UCS Manager のサービス プロファイル
サービス プロファイルは、単一のサーバーおよびそのストレージとネットワークの特性を定義します。Cisco UCS Manager および UCS Mini のサービス プロファイルを作成できます。サービス プロファイルがサーバーに導入されると、UCS Manager は、サービス プロファイルで指定された設定に一致するよう、サーバー、アダプタ、ファブリック エクステンダ、ファブリック インターコネクトを自動的に設定します。
サービス プロファイルには、次の 4 種類の情報が含まれています。
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[Server definition]:プロファイルに適用するために必要なリソース(特定のシャーシに挿入された特定のサーバーやブレード)を定義します。
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[Identity information]:UUID、各仮想 NIC(vNIC)の MAC アドレス、各 HBA の WWN 仕様が含まれます。
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[ファームウェア リビジョンの指定(Firmware revision specifications)]:特定のテスト済みのファームウェア リビジョンをインストールする必要がある場合、またはその他の理由で特定のファームウェアを使用する必要がある場合に使用します。
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[接続の定義(Connectivity definition)]:ネットワーク アダプタ、ファブリック エクステンダ、および親インターコネクトを設定します。ただし、この情報には各ネットワーク コンポーネントの設定方法の詳細が含まれていないため抽象的です。
UCS システムは、サーバー ID を継承するサービス プロファイルとサーバー ID をオーバーライドするサービス プロファイルの 2 つのタイプのサービス プロファイルを提供しています。
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サーバのサーバ プロパティには、[サーバ パーソナリティ(Server Personality)] フィールドが表示される場合もあります。このフィールドには、ハイパーコンバージド インフラストラクチャ(HCI)のサーバ パーソナリティ構成が表示されます。Cisco UCS M6 サーバ以降のバージョンは、標準規格の UCS サーバまたは HCI サーバとして機能できます。 UCS マネージャ GUI のサーバ パーソナリティ フィールドは情報表示専用で、リセットできません。これはサーバに割り当てられた特定の構成またはロールを示すもので、サーバ パーソナリティが構成されている場合にのみ表示されます。 ただし、UCS マネージャの CLI には、サーバを「パーソナリティなし」の状態に戻すためのコマンド ライン オプションが用意されています。詳細については、 『Cisco UCS Manager Server Management Using the CLI』ガイドの「Clearing the Server Personality Field」セクションを参照してください。 |