この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、ACU のプロファイル マネージャ機能を使用してクライアント アダプタのプロファイルを作成および管理する方法について説明します。
ACU のプロファイル マネージャ機能を使用すると、クライアント アダプタに対して最大 16 個のプロファイル(または保存済み設定パラメータの名前付きグループ)を作成および管理できます。これらのプロファイルによって、異なった設定情報が要求されるさまざまな場所でクライアント アダプタを使用できるようになります。たとえば、クライアント アダプタを会社、自宅、および空港などの公共エリアで使い分けるためにプロファイルを設定できます。プロファイルを作成しておけば、それらを簡単に切り替えることができるので、新たな場所に行くたびにクライアント アダプタを設定し直す必要がありません。
プロファイルは、Windows CE デバイスのレジストリに保存されます。これらが消失するのは、デバイスがデフォルトに戻されたときか(ハード リセット)、プライマリとバックアップの両方のバッテリの充電が切れたときだけです。
ACU のプロファイル マネージャを開くには、デスクトップの ACU アイコンをダブルタップするか、Start > Programs > Cisco > ACU の順にタップします。Profiles ウィンドウが表示されます(図4-1 を参照)。
プロファイル マネージャを使用すると、プロファイルの管理に関連する次のタスクを実行できます。
• プロファイルの新規作成(プロファイルの新規作成を参照)
• アクティブ プロファイルの選択(アクティブ プロファイルの選択を参照)
• プロファイルの編集(プロファイルの編集を参照)
• プロファイルの名称変更(プロファイルの名称変更 を参照)
• プロファイルの削除(プロファイルの削除を参照)
ステップ 1 Profiles ウィンドウの Add ボタンをタップします。Profilex という名前の新しいプロファイルが
Manage Profiles ボックスに表示されます(x は、プロファイル番号)。
ステップ 2 プロファイル名を Profilex から、自分の好きな名前(たとえば、Office、Home など)に変更するには、ここでその名前を入力します。
(注) 最大 80 文字まで入力できますが、ウィンドウ サイズが限られているため、長いプロファイル名は全体が表示されない可能性があります。
• このプロファイルでデフォルト値が使用されるようにする場合は、ウィンドウの空白部分をタップします。作成したプロファイルが、Manage Profiles ボックスのプロファイルのリストに追加されます。
• 設定パラメータの値を変更する場合は、Edit ボタンをタップします。Properties ウィンドウにプロファイル名が引用符で囲まれて表示されます。 クライアント アダプタの設定の手順に従って、このプロファイルの設定パラメータを変更します。
ステップ 4 別のプロファイルを作成する場合は、上記の手順を繰り返します。
クライアント アダプタで使用するプロファイルを指定する手順は、次のとおりです。
(注) EAP-TLS および PEAP 認証は ACU では有効ではないため、単に ACU でプロファイルを切り替えるだけでは、これらの認証タイプを切り替えることはできません。PPC 2002 デバイスでは、ホスト ベース EAP を使用するプロファイルを ACU で作成できますが、Authentication Manager で特定の認証タイプを有効にする必要があります。また、一度に設定できるのは、1 つの認証タイプだけです。そのため、ACU でホストベース EAP を使用するプロファイルが複数あり、別の認証タイプを使用する場合は、ACU でプロファイルを切り替えた後、Authentication Manager で認証タイプを変更する必要があります。PPC 2003 では、ACU でアクティブ プロファイルとして <External
Settings> を選択した後、Windows CE .NET でクライアント アダプタを設定する必要があります。
ステップ 1 Profiles ウィンドウに移動します(図4-1 を参照)。
ステップ 2 Select Active Profile ドロップダウン メニューから、アクセス ポイントとの接続を確立するためにクライアント アダプタで使用するプロファイルを選択します。
(注) Windows CE .NET デバイスの <External Settings> プロファイル オプションは、ACU プロファイルを無効にし、オペレーティング システムまたは ACU 以外のアプリケーションがクライアント アダプタを設定できるようにします。オペレーティング システムでカードを設定し、ACU の診断ツールを使用する場合は、このオプションを選択する必要があります。Windows CE .NET でクライアント アダプタを設定する手順については、 Windows CE .NET でのクライアント アダプタの設定 を参照してください。
クライアント アダプタは選択されたプロファイルを使用して直ちに起動します。選択されたプロファイルを使用して、アクセス ポイントへのアソシエートに失敗したり、アソシエートが失われたりした場合でも、クライアント アダプタは別のプロファイルを使用してアソシエートし直そうとはしません。アソシエートするには、別のプロファイルを選択する必要があります。
この項では、既存のプロファイルを修正する手順について説明します。プロファイルの編集、名称変更、または削除を行うには、次の手順に従います。
ステップ 1 Profiles ウィンドウに移動します(図4-1 を参照)。
ステップ 2 Manage Profiles ボックスで、編集するプロファイルを選択して Edit ボタンをタップするか、そのプロファイルをダブルタップします。Properties ウィンドウにプロファイル名が引用符で囲まれて表示されます。
ステップ 3 クライアント アダプタの設定の手順に従って、このプロファイルの設定パラメータを変更します。
ステップ 1 Profiles ウィンドウに移動します(図4-1 を参照)。
ステップ 2 Manage Profiles ボックスで、名前を変更するプロファイルを選択して Rename ボタンをタップするか、そのプロファイルを 2 回タップします(ダブルタップよりも長い間隔を空けて)。プロファイルが強調表示されます。
(注) 最大 80 文字まで入力できますが、ウィンドウ サイズが限定されるため、長いプロファイル名は全体が表示されない可能性があります。
ステップ 4 ウィンドウの空白部分をタップし、変更を保存します。プロファイルの名前が変更され、プロファイルのリストに追加されます。
ステップ 1 Profiles ウィンドウに移動します(図4-1 を参照)。
ステップ 2 Manage Profiles ボックスで、削除するプロファイルを選択します。
ステップ 4 決定を確認するプロンプトが表示されたら、Yes をタップします。プロファイルが削除されます。