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この章では、ポート チャネルを設定し、Cisco NX-OS デバイスでポート チャネルをより有効に利用するために Link Aggregation Control Protocol(LACP)を適用して設定する手順を説明します。
単一のスイッチでは、物理スイッチ上のすべてのポート チャネル メンバー間で、ポートチャネルの互換性パラメータが同一である必要があります。
ポート チャネルは複数の物理インターフェイスの集合体で、論理インターフェイスを作成します。1 つのポート チャネルに最大 32 つの個別アクティブ リンクをバンドルして、帯域幅と冗長性を向上させることができます。これらの集約された各物理インターフェイス間でトラフィックのロード バランシングも行います。ポート チャネルの物理インターフェイスが少なくとも 1 つ動作していれば、そのポート チャネルは動作しています。
レイヤ 2 ポート チャネルに適合するレイヤ 2 インターフェイスをバンドルすれば、レイヤ 2 ポート チャネルを作成できます。レイヤ 3 ポート チャネルに適合するレイヤ 3 インターフェイスをバンドルすれば、レイヤ 3 ポート チャネルを作成できます。レイヤ 2 インターフェイスとレイヤ 3 インターフェイスを同一のポート チャネルで組み合わせることはできません。
ポート チャネルをレイヤ 3 からレイヤ 2 に変更することもできます。レイヤ 2 インターフェイスの作成については、「レイヤ 2 インターフェイスの設定」の章を参照してください。
変更した設定をポート チャネルに適用すると、そのポート チャネルのメンバ インターフェイスにもそれぞれ変更が適用されます。たとえば、スパニングツリー プロトコル(STP)パラメータをポート チャネルに設定すると、Cisco NX-OS ソフトウェアはこれらのパラメータをポート チャネルのそれぞれのインターフェイスに適用します。
(注) | レイヤ 2 ポートがポート チャネルの一部になった後に、すべてのスイッチポートの設定をポート チャネルで実行する必要があります。スイッチポートの設定を各ポート チャネル メンバに適用できません。レイヤ 3 の設定を各ポート チャネル メンバに適用できません。設定をポート チャネル全体に適用する必要があります。 |
集約プロトコルが関連付けられていない場合でもスタティック ポート チャネルを使用して設定を簡略化できます。
柔軟性を高めたい場合は LACP を使用できます。Link Aggregation Control Protocol(LACP)は IEEE 802.3ad で定義されています。LACP を使用すると、リンクによってプロトコル パケットが渡されます。共有インターフェイスでは LACP を設定できません。
LACP については、「LACP の概要」の項を参照してください。
ポート チャネルは、物理リンクをまとめて 1 つのチャネル グループに入れ、最大 32 の物理リンクの帯域幅を集約した単一の論理リンクを作ります。ポート チャネル内のメンバー ポートに障害が発生すると、障害が発生したリンクで伝送されていたトラフィックはポート チャネル内のその他のメンバー ポートに切り替わります。
ただし、LACP をイネーブルにすればポート チャネルをより柔軟に使用できます。LACP を使ってポート チャネルを設定する場合とスタティック ポート チャネルを使って設定する場合では、手順が多少異なります(「ポート チャネルの設定」の項を参照)。
(注) | デバイスはポート チャネルに対するポート集約プロトコル(PAgP)をサポートしません。 |
各ポートにはポート チャネルが 1 つだけあります。ポート チャネルのすべてのポートには互換性があり、同じ速度とデュプレックス モードを使用します(「互換性要件」の項を参照)。集約プロトコルを使わずにスタティック ポート チャネルを実行する場合、物理リンクはすべて on チャネル モードです。このモードは、LACP をイネーブルにしない限り変更できません(「ポート チャネル モード」の項を参照)。
ポート チャネル インターフェイスを作成すると、ポート チャネルを直接作成できます。またはチャネル グループを作成して個別ポートをバンドルに集約させることができます。インターフェイスをチャネル グループに関連付けると、ポート チャネルがない場合は対応するポート チャネルが自動的に作成されます。この場合、ポート チャネルは最初のインターフェイスのレイヤ 2 またはレイヤ 3 設定を行います。最初にポート チャネルを作成することもできます。この場合は、Cisco NX-OS ソフトウェアがポート チャネルと同じチャネル番号の空のチャネル グループを作成してデフォルト レイヤ 2 またはレイヤ 3 設定を行い、互換性も設定します(「互換性要件」の項を参照)。
(注) | 少なくともメンバ ポートの 1 つがアップしており、かつそのポートのチャネルが有効であれば、ポート チャネルは動作上アップ状態にあります。メンバ ポートがすべてダウンしていれば、ポート チャネルはダウンしています。 |
次に、ポート チャネル インターフェイスを示します。
ポート チャネル インターフェイスは、レイヤ 2 またはレイヤ 3 インターフェイスとして分類できます。さらに、レイヤ 2 ポート チャネルはアクセス モードまたはトランク モードに設定できます。レイヤ 3 ポート チャネル インターフェイスのチャネル メンバにはルーテッド ポートがあます。
レイヤ 3 ポート チャネルにスタティック MAC アドレスを設定できます。この値を設定しない場合、レイヤ 3 ポート チャネルは、最初にアップになるチャネル メンバのルータ MAC を使用します。レイヤ 3 ポート チャネルでのスタティック MAC アドレスの設定については、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。
アクセス モードまたはトランク モードでのレイヤ 2 ポートの設定については、「レイヤ 2 インターフェイスの設定」の章を、レイヤ 3 インターフェイスおよびサブインターフェイスの設定については、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」の章を参照してください。
ポート チャネル インターフェイスには次の基本設定ができます。
チャネル グループにインターフェイスを追加する場合、そのインターフェイスにチャネル グループとの互換性があるかどうかを確認するために、特定のインターフェイス属性がチェックされます。たとえば、レイヤ 2 チャネル グループにレイヤ 3 インターフェイスを追加できません。また Cisco NX-OS ソフトウェアは、インターフェイスがポート チャネル集約に参加することを許可する前に、そのインターフェイスの多数の動作属性もチェックします。
互換性チェックの対象となる動作属性は次のとおりです。
ネットワーク層
(リンク)速度性能
速度設定
デュプレックス性能
デュプレックス設定
ポート モード
アクセス VLAN
トランク ネイティブ VLAN
タグ付きまたは非タグ付き
許可 VLAN リスト
MTU サイズ
SPAN:SPAN の始点または宛先ポートは不可
ストーム制御
フロー制御性能
フロー制御設定
メディア タイプ、銅線またはファイバ
Cisco NX-OS で使用される互換性チェックの全リストを表示するには、show port-channel compatibility-parameters コマンドを使用します。
チャネル モードが on に設定されているインターフェイスは、スタティックなポート チャネルにだけ追加できます。また、チャネル モードが active または passive に設定されているインターフェイスは、LACP が実行されているポート チャネルにだけ追加できます。これらのアトリビュートは個別のメンバ ポートに設定できます。設定するメンバ ポートの属性に互換性がない場合、ソフトウェアはこのポートをポート チャネルで一時停止させます。
または、次のパラメータが同じ場合、パラメータに互換性がないポートを強制的にポート チャネルに参加させることもできます。
インターフェイスがポート チャネルに参加すると、一部のパラメータが削除され、ポート チャネルの値が次のように置き換わります。
インターフェイスがポート チャネルに参加または脱退しても、次に示す多くのインターフェイス パラメータは影響を受けません。
(注) | ポート チャネルを削除すると、すべてのメンバ インターフェイスはポート チャネルから削除されたかのように設定されます。 |
ポート チャネル モードについては、「LACP マーカー レスポンダ」の項を参照してください。
Cisco NX-OS ソフトウェアは、ポート チャネルにおけるすべての動作インターフェイス間のトラフィックをロード バランシングします。その際、フレーム内のアドレスをハッシュして、チャネル内の 1 つのリンクを選択する数値にします。ポート チャネルはデフォルトでロード バランシングを備えています。ポート チャネル ロード バランシングでは、MAC アドレス、IP アドレス、またはレイヤ 4 ポート番号を使用してリンクを選択します。ポート チャネル ロード バランシングは、送信元または宛先アドレスおよびポートの両方またはどちらか一方を使用します。
ロード バランシング モードを設定して、デバイス全体に設定したすべてのポート チャネルに適用することができます。デバイス全体で 1 つのロード バランシング モードを設定できます。ポート チャネルごとにロード バランシング方式を設定することはできません。
使用するロード バランシング アルゴリズムのタイプを設定できます。ロード バランシング アルゴリズムを指定し、フレームのフィールドを見て出力トラフィックに選択するメンバ ポートを決定します。
レイヤ 3 インターフェイスのデフォルト ロード バランシング モードは、発信元および宛先 IP アドレスです。非 IP トラフィックのデフォルト ロード バランシング モードは、送信元および宛先 MAC アドレスです。チャネルグループ バンドルのインターフェイス間でロード バランシング方式を設定するには、port-channel load-balance コマンドを使用します。レイヤ 2 パケットのデフォルト方式は src-dst-mac です。レイヤ 3 パケットのデフォルト方式は src-dst-ip です。
次のいずれかの方式を使用するデバイスを設定し、ポート チャネル全体をロード バランシングできます。
宛先 MAC アドレス
送信元 MAC アドレス
送信元および宛先 MAC アドレス
宛先 IP アドレス
送信元 IP アドレス
送信元および宛先 IP アドレス
送信元 TCP/UDP ポート番号
宛先 TCP/UDP ポート番号
送信元および宛先 TCP/UDP ポート番号
非 IP およびレイヤ 3 ポート チャネルはどちらも設定したロード バランシング方式に従い、発信元、宛先、または発信元および宛先パラメータを使用します。たとえば、発信元 IP アドレスを使用するロード バランシングを設定すると、すべての非 IP トラフィックは発信元 MAC アドレスを使用してトラフィックをロード バランシングしますが、レイヤ 3 トラフィックは発信元 IP アドレスを使用してトラフィックをロード バランシングします。同様に、宛先 MAC アドレスをロード バランシング方式として設定すると、すべてのレイヤ 3 トラフィックは宛先 IP アドレスを使用しますが、非 IP トラフィックは宛先 MAC アドレスを使用してロード バランシングします。
ポート チャネルを使用するロード バランシング アルゴリズムは、マルチキャスト トラフィックには適用されません。設定したロード バランシング アルゴリズムにかかわらず、マルチキャスト トラフィックは次の方式を使用してポート チャネルのロード バランシングを行います。
レイヤ 4 情報を持つマルチキャスト トラフィック:送信元 IP アドレス、送信元ポート、宛先 IP アドレス、宛先ポート
レイヤ 4 情報を持たないマルチキャスト トラフィック:発信元 IP アドレス、宛先 IP アドレス
非 IP マルチキャスト トラフィック:発信元 MAC アドレス、宛先 MAC アドレス
(注) | Cisco IOS を実行するデバイスは、port-channel hash-distribution コマンドによって単一のメンバーに障害が発生した場合、メンバー ポート ASIC の動作を最適化できます。Cisco Nexus 9000 シリーズのデバイスはこの最適化をデフォルトで実行し、このコマンドを必要とせず、またサポートしません。Cisco NX-OS は、デバイス全体に対して、port-channel load-balance コマンドによるポート チャネル上のロードバランシング基準のカスタマイズをサポートします。 |
ポート チャネル上のトラフィックを効果的にモニタするには、ポート チャネルに接続された各インターフェイスがフォワードとリバースの両方のトラフィック フローを受信することが不可欠です。通常、フォワードとリバースのトラフィック フローが同じ物理インターフェイスを使用する保証はありません。ただし、ポート チャネルで対称ハッシュを有効にすると、双方向トラフィックが同じ物理インターフェイスを使用するように強制され、ポート チャネルの各物理インターフェイスが効果的に一連のフローにマッピングされます。
対称ハッシュが有効になっている場合、ハッシュに使用されるパラメータ(送信元と宛先の IP アドレスなど)は、ハッシュ アルゴリズムに入る前に標準化されます。このプロセスにより、パラメータがリバースされる(フォワード トラフィックの送信元がリバース トラフィックの宛先になる)場合にハッシュ出力が同じになることが保証されます。このため、同じインターフェイスが選択されます。
対称ハッシュをサポートするのは、次のロードバランシング アルゴリズムのみです。
データセンターで使用される物理リンクの数が急増すると、障害物理リンクの数も増加する可能性があります。ポート チャネルまたは等コスト マルチパス(ECMP)グループのメンバー間でのフローのロード バランシングに使用される静的ハッシュ システムでは、各フローがリンクにハッシュされます。あるリンクで障害が発生すると、残りの現用リンク間ですべてのフローが再ハッシュされます。リンクへのフローのこの再ハッシュにより、障害リンクにハッシュされなかったフローであっても一部のパケットが間違った順序で配信されます。
この再ハッシュは、リンクがポート チャネルまたは等コスト マルチパス(ECMP)グループに追加された場合にも発生します。すべてのフローが、リンクの新しい番号全体にわたって再ハッシュされ、その結果として、一部のパケットが間違った順序で配信されます。復元力のあるハッシュは、ユニキャスト トラフィックだけをサポートします。
復元力のあるハッシュは、フローを物理ポートにマッピングします。リンクに障害が発生すると、障害リンクに割り当てられているフローは、現用リンク間で均等に再分配されます。現用リンクを通過する既存のフローは再ハッシュされず、それらのパケットは間違った順序で配信されません。
復元力のあるハッシュは、ECMP グループによってのみ、またポート チャネル インターフェイスでのみサポートされます。リンクがポート チャネルまたは ECMP グループに追加されると、既存のリンクにハッシュされるフローの一部が、既存のすべてのリンクにではなく、新しいリンクに再ハッシュされます。
復元力のあるハッシュは、IPv4 および IPv6 の既知のユニキャスト トラフィックをサポートしますが、IPv4 マルチキャスト トラフィックはサポートしません。
(注) | 復元力のあるハッシュは、ネットワーク フォワーディング エンジン(NFE)ベースの Cisco Nexus 9300 シリーズ スイッチおよび Cisco Nexus 9500 シリーズ スイッチでサポートされています(NX-OS 7.0(3)I3(1) リリース以降)。 |
LACP では、最大 16 のインターフェイスを 1 つのポート チャネルに設定できます。
(注) | LCAP は、使用する前にイネーブルにする必要があります。デフォルトでは、LACP はディセーブルです。 |
LACP のイネーブル化については、「LACP のイネーブル化」の項を参照してください。
システムはこの機能をディセーブルにする前のチェックポイントを自動的に取得するため、このチェックポイントにロールバックできます。ロールバックとチェックポイントの詳細については、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS System Management Configuration Guide』を参照してください。
次の図は、個々のリンクを個別リンクとして機能させるだけでなく LACP ポート チャネルおよびチャネル グループに組み込む方法を示したものです。
LACP では、最大 16 のインターフェイスを 1 つのチャネル グループにバンドルできます。
(注) | ポート チャネルを削除すると、ソフトウェアは関連付けられたチャネル グループを自動的に削除します。すべてのメンバ インターフェイスはオリジナルの設定に戻ります。 |
LACP 設定が 1 つでも存在する限り、LACP をディセーブルにはできません。
ポート チャネルの個別インターフェイスは、チャネル モードで設定します。スタティック ポート チャネルを集約プロトコルを使用せずに実行すると、チャネル モードは常に on に設定されます。
デバイス上で LACP をグローバルにイネーブルにした後、各チャネルの LACP をイネーブルにします。それには、各インターフェイスのチャネル モードを active または passive に設定します。チャネル グループにリンクを追加すると、LACP チャネル グループの個別リンクにいずれかのチャネル モードを設定できます。
(注) | active または passive のチャネル モードで、個々のインターフェイスを設定するには、まず、LACP をグローバルにイネーブルにする必要があります。 |
次の図は、チャネル モードをまとめたものです。
チャネル モード |
説明 |
---|---|
passive |
LACP モード。ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。ポートは受信した LACP パケットには応答しますが、LACP ネゴシエーションは開始しません。 |
active |
LACP モード。ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。ポートは LACP パケットを送信して、他のポートとのネゴシエーションを開始します。 |
on |
すべてのスタティック ポート チャネル(LACP を実行していない)がこのモードです。LACP をイネーブルにする前にチャネル モードをアクティブまたはパッシブにしようとすると、デバイス表示はエラー メッセージを表示します。 チャネルで LACP をイネーブルにするには、そのチャネルのインターフェイスでチャネル モードを active または passive に設定します。LACP は、on 状態のインターフェイスとネゴシエートする場合、LACP パケットを受信しないため、そのインターフェイスと個別のリンクを形成します。つまり、LACP チャネル グループには参加しません。 デフォルト ポート チャネル モードは on です。 |
LACP は、パッシブおよびアクティブ モードの両方でポート間をネゴシエートして、ポート速度やトランキング ステートなどを基準にしてポート チャネルを形成できるかどうかを決定します。パッシブ モードは、リモート システムやパートナーが LACP をサポートするかどうか不明の場合に役に立ちます。
次の例のようにモードに互換性がある場合、ポートの LACP モードが異なれば、ポートは LACP ポート チャネルを形成できます。
ここでは、LACP パラメータについて説明します。
LACP を実行するどのシステムにも LACP システム プライオリティ値があります。このパラメータのデフォルト値である 32768 をそのまま使用するか、1 ~ 65535 の範囲で値を設定できます。LACP は、このシステム プライオリティと MAC アドレスを組み合わせてシステム ID を生成します。また、システム プライオリティを他のデバイスとのネゴシエーションにも使用します。システム プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。
(注) | LACP システム ID は、LACP システム プライオリティ値と MAC アドレスを組み合わせたものです。 |
LACP を使用するように設定されたポートにはそれぞれ LACP ポート プライオリティがあります。デフォルト値である 32768 をそのまま使用するか、1 ~ 65535 の範囲で値を設定できます。LACP では、ポート プライオリティおよびポート番号によりポート ID が構成されます。
また、互換性のあるポートのうち一部を束ねることができない場合に、どのポートをスタンバイ モードにし、どのポートをアクティブ モードにするかを決定するのに、ポート プライオリティを使用します。LACP では、ポート プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。指定ポートが、より低い LACP プライオリティを持ち、ホット スタンバイ リンクではなくアクティブ リンクとして選択される可能性が最も高くなるように、ポート プライオリティを設定できます。
LACP は、LACP を使用するように設定されたポートごとに、チャネルグループ番号と同じ管理キー値を自動的に設定します。管理キーにより、他のポートとともに集約されるポートの機能が定義されます。他のポートとともに集約されるポートの機能は、次の要因によって決まります。
ポート チャネルを使用すればデータ トラフィックを動的に再配布できます。この再配布により、リンクが削除または追加されたり、ロード バランシング スキームが変更されることもあります。トラフィック フローの途中でトラフィックが再配布されると、フレームの秩序が乱れる可能性があります。
LACP は Marker Protocol を使って、再配布によってフレームが重複したり順番が入れ替わらないようにします。Marker Protocol は、所定のトラフィック フローのすべてのフレームがリモート エンドで正しく受信すると検出します。LACP は ポート チャネル リンクごとに Marker PDUS を送信します。リモート システムは、Marker PDU よりも先にこのリンクで受信されたすべてのフレームを受信すると、Marker PDU に応答します。リモート システムは次に Marker Responder を送信します。ポート チャネルのすべてのメンバ リンクの Marker Responder を受信したローカル システムは、トラフィック フローのフレームを正しい順序で再配分します。ソフトウェアは Marker Responder だけをサポートします。
次の表に、LACP がイネーブルのポート チャネルとスタティック ポート チャネルの主な相違点を示します。
構成 |
LACP がイネーブルのポート チャネル |
スタティック ポート チャネル |
---|---|---|
適用されるプロトコル |
グローバルにイネーブル |
N/A |
リンクのチャネル モード |
次のいずれか。 |
On だけ |
チャネルを構成する最大リンク数 |
32 |
32 |
Cisco Nexus 9000 シリーズのデバイスが非 Nexus ピアに接続されている場合、そのグレースフル フェールオーバーのデフォルトが、ディセーブルにされたポートがダウンになるための時間を遅らせる可能性があります。また、ピアからのトラフィックを喪失する原因にもなります。これらの状況を解決するために、lacp graceful-convergence コマンドが追加されました。
デフォルトで、ポートがピアから LACP PDU を受信しない場合、LACP はポートを中断ステートに設定します。場合によっては、この機能は誤設定によって作成されるループの防止に役立ちますが、サーバが LACP にポートを論理的アップにするように要求するため、サーバの起動に失敗する原因になることがあります。lacp suspend-individual コマンドを使用して、ポートを個別の状態に設定できます。。
LACP ポートチャネルは、サーバとスイッチを接続すると、リンクの迅速なバンドルのために LACP PDU を交換します。ただし、PDU が受信されない場合は、リンクが中断状態になります。
7.0(3)I1(2) 以降では、遅延 LACP 機能により、LACP PDU の受信前に 1 つのポートチャネル メンバー(遅延 LACP ポート)がまず通常のポートチャネルのメンバーとしてアップできます。このメンバーが LACP モードで接続した後に、他のメンバー(補助 LACP ポート)がアップします。これにより、PDU が受信されない場合にリンクが中断状態になることが回避されます。
ポート チャネルは、同様のポートを集約し、単一の管理可能なインターフェイスの帯域幅を増加させます。
最小リンクおよび maxbundle 機能の導入により、LACP ポート チャネル動作を改善し、単一の管理可能なインターフェイスの帯域幅を増加させます。
LACP ポート チャネルの最小リンク機能は次の処理を実行します。
LACP ポート チャネルにリンク アップし、バンドルする必要があるポートの最小数を設定します。
低帯域幅の LACP ポート チャネルがアクティブにならないようにします。
必要な最小帯域幅を提供するアクティブ メンバ ポートが少数の場合、LACP ポート チャネルが非アクティブになります。
LACP MaxBundle は、LACP ポート チャネルで許可されるバンドル ポートの最大数を定義します。
LACP MaxBundle 機能では、次の処理が行われます。
LACP ポート チャネルのバンドル ポート数の上限を定義します。
バンドル ポートがより少ない場合のホット スタンバイ ポートを可能にします(たとえば、5 つのポートを含む LACP ポート チャネルにおいて、ホット スタンバイ ポートとしてそれらのポートの 2 つを指定できます)。
(注) | 最小リンクおよび maxbundle 機能は、LACP ポート チャネルだけで動作します。ただし、デバイスでは非 LACP ポート チャネルでこの機能を設定できますが、機能は動作しません。 |
LACP タイマー レートを変更することにより、LACP タイムアウトの時間を変更することができます。lacp rate コマンドを使用すれば、LACP がサポートされているインターフェイスに LACP 制御パケットを送信する際のレートを設定できます。タイムアウト レートは、デフォルトのレート(30 秒)から高速レート(1 秒)に変更することができます。このコマンドは、LACP がイネーブルになっているインターフェイスでのみサポートされます。LACP 高速タイマー レートを設定するには、「LACP 高速タイマー レートの設定」の項を参照してください。
ISSU およびステートフル スイッチオーバーは、LACP 高速タイマーでは保証できません。
メンバ ポートと他のポート チャネルに関連する設定は、ポート チャネルとメンバ ポートを持つ仮想デバイス コンテキスト(VDC)で設定します。各 VDC で 1 ~ 4096 の番号を使用してポート チャネルに番号を付けることができます。
1 つのポート チャネルのすべてのポートは同じ VDC に置く必要があります。LACP を使用する場合、8 つすべてのアクティブ ポートと 8 つすべてのスタンバイ ポートは同じ VDC であることが必要です。
(注) | デフォルト VDC のポート チャネルを使用してロード バランシングを設定する必要があります。ロード バランシングの詳細については、「ポート チャネルを使用したロード バランシング」の項を参照してください。 |
ポート チャネルは、複数のポートのトラフィックをロード バランシングすることでハイ アベイラビリティを実現します。物理ポートが故障した場合、ポート チャネルのメンバがアクティブであればポート チャネルは引き続き動作します。モジュール間の設定が共通しているため、異なるモジュールのポートをバンドルして、モジュール故障時にも動作するポート チャネルを作成できます。
ポート チャネルは、ステートフル再起動とステートレス再起動をサポートします。ステートフル再起動はスーパーバイザ切り替え時に発生します。切り替え後、Cisco NX-OS ソフトウェアは実行時の設定を適用します。
動作しているポート数が設定された最小リンク数を下回った場合、ポート チャネルはダウンします。
(注) | ハイ アベイラビリティ機能の詳細については、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』を参照してください。 |
次の表に、この機能のライセンス要件を示します。
製品 |
ライセンス要件 |
---|---|
Cisco NX-OS |
ポート チャネリングにライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能は Cisco NX-OS イメージにバンドルされており、無料で提供されます。 |
ポート チャネリングには次の前提条件があります。
ポート チャネリング設定時の注意事項および制約事項は、次のとおりです。
show コマンドで internal キーワードを指定することは、サポートされていません。
LACP ポートチャネルの最小リンクおよび maxbundle 機能は、ホスト インターフェイス ポート チャネルではサポートされていません。
この機能を使用する前に LACP をイネーブルにする必要があります。
デバイスに複数のポート チャネルを設定できます。
共有および専用ポートは同じポート チャネルに設定できません(共有ポートおよび専用ポートについては、「基本インターフェイス パラメータの設定」の章を参照)。
レイヤ 2 ポート チャネルでは、ポートに互換性が設定されていれば、STP ポート パス コストが異なる場合でもポート チャネルを形成できます。互換性要件の詳細については、「互換性要件」の項を参照してください。
STP では、ポートチャネルのコストはポート メンバーの集約帯域幅に基づきます。
ポート チャネルを設定した場合、ポート チャネル インターフェイスに適用した設定はポートチャネル メンバ ポートに影響を与えます。メンバ ポートに適用した設定は、設定を適用したメンバ ポートにだけ影響します。
LACP は半二重モードをサポートしません。LACP ポート チャネルの半二重ポートは中断ステートになります。
ポート チャネル グループに属するポートはプライベート VLAN ポートとして設定しないでください。ポートがプライベート VLAN の設定に含まれている間は、そのポート チャネルの設定は非アクティブになります。
チャネル メンバ ポートを発信元または宛先 SPAN ポートにできません。
ポート チャネルは第 1 世代の 100G ライン カード(N9K-X9408PC-CFP2)または汎用拡張モジュール(N9K-M4PC-CFP2)ではサポートされていません。
ポート チャネルは第 2 世代(以降)の 100G インターフェイスを備えたデバイスではサポートされています(7.0(3)I3(1) 以降)
ポート チャネルは、Cisco Nexus 9300 および 9500 シリーズ デバイスのアプリケーション リーフ エンジン(ALE)アップリンク ポートに関する制約事項の影響を受ける可能性があります(ALE アップリンク ポートに関する制約事項 [英語])。
ポート チャネルの復元力のないハッシュは Cisco Nexus 9200 シリーズ スイッチではサポートされていません。
Cisco NX-OS Release 7.0(3)I4(1) では、復元力のあるハッシュ(ポート チャネル ロードバランシング復元力)および VXLAN 設定は、ALE アップリンク ポートを使用した VTEP と互換性がありません。
(注) | 復元力のあるハッシュはデフォルトではディセーブルになっています。 |
ポートのサブインターフェイスの最大数は 511 です。サテライト/FEX ポートのサブインターフェイスの最大数は 63 です。
次の表に、ポート チャネル パラメータのデフォルト設定を示します。
パラメータ(Parameters) |
デフォルト |
---|---|
ポート チャネル |
管理アップ |
レイヤ 3 インターフェイスのロード バランシング方式 |
送信元および宛先 IP アドレス |
レイヤ 2 インターフェイスのロード バランシング方式 |
送信元および宛先 MAC アドレス |
モジュールごとのロード バランシング |
ディセーブル |
LACP |
ディセーブル |
Channel mode |
on |
LACP システム プライオリティ |
32768 |
LACP ポート プライオリティ |
32768 |
LACP の最小リンク |
1 |
Maxbundle |
32 |
FEX ファブリック ポート チャネル用最少リンク数 |
1 |
(注) | ポート チャネル インターフェイスに最大伝送単位(MTU)を設定する手順については、「基本インターフェイス パラメータの設定」の章を参照してください。ポート チャネル インターフェイスに IPv4 および IPv6 アドレスを設定する手順については、「レイヤ 3 インターフェイスの設定」の章を参照してください。 |
(注) | Cisco IOS の CLI に慣れている場合、この機能に対応する Cisco NX-OS コマンドは通常使用する Cisco IOS コマンドと異なる場合があるので注意してください。 |
チャネル グループを作成する前に、ポート チャネルを作成します。関連するチャネル グループは自動的に作成されます。
(注) | ポート チャネルがチャネル グループの前に作成されると、ポート チャネルは、メンバー インターフェイスが設定されるインターフェイス属性のすべてを使用して設定される必要があります。switchport mode trunk {allowed vlanvlan-id | nativevlan-id} コマンドを使用してメンバーを設定します。 |
これは、チャネル グループのメンバがレイヤ 2 ポート(switchport)およびトランク(switchport mode trunk)の場合にのみ必要です。
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelchannel-number
3.
show port-channel summary
4.
no shutdown
5.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channelchannel-number
例: switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if) |
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。範囲は 1 ~ 4096 です。Cisco NX-OS ソフトウェアは、チャネル グループがない場合はそれを自動的に作成します。 |
ステップ 3 | show port-channel summary
例: switch(config-router)# show port-channel summary |
(任意)ポート チャネルに関する情報を表示します。 |
ステップ 4 | no shutdown 例: switch# configure terminal switch(config)# int e3/1 switch(config-if)# no shutdown |
(任意)ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 5 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次の例は、ポート チャネルの作成方法を示しています。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 1
ポート チャネルを削除したときにインターフェイス設定がどのように変わるかの詳細ついては、「互換性要件」の項を参照してください。
新しいチャネル グループまたはすでにレイヤ 2 ポートを含むチャネル グループにレイヤ 2 ポートを追加できます。ポート チャネルがない場合は、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルが作成されます。
(注) | no channel-group コマンドを使用して、チャネル グループからポートを削除します。
|
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
すべてのレイヤ 2 メンバ ポートは、全二重モードで同じ速度で実行されている必要があります。
1.
configure terminal
2.
interfacetypeslot/port
3.
switchport
4.
switchport mode trunk
5.
switchport trunk {allowedvlanvlan-id | nativevlan-id}
6.
channel-groupchannel-number [force] [mode {on | active | passive}]
7.
show interfacetypeslot/port
8.
no shutdown
9.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | interfacetypeslot/port 例: switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# |
チャネル グループに追加するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | switchport
例: switch(config)# switchport |
インターフェイスをレイヤ 2 アクセス ポートとして設定します。 | ||
ステップ 4 | switchport mode trunk
例: switch(config)# switchport mode trunk |
(任意)インターフェイスをレイヤ 2 トランク ポートとして設定します。 | ||
ステップ 5 | switchport trunk {allowedvlanvlan-id | nativevlan-id}
例: switch(config)# switchport trunk native 3 switch(config-if)# |
(任意)レイヤ 2 トランク ポートに必要なパラメータを設定します。 | ||
ステップ 6 | channel-groupchannel-number [force] [mode {on | active | passive}]
例: |
チャネル グループ内にポートを設定し、モードを設定します。channel-number の指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。ポート チャネルがない場合は、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルが作成されます。すべてのスタティック ポート チャネル インターフェイスは、on モードに設定されます。すべての LACP 対応ポート チャネルインターフェイスを active または passive に設定する必要があります。デフォルト モードは on です。 (任意)一部の設定に互換性がないインターフェイスをチャネルに追加します。強制されるインターフェイスは、チャネル グループと同じ速度、デュプレックス、およびフロー制御設定を持っている必要があります。
| ||
ステップ 7 | show interfacetypeslot/port
例: switch# show interface port channel 5 |
(任意)インターフェイスの内容を表示します。 | ||
ステップ 8 | no shutdown 例: switch# configure terminal switch(config)# int e3/1 switch(config-if)# no shutdown |
(任意)ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 | ||
ステップ 9 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、レイヤ 2 イーサネット インターフェイス 1/4 をチャネル グループ 5 に追加する例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# channel-group 5
新しいチャネル グループまたはすでにレイヤ 3 ポートが設定されているチャネル グループにレイヤ 3 ポートを追加できます。ポート チャネルがない場合は、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルが作成されます。
追加するレイヤ 3 ポートに IP アドレスが設定されている場合、ポートがポート チャネルに追加される前にその IP アドレスは削除されます。レイヤ 3 ポート チャネルを作成したら、ポート チャネル インターフェイスに IP アドレスを割り当てることができます。
(注) | no channel-group コマンドを使用して、チャネル グループからポートを削除します。チャネル グループから削除されたポートは元の設定に戻ります。このポートの IP アドレスを再設定する必要があります。
|
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
レイヤ 3 インターフェイスに設定した IP アドレスがあれば、この IP アドレスを削除します。
1.
configure terminal
2.
interfacetypeslot/port
3.
no switchport
4.
channel-groupchannel-number [force] [mode {on | active | passive}]
5.
show interfacetypeslot/port
6.
no shutdown
7.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interfacetypeslot/port 例: switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# |
チャネル グループに追加するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | no switchport 例: switch(config-if)# no switchport |
インターフェイスをレイヤ 3 ポートとして設定します。 |
ステップ 4 | channel-groupchannel-number [force] [mode {on | active | passive}]
例: |
チャネル グループ内にポートを設定し、モードを設定します。channel-number の指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。ポート チャネルがない場合は、このチャネル グループに関連付けられたポート チャネルが作成されます。 (任意)一部の設定に互換性がないインターフェイスをチャネルに追加します。強制されるインターフェイスは、チャネル グループと同じ速度、デュプレックス、およびフロー制御設定を持っている必要があります。 |
ステップ 5 | show interfacetypeslot/port
例: switch# show interface ethernet 1/4 |
(任意)インターフェイスの内容を表示します。 |
ステップ 6 | no shutdown 例: switch# configure terminal switch(config)# int e3/1 switch(config-if)# no shutdown |
(任意)ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 7 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、レイヤ 3 イーサネット インターフェイス 1/5 を on モードのチャネル グループ 6 に追加する例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface ethernet 1/5 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# channel-group 6
次の例では、レイヤ 3 ポート チャネル インターフェイスを作成し、IP アドレスを割り当てる方法を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 4 switch(config-if)# ip address 192.0.2.1/8
ポート チャネルの帯域幅は、チャネル内のアクティブ リンクの合計数によって決定されます。
情報目的でポート チャネル インターフェイスに帯域幅および遅延を設定します。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelchannel-number
3.
bandwidthvalue
4.
delayvalue
5.
exit
6.
show interface port-channelchannel-number
7.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channelchannel-number
例: switch(config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# |
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | bandwidthvalue
例: switch(config-if)# bandwidth 60000000 switch(config-if)# | 情報目的で使用される帯域幅を指定します。有効な範囲は 1 ~ 3,200,000,000 kbs です。デフォルト値はチャネル グループのアクティブ インターフェイスの合計によって異なります。 |
ステップ 4 | delayvalue
例: switch(config-if)# delay 10000 switch(config-if)# |
情報目的で使用されるスループット遅延を指定します。範囲は、1 ~ 16,777,215(10 マイクロ秒単位)です。デフォルト値は 10 マイクロ秒です。 |
ステップ 5 | exit 例: switch(config-if)# exit switch(config)# |
インターフェイス モードを終了し、コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 6 | show interface port-channelchannel-number
例: switch# show interface port-channel 2 |
(任意)指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 7 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、ポート チャネル 5 の帯域幅および遅延の情報パラメータを設定する例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 5 switch(config-if)# bandwidth 60000000 switch(config-if)# delay 10000 switch(config-if)#
ポート チャネル インターフェイスをシャットダウンして再起動できます。ポート チャネル インターフェイスをシャットダウンすると、トラフィックは通過しなくなりインターフェイスは管理ダウンします。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelchannel-number
3.
シャットダウン
4.
exit
5.
show interface port-channelchannel-number
6.
no shutdown
7.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | interface port-channelchannel-number
例: switch(config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# |
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | シャットダウン
例: switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# |
インターフェイスをシャットダウンします。トラフィックは通過せず、インターフェイスは管理ダウン状態になります。デフォルトはシャットダウンなしです。
| ||
ステップ 4 | exit 例: switch(config-if)# exit switch(config)# |
インターフェイス モードを終了し、コンフィギュレーション モードに戻ります。 | ||
ステップ 5 | show interface port-channelchannel-number
例: switch(config-router)# show interface port-channel 2 |
(任意)指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 | ||
ステップ 6 | no shutdown 例: switch# configure terminal switch(config)# int e3/1 switch(config-if)# no shutdown |
(任意)ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 | ||
ステップ 7 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、ポート チャネル 2 のインターフェイスをアップする例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# no shutdown
ポート チャネルの説明を設定できます。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelchannel-number
3.
説明
4.
exit
5.
show interface port-channelchannel-number
6.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channelchannel-number
例: switch(config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# |
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | 説明
例: switch(config-if)# description engineering switch(config-if)# |
ポート チャネル インターフェイスに説明を追加できます。説明に 80 文字まで使用できます。デフォルトでは、説明は表示されません。このパラメータを設定してから、出力に説明を表示する必要があります。 |
ステップ 4 | exit 例: switch(config-if)# exit switch(config)# |
インターフェイス モードを終了し、コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 5 | show interface port-channelchannel-number
例: switch# show interface port-channel 2 |
(任意)指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 6 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、ポート チャネル 2 に説明を追加する例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# description engineering
ポート チャネル インターフェイスに速度とデュプレックスを設定できます。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelchannel-number
3.
speed {10 | 100 | 1000 | auto}
4.
duplex {auto | full | half}
5.
exit
6.
show interface port-channelchannel-number
7.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channelchannel-number
例: switch(config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# |
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | speed {10 | 100 | 1000 | auto}
例: switch(config-if)# speed auto switch(config-if)# |
ポートチャネル インターフェイスの速度を設定します。デフォルトの自動ネゴシエーションは自動です。 |
ステップ 4 | duplex {auto | full | half}
例: switch(config-if)# speed auto switch(config-if)# |
ポート チャネル インターフェイスのデュプレックスを設定します。デフォルトの自動ネゴシエーションは自動です。 |
ステップ 5 | exit 例: switch(config-if)# exit switch(config)# |
インターフェイス モードを終了し、コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 6 | show interface port-channelchannel-number
例: switch# show interface port-channel 2 |
(任意)指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 7 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、ポート チャネル 2 に 100 Mb/s を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# speed 100
VDC アソシエーションにかかわらず、ポート チャネルのロードバランシング アルゴリズムを設定し、デバイス全体に適用できます。
(注) | デフォルトのロードバランシング アルゴリズムである、非 IP トラフィック用の source-dest-mac、および IP トラフィック用の source-dest-ip を復元するには、no port-channel load-balance コマンドを使用します。
|
LACP ベースのポート チャネルにする場合は LACP をイネーブルにします。
1.
configure terminal
2.
port-channelload-balancemethod {dst ip | dst ip-gre | dst ip-l4port | dst ip-l4port-vlan | dst ip-vlan | dst l4port | dst mac | src ip | src ip-gre | src ip-l4port | src ip-l4port-vlan | src ip-vlan | src l4port | src mac | src-dst ip | src-dst ip-gre | src-dst ip-l4port [symmetric] | src-dst ip-l4port-vlan | src-dst ip-vlan | src-dst l4port | src-dst mac} [fex {fex-range | all}] [rotaterotate]
3.
show port-channel load-balance
4.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | port-channelload-balancemethod {dst ip | dst ip-gre | dst ip-l4port | dst ip-l4port-vlan | dst ip-vlan | dst l4port | dst mac | src ip | src ip-gre | src ip-l4port | src ip-l4port-vlan | src ip-vlan | src l4port | src mac | src-dst ip | src-dst ip-gre | src-dst ip-l4port [symmetric] | src-dst ip-l4port-vlan | src-dst ip-vlan | src-dst l4port | src-dst mac} [fex {fex-range | all}] [rotaterotate]
例: |
デバイスのロード バランシング アルゴリズムを指定します。指定可能なアルゴリズムはデバイスによって異なります。レイヤ 3 のデフォルトは IPv4 と IPv6 の両方で src-dst ip で、非 IP のデフォルトは src-dst mac です。
| ||
ステップ 3 | show port-channel load-balance
例: switch(config-router)# show port-channel load-balance |
(任意)ポート チャネル ロード バランシング アルゴリズムを表示します。 | ||
ステップ 4 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
LACP はデフォルトではディセーブルです。LACP の設定を開始するには、LACP をイネーブルにする必要があります。LACP 設定が 1 つでも存在する限り、LACP をディセーブルにはできません。
LACP は、LAN ポート グループの機能を動的に学習し、残りの LAN ポートに通知します。LACP は、正確に一致しているイーサネット リンクを識別すると、リンクを 1 つのポート チャネルとしてまとめます。次に、ポート チャネルは単一ブリッジ ポートとしてスパニングツリーに追加されます。
LACP を設定する手順は次のとおりです。
1.
configure terminal
2.
feature lacp
3.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | feature lacp
例: switch(config)# feature lacp |
デバイスの LACP をイネーブルにします。 |
ステップ 3 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、LACP をイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# feature lacp
LACP をイネーブルにしたら、LACP ポート チャネルのそれぞれのリンクのチャネル モードを active または passive に設定できます。このチャネル コンフィギュレーション モードを使用すると、リンクは LACP で動作可能になります。
関連する集約プロトコルを使用せずにポート チャネルを設定すると、リンク両端のすべてのインターフェイスは on チャネル モードを維持します。
1.
configure terminal
2.
interfacetypeslot/port
3.
channel-groupnumbermode {active | on | passive}
4.
show port-channel summary
5.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interfacetypeslot/port 例: switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# |
チャネル グループに追加するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | channel-groupnumbermode {active | on | passive}
例: switch(config-if)# channel-group 5 mode active |
ポート チャネルのリンクのポート モードを指定します。LACP をイネーブルにしたら、各リンクまたはチャネル全体を active または passive に設定します。 関連する集約プロトコルを使用せずにポート チャネルを実行する場合、ポートチャネル モードは常に on です。 デフォルト ポート チャネル モードは on です。 |
ステップ 4 | show port-channel summary
例: switch(config-if)# show port-channel summary |
(任意)ポート チャネルの概要を表示します。 |
ステップ 5 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、LACP をイネーブルにしたインターフェイスを、チャネル グループ 5 のイーサネット インターフェイス 1/4 のアクティブ ポートチャネル モードに設定する例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# channel-group 5 mode active
LACP の最小リンク機能を設定できます。最小リンクと maxbundles は LACP でのみ動作します。ただし、非 LACP ポート チャネルに対してこれらの機能の CLI コマンドを入力できますが、これらのコマンドは動作不能です。
(注) | デフォルトのポートチャネル最小リンク設定を復元するには、no lacp min-links コマンドを使用します。
|
適切なポートチャネル インターフェイスであることを確認します。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelnumber
3.
lacp min-linksnumber
4.
show running-config interface port-channelnumber
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channelnumber
例: switch(config)# interface port-channel 3 switch(config-if)# |
設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | lacp min-linksnumber
例: switch(config-if)# lacp min-links 3 |
ポート チャネル インターフェイスを指定して、最小リンクの数を設定します。指定できる範囲は 1 ~ 16 です。 |
ステップ 4 | show running-config interface port-channelnumber 例: switch(config-if)# show running-config interface port-channel 3 |
(任意)ポート チャネル最小リンク設定を表示します。 |
次に、アップ/アクティブにするポート チャネルに関して、アップ/アクティブにするポート チャネル メンバー インターフェイスの最小数を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 3 switch(config-if)# lacp min-links 3
LACP の maxbundle 機能を設定できます。最小リンクと maxbundles は LACP でのみ動作します。ただし、非 LACP ポート チャネルに対してこれらの機能の CLI コマンドを入力できますが、これらのコマンドは動作不能です。
(注) | デフォルトのポートチャネル max-bundle 設定を復元するには、no lacp max-bundle コマンドを使用します。
|
適切なポートチャネル インターフェイスであることを確認します。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelnumber
3.
lacp max-bundlenumber
4.
show running-config interface port-channelnumber
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | interface port-channelnumber
例: switch(config)# interface port-channel 3 switch(config-if)# |
設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | lacp max-bundlenumber
例: switch(config-if)# lacp max-bundle |
ポートチャネル インターフェイスを指定して max-bundle を設定します。 ポート チャネルの max-bundle のデフォルト値は 16 です。指定できる範囲は 1 ~ 32 です。
| ||
ステップ 4 | show running-config interface port-channelnumber
例: switch(config-if)# show running-config interface port-channel 3 |
(任意)ポートチャネル max-bundle 設定を表示します。 |
次に、ポート チャネル インターフェイスの max-bundle を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 3 switch(config-if)# lacp max-bundle 3
LACP タイマー レートを変更することにより、LACP タイムアウトの時間を変更することができます。lacp rate コマンドを使用すれば、LACP がサポートされているインターフェイスに LACP 制御パケットを送信する際のレートを設定できます。タイムアウト レートは、デフォルトのレート(30 秒)から高速レート(1 秒)に変更することができます。このコマンドは、LACP がイネーブルになっているインターフェイスでのみサポートされます。
(注) | LACP タイマー レートの変更は推奨しません。HA および SSO は、LACP 高速レートのタイマーが設定されている場合はサポートされません。 |
LACP 機能がイネーブルになっていることを確認します。
1.
configure terminal
2.
interfacetypeslot/port
3.
lacp rate fast
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interfacetypeslot/port 例: switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# |
設定するインターフェイスを指定します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | lacp rate fast
例: switch(config-if)# lacp rate fast |
LACP がサポートされているインターフェイスに LACP 制御パケットを送信する際のレートとして高速レート(1 秒)を設定します。 タイムアウト レートをデフォルトにリセットするには、コマンドの no 形式を使用します。 |
次の例は、イーサネット インターフェイス 1/4 に対して LACP 高速レートを設定する方法を示したものです。
switch# configure terminal switch (config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# lacp rate fast
次の例は、イーサネット インターフェイス 1/4 の LACP レートをデフォルトのレート(30 秒)に戻す方法を示したものです。
switch# configure terminal switch (config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# no lacp rate fast
LACP システム ID は、LACP システム プライオリティ値と MAC アドレスを組み合わせたものです。
LACP をイネーブルにします。
1.
configure terminal
2.
lacp system-prioritypriority
3.
show lacp system-identifier
4.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | lacp system-prioritypriority
例: switch(config)# lacp system-priority 40000 |
LACP で使用するシステム プライオリティを設定します。指定できる範囲は 1 ~ 65535 で、値が大きいほどプライオリティは低くなります。デフォルト値は 32768 です。
| ||
ステップ 3 | show lacp system-identifier
例: switch(config-if)# show lacp system-identifier |
(任意)LACP システム識別子を表示します。 | ||
ステップ 4 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、LACP システム プライオリティを 2500 に設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# lacp system-priority 2500
LACP をイネーブルにしたら、ポート プライオリティの LACP ポート チャネルにそれぞれのリンクを設定できます。
LACP をイネーブルにします。
1.
configure terminal
2.
interfacetypeslot/port
3.
lacp port-prioritypriority
4.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interfacetypeslot/port 例: switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# |
チャネル グループに追加するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | lacp port-prioritypriority
例: switch(config-if)# lacp port-priority 40000 |
LACP で使用するポート プライオリティを設定します。指定できる範囲は 1 ~ 65535 で、値が大きいほどプライオリティは低くなります。デフォルト値は 32768 です。 |
ステップ 4 | copy running-config startup-config 例: switch(config-if)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、イーサネット インターフェイス 1/4 の LACP ポート プライオリティを 40000 に設定する例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# lacp port-priority 40000
デフォルトで、LACP グレースフル コンバージェンスはイネーブルになっています。あるデバイスとの LACP 相互運用性をサポートする必要がある場合、コンバージェンスをディセーブルにできます。そのデバイスとは、グレースフル フェールオーバーのデフォルトが、ディセーブルにされたポートがダウンになるための時間を遅らせる可能性がある、または、ピアからのトラフィックを喪失する原因にもなるデバイスです。ダウンストリーム アクセス スイッチが Cisco Nexus デバイスでない場合は、LACP グレースフル コンバージェンス オプションをディセーブルにします。
(注) | このコマンドを使用する前に、ポート チャネルが管理ダウン状態である必要があります。 |
LACP をイネーブルにします。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelnumber
3.
シャットダウン
4.
no lacp graceful-convergence
5.
no shutdown
6.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channelnumber
例: switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# |
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | シャットダウン
例: switch(config-if) shutdown |
ポート チャネルを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | no lacp graceful-convergence 例: switch(config-if)# no lacp graceful-convergence |
ポート チャネルの LACP グレースフル コンバージェンスをディセーブルにします。 |
ステップ 5 | no shutdown 例: switch(config-if) no shutdown |
ポート チャネルを管理アップします。 |
ステップ 6 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、ポート チャネルの LACP グレースフル コンバージェンスをディセーブルにする方法を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# no lacp graceful-convergence switch(config-if)# no shutdown
デフォルトの LACP グレースフル コンバージェンスが再度必要になった場合、コンバージェンスを再度イネーブルにできます。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelnumber
3.
シャットダウン
4.
lacp graceful-convergence
5.
no shutdown
6.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channelnumber
例: switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# |
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | シャットダウン
例: switch(config-if) shutdown |
ポート チャネルを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | lacp graceful-convergence
例: switch(config-if)# lacp graceful-convergence |
ポート チャネルの LACP グレースフル コンバージェンスをイネーブルにします。 |
ステップ 5 | no shutdown 例: switch(config-if) no shutdown |
ポート チャネルを管理アップします。 |
ステップ 6 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、ポート チャネルの LACP グレースフル コンバージェンスをイネーブルにする方法を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# lacp graceful-convergence switch(config-if)# no shutdown
ポートがピアから LACP PDU を受信しない場合、LACP はポートを中断ステートに設定します。このプロセスによって、サーバの中には起動に失敗するものがあります。そのようなサーバは、LACP が論理的にポートを稼動状態にしていることを必要とするからです。
(注) | エッジ ポートで lacp suspend-individual コマンドを入力するだけです。このコマンドを使用する前に、ポート チャネルが管理ダウン状態である必要があります。 |
LACP をイネーブルにします。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelnumber
3.
シャットダウン
4.
no lacp suspend-individual
5.
no shutdown
6.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channelnumber
例: switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# |
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | シャットダウン
例: switch(config-if) shutdown |
ポート チャネルを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | no lacp suspend-individual 例: switch(config-if)# no lacp suspend-individual |
ポート チャネルで LACP 個別ポートの一時停止動作をディセーブルにします。 |
ステップ 5 | no shutdown 例: switch(config-if) no shutdown |
ポート チャネルを管理アップします。 |
ステップ 6 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、ポート チャネルで LACP 個別ポートの一時停止をディセーブルにする方法を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# no lacp suspend-individual switch(config-if)# no shutdown
デフォルトの LACP 個別ポートの一時停止を再度イネーブルにできます。
1.
configure terminal
2.
interface port-channelnumber
3.
シャットダウン
4.
lacp suspend-individual
5.
no shutdown
6.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channelnumber
例: switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# |
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | シャットダウン
例: switch(config-if) shutdown |
ポート チャネルを管理シャットダウンします。 |
ステップ 4 | lacp suspend-individual
例: switch(config-if)# lacp suspend-individual |
ポート チャネルで LACP 個別ポートの一時停止動作をイネーブルにします。 |
ステップ 5 | no shutdown 例: switch(config-if) no shutdown |
ポート チャネルを管理アップします。 |
ステップ 6 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、ポート チャネルで LACP 個別ポートの一時停止を再度イネーブルにする方法を示します。
switch# configure terminal switch (config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# lacp suspend-individual switch(config-if)# no shutdown
遅延 LACP を設定するには、lacp mode delay コマンドを使用し、その後に LACP ポート プライオリティを設定します(7.0(3)I1(2) 以降)。
(注) | vPC の場合は、両方の vPC スイッチで遅延 LACP を有効にする必要があります。 |
(注) | 遅延 LACP は、レイヤ 3 ポート チャネル、FEX モジュール、または Cisco Nexus 9500 シリーズ スイッチではサポートされていません。 |
(注) | vPC の場合、プライマリ スイッチに遅延 LACP ポートがあり、プライマリ スイッチが起動できないときは、動作上のプライマリ スイッチの遅延 LACP ポートチャネルで vPC 設定を削除し、新しいポートのポートチャネルをフラップして既存のポートチャネルの遅延 LACP ポートとして選択されるようにする必要があります。 |
(注) | no lacp suspend-individual と遅延 LACP 機能が同じポートで設定されている場合、そのポートに属している非遅延 LACP ポートは個別の状態になります。LACP が確立されると、メンバーはアップ状態に移行します。 ベスト プラクティスとして、同じポートで no lacp suspend-individual を遅延 LACP 機能とともに使用しないでください。 |
1.
configure terminal
2.
interface port-channelnumber
3.
lacp mode delay
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||||
ステップ 2 | interface port-channelnumber
|
設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||||
ステップ 3 | lacp mode delay
|
遅延 LACP を有効にします。
LACP ポート プライオリティを設定して、遅延 LACP の設定を完了します。詳細については、「LACP ポート プライオリティの設定」の項を参照してください。 LACP ポート プライオリティにより、遅延 LACP ポートの選択が決定されます。最も小さい数値のプライオリティを持つポートが選択されます。 複数のポートが最優先のプライオリティを持つ場合は、使用する vPC を決定するために VDC システムの MAC アドレスが使用されます。その後、非 vPC スイッチまたは選択された vPC スイッチ内で最小のイーサネット ポート名を持つポートが使用されます。 遅延 LACP 機能が設定してされており、ポート チャネル フラップによって有効になっている場合、遅延 LACP ポートは通常のポート チャネルとして動作し、サーバとスイッチの間でのデータの交換を可能にします。最初の LACP PDU を受信すると、遅延 LACP ポートは通常のポート メンバーから LACP ポート メンバーに移行します。
|
次に、遅延 LACP を設定する例を示します。
switch# config terminal switch(config)# interface po 1 switch(config-if)# lacp mode delay
switch# config terminal switch(config)# interface ethernet 1/1 switch(config-if)# lacp port-priority 1 switch(config-if)# channel-group 1 mode active
次に、遅延 LACP を無効にする例を示します。
switch# config terminal switch(config)# interface po 1 switch(config-if)# no lacp mode delay
Cisco NX-OS は、グローバル レベルとポートチャネル レベルの両方でアダプティブおよび固定のハッシュ分散の設定をサポートしています。このオプションは、メンバがアップまたはダウンしたときに Result Bundle Hash(RBH)分散の変化を最小限に抑えることにより、トラフィックの中断を最小限に抑えます。このため、変化のない RBH 値にマッピングされているフローが同じリンクを流れ続けるようになります。ポート チャネル レベルの設定はグローバル設定よりも優先されます。デフォルト設定はグローバルに適応し、各ポート チャネルの設定がないので、ISSU 中に変更はありません。コマンドが適用されたときにポートはフラップされず、設定は次のメンバー リンクの変更イベントで有効になります。どちらのモードも RBH モジュールまたは非モジュール スキームで動作します。
この機能がサポートされない下位バージョンへの ISSD 時には、固定モード コマンドがグローバルに使用されている場合や、ポートチャネル レベルの設定がある場合は、この機能を無効にする必要があります。
1.
configure terminal
2.
no port-channel hash-distribution {adaptive | fixed}
3.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | no port-channel hash-distribution {adaptive | fixed} 例: switch(config)# port-channel hash-distribution adaptive switch(config)# |
グローバル レベルでポート チャネル ハッシュ分散を指定します。 デフォルトはアダプティブ モードです。 コマンドは、次のメンバー リンク イベント(link down/up/no shutdown/shutdown)まで有効になりません。(Do you still want to continue(y/n)? [yes]) |
ステップ 3 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、グローバル レベルでハッシュ分散を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# no port-channel hash-distribution fixed
1.
configure terminal
2.
interface port-channel {channel-number | range}
3.
no port-channel port hash-distribution {adaptive | fixed}
4.
copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface port-channel {channel-number | range}
例: switch# interface port-channel 4 switch(config-if)# |
設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | no port-channel port hash-distribution {adaptive | fixed} 例: switch(config-if)# port-channel port hash-distribution adaptive switch(config-if) |
ポート チャネル レベルでポート チャネル ハッシュ分散を指定します。 デフォルトはありません。 コマンドは、次のメンバー リンク イベント(link down/up/no shutdown/shutdown)まで有効になりません。(Do you still want to continue(y/n)? [yes]) |
ステップ 4 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、グローバル レベル コマンドとしてハッシュ分散を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# no port-channel hash-distribution fixed
ポート チャネルの設定情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。
コマンド |
目的 |
---|---|
show interface port-channelchannel-number |
ポート チャネル インターフェイスのステータスを表示します。 |
show feature |
イネーブルにされた機能を表示します。 |
load- interval {intervalseconds {1 | 2 | 3}} |
ビットレートとパケットレートの統計情報に対して 3 つの異なるサンプリング間隔を設定します。 |
show port-channel compatibility-parameters |
ポート チャネルに追加するためにメンバ ポート間で同じにするパラメータを表示します。 |
show port-channel database [interface port-channelchannel-number] |
1 つ以上のポート チャネル インターフェイスの集約状態を表示します。 |
show port-channel load-balance |
ポート チャネルで使用するロード バランシングのタイプを表示します。 |
show port-channel summary |
ポート チャネル インターフェイスのサマリーを表示します。 |
show port-channel traffic |
ポート チャネルのトラフィック統計情報を表示します。 |
show port-channel usage |
使用済みおよび未使用のチャネル番号の範囲を表示します。 |
show lacp {counters [interface port-channelchannel-number] | [interfacetype/slot] | neighbor [interface port-channelchannel-number] | port-channel [interface port-channelchannel-number] | system-identifier]]} |
LACP に関する情報を表示します。 |
show running-config interface port-channelchannel-number |
ポート チャネルの実行コンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
次のコマンドを使用すると、ポート チャネル インターフェイス構成情報を表示することができます。
コマンド |
目的 |
---|---|
clear counters interface port-channelchannel-number |
カウンタをクリアします。 |
clear lacp counters [interface port-channelchannel-number] |
LACP カウンタをクリアします。 |
load- interval {intervalseconds {1 | 2 | 3}} |
ビットレートとパケットレートの統計情報に対して 3 つの異なるサンプリング間隔を設定します。 |
show interface counters [modulemodule] |
入力および出力オクテット ユニキャスト パケット、マルチキャスト パケット、ブロードキャスト パケットを表示します。 |
show interface counters detailed [all] |
入力パケット、バイト、マルチキャストおよび出力パケット、バイトを表示します。 |
show interface counters errors [modulemodule] |
エラー パケットの数を表示します。 |
show lacp counters |
LACP の統計情報を表示します。 |
次に、LACP ポート チャネルを作成し、そのポート チャネルに 2 つのレイヤ 2 インターフェイスを追加する例を示します。
switch# configure terminal switch (config)# feature lacp switch (config)# interface port-channel 5 switch (config-if)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# channel-group 5 mode active switch(config-if)# lacp port priority 40000 switch(config-if)# interface ethernet 1/7 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# channel-group 5 mode
次に、チャネル グループに 2 つのレイヤ 3 インターフェイスを追加する例を示します。Cisco NX-OS ソフトウェアはポート チャネルを自動的に作成します。
switch# configure terminal switch (config)# interface ethernet 1/5 switch(config-if)# no switchport switch(config-if)# no ip address switch(config-if)# channel-group 6 mode active switch (config)# interface ethernet 2/5 switch(config-if)# no switchport switch(config-if)# no ip address switch(config-if)# channel-group 6 mode active switch (config)# interface port-channel 6 switch(config-if)# ip address 192.0.2.1/8
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
システム管理 |
『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS System Management Configuration Guide』 |
ハイ アベイラビリティ |
『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』 |
ライセンス |
『Cisco NX-OS Licensing Guide』 |