この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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ここでは、仮想ポートチャネル(vPC)を使用したレイヤ 2 データセンター相互接続(DCI)の設定例を示します。
データセンター相互接続(DCI)の目的は、異なるデータセンター間で特定の VLAN を拡張することです。これにより、遠く離れた場所にあるサーバとネットワーク アタッチド ストレージ(NAS)デバイスのレイヤ 2 隣接関係が提供されます。
vPC は、2 つのサイト(DCI vPC 全体にわたるブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)なし)間の STP 分離というメリットを提供します。これは、データセンター間に冗長リンクが提供され、データセンターの停止がリモート データセンターに伝搬しないことを意味します。
![]() (注) | vPC は最大 2 つのデータセンターを相互接続するために使用できます。 |
次に、vPC を使用したレイヤ 2 データセンター相互接続(DCI)の設定例を示します。この例では、First Hop Redundancy Protocol(FHRP)を分離できます。
![]() (注) | vPC と Hot Standby Routing Protocol(HSRP)はすでに設定されています。 |
![]() (注) | DCI として機能する Link Aggregation Control Protocol(LACP)を vPC リンク で使用する必要があります。 |
この例では、レイヤ 3(L3)ゲートウェイが同じ vPC ペアで設定されており、DCI として機能します。Hot Standby Router Protocol(HSRP)を分離するために、DCI ポート チャネルでポート アクセス コントロール リスト(PACL)を設定し、DCI を通過する VLAN に関してスイッチ仮想インターフェイス(SVI)で HSRP Gratuitous Address Resolution Protocol(ARP)(GARP)を無効にする必要があります。
ip access-list DENY_HSRP_IP 10 deny udp any 224.0.0.2/32 eq 1985 20 deny udp any 224.0.0.102/32 eq 1985 30 permit ip any any interface <DCI-Port-Channel> ip port access-group DENY_HSRP_IP in interface Vlan <x> no ip arp gratuitous hsrp duplicate