Cisco Network Assistant

Cisco Network Assistant ヒント集

早見表





Cisco Network Assistant ヒント集


Cisco® Network Assistant は、シンプル、スマートかつセキュアなネットワーク管理を実現します。この資料では、Cisco Network Assistant の優れた機能を活用するために役立つヒントについて説明します。取り上げるヒントは次の 10 個です。

  1. ツールバー アイコン
  2. IP Phone およびワイヤレス アクセス ポイントの総消費電力の確認
  3. Topology View
  4. Topology View でのリンク プロパティの確認
  5. 複数のスイッチ上にある各ポートへの VLAN 設定およびポート設定の適用
  6. Cisco IOS® ソフトウェア アップグレード
  7. ヘルプの使用
  8. コンフィギュレーション ファイルの保存と復元
  9. Smartports Advisor
  10. コミュニティの作成

1. ツールバー アイコン

ツールバー アイコンを使用すると、従来よりも短時間で作業を実行できます(図 1)。

図 1 ツールバー アイコン

図 1 ツールバー アイコン


2. IP Phone およびワイヤレス アクセス ポイントの総消費電力の確認

Cisco Network Assistant では、Power over Ethernet(PoE)対応の Cisco Catalyst® スイッチに接続した Cisco Unified IP Phone とアクセス ポイントの総消費電力を確認できます。これにより、電力量を管理でき、スイッチに受電装置を追加接続するだけの電力の余裕があるかどうかを確認できます。消費電力を確認する手順は、次のとおりです(図 2)。

  1. ツールバーの Port Settings アイコンをクリックします。
  2. プルダウン メニューで、デバイスを選択します。
  3. Runtime Status タブを選択し、インライン受電装置の消費電力を表示します。
図 2 IP Phone およびワイヤレス アクセス ポイントの総消費電力の確認

図 2 IP Phone およびワイヤレス アクセス ポイントの総消費電力の確認


3. Topology View

Cisco Network Assistant は、スイッチ、ルータ、アクセス ポイント、IP Phone など、さまざまなシスコ製デバイスを認識できます。

Topology View のカスタマイズの方法

Topology Options アイコンをクリックします。Topology Options ウィンドウが表示され、表示するデバイス、リンク ID や速度、ホスト名、IP アドレス、MAC アドレスなど、さまざまなオプションを指定して、Topology View を変更できます(図 3)。

図 3 Topology Options

図 3 Topology Options

Cisco SDM を同時に起動する方法

Topology View では、ルータ、アクセス ポイント、IP Phone(Cisco CallManager が設定されている場合) など、サポートされている他のシスコ製デバイスのデバイス マネージャも同時に起動できます。Cisco Router and Security Device Manager(SDM)を同時に起動するには、Topology View の Router アイコンをダブルクリックし、Device Manager を選択します。Cisco SDM の設計も同様です(図 4)。

図 4 Cisco SDM の同時起動

図 4 Cisco SDM の同時起動

管理対象外デバイスの除外

Cisco Network Assistant では、Cisco Discovery Protocol(CDP)によってネットワーク トポロジが検出されるため、コミュニティまたはクラスタを構成するすべてのデバイスが表示されます(図 5)。

図 5 CDP によるネットワーク トポロジの検出

図 5 CDP によるネットワーク トポロジの検出

制御または管理対象外のデバイスを Topology View から除外する手順は、次のとおりです。

  1. コミュニティ モードの場合は、ツールバーの Topology Options アイコンをクリックし、Neighbors の横にあるチェックボックスをオフにします(図 6)。
  2. クラスタ モードの場合は、ツールバーの Topology Options アイコンをクリックし、Candidates の横にあるチェックボックスをオフにします。
図 6 Topology View でのデバイスの除外

図 6 Topology View でのデバイスの除外


4. Topology View でのリンク プロパティの確認

Topology View でリンクを右クリックし、表示される次の 3 つのオプションのいずれかをクリックします。

  • Link Reports - Spanning Tree Protocol モードを表示(FWD [フォワーディング] または BLK [ブロッキング])
  • Properties(図 7) - リンクのステータスを確認
  • Link Graphs(図 8、9) - 選択したデバイスのリンクの使用状況を表示
図 7 Link Properties

図 7 Link Properties

図 8 Link Graphs の表示手順

図 8 Link Graphs の表示手順

図 9 Link Graphs

図 9 Link Graphs


5. 複数のスイッチ上にある各ポートへの VLAN 設定およびポート設定の適用

Cisco Network Assistant の利点の 1 つは、複数のスイッチ上にある各ポートの設定を一度にできるため、時間と費用を削減できることです。

複数のスイッチ上にある各ポートへの VLAN 設定、またはポート設定の適用手順は、次のとおりです。

  1. ツールバーの Front Panel View アイコンをクリックします。
  2. 左側にあるタブから、設定するスイッチを選択します(図 10)。
  3. Front Panel View で、マウスの左ボタンを押したままドラッグして各スイッチのポートをまとめて選択します(図 11)。設定対象のポートが連続していない場合(一連のポートが複数のスイッチにまたがっている場合)、Ctrl キーを押しながらマウスの左ボタンをクリックしてポートを選択します(図 12)。
  4. ポートを選択後、右クリックして、ドロップダウン オプションから該当する項目を選択すると、選択したすべてのポートに対して共通の設定を一度に適用できます(図 13)。
  5. VLAN を選択し、選択したすべてのポートで VLAN を作成するために必要な特定のパラメータを設定します。
図 10 Front Panel View でのスイッチの選択

図 10 Front Panel View でのスイッチの選択

図 11 ポートの一括選択

図 11 ポートの一括選択

連続していないポートを選択するには、Ctrl キーを押しながら、複数のスイッチ上にあるポートを個別に、またはグループで選択します(図 12)。

図 12 連続していないポートの選択

図 12 連続していないポートの選択

図 13 選択したポートへの設定の適用

図 13 選択したポートへの設定の適用


6. Cisco IOS® ソフトウェアのアップグレード

Cisco Network Assistant では、簡単なオプション操作により、Cisco IOS ソフトウェアのアップグレードを容易に実行できます。用意されているアップグレード オプションは、次のとおりです。

ドラッグ & ドロップによる Cisco IOS ソフトウェアのアップグレード

ドラッグ & ドロップ機能(図 14)を使用できるのは、コミュニティ モードの場合に限られます。

  1. アップグレードするデバイスの Cisco IOS ソフトウェアを、http://www.cisco.com からダウンロードします。
  2. Topology View 内にあるアップグレード対象デバイスのアイコンに、ソフトウェア ファイルをドラッグ & ドロップし、Upgrade をクリックすれば完了です。
図 14 Cisco IOS ソフトウェアをアップグレードするためのドラッグ & ドロップ オプション

図 14 Cisco IOS ソフトウェアをアップグレードするためのドラッグ & ドロップ オプション

Cisco Network Assistant は、デバイス内にある既存のソフトウェア アップグレードの前に、Cisco IOS ソフトウェアの整合性を自動的に確認します。
たとえば、Cisco Catalyst 3750 に、Cisco IOS ソフトウェアを搭載した Cisco Catalyst 2950 をドラッグ & ドロップすると、エラー メッセージが表示されます(図 15)。

図 15 エラー メッセージ

図 15 エラー メッセージ

複数のデバイスのアップグレード

  1. ツールバーの Software Upgrade アイコンをクリックします(図 16)。
  2. アップグレードするデバイスを選択します。同じ種類のデバイスが複数ある場合、これらのデバイスをすべて選択して、一度にアップグレードすることができます。
  3. 該当するモードを選択します。ローカルで保存されている Cisco IOS ソフトウェア イメージを使用する場合は Standard、それ以外の場合は Remote TFTP Server を選択します。Standard を選択した場合、[Cisco] IOS Image フィールドに Cisco IOS ソフトウェア イメージのファイル名を入力します。Browse をクリックすると、ファイルを検索できます。Remote TFTP Server を選択した場合、[Cisco] IOS Image フィールドに、Cisco IOS ソフトウェア イメージのフル パスとファイル名を入力します。TFTP Server IP Address フィールドには、使用する TFTP サーバの IP アドレスを入力します。
図 16 複数のデバイスのアップグレード

図 16 複数のデバイスのアップグレード


7. ヘルプの使用

Cisco Network Assistant には拡張オンライン ヘルプ機能があります。現在のウィンドウのパラメータや設定の確認方法は次のとおりです。

ツールバーメニューの Help アイコンをクリックします。パラメータ、オプション、および設定値に関するさまざまな情報が表示されます(図 17)。

図 17 ヘルプの使用

図 17 ヘルプの使用

目的の内容が見つからない場合は、Search タブをクリックし、探している機能の名前を入力します。検索結果の表示内容をクリックすると、その機能のポップアップ ウィンドウが表示されます(図 18)。

図 18 Search タブの使用

図 18 Search タブの使用


8. コンフィギュレーション ファイルの保存と復元

ツールバーの Save Configuration アイコンをクリックすると、ネットワーク内にあるすべてのデバイスまたは個々のデバイスの実行コンフィギュレーションを保存できます(図 19)。

図 19 コンフィギュレーション ファイルの保存

図 19 コンフィギュレーション ファイルの保存

コンフィギュレーション ファイルを PC に保存する手順は、次のとおりです。

  1. Features タブの Administration で、Back Up/ Restore Configuration を選択します。
  2. プルダウン メニューから、すべてのデバイスまたは特定のデバイスを 1 つ選択します。
  3. Back Up Configuration to PC をクリックします(図 20)。
図 20 コンフィギュレーション ファイルのバックアップ

図 20 コンフィギュレーション ファイルのバックアップ

コンフィギュレーションのバックアップ後に、何らかの理由でスイッチのコンフィギュレーションが失われた場合、または以前のコンフィギュレーションに戻す必要がある場合、コンフィギュレーションを復元できます。Back Up/Restore Configuration ポップアップ ウィンドウで Restore Configuration タブを選択して、プルダウン メニューからデバイスを選択し、復元するコンフィギュレーションを選択します。


9. Smartports Advisor

Smartports Advisor を使用して、シスコが推奨するベスト プラクティスのコンフィギュレーションを IP Phone、ワイヤレス アクセス ポイント、デスクトップ PC、ルータ、およびスイッチに適用します。

Smartports Advisor は、スイッチに接続されているデバイスの種類(IP Phone、デスクトップ コンピュータ、またはアクセス ポイントなど)を自動的に識別し、シスコシステムズが推奨するベスト プラクティスのコンフィギュレーションをポートに適用します。この機能を使用する手順は、次のとおりです(図 21)。

  1. ツールバーの Smartports Port Setup アイコンをクリックします。
  2. Smartports Port Setup ウィンドウで、Suggest をクリックします。
  3. IP Phone、アクセス ポイント、ルータ、およびスイッチのアイコンが点滅していれば、Smartports の設定を適用できます。
  4. 1 つまたは複数のポートを選択して Modify をクリックし、シスコ推奨の設定を適用します。
図 21 Smartports Advisor

図 21 Smartports Advisor


10. コミュニティの作成

Cisco Network Assistant バージョン 2.0 の新機能を使用するには、コミュニティ モードでアプリケーションを実行する必要があります。

コミュニティの作成は簡単かつシンプルです。まず、管理する各デバイスに IP アドレスを割り当てます。それ以降の手順は、次のとおりです。

  1. Cisco Network Assistant を起動し、 Connect to a new community をクリックして、Connect をクリックします(図 22)。
図 22 新しいコミュニティへの接続

図 22 新しいコミュニティへの接続

  1. Create Community ポップアップ ウィンドウで、コミュニティに名前を割り当てます(図 23)。
  2. 追加するデバイスの IP アドレスを入力します。
  3. デバイスを 1 つ追加する場合は Add To Community を、隣接デバイスをすべて自動で検出する場合は Discover Neighbors をクリックします。
  4. デバイスのリストが表示されたら、OK をクリックします。追加しないデバイスは、そのデバイスを選択してから Remove ボタンをクリックすると削除できます。
図 23 新しいコミュニティ名の割り当て

図 23 新しいコミュニティ名の割り当て

クラスタ モードでアプリケーションを実行したあとに新しいコミュニティを作成する場合、または既存のコミュニティを変更する場合の手順は、次のとおりです(図 24)。

  1. Application をクリックし、ドロップダウン メニューから Communities を選択します。
  2. Communities ポップアップ ウィンドウで、Create または Modify をクリックします。
  3. 前記の手順に従って、デバイスをコミュニティに追加します。
図 24 新しいコミュニティの作成

図 24 新しいコミュニティの作成