MAC プール

MAC プール

MAC プールは、ネットワーク ID(MAC アドレス)の集合です。MAC アドレスはレイヤ 2 環境では一意で、サーバの vNIC に割り当てることができます。サービス プロファイルで MAC プールを使用する場合は、サービス プロファイルに関連付けられたサーバで使用できるように MAC アドレスを手動で設定する必要はありません。

マルチテナント機能を実装しているシステムでは、組織階層を使用して、この MAC プールが特定のアプリケーション、またはビジネス サービスだけで使用されるようにすることができます。Cisco UCS はプールから MAC アドレスを割り当てるために名前解決ポリシーを使用します。

サーバに MAC アドレスを割り当てるには、vNIC ポリシーに MAC プールをインクルードする必要があります。その後、この vNIC ポリシーは、このサーバに割り当てられたサービス プロファイルに含められます。

独自の MAC アドレスを指定することもできますし、シスコにより提供された MAC アドレスのグループを使用することもできます。

MAC プールの作成

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1UCS-A# scope orgorg-name 

    指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。

     
    ステップ 2UCS-A /org # create mac-poolmac-pool-name 

    指定された名前で MAC プールを作成し、組織 MAC プール モードを開始します。

    この名前には、1 ~ 32 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および .(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

     
    ステップ 3UCS-A /org/mac-pool # set descrdescription  (任意)

    MAC プールの説明を記入します。

    (注)     

    説明にスペース、特殊文字、または句読点が含まれている場合、説明を引用符で括る必要があります。引用符は、show コマンド出力の説明フィールドには表示されません。

     
    ステップ 4UCS-A /org/mac-pool # set assignmentorder {default | sequential} 

    次のいずれかになります。

    • default:Cisco UCS Manager はプールからランダム ID を選択します。

    • sequential:Cisco UCS Manager はプールから最も小さい使用可能 ID を選択します。

     
    ステップ 5UCS-A /org/mac-pool # create block first-mac-addr last-mac-addr 

    MAC アドレス ブロック(範囲)を作成し、組織 MAC プール ブロック モードを開始します。nn:nn:nn:nn:nn:nn の形式で、MAC アドレス範囲の最初と最後のアドレスを指定する必要があります。アドレス間はスペースで区切ります。

    (注)     

    MAC プールには、複数の MAC アドレス ブロックを含めることができます。複数の MAC アドレス ブロックを作成するには、組織 MAC プール モードから複数の create block コマンドを入力します。

     
    ステップ 6CS-A /org/mac-pool # commit-buffer 

    トランザクションをシステムの設定にコミットします。

     

    次の例では、pool37 という名前の MAC プールを作成し、プールに説明を加え、ブロックの最初および最後の MAC アドレスを指定して MAC アドレス ブロックを定義し、トランザクションをコミットする方法を示します。

    UCS-A# scope org /
    UCS-A /org # create mac-pool pool37
    UCS-A /org/mac-pool* # set descr "This is my MAC pool"
    UCS-A /org/mac-pool* # create block 00:A0:D7:42:00:01 00:A0:D7:42:01:00
    UCS-A /org/mac-pool/block* # commit-buffer
    UCS-A /org/mac-pool/block # 
    
    次の作業

    MAC プールを vNIC テンプレートに含めます。

    MAC プールの削除

    プールを削除した場合、Cisco UCS Manager は、 でそのプールの vNIC または vHBA に割り当てられたアドレスを再割り当てしません。 削除されたプールのすべての割り当て済みブロックは、次のいずれかが起きるまで、割り当てられた vNIC または vHBA に残ります。

    • 関連付けられたサービス プロファイルが削除された場合。

    • アドレスが割り当てられた vNIC または vHBA が削除された場合。

    • vNIC または vHBA が異なるプールに割り当てられた場合。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1UCS-A# scope orgorg-name 

      指定した組織の設定モードに入ります。ルート組織モードを開始するには、/ を org-name として入力します。

       
      ステップ 2UCS-A /org # delete mac-poolpool-name  

      指定された MAC プールを削除します。

       
      ステップ 3UCS-A /org # commit-buffer 

      トランザクションをシステムの設定にコミットします。

       

      次に、pool4 という名前の MAC プールを削除し、トランザクションをコミットする例を示します。

      UCS-A# scope org /
      UCS-A /org # delete mac-pool pool4
      UCS-A /org* # commit-buffer
      UCS-A /org #