフィックを、Data Broker スイッチに接続されているモニタリング ツールに直接リダイレクトする

実稼働ネットワークは次のいずれかになります。

     Cisco NX-OS スタンドアロン ファブリック

     Cisco ACI ファブリック

Cisco Enterprise

コントローラが SPAN 設定を自動化するための前提条件として、TAP アグリゲーション スイッチで Cisco NX-API を有効にする必要があります。

Nexus Dashboard Data Broker controller architecture

図 5.                           

Nexus Dashboard Data Broker コントローラのアーキテクチャ

Cisco Nexus Dashboard Data Brokerのインライン オプションを使用したスケーラブルなトラフィック モニタリング

今日では、WAN およびインターネットを通過するトラフィックの量が増え続けているため、10/25G 帯域幅のインターフェイスでは不十分です。組織は、集約およびコア インフラストラクチャを 40/100 Gbps 以上に移行しています。さらに現在のセキュリティのニーズは、広範囲のモニタリングを要求しています。そのために、ネットワークの境界域に強力で階層化されたセキュリティを実現することが必須となっており、プロアクティブなインライン セキュリティ ツールを複数導入することが求められています。これらには侵入防御システム(IPS)、侵入検知システム(IDS)や他の Web フィルタリング ツールなどが含まれます。トラフィックの大容量化に伴い、このようなセキュリティ ツール自体がボトルネックとなり、単一障害点になる可能性があります。このような問題に対処するため、増大するトラフィックに対応でき、実稼働インフラストラクチャとインライン ツールの両方に柔軟な接続性を提供し、なおかつコスト効果の高い導入オプションを提供するソリューションをお客様は必要としています。

Cisco Nexus Dashboard Data Broker のインライン オプションを使用すれば、1 台以上の Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチまたは Cisco Nexus 9300 プラットフォーム スイッチを実稼働インフラストラクチャに追加できます。これらのスイッチには、セキュリティ ツール(サービス ノード)を接続します(図 3)。Data Broker ソフトウェアを使用すると、トラフィックが特定の条件を満たしているかマッチングを行った上で、そのトラフィックがデータセンターに入る前またはデータセンターから出る前の段階で、複数のセキュリティ ツールを通るようにトラフィックをリダイレクトする、リダイレクト ポリシーを設定できます。またシスコの Data Broker ソリューションは、障害発生のシナリオにも、サービス ノードをバイパスすることで自動的に対応します。また、緊急時のトラブルシューティングのためにすべてのセキュリティ ツールを完全にバイパスすることもできます。

Cisco Nexus Dashboard Data Broker inline traffic monitoring

図 6.                           

Cisco Nexus Dashboard Data Broker のインライン トラフィック モニタリング

インラインモニタリングの主な機能

2 に、Cisco Nexus Data Broker のインライン トラフィック モニタリング オプションの主な機能と利点を示し
ます。

表 2.                    インライン モニタリングの主な機能と利点

機能

利点

幅広いポート密度と容量をサポート

  Cisco Nexus Dashboard Data Broker のインライン オプションは、実稼働ネットワーク スイッチおよびルータへの 10 40 、および 100 Gbps 接続をサポートしています。

柔軟なポート定義オプション

  どのポートも、実稼働接続ポートまたはセキュリティ ツール(サービス ノード)ポートとして使用できます。
  同一スイッチで複数の実稼働入力接続と出力接続をサポートします。

対称ハッシュまたは対称ロード バランシング

  複数のセキュリティ ツール インスタンスにわたってトラフィックをロード バランシングし、大容量トラフィックに対応できるようにするため、レイヤ 3 IP アドレス)またはレイヤ 3 + レイヤ 4 (プロトコル ポート)に基づいてハッシュを設定できます。

複数サービス ノードのサポート

  レイヤ 1 からレイヤ 4 の基準に基づいて実稼働トラフィックをマッチングできます。
  トラフィックを複数のセキュリティ ツールに送るリダイレクション ポリシーを作成できます。

さまざまな入力ポートからのトラフィックを識別するための暗黙のタグ付け

  各入力ポートと出力ポートでトラフィックを一意に識別するため、トラフィックには VLAN ID が暗黙にタグ付けされます。
  VLAN ID は、トラフィックが出力ポートから送信される前に暗黙に削除されます。

サービスノードのヘルスチェック

  ハートビートメッセージをサービスノードに送信することで、データブローカはノードの機能状態を判断できます。
  ハートビート パケットが受信されない場合にはサービス ノードを自動的にバイパスする

自動サービス ノード削除

  サービス ノードに接続しているポートが停止した場合、そのサービス ノードはパスから自動的に削除されます。

デフォルトのフェールセーフ オプション

  データ ブローカは、フェールセーフ オプションとして、トラフィックを入力ポートから出力ポートに直接送信するように自動的に設定します。

アウトオブバンド トラフィック モニタリングのための自動コピー機能

  アウトオブバンド トラフィック モニタリング用のトラフィックのコピー
  トラフィックは、入力ポートまたは出力ポート、あるいはその両方からコピーできます。

エンドツーエンドでのパスの可視性

  このソリューションでは、リダイレクションごとに、入力ポートから出力ポートまでのエンドツーエンドのパス(サービス ノード経由パスを含む)が完全に可視化されます。

Cisco Nexus Dashboard Data Brokerのアクセス メカニズム

Cisco Nexus Dashboard Data Broker アプリケーションには Web ベースの GUI または REST API からアクセスできます。Data Broker に接続するアクセス メカニズムを図 4GUI から)および図 5REST API から)に示します。

Cisco Nexus Dashboard Data Broker Application GUI access mechanism

図 7.                           

Cisco Nexus Dashboard Data Broker アプリケーション:GUI からのアクセス メカニズム

Cisco Nexus Dashboard Data Broker application REST API access mechanism

図 8.                           

Cisco Nexus Dashboard Data Broker アプリケーション:REST API からのアクセス メカニズム

Cisco Nexus Dashboard Data Broker Embedded

単一の Cisco Nexus 3000 または 9000 シリーズスイッチを使用してCisco Nexus Dashboard Data Broker をトポロジに導入する場合は、スイッチの Cisco NX-OS で使用可能なゲスト シェルを使用して、スイッチにデータ ブローカ ソフトウェアをインストールします。Cisco Nexus Dashboard Data Broker Embedded ソフトウェアは、Cisco Nexus スイッチのゲスト シェルで展開できるバイナリとして提供されます。バイナリをスイッチにダウンロードしたら、アクティベートする必要があります。デフォルトでは、データ ブローカは、コントローラにアクセスするために、Cisco Nexus スイッチの管理インターフェイスの IP アドレスを使用します。

注:          以下に示すデータ ブローカ アプリケーションの機能は、Embedded オプションでは使用できません。

     クラスタリングと高可用性

     ネットワーク トポロジ内の複数スイッチの管理

 

Cisco Nexus Dashboard Data Broker Embedded

図 9.                           

Cisco Nexus Dashboard Data Broker Embedded

Cisco Nexus Dashboard Data Brokerのデバイス対応表

3 に、各種 Cisco Nexus スイッチでサポートされる Cisco Nexus Dashboard Data Broker ソフトウェアを示します。

表 3.                    Cisco Nexus Dashboard Data Broker アプリケーションのデバイス対応表

Cisco Nexus 3000 シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN 集約とインライン リダイレクション

デバイス モデル

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5 以降

サポートされる導入モード

サポートされる使用例

Cisco Nexus 3100 シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.7 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN 集約とインライン リダイレクション

Cisco Nexus 3164Q

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 31100 シリーズ

Cisco Nexus Data Broker 3.7 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN 集約とインライン リダイレクション

Cisco Nexus 3200 シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5

集中型および組み込み型

TAP および SPAN 集約とインライン リダイレクション

Cisco Nexus 3500 シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9200 シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9300 シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5以降

集中型および組み込み型

タップおよび SPAN アグリゲーションおよびインライン モニタリング

Cisco Nexus 9300-EX シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9300-FX シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9300-FX2 シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.7 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9300-GX シリーズ スイッチ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.10 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9332C シリーズ スイッチ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.8 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9364C シリーズ スイッチ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.8 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9500 プラットフォーム

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 2.1 以降

集中型のみ

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9500-EX シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Cisco Nexus 9500-FX シリーズ

Cisco Nexus Dashboard Data Broker 3.5 以降

集中型および組み込み型

TAP および SPAN アグリゲーションのみ

Nexus Dashboard Data Broker では、次の Cisco Nexus 9500 シャーシモデルがサポートされています。

     Cisco Nexus 9504

     Cisco Nexus 9508

     Cisco Nexus 9516

Cisco Nexus 9500 シリーズ シャーシの Nexus Dashboard Data Brokerでは、次のライン カードがサポートされています。

     N9K-X97160YC-EX

     N9K-X9732C-EX

     N9K-X9732C-FX

     N9K-X9736C-EX

     N9K-X9736C-FX

     N9K-X9788TC-FX

ライセンスおよび発注情報

次のリンクを使用して、『Cisco Nexus Data Broker Ordering Guide』を参照してください。

Cisco Capital

目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション

Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。100 ヵ国あまりの国々では、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、および他社製製品を購入するのに、シスコの柔軟な支払いソリューションを利用して、簡単かつ計画的に支払うことができます。詳細はこちらをご覧ください

詳細情報

Cisco Nexus Dashboard Data Broker の詳細については、http://www.cisco.com/go/nexusdatabroker を参照するか、または最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。

 

 

 

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