ダウンロードデータ シートCisco Nexus 7000 シリーズの環境製品の概要Cisco Nexus 7000™ シリーズ スイッチは、スケーラビリティの高い 10 ギガビット イーサネット ネットワークのために設計されたモジュール型のデータセンター クラス製品です。ファブリック アーキテクチャが採用されており、15 テラビット/秒(Tbps)を超える拡張が可能です。最高レベルのミッション クリティカルなデータセンターにおける要求に対応する設計になっており、継続的なシステム運用と、仮想化され、広範囲にプール化された IT リソースへの高速なアクセスおよび利用を可能にします。Cisco Nexus 7000 シリーズは、実績のあるオペレーティング システムを基礎にしており、拡張機能によってリアルタイムのシステム アップグレードを行うことができ、きわめて高い管理性とサービサビリティを備えています。この革新的な設計により、エンドツーエンドのデータセンター接続、IP 統合、ストレージ、およびプロセス間通信(IPC)ネットワークを単一のイーサネット ファブリックでサポートすることができます。 Cisco Nexus 7000 シリーズのシャーシ(図 1 および図 2)は、設計、電源、エアフロー、冷却、配線の点で大きく進歩しています。10 スロット シャーシでは、エアフローの方向が前面から背面へとなっており、ホット アイル/コールド アイル展開に適しています。18 スロット シャーシでは、エアフローの方向が側面から側面へとなっており、コンパクトなフォーム ファクタで高密度を実現します。電源装置、ファン トレイ、およびファブリックはシャーシの背面から交換でき、I/O ケーブルに遮られることがないので、運用効率が向上します。また、Cisco Nexus 7000 シリーズには、温度センサー、可変速ファン、高効率電源装置など、省電力のための機能も数多く組み込まれており、お客様の総所有コスト(TCO)を削減します。
図 1 Cisco Nexus 7000 シリーズ 10 スロット シャーシ
図 2 Cisco Nexus 7000 シリーズ 18 スロット シャーシ 物理仕様Cisco Nexus 7000 シリーズ 10 スロット シャーシの前面には、スーパーバイザ スロット 2 個、I/O モジュール スロット 8 個、ケーブル マネジメント ドア、およびエア フィルタ(オプション)があります。背面には、ファブリック スロット 5 個、電源ベイ 3 個、システム ファン トレイ 2 個、およびファブリック ファン トレイ 2 個があります。 Cisco Nexus 7000 シリーズ 18 スロット シャーシには、スーパーバイザ モジュール スロット 2 個と I/O モジュール スロット 16 個があり、両側にケーブル マネジメントが一体化されています。また、前面保護ドアはどちら側にも開き、ケーブルやモジュールへのアクセスが容易です。背面には、ファブリック モジュール スロット 5 個、電源ベイ 4 個、およびシステム ファン トレイ 2 個があります。表 1 に、シャーシの物理仕様の要約を示します。 表 1 物理仕様
電源Cisco Nexus 7000 シリーズ 10 スロット シャーシには電源ベイ 3 個、Cisco Nexus 7000 シリーズ 18 スロット シャーシには電源ベイ 4 個があり、6,000 ワット(W)または 7,500 W の AC 電源装置を収容できます。 Cisco Nexus 7000 シリーズの電源装置には、6,000 W のものと 7,500 W のものがあります。6,000 W 電源装置には 1 台に 2 個のユニバーサル(100 〜 240 V)入力があり、C19 コネクタ付きの AC 電源コードを使用して 2 つの AC 電源に接続することができます。7,500 W の電源装置には入力電源コード 2 本があり、電源装置に固定配線されています。2 つのバージョンがあり、国際仕様のものは IEC 60309 AC プラグ付き、米国仕様のものは NEMA L6-30 AC プラグ付きです。 表 2 は、Cisco Nexus 7000 の 6,000 ワット AC 電源装置モジュールからの出力電力を、接続されている入力の数と入力電圧の組み合わせ別にまとめたものです。 表 2 電源装置出力
表 3 に、Cisco Nexus 7000 の 7,500 ワット AC 電源装置モジュールの出力電力を示します。 表 3 入力電力別の出力可能電力
電源装置はホットスワップ可能なため、継続的なシステム稼働を実現できます。また、内部障害監視、温度検知、リアルタイム消費電力統計、可変速ファンなどの高度な機能も組み込まれています。 Cisco Nexus 7000 の電源装置は、効率が 90% 以上向上しており、一般的な電源装置と比べると、熱として消費される電力が少なく、より多くの電力をシステムが利用できることになります。表 4 に示すとおり、Cisco Nexus 7000 シリーズ システムは、ユーザ設定可能な 4 つの電源冗長モードで動作します。 表 4 電源冗長モード
プラットフォーム ソフトウェアの要件では、10 スロット システムのアクティブ化に必要な電力は最低 2,904 W、18 スロット システムのアクティブ化に必要な電力は最低 2,353 W となっています。電源装置から供給される電力がこの最低値を超えていれば、余剰電力を使用して I/O モジュールがアクティブ化されます。ライン カードをアクティブ化するのに十分な電力が供給されていない場合は、ライン カードの状態が power-denied(電力不十分)のままになります。十分な電力が供給されるようになってから、手動でライン カードの電源をオンにしてアクティブ化する必要があります。 通常の動作条件下では、システムが消費する電力は最大値を大きく下回ります。プラットフォーム ソフトウェア側で最大値が使用されるのは、モジュール用に十分な電力を確保するためです。標準電力定格は、制御された環境における一般的な値です。 表 5 に、システムおよびモジュールの最大と標準の電力定格を示します。 表 5 電力要件の最大値と標準値
動作環境表 6 に、Cisco Nexus 7000 シリーズの 10 スロット シャーシおよび 18 スロット シャーシの動作環境を示します。 表 6 動作環境
エアフローおよび冷却10 スロット シャーシの冷却システムは、I/O およびスーパーバイザ モジュールを冷却する 2 つのシステム ファン トレイと、ファブリック モジュールを冷却する 2 つのファブリック ファン トレイで構成されます。各システム ファン トレイは、複数の独立したファンで構成されます。ファン トレイはすべて、取り外しがシャーシ背面からできるので、メンテナンス時でもシステムの稼働を継続できます。表 7 に、Cisco Nexus 7000 シリーズ 10 スロット シャーシのエアフローおよび冷却の機能を示します。 表 7 Cisco Nexus 7000 シリーズ 10 スロット シャーシのエアフローおよび冷却の機能
18 スロット シャーシの冷却システムは、2 つの同一のシステム ファン モジュールで構成されます。I/O およびスーパーバイザ モジュールとファブリック モジュールの両方がこれらのシステム ファン モジュールで冷却されます。システム ファン トレイはそれぞれ、シャーシの半分を冷却します。上のファン トレイはスロット 1 〜 9 とファブリック モジュールを冷却し、下のファン トレイはスロット 10 〜 18 を冷却します。ファン モジュールは入れ替えが可能です。各ファン モジュールは、複数の独立したファンで構成されます。ファン トレイはどちらも、取り外しがシャーシ背面からできるので、メンテナンス時でもシステムの稼働を継続できます。各ファン モジュールは、ファンの冗長性とファン コントローラの冗長性を備えているので、ファンまたはコントローラに障害が発生しても復元が可能です。表 8 に、Cisco Nexus 7000 シリーズ 18 スロット シャーシのエアフローおよび冷却の機能を示します。 表 8 Cisco Nexus 7000 18 スロット シャーシのエアフローおよび冷却の機能
音響ノイズファン速度の検出と制御のメカニズムが、ノイズを抑えて信頼性を維持すると同時に、システム温度を動作時パラメータ内で維持します。 エア フィルタを取り付けていない状態の Cisco Nexus 7000 シリーズ 10 スロット シャーシの音響出力は、測定値 74.3 dBA、公表値 77.3 dBA であり、NEBS の要件を満たしています(GR-63-Core、R4-96:有人の電気通信室に配置される機器の公表音響出力レベルは 78 dBA)。エア フィルタを取り付けていない状態での音圧レベルは 67.2 dBA、エア フィルタを取り付けた状態では 70.2 dBA です。 Cisco Nexus 7000 シリーズ 18 スロット シャーシの音響出力は、測定値 74.2 dBA、公表値 77.2 dBA であり、NEBS の要件を満たしています(GR-63-Core、R4-96:有人の電気通信室に配置される機器の公表音響出力レベルは 78 dBA)。音圧レベルは 65.0 dBA です。 NEBS の要件に基づき、統計上の上限値に近付けるために、音響出力レベルの測定値に 3 dBA が加算されます。 配線およびキャビネットCisco Nexus 7000 シリーズ 10 スロット シャーシのケーブル マネジメント システムは、シャーシ前面のモジュールの上にあります。最大規模の構成では、カテゴリ 6A 銅ケーブル 384 本とマネジメント ポート ケーブル 8 本を処理できます。すべてのケーブルを、シャーシの片側一方または両側にまとめることができます。ケーブル マネジメント システムは上部ドアによって覆われます。ケーブル マネジメント システムを取り外して、別の方法でケーブルを管理することもできます。 Cisco Nexus 7000 シリーズ 10 スロット シャーシは、標準の 4 ポスト ラックまたは 4 ポスト キャビネットに設置する必要があります。Panduit 社および Chatsworth Products(CPI)社から発売されている高さ 45 RU のシスコ認定キャビネットには、Cisco Nexus 7000 シリーズ 10 スロット シャーシを 2 台まで収納できます。 Cisco Nexus 7000 シリーズ 18 スロット シャーシのケーブル マネジメント システムは、シャーシの両側にモジュール スロットと並べて配置されています。高密度のカテゴリ 6A 配線を処理できるようにケーブル マネジメントが設計されており、ケーブルを片側または両側にまとめることができます。 Cisco Nexus 7000 シリーズ 18 スロット シャーシは、4 ポスト ラックまたは 4 ポスト キャビネットに設置する必要があります。シャーシの両側に、配線およびエアフローのための十分なスペースを空ける必要があります。Panduit 社から発売されているシスコ検証済み 4 ポスト キャビネットは、システムの配線とエアフローの要件を満たしており、外部ダクトの取り付けがサポートされています。外部ダクトを取り付けることで、ホット アイル/コールド アイル設計において空気をインレットに導き、暖気をホット アイルに返すことが可能になります。ダクトの使用が推奨されるのは、コールド アイル/ホット アイル環境での動作が必要な場合です。 適合規格表 9 に示すとおり、Cisco Nexus 7000 シリーズの 10 スロット シャーシと 18 スロット シャーシは、既存および将来のカードと電源装置を使用してテストした場合に、放射および耐性に関する規制機関の要件を満たすように設計されています。 表 9 放射および耐性に関する仕様
Cisco Nexus 7000 シリーズは、GR-1089 issue 4 およびサービス プロバイダーの音響ノイズ仕様を満たすように設計されています。フィルタを使用しない場合の動作時音響レベルは NEBS の基準内です(10 スロット シャーシのみ)。表 10 に、NEBS 規格を示します。 表 10 NEBS 仕様
表 11 に示すとおり、Cisco Nexus 7000 シリーズは、既存および将来のカードと電源装置を使用してテストした場合に、安全性に関する規制機関の要件を満たすように設計されています。 表 11 安全性に関する仕様
サービスおよびサポートシスコは、データセンターへの Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの導入と最適化を成功させるため、各種サービスを用意しています。これらのサービスは、スタッフ、プロセス、ツールをそれぞれに組み合わせて提供され、運用効率の向上とデータセンター ネットワークの進化を目的としています。Cisco® Advanced Services は、アーキテクチャ主導型のアプローチによってデータセンター インフラストラクチャをビジネスの目的に合致させ、長期にわたる価値を提供します。Cisco SMARTnet® Service を利用すると、シスコのネットワーク専門家や高度なリソースにいつでも直接アクセスでき、ミッションクリティカルな問題を解決することができます。このサービスでは、保有する Cisco Nexus 7000 スイッチに関して予防的診断やリアルタイムのアラートを提供する Smart Call Home サービス機能の利点を活かすことができます。シスコのサービスは、ネットワーク ライフサイクル全体にわたって投資を最大限に保護し、ネットワーク運用を最適化し、移行サポートを提供し、IT 能力を強化します。Cisco Data Center サービスの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/dcservices/ を参照してください。 関連情報Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチの詳細については、製品ホームページ(http://www.cisco.com/jp/go/nexus/)をご覧ください。 |
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