この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
次の表に、Cisco IP Phone 8800 シリーズでサポートされるアクセサリを示します。「X」は特定の電話モデルのサポートを示し、ダッシュ(—)はサポートされていないことを意味します。
アクセサリ |
タイプ(Type) |
Cisco IP Phone 8811 |
Cisco IP Phone 8841 |
Cisco IP Phone 8851 |
Cisco IP Phone 8861 |
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サードパーティ製アクセサリ |
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ヘッドセット:ヘッドセットを参照してください。この項では、各ヘッドセット タイプについて説明しています。 |
アナログ |
X |
X |
X |
X |
アナログ ワイドバンド |
X |
X |
X |
X |
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Bluetooth
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- |
- |
X |
X |
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USB(有線またはワイヤレス) |
- |
- |
X |
X |
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マイクロフォン:外部スピーカおよびマイクロフォンを参照してください。 |
外部 PC |
- |
- |
- |
X |
スピーカー:外部スピーカおよびマイクロフォンを参照してください。 |
外部 PC |
- |
- |
- |
X |
最大 20 mm 幅のラップトップ ケーブル ロックで電話機を固定することができます。
外部スピーカおよびマイクロフォンは、プラグアンドプレイ式のアクセサリです。Cisco IP Phone では、外部 PC タイプのマイクロフォン、および増幅器で電力が供給されるスピーカーを、ラインイン/アウトのジャックを使用して接続できます。外部マイクロフォンを接続すると内部マイクロフォンが無効になり、外部スピーカを接続すると電話機の内部スピーカが無効になります。
(注) | 低品質の外部オーディオ デバイスを使用してラウドスピーカーを極端な大音量で再生したり、マイクロフォンをラウドスピーカーのごく近くに設置したりすると、スピーカーフォンの通話相手に不快なエコーが聞こえる場合があります。 |
シスコでは、Cisco IP Phone で使用するサードパーティ製ヘッドセットについて社内でテストを実施していますが、ヘッドセットや受話器のベンダーの製品については動作の保証やサポートは行っていません。
(注) | Cisco IP Phone 7811 はヘッドセットをサポートしていません。 |
電話機を使用すると、ヘッドセットのマイクロフォンが検出するバックグラウンド ノイズの一部が軽減されますが、さらにこのバックグラウンド ノイズを削減して全体的なオーディオ品質を改善するには、ノイズを遮断するヘッドセットを使用することを推奨します。
では、不要な無線周波数(RF)信号および可聴周波数(AF)信号を遮蔽する高品質のヘッドセットといった外部デバイスの使用を推奨しています。ヘッドセットの品質や、携帯電話および双方向ラジオなど他のデバイスとの間隔によっては、雑音やエコーが入ることもあります。可聴ハム雑音などのノイズは、相手方だけに聞こえる場合もあれば、Cisco IP Phone のユーザおよび相手方の両方に聞こえる場合もあります。ハム音やブザーのような雑音は、電灯、電気モーター、大型の PC モニタなど、さまざまな外部ソースが原因となり得ます。
(注) | 場合によっては、ローカル電源キューブやパワー インジェクタを使用することにより、ハム雑音を軽減または除去できることがあります。 |
Cisco IP Phone を実際に展開する場合は、環境やハードウェアにより不整合が発生することもあるので、すべての環境に対してオールマイティなヘッドセットを見出すことは不可能です。
物理的、機械的、および技術的な性能以上に、ヘッドセットの音質がユーザと通話相手の双方にとって良質である必要があります。音質の判断は主観によるため、シスコが特定のヘッドセットのパフォーマンスを保証することは不可能です。しかし、大手メーカーのさまざまなヘッドセットについて、Cisco IP Phone で良好に作動することが報告されています。
詳細については、次の各項を参照してください。 http://www.cisco.com/c/en/us/products/unified-communications/uc_endpoints_accessories.html
電話機はアナログ ヘッドセットが接続されたことを検出できません。このため、デフォルトで電話機画面の [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウにアナログ ヘッドセットが表示されています。
デフォルトでアナログ ヘッドセットを表示すると、ユーザはアナログ ヘッドセットに対してワイドバンドを有効にすることができます。
アナログ ヘッドセットが電話機でサポートされていますが、電話機はアナログ ヘッドセットが接続されたことを検出できません。このため、デフォルトで電話スクリーンの [アクセサリ(Accessories)] ウィンドウにアナログ ヘッドセットが表示されています。
デフォルトでアナログ ヘッドセットを表示すると、ユーザはアナログ ヘッドセットに対してワイドバンドを有効にすることができます。
電話機はヘッドセットでワイドバンド コーデックをサポートしているかどうかを検出できませんが、ユーザは次の手順でアナログのヘッドセットでワイドバンドを有効化できます。
Cisco IP Phone では、ワイヤレス ヘッドセットを使用できます。
シスコの Web サイトではご使用の IP 電話機で動作するワイヤレス ヘッドセットについて説明しています。次の URL にアクセスします。
http://www.cisco.com/en/US/partner/prod/voicesw/ucphone_headsets.html
ヘッドセットの接続およびこの機能の使用については、ワイヤレス ヘッドセットのマニュアルを参照してください。
サポートされているヘッドセットのリストについては、http://www.cisco.com/c/en/us/products/unified-communications/ucphone_headsets.html を参照してください。
Bluetooth では、30 フィート(10 m)以内の範囲の低帯域幅でワイヤレス接続を行えます。最大のパフォーマンスが得られるのは、1 ~ 2 m(3 ~ 6 フィート)の範囲内です。Bluetooth ワイヤレス テクノロジーは、2.4 GHz 帯域で動作します。これは 802.11b/g 帯域と同じです。これは干渉が発生する可能性があります。シスコでは次を推奨しています。
5 GHz 帯域で動作する 802.11a、802.11n または 802.11ac を使用します。
他の 802.11b/g デバイス、Bluetooth デバイス、電子レンジ、大型の金属製品との間隔をあけます。
Cisco IP Phone は、共有キーによる認証と暗号化方式を利用してヘッドセットと接続します。Cisco IP Phone は最大 50 のヘッドセットをひとつずつ接続できます。最後に接続されたヘッドセットがデフォルトとして使用されます。通常、ペアリングはヘッドセットごとに 1 回実行されます。
デバイスがペア化された後、両方のデバイス(電話機とヘッドセット)が有効化済みで、相互の有効範囲内にある限り、その Bluetooth 接続が維持されます。この接続は通常、一方のデバイスの電源が切断された後、再び電源が投入されると、自動的に接続を再確立します。ただし、一部のヘッドセットでは、ユーザによる接続の再確立が必要です。
Bluetooth アイコン は、デバイスが接続されているかどうかに関係なく、Bluetooth がオンかどうかを示します。
干渉が発生する可能性が考えられます。シスコでは、他の 802.11b/g デバイス、Bluetooth デバイス、電子レンジ、大型の金属製の物体を近くに置かないように推奨しています。可能であれば、他の 802.11 デバイスで 802.11a チャネルを使用するように設定してください。
Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットが動作するために、ヘッドセットが電話機の直接の見通し線内にある必要はありませんが、壁やドアなどの障害物、および他の電子デバイスからの干渉が接続に影響を及ぼすことがあります。
ヘッドセットが Cisco IP Phone から 30 フィート(10 m)を超えて離れていると、Bluetooth の接続は 15 ~ 20 秒間のタイムアウト後にドロップされます。ペア化されたヘッドセットが Cisco IP Phone の範囲内に戻ってきたときに、当該電話機が別の Bluetooth ヘッドセットに接続されていなければ、範囲内にある Bluetooth ヘッドセットと自動的に再接続します。電力節約モードで動作する一部のタイプの電話機では、再接続を開始するために、ユーザがオペレーション ボタンを押してヘッドセットを「ウェイクアップ」させることができます。
ヘッドセットを有効にしてから、電話アクセサリとして追加します。
電話機はさまざまハンズフリー プロファイル機能をサポートしており、電話機を操作しなくてもハンズフリー デバイス(Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットなど)を使用して特定のタスクを実行できます。たとえば、電話機で [リダイヤル(Redial)] を押す代わりに、Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットからそのメーカーの手順に従って電話番号をリダイヤルできます。
次の各ハンズフリー機能は、Cisco IP Phone 8851 および 8861 で使用する Bluetooth ワイヤレス ヘッドセットに適用されます。
各種ハンズフリー デバイスは、それぞれ機能のアクティブ化方法が異なります。デバイスのメーカーが、同じ機能を指すときに異なる用語を使用している可能性もあります。
常に 1 つのヘッドセット タイプしか機能しないため、Bluetooth ヘッドセットとアナログ ヘッドセットの両方を使用しており、アナログ ヘッドセットを電話機に接続している場合は、Bluetooth ヘッドセットを有効にするとアナログ ヘッドセットが無効になります。アナログ ヘッドセットを有効にする場合は、Bluetooth ヘッドセットを無効にします。Bluetooth ヘッドセットが有効になっている電話機に USB ヘッドセットを接続すると、Bluetooth とアナログの両方のヘッドセットが無効になります。USB ヘッドセットの接続を外した場合は、Bluetooth ヘッドセットの有効化またはアナログ ヘッドセットを使用するための Bluetooth ヘッドセットの無効化のいずれかができるようになります。