この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、システム管理者がバッチ プロセスで Install Wizard を便利に使用できるよう、Install Wizard 1.6 (IWSetup.exe)のコマンド ライン オプションについて説明します。
• 「応用例」
Install Wizard 1.6 でサポートしているコマンド ライン オプションは、次のとおりです。 通常のインストールでは、C:¥WINNT¥Cisco¥DInstall ディレクトリ(Windows 2000 の場合)、または C:¥WINDOWS¥Cisco¥DInstall ディレクトリ(Windows XP の場合)の MS-DOS ウィンドウから実行することになっています。
(注) これらのコマンドは、システム管理者の方を対象に用意されています。
• /noclean:クライアント アダプタ ソフトウェアをアンインストールした後でもコンピュータにインストール ファイルを残しておくことができます。 このコマンドは通常、次の例のように /uninstall コマンドと一緒に使用します。
このコマンド シーケンスにより、クライアント ユーティリティ、ドライバ、ファームウェアは削除されますが、インストール ファイルは C:¥WINNT ディレクトリまたは
C:¥WINDOWS¥Cisco¥DInstall ディレクトリに残ります。 アンインストール プロセスが完了したら、Install Wizard コンフィギュレーション バイナリ ファイル(CiscoAdminConfig.dat)を別のインストール オプションを格納した新しいバイナリ ファイルに置き換えて、Install Wizard を再度実行することができます。
• /noreboot:Install Wizard による再起動プロンプトが表示されないようにします。 このコマンドはインストール プロセス中またはアンインストール プロセス中に使用できます。次の例のように /silent コマンドと一緒に使用してください。
このコマンド ライン シーケンスにより、インストール プロセスまたはアンインストール プロセスが完了しても、バッチ プロセスを続行することができます。 このコマンド ライン シーケンスは、Install Wizard コンフィギュレーション バイナリ ファイル(CiscoAdminConfig.dat)を書き換えます。 このため、このバイナリ ファイルを置き換えるか書き換えない限り、それ以降の Install Wizard 操作で再起動プロンプトが表示されなくなります。
(注) IWSetup /noreboot /silent コマンド ライン シーケンスは、Cisco Aironet Configuration Administration Tool (ACAT)で Global Override Settings - Silent Setup Options - Do not reboot 設定を実行した時と同じ結果になります。
• /silent:ユーザの操作を必要としないサイレント プロセスを実行するよう指定します。 次の例のように、通常、インストール プロセスまたはアンインストール プロセスの指示に使用します。
このコマンド シーケンスにより、クライアント アダプタ ソフトウェアのサイレント インストールまたはサイレント アンインストールが実行されます。 このコマンド ライン シーケンスは、Install Wizard コンフィギュレーション バイナリ ファイル(CiscoAdminConfig.dat)を書き換えます。 このため、このバイナリ ファイルを置き換えるか書き換えない限り、それ以降の Install Wizard 操作でユーザの操作が不要となります。
(注) クライアント ユーティリティとドライバ インストールの画面は表示されますが、Install Wizard のダイアログが表示されなくなります。
• /uninstall:クライアント アダプタ ソフトウェアをアンインストールします。 このコマンドにより、アンインストールをバッチ操作で行うことができます。 このコマンドは通常、次の例のように /silent コマンドと一緒に使用します。
この手順では、コマンド ライン オプションの IT における使用例を説明します。 この例では、Cisco Aironet のクライアント ユーティリティと Gina ファイルを削除し、Cisco Aironet ドライバを使用するサードパーティ製のものと置き換えることを目的とします。 これには、クライアント アダプタ ソフトウェアをアンインストールし、ドライバとファームウェアだけを再インストールするのが普通です。 ところが、このコマンド ライン オプションを使用すれば、システム管理者がこの操作をバッチ プロセスで行えるようになります。
ステップ 1 Install Wizard 1.6 をインストールするか、または Install Wizard 1.6 にアップグレードします。
ステップ 2 インストールが完了したら、C:¥WINNT ディレクトリまたは C:¥WINDOWS¥Cisco¥DInstall ディレクトリにある MS-DOS ウィンドウから IWSetup /uninstall /noreboot /noclean を実行します。 このコマンド ライン シーケンスによって、クライアント アダプタ ソフトウェアはアンインストールされますが、インストール ファイルは残ります。
(注) /noreboot コマンドによって通常の再起動プロンプトが表示されなくなり、/noclean コマンドによってインストール ファイルが C:¥WINNT ディレクトリまたは
C:¥WINDOWS¥Cisco¥DInstall ディレクトリに残ります。
(注) クライアント アダプタをコンピュータに挿入している場合は、ドライバの場所の入力を求めるプロンプトが表示されたらすべて無視またはキャンセルしてください。
ステップ 4 ACAT から、ドライバとファームウェアのみをインストールするコンフィギュレーション バイナリ ファイル(CiscoAdminConfig.dat)を生成します。
ステップ 5 このコンフィギュレーション バイナリ ファイルを、C:¥WINNT ディレクトリまたは C:¥WINDOWS¥Cisco¥DInstall ディレクトリにコピーします。 ACAT で生成したファイルによって、今までの Install Wizard コンフィギュレーション バイナリ ファイルが置き換えられます。
ステップ 6 C:¥WINNT ディレクトリまたは C:¥WINDOWS¥Cisco¥DInstall ディレクトリにある MS-DOS ウィンドウから IWSetup /silent を実行し、再起動します。 インストールが完了すると、Cisco Aironet クライアント アダプタ ドライバとファームウェアのみがインストールされます。
ステップ 7 目的のサードパーティ製ソフトウェアをインストールします。