Cisco UCS 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト

Cisco UCS 2200 シリーズ ファブリック エクステンダ

データ シート





Cisco UCS 2200 シリーズ ファブリック エクステンダ






Cisco Unified Computing System の概要


Cisco Unified Computing System™(Cisco UCS™)は、コンピューティング、ネットワーク、ストレージ アクセス、および仮想化のリソースを 1 つの全体的かつ統括的なシステムにまとめ、総所有コスト(TCO)を削減し、ビジネスの俊敏性を高めることを目的として設計された次世代データセンター プラットフォームです。このシステムは、低遅延のロスレス 10 ギガビット イーサネット ユニファイド ネットワーク ファブリックと、エンタープライズクラスの x86 アーキテクチャ サーバを統合します。また、スケーラビリティの高いマルチシャーシ プラットフォームであり、システム内のすべてのリソースが、一貫した管理ドメインのもとに統合されます(図 1)。

図 1 可用性の高い統合されたアーキテクチャの Cisco Unified Computing System

図 1 可用性の高い統合されたアーキテクチャの Cisco Unified Computing System


製品の概要


Cisco UCS 2200 シリーズ ファブリック エクステンダは、ブレード サーバを格納するブレード シャーシにユニファイド ファブリックのモジュールとして組み込みます。ブレード サーバとファブリック インターコネクト間に複数の 10 ギガビット イーサネット接続を提供し、接続配線、ネットワークの診断、ブレード シャーシやサーバ管理を簡素化します。次世代型 I/O モジュール(IOM)である本製品は、第 1 世代の Cisco UCS 2100 シリーズ ファブリック エクステンダ IOM と共通のフォーム ファクタを持ち、現在出荷中の Cisco UCS 5108 ブレード サーバ シャーシで利用可能です。

Cisco UCS 2200 シリーズは、Cisco UCS 6100 および 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトと Cisco UCS 5100 シリーズ ブレード サーバ シャーシ間の I/O ファブリックを拡張し、すべてのブレードおよびシャーシを常にロスレスの Fibre Channel over Ethernet(FCoE)ファブリックとして接続します。ファブリック エクステンダは分散型ラインカードと同様の製品であるため、スイッチングは実行せず、ファブリック インターコネクトの拡張機能の 1 つとして管理されます。このようなアプローチを取ることで、ブレード シャーシからスイッチングが取り払われ、インフラストラクチャ全体の複雑さが低減します。また、Cisco UCS の規模を拡大してシャーシの数を増やしても、必要なスイッチの数が増えることはないので、TCO が削減され、すべてのシャーシを可用性の高い 1 つの管理ドメインとして扱うことが可能になります。

Cisco UCS 2200 シリーズではファブリック インターコネクトと併せてシャーシ環境(電源、ファン、およびブレード)も管理できます。したがって、シャーシごとに管理モジュールを用意する必要もありません。

Cisco UCS 2200 シリーズ ファブリック エクステンダは、Cisco UCS 5100 シリーズ シャーシの背面に格納されます。Cisco UCS 5100 シリーズ シャーシ 1 台あたり最大 2 台のファブリック エクステンダを搭載でき、、接続キャパシティの拡大と冗長性を実現します(図 2)。

図 2 Cisco UCS 2208XP ファブリック エクステンダ 2 台を搭載した Cisco UCS 5108 ブレード サーバ シャーシの背面

図 2 Cisco UCS 2208XP ファブリック エクステンダ 2 台を搭載した Cisco UCS 5108 ブレード サーバ シャーシの背面


Cisco UCS 2208XP ファブリック エクステンダ

Cisco UCS 2208XP ファブリック エクステンダ(図 3)には 10 ギガビット イーサネット、FCoE、拡張 Small Form-Factor Pluggable(SFP+)対応のポートが 8 個あり、これらのポートでブレード シャーシをファブリック インターコネクトに接続します。ブレード シャーシ内では、各 Cisco UCS 2208XP に搭載された 32 個の 10 ギガビット イーサネット ポートは、ミッドプレーンを通じてシャーシ内の各ハーフ幅スロットに接続されます。通常は冗長性を得るため 2 台のファブリック エクステンダによってペアで構成され、最大 160 Gbps の I/O をシャーシに提供することが可能です。

図 3 Cisco UCS 2208XP ファブリック エクステンダ

図 3 Cisco UCS 2208XP ファブリック エクステンダ


Cisco UCS 2204XP ファブリック エクステンダ

Cisco UCS 2204XP ファブリック エクステンダ(図 4)には 10 ギガビット イーサネット、FCoE、SFP+ 対応のポートが 4 個あり、これらのポートでブレード シャーシをファブリック インターコネクトに接続します。ブレード シャーシ内では、各 Cisco UCS 2204XP には、ミッドプレーン経由でシャーシ内の各ハーフ幅スロットに接続される 16 個の 10 ギガビット イーサネット ポートがあります。一般に、ファブリック エクステンダを 2 ユニット 1 組で使用することで冗長化します。この 2 つのユニットを合わせて構成することによりシャーシの I/O 帯域幅は最大 80 Gbps となります。

図 4 Cisco UCS 2204XP ファブリック エクステンダ

図 4 Cisco UCS 2204XP ファブリック エクステンダ


機能と利点


表 1 に、Cisco UCS 2200 シリーズの主な機能と利点を示します。

表 1 機能と利点

項目 利点
Cisco UCS Manager による管理
  • シャーシから管理モジュールを排除することで TCO を削減し、シャーシをステートレス化
  • UCS ブレード シャーシの接続に対して、可用性を高めたファブリックインターコネクトより 1 つの管理ドメインで管理できることで、管理作業を大幅に削減
自動設定 ファブリック エクステンダとインターコネクト間のファームウェア レベルを自動で同期させ、運用を簡素化
ユニファイド ファブリック
  • ネットワーク インターフェイス カード(NIC)、ホスト バス アダプタ(HBA)、スイッチ、ケーブルの必要数を減らすことによって、TCO を削減
  • ファイバ チャネルのパケットをイーサネットへ透過的にカプセル化
自動フェールオーバー アクティブ/アクティブの通信と、データ プレーンの可用性の向上
スケーラブルな帯域幅 システム全体の通信容量に対して、実際の通信要求に合わせた帯域を確保することで TCO を削減
環境モニタリング シャーシ管理モジュールが不要
パケット ロスのないファブリック 1 つのトランスポート上で LAN トラフィックおよび SAN トラフィックを統合し、信頼性の高い強固な基盤を提供
プライオリティ フロー制御(PFC)
  • 1 つのネットワーク リンク上の複数のトラフィック フローを集約でき、管理が簡素化される
  • 異なるサービス クラスをサポートし、同一ファブリック上でロスレス イーサネットと従来のイーサネットの両方を提供できる
システム全体の帯域幅管理 システムを通じて一貫性と整合性を兼ね備えた QoS(Quality of Service)管理を実現
Cisco Data Center Virtual Machine ファブリック エクステンダ(VM-FEX)テクノロジー
  • 仮想環境と物理環境との間で、一貫した運用モデルを実現
  • 仮想化環境と非仮想化環境どちらでも同レベルのネットワーク可視性を提供
  • 仮想環境の診断機能とトラブルシューティング機能を向上
  • あるホストから別のホストへ仮想マシンを移行する際のネットワークおよびセキュリティ ポリシーの適用を簡素化
SFP+ ポート
  • 配線長の短い Twinax copper ケーブルと長い配線用のファイバを含む相互接続ソリューションにより、配線デザインの柔軟性が向上
  • 従来のソリューションよりもポートあたりの電力消費が削減される
  • Cisco ファブリック エクステンダ トランシーバ(FET)光ファイバ対応のファブリック エクステンダ上でコスト効率の高い接続を実現
ファブリック PortChannel
  • PortChannel にファブリック ポートをバンドルできる柔軟性を提供


製品仕様


ケーブル

表 2 に、Cisco UCS 2200 シリーズの配線仕様を示します。

表 2 配線仕様

コネクタ(メディア) ケーブル 距離 消費電力(各側) トランシーバ遅延(リンク) 規格
SFP+ 銅線(CU) Twinax 1 m、3 m、5 m 約 0.1 ワット(W) 約 0.1 マイクロ秒 SFF 8431
SFP+ FET MM OM2
MM OM3
MM OM4
25 m、100 m 1 W 約 0 マイクロ秒 IEEE 802.3ae
SFP+ 短距離 (SR)およびマルチモード ファイバ(MMF) MM OM2
MM OM3
MM OM4
82 m、300 m 1 W 約 0 マイクロ秒 IEEE 802.3ae
SFP+ 長距離(LR)MMF および SR SMF 最大 300 m(SMF) 1 W 約 0 マイクロ秒 IEEE 802.3ae


パフォーマンスの向上

  • ハードウェア フォワーディング速度 640 Gbps
  • 低遅延のカットスルー方式(パケット サイズ、トラフィック パターン、または使用可能な機能に関係なく、予測可能でトラフィック遅延が一定)

レイヤ 2

  • レイヤ 2 VLAN トランク
  • IEEE 802.1Q VLAN カプセル化
  • 最大 1,024 の VLAN および仮想 SAN(VSAN)のサポート
  • Cisco Data Center VM-FEX アーキテクチャのサポート
  • 全ポートでジャンボ フレームをサポート(最大 9,216 バイト)
  • ポーズ フレーム(IEEE 802.3x)

QoS

  • レイヤ 2 IEEE 802.1p(サービス クラス(CoS))
  • CoS ベースの出力キューイング
  • 出力の完全優先キューイング
  • 出力ポート ベースのスケジューリング:Weighted Round-Robin(WRR)
  • ポートあたり 8 つのハードウェア キュー

ハイ アベイラビリティ

  • Cisco UCS 5100 シリーズ ブレード サーバ シャーシに最大 2 台のファブリック エクステンダを搭載・動作可能
  • フェールオーバー対応のアクティブ/アクティブなデータ プレーン運用
  • 障害発生時に 1 台のファブリック エクステンダから別のファブリック エクステンダへフェールオーバーする機能
  • アクティブ/パッシブな管理プレーン運用
  • ノンストップの管理プレーン機能サポート(アクティブなファブリック エクステンダに問題が生じた場合、パッシブなファブリック エクステンダがシャーシの管理機能を引き継ぐ)

管理

  • ファブリック エクステンダの管理を Cisco UCS Manager に統合(管理インターフェイスの詳細については Cisco UCS Manager のデータ シートを参照)
  • 電源装置、ファン、ブレードなどのブレード サーバ シャーシ コンポーネントをファブリック インターコネクトと連携させながら管理する機能
  • ファブリック エクステンダとファブリック インターコネクト間のファームウェア レベルを常時同期

低遅延でロスレスな 10 ギガビット イーサネット ユニファイド ネットワーク ファブリック

  • PFC(プライオリティごとのポーズ フレームのサポート)
  • Data Center Bridging Exchange(DCBX)プロトコル
  • IEEE 802.1Qaz:帯域幅管理

業界規格

  • IEEE 802.1p:CoS による優先順位付け
  • IEEE 802.1Q:VLAN タギング
  • IEEE 802.3:イーサネット
  • IEEE 802.3ad:Link Aggregation Control Protocol(LACP)
  • IEEE 802.3ae:10 ギガビット イーサネット
  • SFP+ サポート

物理仕様


SFP+ 光ファイバ

Cisco UCS 製品は、10 ギガビット イーサネット SFP+ Twinax 銅ケーブル(短距離用)と SFP+ 光ファイバ(長距離用)をサポートします。SFP+ には、他の 10 ギガビット イーサネット接続オプションと比べて、以下のような利点があります。

  • 小型の 10 ギガビット イーサネット フォーム ファクタ
  • XENPAK、X2、および 10 ギガビット Small Form-Factor Pluggable(XFP)インターフェイス タイプとの、光インターコネクトの相互運用性
  • 低消費電力
  • ホットスワップ可能なデバイス

環境

  • 本体寸法(高さ X 幅 X 奥行):19.4 X 3.45 X 18.29 cm(7.64 X 1.36 X 7.2 インチ)
  • 動作温度:0 〜 40 °C(32 〜 104 °F)
  • 保管温度:-40 〜 70 °C(-40 〜 158 °F)
  • 湿度:5 〜 95 %(結露しないこと)
  • 高度:0 〜 3,000 m(0 〜 10,000 フィート)

重量

  • 1.134 kg(2.5 ポンド)。Cisco UCS 2208XP と 2204XP IOM の場合と同様の重量

適合規格:安全性および EMC


表 3 に、Cisco UCS 2200 シリーズの適合規格を示します。

表 3 適合規格:安全性および EMC

仕様 説明
適合規格 本製品は、指令 2004/108/EC および 2006/95/EC による CE マーキングに準拠しています。
安全性
  • UL 60950-1
  • CAN/CSA-C22.2 No. 60950-1 認証取得
  • EN 60950-1
  • IEC 60950-1
  • AS/NZS 60950-1
  • GB4943
EMC:エミッション
  • 47CFR Part 15 (CFR 47) Class A
  • AS/NZS CISPR22 Class A
  • CISPR22 Class A
  • EN55022 Class A
  • ICES003 Class A
  • VCCI Class A
  • EN61000-3-2
  • EN61000-3-3
  • KN22 Class A
  • CNS13438 Class A
EMC:イミュニティ
  • EN50082-1
  • EN61000-6-1
  • EN55024
  • CISPR24
  • EN300386
  • KN 61000-4 シリーズ
RoHS 本製品は、Ball Grid Array(BGA)鉛ボールおよび鉛プレスフィット コネクタを除き RoHS 5 に準拠しています。


保証に関する情報


保証については、Cisco.com の製品保証 [英語] のページをご参照ください。

シスコ ユニファイド コンピューティング サービス


シスコは、業界をリードするパートナー企業とともに、データセンターのリソースを一元的に扱うことで、Cisco UCS ソリューションの導入・移行を支援するサービスを提供します。シスコ ユニファイド コンピューティング サービスを利用することにより、サーバの設計配置や、ビジネス ニーズに応じた運用の最適化、シスコのユニファイド コンピューティング アーキテクチャの導入・移行が確実・スムーズになります。これらのサービスおよびその他のシスコのデータセンター サービスの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/dcservices/ を参照してください。

関連情報


Cisco UCS 2200 シリーズ ファブリック エクステンダの詳細については、
http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/ucs/ucs2100/index.html を参照するか、最寄りのシスコ代理店にお問い合せください。