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Cisco Aironet アクセス ポイント 新 5GHz 帯対応へのマイグレーション


Cisco Aironet アクセス ポイント新 5GHz 帯(W52)対応のためのマイグレーションに関するお知らせ


このマイグレーションは法令の定めにより、2011/5/31 で提供終了しました。今後のマイグレーションはできませんのでご注意ください。


シスコでは、より利便性の高い新 5GHz の周波数帯をお客様に使用していただけるよう、旧 5GHz 仕様の Cisco Aironet アクセス ポイントの新 5GHz の周波数帯へのマイグレーションを可能にする、中心周波数を変更するためのプログラムの提供を開始いたします。つきましては、下記の文章をお読みいただいたうえで、マイグレーション ソフトウェアをダウンロードしてご利用ください。また、マイグレートしたアクセス ポイントの数量のご報告も併せてお願いいたします。


背景

2005年5月、無線 LAN の利便性を高めることを目的に、総務省によって「電波法施行規則等の一部を改正する省令」が一部改正されました。この省令改正では、5GHz 帯の周波数(IEEE 802.11a)を使用する無線 LAN 機器に新周波数帯の割り当てを行うとともに、より国際的な周波数の互換性を考慮して、これまで欧米諸国とは異なっていた従来の中心周波数帯を変更し、世界無線通信会議(WRC-03)で国際的に分配された周波数帯へと統制されました。しかしながら、この改正によって異なる中心周波数を使用する機器が混在することとなり、無線 LAN を導入されているお客様サイトでの利便性が損なわれる可能性が考えられます。そこでこの省令改正では、このような不便を解消するために、従来は認められていなかったお客様自身での無線 LAN 機器の中心周波数変更を認めています。この改正に伴い、シスコでは、旧 5GHz 仕様の Cisco Aironet アクセス ポイントの新 5GHz の周波数帯へのマイグレーションを可能にする、中心周波数を変更するためのプログラムを提供しております。

旧規格と新規格との周波数帯の相違について

新規格では、IEEE 802.11a の無線 LAN 機器が使用する 5GHz 帯では、旧規格の無線 LAN 機器で使用していた 4 チャネルを10MHz ずらした 4 チャネルと、新たに追加になった 4 チャネル、合計 8 チャネルが利用できます。

各規格が使用するチャネルと中心周波数帯について、次の表にまとめます。

呼び名 周波数帯 チャネル 中心周波数 備考
旧規格で使用するチャネルと中心周波数
J52 5.2GHz 帯
(5150-5250MHz)
34 ch
38 ch
42 ch
46 ch
5170 MHz
5190 MHz
5210 MHz
5230 MHz
従来の 802.11a のチャネル
新規格で使用するチャネルと中心周波数
W52 5.2GHz 帯
(5150-5250MHz)
36 ch
40 ch
44 ch
48 ch
5180 MHz
5200 MHz
5220 MHz
5240 MHz
従来の 802.11a の周波数を10MHzずらしたもの(諸外国と同じ割当の新チャネル)
W53 5.3GHz 帯
(5250-5350MHz)
52 ch
56 ch
60 ch
64 ch
5260 MHz
5280 MHz
5300 MHz
5320 MHz
新たに 802.11a で利用可能となる新チャネル

新規格での注意事項

今回の法令改正では、お客様自身による J52 から W52 への変更は認められていますが、W53 の追加は認められておりません。また、すでに導入されている機器でそのまま J52 を利用することはできますが、電波が届く同一エリア内で J52 と W52 が混在していると、通信性能が低下することがあります。

: 2007年1月に 5.6GHz 帯の周波数が追加されましたが、ここでは省略しています。

マイグレーションの対象機器

マイグレーション対象となる Cisco Aironet アクセスポイントは次のとおりです。

Cisco Aironet シリーズ 製品番号
Cisco Aironet 1000 シリーズ アクセス ポイント
  • AIR-AP1010-J-K9
  • AIR-AP1020-J-K9
  • AIR-AP1030-J-K9
Cisco Aironet 1130 AG シリーズ アクセス ポイント
  • AIR-AP1131AG-J-K9
Cisco Aironet 1230 AG シリーズ アクセスポイント
  • AIR-AP1231G-J-K9(AIR-RM21A-J-K9 または AIR-RM22A-J-K9 装備)
  • AIR-AP1232AG-J-K9



FAQ

Q: J52対応のアクセスポイントやクライアンカードを今後も利用し続けて問題はないでしょうか。
A: 現時点で使用期限はありません。法令の改正がない限り、引き続きご利用いただけます。ただし、今後は W52 対応製品が増えるにしたがい、J52 対応の製品が減っていくことが予想されますのでご注意ください。


Q: シスコは J52 対応製品を今後も提供し続けていくのでしょうか。
A: すでに販売されている製品につきましては、販売終了になるまで提供していきます。


Q: J52 対応のアクセスポイントをマイグレートして、W52 だけでなく W53 の周波数帯も使用できるようにすることは可能ですか。
A: W53 の周波数帯を使用するためには、W52/W53 対応の製品を購入することが必要です。すでに販売済みの製品に対するソフトウェアによるマイグレートでは、W53 を利用可能にすることはできません。これは、省令により許可されておりません。


Q: マイグレートの対象となるのは、Cisco Aironet 1000 シリーズと Cisco Arionet 1130AG シリーズのみですか。その他の製品については、J52 から W52 へのマイグレーションをサポートする予定がありますか。
A: 現時点では、Cisco Aironet 1000 シリーズおよび Cisco Aironet 1130AG シリーズのみに対応しており、その他の製品についての対応予定はありません。対応が可能になれば、あらためてお知らせいたします。

→ この度新たに Cisco Aironet 1230 シリーズを追加いたしました(平成 20 年 4 月 10 日)。


Q: 該当のアクセスポイン側を W52 対応にマイグレートした場合、クライアント側も W52 対応にする必要がありますか。
A: クライアント側も W52 対応にする必要があります。
はじめに、お客様のクライアント カードも W52 に対応可能どうかを確認してください。また、アクセスポイントもクライアントカードも、一度 W52 対応に変更した後で J52 に戻すことができませんので、ご注意ください。



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