この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、クライアント アダプタの設置前に確認することについて説明します。
• 「システム要件」
• 「サイト要件」
クライアント アダプタを正しく安全に使用するために、この項のガイドラインに従ってください。
FCC は、ET Docket 96-8 での決定により、FCC 認証機器が放射する RF 電磁エネルギーに人体が晒される場合の安全基準を採択しています。シスコの承認済 Aironet アンテナを使用する場合、Cisco Aironet 製品は、OET-65 および ANSI C95.1、1991 に明記されている非制御製品の環境に対する制限事項を満たします。このマニュアルに示されている指示に従って、この無線デバイスを適切に操作すれば、ユーザへの照射は、FCC 勧告限度値をはるかに下回るレベルとなります。
• ユニットが送受信を行っているときは、アンテナに触れたり、アンテナを移動したりしないでください。
• 送信中は、アンテナのような無線機能を持つコンポーネントを、体の露出した部位に接近または接触させて保持しないようにしてください。特に、顔や目には近づけないようにしてください。
• アンテナを接続していない場合は、無線機を操作したり、データを送信したりしないでください。無線機が破損する恐れがあります。
• 高利得の壁取り付け型または柱取り付け型アンテナを設置するには、専門知識が必要です。また、30cm 未満の距離に人が近づけないように設置する必要があります。適切な設置要件に関しては、専門の技術者、VAR、またはアンテナの製造業者にお問い合せください。
–無線デバイスを危険な場所で使用する場合は、現場の作業安全責任者の指示に従ってください。
–航空機内での無線デバイスの使用は、Federal Aviation Administration(FAA; 連邦航空局)の規制対象となっています。
クライアント アダプタを操作する際は、次の警告に従ってください。
警告 無線ネットワーク デバイスは、専用のタイプでない限り、シールドされていない雷管の近くや爆発の可能性のある場所では操作しないでください。
警告 FCC の RF 被曝制限値に準拠するため、アンテナは身体から 20cm 以上離れた場所に設置してください。
警告 ANSI C95.1 規格に明記されている RF 被曝制限値に準拠するため、PC カード クライアント アダプタを搭載したラップトップを使用する場合に、長時間にわたって送信または操作する際は、アダプタの一体型アンテナを自分の体または周囲の人から 5cm 以上離すようにしてください。ユーザとアンテナとの距離が 5cm 未満の場合は、ユーザへの被曝時間を制限することをお勧めします。
ステップ 3 以下の「パッケージの内容」に記載されているすべての品目があることを確認します。各品目に破損がないことを確認します。
(注) 一部の品目が破損または不足していた場合は、シスコ認定の販売代理店にお知らせください。リモート アンテナとその付属ケーブルは別送されます。
• Quick Start Guide:Cisco Aironet ワイヤレス LAN クライアント アダプタ
クライアント アダプタを設置するには、クライアント アダプタに同梱されている品目以外に次のものが必要になります。
• Type II または Type III PC カード スロットを搭載した、次のいずれかの Windows CE デバイス
–ARM、StrongARM、MIPS、SH4、または X86 プラットフォームを使用し、Windows CE 3.0 が動作している HPC 2000 デバイス
–ARM、StrongARM、MIPS、または SH3 プラットフォームを使用し、Windows CE 3.0 が動作している PPC 2000 デバイス
–StrongARM プラットフォームを使用し、Windows CE 3.0 が動作している PPC 2002 デバイス
–StrongARM プラットフォームを使用し、Windows CE .NET 4.2 が動作している PPC 2003 デバイス
–ARMv4T または MIPSII プラットフォームを使用し、Windows CE .NET 4.0 または 4.1 が動作している Windows CE .NET デバイス
–StrongARM(ARMv4)、ARMv4I、または X86 プラットフォームを使用し、Windows CE .NET 4.2 が動作している Windows CE .NET デバイス
• Cisco Aironet 350 シリーズ ワイヤレス LAN クライアント アダプタ(PC カードまたは LM カード)
(注) クライアント アダプタ ドライバおよびユーティリティ バージョン 2.60 は、Cisco
Aironet 340 シリーズ クライアント アダプタでの使用をサポートしていません。
• クライアント アダプタ ファームウェア バージョン 5.60.08(推奨)
• Windows オペレーティング システムおよび Microsoft ActiveSync が動作しているラップトップまたは PC
• Windows CE デバイスへの ActiveSync 接続(シリアル、USB など)
• 無線ネットワークが EAP-FAST、EAP-TLS、PEAP 認証を使用する場合、PPC 2002、PPC 2003、または Windows CE .NET 4.2 デバイス
• EAP-TLS 認証では Certificate Authority(CA)およびユーザ証明書、PEAP 認証では CA 証明書
• 無線ネットワークが One-Time Password(OTP)ユーザ データベースによる PEAP認証を使用する場合、次のものが必要になります。
–RF ネットワークのサービス セット ID(SSID)(大文字/小文字を区別)
–Windows CE デバイスに割り当てる、プライマリおよびセカンダリのドメイン ネーム システム(DNS)および Windows インターネット ネーム サービス(WINS)
–ネットワーク設定に DHCP サーバが含まれていない場合は、デバイスに割り当てる IP アドレス、サブネット マスク、およびデフォルト ゲートウェイ アドレス
–無線ネットワークに静的 WEP がセキュリティとして使用されている場合は、クライアント アダプタが通信を行う各アクセス ポイントの WEP キー
–無線ネットワークで LEAP、EAP-FAST、PEAP 認証のいずれかを使用する場合は、その認証に必要なユーザ名とパスワード
–無線ネットワークで EAP-TLS 認証を使用する場合は、EAP-TLS 認証のユーザ名
–無線ネットワークで手動 PAC プロビジョニングによる EAP-FAST 認証を使用する場合は、Protected Access Credentials(PAC)ファイル
この項では、インフラストラクチャ デバイスおよびクライアント デバイスに対するサイト要件について説明します。
コンポーネント構成、配置、および物理的環境は敷設状況によって異なるため、ネットワーク アプリケーションごとに固有の設置方法があります。そのため、無線インフラストラクチャ デバイス(クライアント アダプタを有線 LAN に接続するアクセス ポイント、ブリッジ、ベース ステーションなど)を設置する前に、サイト調査を行って、最大の通信範囲およびネットワーク パフォーマンスが得られる場所にこれらのデバイスを配置する必要があります。 Windows CE .NET でのクライアント アダプタの設定では、サイト調査の担当者を対象に、ACU のサイト調査ツールを使用して、無線ネットワーク内でインフラストラクチャ デバイスの最適な配置場所を決定する方法を説明します。
(注) インフラストラクチャ デバイスはクライアント デバイスより先に設置し、初期設定を行います。
クライアント アダプタは無線デバイスなので、スループットと無線範囲の低下をもたらす RF 障害物および一般的な妨害源の影響を受けやすくなります。次のガイドラインに従って、最大のパフォーマンスが得られるようにしてください。
• クライアント アダプタは、保管棚、書棚、ファイリング キャビネットなどの大きなスチール製品がクライアント アダプタの無線信号の障害物にならない場所に設置してください。
• クライアント アダプタは、電子レンジから離れた場所に設置してください。電子レンジはクライアント アダプタと同じ周波数で動作するので、信号に対する妨害が発生する可能性があります。