LAN の接続

ファブリック インターコネクトの概要

ファブリック インターコネクトは、Cisco UCS のコア コンポーネントです。Cisco UCS ファブリック インターコネクトは、LAN、SAN、およびアウトオブバンド管理セグメントへのアップリンク アクセスを提供します。Cisco UCS インフラストラクチャ管理は、ハードウェアとソフトウェアの両方を管理する組み込み管理ソフトウェア Cisco UCS Manager により行われます。Cisco UCS ファブリック インターコネクトはトップオブラック型デバイスであり、Cisco UCS ドメインへのユニファイド アクセスを提供します。

Cisco UCS FI は、接続されたサーバにネットワークの接続性と管理を提供します。Cisco UCS ファブリック インターコネクトは Cisco UCS Manager 管理ソフトウェアを実行し、Cisco UCS Manager ソフトウェア用の拡張モジュールから構成されています。

Cisco UCS ファブリック インターコネクトの詳細については、『Cisco UCS Manager Getting Started Guide』を参照してください。

アップリンク接続

アップリンク アップストリーム ネットワーク スイッチに接続するには、アップリンク ポートとして設定されているファブリック インターコネクト ポートを使用します。これらのアップリンク ポートを、個々のリンクとして、またはポート チャネルとして設定されているリンクとして、アップストリーム スイッチ ポートに接続します。ポート チャネルの設定により、帯域幅の集約とリンクの冗長性を実現できます。

ファブリック インターコネクトからのノースバウンド接続は、標準アップリンク、ポート チャネル、または仮想ポート チャネルの設定によって実現できます。ファブリック インターコネクトに設定されているポート チャネルの名前と ID が、アップストリーム イーサネット スイッチ上の名前および ID の設定と一致している必要があります。

また、vPC としてポート チャネルを設定することもできます。その場合、ファブリック インターコネクトからのポート チャネル アップリンク ポートは、別のアップストリーム スイッチに接続されます。すべてのアップリンク ポートを設定したら、それらのポートのポート チャネルを作成します。

ダウンリンク接続

各ファブリック インターコネクトは、各ブレード サーバに接続性を提供する UCS シャーシの IOM に接続されます。ブレード サーバから IOM への内部接続は、バックプレーンの実装に 10BASE-KR イーサネット標準を使用して Cisco UCS Manager により透過的に行われ、追加の設定は必要はありません。ファブリック インターコネクトのサーバ ポートと IOM 間の接続を設定する必要があります。ファブリック インターコネクトのサーバ ポートと接続すると、各 IOM はファブリック インターコネクトへのライン カードとして動作します。したがって、IOM とファブリック インターコネクトを相互接続することはできません。各 IOM は単一のファブリック インターコネクトに直接接続されます。

ファブリック エクステンダ(IOM または FEX とも呼ばれます)は、ファブリック インターコネクトをブレード サーバまで論理的に拡張します。ファブリック エクステンダは、ブレード サーバ シャーシに組み込まれたリモート ライン カードのようなものであり、外部環境への接続性を実現します。IOM の設定は Cisco UCS Manager によってプッシュされ、直接管理されません。このモジュールの主な機能は、ブレード サーバ I/O 接続(内部および外部)の促進、ファブリック インターコネクトまでの全 I/O トラフィックの多重化、Cisco UCS インフラストラクチャの監視と管理の支援です。

ダウンリンク IOM カードに接続する必要のあるファブリック インターコネクト ポートを、サーバ ポートとして設定します。ファブリック インターコネクトと IOM が物理的に接続されていることを確認します。また、IOM ポートとグローバル シャーシ検出ポリシーも設定する必要があります。


(注)  


UCS 2200 I/O モジュールの場合、[Port Channel] オプションを選択することによっても、I/O モジュールが接続されたすべてのサーバ ポートがポート チャネルに自動的に追加されます。


ファブリック インターコネクトの設定

ファブリック インターコネクトの情報ポリシー

ファブリック インターコネクト情報ポリシーを使用すると、ファブリックインターコネクトに接続されているアップリンクスイッチをディスプレイできます。


重要


ファブリック インターコネクトの SAN、LAN および LLDP ネイバーを表示するには、ファブリック インターコネクトの情報ポリシーを有効にする必要があります。


セキュア FPGA のインストール

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b}

指定したファブリック インターコネクトのファブリック インターコネクト モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A/fabric-interconnect# show fault

エンドポイント FPGA ファームウェアが保護されているかどうかを表示します。

ステップ 3

UCS-A/fabric-interconnect # activate secure-fpga

ファブリック インターコネクトにセキュア FPGA のインストールを開始します。

警告

 

このコマンドは FPGA をアップグレードし、FPGA アップグレードの完了後にシステムを自動的に再起動します。手動でリブートするとファブリック インターコネクトに障害が発生するため、アップグレード中にシステムをリロードしたり、電源を入れ直したりしないでください。

ステップ 4

UCS-A/fabric-interconnect * # commit-buffer

トランザクションをシステムの設定にコミットします。
Cisco UCS Manager はファブリック インターコネクトを再起動し、ユーザをログアウトし、Cisco UCS Manager CLI との接続を解除します。

次の例は、ファブリック インターコネクトにセキュア FPGA をインストールする方法を示しています。

UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b} 
UCS-A/fabric-interconnect# activate secure-fpga  
Warning: This command will reset Fabric Interconnect and the system will be down till the Fabric Interconnect is reset. 
UCS-A/fabric-interconnect# commit-buffer

ファブリック インターコネクトの情報ポリシーの有効化


(注)  


デフォルトでは、ファブリック インターコネクトで情報ポリシーは無効に設定されています。


手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A # scope system

システム モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A/system # scope info-policy

情報ポリシー状態を開始します。

ステップ 3

(任意) UCS-A/system/info-policy # show

(任意)

情報ポリシーが有効になっているか、無効になっているかを示します。

ステップ 4

UCS-A/system/info-policy # enable

ファブリック インターコネクトで情報ポリシーを有効化します。

ステップ 5

UCS-A/system/info-policy* # commit-buffer

ファブリック インターコネクトで情報ポリシーを有効化します。

次に、ファブリック インターコネクトで情報ポリシーを有効にする例を示します。

UCS-A#  scope system
UCS-A/system # scope info-policy
UCS-A/system/info-policy # show
Info Policy:
State: Disabled
UCS-A/system/info-policy # enable
UCS-A/system/info-policy* # commit-buffer
UCS-A/system/info-policy #

ファブリック インターコネクトの情報ポリシーの無効化

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A # scope system

システム モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A/system # scope info-policy

情報ポリシー状態を開始します。

ステップ 3

(任意) UCS-A/system/info-policy # show

(任意)

情報ポリシーが有効になっているか、無効になっているかを示します。

ステップ 4

UCS-A/system/info-policy # disable

ファブリック インターコネクトで情報ポリシーを無効にします。

ステップ 5

UCS-A/system/info-policy* # commit-buffer

ファブリック インターコネクトで情報ポリシーを無効にします。

次に、ファブリック インターコネクトで情報ポリシーを無効にする例を示します。

UCS-A#  scope system
UCS-A/system # scope info-policy
UCS-A/system/info-policy # show
Info Policy:
State: Enabled
UCS-A/system/info-policy # disable
UCS-A/system/info-policy* # commit-buffer
UCS-A/system/info-policy #

ファブリック インターコネクトの LAN ネイバーの表示

LAN ネイバーを表示するにはファブリック インターコネクトで情報ポリシーを有効にする必要があります。

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b}

指定したファブリック インターコネクトのファブリック インターコネクト モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A/fabric-interconnect # show lan-neighbors

ファブリック インターコネクトの LAN ネイバーを表示します。

次に、ファブリック インターコネクトの LAN ネイバーを表示する例を示します。

UCS-A #  scope fabric-interconnect a
UCS-Afabric-interconnect # show lan-neighbors
Info Policy:Enabled
Lan Neighbors:
Local Interface: Ethernet1/2
Device Id: bgl-samc02-B(SSI140305YK)
IPv4 Address: 10.105.214.105
FI Port DN: sys/switch-A/slot-1/switch-ether/port-2

ファブリック インターコネクトの SAN ネイバーの表示

SAN ネイバーを表示するにはファブリック インターコネクトで情報ポリシーを有効にする必要があります。

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b}

指定したファブリック インターコネクトのファブリック インターコネクト モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A/fabric-interconnect # show san-neighbors

ファブリック インターコネクトの SAN ネイバーを表示します。

次に、ファブリック インターコネクトの SAN ネイバーを表示する例を示します。

UCS-A #  scope fabric-interconnect a
UCS-A/fabric-interconnect # show san-neighbors
Info Policy: Enabled
San neighbors:
Local Interface: fc2/1
Port VSAN: 100
Fabric Mgmt Addr: 10.65.124.252
Fabric pwwn: 20:02:00:05:9b:22:ad:C0
Fabric nwwn: 20:64:00:05:9b:22:ad:C1
My pwwn: 20:41:00:0d:ec:ee:dd:00
My nwwn: 20:64:00:0d:ec:ee:dd:01
FI Port DN: sys/switch-A/slot-2/switch-fc/port-1

ファブリック インターコネクトの LLDP ネイバーの表示

LLDP ネイバーを表示するにはファブリック インターコネクトで情報ポリシーを有効にする必要があります。

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b}

指定したファブリック インターコネクトのファブリック インターコネクト モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A/fabric-interconnect # show lldp-neighbors

ファブリック インターコネクトの LLDP ネイバーを表示します。

次に、ファブリック インターコネクトの LLDP ネイバーを表示する方法を示します。

UCS-A #  scope fabric-interconnect a
UCS-A/fabric-interconnect # show lldp-neighbors
Info Policy: Enabled

Lldp Neighbors:

Local Interface: Eth1/5
Chassis Id: 000d.ecff.5e90
Remote Interface: Eth1/9 
Remote Port Description: Ethernet1/9 
System Name: bgl-samc02-B 
System Description: Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software TAC support: http://www.cisco.com/tac Copyright (c) 2002-2011, Cisco Systems, Inc 
System Capabilities: B 
Enabled Capabilities: B 
Native VLAN: 1 
IPv4 Mgmt Address: 10.105.214.105 
FI Port DN: sys/switch-A/slot-1/switch-ether/port-5


セキュア FPGA のインストール

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b}

指定したファブリック インターコネクトのファブリック インターコネクト モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A/fabric-interconnect# show fault

エンドポイント FPGA ファームウェアが保護されているかどうかを表示します。

ステップ 3

UCS-A/fabric-interconnect # activate secure-fpga

ファブリック インターコネクトにセキュア FPGA のインストールを開始します。

警告

 

このコマンドは FPGA をアップグレードし、FPGA アップグレードの完了後にシステムを自動的に再起動します。手動でリブートするとファブリック インターコネクトに障害が発生するため、アップグレード中にシステムをリロードしたり、電源を入れ直したりしないでください。

ステップ 4

UCS-A/fabric-interconnect * # commit-buffer

トランザクションをシステムの設定にコミットします。
Cisco UCS Manager はファブリック インターコネクトを再起動し、ユーザをログアウトし、Cisco UCS Manager CLI との接続を解除します。

次の例は、ファブリック インターコネクトにセキュア FPGA をインストールする方法を示しています。

UCS-A# scope fabric-interconnect {a | b} 
UCS-A/fabric-interconnect# activate secure-fpga  
Warning: This command will reset Fabric Interconnect and the system will be down till the Fabric Interconnect is reset. 
UCS-A/fabric-interconnect# commit-buffer

ファブリックの退避

Cisco UCS Manager にファブリックの退避機能が導入されました。この機能は、IOM または FEX を介して接続しているすべてのサーバからファブリック インターコネクトに流れるトラフィック フローを、システムのアップグレード時に退避させます。直接接続されたラック サーバでは、ファブリック エバキュエーションはサポートされていません。

システムのセカンダリ ファブリック インターコネクトをアップグレードすると、ファブリック インターコネクト上のアクティブなトラフィックが中断されます。このトラフィックは、プライマリ ファブリック インターコネクトにフェールオーバーします。次の手順で、アップグレード プロセス中にファブリック退避機能を使用できます。

  1. ファブリック インターコネクトを通過するすべてのアクティブなトラフィックを停止します。

  2. フェールオーバーが設定されている vNIC に対して、Cisco UCS Manager や vCenter などのツールを使用して、トラフィックがフェールオーバーされたことを確認します。

  3. セカンダリ ファブリック インターコネクトをアップグレードします。

  4. 停止したすべてのトラフィック フローを再開します。

  5. クラスタ リードをセカンダリ ファブリック インターコネクトに変更します。

  6. ステップ 1 ~ 4 を繰り返し、プライマリ ファブリック インターコネクトをアップグレードします。


(注)  


  • ファブリック インターコネクト トラフィックの待避は、クラスタ設定でのみサポートされます。

  • トラフィックの待避は、従属ファブリック インターコネクトからのみ実行できます。

  • 待避が設定されているファブリック インターコネクトの IOM または FEX のバックプレーン ポートがダウンし、その状態が [Admin down] として表示されます。手動によるアップグレード プロセス中に、これらのバックプレーン ポートを [Up]状態に移動させ、トラフィック フローを再開するには、[Admin Evac Mode] を明示的に [Off] に設定する必要があります。

  • Cisco UCS Manager リリース 3.1(3) から、自動インストール中にファブリック エバキュエーションを使用できます。

  • アップグレード プロセスの外部ファブリック避難を使用する場合は、VIF をオンライン状態に戻すために FEX 再確認する必要があります。


ファブリック インターコネクトのトラフィックの停止

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A # scope fabric-interconnect {a | b}

ファブリック インターコネクト モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A /fabric-interconnect # stop server traffic [force]

指定したファブリック インターコネクトを通過するアクティブなすべてのトラフィックを停止します。

現在の退避ステータスに関係なく、ファブリック インターコネクトを退避させるには force オプションを使用します。

ステップ 3

UCS-A /fabric-interconnect # commit-buffer

トランザクションをシステムの設定にコミットします。

次の例では、ファブリック インターコネクト B を通過するアクティブなすべてのトラフィックを停止する方法を示します。

UCS-A# scope fabric-interconnect b
UCS-A /fabric-interconnect # stop server traffic
Warning: Enabling fabric evacuation will stop all traffic through this Fabric Interconnect from servers attached through IOM/FEX. The traffic will fail over to the Primary Fabric Interconnect for fail over vnics.
UCS-A /fabric-interconnect # commit-buffer


ファブリック インターコネクトの退避ステータスの表示

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A # scope fabric-interconnect {a | b}

指定したファブリック インターコネクトのファブリック インターコネクト モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A /fabric-interconnect # show detail

指定したファブリック インターコネクトの詳細を表示します。

次の例は、ファブリック インターコネクトのステータスの表示方法を示しています。

(注)  


Admin Evacuation および Oper Evacuation はファブリック インターコネクトのエバキュエーション ステータスを示します。


 UCS-A /fabric-interconnect # show detail

Fabric Interconnect:
    ID: B
    Product Name: Cisco UCS 6248UP
    PID: UCS-FI-6248UP
    VID: V01
    Vendor: Cisco Systems, Inc.
    Serial (SN): SSI171400HG
    HW Revision: 0
    Total Memory (MB): 16165
    OOB IP Addr: 10.193.32.172
    OOB Gateway: 10.193.32.1
    OOB Netmask: 255.255.255.0
    OOB IPv6 Address: ::
    OOB IPv6 Gateway: ::
    Prefix: 64
    Operability: Operable
    Thermal Status: Ok
    Admin Evacuation: On
    Oper Evacuation: On
    Current Task 1:
    Current Task 2:
    Current Task 3:


IOM の退避ステータスの表示

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A# scope chassis chassis-num

指定したシャーシのシャーシ モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A /chassis # scope iom iom-id

指定した IOM でシャーシ IOM モードを開始します。

ステップ 3

UCS-A /chassis/iom # show detail

指定した IOM の退避ステータスの詳細を表示します。

次の例は、IOM の退避ステータスの詳細を表示する方法を示しています。

(注)  


Oper Evacuation は IOM の退避の動作ステータスを示します。


UCS-A# scope chassis 1
UCS-A /chassis # scope iom 1
UCS-A /chassis/iom # show detail

IOM:
    ID: 1
    Side: Left
    Fabric ID: A
    User Label:
    Overall Status: Fabric Conn Problem
    Oper qualifier: Server Port Problem
    Operability: Operable
    Presence: Equipped
    Thermal Status: OK
    Discovery: Online
    Config State: Ok
    Peer Comm Status: Connected
    Product Name: Cisco UCS 2204XP
    PID: UCS-IOM-2204XP
    VID: V02
    Part Number: 73-14488-02
    Vendor: Cisco Systems Inc
    Serial (SN): FCH1718J9FT
    HW Revision: 0
    Mfg Date: 2013-05-12T00:00:00.000
    Controller Subject: Iocard
    Fabric Port Aggregation Capability: Port Channel
    Oper Evacuation: On
    Current Task 1:
    Current Task 2:


ファブリックの退避の確認

手順

コマンドまたはアクション 目的

UCS-A# show service-profile circuit server server-id

指定されたサーバに関連付けられたサービス プロファイル用のネットワーク回路情報を表示します。

次の例は、ファブリック退避前の VIF(仮想 NIC)のパスを示しています。


(注)  


  • ファブリック インターコネクト A の VIF は、ファブリック インターコネクトを通過するトラフィックが最初はアクティブであることを示しています。

  • ファブリック インターコネクト B の VIF は、退避前はパッシブです。



UCS-A# show service-profile circuit server 1/6
Service Profile: test1
Server: 1/6
    Fabric ID: A
        Path ID: 1
        VIF        vNIC            Link State  Oper State Prot State    Prot Role   Admin Pin  Oper Pin   Transport
        ---------- --------------- ----------- ---------- ------------- ----------- ---------- ---------- ---------
               692 eth0            Up          Active     Active        Primary     0/0        1/15       Ether
    Fabric ID: B
        Path ID: 1
        VIF        vNIC            Link State  Oper State Prot State    Prot Role   Admin Pin  Oper Pin   Transport
        ---------- --------------- ----------- ---------- ------------- ----------- ---------- ---------- ---------
               693 eth0            Up          Active     Passive       Backup      0/0        1/15       Ether
UCS-A#


次の例は、ファブリック インターコネクト A が退避した後の VIF のパスを示しています。


(注)  


  • フェールオーバーの完了後、ファブリック インターコネクト A の VIF のステータスはエラーになります。

  • ファブリック インターコネクト B の VIF がアクティブとして引き継ぎます。



UCS-A# show service-profile circuit server 1/6
Service Profile: test1
Server: 1/6
    Fabric ID: A
        Path ID: 1
        VIF        vNIC            Link State  Oper State Prot State    Prot Role   Admin Pin  Oper Pin   Transport
        ---------- --------------- ----------- ---------- ------------- ----------- ---------- ---------- ---------
               692 eth0            Error       Error      Active        Primary     0/0        0/0        Ether
    Fabric ID: B
        Path ID: 1
        VIF        vNIC            Link State  Oper State Prot State    Prot Role   Admin Pin  Oper Pin   Transport
        ---------- --------------- ----------- ---------- ------------- ----------- ---------- ---------- ---------
               693 eth0            Up          Active     Passive       Backup      0/0        1/15       Ether
UCS-A#

ファブリック インターコネクトのトラフィックの再開

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A # scope fabric-interconnect {a | b}

ファブリック インターコネクト モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A /fabric-interconnect # start server traffic

指定したファブリック インターコネクトを介してトラフィックを再開します。

ステップ 3

UCS-A /fabric-interconnect # commit-buffer

トランザクションをシステムの設定にコミットします。

次の例では、ファブリック インターコネクト B を通過するトラフィックを再開する方法を示します。

UCS-A# scope fabric-interconnect b
UCS-A /fabric-interconnect # start server traffic
Warning: Resetting fabric evacuation will cause server traffic that failed over to the Primary Fabric Interconnect to fail back to this Fabric Interconnect.
UCS-A /fabric-interconnect # commit-buffer


ファブリック インターコネクトのポート タイプ

デフォルトでは、すべてのファブリック インターコネクト ポートは未設定です。イーサネット LAN 接続では、ファブリック インターコネクト ポートは次のいずれかの状態になります。

  • [Unconfigured]:ポートは設定されておらず、使用できません。

  • [Server Port]:ポートは、ブレード シャーシ内の IOM ファブリック エクステンダ(FEX)モジュールへのダウンリンク接続用に設定されています。

  • [Uplink Port]:ポートはアップストリーム イーサネット スイッチへのアップリンク接続用に設定されています。アップリンク ポートは常にトランク ポートとして設定されます。

  • [Disabled]:ポートはアップリンク ポートまたはサーバ ポートとして設定されており、現在は管理者によって無効化されています。

6200 シリーズ ファブリック インターコネクトの場合は、すべてのポートがユニファイド ポートです。したがって、すべてのポートを 1/10 ギガビット イーサネット、ファイバ チャネル(FC)、FC アップリンク、アプライアンス ポート、または FCoE ポートとして設定します。

6300 シリーズ ファブリック インターコネクトについては、『UCS Manager Getting Started Guide』を参照してください。

Cisco UCS 6400 シリーズ ファブリック インターコネクト では、ポート 1 ~ 16 はユニファイド ポートであり、イーサネットまたは FC のいずれかのポートとして設定できます。『UCS Manager Getting Started guide』で情報を詳しく説明します。


(注)  


Cisco UCS 6454 ファブリック インターコネクトは、Cisco UCS Manager 4.0(1) and 4.0(2) で 8 個のユニファイド ポート (ポート 1 ~ 8) をサポートしていますが、その後 16 個のユニファイド ポート (ポート 1 ~ 16) をサポートします。


ファブリック インターコネクト スイッチングのモード

Cisco UCS ファブリック インターコネクトは、2 つのメイン スイッチング モード(イーサネットまたはファイバ チャネル)で動作します。これらのモードは相互に独立しています。サーバとネットワーク間またはサーバとストレージ デバイス間で、ファブリック インターコネクトがデバイスとして動作する方法を決定します。

イーサネット スイッチング モード

イーサネット スイッチング モードにより、サーバとネットワークの間のスイッチング装置としてファブリック インターコネクトがどのように動作するかが決定されます。ファブリック インターコネクトは、次のイーサネット スイッチング モードのいずれかで動作します。

エンドホスト モード

エンドホスト モードでは、ファブリック インターコネクトが、vNIC を介して接続されているすべてのサーバ(ホスト)に代わって、ネットワークに対するエンド ホストとして動作できます。この動作は、アップリンク ポートに vNIC をピン接続(動的ピン接続またはハードピン接続)することにより実現されます。これによって、ネットワークに冗長性がもたらされ、アップリンク ポートはファブリックの残りの部分に対してサーバ ポートとなります。

エンドホスト モードの場合、ファブリック インターコネクトではスパニングツリー プロトコル(STP)が実行されません。ただし、アップリンク ポートが相互にトラフィックを転送することを拒否し、複数のアップリンク ポートに同時に出力サーバ トラフィックが存在することを拒否することによって、ループが回避されます。エンドホスト モードは、デフォルトのイーサネット スイッチング モードであり、次のいずれかがアップストリームで使用される場合に使用する必要があります。

  • レイヤ 2 集約のための レイヤ 2 スイッチング

  • Virtual Switching System(VSS)集約レイヤ


Note


エンドホスト モードを有効にした場合、vNIC がアップリンク ポートに固定ピン接続されていて、このアップリンク ポートがダウンすると、システムはその vNIC をピン接続し直すことはできず、その vNIC はダウンしたままになります。

Switch Mode

スイッチ モードは従来のイーサネット スイッチング モードです。ループを回避するためにファブリック インターコネクトで STP が実行され、ブロードキャスト パケットとマルチキャスト パケットは従来の方法で処理されます。ファブリック インターコネクトがルータに直接接続されている場合、または次のいずれかがアップストリーム スイッチに使用されている場合は、スイッチ モードを使用します。

  • レイヤ 3 集約

  • ボックス内の VLAN


Note


どちらのイーサネット スイッチング モードにおいても、サーバ アレイ内のサーバ間ユニキャスト トラフィックはすべてファブリック インターコネクト経由でのみ送信され、アップリンク ポートを介して送信されることはありません。これは、vNIC がアップリンク ポートにハードピン接続されている場合でも同様です。サーバ間のマルチキャスト トラフィックとブロードキャスト トラフィックは、同じ VLAN 内のすべてのアップリンク ポートを介して送信されます。


Cisco MDS 9000 ファミリのファイバ チャネル スイッチング モジュールを使用したスイッチ モードの Cisco UCS ファブリック インターコネクト

スイッチ モードで Cisco MDS 9000 ファミリ FC スイッチング モジュールと Cisco UCS ファブリック インターコネクト間にポート チャネルを作成する場合は、次の順序に従います。

  1. MDS 側にポート チャネルを作成します。

  2. ポート チャネルのメンバー ポートを追加します。

  3. ファブリック インターコネクト側にポート チャネルを作成します。

  4. ポート チャネルのメンバー ポートを追加します。

最初にファブリック インターコネクト側でポート チャネルを作成すると、ポートは中断状態になります。

Cisco UCS ファブリック インターコネクトがスイッチ モードになっている場合、ポート チャネル モードは ON モードに限られ、Active ではありません。ただし、ファブリック インターコネクトのピアの wwn 情報を取得するには、ポート チャネルを Active モードにする必要があります。

イーサネット スイッチング モードの設定


Important


イーサネット スイッチング モードを変更すると、Cisco UCS Manager により、ユーザはログアウトされ、ファブリック インターコネクトが再起動されます。クラスタ設定では、Cisco UCS Managerにより両方のファブリック インターコネクトが再起動されます。スイッチング モードの変更により、最初に従属ファブリック インターコネクトがリブートします。プライマリ ファブリック インターコネクトは、[保留中のアクティビティ(Pending Activities)] でそれを確認応答した後で初めてリブートされます。プライマリ ファブリック インターコネクトでイーサネット スイッチング モードの変更が完了してシステムで使用できるようになるまでに数分かかることがあります。現在の設定は保持されます。

ファブリック インターコネクトがリブートされるときに、すべてのブレード サーバが LAN および SAN 接続を失い、そのためにブレード上のすべてのサービスが完全に停止します。これにより、オペレーティング システムが失敗する場合があります。


Procedure

  Command or Action Purpose

Step 1

UCS-A# scope eth-uplink

イーサネット アップリンク モードを開始します。

Step 2

UCS-A /eth-uplink # set mode {end-host | switch}

指定したスイッチング モードにファブリック インターコネクトを設定します。

Step 3

UCS-A /eth-uplink # commit-buffer

トランザクションをシステムの設定にコミットします。

Cisco UCS Manager はファブリック インターコネクトを再起動し、ユーザをログアウトし、Cisco UCS Manager CLI との接続を解除します。

Example

次に、ファブリック インターコネクトを エンドホスト モードに設定し、トランザクションをコミットする例を示します。

UCS-A# scope eth-uplink
UCS-A /eth-uplink # set mode end-host
Warning: When committed, this change will cause the switch to reboot
UCS-A /eth-uplink* # commit-buffer
UCS-A /eth-uplink # 

ファイバ チャネル スイッチング モード

ファイバ チャネル スイッチング モードは、サーバとストレージ デバイス間のスイッチング装置としてファブリック インターコネクトがどのように動作するかを決定します。ファブリック インターコネクトは、次のファイバ チャネル スイッチング モードのいずれかで動作します。

エンドホスト モード

エンドホスト モードは N ポート仮想化(NPV)モードと同義です。このモードは、デフォルトのファイバ チャネル スイッチング モードです。エンドホスト モードを使用すると、ファブリック インターコネクトは、仮想ホスト バス アダプタ(vHBA)を介して接続されているすべてのサーバ(ホスト)に代わって、接続されているファイバ チャネル ネットワークに対するエンド ホストとして動作することができます。この動作は、ファイバ チャネル アップリンク ポートに vHBA をピン接続(動的ピン接続またはハードピン接続)することにより実現されます。これにより、ファイバ チャネル ポートはファブリックの残りの部分に対してサーバ ポート(N ポート)となります。エンドホスト モードの場合、ファブリック インターコネクトは、アップリンク ポートが相互にトラフィックを受信しないようにすることでループを回避します。


(注)  


エンドホスト モードを有効にすると、vHBA がアップリンク ファイバ チャネル ポートにハードピン接続されているときに、そのアップリンク ポートがダウンした場合、システムは vHBA を再びピン接続することができず、vHBA はダウンしたままになります。


Switch Mode

スイッチ モードはデフォルトのファイバ チャネル スイッチング モードではありません。スイッチ モードを使用して、ファブリック インターコネクトをストレージ デバイスに直接接続することができます。ファイバ チャネル スイッチ モードの有効化は、SAN が存在しない(たとえば、ストレージに直接接続された 1 つの Cisco UCS ドメイン)ポッド モデル、または SAN が存在する(アップストリーム MDS を使用)ポッド モデルで役に立ちます。ファイバ チャネル スイッチ モードでは、SAN ピン グループは不適切です。既存の SAN ピン グループはすべて無視されます。

ファイバ チャネル スイッチング モードの設定


(注)  


ファイバ チャネル スイッチング モードが変更されると、両方の Cisco UCS ファブリック インターコネクトは同時にリロードします。ファブリック インターコネクトをリロードすると、約 10 ~ 15 分のダウンタイムがシステム全体で発生します。

手順

  コマンドまたはアクション 目的

ステップ 1

UCS-A# scope fc-uplink

ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。

ステップ 2

UCS-A /fc-uplink # set mode {end-host | switch}

指定したスイッチング モードにファブリック インターコネクトを設定します。

ステップ 3

UCS-A /fc-uplink # commit-buffer

トランザクションをシステムの設定にコミットします。

Cisco UCS Manager はファブリック インターコネクトを再起動し、ユーザをログアウトし、Cisco UCS Manager CLI との接続を解除します。

次の例で、ファブリック インターコネクトをエンドホスト モードに設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。

UCS-A # scope fc-uplink
UCS-A /fc-uplink # set mode end-host
UCS-A /fc-uplink* # commit-buffer
UCS-A /fc-uplink #