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Cisco MGX 8220シリーズ

ATMトランクモジュール用インバースマルチプレックス機能



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ATMトランクモジュール用インバースマルチプレックス機能



[目次]
主な特徴
ATMネットワークを経済的に拡張
柔軟性のある帯域幅
信頼性
高速性
マルチメディアサポート
技術仕様
サポートされている帯域幅
複数IMAトランクグループ
T1インタフェース
E1インタフェース
T3インタフェース
E3インタフェース
バックカード(回線モジュール)物理インタフェース
輻輳制御
サービスクラス
管理オプション
製品仕様
電気仕様

Cisco ATMトランクモジュール用インバースマルチプレックス機能(IMATM)は、複数のT1またはE1 ATM通信リンクの集約を可能にします。T1よりも速い速度のネットワークが必要だがT3までは必要としないインターネットサービスプロバイダーや企業は、コストのかかるT3リンクを導入せずに、複数のT1回線を利用することによって、必要な帯域を柔軟に割り当てることができます。

主な特徴
  • 経済的な柔軟性のある帯域幅 --- T1またはE1からT1×8またはE1×8まで拡張可能
  • 回線およびカード障害からシステムを保護する堅牢な設計
  • 高速かつ効率的な多重化設計
  • 全ATMサービスクラスに対するマルチメディアサポート
  • ATMF仕様1.0に準拠したIMA
  • 最大8つのIMAグループをサポート
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ATMネットワークを経済的に拡張

 ATMネットワークは、音声⁄ビデオ⁄データを高パフォーマンスで取り扱うように設計されています。これらのサービスを提供するには、高価な回線コストが必要となりますが、予算不足などの理由で利用可能な広帯域ATMのノード数やサイズを制限して回線コストを節約するなど、このテクノロジーの利点を効果的に活用できないことがあります。

 ATMフォーラムは、T1(1.544 Mbps)およびE1(2.048 Mbps)の速度で利用可能な低速ATMインタフェースオプションを定義しました。これらのインタフェース速度が利用できることは、多くのユーザーがATMを効率的に導入するきっかけとなりましたが、T1あるいはE1回線の速度では、集約されたスイッチ間トラフィックや使用量の多いエンドユーザーの要求をサポートするのに十分な帯域幅とは言えません。

 このため、多くの組織ではT1またはE1回線の帯域幅のままで使い続けるか、より多くのコストがかかる広帯域リンクに移行すべきかで悩んでいます。ここで必要とされるのは、コストをかけずにT1またはE1回線以上の速度を提供できる中間帯域ATMソリューションです。

 シスコシステムズのマルチバンドATMプログラムは、複数のT1あるいはE1回線をIMAユーザーインタフェースによって束ね、T1/E1より速くてT3/E3よりは遅い速度でATM広域リンクをサポートすることで、効率的な中間帯域を提供します。

 シスコは、中間帯域ATMテクノロジをすぐに利用できるように、自社のWANスイッチに装着するATMトランクモジュールで利用できるインバースマルチプレクサ(IMATM)を開発しました。IMATMは、ATMのインバースマルチプレックス(IMA)テクノロジを使用して、1.5 Mbpsから16 Mbpsの間の速度でのATMトランクを実現します。またシスコは、複数のT1/E1回線でも利用できるユーザー接続用ATMユーザーサービスモジュール(AUSM)も開発しました。AUSMは標準ATM T1/E1 UNI(User-Network Interface)をサポートし、オプションで複数のT1/E1を使用するIMAユーザー接続もサポートします。AUSMカードの詳細については、AUSMデータシートを参照してください。

 IMAテクノロジは、複数のT1/E1回線を単一の高速ATMリンクに集約します。標準ベースのIMA実装、IMATMおよびそれに関連するバックカードは、MGX 8220エッジコンセントレータにインストールできます。MGX 8220コンセントレータは、ATMおよび集約トラフィックに複数のサービスタイプのトラフィックを適合させ、シスコのATM WANスイッチで構成されるスイッチングコアにトラフィックを送り込みます。

 IMATMカードは、T3と多重T1、E3と多重E1、および混合モードのT3と多重E1の各接続で利用でき、最大8回線までのT1またはE1をCisco WANスイッチ間でのトランキングに提供します。IMATMカードの最新バージョン(モデルB)では、相互遅延差に対する許容レベルが上がり、標準要件を超えています。下記の表で、モデルAとモデルBのIMATMカードの違いについて要約します。

機能/プロパティ IMATM ModelB-T1 IMATM ModelB-E1
前面プレート名 IMATM-8T1/B IMATM-8E1/B
配線バス機能 該当しません
最大許容遅延差 275 msec 200 msec
フォーラム準拠機能
Rel. 3.X FWによりサポートされるセルフォーマット 該当しません 該当しません
Rel. 4.X FWによりサポートされるセルフォーマット STI/UNI/NNI STI/UNI/NNI
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柔軟性のある帯域幅

 IMATMは、狭帯域ATMから広帯域ATMへの移行をスムーズに行います。最初は、T1/E1を1回線だけ使用するようにCisco WANスイッチを構成しておき、後から帯域幅を1回線単位で最大8回線まで増やすことができます。これは、ほぼ広帯域料金の損益分岐点です。

 T1/E1の速度からT3/E3の速度の間にオプションの速度範囲を提供することにより、各ユーザーのニーズに合ったトラフィックを提供するCisco WANスイッチ構成が可能になります。この柔軟性により、T1/E1から直接T3/E3に速度を上げるときに発生する、不必要な帯域幅に対する使用料を支払う必要がなくなります。

 MGX 8220にIMATMを搭載することによって、T1/E1とT3/E3速度の間のトランク帯域幅をCisco WANスイッチに実装できるようになります。

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信頼性

 Cisco IMATMは、高パフォーマンスだけでなく耐障害性についても考慮して設計されています。他のインバースマルチプレックス技術よりも優れたIMA固有の利点の1つに、同じ公称周波数を持つ異なるクロックを使用して、複数のパスに回線をルートできる機能が挙げられます。たとえば、それぞれが独自のクロックを提供する2つの通信事業者にIMAトランクを分割して、1つの通信事業者への接続回線に障害が発生した場合にもオペレーションが中断されることがないように設定することができます。

 本質的に、IMAテクノロジは、個別回線が故障してもトラフィックを流し続けます。非多重化システムでは、所定の回線ユーザーは自分の回線が故障しても簡単に新しいパスに切り替えることはできません。IMAベースのシステムでは、T1またはE1リンクの1つが故障しても、トランク上のすべてのトラフィックを残りの正常なリンクで流し続けることができます。利用できる帯域幅が減少しても、ユーザーは自分のネットワーク接続性を維持することができます。

 帯域幅の減少が許されない状況においては、IMATMカードを備えたCisco WANスイッチを、特定数の回線が故障した場合にトランク障害を示すように構成することができます。この場合、ネットワークではトランクが故障したかのように再ルーティングが開始されます。自動ルーティング管理ソフトウェアは、構成された帯域幅を処理する機能を持たないIMAトランクからのこのようなトラフィックの再ルーティングをサポートします。

 また、IMATMカードは、インタフェースのY字型ケーブリングによるワンフォーワンカード冗長性もサポートします。T1またはE1ケーブリングは、IMAトランクのそれぞれのT1/E1に対して繰り返されます。

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高速性

 Ciscoの中間帯域ATMテクノロジにより、利用可能なすべての帯域幅を完全に利用して接続することができます。たとえば、IMATMによって多重化された4つのT1回線を持つネットワークセグメントは、特定の接続での高トラフィックレベルを処理するために、4回線すべてを使用することができます。

 これに対して、複数の独立した(非多重化の)T1またはE1リンクが2つのスイッチ間で使用されるときは、各接続がT1またはE1の最大速度に制限されます。特定回線に利用可能帯域幅を超えたバースト性トラフィックが発生すると、別の回線に過剰トラフィックをルートできないのでスループットが悪化します。

 ワンフォーワンカード冗長性とIMA帯域幅の利用可能回線数への自動調整を両方サポートすることによって、この問題を解決できます。

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マルチメディアサポート

 IMAはATMテクノロジに基づいており、最先端のクラスオブサービス(CoS)管理サポートを使用して、すべてのATMサービスクラスとトラフィックタイプをサポートすることができます。

 最先端のCoS管理ソフトウェアは、標準ベースのサービス品質(QoS)ディスクリプタを持つ最大16のプログラム可能なサービスのクラスを提供します。このソフトウェアにより、ネットワーク効率の維持だけでなく、サービスのプロビジョニングとカスタマイジングも柔軟に行うことができます。

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技術仕様

サポートされている帯域幅
  • AX-IMATM-8T1/B:1.544~12.352 Mbps(1.544-Mbps刻みで増加)
  • AX-IMATM-8E3/B:2.048~16.384 Mbps(2.048-Mbps刻みで増加)
複数IMAトランクグループ
  • IMATMごとに最大8つのIMAトランクグループをサポート(複数の仮想パス識別子[VPI]を最大8つまでの宛先にルートする機能)
T1インタフェース
  • 回線レート:1.544 Mbps ± 50 bps
  • 同期:ディジタルPLLがすべてのトランスミッタをT3回線、T1回線、またはMGX 8220 8-kHzクロックのいずれかを元にして同期します。
  • 回線コード:ANSI T1.408準拠のB8ZS
  • 回線フレーミング:ANSI T1.408準拠の拡張スーパーフレームフォーマット(Extended Superframe [ESF] 24-フレームマルチフレーム)
  • 入力ジッタ許容:ATT TR 62411準拠
  • 出力ジッタ生成:通常モード同期を使用するATT TR 62411準拠
  • 物理層アラーム:信号損失(LOS)、フレーム同期外れ(OOF)、アラーム指示信号(AIS)、遠隔偏向識別(RDI)
  • 物理層パフォーマンスパラメータ:回線コード違反(LCV)、LANエミュレータサーバ(LES)、LSES、CV、エンドシステム(ES)、SES、SEFS、AISSおよびUAS
E1インタフェース
  • 回線レート:2.048 Mbps ± 50 bps
  • 同期:ディジタルPLLがすべてのトランスミッタをT3回線、T1回線、またはMGX 8220 8-kHzクロックのいずれかを元にして同期します。
  • 回線コード:HDB3、AMI
  • 回線フレーミング:ITU G.704準拠の16-フレームマルチフレーム
  • 入力ジッタ許容:2.048-Mbpsオペレーションに対するITU G.823準拠
  • 出力ジッタ生成:2.048-Mbpsオペレーションに対するITU G.823準拠
  • 物理層アラーム:LoS、OOF、AIS、RDI
  • 物理層パフォーマンスパラメータ:LCV、LES、LSES、CV、ES、SES、SEFS、AISS、UAS
T3インタフェース
  • 公称回線レート:44.736 Mbps
  • 回線コード:DS3に対してB3ZS
  • 回線フレーミング:ANSI TA-TSY-000772およびTA-TSY-000773準拠のDS3に対する物理層変換プロシージャ
  • 入力準拠:ATT 54014およびITU-T G.703準拠
E3インタフェース
  • 公称回線レート:34.368 Mbps
  • 回線コード:HDB3
  • 回線フレーミング:ITU-T G.804およびG.832準拠
  • 入力準拠:ITU-T G.824準拠
バックカード(回線モジュール)物理インタフェース
  • T1 --- 8つのT1回線インタフェース:ミニRJ-48C、100Ω平衡型
  • T3 --- 1つのT3回線インタフェース:BNC, 75Ω非平衡型
  • E1 --- 8つのE1回線インタフェース:ミニRJ-48C、100Ω平衡型
  • E3 --- 1つのE3回線インタフェース:BNC, 75Ω非平衡型
  • E1 --- 8つのE1回線インタフェースコネクタ:ミニSMB、75Ω非平衡型
  • E3 --- 1つのE3回線インタフェースコネクタ:ミニSMB、75Ω非平衡型
輻輳制御
  • ATM明示的順方向輻輳表示(EFCI)ビットは、輻輳時にマークを付けることによってエンドツーエンド制御を可能にします。
サービスクラス
  • 最大16のサービスクラスと、ATM/フレームリレーインターワークおよびサービスインターワークの両方をサポートします。このなかには、以下のサービスも含まれます。
    • 固定ビット伝送速度(CBR)、未指定ビット伝送速度(UBR)
    • 非リアルタイムVBR(NRT-VBR)
管理オプション
  • SNMP(Simple Network Management Protocol)
  • TFTP(Trivial File Tranfer Protocol):コードおよび構成のダウンロードと統計収集に使用
  • コマンド行インタフェース(Telnet経由)
  • イーサネット経由、シリアルラインインターネットプロトコル(SLIP)経由、またはATMネットワーク全体でのインバンド経由で管理を実行可能
製品仕様
  • IMATM-8 T1/Bフロントカード:高さ18.4 cm(7.25インチ)、長さ41.3 cm(16.25インチ)
  • IMATM-8 E1/Bフロントカード:高さ18.4 cm(7.25インチ)、長さ41.3 cm(16.25インチ)
  • RJ-48-T3/T1バックカード(IMATM-8T1フロントカードへのインタフェース):高さ17.8 cm(7.0インチ)、長さ11.4 cm(4.5インチ)
  • RJ-48-E3/E1バックカード(IMATM-8E1フロントカードへのインタフェース):高さ17.8 cm(7.0インチ)、長さ11.4 cm(4.5インチ)
  • SMB-E3/E1バックカード(IMATM-8E1フロントカードへのインタフェース):高さ17.8 cm(7.0インチ)、長さ11.4 cm(4.5インチ)
  • RJ-48-T3/E1バックカード(IMATM-8E1フロントカードへのインタフェース):高さ17.8 cm(7.0インチ)、長さ11.4 cm(4.5インチ)
電気仕様
  • 入力電圧:-48VDC
  • 消費電力:30W


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