UCS C シリーズ ラックマウント サーバ

Cisco UCS C250 M2 拡張メモリ ラックマウント サーバ

注意: 本製品は既に生産/販売を終了しております。本製品を含むシリーズ全体については Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバ をご覧ください。

データ シート





Cisco UCS C250 M2 拡張メモリ ラックマウント サーバ



製品の概要


Cisco® UCS C シリーズ ラックマウント サーバは、ユニファイド コンピューティングの革新技術を業界標準のフォーム ファクタに結集したもので、Total Cost of Ownership(TCO; 総所有コスト)を削減し、ビジネスの俊敏性を向上させます。UCS C シリーズはスタンドアロン環境でも Cisco Unified Computing System™1 の一部としてでも動作するように設計されています。このシリーズに採用されているシスコ テクノロジーにより、お客様は作業や処理負荷に関する困難な課題を解決できるようになります。このシリーズは、ユニファイド ネットワーク ファブリックに標準構成で対応でき、Cisco VN-Link 仮想化のサポート、およびシスコ拡張メモリ テクノロジーが組み込まれています。また必要に応じたシステムの拡張が可能なので、お客様は投資を有効に活用しながら、ユニファイド コンピューティングへの移行を進めることができます。

Cisco UCS C250 M2 拡張メモリ ラックマウント サーバは、2 ソケット、2 ラックユニット(2RU)ラックマウント サーバで、シスコの特許技術であるシスコ拡張メモリ テクノロジーが採用されています(図 1)。要求が厳しい仮想化や大量データセットの作業負荷に対応するために、パフォーマンスと容量を強化するように設計されています。また、汎用的なメモリを用いて大容量メモリサイズの確保が可能なので、コストを削減することが可能です。このサーバは、エンタープライズ データセンター、サービス プロバイダー環境、仮想デスクトップ ホスティングの仮想化の作業負荷用に設計されています。データベース管理システムや、モデリングおよびシミュレーションのアプリケーションなどで、大量のデータ セットを処理する際のパフォーマンスが向上します。現在、メモリの拘束を受けているアプリケーションの場合、Cisco UCS C250 M2 サーバが提供する 384 GB のアドレス可能メモリを使用することによってより大きなメモリ空間を利用できるメリットがあります。

Cisco UCS C250 M2 サーバは、定評のある Cisco UCS C250 M1 拡張メモリ ラックマウント サーバを基盤としています。また、最新の Intel プロセッサ技術である Intel® Xeon® 5600 シリーズ プロセッサを利用し、Cisco Unified Computing System の性能をさらに向上させています。この強力なプロセッサによって、以前のモデルと同程度の消費電力で、処理可能なコア数、スレッド数、およびキャッシュが増え、投資回収期間の短縮と、生産性およびエネルギー効率の向上が可能になりました。Cisco Unified Computing System と Intel Xeon 5600 シリーズ プロセッサを組み合わせて稼動させることで、TCO をさらに削減し、ビジネスの俊敏性を向上させ、データセンターの仮想化を大きく前進させることができます。

図 1 Cisco UCS C250 M2 サーバ

図 1 Cisco UCS C250 M2 サーバ


用途


48 個の DIMM スロットを使用できる Cisco UCS C250 M2 サーバは、Intel Xeon 5600 シリーズ プロセッサに基づく 2 ソケット サーバの中でもユニークな設計になっています。メモリ容量の観点では、大容量メモリ フットプリントのアプリケーションのメモリ容量確保のために、通常ならばコスト高な 4 ソケット規模のサーバが必要要件となる場合でも、本サーバが大容量のメモリ容量を提供し、コストパフォーマンスを向上させます。メモリコストの観点からすると、市場流通量の多い(一般的に安価な)4GB DIMM メモリを使用して、最大 192 GB のメインメモリを搭載できます。このメモリ構成により、その他の 2 ソケット、Intel Xeon 5600 シリーズ プロセッサベース システムではより大きなメモリ容量 16 GB の DIMM を使用しなければ達成できないようなメモリ フットプリントが実現します。また、8 GB DIMM を使用して、最大 384 GB のメモリを搭載できます。

シスコ拡張メモリ テクノロジーは、次の例のように、非常に大きなメモリ フットプリントが必要な場合や、低コストで大きなメモリ フットプリントが望ましいときに役立ちます。

  • 大規模な仮想化環境では、サーバのメモリフットプリントを大きくして、より多くの仮想マシンや大きな仮想マシンを集約でき、既存環境がメモリ容量で制約されている場合もパフォーマンスを向上できます。
  • データベース アプリケーションの仮想化環境あるいは非仮想化環境としても利用できます。データベースサーバとして、大きいメモリ フットプリントと最高速の Intel プロセッサを組み合わせた構成が可能です。
  • このサーバのパフォーマンスとメモリ フットプリントは、多くのメモリを必要とする、工業デザイン オートメーション(EDA)アプリケーションや地形などの物理モデリングアプリケーションなど、従来のハイパフォーマンス コンピューティング(HPC)アプリケーションで役立ちます。EDA アプリケーションや、石油および地震などの解析シミュレーションなどのように一般的な 2 ソケット サーバのメモリ容量 144 GB レベルを超える容量が必要なケースでも、より大きなメモリ フットプリント(384 GB)または経済的なメモリ フットプリント(192 GB)でアプリケーション処理速度の向上が可能です。メモリアクセス速度やメモリ容量で制約が発生しやすい HPC アプリケーションでも、Cisco UCS C250 M2 サーバによりパフォーマンスの向上を期待できます。
  • エンタープライズ リソース プランニング(ERP)アプリケーションのような、メインメモリ上の大量データ セットが必要なアプリケーションでもパフォーマンスの改善を期待できます。

機能と利点


Cisco UCS C250 M2 サーバは、シスコ拡張メモリ テクノロジーを含むシスコ ユニファイド コンピューティングの革新技術を、業界標準のラックマウント フォーム ファクタに拡張したものです。これは、今後の展開として、ユニファイドコンピューティングに統合できる方法が組み込まれたラックマウントサーバです。ラックマウントサーバフォームファクタを提供することによって、お客様のサーバ選択肢を増やし、これまで仮想化データセンターのニーズに対応できる製品がなかった商品市場に、差別化と新たな価値をもたらします。表 1 は、Cisco UCS C250 M2 サーバの機能と利点です。

表 1 機能と利点

機能 利点
シスコ拡張メモリ テクノロジー
  • 8 GB DIMM を使用した、最大 384 GB のメイン メモリ、または 4 GB DIMM を使用した、最大 192 GB のメイン メモリ
  • 大幅にメモリ フットプリントを増やすことで、パフォーマンスと容量を強化し、要件の多いバーチャライゼーションおよび大量データセットの作業負荷に対応する
  • 仮想と物理の統合比率が高いため、サーバ数が減りライセンス コストを低減
  • 48 個の DIMM スロットにより、高価な高密度 DIMM の代わりに低密度 DIMM を使用して、よりコスト効率の高いメモリ フットプリントを実現できる
10 Gbps ユニファイド ネットワーク ファブリック
  • 低遅延、ロスレスの 10 Gbps イーサネットと業界標準の Fibre Channel over Ethernet(FCoE)ファブリックをサポート
  • I/O 設定を変更しても、アダプタの取り付け直しや、ラックやスイッチの配線を変更する必要のない wire-once(配線は初回のみ)設定運用を実現
  • ネットワーク構成がシンプルで、構成パーツが少なく導入費用や消費電力を削減するとともに、設定、保守が必要なインターフェイス カード、ケーブル、アップストリーム ネットワーク ポートが少ない
仮想化への最適化
  • Cisco VN-Link テクノロジー、I/O 仮想化、そして Intel Xeon 5600 シリーズ プロセッサの機能により、仮想マシンにまでネットワークを拡張
  • 一貫性があり、スケーラブルな運用モデルの実現
  • 複雑さを軽減しセキュリティ確保と効率性を向上
統合管理
(Cisco Unified Computing System に統合した場合)
  • Cisco UCS Manager により、UCSシステム(ネットワーク、サーバ、ストレージアクセス)全体を単一ドメインとして管理でき、運用効率と柔軟性を改善
  • ロールベースおよびポリシーベースの管理を実装するサービス プロファイルとテンプレートを使用することにより、熟練したサーバ管理者、ネットワーク管理者、ストレージ管理者がそれぞれより効率的に設定・運用管理が可能
  • プロビジョニングの自動化とビジネスの俊敏性の向上により、データセンター管理者は、一般的には数日かかるような設定・サービス提供を、分レベルでプロビジョニング可能
ホットスワップ可能な冗長電源装置 可用性の向上
ホットスワップと前面アクセスが可能な冗長ファン サービサビリティの向上、ダウンタイムの短縮
最大 5 つの PCI Express(PCIe)2.0 スロットのサポート
  • 柔軟性とパフォーマンスの向上、および業界標準との互換性
  • フルハイトでハーフレングスの x16 スロット 2 個、またはロープロファイルでハーフレングスの x8 スロット 3 個による I/O パフォーマンスと柔軟性
  • オプションの LSI MegaRAID コントローラにより、最大 5 個の HDD スロットを利用して柔軟な RAID を設定可能
  • PCIe 2.0 スロットは、帯域幅が前世代の 2 倍となり、柔軟性を提供しながらも、PCIe 1.1 との互換性を維持
6 コア Intel Xeon 5600 シリーズ プロセッサ
  • アプリケーションのニーズに応じてサーバ パフォーマンスをインテリジェントに調整。必要なときにだけ自動的にパフォーマンスが増大するので、消費エネルギーの大幅な節約が可能
  • 必要とされるパフォーマンスを実現しながらも、プロセッサとメモリの電力状態を可能なかぎり自動的に節約することによって、エネルギー コストを削減
  • 移行および直接 I/O のためのプロセッサ サポートを含め、仮想化環境のパフォーマンスを最適化する柔軟な仮想化テクノロジー
  • 以前のモデルと同程度の消費電力で、処理可能なコア数、スレッド数、およびキャッシュが増加。Cisco Unified Computing System と Intel Xeon 5600 シリーズ プロセッサを組み合わせることで、TCO をさらに削減し、ビジネスの俊敏性を向上させ、データセンターの仮想化を大きく前進させることが可能
  • シスコの C シリーズ サーバは、Intel Xeon プロセッサの革新的技術に対応するために、プロセッサの周波数とセキュリティ機能が向上した最新シリーズの 5600 プロセッサを搭載。クロック速度が向上したIntel Xeon 5600 シリーズを搭載した UCS C シリーズ ラックマウント サーバは優れた価格/性能を実現し、UCS サーバは業界でトップクラスのベンチマーク性能を実現
ホットスワップ可能な SAS および SATA ドライブ
  • 前面アクセスとホットスワップが可能な Small Form-Factor(SFF)6G SAS ドライブまたは SATA ドライブを最大 8 台サポート
  • 10,000 RPM ドライブをサポートし、コストと容量の高いバランスを実現
  • 15,000 RPM ドライブをサポートし、最大のパフォーマンスを実現
  • 大容量(500 GB)で経済的な SATA ドライブ、または高パフォーマンスのエンタープライズクラス SAS ドライブを選択でき、アプリケーション要件に合わせたストレージパフォーマンスと容量の搭載が可能
RAID 0、1、5、6、10、50、60 の サポート 2 つの RAID コントローラ オプションを選択可能。最大 8 台の SAS ドライブまたは SATA ドライブでデータ パフォーマンスとデータ保護を提供
Cisco UCS Integrated Management Controller
  • サーバ管理、アドミニストレーション、仮想メディア用の Web ユーザ インターフェイス
  • リモートからキーボード、ビデオ、およびマウス(KVM)および CD/DVD ドライブをまるでローカルであるかのように操作できる、仮想メディアのサポート
  • サードパーティ製エンタープライズ管理システムを使用したアウトオブバンド管理用に、Intelligent Platform Management Interface(IPMI; インテリジェント プラットフォームの管理インターフェイス) 2.0 をサポート
  • サーバ管理用 Command-line interface(CLI; コマンド ライン インターフェイス)
統合 4 ギガビット イーサネット
  • 優れたネットワーク I/O パフォーマンス、およびネットワーク効率と柔軟性の向上
  • フェールオーバー構成で設定した場合、ネットワーク可用性が向上
光学式ドライブ CD メディアと DVD メディアに前面パネルから直接アクセス


製品仕様


表 2 は Cisco UCS C250 M2 サーバの仕様です。

表 2 製品仕様

項目 仕様
プロセッサ
  • Intel Xeon シリーズ 5500 または 5600 プロセッサ 1 基または 2 基
  • プロセッサの選択肢:Intel Xeon X5690、X5680、X5675、X5670、X5650、E5649、E5640、E5620
メモリ
  • 最大 48 個の DIMM スロット
  • DDR3-1333MHz registered DIMM をサポート
  • DDR3-1333MHz 低電圧 DIMM をサポート
  • アドバンスド ECC
  • ミラーリング オプション
PCIe スロット
  • 5 個の PCIe 2.0 スロットを使用可能
    • ロープロファイル、ハーフレングス x8 スロット× 3
    • フルハイト、ハーフレングス x16 スロット× 2
    • すべてのスロットで x16 コネクタ
ハード ドライブ 最大 8 台の 2.5 インチ SAS または SATA ドライブ(前面アクセス、ホットスワップ可能)
ハード ディスク オプション
  • 73 GB SAS、6G、15,000 RPM
  • 146 GB SAS、6G、10,000 RPM  15,000RPM
  • 300 GB SAS、6G、10,000 RPM
  • 500 GB SATA、7200 RPM
  • 600 GB SAS、10,000 RPM
光学式ドライブ 24x CD±R/RW DVD±R/RW 光学式ドライブ
統合グラフィック ServerEngines Pilot-2 BMC に Matrox G200 コアを組み込み済み
Cisco UCS Integrated Management Controller
  • Integrated ServerEngines Pilot-2 BMC
  • IPMI 2.0 に準拠(管理および制御)
  • 10/100BASE-T アウトオブバンド管理インターフェイス× 2
  • 自動 Lights Out 管理用の CLI および WebGUI 管理ツール
  • KVM
Baseboard management controller(BMC) Integrated ServerEngines Pilot-2 BMC
前面パネル コネクタ アクセスしやすい前面パネル ビデオ ポート、USB ポート(2 個)、シリアル コンソール
前面パネル ロケータ LED 大規模データセンター環境で管理者の注意を特定サーバに喚起するインジケータ
その他の背面コネクタ DB-15 ビデオ ポート(1 個)、USB 2.0 ポート(2 個)、DB-9 シリアル ポート(1 個)を含む追加のインターフェイス
物理寸法(高さ×幅×奥行) 2RU:8.61 × 44.45 × 71.12 cm (3.39 × 17.5 × 28 インチ)
温度:動作時 10 〜 35 °C(50 〜 95 °F)
温度:非動作時 -40 〜 65 °C(-40 〜 149 °F)
湿度:動作時 5 〜 93%(結露しないこと)
湿度:非動作時 5 〜 93%(結露しないこと)
高度:動作時 0 〜 3000 m(0 〜 10,000 フィート)
高度:非動作時 12,000 m(40,000 フィート)


適合規格


表 3 は適合標準規格の情報です。

表 3 適合標準規格:安全性および EMC

仕様 説明
安全性
  • UL 60950-1 No. 21CFR1040
  • CAN/CSA-C22.2 No. 60950-1
  • NOM-NYCE
  • NOM-10-SCFI-10993
  • IRAM IEC60950-1
  • CB IEC60950-1
  • EN 60950-1
  • IEC 60950-1
  • GOST IEC60950-1
  • SASO
  • SABS/CB IEC6095-1
  • CCC/CB GB4943-1995
  • CNS14336
  • CB IEC60950-1
  • AS/NZS 60950-1
  • GB4943
EMC:放射
  • 47CFR Part 15 (CFR 47) Class A
  • AS/NZS CISPR22 Class A
  • CISPR2 2 Class A
  • EN55022 Class A
  • ICES003 Class A
  • VCCI Class A
  • EN61000-3-2
  • EN61000-3-3
  • EN60601
  • KN22 Class A
  • CNS13438 Class A
EMC:イミュニティ
  • EN50082-1
  • EN61000-6-1
  • EN55024
  • CISPR24
  • EN300386
  • KN 61000-4 シリーズ


シスコ ユニファイド コンピューティング サービス:Cisco C シリーズ ラックマウント サーバ


シスコは、業界をリードするパートナー企業とともに、データセンターのリソースを一元的に扱うことで、Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバ ソリューションへの移行を促進するサービスを提供します。シスコ ユニファイド コンピューティング サービスを利用することにより、サーバの配置や、ビジネス ニーズに応じた運用の最適化、シスコのユニファイド コンピューティング アーキテクチャへの移行を加速することができます。詳細については Cisco パートナーもしくは Cisco 担当営業にお問い合わせください。データセンターネットワーキングサービスメニューは以下からも参照いただけます。http://www.cisco.com/web/JP/services/portfolio/as/index.html

関連情報


http://www.cisco.com/jp/go/unifiedcomputing/ を参照してください。


1 製品の出荷開始(FCS)後に使用可能になる計画段階の機能