この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、クライアント アダプタのドライバおよびクライアント ユーティリティのインストール方法について説明します。
クライアント アダプタのドライバとユーティリティのインストール時に表示されるメッセージ(およびクライアント ユーティリティの画面自体)は、Windows CE デバイスにより異なります。 デバイスで使用されている Windows CE のバージョンを確認する手順は、次のとおりです。
• ご使用の Windows CE デバイスがポケット PC(PPC)デバイスの場合は、[スタート]、[設定]、[システム]タブ、[About]の順に選択します。 Windows CE のバージョンが表示されます。
(注) ビルド番号が 11178 以上の場合、そのデバイスは PPC 2002 です。
• ご使用の Windows CE デバイスがハンドヘルド PC(HPC)デバイスの場合は、 [スタート] 、 [設定] 、 [コントロール パネル] 、 [システム] 、[システム]タブの順に選択します。 コア システムのバージョンがデバイスで実行されている Windows CE のバージョンです(3.0 など)。
• ご使用の Windows CE デバイスが CE .NET デバイスの場合は、[スタート]、[設定]、[コントロールパネル]、[システム]の順に選択します。[General]タブの[System]に Windows CE のバージョンが表示されます。
WinCE-PCMCIA-LMC-v230.exe ファイルは、ドライバとクライアント ユーティリティ(バージョン 2.30)のインストールに必要なすべてのファイルを収めた自己解凍 ZIP ファイルです。 このファイルの主なインストール ユーティリティは ceInstall.exe です。
クライアント アダプタのドライバおよびクライアント ユーティリティをインストールする手順は、次のとおりです。
(注) 以下の手順は、ドライバおよびクライアント ユーティリティを初めて Windows CE デバイスにインストールする場合を想定しています。 Cisco Aironet クライアント アダプタ ソフトウェアが Windows CE デバイスにすでにインストールされている場合は、 慣例手順の手順に従って、最初に既存のソフトウェアをアンインストールしてから、ここに示す手順に従って新しいソフトウェアにアップグレードしてください。
(注) クライアント アダプタ ドライバとユーティリティ バージョン 2.30 には、ファームウェア バージョン 5.02.19 以上の使用をお勧めします。 クライアント アダプタのファームウェア バージョンを確認する方法、および必要に応じてバージョンをアップグレードする方法については、 慣例手順を参照してください。
(注) ドライバおよびクライアント ユーティリティは、クライアント アダプタを Windows CE デバイスに挿入する前にインストールする必要があります。
(注) クライアント アダプタ ソフトウェア バージョン 2.30 は、Cisco Aironet クライアント アダプタに同梱の CD に収録されていません。 旧バージョンのクライアント アダプタおよびユーティリティをインストールする場合は、このマニュアル(-02)の旧版のインストール、設定、操作手順を参照してください。
ステップ 1 Windows CE デバイスをラップトップ PC または Microsoft ActiveSync を実行する PC に接続します。 この場合は、通常はシリアル ケーブルまたは USB ケーブルを使用します。
Windows CE デバイスでは、ホストに接続されたことを通知するメッセージが表示されます。 Windows CE デバイスを接続すると、ラップトップまたは PC に[New Partnership]ウィンドウが表示されます。 このウィンドウでは、提携関係を確立するかどうかが尋ねられます。
(注) ActiveSync の最新バージョンをインストールすることをお勧めします。
• 提携関係を確立して、ラップトップ(または PC)と Windows CE デバイス間のファイルの同期をとるようにする場合は、[Yes]を選択してから[Next]をクリックします。次に、画面の指示に従って同期をとるファイルを指定し、提携関係の設定を終了します。
• ファイルの同期をとらずに、「ゲスト」として接続する場合は、[No]を選択してから[Next]をクリックします。 画面にゲストとして接続されたことが通知されます。
ステップ 3 ラップトップまたは PC の Web ブラウザを使用して、次の URL にアクセスします。
http://www.cisco.com/public/sw-center/sw-wireless.shtml
ステップ 4 [Option #2: Aironet Wireless Software Display Tables]を選択します。.
(注) [Display Tables]以外に Software Selector ツールを使用してソフトウェアをダウンロードすることもできます。 この場合は、[Option #1: Aironet Wireless Software Selector]を選択し、画面の指示に従い、ステップ 9 に進みます。
ステップ 5 [Cisco Aironet Wireless LAN Client Adapters]を選択します。
ステップ 6 Windows CE クライアント アダプタ ドライバおよびユーティリティの項を探します。
ステップ 7 デバイスのオペレーティング システムに応じて、Windows CE 3.0 または Windows CE .NET のリンクを選択します。
ステップ 8 ファイル WinCE-PCMCIA-LMC-v230.exe を選択します。
ステップ 9 ソフトウェア使用許諾契約の条項を読み、同意します。
ステップ 10 ファイル WinCE-PCMCIA-LMC-v230.exe を選択し、ダウンロードします。
ステップ 11 ファイルをラップトップまたは PC のハード ドライブに保存します。
ステップ 12 Windows エクスプローラ を使用してファイルを探し、それをダブル クリックして、ファイルをフォルダ内に解凍します。
(注) 解凍されたファイルがすべて 1 つフォルダに格納されていることを確認してください。
ファイルが別々の場所に格納されていると、ソフトウェアが正しく動作しない場合があります。
ステップ 13 ceInstall.exe ファイルをダブルクリックします。
ステップ 14 PPC 2002 デバイスを使用している場合、[Install 802.1X Support]画面が表示されます。 EAP-TLS 認証または PEAP 認証を使用する予定がある場合は、[Yes]をクリックします。 それ以外の場合は、[No]をクリックします。
(注) [Yes]を選択した場合、802.1X のセキュリティをサポートする PPC 2002 802.1X バックポートがインストールされます。 このバックポートは、Windows CE 基本オペレーティング システムの一部として機能し、アンインストールできません。
ステップ 15 PPC 2002 デバイスを使用している場合、[Cisco PEAP]画面が表示されます。 Cisco PEAP 認証を使用する予定がある場合は、[Install Cisco PEAP Support]チェック ボックスが選択されていることを確認し、[Next]をクリックします。 Cisco PEAP 認証を使用しない場合は、[Install Cisco PEAP Support]チェック ボックスの選択を解除し[Next]をクリックします。
(注) [Install Cisco PEAP Support]チェック ボックスの選択を解除した場合、(Cisco PEAP サプリカントではなく)Microsoft PEAP サプリカントがインストールされます。
ステップ 16 PPC 2002 デバイスを使用していない場合、[Cisco Aironet Wireless LAN Adapter Setup]画面が表示されます。[Next]をクリックして、ActiveSync と共にインストールされている Windows CE Application Manager(CeAppMgr)を起動します。 CeAppMgr は、Windows CE デバイスと交信して、そのデバイスのプロセッサ タイプを確認します。
(注) Windows CE デバイスがステップ 1の手順に従ってラップトップまたは PC に接続されていない場合は、[Exit]をクリックしてセットアップ プログラムを中断し、Windows CE デバイスを接続します。あるいは、[Next]をクリックしてインストールを続行することもできます。[Exit]を選択した場合は、[OK]をクリックして CeAppMgr をシャットダウンし、ステップ 1 から再びやり直します。[Next]を選択した場合は、次にモバイル デバイスを接続したときにソフトウェアがダウンロードされるというメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。 次回、ActiveSync を使って Windows CE デバイスをラップトップまたは PC に接続すると、CeAppMgr が自動的に起動して、ソフトウェアのインストール プロンプトが表示されます。
ステップ 17 クライアント アダプタをデフォルトのアプリケーション インストール ディレクトリにインストールするかどうかを尋ねる[Installing Applications]ダイアログ ボックスが表示されたら、[Yes]をクリックします。 デフォルトのインストール ディレクトリは、PPC デバイスの場合は、
\Windows\Start Menu\Programs\Cisco、HPC デバイスおよび Windows CE .NET デバイスの場合は \Windows\Programs\Cisco になります。
クライアント アダプタ(および PPC 2002 デバイスを使用する場合は 802.1X バックポート)のインストール状況を示すメッセージと進行状況バーが表示されます。
ドライバとヘルプ ファイルが \Windows ディレクトリにコピーされ、クライアント ユーティリティが \Windows\Start Menu\Programs\Cisco ディレクトリ(PPC デバイスの場合)または
\Windows\Program\Cisco ディレクトリ(HPC デバイスと Windows CE .NET デバイスの場合)にインストールされます。 ACU および WLM のショートカットが HPC デバイスと Windows CE .NET デバイスのデスクトップに自動的に追加されます。
ステップ 18 ラップトップまたは PC でインストール処理が終了すると、その他の必要手順がないかどうかを Windows CE デバイスの画面で確認するよう指示するメッセージが表示されます。[OK]をクリックして、ラップトップまたは PC でのインストール処理を終了します。
ステップ 19 Windows CE デバイスで必要な手順があれば、それらを実行します。
ステップ 20 Windows CE デバイスを切り離します。
ステップ 21 802.1X バックポートをインストールしている場合、PPC 2002 デバイスを使用するには、この段階で Windows CE デバイスをリセットします。 (これよりも早く、インストール後のリセットを要求するメッセージが表示されているはずです。)
ステップ 22 Windows CE デバイスの PC カード スロットに、クライアント アダプタを挿入します。 クライアント アダプタを挿入する特定の手順については、 慣例手順を参照してください。
Windows CE デバイスでクライアント アダプタの設定が行われ、アダプタの緑色の LED が点滅します。 この状態にならない場合は、クライアント アダプタを取り出して、Windows CE デバイスをリセットし、再度クライアント アダプタを挿入します。
ステップ 23 [Cisco Wireless LAN Adapter Settings]ダイアログ ボックスが表示されます。 (このダイアログ ボックスが表示されない場合は、次のいずれかの操作を実行します。
• [Start]>[Settings]>[Connections]タブ >[Network Adapters]>[Cisco Wireless LAN Adapter]>[Properties]を選択します(PPC デバイスの場合)。
• [Start]>[Settings]>[Control Panel]>[Network]>[Adapters]タブ >[Cisco Wireless LAN Adapter]>[Properties]を選択します(HPC デバイスの場合)。
• [Start]>[Settings]>[Network and Dial-up Connections]>[Cisco Wireless LAN Client Adapter]アイコンを選択します(Windows CE .NET デバイスの場合)。
• デバイスが DHCP サーバに接続されている場合は、[Obtain an IP address via DHCP]または
[Use server-assigned IP address]を選択して、[OK]をクリックします。
• デバイスが DHCP サーバに接続されていない場合は、[Specify an IP address]または[Use specific IP address]を選択して、次の手順を実行します。
a. デバイスに割り当てる IP アドレス、サブネット マスク、およびデフォルトのゲートウェイ アドレスを入力します。 これらの情報については、システム管理者に確認してください。
b. [Name Servers]タブを選択し、デバイスに割り当てるプライマリおよびセカンダリの DNS と WINS を入力します。 これらの情報については、システム管理者に確認してください。
ステップ 25 ドライバおよびクライアント ユーティリティのインストールが完了します。 次の「「インストールの確認」」を参照して、インストールが成功したかどうかを確認します。
ドライバおよびクライアント ユーティリティが正しくインストールされたことを確認するには、クライアント アダプタの LED を確認します。 インストールに成功すると、クライアント アダプタの緑色の LED が点滅します。
(注) インストールに失敗した場合、あるいはドライバのインストール中またはインストール後に問題が発生した場合は、 トラブルシューティングのトラブルシューティング情報を参照してください。
クライアント アダプタが正しくインストールされたら、 プロファイル マネージャーの使用方法を参照し、デバイスで Windows CE .NET を実行していない場合は、クライアント アダプタのプロファイルを作成します。 デバイスで Windows CE .NET を実行している場合は、次の「クライアント アダプタの設定方式の決定(Windows CE .NET のみ)」に進みます。
Windows CE .NET は、ACU を使用しないでクライアント アダプタを設定できる唯一の Windows CE オペレーティング システムです。 したがって、デバイスで Windows CE .NET を実行している場合、クライアント アダプタをオペレーティング システムと ACU のどちらを使用して設定するかを決定する必要があります。 表 3-1 で、Windows CE .NET と ACU のクライアント アダプタ関連の機能を比較しているので、参考にしてください。
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• クライアント アダプタを Windows CE .NET ではなく ACU で設定する場合は、次の手順に従います。
a. [Start]>[Settings]>[Network and Dial-up Connections]>[Cisco Wireless LAN Client Adapter]アイコン >[Wireless Networks]タブを選択します。
b. [Use Windows to configure my wireless network settings]チェック ボックスの選択を解除します。
c. プロファイル マネージャーの使用方法 と クライアント アダプタの設定 の手順に従って、ACU からクライアント アダプタを設定します。
• クライアント アダプタを ACU ではなく Windows CE .NET で設定する場合は、 Windows CE .NET を使用したクライアント アダプタの設定 の手順に従います。
• クライアント アダプタを Windows CE .NET で設定し、ACU の診断ツールを使用する場合は、 Windows CE .NET を使用したクライアント アダプタの設定 を参照して Windows CE .NET でアダプタを設定してから、 診断の実行 の手順に従って ACU の診断ツールを使用します。