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vNIC LAN 接続ポリシーは、サーバ上の vNIC が LAN に接続する方法を定義します。
Cisco UCS Manager は、vNIC テンプレートを作成する際に正しい設定で VM-FEX ポート プロファイル自動的には作成しません。VM-FEX ポート プロファイルを作成するには、vNIC テンプレートのターゲットを VM として設定する必要があります。このポリシーを有効にするには、このポリシーをサービス プロファイルに含める必要があります。
(注) | サーバに 2 つの Emulex NIC または QLogic NIC( Cisco UCS CNA M71KR-E または Cisco UCS CNA M71KR-Q)がある場合は、両方の NIC にユーザ定義の MAC アドレスが取得されるように、サービス プロファイルで両方のアダプタの vNIC ポリシーを設定する必要があります。両方の NIC のポリシーを設定しない場合でも、Windows は PCI バスで両方の NIC を引き続き検出します。ただし、2 番目のイーサネット インターフェイスがサービス プロファイルに含まれていないため、Windows はそれにハードウェア MAC アドレスを割り当てます。その後でサービス プロファイルを異なるサーバに移動すると、Windows によって追加の NIC が検出されますが、これは 1 つの NIC でユーザ定義の MAC アドレスが取得されなかったためです。 |
次の例では、vNIC 冗長性テンプレート ペアを設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A /org* # create vnic-template vnic-primary UCS-A /org/vnic-templ* # set type updating-template UCS-A /org/vnic-templ* # set fabric a UCS-A /org/vnic-templ* # set descr primaryinredundancypair UCS-A /org/vnic-templ* # set redundancy-type primary UCS-A /org/vnic-templ* # exit UCS-A /org* # create vnic-templ vnicsecondary UCS-A /org/vnic-templ* # set fabric b UCS-A /org/vnic-templ* # set descr secondaryinredundancypair UCS-A /org/vnic-templ* # set redundancy-type secondary UCS-A /org/vnic-templ* # set peer-template-name vnic-primary UCS-A /org/vnic-templ* # commit-buffer UCS-A /org/vnic-templ #
vNIC 冗長性テンプレート ペアを作成すると、この冗長性テンプレート ペアを使用して、同じ組織または下部組織内のサービス プロファイルに冗長性 vNIC ペアを作成できます。
[Primary] または [Secondary] テンプレートにピア テンプレートが設定されないように、[Peer Redundancy Template] を変更して vNIC テンプレート ペアを取り消すことができます。vNIC テンプレート ペアを取り消すと、対応する vNIC ペアも取り消されます。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、テンプレート ペアリングの取り消し方法を示しています。
UCS-A /org # scope vnic-templ template1
UCS-A /org/vnic-templ # set redundancy-type no-redundancy
UCS-A /org/vnic-templ* # commit buffer
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create vnic-templ vnic-templ-name [eth-ifvlan-name] [fabric {a | b}] [target [adapter | vm]] |
vNIC テンプレートを作成し、組織 vNIC テンプレート モードを開始します。 選択したターゲットは、Cisco UCS Manager が vNIC テンプレートの適切な設定で自動的に VM-FEX のポート プロファイルを作成するかどうかを決定します。次のいずれかになります。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/vnic-templ # set descr description | (任意)
vNIC テンプレートに説明を加えます。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/vnic-templ # set fabric {a | a-b | b | b-a} | (任意)
vNIC に使用するファブリックを指定します。vNIC テンプレートを作成するときにステップ 2 でファブリックを指定しなかった場合、このコマンドで指定するオプションがあります。 デフォルトのファブリック インターコネクトが使用できない場合にこの vNIC が第 2 のファブリック インターコネクトにアクセスできるようにする場合、a-b(A がプライマリ)または、b-a(B がプライマリ)を選択します。
| ||
ステップ 5 | UCS-A /org/vnic-templ # set mac-pool mac-pool-name |
この vNIC テンプレートから作成された vNIC によって使用される MAC アドレス プール。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/vnic-templ # set mtumtu-value |
この vNIC テンプレートから作成された vNIC によって使用される最大伝送単位、つまりパケット サイズ。 1500 ~ 9000 の整数を入力します。
| ||
ステップ 7 | UCS-A /org/vnic-templ # set nw-control-policy policy-name |
この vNIC テンプレートから作成された vNIC によって使用されるネットワーク制御ポリシー。 | ||
ステップ 8 | UCS-A /org/vnic-templ # set pin-group group-name |
この vNIC テンプレートから作成された vNIC によって使用される LAN ピン グループ。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/vnic-templ # set qos-policy policy-name |
この vNIC テンプレートから作成された vNIC によって使用されるサービス ポリシーの品質。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/vnic-templ # set stats-policy policy-name |
この vNIC テンプレートから作成された vNIC によって使用される統計情報収集ポリシー。 | ||
ステップ 11 | UCS-A /org/vnic-templ # set type {initial-template | updating-template} |
vNIC テンプレートの更新タイプを指定します。テンプレートの更新時にそのテンプレートから作成された vNIC インスタンスが自動的にアップデートされないようにするには、initial-template キーワードを使用します。それ以外の場合は updating-template キーワードを使用して、vNIC テンプレートの更新時にすべての vNIC インスタンスがアップデートされるようにします。 | ||
ステップ 12 | UCS-A /org/vnic-templ # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、vNIC テンプレートを設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create vnic template VnicTempFoo UCS-A /org/vnic-templ* # set descr "This is a vNIC template example." UCS-A /org/vnic-templ* # set fabric a UCS-A /org/vnic-templ* # set mac-pool pool137 UCS-A /org/vnic-templ* # set mtu 8900 UCS-A /org/vnic-templ* # set nw-control-policy ncp5 UCS-A /org/vnic-templ* # set pin-group PinGroup54 UCS-A /org/vnic-templ* # set qos-policy QosPol5 UCS-A /org/vnic-templ* # set stats-policy ServStatsPolicy UCS-A /org/vnic-templ* # set type updating-template UCS-A /org/vnic-templ* # commit-buffer UCS-A /org/vnic-templ #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、VnicTemp42 という名前の vNIC テンプレートを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete vnic template VnicTemp42 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
イーサネット アダプタ ポリシー
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create eth-policypolicy-name |
指定されたイーサネット アダプタ ポリシーを作成し、組織イーサネット ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/eth-policy # set arfs accelaratedrfs {enabled | disabled} | (任意)
Accelerated RFS を設定します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/eth-policy # set comp-queue countcount | (任意)
イーサネットの完了キューを設定します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/eth-policy # set descrdescription | (任意)
ポリシーの説明を記します。
| ||
ステップ 6 | UCS-A /org/eth-policy # set failovertimeouttimeout-sec | (任意)
イーサネットのフェールオーバーを設定します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/eth-policy # set interrupt {coalescing-timesec | coalescing-type {idle | min} | countcount | mode {intx | msi | msi-x}} | (任意)
イーサネットの割り込みを設定します。 | ||
ステップ 8 | UCS-A /org/eth-policy # set nvgre adminstate {disabled | enabled} | (任意)
NVGRE を設定します。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/eth-policy # set offload {large-receive | tcp-rx-checksum | tcp-segment | tcp-tx-checksum} {disabled | enabled} | (任意)
イーサネットのオフロードを設定します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/eth-policy # set policy-owner {local | pending} | (任意)
イーサネット アダプタ ポリシーのオーナーを指定します。 | ||
ステップ 11 | UCS-A /org/eth-policy # set recv-queue {countcount | ring-sizesize-num} | (任意)
イーサネットの受信キューを設定します。 | ||
ステップ 12 | UCS-A /org/eth-policy # set rss receivesidescaling {disabled | enabled} | (任意)
RSS を設定します。 | ||
ステップ 13 | UCS-A /org/eth-policy # set trans-queue {countcount | ring-sizesize-num} | (任意)
イーサネットの送信キューを設定します。 | ||
ステップ 14 | UCS-A /org/eth-policy # set vxlan adminstate {disabled | enabled} | (任意)
VXLAN を設定します。 | ||
ステップ 15 | UCS-A /org/eth-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、イーサネット アダプタ ポリシーを設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org UCS-A /org* # create eth-policy EthPolicy19 UCS-A /org/eth-policy* # set comp-queue count 16 UCS-A /org/eth-policy* # set descr "This is an Ethernet adapter policy example." UCS-A /org/eth-policy* # set failover timeout 300 UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt count 64 UCS-A /org/eth-policy* # set offload large-receive disabled UCS-A /org/eth-policy* # set recv-queue count 32 UCS-A /org/eth-policy* # set rss receivesidescaling enabled UCS-A /org/eth-policy* # set trans-queue UCS-A /org/eth-policy* # commit-buffer UCS-A /org/eth-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、EthPolicy19 という名前のイーサネット アダプタ ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete eth-policy EthPolicy19 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
Cisco UCS Manager では、Windows Server 2012 R2 オペレーティング システムを実行しているサーバに設置された Cisco UCS VIC 1340、1380、1385、1387 および Cisco UCS VIC 1380 アダプタでのみ、NVGRE によるステートレス オフロードがサポートされます。Netflow、usNIC、VM-FEX では NVGRE ステートレス オフロードは使用できません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create eth-policypolicy-name |
指定されたイーサネット アダプタ ポリシーを作成し、組織イーサネット ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | NVGRE によるステートレス オフロードを有効にするには、次のオプションを設定できます。 |
イーサネット アダプタ ポリシーの作成の詳細については、イーサネット アダプタ ポリシーの設定を参照してください。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/eth-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ステップ 5 | eNIC ドライバ バージョン 3.0.0.8 以降をインストールします。 | |
ステップ 6 | サーバをリブートします。 |
次の例は、NVGRE によるステートレス オフロードを有効にしてトランザクションをコミットするために、イーサネット アダプタ ポリシーを設定する方法について説明します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create eth-policy NVGRE UCS-A /org/eth-policy* # set descr "Ethernet adapter policy with stateless offloads" UCS-A /org/eth-policy* # set nvgre adminstate enabled UCS-A /org/eth-policy* # set comp-queue count 16 UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt count 64 UCS-A /org/eth-policy* # set recv-queue count 32 UCS-A /org/eth-policy* # set rss receivesidescaling enabled UCS-A /org/eth-policy* # set trans-queue 1 UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt mode mxi-x UCS-A /org/eth-policy* # commit-buffer UCS-A /org/eth-policy #
Cisco UCS Manager では、VMWare ESXi Release 5.5 以降のリリースのオペレーティング システムが実行されているサーバに設置された Cisco UCS VIC 1340 および Cisco UCS VIC 1380 アダプタでのみ VXLAN によるステートレス オフロードをサポートしています。VXLAN によるステートレス オフロードは NetFlow、usNIC または VM-FEX では使用できません。
受信側スケーリング(RSS)による VXLAN は、Cisco UCS Manager リリース 3.1(2) 以降でサポートされます。RSS は、VIC アダプタ 1340、1380、1385、1387、および Cisco UCS C3260 for ESX6.0 以降の SIOC で、VXLAN ステートレス オフロードによりサポートされます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create eth-policypolicy-name |
指定されたイーサネット アダプタ ポリシーを作成し、組織イーサネット ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | VXLAN によるステートレス オフロードを有効にするには、次のオプションを設定できます。 |
イーサネット アダプタ ポリシーの作成の詳細については、イーサネット アダプタ ポリシーの設定を参照してください。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/eth-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ステップ 5 | eNIC ドライバ バージョン 2.3.0.10 以降をインストールします。 | |
ステップ 6 | サーバをリブートします。 |
次の例は、VXLAN によるステートレス オフロードを有効にしてトランザクションをコミットするために、イーサネット アダプタ ポリシーを設定する方法について説明します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create eth-policy VXLAN UCS-A /org/eth-policy* # set descr "Ethernet adapter policy with stateless offloads" UCS-A /org/eth-policy* # set vxlan adminstate enabled UCS-A /org/eth-policy* # set comp-queue count 16 UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt count 32 UCS-A /org/eth-policy* # set recv-queue count 8 UCS-A /org/eth-policy* # set rss receivesidescaling enabled UCS-A /org/eth-policy* # set trans-queue 1 UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt mode mxi-x UCS-A /org/eth-policy* # commit-buffer UCS-A /org/eth-policy #
このようなポリシーは、アダプタのトラフィック処理方法など、ホスト側のアダプタの動作を制御します。たとえば、このようなポリシーを使用して、次のデフォルト設定を変更できます。
(注) | ファイバ チャネル アダプタ ポリシーの場合は、Cisco UCS Manager で表示される値が QLogic SANsurfer などのアプリケーションで表示される値と一致しない場合があります。たとえば、次の値は、SANsurfer と Cisco UCS Manager で明らかに異なる場合があります。
|
デフォルトでは、Cisco UCS には、イーサネット アダプタ ポリシーとファイバ チャネル アダプタ ポリシーのセットが用意されています。これらのポリシーには、サポートされている各サーバ オペレーティング システムにおける推奨設定が含まれています。オペレーティング システムはこれらのポリシーに影響されます。通常、ストレージ ベンダーはデフォルト以外のアダプタ設定を要求します。ベンダーが提供しているサポート リストで必須設定の詳細を確認できます。
該当するオペレーティング システムには、これらのポリシーの値を使用することを推奨します。シスコのテクニカル サポートで指示されない限り、デフォルトのポリシーの値は変更しないでください。
ただし、(デフォルトの Windows のアダプタ ポリシーを使用する代わりに)Windows OS のイーサネット アダプタ ポリシーを作成する場合は、次の式を使用して Windows で動作する値を計算します。
たとえば、送信キューが 1 で受信キューが 8 の場合、
Accelerated Receive Flow Steering(ARFS)は、ハードウェアによる受信フロー ステアリングで、CPU データ キャッシュ ヒット率を向上させることができます。これは、カーネル レベルのパケット処理を、そのパケットを消費するアプリケーション スレッドが動作している CPU に誘導することによって行います。
ARFS を使用すると、CPU 効率の向上とトラフィック遅延の短縮が可能になります。CPU の各受信キューには、割り込みが関連付けられています。割り込みサービス ルーチン(ISR)は、CPU で実行するよう設定できます。ISR により、パケットは受信キューから現在のいずれかの CPU のバックログに移動されます。パケットは、ここで後から処理されます。アプリケーションがこの CPU で実行されていない場合、CPU はローカル以外のメモリにパケットをコピーする必要があり、これにより遅延が増加します。ARFS では、このパケットの流れをアプリケーションが実行されている CPU の受信キューに移動することによって、この遅延を短縮できます。
アダプタは、通常、ホスト CPU が処理する必要のある割り込みを大量に生成します。割り込み調停は、ホスト CPU で処理される割り込みの数を削減します。これは、設定可能な調停間隔に同じイベントが複数発生した場合にホストの中断を 1 回だけにすることで実現されます。
受信動作の割り込み調停を有効にした場合、アダプタは引き続きパケットを受信しますが、ホスト CPU は各パケットの割り込みをすぐには受信しません。調停タイマーは、アダプタが最初のパケットを受信すると開始します。設定された調停間隔がタイムアウトすると、アダプタはその間隔の中で受信した複数のパケットで 1 つの割り込みを生成します。ホストの NIC ドライバは、受信した複数のパケットを処理します。生成される割り込み数が削減されるため、コンテキスト スイッチのホスト CPU が消費する時間が短縮されます。つまり、CPU でパケットを処理する時間が増加することになり、結果としてスループットと遅延が改善されます。
調停間隔が原因で、受信パケットの処理によって遅延が増加します。パケット レートの低い小さなパケットの場合は、この遅延が増加します。遅延のこの増加を避けるため、ドライバは通過するトラフィックのパターンに適応し、サーバからの応答が向上するよう割り込み調停間隔を調整することができます。
適応型割り込み調停(AIC)は、電子メール サーバ、データベース サーバ、LDAP サーバなど、コネクション型の低リンク使用率のシナリオで最も効果的です。ラインレート トラフィックには適しません。
RDMA Over Converged Ethernet(RoCE)は、イーサネット ネットワーク越しのダイレクト メモリ アクセスを実現します。RoCE はリンク層プロトコルであるため、同じイーサネット ブロードキャスト ドメインにある任意の 2 ホスト間の通信を可能にします。RoCE は、低遅延、低 CPU 使用率、およびネットワーク帯域幅使用率の高さによって、従来のネットワーク ソケット実装と比較して優れたパフォーマンスを提供します。Windows 2012 以降のバージョンでは、SMB ファイル共有とライブ マイグレーションのパフォーマンスを高速化し、向上させるため RDMA を使用します。
Cisco UCS Manager Release 2.2(4) では、Microsoft SMB ダイレクト用に RoCE をサポートしています。イーサネット アダプタ ポリシーを作成または変更しながら追加の設定情報がアダプタに送信されます。
RoCE を搭載した Microsoft SMB ダイレクトは Windows 2012 R2 でのみサポートされています。
RoCE を搭載した Microsoft SMB ダイレクトは、Cisco UCS VIC 1340、1380、1385、および 1387 アダプタでのみサポートされています。
Cisco UCS Manager では、RoCE 対応 vNIC をアダプタごとに 4 つまでしかサポートしません。
Cisco UCS Manager では、NVGRE、VXLAN、NetFlow、VMQ、usNIC での RoCE をサポートしません。
アダプタごとのキュー ペアの最大数は 8192 個です。
アダプタごとのメモリ領域の最大数は 524288 個です。
リリース 2.2(4) から Cisco UCS Manager をダウングレードする前に RoCE をディセーブルにしないと、ダウングレードは失敗します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / |
ルート組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A/org # scope vnic-beh-policy | デフォルトの vNIC 動作ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A/org/vnic-beh-policy # set action {hw-inherit [template_name name] | none} | デフォルトの vNIC 動作ポリシーを指定します。次のいずれかになります。 |
ステップ 4 | UCS-A/org/vnic-beh-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、vNIC のデフォルトの動作ポリシーを hw-inherit に設定しています。
UCS-A # scope org / UCS-A/org # scope vnic-beh-policy UCS-A/org/vnic-beh-policy # set action hw-inherit UCS-A/org/vnic-beh-policy* # commit-buffer UCS-A/org/vnic-beh-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope lan-connectivity-policypolicy-name |
指定した LAN 接続ポリシーの LAN 接続ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # delete vnic vnic-name |
LAN 接続ポリシーから指定された vNIC を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、vnic3 という名前の vNIC を LanConnect42 という名前の LAN 接続ポリシーから削除し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope lan-connectivity-policy LanConnect42 UCS-A /org/lan-connectivity-policy # delete vnic vnic3 UCS-A /org/lan-connectivity-policy* # commit-buffer UCS-A /org/lan-connectivity-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create lan-connectivity-policypolicy-name |
指定された LAN 接続ポリシーを作成を作成し、組織 LAN 接続ポリシー モードを開始します。 この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後にこの名前を変更することはできません。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # set descrpolicy-name | (任意)
ポリシーに説明を追加します。どこでどのようにポリシーが使用されるかについての情報を含めることを推奨します。 256 文字以下で入力します。次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(バックスラッシュ)、^(キャラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または '(一重引用符)は使用できません。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、LanConnect42 という名前の LAN 接続ポリシーを作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create lan-connectivity-policy LanConnect42 UCS-A /org/lan-connectivity-policy* # set descr "LAN connectivity policy" UCS-A /org/lan-connectivity-policy* # commit-buffer UCS-A /org/lan-connectivity-policy #
この LAN 接続ポリシーに 1 つ以上の vNIC および(または)iSCSI vNIC を追加します。
サービス プロファイルに含まれる LAN 接続ポリシーを削除する場合、すべての vNIC と iSCSI vNIC をそのサービス プロファイルから削除し、そのサービス プロファイルに関連付けられているサーバの LAN データ トラフィックを中断します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例では、LanConnectiSCSI42 という名前の LAN 接続ポリシーをルート組織から削除し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete lan-connectivity-policy LanConnectiSCSI42 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
接続ポリシーは、ネットワーク上のサーバと LAN または SAN 間の接続およびネットワーク通信リソースを決定します。これらのポリシーは、プールを使用してサーバに MAC アドレス、WWN、および WWPN を割り当て、サーバがネットワークとの通信に使用する vNIC および vHBA を識別します。
(注) | これらの接続ポリシーは、サービス プロファイルおよびサービス プロファイル テンプレートに含まれ、複数のサーバを設定するために使用できるので、静的 ID を接続ポリシーで使用することはお勧めしません。 |
接続ポリシーにより、ネットワークまたはストレージ権限のないユーザがネットワークおよびストレージ接続をしているサービス プロファイルおよびサービス プロファイル テンプレートを作成および変更することが可能になります。ただし、ユーザは接続ポリシーを作成するための適切なネットワークおよびストレージの権限が必要です。
接続ポリシーは、他のネットワークおよびストレージ構成と同じ権限を必要とします。たとえば、接続ポリシーを作成するには、次の権限の少なくとも 1 つを有している必要があります。
接続ポリシーの作成後、ls-compute 権限を持つユーザは、そのポリシーをサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに組み込むことができます。ただし、ls-compute 権限しかないユーザは接続ポリシーを作成できません。
次のいずれかの方法により、サービス プロファイルに LAN および SAN の接続を設定できます。
サービス プロファイルで参照される LAN および SAN 接続ポリシー
サービス プロファイルで作成されるローカル vNIC および vHBA
ローカル vNIC および SAN 接続ポリシー
ローカル vHBA および LAN 接続ポリシー
Cisco UCS では、サービス プロファイルのローカル vNIC および vHBA 設定と接続ポリシー間の相互排他性が維持されます。接続ポリシーとローカルに作成した vNIC または vHBA を組み合わせて使用することはできません。サービス プロファイルに LAN 接続ポリシーを含めると、既存の vNIC 設定がすべて消去されます。SAN 接続ポリシーを含めた場合は、そのサービス プロファイル内の既存の vHBA 設定がすべて消去されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create lan-connectivity-policypolicy-name |
指定された LAN 接続ポリシーを作成を作成し、組織 LAN 接続ポリシー モードを開始します。 この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後にこの名前を変更することはできません。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # set descrpolicy-name | (任意)
ポリシーに説明を追加します。どこでどのようにポリシーが使用されるかについての情報を含めることを推奨します。 256 文字以下で入力します。次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(バックスラッシュ)、^(キャラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または '(一重引用符)は使用できません。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、LanConnect42 という名前の LAN 接続ポリシーを作成し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org* # create lan-connectivity-policy LanConnect42 UCS-A /org/lan-connectivity-policy* # set descr "LAN connectivity policy" UCS-A /org/lan-connectivity-policy* # commit-buffer UCS-A /org/lan-connectivity-policy #
この LAN 接続ポリシーに 1 つ以上の vNIC および(または)iSCSI vNIC を追加します。
LAN 接続ポリシーの作成 から続行した場合、ステップ 3 でこの手順を開始します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope lan-connectivity-policypolicy-name |
指定した LAN 接続ポリシーの LAN 接続ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # create vnicvnic-name [eth-ifeth-if-name] [fabric {a | b}] |
指定された LAN 接続ポリシー用の vNIC を作成します。 この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後にこの名前を変更することはできません。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set fabric {a | a-b | b | b-a} |
vNIC に使用するファブリックを指定します。ステップ 3 で vNIC を作成したときにファブリックを指定しなかった場合は、このコマンドで指定するオプションがあります。 デフォルトのファブリック インターコネクトが使用できない場合に、この vNIC が第 2 のファブリック インターコネクトにアクセスできるようにするには、a-b(A がプライマリ)または b-a(B がプライマリ)を選択します。
| ||
ステップ 5 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set adapter-policypolicy-name |
vNIC に使用するアダプタ ポリシーを指定します。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set identity {dynamic-mac {mac-addr | derived} | mac-poolmac-pool-name} |
vNIC の ID(MAC アドレス)を指定します。次のいずれかのオプションを使用して識別を設定できます。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set mtusize-num |
この vNIC で受け入れられる最大伝送単位、つまりパケット サイズ。 を指定します 1500 ~ 9216 の範囲の整数を入力します。
| ||
ステップ 8 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set nw-control-policypolicy-name |
vNIC によって使用されるネットワーク制御ポリシーを指定します。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set order {order-num | unspecified} |
vNIC に相対順序を指定します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set pin-groupgroup-name |
vNIC によって使用される LAN ピン グループを指定します。 | ||
ステップ 11 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set qos-policypolicy-name |
vNIC によって使用されるサービス ポリシーの品質を指定します。 | ||
ステップ 12 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set stats-policypolicy-name |
vNIC によって使用される統計情報収集ポリシーを指定します。 | ||
ステップ 13 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set template-namepolicy-name |
ダイナミック vNIC 接続ポリシーを vNIC に使用するように指定します。 | ||
ステップ 14 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # set vcon {1 | 2 | 3 | 4 | any} |
指定された vCon に vNIC を割り当てます。Cisco UCS Manager が自動的に vNIC を割り当てるようにするには、any キーワードを使用します。 | ||
ステップ 15 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、LanConnect42 という名前の LAN 接続ポリシー用の vNIC を設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope lan-connectivity-policy LanConnect42 UCS-A /org/lan-connectivity-policy* # create vnic vnic3 fabric a UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set fabric a-b UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set adapter-policy AdaptPol2 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set identity mac-pool MacPool3 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set mtu 8900 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set nw-control-policy ncp5 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set order 0 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set pin-group EthPinGroup12 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set qos-policy QosPol5 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set stats-policy StatsPol2 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set template-name VnicConnPol3 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # set vcon any UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic* # commit-buffer UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic #
必要に応じて、LAN 接続ポリシーに別の NIC または iSCSI vNIC を追加します。そうでない場合は、サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートにポリシーをインクルードします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope lan-connectivity-policypolicy-name |
指定した LAN 接続ポリシーの LAN 接続ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # delete vnic vnic-name |
LAN 接続ポリシーから指定された vNIC を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、vnic3 という名前の vNIC を LanConnect42 という名前の LAN 接続ポリシーから削除し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope lan-connectivity-policy LanConnect42 UCS-A /org/lan-connectivity-policy # delete vnic vnic3 UCS-A /org/lan-connectivity-policy* # commit-buffer UCS-A /org/lan-connectivity-policy #
LAN 接続ポリシーの作成 から続行した場合、ステップ 3 でこの手順を開始します。
LAN 接続ポリシーは、iSCSI デバイス用のオーバーレイ vNIC として使用できるイーサネット vNIC を含める必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # scope lan-connectivity-policypolicy-name |
指定した LAN 接続ポリシーの LAN 接続ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # create vnic-iscsi iscsi-vnic-name. |
指定された LAN 接続ポリシーの iSCSI vNIC を作成します。 この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後にこの名前を変更することはできません。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi # set iscsi-adaptor-policy iscsi-adaptor-name | (任意)
この iSCSI vNIC 用に作成した iSCSI アダプタ ポリシーを指定します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi # set auth-name authentication-profile-name | (任意)
iSCSI vNIC によって使用される認証プロファイルを設定します。設定する認証プロファイルがすでに存在している必要があります。詳細については、「Creating an Authentication Profile」を参照してください。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi # set identity { dynamic-mac {dynamic-mac-address | derived } | mac-poolmac-pool-name } |
| ||
ステップ 7 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi # set iscsi-identity {initiator-nameinitiator-name | initiator-pool-nameiqn-pool-name} |
iSCSI 発信側の名前または iSCSI 発信側名の提供元の IQN プール名を指定します。iSCSI 発信側名には最大 223 文字を使用できます。 | ||
ステップ 8 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi # set overlay-vnic-name overlay-vnic-name |
オーバーレイ vNIC として iSCSI デバイスで使用される、イーサネット vNIC を指定します。詳細については、「Configuring a vNIC for a Service Profile」を参照してください。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi # create eth-if |
iSCSI vNIC に割り当てられた VLAN のイーサネット インターフェイスを作成します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/ex/vnic-iscsi/eth-if # set vlannamevlan-name |
VLAN 名を指定します。デフォルトの VLAN は、default です。Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードおよび Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カード の場合、指定する VLAN はオーバレイ vNIC のネイティブ VLAN と同じである必要があります。Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711 アダプタの場合、指定した VLAN は、オーバーレイ vNIC に割り当てられたどの VLAN でも設定できます。 | ||
ステップ 11 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、LanConnect42 という名前の LAN 接続ポリシー用の iSCSI vNIC を設定し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope lan-connectivity-policy LanConnect42 UCS-A /org/lan-connectivity-policy # create vnic-iscsi iSCSI1 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi* # set iscsi-adaptor-policy iscsiboot UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi* # set auth-name initauth UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi* # set identity dynamic-mac derived UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi* # set iscsi-identity initiator-name iSCSI1 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi* # set overlay-vnic-name eth1 UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi* # create eth-if UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi/eth-if* # set vlanname default UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi/eth-if* # commit buffer UCS-A /org/lan-connectivity-policy/vnic-iscsi/eth-if
必要に応じて、LAN 接続ポリシーに別の iSCI vNIC または vNIC を追加します。そうでない場合は、サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートにポリシーをインクルードします。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope lan-connectivity-policypolicy-name |
指定した LAN 接続ポリシーの LAN 接続ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # delete vnic-iscsi iscsi-vnic-name |
LAN 接続ポリシーから指定された iSCSI vNIC を削除します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/lan-connectivity-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、iscsivnic3 という名前の iSCSI vNIC を LanConnect42 という名前の LAN 接続ポリシーから削除し、トランザクションをコミットする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope lan-connectivity-policy LanConnect42 UCS-A /org/lan-connectivity-policy # delete vnic-iscsi iscsivnic3 UCS-A /org/lan-connectivity-policy* # commit-buffer UCS-A /org/lan-connectivity-policy #
このポリシーは Cisco UCS ドメインのネットワーク制御を設定するもので、次の設定も含まれます。
Cisco Discovery Protocol(CDP)がイネーブルか、ディセーブルか
エンドホスト モードで使用できるアップリンク ポートが存在しない場合の、仮想インターフェイス(VIF)の動作方法
関連付けられているボーダ ポートの障害時に、リモート イーサネット インターフェイス、vEthernet インターフェイス、または vFibre チャネル インターフェイスに対して Cisco UCS Manager が実行するアクション
ファブリック インターコネクトへのパケット送信時に複数の異なる MAC アドレスをサーバが使用できるかどうか
MAC 登録を VNIC ごとに実行するか、またはすべての VLAN に対して実行するか
デフォルトでは、ネットワーク制御ポリシー内の [アップリンクのアクションに失敗しました] プロパティは、リンクダウンの値を使用して設定されます。Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードなどのアダプタの場合、Cisco UCS Manager は、関連するボーダ ポートに障害が発生したときに、このデフォルト動作に従って vEthernet または vFibre チャネル インターフェイスをダウン状態にします。イーサネットと FCoE の両方のトラフィックをサポートしている VM-FEX 非対応の統合型ネットワーク アダプタ(Cisco UCS CNA M72KR-Q や Cisco UCS CNA M72KR-E など)を使用している Cisco UCS システムの場合、Cisco UCS Manager は、関連するボーダ ポートに障害が発生したときに、このデフォルト動作に従ってリモート イーサネット インターフェイスをダウン状態にします。このシナリオでは、リモート イーサネット インターフェイスにバインドされている vFibre チャネル インターフェイスもダウンします。
(注) | この項に記載されている VM-FEX 非対応の統合型ネットワーク アダプタが実装に含まれており、そのアダプタがイーサネットと FCoE の両方のトラフィックを処理することが予想される場合は、警告の値を使用して [Action on Uplink Fail] プロパティを設定することをお勧めします。ただし、これを設定すると、ボーダ ポートがダウンした場合に、イーサネット チーミング ドライバでリンク障害を検出できなくなる可能性があります。 |
MAC アドレスは、ネイティブ VLAN でのみデフォルトでインストールされます。これにより、ほとんどの実装で VLAN ポート数が最大になります。
(注) | トランキング ドライバがホスト上で実行され、インターフェイスが無差別モードになっている場合、MAC 登録モードをすべての VLAN に設定することをお勧めします。 |
Emulex 統合型ネットワークアダプタ(N20-AE0102)用の MAC アドレスベースのポート セキュリティはサポートされません。 MAC アドレスベースのポート セキュリティが有効になっている場合、ファブリック インターコネクトにより、最初にそれが学習した MAC アドレスが含まれるパケットにトラフィックが制限されます。 これは、FCoE Initialization Protocol パケットで使用される送信元 MAC アドレスか、イーサネット パケットの MAC アドレスのうち、アダプタによって最初に送信されたほうになります。 この設定により、FCoE パケットまたはイーサネット パケットのいずれかがドロップされることがあります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create nw-ctrl-policypolicy-name |
指定されたネットワーク制御ポリシーを作成し、組織ネットワーク制御ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # {disable | enable} cdp |
Cisco Discovery Protocol(CDP)をディセーブルまたはイネーブルにします。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # {disable | enable} lldp transmit |
インターフェイスでの LLDP パケットの送信をディセーブルまたはイネーブルにします。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # {disable | enable} lldp receive |
インターフェイスでの LLDP パケットの受信をディセーブルまたはイネーブルにします。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # set uplink-fail-action {link-down | warning} |
エンドホスト モードで使用可能なアップリンク ポートがない場合に実行するアクションを指定します。 link-down キーワードを使用すると、ファブリック インターコネクトでアップリンク接続が失われた場合に vNIC の動作ステータスが down に変更され、vNIC のファブリック フェールオーバーが容易になります。warning キーワードを使用すると、アップリンク ポートを使用できない場合でもサーバ間の接続が維持され、ファブリック インターコネクトでアップリンク接続が失われた場合にファブリック フェールオーバーがディセーブルになります。デフォルトのアップリンク障害処理は link-down ダウンです。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # set mac-registration-mode{all-host-vlans | only-native-vlan |
アダプタ登録済みの MAC アドレスを、インターフェイスに関連付けられているネイティブ VLAN にのみ追加するか、インターフェイスに関連付けられているすべての VLAN に追加するか。次のいずれかになります。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # create mac-security |
組織ネットワーク制御ポリシーの MAC セキュリティ モードを開始します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security # set forged-transmit {allow | deny} |
トラフィック送信時の MAC アドレスの偽装を許可または拒否します。偽装 MAC アドレスが許可されると MAC セキュリティはディセーブルに、偽装 MAC アドレスが拒否されると MAC セキュリティはイネーブルになります。デフォルトでは、偽装 MAC アドレスは許可されます(MAC セキュリティはディセーブル)。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ncp5 というネットワーク制御ポリシーを作成して、CDP をイネーブルにし、LLDP の送受信をイネーブルにして、アップリンク フェール アクションを link-down に設定し、偽装 MAC アドレスを拒否して(MAC セキュリティをイネーブル化)、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create nw-ctrl-policy ncp5 UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # enable cdp UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # enable lldp transmit UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # enable lldp receive UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # set uplink-fail-action link-down UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # create mac-security UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security* # set forged-transmit deny UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security* # commit-buffer UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security #
次の例は、ncp5 というネットワーク制御ポリシーを作成して、CDP をイネーブルにし、アップリンク フェール アクションを link-down に設定して、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create nw-ctrl-policy ncp5 UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # enable cdp UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # set uplink-fail-action link-down UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # commit-buffer UCS-A /org/nw-ctrl-policy #
Cisco UCS Manager では、vEthernet インターフェイスで LLDP を有効化したり無効化したりできます。これらの LAN アップリンク ネイバーに関する情報も取得できます。この情報は、UCS システムに接続された LAN のトポロジを学習するときと、ファブリック インターコネクト(FI)からネットワークの接続性の問題を診断するときに便利です。UCS システムの FI は、LAN 接続の場合は LAN アップリンク スイッチに接続され、ストレージ接続の場合は SAN アップリンク スイッチに接続されます。Cisco Application Centric Infrastructure(ACI)で Cisco UCS を使用する場合、FI の LAN アップリンクは ACI のリーフ ノードに接続されます。vEthernet インターフェイスで LLDP を有効にすると、Application Policy Infrastructure Controller(APIC)が vCenter を使用して FI に接続されたサーバを識別するために役立ちます。
ネットワーク内のデバイスのディスカバリを許可するために、IEEE 802.1ab 標準規格で定義されているベンダー ニュートラルなデバイス ディスカバリ プロトコルである Link Layer Discovery Protocol(LLDP)がサポートされています。LLDP は、ネットワーク デバイスがネットワーク上の他のデバイスに自分の情報をアドバタイズできるようにする単一方向のプロトコルです。LLDP は、デバイスおよびそのインターフェイスの機能と現在のステータスに関する情報を送信します。LLDP デバイスはこのプロトコルを使用して、他の LLDP デバイスからだけ情報を要求します。
vEthernet インターフェイスに対する LLDP は、サービス プロファイルの vNIC に適用されるネットワーク制御ポリシー(NCP)に基づいて有効化または無効化できます。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、ncp5 というネットワーク制御ポリシーの詳細の表示方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope nw-ctrl-policy ncp5 UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # show detail Network Control Policy: Name: ncp5 CDP: Enabled LLDP Transmit: Enabled LLDP Receive: Enabled Uplink fail action: Link Down Adapter MAC Address Registration: Only Native Vlan Policy Owner: Local Description: UCS-A /org/nw-ctrl-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、ncp5 という名前のネットワーク制御ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete nwctrl-policy ncp5 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
マルチキャスト ポリシーは、ルート組織でのみ作成でき、サブ組織では作成できません。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、policy1 という名前のマルチキャスト ポリシーの作成方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create mcast-policy policy1 UCS-A /org/mcast-policy* # commit-buffer UCS-A /org/mcast-policy #
(注) | VLAN にデフォルト以外の(ユーザ定義)マルチキャスト ポリシーを割り当て、そのマルチキャスト ポリシーを削除すると、関連付けられた VLAN は削除済みポリシーが再作成されるまで、デフォルトのマルチキャスト ポリシーからマルチキャスト ポリシー設定を継承します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例では、policy1 という名前のマルチキャスト ポリシーを削除する方法を示します。
UCS-A # scope org / UCS-A /org # delete mcast-policy policy1 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、policy1 という名前のマルチキャスト ポリシーの作成方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope mcast-policy policy1 UCS-A /org/mcast-policy #
enter mcast-policy policy-name コマンドを使用すると、既存のマルチキャスト ポリシーを入力できます。
マルチキャスト ポリシーを作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、policy1 という名前のマルチキャスト ポリシーを作成し、マルチキャスト ポリシー モードを開始する方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # enter mcast-policy policy1 UCS-A /org/mcast-policy #
イーサネット アップリンク ファブリック モードで、グローバル VLAN にマルチキャスト ポリシーを割り当てることができます。
VLAN を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
イーサネット アップリンク ファブリック モードでグローバル VLAN からマルチキャスト ポリシーを関連付け解除できます。
(注) | VLAN にデフォルト以外の(ユーザ定義)マルチキャスト ポリシーを割り当て、そのマルチキャスト ポリシーを削除すると、関連付けられた VLAN は削除済みポリシーが再作成されるまで、デフォルトのマルチキャスト ポリシーからマルチキャスト ポリシー設定を継承します。 |
グローバル VLAN を作成してマルチキャスト ポリシーを関連付けます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink |
イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope vlan default |
イーサネット アップリンク VLAN モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/vlan # set mcastpolicy "" |
グローバル VLAN からあらゆるマルチキャスト ポリシーを関連付け解除します。VLAN に set mcastpolicy ""' を設定すると、VLAN はデフォルトのマルチキャスト ポリシーからマルチキャスト設定を継承します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/vlan # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ポリシー名として空の文字列(" ")を入力すると、イーサネット アップリンク ファブリック モードであらゆるマルチキャスト ポリシーから VLAN を関連付け解除できます。
グローバル VLAN を作成し、その VLAN にマルチキャスト ポリシーを関連付けます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink |
イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric{a | b} |
指定したファブリック インターコネクトのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # scope vlan vlan-name |
イーサネット アップリンク ファブリック VLAN モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan # set mcastpolicy "" |
VLAN のあらゆるマルチキャスト ポリシーを関連付け解除します。VLAN に set mcastpolicy ""' を設定すると、VLAN はデフォルトのマルチキャスト ポリシーからマルチキャスト設定を継承します。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、vlan1 という VLAN からマルチキャスト ポリシーの関連付けを解除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # scope vlan vlan1 UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan # set mcastpolicy policy1 UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan #
イーサネット アダプタ ポリシーの設定
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create eth-policypolicy-name |
指定されたイーサネット アダプタ ポリシーを作成し、組織イーサネット ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/eth-policy # set arfs accelaratedrfs {enabled | disabled} | (任意)
Accelerated RFS を設定します。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/eth-policy # set comp-queue countcount | (任意)
イーサネットの完了キューを設定します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/eth-policy # set descrdescription | (任意)
ポリシーの説明を記します。
| ||
ステップ 6 | UCS-A /org/eth-policy # set failovertimeouttimeout-sec | (任意)
イーサネットのフェールオーバーを設定します。 | ||
ステップ 7 | UCS-A /org/eth-policy # set interrupt {coalescing-timesec | coalescing-type {idle | min} | countcount | mode {intx | msi | msi-x}} | (任意)
イーサネットの割り込みを設定します。 | ||
ステップ 8 | UCS-A /org/eth-policy # set nvgre adminstate {disabled | enabled} | (任意)
NVGRE を設定します。 | ||
ステップ 9 | UCS-A /org/eth-policy # set offload {large-receive | tcp-rx-checksum | tcp-segment | tcp-tx-checksum} {disabled | enabled} | (任意)
イーサネットのオフロードを設定します。 | ||
ステップ 10 | UCS-A /org/eth-policy # set policy-owner {local | pending} | (任意)
イーサネット アダプタ ポリシーのオーナーを指定します。 | ||
ステップ 11 | UCS-A /org/eth-policy # set recv-queue {countcount | ring-sizesize-num} | (任意)
イーサネットの受信キューを設定します。 | ||
ステップ 12 | UCS-A /org/eth-policy # set rss receivesidescaling {disabled | enabled} | (任意)
RSS を設定します。 | ||
ステップ 13 | UCS-A /org/eth-policy # set trans-queue {countcount | ring-sizesize-num} | (任意)
イーサネットの送信キューを設定します。 | ||
ステップ 14 | UCS-A /org/eth-policy # set vxlan adminstate {disabled | enabled} | (任意)
VXLAN を設定します。 | ||
ステップ 15 | UCS-A /org/eth-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、イーサネット アダプタ ポリシーを設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org UCS-A /org* # create eth-policy EthPolicy19 UCS-A /org/eth-policy* # set comp-queue count 16 UCS-A /org/eth-policy* # set descr "This is an Ethernet adapter policy example." UCS-A /org/eth-policy* # set failover timeout 300 UCS-A /org/eth-policy* # set interrupt count 64 UCS-A /org/eth-policy* # set offload large-receive disabled UCS-A /org/eth-policy* # set recv-queue count 32 UCS-A /org/eth-policy* # set rss receivesidescaling enabled UCS-A /org/eth-policy* # set trans-queue UCS-A /org/eth-policy* # commit-buffer UCS-A /org/eth-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次に、EthPolicy19 という名前のイーサネット アダプタ ポリシーを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete eth-policy EthPolicy19 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
デフォルトの vNIC 動作ポリシーの設定
デフォルトの vNIC 動作ポリシーにより、サービス プロファイルに対する vNIC の作成方法を設定できます。vNICS を手動で作成することもできますし、自動的に作成することもできます。
デフォルトの vNIC 動作ポリシーを設定して、vNIC の作成方法を定義することができます。次のいずれかになります。
[None]:サービス プロファイルに Cisco UCS Manager はデフォルトの vNIC を作成しません。すべての vNIC を明示的に作成する必要があります。
[HW Inherit]:サービス プロファイルが vNIC を必要とし、何も明示的に定義されていない場合、Cisco UCS Manager はサービス プロファイルに関連付けられたサーバにインストールされたアダプタに基づいて必要な vNIC を作成します。
(注) | vNIC のデフォルトの動作ポリシーを指定しない場合、[HW Inherit] がデフォルトで使用されます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / |
ルート組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A/org # scope vnic-beh-policy | デフォルトの vNIC 動作ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A/org/vnic-beh-policy # set action {hw-inherit [template_name name] | none} | デフォルトの vNIC 動作ポリシーを指定します。次のいずれかになります。 |
ステップ 4 | UCS-A/org/vnic-beh-policy # commit-buffer | トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、vNIC のデフォルトの動作ポリシーを hw-inherit に設定しています。
UCS-A # scope org / UCS-A/org # scope vnic-beh-policy UCS-A/org/vnic-beh-policy # set action hw-inherit UCS-A/org/vnic-beh-policy* # commit-buffer UCS-A/org/vnic-beh-policy #
Emulex 統合型ネットワークアダプタ(N20-AE0102)用の MAC アドレスベースのポート セキュリティはサポートされません。 MAC アドレスベースのポート セキュリティが有効になっている場合、ファブリック インターコネクトにより、最初にそれが学習した MAC アドレスが含まれるパケットにトラフィックが制限されます。 これは、FCoE Initialization Protocol パケットで使用される送信元 MAC アドレスか、イーサネット パケットの MAC アドレスのうち、アダプタによって最初に送信されたほうになります。 この設定により、FCoE パケットまたはイーサネット パケットのいずれかがドロップされることがあります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create nw-ctrl-policypolicy-name |
指定されたネットワーク制御ポリシーを作成し、組織ネットワーク制御ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # {disable | enable} cdp |
Cisco Discovery Protocol(CDP)をディセーブルまたはイネーブルにします。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # {disable | enable} lldp transmit |
インターフェイスでの LLDP パケットの送信をディセーブルまたはイネーブルにします。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # {disable | enable} lldp receive |
インターフェイスでの LLDP パケットの受信をディセーブルまたはイネーブルにします。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # set uplink-fail-action {link-down | warning} |
エンドホスト モードで使用可能なアップリンク ポートがない場合に実行するアクションを指定します。 link-down キーワードを使用すると、ファブリック インターコネクトでアップリンク接続が失われた場合に vNIC の動作ステータスが down に変更され、vNIC のファブリック フェールオーバーが容易になります。warning キーワードを使用すると、アップリンク ポートを使用できない場合でもサーバ間の接続が維持され、ファブリック インターコネクトでアップリンク接続が失われた場合にファブリック フェールオーバーがディセーブルになります。デフォルトのアップリンク障害処理は link-down ダウンです。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # set mac-registration-mode{all-host-vlans | only-native-vlan |
アダプタ登録済みの MAC アドレスを、インターフェイスに関連付けられているネイティブ VLAN にのみ追加するか、インターフェイスに関連付けられているすべての VLAN に追加するか。次のいずれかになります。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy # create mac-security |
組織ネットワーク制御ポリシーの MAC セキュリティ モードを開始します。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security # set forged-transmit {allow | deny} |
トラフィック送信時の MAC アドレスの偽装を許可または拒否します。偽装 MAC アドレスが許可されると MAC セキュリティはディセーブルに、偽装 MAC アドレスが拒否されると MAC セキュリティはイネーブルになります。デフォルトでは、偽装 MAC アドレスは許可されます(MAC セキュリティはディセーブル)。 |
ステップ 10 | UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、ncp5 というネットワーク制御ポリシーを作成して、CDP をイネーブルにし、LLDP の送受信をイネーブルにして、アップリンク フェール アクションを link-down に設定し、偽装 MAC アドレスを拒否して(MAC セキュリティをイネーブル化)、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create nw-ctrl-policy ncp5 UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # enable cdp UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # enable lldp transmit UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # enable lldp receive UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # set uplink-fail-action link-down UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # create mac-security UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security* # set forged-transmit deny UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security* # commit-buffer UCS-A /org/nw-ctrl-policy/mac-security #
次の例は、ncp5 というネットワーク制御ポリシーを作成して、CDP をイネーブルにし、アップリンク フェール アクションを link-down に設定して、トランザクションをコミットする方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create nw-ctrl-policy ncp5 UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # enable cdp UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # set uplink-fail-action link-down UCS-A /org/nw-ctrl-policy* # commit-buffer UCS-A /org/nw-ctrl-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、ncp5 という名前のネットワーク制御ポリシーを削除し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # delete nwctrl-policy ncp5 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
マルチキャスト ポリシーの設定
このポリシーは、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)のスヌーピングおよび IGMP クエリアの設定に使用されます。IGMP スヌーピングは、特定のマルチキャスト伝送に含まれるべき VLAN のホストを動的に決定します。1 つ以上の VLAN に関連付けることができるマルチキャスト ポリシーを作成、変更、削除できます。マルチキャスト ポリシーが変更されると、そのマルチキャスト ポリシーに関連付けられたすべての VLAN が再処理され変更が適用されます。デフォルトでは、IGMP スヌーピングが有効になり、IGMP クエリアが無効になります。プライベート VLAN の場合、プライマリ VLAN にはマルチキャスト ポリシーを設定できますが、Cisco NX-OS 転送の実装により、プライマリ VLAN に関連付けられている独立 VLAN には設定できません。
マルチキャスト ポリシーには、次の制限事項およびガイドラインが適用されます。
6200 シリーズ ファブリック インターコネクトでは、ユーザ定義のマルチキャスト ポリシーをデフォルトのマルチキャスト ポリシーとともに割り当てることができます。
グローバル VLAN で許可されるのは、デフォルトのマルチキャスト ポリシーだけです。
Cisco UCS ドメインに 6300 シリーズと 6200 シリーズのファブリック インターコネクトが含まれている場合は、どのマルチキャスト ポリシーでも割り当てることができます。
ファブリック インターコネクトおよび関連付けられた LAN イッチで同じ IGMP スヌーピング状態を使用することを強くお勧めします。たとえば、ファブリック インターコネクトで IGMP スヌーピングが無効にされている場合は、関連付けられているすべての LAN スイッチでも無効にする必要があります。
マルチキャスト ポリシーは、ルート組織でのみ作成でき、サブ組織では作成できません。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例は、policy1 という名前のマルチキャスト ポリシーの作成方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create mcast-policy policy1 UCS-A /org/mcast-policy* # commit-buffer UCS-A /org/mcast-policy #
マルチキャスト ポリシーに対して IGMP スヌーピングをイネーブルまたはディセーブルにできます。デフォルトでは、IGMP スヌーピング状態はマルチキャスト ポリシーに対しイネーブルになっています。また、マルチキャスト ポリシーに対し IGMP スヌーピング クエリアの状態と IPv4 アドレスを設定することもできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org |
指定した組織の組織モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | UCS-A /org # create mcast-policy policy-name |
新しいマルチキャスト ポリシーを指定されたポリシー名で作成し、組織マルチキャスト ポリシー モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | UCS-A /org/mcast-policy* # set querier{enabled | disabled} |
IGMP スヌーピング クエリアをイネーブルまたはディセーブルにします。デフォルトでは、IGMP スヌーピング クエリアは、マルチキャスト ポリシーに対しディセーブルになっています。 | ||
ステップ 4 | UCS-A /org/mcast-policy* # set querierip IGMP snooping querier IPv4 address |
IGMP スヌーピング クエリアの IPv4 アドレスを指定します。 | ||
ステップ 5 | UCS-A /org/mcast-policy* # set snooping{enabled | disabled} |
IGMP スヌーピングをイネーブルまたはディセーブルにします。デフォルトでは、IGMP スヌーピングは、マルチキャスト ポリシーに対しイネーブルになっています。 | ||
ステップ 6 | UCS-A /org/mcast-policy* # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。
|
次の例では、policy1 という名前のマルチキャスト ポリシーを作成および開始する方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # create mcast-policy policy1 UCS-A /org/mcast-policy* # set querier enabled UCS-A /org/mcast-policy* # set querierip 1.2.3.4 UCS-A /org/mcast-policy* # set snooping enabled UCS-A /org/mcast-policy* # commit-buffer UCS-A /org/mcast-policy #
既存のマルチキャスト ポリシーを変更して、IGMP スヌーピングまたは IGMP スヌーピング クエリアの状態を変更することができます。マルチキャスト ポリシーが変更されると、そのマルチキャスト ポリシーに関連付けられたすべての VLAN が再処理され変更が適用されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org |
指定した組織の組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope mcast-policy policy-name |
組織マルチキャスト ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/mcast-policy* # set querier{enabled | disabled} |
IGMP スヌーピング クエリアをイネーブルまたはディセーブルにします。デフォルトでは、IGMP スヌーピング クエリアは、マルチキャスト ポリシーに対しディセーブルになっています。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/mcast-policy* # set querierip IGMP snooping querier IPv4 address |
IGMP スヌーピング クエリアの IPv4 アドレスを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/mcast-policy* # set snooping{enabled | disabled} |
IGMP スヌーピングをイネーブルまたはディセーブルにします。デフォルトでは、IGMP スヌーピングは、マルチキャスト ポリシーに対しイネーブルになっています。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/mcast-policy* # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例は、policy1 という名前のマルチキャスト ポリシーの作成方法を示しています。
UCS-A# scope org / UCS-A /org # scope mcast-policy policy1 UCS-A /org/mcast-policy* # set querier enabled UCS-A /org/mcast-policy* # set querierip 1.2.3.4 UCS-A /org/mcast-policy* # set snooping enabled UCS-A /org/mcast-policy* # commit-buffer UCS-A /org/mcast-policy #
VLAN のマルチキャスト ポリシーをイーサネット アップリンク ファブリック モードに設定できます。独立 VLAN のマルチキャスト ポリシーは設定できません。
VLAN を作成します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink |
イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric{a | b} |
指定したファブリック インターコネクトのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # scope vlan vlan-name |
イーサネット アップリンク ファブリック VLAN モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan # set mcastpolicy policy-name |
VLAN のマルチキャスト ポリシーを割り当てます。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、1 つのファブリック インターコネクトにアクセス可能なネームド VLAN を設定し、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # scope vlan vlan1 UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan # set mcastpolicy policy1 UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/vlan #
(注) | VLAN にデフォルト以外の(ユーザ定義)マルチキャスト ポリシーを割り当て、そのマルチキャスト ポリシーを削除すると、関連付けられた VLAN は削除済みポリシーが再作成されるまで、デフォルトのマルチキャスト ポリシーからマルチキャスト ポリシー設定を継承します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例では、policy1 という名前のマルチキャスト ポリシーを削除する方法を示します。
UCS-A # scope org / UCS-A /org # delete mcast-policy policy1 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
リンク集約は、複数のネットワーク接続を並列に組み合わせて、スループットを向上させ、冗長性を実現します。Link Aggregation Control Protocol(LACP)は、それらのリンク集約グループにさらに利点をもたらします。Cisco UCS Manager では、LACP ポリシーを使用して LACP のプロパティを設定することができます。
LACP ポリシーには以下を設定できます。
個別一時停止:LACP でアップストリーム スイッチのポートを設定しない場合、ファブリック インターコネクトは、すべてのポートをアップリンク イーサネット ポートとして扱い、パケットを転送します。ループを回避するために、LACP ポートを一時停止状態にすることができます。LACP を使用してポートチャネルに個別一時停止を設定すると、そのポートチャネルの一部であるポートがピア ポートから PDU を受信しない場合、そのポートは一時停止状態になります。
タイマー値:rate-fast または rate-normal を設定できます。rate-fast 設定では、ポートはピア ポートから 1 秒ごとに 1 PDU を受信します。このタイムアウトは 3 秒です。rate-normal 設定では、ポートは 30 秒ごとに 1 PDU を受信します。このタイムアウトは 90 秒です。
システムの起動時に、デフォルトの LACP ポリシーが作成されます。このポリシーを変更したり、新規のポリシーを作成できます。また、複数のポートチャネルに 1 つの LACP ポリシーを適用することもできます。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
次の例では、LACP ポリシーを作成し、トランザクションをコミットします。
UCS-A # scope org UCS-A /org # create lacppolicy lacp1 UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org |
ルート組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # scope lacppolicypolicy-name. |
指定した LACP ポリシーに移動します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/lacp policy/ policy-name # set suspend-individualtrue. |
ポリシーに個別一時停止を設定します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/lacp policy/ policy-name # set lacp-ratefast |
ポリシーの LACP レートを設定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/lacp policy/ policy-name # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、LACP ポリシーを変更して、トランザクションをコミットします。
UCS-A# scope org UCS-A/org # scope lacppolicy policy-name UCS-A /org/lacp policy policy-name # set suspend-individual true UCS-A/prg/policy policy-name # set lacp-rate fast UCS-A /org* # commit-buffer UCS-A /org #
デフォルトでは、デフォルトの LACP ポリシーがポート チャネルに割り当てられます。別の LACP ポリシーをポート チャネルに割り当てることができます。割り当てられているポリシーがない場合は、エラーが発生します。同じポリシーを作成してエラーをクリアできます。
(注) | ポートチャネル、FCoE ポートチャネル、イーサネット ストレージ ポートチャネルに、LACP ポリシーを割り当てることができます。以下の手順は、ポートチャネルに LACP ポリシーを割り当てる方法を示しています。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink |
イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric |
ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel |
ポートチャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # set lacp-policy-namepolicy-name |
このポートチャネルに LACP ポリシーを指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-uplink/ fabric/port-channel commit-buffer |
トランザクションをシステムにコミットします。 |
次の例は、ポートチャネルに LACP ポリシーを割り当てる方法を示しています。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A UCS-A/eth-uplink # scope fabric UCS-A UCS-A/eth-uplink/facric # scope port-channel UCS-A UCS-A/eth-uplink/port-channel # set lacp-policy-name UCS-A UCS-A/eth-uplink/port-channel* # commit-buffer UCS-A UCS-A/eth-uplink/port-channel #
UDLD リンク ポリシーの設定
UniDirectional Link Detection(UDLD)は、光ファイバまたはツイストペア イーサネット ケーブルを通して接続されたデバイスからケーブルの物理設定をモニタリングしたり、単一方向リンクの存在を検出できるようにするためのレイヤ 2 プロトコルです。このプロトコルが単一方向リンクを正常に識別してディセーブルにするには、接続されたすべてのデバイスで UDLD プロトコルがサポートされている必要があります。UDLD は、単一方向リンクを検出するとそのリンクを単方向としてマークします。単一方向リンクは、スパニングツリー トポロジ ループをはじめ、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
UDLD は、レイヤ 1 メカニズムと連動してリンクの物理ステータスを判断します。レイヤ 1 では、物理的シグナリングおよび障害検出は、自動ネゴシエーションによって処理されます。UDLD は、ネイバーの ID の検知、誤って接続されたインターフェイスのシャットダウンなど、自動ネゴシエーションでは実行不可能な処理を実行します。自動ネゴシエーションと UDLD の両方をイネーブルにすると、レイヤ 1 と 2 の検出機能が連動し、物理的および論理的な単一方向接続、および他のプロトコルの誤動作を防止します。
ローカル デバイスが送信したトラフィックをネイバーが受信するにもかかわらず、ネイバーから送信されたトラフィックをローカル デバイスが受信しない場合に、単一方向リンクが発生します。
UDLD は、2 つの動作モードをサポートしています。通常(デフォルト)とアグレッシブです。通常モードの UDLD は、光ファイバ接続におけるインターフェイスの誤接続に起因する単一方向リンクを検出します。アグレッシブ モードの UDLD は、光ファイバ リンクやツイストペア リンク上の片方向トラフィックに起因する単一方向リンク、および光ファイバ リンク上のインターフェイスの誤接続に起因する単一方向リンクも検出できます。
通常モードの UDLD は、光ファイバ インターフェイスの光ファイバが誤接続されている場合に単一方向リンクを検出しますが、レイヤ 1 メカニズムは、この誤接続を検出しません。インターフェイスが正しく接続されていてもトラフィックが片方向である場合は、単一方向リンクを検出するはずのレイヤ 1 メカニズムがこの状況を検出できないため、UDLD は単一方向リンクを検出できません。その場合、論理リンクは不明となり、UDLD はインターフェイスをディセーブルにしません。UDLD が通常モードのときに、ペアの一方の光ファイバが切断されており、自動ネゴシエーションがアクティブであると、レイヤ 1 メカニズムはリンクの物理的な問題を検出しないため、リンクは稼働状態でなくなります。この場合は、UDLD は何のアクションも行わず、論理リンクは不確定と見なされます。
デフォルトでは、UDLD アグレッシブ モードはディセーブルになっています。UDLD アグレッシブ モードは、そのモードをサポートするネットワーク デバイス間のポイントツーポイントのリンク上に限って設定してください。UDLD アグレッシブ モードが有効になっている場合、UDLD ネイバー関係が確立されている双方向リンク上のポートが UDLD パケットを受信しなくなると、UDLD はネイバーとの接続の再確立を試み、影響を受けたポートを管理シャットダウンします。アグレッシブ モードの UDLD は、2 つのデバイス間の障害発生が許されないポイントツーポイント リンクの単一方向リンクも検出できます。また、次のいずれかの問題が発生している場合に、単一方向リンクも検出できます。
UDLD は 2 つのメカニズムを使用して動作します。
ネイバー データベース メンテナンス
UDLD は、すべてのアクティブ インターフェイスで Hello パケット(別名アドバタイズメントまたはプローブ)を定期的に送信して、他の UDLD 対応ネイバーについて学習し、各デバイスがネイバーに関しての最新情報を維持できるようにします。スイッチが hello メッセージを受信すると、エージング タイム(ホールド タイムまたは存続可能時間)が経過するまで、情報をキャッシュします。古いキャッシュ エントリの期限が切れる前に、スイッチが新しい hello メッセージを受信すると、古いエントリが新しいエントリで置き換えられます。
インターフェイスがディセーブルになり UDLD が実行中の場合、インターフェイスで UDLD がディセーブルになった場合、またはスイッチがリセットされた場合、UDLD は、設定変更によって影響を受けるインターフェイスの既存のキャッシュ エントリをすべてクリアします。UDLD は、ステータス変更の影響を受けるキャッシュの一部をフラッシュするようにネイバーに通知するメッセージを 1 つまたは複数送信します。このメッセージは、キャッシュを継続的に同期するためのものです。
イベントドリブン検出およびエコー
UDLD は検出メカニズムとしてエコーを利用します。UDLD デバイスが新しいネイバーを学習するか、または同期していないネイバーから再同期要求を受信すると、接続の UDLD デバイス側の検出ウィンドウを再起動して、エコー メッセージを返送します。この動作はすべての UDLD ネイバーに対して同様に行われるため、エコー送信側では返信エコーを受信するように待機します。
検出ウィンドウが終了し、有効な応答メッセージが受信されなかった場合、リンクは、UDLD モードに応じてシャットダウンされることがあります。UDLD が通常モードにある場合、リンクは不確定と見なされ、シャットダウンされない場合があります。UDLD がアグレッシブ モードのときは、リンクは単一方向であると見なされ、インターフェイスはシャットダウンされます。
通常モードにある UDLD が、アドバタイズまたは検出段階にあり、すべてのネイバーのキャッシュ エントリが期限切れになると、UDLD はリンク起動シーケンスを再起動し、未同期の可能性のあるネイバーとの再同期を行います。
アグレッシブ モードをイネーブルにしていて、ポートのすべてのネイバーがアドバタイズまたは検出段階で期限切れになると、UDLD はリンク起動シーケンスを再起動し、未同期の可能性のあるネイバーとの再同期を行います。高速な一連のメッセージの送受信後に、リンク ステートが不確定のままの場合、UDLD はポートをシャットダウンします。
次のガイドラインと推奨事項は、UDLD を設定する場合に該当します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / |
ルート組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create udld-link-policylink-policy-name |
UDLD リンク ポリシーを指定された名前で作成し、UDLD リンク ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/udld-link-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/udld-link-policy # exit |
前のモードに戻ります。 |
ステップ 5 | UCS-A /org # scope udld-link-policy link-policy-name |
指定した UDLD リンク ポリシーの UDLD リンク ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/udld-link-policy # set mode {aggressive | normal} |
UDLD リンク ポリシーのモードを指定します。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/udld-link-policy # set admin-state {disabled | enabled} |
インターフェイスの UDLD をディセーブルまたはイネーブルにします。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/udld-link-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、UDLDPol1 と呼ばれるリンク プロファイルを作成し、モードをアグレッシブに設定し、インターフェイスの UDLD をイネーブルにする方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /chassis/org # create udld-link-policy UDLDPol1 UCS-A /chassis/org/udld-link-policy* # commit-buffer UCS-A /chassis/org/udld-link-policy # exit UCS-A /chassis/org # scope udld-link-policy UDLDPol1 UCS-A /chassis/org/udld-link-policy # set mode aggressive UCS-A /chassis/org/udld-link-policy* # set admin-state enabled UCS-A /chassis/org/udld-link-policy* # commit-buffer UCS-A /chassis/org/udld-link-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / |
ルート組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # show udld-policy |
現在の UDLD のシステム設定を表示します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # scope udld-policy default |
グローバル UDLD ポリシーの UDLD ポリシー モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/udld-policy # set message-interval seconds |
アドバタイズメント モードになっているポートで UDLD プローブ メッセージの時間間隔を秒単位で指定します。7 ~ 60 の整数を入力します。デフォルトは 15 秒です。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/udld-policy # set recovery-action [reset | none] |
UDLD アグレッシブ モードがイネーブルのときにディセーブルになっているポート上で実行するアクションを指定します。デフォルトは none です。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/udld-policy # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次に、デフォルトの UDLD システム設定を 30 秒間隔で更新する例を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /chassis/org # show udld-policy UDLD system settings: Name Message interval (sec) Recovery action ---------- ---------------------- --------------- default 15 None UCS-A /chassis/org # scope udld-policy default UCS-A /chassis/org/udld-policy # set message-interval 30 UCS-A /chassis/org/udld-policy* # commit-buffer UCS-A /chassis/org/udld-policy #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope org / |
ルート組織モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create eth-link-profilelink-profile-name |
指定された名前でリンク プロファイルを作成し、リンク プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/eth-link-profile # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/eth-link-profile # exit |
前のモードに戻ります。 |
ステップ 5 | UCS-A /org # scope eth-link-profile link-profile-name |
指定したリンク プロファイルのリンク プロファイル モードを開始します。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/eth-link-profile # set udld-link-policylink-policy-name |
リンク プロファイルに指定した UDLD のリンク ポリシーを割り当てます。 |
ステップ 7 | UCS-A /org/eth-link-profile # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、LinkProfile1 と呼ばれるリンク プロファイルを作成し、デフォルトの UDLD リンク ポリシーを割り当てる方法を示します。
UCS-A# scope org / UCS-A /chassis/org # create eth-link-profile LinkProfile1 UCS-A /chassis/org/eth-link-profile* # commit-buffer UCS-A /chassis/org/eth-link-profile # exit UCS-A /chassis/org # scope eth-link-profile LinkProfile1 UCS-A /chassis/org/eth-link-profile # set udld-link-policy default UCS-A /chassis/org/eth-link-profile* # commit-buffer
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink |
イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b} |
指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel port-chan-id |
指定されたポート チャネルのイーサネット アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # scope member-port slot-id port-id |
指定したメンバー ポートでイーサネット サーバ ファブリック、ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel/member-port # set eth-link-profile link-profile-name |
指定したリンクのプロファイルを割り当てます。 |
ステップ 6 | UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel/member-port # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、リンク プロファイル LinkProfile1 をポート チャネル イーサネット インターフェイスに割り当てる方法を示します。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # scope port-channel 88 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel # scope member-port 1 31 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel/member-port # set eth-link-profile LinkProfile1 UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel/member-port* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/port-channel/member-port #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink |
ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b} |
指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # scope fcoe-port-channel port-chan-id |
指定されたポート チャネルのファイバ チャネル アップリンク ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel # scope fcoe-member-port slot-id port-id |
指定したメンバ ポートのファイバ チャネル サーバ ファブリック、ファブリック ポート チャネル モードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel/fcoe-member-port # set eth-link-profile link-profile-name |
指定したリンクのプロファイルを割り当てます。 |
ステップ 6 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel/fcoe-member-port # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、リンク プロファイル LinkProfile1 をポート チャネル FCoE インターフェイスに割り当てる方法を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope fcoe-port-channel 192 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel # scope fcoe-member-port 1 20 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel/fcoe-member-port # set eth-link-profile LinkProfile1 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel/fcoe-member-port* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoe-port-channel/fcoe-member-port #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope eth-uplink |
イーサネット アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /eth-uplink # scope fabric {a | b} |
指定されたファブリックのイーサネット アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /eth-uplink/fabric # scope interface slot-num port num |
指定されたアップリンク ポートのインターフェイス コマンド モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /eth-uplink/fabric/interface # set eth-link-profile link-profile-name |
指定したリンクのプロファイルを割り当てます。 |
ステップ 5 | UCS-A /eth-uplink/fabric/interface # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、リンク プロファイル LinkProfile1 をアップリンク イーサネット インターフェイスに割り当てる方法を示します。
UCS-A# scope eth-uplink UCS-A /eth-uplink # scope fabric a UCS-A /eth-uplink/fabric # scope interface 2 2 UCS-A /eth-uplink/fabric/interface # set eth-link-profile LinkProfile1 UCS-A /eth-uplink/fabric/interface* # commit-buffer UCS-A /eth-uplink/fabric/interface #
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope fc-uplink |
ファイバ チャネル アップリンク モードを開始します。 |
ステップ 2 | UCS-A /fc-uplink # scope fabric {a | b} |
指定したファブリックのファイバ チャネル アップリンク ファブリック モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A /fc-uplink/fabric # scope fcoeinterface slot-num port num |
指定されたアップリンク ポートのファイバ チャネル インターフェイス コマンド モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface # set eth-link-profile link-profile-name |
指定したリンクのプロファイルを割り当てます。 |
ステップ 5 | UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface # commit-buffer |
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
次の例では、リンク プロファイル LinkProfile1 をアップリンク FCoE インターフェイスに割り当てる方法を示します。
UCS-A# scope fc-uplink UCS-A /fc-uplink # scope fabric a UCS-A /fc-uplink/fabric # scope fcoeinterface 2 2 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface # set eth-link-profile LinkProfile1 UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface* # commit-buffer UCS-A /fc-uplink/fabric/fcoeinterface #
Cisco UCS Manager では、vNIC に対し VMQ 接続ポリシーを設定することができます。VMQ により、管理オペレーティング システム全体のネットワーク パフォーマンスが向上します。VMQ vNIC 接続ポリシーを設定するには、次の作業を実行します。
サーバのサービス プロファイルで VMQ vNIC を設定する場合は、サーバ内の少なくとも 1 つのアダプタが VMQ をサポートしている必要があります。以下のアダプタのうち少なくとも 1 つがサーバにインストールされていることを確認してください。
以下は VMQ でサポートされるオペレーティング システムです。
サービス プロファイルで 1 度に適用できる vNIC 接続ポリシーは 1 つだけです。vNIC に対して 3 つのオプション(ダイナミック、usNIC、VMQ 接続ポリシー)のいずれか 1 つを選択してください。サービス プロファイルで VMQ vNIC が設定されている場合は、次のように設定されていることを確認してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | UCS-A# scope orgorg-name |
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name として / を入力します。 |
ステップ 2 | UCS-A /org # create vmq-conn-policypolicy-name |
この VMQ 接続ポリシーの名前を指定します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org/vmq-conn-policy* # set queue-countqueue count |
VMQ 接続ポリシーのキュー カウントを指定します。 |
ステップ 4 | UCS-A /org/vmq-conn-policy* # set interrupt-countinterrupt count |
VMQ 接続ポリシーの割り込み回数を指定します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/vmq-conn-policy* # commit-buffer |
トランザクションをシステムにコミットします。 |
次の例では、VMQ 接続ポリシーを作成します。
UCS-A# scope org UCS-A /org # create vmq-conn-policy policy name UCS-A /org/vmq-conn-policy* # set queue-count queue count (number) UCS-A /org/vmq-conn-policy* # set interrupt-count queue count (number) UCS-A /org/vmq-conn-policy* # commit-buffer UCS-A /org/vmq-conn-policy #