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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco IP Phone 8800 シリーズ マルチプラットフォーム電話機は、IP ネットワーク経由で音声通信を行う一連のフル機能の VoIP(Voice-over-Internet Protocol)電話機で構成されます。これらの電話機は、コール転送、リダイヤル、短縮ダイヤル、コール転送、会議コールなど、従来のビジネス フォンのすべての機能を提供します。Cisco IP Phone 8800 シリーズ マルチプラットフォーム電話機 は、サードパーティ SIP ベースの IP PBX を中心としたソリューションを対象としています。
(注) | 本書の Cisco IP Phone または電話機という語は、Cisco IP Phone 8800 シリーズ マルチプラットフォーム電話機 を意味します。 |
次の表に、Cisco IP Phone 8800 シリーズの物理仕様および動作環境仕様を示します。
仕様 |
値または範囲 |
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動作温度 |
32 ~ 104°F(0 ~ 40°C) |
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動作時の相対湿度 |
動作時:10 ~ 90 %(結露なし) 非動作時:10 ~ 95%(結露なし) |
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保管温度 |
14 ~ 140°F(–10 ~ 60°C) |
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高さ |
229.1 mm(9.02 インチ) |
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幅 |
257.34 mm(10.13 インチ) |
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奥行き |
40 mm(1.57 インチ) |
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重量 |
2.62 ポンド(1.19 kg) |
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電源 |
AC アダプタ使用時:100 ~ 240 VAC、50 ~ 60 Hz、0.5 A ネットワーク ケーブル経由のインライン電源使用時:48 VDC、0.2 A |
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ケーブル |
10-Mbps ケーブルの場合はカテゴリ 3/5/5e/6 を 4 ペア 100-Mbps ケーブルの場合はカテゴリ 5/5e/6 を 4 ペア 1000-Mbps ケーブルの場合はカテゴリ 5e/6 を 4 ペア
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距離要件 |
イーサネット仕様でサポートされているとおり、各 Cisco IP Phone とスイッチ間のケーブル長は最大 330 フィート(100 m)とします。 |
次の情報は、ケーブル仕様の一覧です。
ハンドセットおよびヘッドセット接続用の RJ-9 ジャック(4 コンダクタ)
LAN 10/100/1000BaseT 接続(電話機の 10/100/1000 ネットワーク ポート)用の RJ-45 ジャック
2 番目の 10/100/1000BaseT 準拠接続用の RJ-45 ジャック(電話機の 10/100/1000 コンピュータ ポート)
スピーカー接続の場合は 3.5 mm ジャック(Cisco IP Phone 8861 のみ)
48 ボルト電源コネクタ
USB ポート/コネクタ:Cisco IP Phone 8851 用 USB ポート X 1、Cisco IP Phone 8861 用 USB ポート X 2
Cisco IP Phone 8851 および 8861 の USB コネクタと見なされる 3 つのキー拡張モジュール コネクタ
ネットワーク ポートとコンピュータ(アクセス)ポートはいずれもネットワーク接続に使用されますが、それぞれ異なる目的で使用され、ポートのピン割り当ても異なっています。
次の表に、ネットワーク ポート コネクタのピン割り当てを示します。
ピン番号 |
機能 |
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1 |
BI_DA+ |
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2 |
BI_DA- |
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3 |
BI_DB+ |
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4 |
BI_DC+ |
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5 |
BI_DC- |
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6 |
BI_DB- |
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7 |
BI_DD+ |
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8 |
BI_DD- |
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次の表に、コンピュータ ポート コネクタのピン割り当てを示します。
ピン番号 |
機能 |
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---|---|---|---|
1 |
BI_DB+ |
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2 |
BI_DB- |
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3 |
BI_DA+ |
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4 |
BI_DD+ |
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5 |
BI_DD- |
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6 |
BI_DA- |
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7 |
BI_DC+ |
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8 |
BI_DC- |
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Cisco IP Phone には、外部電源または Power over Ethernet(PoE)から電力を供給できます。外部電源は個別の電源装置によって提供されます。スイッチは電話機のイーサネット ケーブル経由で PoE を提供できます。
(注) | 外部電源から電力が供給される電話機を設置する場合は、イーサネット ケーブルを電話機に接続する前に、電源装置を接続してください。外部電源から電力が供給されている電話機を取り外す場合は、電源装置を取り外す前に、イーサネット ケーブルを電話機から取り外してください。 |
次の表に、Cisco IP Phone の電源に関するガイドラインを示します。
電源の種類 |
ガイドライン |
---|---|
外部電源:CP-PWR-CUBE-4 外部電源を通じて電力を供給 |
Cisco IP Phone は、CP-PWR-CUBE-4 電源を使用します。 |
外部電源:Cisco IP Phone パワー インジェクタを通じて電力を供給。 |
Cisco IP Phone パワー インジェクタは、どの Cisco IP Phone にも使用できます。インジェクタは、ミッドスパン デバイスとして機能し、接続されている電話機にインラインパワーを供給します。Cisco IP Phone パワー インジェクタを、スイッチ ポートと IP Phone の間に接続します。これは、通電していないスイッチと IP Phone 間で最大 100 m のケーブル長をサポートします。 |
PoE 電源:イーサネット ケーブルを介して電話機に接続されているスイッチを通じて電力を供給。 |
Cisco IP Phone は、外部アドオン デバイス対応の IEEE 802.3af をサポートしています。 Cisco IP Phone 8851 および 8861 は、スマートフォン充電用に IEEE 802.3af をサポートしています。Cisco IP Phone 8861 は、タブレット充電用に IEEE 802.3at をサポートしています。 電話機を無停電で運用するには、スイッチがバックアップ電源を備えている必要があります。 スイッチ上で実行されている CatOS または IOS のバージョンが、予定している電話機配置をサポートしていることを確認します。オペレーティング システムのバージョンに関する情報については、スイッチのマニュアルを参照してください。 802.3at のサポート:Cisco IP Phone は、802.3at スイッチのサポートがある場合に限り、IEEE 802.3af よりも強力なパワーを引き出すことができます。 |
次の表にあるドキュメントは、次のトピックに関する詳細情報を提供します。
ドキュメントのトピック |
URL |
---|---|
PoE ソリューション |
|
Cisco Catalyst スイッチ |
http://www.cisco.com/c/en/us/products/switches/index.html |
サービス統合型ルータ |
http://www.cisco.com/c/en/us/products/routers/index.html |
Cisco IOS ソフトウェア |
http://www.cisco.com/c/en/us/products/ios-nx-os-software/index.html |
電話機を経由して緊急通話にアクセスするには、その電話機が電力を受信する必要があります。停電が発生した場合、電源が復旧するまでは、電話サービスおよび緊急コール サービス ダイヤルが機能しません。電源の異常および障害が発生した場合は、装置をリセットまたは再設定してから、電話サービスおよび緊急コール サービス ダイヤルを利用する必要があります。
省電力モードを使用することで、Cisco IP Phone が消費する電力を削減できます。
省電力モードでは、電話機を使用していない間、スクリーンのバックライトが消灯します。電話機は、ユーザがハンドセットを持ち上げるか任意のボタンを押さない限り、省電力モードのままになります。省電力設定は、電話機ごとに有効または無効に設定します。
電話機とスイッチは、電話機で消費する電力のネゴシエーションを行います。Cisco IP Phone は、複数の電源設定で動作し、使用可能な電力が少ないときには電力消費量を低減します。
電話機のリブートの後、スイッチは電力ネゴシエーションの 1 つのプロトコル(CDP または LLDP)にロックされます。スイッチは、電話機が送信した最初のプロトコル(電力の [しきい値限度値(TLV)(Threshold Limit Value (TLV))] を含む)にロックされます。システム管理者が電話機上でそのプロトコルを無効にすると、スイッチがもう一方のプロトコルでの電力要求に対して応答しないため、電話機がアクセサリの電源を投入できなくなります。
電力ネゴシエーションをサポートしているスイッチに接続する場合は、常に電力ネゴシエーションを有効にすることを推奨します(デフォルト)。
無効にした場合、スイッチが電話機に対して電力を供給しない可能性があります。スイッチが電力ネゴシエーションをサポートしていない場合は、アクセサリの電源を PoE+ で投入する前に、電力ネゴシエーション機能を無効にします。電力ネゴシエーション機能を無効にすると、電話機は IEEE 802.3af-2003 規格で許容されている最大値まで、アクセサリに電源を供給できます。
(注) | CDP および電力ネゴシエーション機能を無効にすると、電話機は 15.4 W までアクセサリに電力を供給できます。 |
Cisco IP Phone 8800 シリーズは、音声通信に必要な業界標準ネットワーク プロトコルおよびシスコ ネットワーク プロトコルを複数サポートしています。次の表に、電話機でサポートされるネットワーク プロトコルの概要を示します。
ネットワーク プロトコル |
目的 |
使用上の注意 |
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---|---|---|---|---|
Bluetooth |
Bluetooth は、短距離におけるデバイスの通信方法を指定する Wireless Personal Area Network(WPAN)プロトコルです。 |
Cisco IP Phone 8851 および 8861 では、 Bluetooth 4.0。 Cisco IP Phone 8811、8841、および 8851NR は Bluetooth をサポートしていません。 |
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ブートストラップ プロトコル(BootP) |
BootP は、特定の起動情報(自身の IP アドレスなど)を Cisco IP Phone などのネットワーク デバイスが検出できるようにするものです。 |
— |
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Cisco Discovery Protocol(CDP) |
CDP は、シスコの製造するすべての装置で動作するデバイス検出プロトコルです。 デバイスは、CDP を使用して自身の存在をネットワーク内の他のデバイスにアドバタイズし、他のデバイスの情報を受信することができます。 |
Cisco IP Phone では、補助 VLAN ID、ポートごとの電源管理の詳細情報、Quality of Service(QoS)設定情報などの情報を、CDP を使用して Cisco Catalyst スイッチとやり取りします。 |
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Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP) |
DHCP は、IP アドレスを動的に確保して、ネットワーク デバイスに割り当てるものです。 DHCP を使用すると、IP 電話機をネットワークに接続すれば、その電話機が機能するようになります。IP アドレスを手動で割り当てたり、ネットワーク パラメータを別途設定したりする必要はありません。 |
DHCP は、デフォルトで有効になっています。無効にした場合は、個々の電話機がある場所で、IP アドレス、サブネット マスク、およびゲートウェイを手動で設定する必要があります。
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Hypertext Transfer Protocol(HTTP) |
HTTP は、インターネットや Web 経由で情報を転送し、ドキュメントを移送するための標準的な手段です。 |
Cisco IP Phone では、XML サービス、プロビジョニング、アップグレード、およびトラブルシューティングに HTTP を使用します。 |
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Hypertext Transfer Protocol Secure(HTTPS) |
Hypertext Transfer Protocol Secure(HTTPS)は、サーバの暗号化とセキュアな ID を確保できるように、Hypertext Transfer Protocol と SSL/TLS プロトコルを組み合わせたものです。 |
HTTP と HTTPS の両方をサポートする Web アプリケーションには 2 つの URL が設定されています。HTTPS をサポートする Cisco IP Phone は、HTTPS URL を選択します。 |
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IEEE 802.11n/802.11ac |
IEEE 802.11 標準は、ワイヤレス ローカル エリア ネットワーク(WLAN)におけるデバイスの通信方法を指定します。 802.11n は 2.4 GHz 帯域と 5 GHz 帯域で動作し、802.11ac は 5 GHz 帯域で動作します。 |
802.11 インターフェイスは、イーサネットのケーブル接続が利用できないか望ましくない場合の展開オプションです。 Cisco IP Phone 8861 および 8865 のみ WLAN をサポートします。 |
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インターネット プロトコル(IP) |
IP は、パケットの宛先アドレスを指定し、ネットワーク経由で送信するメッセージング プロトコルです。 |
IP を使用して通信するには、ネットワーク デバイスに対して、IP アドレス、サブネット、およびゲートウェイが割り当てられている必要があります。 IP アドレス、サブネット、およびゲートウェイの識別情報は、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)を通じて Cisco IP Phone を使用する場合は、自動的に割り当てられます。DHCP を使用しない場合は、個々の電話機がある場所で、これらのプロパティを手動で割り当てる必要があります。 |
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Link Layer Discovery Protocol(LLDP) |
LLDP は、CDP と同様の標準化されたネットワーク検出プロトコルで、一部のシスコ デバイスとサードパーティ製デバイスでサポートされています。 |
Cisco IP Phone は、PC ポートで LLDP をサポートします。 |
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Link Layer Discovery Protocol-Media Endpoint Devices(LLDP-MED) |
LLDP-MED は、音声製品用 LLDP 標準の拡張です。 |
Cisco IP Phone は、次のような情報をやり取りするために、SW ポートで LLDP-MED をサポートします。 LLDP-MED サポートの詳細については、LLDP-MED および『Cisco Discovery Protocol』ホワイト ペーパーを参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/tech/tk652/tk701/technologies_white_paper0900aecd804cd46d.shtml |
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Real-time Transport Protocol(RTP) |
RTP は、インタラクティブな音声のようなリアルタイム データをデータ ネットワーク経由で転送するための標準プロトコルです。 |
Cisco IP Phone では、RTP プロトコルを使用して、リアルタイム音声トラフィックを他の電話機やゲートウェイとやり取りします。 |
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Real-Time Transport Control Protocol(RTCP) |
RTCP は RTP と連動して、RTP ストリーム上で QoS データ(ジッター、遅延、ラウンドトリップ遅延など)を伝送します。 |
RTCP はデフォルトで無効になっています。 |
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Session Description Protocol(SDP) |
SDP は SIP プロトコルの一部であり、2 つのエンドポイント間で接続が確立されている間に、どのパラメータを使用できるかを決定します。会議は、会議に参加するすべてのエンドポイントがサポートする SDP 機能だけを使用して確立されます。 |
コーデック タイプ、DTMF 検出、コンフォート ノイズなどの SDP 機能は、通常は運用中のサードパーティ コール制御システムまたはメディア ゲートウェイでグローバルに設定されています。SIP エンドポイントの中には、これらのパラメータをエンドポイント上で設定できるものがあります。 |
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Session Initiation Protocol(SIP) |
SIP は、IP を介したマルチメディア会議のためのインターネット技術特別調査委員会(IETF)標準です。SIP は、アプリケーション層の ASCII ベースの制御プロトコルであり(RFC 3261 で規定)、2 つ以上のエンドポイント間でコールを確立、維持、および終了するために使用できます。 |
他の VoIP プロトコルと同様に、SIP はシグナリングとセッション管理の機能をパケット テレフォニー ネットワークの内部で処理します。シグナリングによって、ネットワーク境界を越えてコール情報を伝送することが可能になります。セッション管理とは、エンドツーエンド コールの属性を制御する機能を提供することです。 Cisco IP Phone は、電話機が IPv4 アドレス モードで実行されているときに SIP プロトコルをサポートします。 |
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Transmission Control Protocol(TCP) |
TCP は、コネクション型の転送プロトコルです。 |
Cisco IP Phone は、サードパーティ コール制御システムへの接続、および XML サービスへのアクセスに TCP を使用します。 |
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Transport Layer Security(TLS) |
TLS は、通信のセキュリティ保護と認証に使用される標準プロトコルです。 |
セキュリティが実装されると、Cisco IP Phone は、サードパーティ コール制御システムへの登録を安全に行う際に TLS プロトコルを使用します。 |
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Trivial File Transfer Protocol(TFTP) |
TFTP を使用すると、ファイルをネットワーク経由で転送できます。 Cisco IP Phone で TFTP を使用すると、電話タイプ固有の設定ファイルを取得できます。 |
TFTP は DHCP サーバが自動的に識別する TFTP サーバがネットワーク内に必要です。 |
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User Datagram Protocol(UDP) |
UDP は、データ パケットを配信するためのコネクションレス型メッセージング プロトコルです。 |
UDP は RTP ストリームにのみ使用されます。電話機の SIP シグナリングは UDP をサポートしていません。 |
Cisco IP Phone は内蔵イーサネット スイッチを備えているため、電話機や、電話機の背面にあるコンピュータ(アクセス)ポートおよびネットワーク ポートにパケットを転送できます。
コンピュータ(アクセス)ポートにコンピュータを接続した場合、コンピュータと電話機は、スイッチへの同じ物理リンクとスイッチ上の同じポートを共有します。このように物理リンクが共有されるため、ネットワークの VLAN 設定について、次のような考慮事項が存在します。
現在の VLAN を IP サブネット ベースで設定することは可能です。ただし、追加の IP アドレスを取得して、同じポートに接続している他のデバイスと同じサブネットに電話機を割り当てることはできません。
VLAN をサポートしている電話機上に存在するデータ トラフィックによって、VoIP トラフィックの品質が低下することがあります。
ネットワーク セキュリティを確保するために、VLAN 音声トラフィックと VLAN データ トラフィックの分離が必要になることがあります。
これらの問題は、音声トラフィックを別の VLAN 上に分離することで解決できます。電話機の接続先となるスイッチ ポートには、伝送用に、それぞれ別個の VLAN を設定します。
IP Phone で送受信される音声トラフィック(Cisco Catalyst 6000 上などの補助 VLAN)
IP Phone のコンピュータ(アクセス)ポート経由でスイッチに接続されている PC で送受信されるデータ トラフィック(ネイティブ VLAN)
電話機を独立した補助 VLAN に分離すると、音声トラフィックの品質が向上するとともに、各電話機に割り当てるための IP アドレスが十分にない既存ネットワークに対しても、多数の電話機を追加できるようになります。
詳細については、Cisco スイッチに添付されているマニュアルを参照してください。スイッチに関する情報には、次の URL からもアクセスできます。
http://cisco.com/en/US/products/hw/switches/index.html
不要な無線周波数(RF)信号および可聴周波数(AF)信号を遮断する高品質の外部デバイスを使用することをお勧めします。外部デバイスには、ヘッドセット、ケーブル、コネクタが含まれます。
シスコでは、外部デバイス、ケーブル、およびコネクタのパフォーマンスを保証できません。
注意 | 欧州連合諸国では、EMC Directive(89/336/EC)に完全に準拠した外部スピーカー、マイクロフォン、ヘッドセットだけを使用してください。 |
(注) |
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電話機に接続された各 Cisco IP Phone 8800 キー拡張モジュール(KEM)は、USB デバイスとしてカウントされます。3 台の KEM が電話機に接続されている場合、これらは 3 台の USB デバイスとしてカウントされます。