システム カウンタ
Cisco Tomcat Connector
Tomcat Hypertext Transport Protocol(HTTP)および HTTP Secure(HTTPS)Connector オブジェクトは、Tomcat コネクタについての情報を提供します。
Tomcat HTTP コネクタは、リクエストを受信してレスポンスを送信するエンドポイントを表します。 このコネクタは、アプリケーションの Web ページにアクセスしたときに発生する HTTP/HTTPS リクエストの処理と HTTP/HTTPS レスポンスの送信を行います。 Web アプリケーション URL の Secure Socket Layer(SSL)ステータスは、各 Tomcat HTTP Connector のインスタンス名の基準を提供します。 たとえば、SSL の場合は https://<IP Address>:8443、非 SSL の場合は http://<IP Address>:8080 などです。
次の表に、Tomcat HTTP Connector カウンタに関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
Errors |
コネクタで発生した HTTP エラー(たとえば、「401 未認証(401 Unauthorized)」 |
MBytesReceived |
コネクタが受信したデータの量。 |
MBytesSent |
コネクタが送信したデータの量。 |
Requests |
コネクタが処理したリクエストの総数。 |
ThreadsTotal |
リクエスト処理スレッドの現在の合計数、コネクタの使用可能/使用中のスレッドを含みます。 |
ThreadsMax |
コネクタのリクエスト処理スレッドの最大数。 Web アプリケーションのウィンドウで着信する各リクエストは、そのリクエストの期間中、1 つのスレッドを必要とします。 現在使用可能なリクエスト処理スレッドで処理できる数を上回る同時リクエストを受信した場合は、このカウンタに表示される設定最大数を上限として、追加のスレッドが作成されます。 さらに別の同時リクエストを受信すると、それらのリクエストは、内部で指定された最大数になるまで、コネクタで作成されたサーバーソケット内に累積されます。 それ以外の同時リクエストは、それらのリクエストを処理するリソースが使用可能になるまで、接続拒否メッセージを受け取ります。 |
ThreadsBusy |
このカウンタは、コネクタのビジー状態/使用中のリクエスト処理スレッドの現在の数を表します。 |
Cisco Tomcat JVM
Cisco Tomcat Java Virtual Machine (JVM) オブジェクトは、Cisco Unified Communications Manager の管理、Cisco Unified Serviceability、および Cisco Unity Connection の管理など、Web アプリケーションで使用する共通リソース メモリのプールに関する情報を提供します。 動的メモリ ブロックには、Tomcat とその Web アプリケーションで作成されるすべてのオブジェクトが保存されます。
次の表に、Tomcat JVM カウンタに関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
KBytesMemoryFree |
Tomcat Java Virtual Machine の動的メモリ ブロック(ヒープ メモリ)の量。 動的メモリの空き容量が少なくなると、追加のメモリが自動的に割り当てられ、KbytesMemoryTotal カウンタに表示される合計メモリ サイズが増加します。ただし、KbytesMemoryMax カウンタに表示される最大容量を上限とします。 使用中のメモリ容量は、KbytesMemoryTotal から KBytesMemoryFree の値を減算することで判断できます。 |
KBytesMemoryMax |
Tomcat Java Virtual Machine の動的メモリ ブロック(ヒープ メモリ)の量。 |
KBytesMemoryTotal |
空きメモリと使用中メモリを含む、Tomcat Java Virtual Machine の現在の動的メモリ ブロックの合計サイズ。 |
Cisco Tomcat Web Application
Cisco Tomcat Web Application オブジェクトは、 の Web アプリケーションを実行する方法についての情報を提供します。
次の例で示すように、Web アプリケーションの URL は、各 Tomcat Web Application のインスタンス名の基準になります。
-
Cisco Unified Communications Manager Administration(https://<IP Address>:8443/ccmadmin)は、ccmadmin により識別されます。
-
Cisco Unified Serviceability(https://<IP Address>:8443/ccmservice)は、ccmservice によって識別されます。
-
Cisco Unified Communications Manager のユーザーオプション(https://<IP Address>:8443/ccmuser)は、ccmuser によって識別されます。
-
Cisco Unity Connection Administration(https://<IP Address>:8443/cuadmin)は、cuadmin によって識別されます。
-
拡張子を持たない URL(https://<IP Address>:8443 や http://<IP Address>:8080)は _root によって識別されます。
次の表に、Tomcat Web Application カウンタについての情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
Errors |
Cisco Unified Communications Manager 関連、または Cisco Unity Connection 関連の Web アプリケーションで発生した HTTP エラー(たとえば、401 未認証など)の合計数を表します。 |
Requests |
Web アプリケーションが処理するリクエストの数の合計数。 Requests カウンタは、Web アプリケーションにアクセスするたびに増加します。 |
SessionsActive |
Web アプリケーションでアクティブまたは使用中のセッションの数。 |
Database Change Notification Client
Database Change Notification Client オブジェクトは、変更通知クライアントについての情報を提供します。 次の表に、Database Change Notification Client カウンタに関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
MessagesProcessed |
処理されたデータベース変更通知の数。 このカウンタは、15 秒ごとに更新されます。 |
MessagesProcessing |
現在処理中、またはこのクライアントの変更通知キューで処理待ち状態にある変更通知メッセージの数。 このカウンタは、15 秒ごとに更新されます。 |
QueueHeadPointer |
変更通知キューへのヘッド ポインタ。 ヘッド ポインタは、変更通知キュー内の開始ポイントとして機能します。 キュー内の通知数は、テール ポインタ値からヘッド ポインタ値を減算することで判断できます。 デフォルトでは、このカウンタは 15 秒ごとに更新されます。 |
QueueMax |
このクライアントで処理される変更通知メッセージの最大数。 このカウンタは、Cisco Database Layer Monitor サービスの最後の再起動時から累積されます。 |
QueueTailPointer |
変更通知キューのテール ポインタ。 テール ポインタは、変更通知キュー内の終了ポイントを表します。 キュー内の通知数は、テール ポインタ値からヘッド ポインタ値を減算することで判断できます。 デフォルトでは、このカウンタは 15 秒ごとに更新されます。 |
TablesSubscribed |
このクライアントが登録しているテーブルの数。 |
Database Change Notification Server
Database Change Notification Server オブジェクトは、さまざまな変更通知関連の統計情報を提供します。 次の表に、Database Change Notification Server カウンタに関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
Clients |
変更を通知するために登録されている変更通知クライアント(サービス/サーブレット)の数。 |
CNProcessed |
リブートしてからサーバーによって処理される変更通知メッセージの合計数。 |
Queue Delay |
変更通知プロセスで処理するメッセージがあるにもかかわらず、メッセージが処理されていない時間(秒)。 この条件は、次の場合に当てはまります。
この条件は 15 秒ごとに確認されます。 |
QueuedRequestsInDB |
(共有メモリのキューに入らずに)TCP/IP 直接接続により DBCNQueue(Database Change Notification Queue)テーブルに入れられた変更通知レコードの数。 このカウンタは、15 秒ごとに更新されます。 |
QueuedRequestsInMemory |
共有メモリのキューに入る変更通知リクエストの数。 |
Database Change Notification Subscription
Database Change Notification Subscription オブジェクトは、クライアントが変更通知を受信するテーブルの名前を表示します。
SubscribedTable オブジェクトは、変更通知を受信するサービスまたはサーブレットを含んだテーブルを表示します。 カウンタは増加しないため、この表示は参考目的のみに使用されます。
Database Local DSN
Database Local Data Source Name(DSN)オブジェクトと LocalDSN カウンタは、ローカル マシンの DSN 情報を提供します。 次の表に、Database Local DSN に関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
CcmDbSpace_Used |
使用されている Ccm DbSpace の量。 |
CcmtempDbSpace_Used |
使用されている Ccmtemp DbSpace の量。 |
CNDbSpace_Used |
使用されている CN DbSpace の割合(パーセント)。 |
LocalDSN |
ローカル マシンから参照されている DSN。 |
SharedMemory_Free |
空いている共有メモリの合計。 |
SharedMemory_Used |
使用されている共有メモリの合計。 |
RootDbSpace_Used |
使用されている RootDbSpace の量。 |
DB User Host Information カウンタ
DB User Host Information オブジェクトは、DB User Host についての情報を提供します。
DB:User:Host Instance オブジェクトは、DB:User:Host の各インスタンスの接続数を表示します。
Enterprise Replication DBSpace Monitors
Enterprise Replication DBSpace Monitors オブジェクトは、さまざまな ER DbSpace の使用状況を表示します。 次の表に、Enterprise Replication DB Monitors に関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
ERDbSpace_Used |
使用されている Enterprise Replication DbSpace の容量。 |
ERSBDbSpace_Used |
使用されている ERDbSpace の容量。 |
Enterprise Replication Perfmon Counters
Enterprise Replication Perfmon Counter オブジェクトは、さまざまな複製カウンタについての情報を提供します。
ServerName:ReplicationQueueDepth カウンタは、サーバ名に続いて、複製キューの項目数を表示します。
IP
IP オブジェクトは、システムの IPv4 関連の統計についての情報を提供します。 次の表に、IP カウンタについての情報を示します。
(注) |
また、このカウンタは、Unified Communications Manager をサポートし、システムの IPv6 関連の統計についての情報を提供する IPv6 オブジェクトの一部でもあります。 |
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
Frag Creates |
このエンティティで生成された IP データグラム フラグメントの数。 |
Frag Fails |
Do not Fragment フラグが設定されたデータグラムの場合など、データグラムをフラグメント化できなかったためにこのエンティティで破棄された IP データグラムの数。 |
Frag OKs |
このエンティティで正常にフラグメント化された IP データグラムの数。 |
In Delivers |
IP ユーザ プロトコルに配信された入力データグラムの数。 これにはインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)が含まれます。 |
In Discards |
問題が発生しないものの廃棄された入力 IP データグラムの数。 考えられる原因の 1 つに、バッファ領域の不足があります。 このカウンタには、再構成の待機中に廃棄されたデータグラムの数は含まれません。 |
In HdrErrors |
ヘッダー エラーで廃棄された入力データグラムの数。 これには、不正なチェックサム、バージョン番号の不一致、他の形式エラー、存続可能時間の超過、および IP オプションの処理中に発見されたその他のエラーが含まれます。 |
In Receives |
すべてのネットワーク インターフェイスから受信した入力データグラムの数。 このカウンタには、エラーと共に受信したデータグラムも含まれます。 |
In UnknownProtos |
正常に受信したものの、プロトコルが不明またはサポートされないために廃棄されたローカル アドレス宛てのデータグラムの数。 |
InOut Requests |
受信した着信 IP データグラムの数および送信した発信 IP データグラムの数。 |
Out Discards |
送信されずに廃棄された出力 IP データグラムの数。 考えられる原因の 1 つに、バッファ領域の不足があります。 |
Out Requests |
このカウンタは、ICMP を含むローカル IP ユーザープロトコルが、リクエスト送信で IP に与える IP データグラムの総数を表します。 このカウンタには、ForwDatagrams でカウントされたデータグラムの数は含まれません。 |
Reasm Fails |
タイムアウトやエラーなど、IP 再構成アルゴリズムによって検出された IP 再構成の失敗の回数。 このカウンタは、破棄された IP フラグメントの数を表しません。RFC 815 のアルゴリズムなどの一部のアルゴリズムでは、受信するときにフラグメントを結合するので、フラグメントの数を追跡できなくなる可能性があるためです。 |
Reasm OKs |
正常に再構成された IP データグラムの数。 |
Reasm Reqds |
このエンティティで再構成が必要だった受信 IP フラグメントの数。 |
メモリ
Memory オブジェクトは、サーバーの物理メモリとスワップメモリの使用状況についての情報を提供します。 次の表に、Memory カウンタに関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
% Mem Used |
システムの物理メモリの使用率をパーセントで表示します。 このカウンタの値は次のように計算されます。 Total KBytes - Free KBytes - Buffers KBytes - Cached KBytes + Shared KBytes) / Total KBytes この値は、Used KBytes/Total KBytes に相当します。 |
% Page Usage |
アクティブなページの割合(パーセント)。 |
% VM Used |
システムの仮想メモリの使用率をパーセントで表示します。 このカウンタの値は次のように計算されます。 Total KBytes - Free KBytes - Buffers KBytes - Cached KBytes + Shared KBytes + Used Swap KBytes) / (Total KBytes + Total Swap KBytes) この値は、Used VM KBytes/Total VM KBytes に相当します。 |
Buffers KBytes |
システムのバッファ容量(キロバイト単位)。 |
Cached KBytes |
キャッシュされたメモリの容量(キロバイト単位)。 |
Free KBytes |
システムで使用可能な合計メモリの総量(キロバイト単位)。 |
Free Swap KBytes |
システムで使用可能な空きスワップ領域の容量(キロバイト単位)。 |
HighFree |
上部領域での空きメモリ容量。 Linux カーネルは、仮想メモリ アドレス空間を複数のメモリ領域に分割します。 上位メモリは特定の物理アドレスより上位のメモリで、その容量は、合計メモリとシステムのカーネル タイプによって異なります。 4 GB メモリを搭載した Unified Communications Manager システムの場合、上位メモリはおおよそ 896M ~ 4096M のアドレスを指します。 |
HighTotal |
上位領域のメモリの総量。 Linux カーネルは、仮想メモリ アドレス空間を複数のメモリ領域に分割します。 上位メモリは特定の物理アドレスより上位のメモリで、その容量は、合計メモリとシステムのカーネル タイプによって異なります。 4 GB メモリを搭載した Unified Communications Manager システムの場合、上位メモリはおおよそ 896M ~ 4096M のアドレスを指します。 |
Page Faults Per Sec |
システムによるページ フォールト(メジャーとマイナーの両方)の 1 秒あたりの件数を表します(2.5 以降のカーネルのみ)。 一部のページ フォールトは I/O がなくても解決できるため、この値は入力および出力(I/O)を生成したページ フォールトのカウントと一致しない場合があります。 |
Low Total |
カーネルの低(非ページ)メモリの合計。 |
Low Free |
カーネルの低(非ページ)メモリの空き容量の合計。 |
Page Major Faults Per Sec |
システムによる 1 秒あたりのメジャー フォールトの件数(2.5 以降のカーネルのみ)。メジャー ページ フォールトとは、ディスクからメモリ ページをロードする必要があるページ フォールトを指します。 |
Pages |
ディスクからページ インしたページの数と、ディスクにページ アウトしたページの数の合計。 |
Pages Input |
ディスクからページ インされたページの数。 |
Pages Input Per Sec |
ディスクからページ インされた 1 秒あたりのページのサイズの合計(キロバイト単位)。 |
Pages Output |
ディスクにページ アウトされたページの数。 |
Pages Output Per Sec |
ディスクにページ アウトされた 1 秒あたりのページのサイズの合計(キロバイト単位)。 |
Shared KBytes |
システムの共有メモリの容量(キロバイト単位)。 |
SlabCache |
プロシージャの slabinfo のすべての個別エントリの合計を表す詳細なカウンタとして、さまざまなカーネル コンポーネントによって作成されている SlabCache で使用されるメモリ。 |
SwapCached |
キャッシュ メモリとして使用されたスワップ容量。 これは、一旦スワップ アウトされてからスワップ バックされたが、まだスワップファイルに残っているメモリです。 |
Total KBytes |
システムのメモリの総量(キロバイト単位)。 |
Total Swap KBytes |
このカウンタは、システムのスワップ領域の総量(キロバイト単位)。 |
Total VM KBytes |
使用中のシステム物理メモリとスワップ領域(Total Kbytes + Total Swap Kbytes)の総量(キロバイト単位)。 |
Used KBytes |
使用中のシステム物理メモリの容量。 Used KBytes カウンタの値は次のように計算されます。 Total KBytes - Free KBytes - Buffers KBytes - Cached KBytes + Shared KBytes。 Used KBytes の値は、top または free コマンド出力に表示される Linux の値とは異なります。 top または free コマンド出力に表示される Used の値は、Total KBytes - Free KBytes で計算される値に等しく、Buffers KBytes と Cached KBytes の合計値も含みます。 |
Used Swap KBytes |
このカウンタは、システムで使用中のスワップ領域の容量をキロバイト単位で表します。 |
Used VM KBytes |
このカウンタは、システム物理メモリと、使用中のスワップ領域の容量をキロバイト単位で表します。 値は次のように計算されます。 Total KBytes - Free KBytes - Buffers KBytes - Cached KBytes + Shared KBytes + Used Swap KBytes この値は、Used Mem KBytes + Used Swap KBytes に相当します。 |
ネットワーク インターフェイス(Network Interface)
Network Interface オブジェクトは、システムのネットワーク インターフェイスについての情報を提供します。 次の表に、Network Interface カウンタに関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
Rx Bytes |
インターフェイスで受信したフレーミング文字を含めたバイト数。 |
Rx Dropped |
エラーは検出されなかったものの、破棄するように選択されたインバウンド パケットの数。 これによって、上位層のプロトコルにパケットが配信されなくなります。 また、パケットの破棄によりバッファ領域が解放されます。 |
Rx Errors |
エラーのために上位層のプロトコルに配信できなかったインバウンド パケット(パケット指向インターフェイス)の数と、インバウンド送信ユニット(文字指向または固定長インターフェイス)の数。 |
Rx Multicast |
このインターフェイスで受信したマルチキャスト パケットの数。 |
Rx Packets |
このサブレイヤが上位サブレイヤに配信したパケットの数。 この数には、このサブレイヤでマルチキャストまたはブロードキャスト アドレスにアドレス指定されたパケットは含まれていません。 |
Total Bytes |
受信(Rx)バイトと送信(Tx)バイトの総数。 |
Total Packets |
Rx パケットと Tx パケットの総数。 |
Tx Bytes |
インターフェイスから送信されたフレーミング文字を含むオクテットの総数。 |
Tx Dropped |
エラーは検出されなかったものの、破棄するように選択されたアウトバウンド パケットの数。 これによって、上位層のプロトコルにパケットが配信されなくなります。 また、パケットの破棄によりバッファ領域が解放されます。 |
Tx Errors |
エラーのために送信できなかったアウトバウンド パケット(パケット指向インターフェイス)の数と、アウトバウンド送信ユニット(文字指向または固定長インターフェイス)の数。 |
Tx Packets |
破棄されたものや送信されなかったものも含め、上位レベルのプロトコルが送信をリクエストしたパケットの総数。 この値には、このサブレイヤでマルチキャストまたはブロードキャストアドレスにアドレス指定されたパケットは含まれていません。 |
Tx QueueLen |
出力パケット キューの長さ(パケット単位)。 |
Number of Replicates Created and State of Replication
Number of Replicates Created and State of Replication オブジェクトは、システムのリアルタイム複製についての情報を提供します。 次の表に、Replication カウンタに関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
Number of Replicates Created |
DB 表用に Informix によって作成されたレプリケーションの数。 このカウンタは、複製のセットアップ中の情報を表示します。 |
Replicate_State |
レプリケーションの状態。 次の値が使用されます。
|
パーティション
Partition オブジェクトは、システムのファイル システムとその使用状況についての情報を提供します。 次の表に、Partition カウンタに関する情報を示します。 これらのカウンタは予備パーティション(存在する場合)でも使用できます。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
% CPU Time |
ディスクに対して発行された I/O リクエストの処理にかかった CPU 時間のパーセンテージ。 |
% Used |
このファイル システムで使用中のディスク領域のパーセンテージ。 |
% Wait in Read |
このカウンタは使用されません。 このカウンタの代わりに Await Read Time カウンタが使用されます。 このカウンタは、カウンタの値が -1 になると無効になります。 |
% Wait in Write |
このカウンタは使用されません。 このカウンタの代わりに Await Write Time カウンタが使用されます。 このカウンタは、カウンタの値が -1 になると無効になります。 |
Await Read Time |
サービス対象のデバイスに対して発行された読み取りリクエストの平均所要時間(ミリ秒単位)。 |
Await Time |
サービス対象のデバイスに対して発行された入出力(I/O)リクエストの平均所要時間(ミリ秒単位)。 この値には、リクエストがキュー内に存在する時間と、リクエストを処理する時間が含まれます。 |
Await Write Time |
サービス対象のデバイスに対して発行された書き込みリクエストの平均所要時間(ミリ秒単位)。 |
Queue Length |
ディスクに対して発行されたリクエストの平均キュー長。 |
Read Bytes Per Sec |
ディスクから読み取られた 1 秒あたりのデータ量(バイト単位)。 |
Total Mbytes |
このファイル システムのディスク領域全体の容量(メガバイト単位)。 |
Used Mbytes |
このファイル システムで使用中のディスク領域の容量(メガバイト単位)。 |
Write Bytes Per Sec |
ディスクに書き込まれた 1 秒あたりのデータ量(バイト単位)。 |
プロセス
Process オブジェクトは、システムで実行されているプロセスについての情報を提供します。 次の表に、Process カウンタに関する情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
||
---|---|---|---|
% CPU Time |
このカウンタは、最後に更新してから経過した CPU 時間におけるタスク占有率を、合計 CPU 時間に対する比率で表します。 |
||
% MemoryUsage |
このカウンタは、タスクが現在使用している物理メモリを比率で表します。 |
||
Data Stack Size |
このカウンタは、タスク メモリ ステータスのスタック サイズを表します。 |
||
Nice |
|
||
Page Fault Count |
このカウンタは、タスクで発生し、データをメモリにロードすることが必要になったメジャー ページ フォールトの数を表します。 |
||
PID |
このカウンタは、タスク固有のプロセス ID を表します。 この ID は定期的にラッピングされますが、値が 0 になることはありません。 |
||
Process Status |
このカウンタは、次のプロセス ステータスを表示します。
|
||
Shared Memory Size |
このカウンタは、タスクが使用している共有メモリの容量(キロバイト)を表示します。 他のプロセスが同じメモリを共有することも可能です。 |
||
STime |
このカウンタは、このプロセスがカーネル モードでスケジューリングしたシステム時間(STime)を jiffy 単位で表示します。 jiffy は CPU 時間の 1 単位に相当し、測定単位として使用されます。 1 秒は 100 jiffy です。 |
||
Thread Count |
このカウンタは、タスクで現在グループ化されているスレッドの数を表示します。 負の値(-1)は、このカウンタが現在使用不可になっていることを示します。 これは、システムのプロセスとスレッドの数の合計がデフォルトのしきい値を超過したために、スレッド統計情報(Thread オブジェクトのすべてのパフォーマンス カウンタ、および Process オブジェクトの Thread Count カウンタを含む)がオフになった場合に発生します。 |
||
Total CPU Time Used |
このカウンタは、タスクの開始以降、タスクがユーザ モードとカーネル モードで使用した合計 CPU 時間を jiffy 単位で表示します。 |
||
UTime |
このカウンタは、タスクがユーザ モードでスケジューリングした時間を jiffy 単位で表示します。 |
||
VmData |
このカウンタは、タスクでのヒープの仮想メモリ使用状況をキロバイト(KB)単位で表示します。 |
||
VmRSS |
このカウンタは、現在の物理メモリにおける仮想メモリ(Vm)常駐セット サイズ(RSS)をキロバイト(KB)単位で表示します。 これには、コード、データ、およびスタックが含まれます。 |
||
VmSize |
このカウンタは、タスクでの仮想メモリの合計使用量をキロバイト(KB)単位で表示します。 この値はスワップ アウトされたすべてのコード、データ、共有ライブラリ、およびページが含まれます。 仮想イメージ = スワップされたサイズ + 常駐サイズ |
||
Wchan |
このカウンタは、プロセスが待機しているチャネル(システム コール)を表示します。 |
Processor
Processor オブジェクトは、さまざまなプロセッサ時間の使用状況を比率で提供します。 次の表に、Processor カウンタについての情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
% CPU Time |
このカウンタは、最後に更新してから経過した中央処理装置(CPU)時間における、アイドル時間を除いたプロセッサの占有率を表示します。 この占有率は、合計 CPU 時間に対する比率で表されます。 |
Idle Percentage |
このカウンタは、プロセッサがアイドル状態になっており、未処理のディスク入出力(I/O)リクエストがない時間を比率で表示します。 |
IOwait Percentage |
このカウンタは、システムに未処理のディスク I/O リクエストが存在し、同時にプロセッサがアイドル状態になっていた時間を比率で表します。 |
Irq Percentage |
このカウンタは、デバイスに割り当てられる割り込みリクエストを実行するためにプロセッサが費やす時間(プロセッサがコンピュータに信号を送信するために費やす時間を含む)を比率で表します。 |
Nice Percentage |
このカウンタは、プロセッサが、Nice 優先順位に従ってユーザ レベルで実行するために費やす時間を比率で表示します。 |
Softirq Percentage |
このカウンタは、プロセッサが、CPU のパフォーマンスを向上させるために、ソフト IRQ の実行とタスク切り替えの延期に費やす時間を比率で表します。 |
System Percentage |
このカウンタは、プロセッサがシステム(カーネル)レベルでプロセスを実行している時間を比率で表示します。 |
User Percentage |
このカウンタは、プロセッサがユーザ(アプリケーション)レベルで通常のプロセスを実行している時間を比率で表示します。 |
System
System オブジェクトは、システムのファイル記述子についての情報を提供します。
次の表に、System カウンタについての情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
Allocated FDs |
割り当てられたファイル記述子の数。 |
Being Used FDs |
システムで現在使用されているファイル記述子の数。 |
Freed FDs |
システム上で割り当てられているファイル記述子のうち、解放されているファイル記述子の数。 |
IOPerSecond |
このサーバーのすべてのディスク パーティションでの 1 秒あたりの入出力(I/O)操作の数。 システムパフォーマンスの問題が発生した場合、このサーバーの集約 I/O 操作の影響を測定するためにこのカウンタの情報を使用します。 |
IOReadReqMergedPerSecond |
このサーバー上でマージされ、すべてのデバイスにキューイングされた読み取りリクエストの 1 秒あたりの数。 |
IOWriteReqMergedPerSecond |
このサーバー上でマージされ、すべてのデバイスにキューイングされた書き込みリクエストの 1 秒あたりの数。 |
IOReadReqPerSecond |
このサーバー上ですべてのデバイスに対して発行された読み取りリクエストの 1 秒あたりの数。 |
IOWriteReqPerSecond |
このサーバー上ですべてのデバイスに対して発行された書き込みリクエストの 1 秒あたりの数。 |
IOSectorsReadPerSecond |
このサーバー上のすべてのデバイスから読み取られた 1 秒あたりのセクター数。 |
IOSectorsWrittenPerSecond |
このサーバー上のすべてのデバイスに書き込まれた 1 秒あたりのセクター数。 |
IOKBytesReadPerSecond |
このサーバー上のすべてのデバイスから読み取られた 1 秒あたりのキロバイト数。 |
IOKBytesWrittenPerSecond |
このサーバー上のすべてのデバイスに書き込まれた 1 秒あたりのキロバイト数。 |
IOSectorsReqSizeAvg |
このサーバー上のすべてのデバイスに対して発行されたリクエストのセクターの平均サイズ。 |
IOReqQueueSizeAvg |
このサーバー上のすべてのデバイスに対して発行されたリクエストの平均のキューの長さ。 |
IOAwait |
サービス対象のすべてのデバイスに対して発行される I/O リクエストの平均時間(ミリ秒)。 これには、リクエストがキュー内に存在する時間と、リクエストを処理する時間が含まれます。 |
IOServiceTime |
このサーバー上のすべてのデバイスに対して発行される I/O リクエストの平均サービス時間(ミリ秒)。 |
IOCpuUtil |
I/O リクエストがこのサーバー上のデバイスに対して発行される間(デバイスの帯域幅利用)の CPU 時間の割合。 |
Max FDs |
システムで許可されているファイル記述子の最大数。 |
Total CPU Time |
システムが稼働している合計時間(jiffy 単位)。 |
Total Processes |
システムのプロセス数。 |
Total Threads |
システムのスレッドの数。 |
[TCP]
TCP オブジェクトは、システムの TCP 統計についての情報を提供します。
次の表に、TCP カウンタについての情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
Active Opens |
このカウンタは、TCP 接続が CLOSED 状態から SYN-SENT 状態へ直接遷移した回数を表示します。 |
Attempt Fails |
このカウンタは、TCP 接続が、SYN-RCVD または SYN-RCVD のいずれかの状態から CLOSED 状態に直接遷移した回数を表示します。 また、TCP 接続が SYS-RCVD 状態から LISTEN 状態へ直接遷移した回数も表示します。 |
Curr Estab |
このカウンタは、現在 ESTABLISHED 状態または CLOSE-WAIT 状態になっている TCP 接続の数を表示します。 |
Estab Resets |
このカウンタは、TCP 接続が、ESTABLISHED または CLOSE-WAIT のいずれかの状態から CLOSED 状態に直接遷移した回数を表示します。 |
In Segs |
このカウンタは、受信したセグメント(エラー受信したセグメントを含む)の総数を表示します。 この数には、現在確立されている接続で受信したセグメントのみが含まれます。 |
InOut Segs |
このカウンタは、送信したセグメントの総数と受信したセグメントの総数を表示します。 |
Out Segs |
このカウンタは、送信したセグメントの総数を表示します。 このカウントには、現在確立されている接続で送信されるセグメントのみが含まれますが、再送信されたオクテットは除外されます。 |
Passive Opens |
このカウンタは、TCP 接続が LISTEN 状態から SYN-RCVD 状態に直接遷移した回数を表示します。 |
RetransSegs |
このカウンタは、以前に送信されたオクテットが 1 つ以上含まれているために再送信されたセグメントの総数を表示します。 |
Thread
Thread オブジェクトは、システムで実行されているスレッドの一覧を表示します。
次の表に、Thread カウンタについての情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
% CPU Time |
このカウンタは、前回の更新以降に経過した CPU 時間におけるスレッドの占有率を表示します。 このカウンタは、占有率を合計 CPU 時間に対する比率で表現します。 |
PID |
このカウンタは、スレッド リーダー プロセス ID を表示します。 |
AXL Web Service
AXL Web Service オブジェクトは、システムで実行されている AXL Web Service に関する情報を提供します。 次の表に、AXL Web Service カウンタについての情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
ThrottleCount |
このカウンタは、前回の Cisco AXL Web Service の再起動以降に実行された Administrative XML Layer(AXL)スロットリングの回数を表します。 AXL サービスが処理できるよりも多くの変更リクエストを受信すると、スロットリングが発生します。 |
ThrottleState |
このカウンタは、Administrative XML Layer(AXL)スロットリングが現在アクティブ(スロットリングが有効)かどうかを表します。 このカウンタの値が 1 の場合、現在のスロットリングが有効であることを示します。つまり、アプリケーションが AXL を介して Unified Communications Manager に書き込みリクエストを送信しようとしています。 読み込みリクエストの許可と処理は、AXL スロットリングが有効であっても行われます。 ゼロの値は、スロットリングがこの時点で発生しておらず、すべての読み取りおよび書き込みリクエストが処理されることを示します。 |
Ramfs
Ramfs オブジェクトは、ram ファイル システムに関する情報を提供します。 次の表に、Ramfs カウンタについての情報を示します。
カウンタ |
カウンタの説明 |
---|---|
FilesTotal |
このカウンタは、RAM ベースのファイル システム(ramfs)ファイルの総数を表します。 |
SpaceFree |
このカウンタは、ram ベースのファイル システム(ramfs)における空きデータ ブロックの容量を表します。 ブロックとは、ファイル システム用に統一されたデータ ストレージ サイズの単位です。 ブロックサイズによって、ファイルシステムがデータの読み取りおよび書き込みに使用するサイズが指定されます。 Unified Communications Manager システムでは、ブロック サイズは 4096 バイトです。 |
SpaceUsed |
このカウンタは、ram ベースのファイル システム(ramfs)内のデータ ブロックの容量を表します。 ブロックとは、ファイル システム用に統一されたデータ ストレージ サイズの単位です。 ブロック サイズによって、ファイル システムがデータの読み取りおよび書き込みに使用するサイズが指定されます。 Unified Communications Manager システムでは、ブロック サイズは 4096 バイトです。 |