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シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーによって、新しいシャーシまたは FEX を追加したときのシステムの対処方法が決まります。Cisco UCS Manager はシャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーの設定を使用して、シャーシまたは FEX とファブリック インターコネクト間のリンク数の最小しきい値を決定し、IOM からファブリック インターコネクトへのリンクをファブリック ポート チャネルにグループ化するかどうかを決定します。
Cisco UCS Mini の構成では、拡張シャーシ 上のみでシャーシ ディスカバリ ポリシーがサポートされます。
Cisco UCS ドメイン のシャーシの配線リンク数が 1、2、4、および 8 である場合は、Cisco UCS Managerがすべてのシャーシを検出できるように、シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーにドメインの最小リンク数を設定することを推奨します。
ヒント | Cisco UCS ドメイン のファブリック インターコネクトがさまざまなタイプの I/O モジュールに接続しており、それぞれの I/O モジュールが異なる最大アップリンク数に対応している場合、そのドメインで最大限のシャーシ接続を確立するには、プラットフォームの最大値を選択します。プラットフォームの最大値を設定することで、サポートされる最大数の IOM アップリンクが I/O モジュールごとに接続されている場合にのみ、Cisco UCS Managerがシャーシ(接続とサーバを含む)を検出するようになります。 |
初回の検出後、設定よりも配線されるリンク数が多いシャーシを再認識させると、すべての使用可能なリンクを使用できるように、シャーシが Cisco UCS Managerによって設定されます。
Cisco UCS Manager は、シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーで設定されているリンク数よりも配線リンク数が少ないシャーシを検出できません。たとえば、シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシーで 4 つのリンクが設定されている場合、Cisco UCS Managerは 1 つまたは 2 つのリンクに配線されたシャーシを検出できません。この問題を解決するには、シャーシを再認識させます。
シャーシで配線されるリンク数 | 1 リンクのディスカバリ ポリシー | 2 リンクのディスカバリ ポリシー | 4 リンクのディスカバリ ポリシー | 8 リンクのディスカバリ ポリシー | プラットフォーム最大のディスカバリ ポリシー |
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IOM とファブリック インターコネクト間で 1 つのリンクが存在 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、1 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
IOM とファブリック インターコネクト間で 2 つのリンクが存在 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、1 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、2 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
IOM とファブリック インターコネクト間で 4 つのリンクが存在 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、1 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、2 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、4 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
シャーシの接続とサーバは Cisco UCS Manager によって検出できないため、Cisco UCS ドメインに追加されません。 |
IOM に 4 つのリンクがある場合、シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、4 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 IOM に 8 つのリンクがある場合、シャーシは Cisco UCS Manager によって十分に検出されません。 |
IOM とファブリック インターコネクト間で 8 つのリンクが存在 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、1 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、2 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、4 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 初回の検出の後にシャーシを再認識させると、Cisco UCS Manager で認識され、追加のリンクが使用されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、8 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
シャーシは Cisco UCS Manager により検出され、8 つのリンクが配線されたシャーシとして Cisco UCS ドメインに追加されます。 |
ファブリック ポート チャネルをサポートするハードウェア構成の場合、リンクをグループ化すると、シャーシ ディスカバリの実行中に、IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクをファブリック ポート チャネルにグループ化するかどうかが決まります。リンクのグループ化プリファレンスが [Port Channel] に設定されている場合、IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクがファブリック ポート チャネルにグループ化されます。[None] に設定すると、IOM からのリンクはファブリック インターコネクトにピン接続されます。
Cisco UCS Managerによってファブリック ポート チャネルを作成した後、リンクの追加または削除を行うには、リンク グループのプリファレンスを変更してシャーシを再認識させるか、またはポート チャネルからシャーシを有効または無効にします。
(注) | リンク グループ化のプリファレンスは、IOM または FEX とファブリック インターコネクト間のリンクの両サイドがファブリック ポート チャネルをサポートしている場合にのみ有効になります。リンクの一方がファブリック ポート チャネルをサポートしていない場合は、このプリファレンスは無視され、リンクはポート チャネルにグループ化されません。 |
ポート チャネルにおいて、デフォルトでは、ファブリック インターコネクト(FI)内のポートにある入力マルチキャスト トラフィックは、IOM とトラフィックを出力するファブリック インターコネクト間の特定のリンクを選択します。帯域幅での潜在的な問題を抑制し、入力マルチキャスト トラフィックに効率的なロード バランシングを提供する場合、マルチキャスト トラフィックに対してハードウェア ハッシュが使用されます。マルチキャスト ハードウェア ハッシュを有効にすると、IOM とポート チャネル内のファブリック インターコネクト間のすべてのリンクがマルチキャスト トラフィックに使用できます。
Cisco UCS のピン接続は、アップリンク ポートにだけ関連します。シャーシ ディスカバリで [Link Grouping Preference] を [None] に設定した場合は、IOM は指定のサーバからのトラフィックを、スタティック ルート ピン接続を使用して、アップリンク ポートからファブリック インターコネクトに転送します。
次の表は、IOM とファブリック インターコネクト間のアクティブなファブリック リンク数に基づき、IOM とファブリック インターコネクト間でピン接続がどのように行われるかを示します。
アクティブなファブリック リンクの数 |
ファブリック リンクにピン接続されるサーバ スロット |
---|---|
1 リンク |
すべての HIF ポートがアクティブ リンクにピン接続されます。 |
2 リンク |
1、3、5、7 はリンク 1 にピン接続 2、4、6、8 はリンク 2 にピン接続 |
4 リンク |
1、5 はリンク 1 にピン接続 2、6 はリンク 2 にピン接続 3、7 はリンク 3 にピン接続 4、8 はリンク 4 にピン接続 |
8 リンク(2208XP のみ) |
1 はリンク 1 にピン接続 2 はリンク 2 にピン接続 3 はリンク 3 にピン接続 4 はリンク 4 にピン接続 5 はリンク 5 にピン接続 6 はリンク 6 にピン接続 7 はリンク 7 にピン接続 8 はリンク 8 にピン接続 |
1、2、4、8 リンクだけがサポートされます。3、5、6、7 リンクは無効な構成となります。
特定のサーバからのトラフィックをアップリンク ポートにピン接続すると、ユニファイド ファブリックをきめ細かく制御でき、アップリンクのポート帯域幅の使用率を最適化できますが、特定の回路にトラフィックが過剰に集中してしまうという問題が生じます。この問題は、ポート チャネリングを使用することで解決できます。ポート チャネリングでは、IOM とファブリック インターコネクト間のすべてのリンクを、1 つのポート チャネルとしてグループ化します。ポート チャネルではロード バランシング アルゴリズムを使用して、トラフィックの送信先となるリンクが決定されます。この結果、最適なトラフィック管理が行われます。
Cisco UCS では、Link Aggregation Control Protocol(LACP)を介したポート チャネリングのみがサポートされます。ファブリック ポート チャネルをサポートするハードウェア構成の場合、シャーシ ディスカバリの実行中に IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクをファブリック ポート チャネルにグループ化するかどうかは、リンクのグループ化によって決まります。[Link Grouping Preference] が [Port Channel] に設定されている場合、IOM からファブリック インターコネクトへのすべてのリンクがファブリック ポート チャネルにグループ化されます。このパラメータを [None] に設定すると、IOM からファブリック インターコネクトへのリンクは、ファブリック ポート チャネルにグループ化されません。
ファブリック ポート チャネルが作成されると、リンク グループのプリファレンスを変更してシャーシを再認識させることで、またはポート チャネルからシャーシをイネーブル化またはディセーブル化することで、リンクの追加または削除を行えます。
シャーシ接続ポリシーは、特定のシャーシがシャーシ ディスカバリ後にファブリック ポート チャネルに含められるかどうかを決定します。このポリシーは、グローバル シャーシ ディスカバリ ポリシーで指定したのとは異なる方法で 1 つ以上のシャーシを設定する場合に役立ちます。シャーシ接続ポリシーは、ファブリック インターコネクトごとに異なる接続モードを許容し、シャーシ接続に関して提供される制御レベルをさらに拡張します。
デフォルトでは、シャーシ接続ポリシーはグローバルに設定されます。これはつまり、接続制御はシャーシが新しく検出されたときに、シャーシ ディスカバリ ポリシーに設定された内容を使用して設定されることを意味しています。シャーシが検出されると、接続制御が「なし」と「ポート チャネル」のどちらに設定されるかを、シャーシ接続ポリシーが制御します。
40G バックプレーン設定は、22xx IOM には適用されません。
シャーシ接続ポリシーは、Cisco UCS Manager によって、ハードウェア設定がファブリック ポート チャネルをサポートする場合にだけ作成されます。
Cisco UCS Mini の構成では、拡張シャーシ 上のみでシャーシ接続ポリシーの作成がサポートされます。
40G バックプレーン設定は、22xx IOM には適用されません。
ラック サーバ ディスカバリ ポリシーは、新しいラックマウント サーバを追加したときのシステムの対処方法を決定します。Cisco UCS Manager は、ラック サーバ ディスカバリ ポリシーの設定を使用して、ハード ディスク上のデータをスクラビングするかどうか、サーバ検出をただちに開始するかどうか、またはユーザの明示的な確認応答を待つ必要があるかどうかを決定します。
Cisco UCS Manager では、正しく配線されておらず、ファブリック インターコネクトに接続されていないラックマウント サーバは検出できません。サポート対象の Cisco UCS ラックマウント サーバを Cisco UCS Manager に統合する方法については、適切な 『rack-mount server integration guide』 を参照してください。
ポート間でパケットを効率的に切り替えるために、ファブリック インターコネクトは MAC アドレス テーブルを保持しています。ファブリック インターコネクトは、受信したパケットの MAC ソース アドレスと、パケットが読み取られた関連ポートを使用して、MAC アドレス テーブルを動的に構築します。ファブリック インターコネクトは、設定可能なエージング タイマーで定義されたエージング メカニズムを使用して、エントリが MAC アドレス テーブル内にとどまる期間を判断します。アドレスの非アクティブ状態が所定の秒数続くと、そのアドレスは MAC アドレス テーブルから削除されます。
MAC アドレス エントリ(MAC アドレスとその関連ポート)が MAC アドレス テーブルにとどまる時間(エージ)はユーザが設定できます。