この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このサーバでは、 表 C-1 に示す RAID コントローラと必要なケーブルがサポートされます。
(注) サーバ バージョンおよびドライブ タイプごとのコントローラ サポートについては、Cisco UCS C240 M4 サーバ RAID コントローラのサポート マトリックスを参照してください。
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最大制御前面ドライブ数 |
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(PCH SATA) |
0、1、51、10 |
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このコントローラは、モジュラ型のフラッシュ ベース ライト キャッシュ(FBWC)オプション(1 GB、2 GB、または 4 GB)と合わせて発注できます。 注:Cisco 12G SAS モジュラ RAID コントローラの考慮事項も参照してください。 |
対応2 |
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注:Cisco UCS SAS 9300-8e HBA の考慮事項も参照してください。 |
2.SCPM = SuperCap 電源モジュール(RAID バックアップ ユニット)RAID バックアップ ユニットを参照してください。 |
取り付ける PCIe カードが RAID コントローラ カードの場合、RAID コントローラのファームウェアに、サーバにインストールされている Cisco IMC および BIOS の現行バージョンとの互換性があることを確認する必要があります。互換性がない場合は、Host Upgrade Utility(HUU)を使用して、RAID コントローラのファームウェアを互換性のあるレベルにアップグレードまたはダウングレードしてください。
このユーティリティをダウンロードする方法、およびこのユーティリティを使用してサーバ コンポーネントを互換性のあるレベルにする方法については、 HUU ガイド に用意されている、ご使用の Cisco IMC リリースに対応する HUU ガイドを参照してください。
このコントローラは、モジュラ型のフラッシュバック書き込みキャッシュ(FBWC)を 512 MB、1 GB、2 GB、4 GB から選んで発注できます。
このサーバおよびそのほかのシスコの M4 世代サーバで、Cisco モジュラ RAID コントローラのデフォルトの書き込みキャッシュ ポリシーは、 ライト スルー です(Supercap 電源モジュールまたは「優れた BBU」の有無に関係ありません)。これは、コントローラの最適なパフォーマンス特性を利用します。
Cisco IMC 2.0(5) 以降のファームウェアを M4 サーバにインストールした場合、書き込みポリシーは、必要に応じて ライト バック に設定できます。
表 C-2 に、サーバ バージョンごとの使用可能なコントローラのサポートを示します。
Cisco UCS 9300-8e HBA を Cisco UCS 12G SAS モジュラ HBA と同じサーバで混在させるには、次のファームウェア レベルが必要となります。
Cisco UCS SAS 9300-e HBA カードの不良ドライブおよび予測可能な障害時の動作は、LSI MegaRAID カードのものとは異なります。次のリストは、これらの HBA カードおよび LSI MegaRAID カードの動作を比較します。
– MegaRAID:不良ドライブは GUI/CLI インターフェイスで BAD とマーキングされ、ドライブの障害 LED はオレンジ色に点灯します。
– HBA:不良ドライブは GUI/CLI に示されず、LED の通知はありません。
– MegaRAID:ドライブがスペアのある RAID ボリュームの一部である場合、ソフトウェアは自動バックアップ コピーを実行し、ドライブは failed/BAD とマーキングされ、ドライブの障害 LED はオレンジ色に点灯します。
– HBA:エラー処理は行われず、LED の通知はありません。オペレーティング システムは、エラーを処理する必要があります。
現在、これらの HBA のブート デバイスの順番は、サーバの BIOS セットアップ ユーティリティの [Boot Option] ダイアログに見られる物理スロットにマッピングされていません。これにより、複数のデバイスを区別することが困難になります。
LSI の [BIOS CU SAS Topology] 画面で優先ブート デバイスを選択するには、次の手順を使用します。[BIOS CU SAS Topology] 画面で優先ブート デバイスを選択すると、サーバの [BIOS Setup Utility Boot Option] ダイアログのリストの一番上に表示され、識別が容易になります。
手順 1 [LSI SAS BIOS CU] で [SAS Topology] 画面に移動します。
手順 2 Alt+B を押して、優先ブート デバイスとしてデバイスを選択または選択解除します。この画面では、スロット番号でデバイスを特定できます。
手順 3 Alt + A を押して、代替ブート デバイスとしてデバイスを選択または選択解除します。この画面では、スロット番号でデバイスを特定できます。優先ブート デバイスが検出されない場合、代替ブート デバイスが使用されます。
手順 4 [BIOS CU SAS Topology] 画面に戻ります。
[Device Info] 列は、どのデバイスを指定子 Boot
および Alt
で選択したかを示します。
手順 5 サーバの BIOS セットアップ ユーティリティで、[Boot Option] ダイアログを開きます。
[BIOS LSI CU] で選択した優先デバイスがリストの一番上に表示されます。
手順 6 ブート オプションとしてリストの一番上にあるデバイスを選択します。
表 C-3 では、RAID グループ内でハード ディスク ドライブ(HDD)とソリッド ステート ドライブ(SSD)のタイプを混在使用するための技術機能をリスト表示します。ただし、最高のパフォーマンスのために従うべき推奨事項を参照してください。
(RAID グループ) |
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このサーバには、SuperCap 電源モジュール(SCPM)を 1 つ取り付けることができます。ユニットは、取り外し可能なエアー バッフル上のクリップに取り付けられます(図 3-22を参照)。
SCPM は、キャッシュの NAND フラッシュへのオフロードによる急な電源喪失に備えてディスク ライトバック キャッシュ DRAM を約 3 年間バックアップします。
SCPM の交換方法については、SuperCap 電源モジュールの交換(RAID バックアップ バッテリ)を参照してください。
このサーバの RAID コントローラの接続を図 C-1に示します。
図 C-1 RAID コントローラ コネクタおよびケーブル配線
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このセクションでは、次の 4 種類のサーバ バージョンとサポートされているケーブルでの、前面ドライブを制御するためのケーブル接続手順について説明します。
SFF ドライブ 8 台のオプションは SAS エクスパンダを使用しないため、コントローラからバックプレーンへの接続は直接行われます。各タイプのコントローラに必要なケーブル接続を次に示します。
このオプションは、最大 8 台の前面 SATA ドライブ(2 つのグループ X 4 台のドライブ)を制御できます。
必須の UCSC-IP-PCH-C240M4= キットには、SATA インタポーザ ボードと 1 本の Y 字型ケーブル(mini-SAS HD から mini-SAS 36 ピン X 2)が付属しています。
1. PORT A ケーブル コネクタを、インタポーザ ボード上の PORT A コネクタに接続します。
必須の UCS-240CBLMR8= ケーブル キットには、両端に mini-SAS HD コネクタが装備された 1 本のケーブルが付属しています。
必須の UCS-C240CBLMR16= ケーブル キットには、両端に mini-SAS HD コネクタが装備された 1 本のケーブルが付属しています。
SFF 24 ドライブ オプションには、バックプレーンおよび SAS エクスパンダがあります。
(注) 組み込み SATA RAID コントローラで内部 SSD ブート ドライブを制御する場合、ケーブル接続は不要です。
必須の UCS-240CBLMR24= ケーブル キットには、両端に mini-SAS HD コネクタが装備された 1 本のケーブルが付属しています。
このオプションは、最大 24 台のドライブ(非 RAID)を制御できます。
必須の 240CBLHBA24= ケーブル キットには、両端に mini-SAS HD コネクタが装備された 1 本のケーブルが付属しています。
LFF 12 ドライブ オプションには、バックプレーンと統合された SAS エクスパンダがあります。
(注) 組み込み SATA RAID コントローラで内部 SSD ブート ドライブを制御する場合、ケーブル接続は不要です。
必須の UCS-240CBLMR12= ケーブル キットには、一方の端に 1 つの mini-SAS HD ダブル コネクタ、もう一方の端に 2 つの mini-SAS HD シングル コネクタが装備された、1 本の Y 字型ケーブルが付属しています。
1. mini-SAS ダブル コネクタを、モジュラ RAID コントローラ カードに接続します。
このオプションは、最大 12 台のドライブ(非 RAID)を制御できます。
必須の 240CBLHBA12=
ケーブル キットには、一方の端に 1 つの mini-SAS HD ダブル コネクタ、もう一方の端に 2 つの mini-SAS HD シングル コネクタが装備された、1 本の Y 字型ケーブルが付属しています。
1. mini-SAS ダブル コネクタを、モジュラ RAID コントローラ カードに接続します。
(注) VMware ESX/ESXi またはその他の仮想環境と組み込み MegaRAID コントローラとの併用はサポートされません。Hyper-V、Xen または KVM のようなハイパーバイザと組み込み MegaRAID コントローラとの併用はサポートされません。
このサーバには、最大 8 台の SATA(のみ)前面ドライブを制御できる、組み込み MegaRAID コントローラ ハブが付属しています(SFF 8 ドライブ サーバのみ)。このコントローラ ハブは、最大 2 台の内部ブート SSD も制御できます(SFF 24 ドライブおよび LFF 12 ドライブ サーバのみ)。
組み込み SATA RAID コントローラ ハブでは、次の項目が必要です。
組み込み RAID オプションは、SFF の 8 ドライブ、直接接続バックプレーンに限り、前面ドライブの制御に使用できます。
このインタポーザ ボードは、マザーボードに差し込み、ケーブル コネクタを提供します。
前面ドライブについては、オプションのこのモジュールをマザーボード ヘッダーに取り付けると、SATA RAID 5 にも対応できます。
(注) 組み込み SATA RAID コントローラは、RAID 1 アレイの内部 SSD ブート ドライブを管理することもできます。この場合、要件は、サーバが LFF 12 ドライブ バージョンまたは SFF 24 ドライブ バージョンのいずれかであることです。LFF 12 ドライブおよび SFF 24 ドライブ バージョンのサーバだけが、内部 ブート SSD をサポートします。内部 SSD ブート ドライブの管理には、ケーブル接続は不要です。
組み込み RAID Patsburgh コントローラ ハブ(PCH)は、SATA と sSATA(セカンダリ SATA)の、2 台のコントローラに分割されます。これら 2 台のコントローラは、Cisco IMC インターフェイスでは別の RAID コントローラとして見なされ、個別に設定できます。
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– 最初の SATA コントローラは、前面ドライブ 1~4 のみで構成される最大 4 台のドライブの RAID グループを制御できます(図 C-2を参照)。
– 最初の SATA コントローラは、2 台の内部 SATA ブート ドライブの RAID 1 グループも制御できます。
– セカンダリ sSATA コントローラは、前面ドライブ 5~8 のみで構成される最大 4 台のドライブの RAID グループを制御できます(図 C-2を参照)。
図 C-2 組み込み RAID コントローラのドライブ グループ
(注) 仮想ドライブのブート順序を設定するには、LSI Embedded RAID Configuration Utility(レガシーまたは UEFI バージョン)を使用します。LSI 組み込み MegaRAID Configuration Utility の起動を参照してください。
前面ドライブの制御については、次の点に注意してください(SFF 8 ドライブ サーバ バージョンのみ)。
組み込み RAID コントローラで前面ドライブを制御するには SATA インタポーザ ボードが必要です。付属の RAID ケーブルで、このボードから 8 台のドライブ、直接接続バックプレーンに接続します。
SATA インタポーザ ボードを取り付けるには、SATA インタポーザ ボードの交換を参照してください。
ソフトウェア RAID 5 キー モジュールでは、小型の回路基板上にチップがあります。このモジュールは、2 つのピンのマザーボード ヘッダーに取り付けます。このチップによりサポートがアップグレードされ、前面ドライブを制御するための組み込み SATA RAID 5 のサポートが追加されます。
RAID 5 キー モジュールを取り付けるには、ソフトウェア RAID 5 キー モジュールの交換を参照してください。
(注) BIOS での組み込みコントローラのデフォルト設定はディセーブルです。
このコントローラをイネーブルにすると、プライマリ(SATA)とセカンダリ(sSATA)の両方のコントローラがイネーブルになります。
手順 1 2 台のブート ドライブを管理するため、次のように SATA モードを設定します。
a. サーバを起動し、BIOS Setup ユーティリティの入力を指示された場合には F2 を押します。
b. [Advanced]タブを選択し、[LOM and PCIe Slots Configuration] を選択します。
c. [PCH SATA Mode]を選択し、ダイアログから次のいずれかのオプションを選択します。
– [AHCI]:Advanced Host Controller Interface。使用しているオペレーティング システムのストレージ管理機能を使用して内部 SSD ブート ドライブを管理できます。
– [Disabled]:組み込み RAID コントローラはディセーブルになります。
– [LSI SW RAID]:サポートされているサーバ バージョンで、サーバの組み込み SATA RAID コントローラを使用して内部 SSD ブート ドライブまたは前面ドライブを管理できます。サーバ バージョンごとのサポートについては、Cisco UCS C240 M4 サーバ RAID コントローラのサポート マトリックスを参照してください。
(注) LSI SW RAID モードから AHCI モードに変更する前に、接続された物理ドライブで設定されているすべての RAID ボリュームを削除します。
d. LSI SW RAID モードを選択し、オプション ROM モードを設定する場合は、次の手順に進みます。暗号化しない場合は、手順 3に進みます。
(注) AHCI SATA モードにはオプション ROM モードはありません。
手順 2 任意:2 台のブート ドライブ用に SATA オプション ROM モードを設定します(LSI SW RAID SATA モード使用時のみ)。
a. [Advanced]タブを選択し、[LOM and PCIe Slots Configuration] を選択します。
b. [PCH SATA OPROM Mode]を選択し、ダイアログから次のいずれかのオプションを選択します。
– [Enabled]:これらのブート ドライブから起動できます。UEFI 管理インターフェイスまたは自立型のレガシー管理ユーティリティを使用できます。
– [Disabled]:これらのブート ドライブから起動できません。
– [UEFI Only]:これを選択すると起動が可能になりますが、サーバ BIOSに組み込まれている UEFI バージョンの LSI ユーティリティを使用する場合にのみ RAID を管理できます。LSI 組み込み MegaRAID Configuration Utility の起動を参照してください。
– [Legacy Only]:これを選択すると起動が可能になりますが、自立型のLSI ユーティリティを使用する場合にのみ RAID を管理できます。LSI 組み込み MegaRAID Configuration Utility の起動を参照してください。
手順 3 F10 を押して変更内容を保存し、ユーティリティを終了します。
手順 1 サーバを起動し、BIOS セットアップ ユーティリティの起動を指示されたら F2 を押します。
手順 2 [Advanced]タブを選択し、[LOM and PCIe Slots Configuration] を選択します。
手順 3 [PCH SATA Mode] を [Disabled]に設定します。
手順 4 F10を押して変更内容を保存し、ユーティリティを終了します。
次の2 つの LSI ユーティリティのいずれかを使用できます。
1. システム起動時にプロンプトが表示されたら、F2を押して BIOS セットアップ ユーティリティを起動します。
3. 次のいずれかを選択して、プライマリ コントローラ(SATA)またはセカンダリ コントローラ(sSATA)用の UEFI ユーティリティを起動します。
– LSI SW RAID Configuration Utility(SATA)
– LSI SW RAID Configuration Utility(sSATA)
(注) セカンダリ SATA(sSATA)UEFI ユーティリティは、このユーティリティを使用して前面ドライブ 5 ~ 8 を制御できる SFF 8 ドライブ バージョンのサーバでのみアクティブになります。このユーティリティは、SFF 24 ドライブまたは LFF 12 ドライブ バージョンのサーバで内部ブート ドライブを制御する場合には使用されません。
(注) これらの UEFI オプションは、PCH SATA OPROM モードをすでに [Enabled] または [UEFI Only] に設定している場合にのみアクティブになります。SATA モードのイネーブル化とオプション ROM モードの選択を参照してください。
組み込み MegaRAID ソフトウェアを使用したディスク アレイの設定の詳細については、『 LSI Embedded MegaRAID Software User Guide 』を参照してください。
(注) このコントローラに必要なドライバはインストール済みで、LSI ソフトウェア RAID Configuration Utility ですぐに使用できます。ただし、このコントローラを Windows または Linux で使用する場合、これらのオペレーティング システム用の追加ドライバをダウンロードおよびインストールする必要があります。
この項では、次のサポートされるオペレーティング システムでの LSI MegaSR ドライバのインストール方法について説明します。
サポートされる特定の OS バージョンについては、サーバ リリースの『 Hardware and Software Interoperability Matrix 』を参照してください。
MegaSR ドライバは、サーバおよび OS の C-Series ドライバ ISO に含まれています。ドライバを Cisco.com からダウンロードします。
手順 1 お使いのサーバに対応するドライバ ISO ファイルのダウンロードをオンラインで検索し、ワークステーションの一時保存場所にダウンロードします。
a. URL http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html を参照してください。
b. 中央のカラムで[Unified Computing and Servers] をクリックします。
c. 右側のカラムで[Cisco UCS C-Series Rack-Mount Standalone Server Software] をクリックします。
d. 右側のカラムでお使いのサーバのモデルをクリックします。
e. [Unified Computing System (UCS) Drivers]をクリックします。
g. [Download]をクリックしてドライバの ISO ファイルをダウンロードします。
h. 次のページで情報を確認後、[Proceed With Download]をクリックします。
i. 次の画面に進んでライセンス契約に同意し、ドライバの ISO ファイルを保存する場所を参照します。
Windows オペレーティング システムは自動的にドライバを追加し、ドライバを適切なディレクトリに登録およびコピーします。
手順 1 このドライバを Windows にインストールする前に、LSI Software RAID Configuration Utility を使用して RAID ドライブ グループを作成します。BIOS ポスト中に LSI SWRAID
が表示された場合は、 Ctrl+M を押してこのユーティリティを起動します。
手順 2 LSI MegaSR ドライバのダウンロードの説明に従って、Cisco UCS C-Series ドライバの ISO をダウンロードします。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. MegaSR ドライバ ファイルのあるフォルダを含む Zip ファイルを展開します。
手順 4 次のいずれかの方法を使用して Windows ドライバのインストールを開始します。
手順 5 Virtual KVM コンソール ウィンドウを起動し、[Virtual Media]タブをクリックします。
a. [Add Image]をクリックし、リモート Windows インストール ISO ファイルを参照して選択します。
b. 追加したメディアの [Mapped] 列のチェックボックスをオンにし、マッピングが完了するまで待ちます。
手順 7 起動中に F6 プロンプトが表示されたら、F6を押します。[Boot Menu] ウィンドウが開きます。
手順 8 [Boot Manager] ウィンドウで、物理ディスクまたは仮想 DVD を選択して Enterを押します。イメージが起動され、Windows のインストールが開始されます。
手順 9 「Press any key to boot from CD」というプロンプトが表示されたら Enterを押します。
手順 10 Windows インストール プロセスを監視し、必要に応じて好みや自社の標準に従ってウィザードのプロンプトに応答します。
手順 11 「Where do you want to install Windows?」というメッセージが表示されたら、まず組み込み MegaRAID 用のドライバをインストールします。
a. [Load Driver]をクリックします。[Load Driver] ダイアログボックスが表示され、インストールするドライバを選択するよう求められます。
b. 手順 3で準備した USB メモリをターゲット サーバに接続します。
c. 手順 a で表示した Windows の [Load Driver] ダイアログで [Browse]をクリックします。
d. ダイアログボックスを使用して USB メモリ上のドライバ フォルダの場所を参照し、[OK]をクリックします。
選択したドライバがフォルダからロードされます。ロードが完了すると、「Select the driver to be installed」の下にドライバが一覧表示されます。
e. [Next]をクリックしてドライバをインストールします。
手順 1 [Start]をクリックして [Settings] にカーソルを合わせ、[Control Panel] をクリックします。
手順 2 [System]をダブルクリックし、[Hardware] タブをクリックして [Device Manager]をクリックします。[Device Manager] が起動します。
手順 3 [Device Manager] で [SCSI and RAID Controllers]をダブルクリックし、ドライバをインストールするデバイスを右クリックして [Properties] をクリックします。
手順 4 [Driver] タブで、[Update Driver]をクリックして [Update Device Driver] ウィザードを開き、ウィザードの指示に従ってドライバを更新します。
この項では、組み込み MegaRAID デバイス ドライバを Red Hat Enterprise Linux の取り付けまたは SUSE Linux Enterprise Server の取り付けでインストールする手順を説明します。
ドライバの取得の手順については、LSI MegaSR ドライバのダウンロードを参照してください。Linux ドライバは、組み込み MegaRAID スタックのブート イメージである dud-[ ドライバ バージョン ].img の形式で提供されます。
(注) シスコが Red Hat Linux および SuSE Linux に提供する LSI MegaSR ドライバはそれらの配信の元の GA バージョンです。ドライバはこれらの OS カーネルのアップデートをサポートしません。
この項では、Windows オペレーティング システムまたは Linux オペレーティング システムを使用して、ドライバ イメージ ファイルから Linux 用物理インストール ディスクを準備する方法について説明します。
(注) ドライバ イメージは、フロッピー ディスクには容量が大き過ぎるため、代わりに USB メモリを使用してください。
(注) または、インストール手順で説明されているように dud.img ファイルを仮想フロッピー ディスクとして取り付けることができます。
Windows オペレーティング システムでの物理インストール ディスクの準備
Windows では、RaWrite フロッピー イメージ書き込みユーティリティを使用して、イメージ ファイルからディスク イメージを作成できます。
手順 1 LSI MegaSR ドライバのダウンロードの説明に従って Cisco UCS C-Series ドライバ ISO をダウンロードし、ディスケット ドライブのある Windows システムに保存します。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. ドライバ ファイルのあるフォルダを含む Zip ファイルを展開します。
手順 3 ドライバ更新イメージ dud-[ドライバ バージョン].imgおよびファイルの raw write.exe をディレクトリにコピーします。
(注) RaWrite はドライバ パッケージに含まれません。
手順 4 必要な場合は、コマンド copy dud-[ ドライバ バージョン ].img dud.img を使用してドライバ更新ディスクのファイル名を 8 文字未満に変更します。
手順 5 [DOS Command Prompt] を開き、raw write.exe のあるディレクトリに移動します。
手順 6 コマンド raw writeを入力してインストール ディスケットを作成します。
手順 10 サーバにフロッピー ディスクを挿入し、 A: を入力します。
手順 12 再度 Enterを押し、ディスケットへのファイルのコピーを開始します。
手順 13 コマンド プロンプトが再度表示され、フロッピー ディスク ドライブの LED が消えたら、ディスクを取り出します。
Linux オペレーティング システムでのインストール ディスクの準備
Red Hat Linux および SUSE Linux では、ドライバ ディスク ユーティリティを使用して、イメージ ファイルからディスク イメージを作成できます。
(注) ドライバ イメージは、フロッピー ディスクには容量が大き過ぎるため、代わりに USB メモリを使用してください。
手順 1 LSI MegaSR ドライバのダウンロードの説明に従って Cisco UCS C-Series ドライバ ISO をダウンロードし、ディスク ドライブのある Linux システムに保存します。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. ドライバ ファイルのあるフォルダを含む Zip ファイルを展開します。
手順 3 ドライバ更新イメージ dud-[ドライバ バージョン].img を Linux システムにコピーします。
手順 4 Linux システムのポートに空の USB メモリを挿入します。
手順 5 ディレクトリを作成して、DUD イメージをそのディレクトリにマウントします。
mount -oloop <driver_image> <destination_folder>
手順 6 ディレクトリの内容を USB メモリにコピーします。
(注) このサーバは Red Hat Linux 6.5 以降をサポートしています。
サポートされる特定の OS バージョンについては、サーバ リリースの『 Hardware and Software Interoperability Matrix 』を参照してください。
この項では、組み込み MegaRAID スタックを持つシステムへの Red Hat Enterprise Linux デバイス ドライバの新規インストールについて説明します。
手順 1 このドライバを OS にインストールする前に、LSI Software RAID Configuration Utility を使用して RAID ドライブ グループを作成します。BIOS ポスト中に LSI SWRAID
が表示された場合は、Ctrl-M を押してこのユーティリティを起動します。
手順 2 次のいずれかの方法で dud.img ファイルを準備します。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. dud-< ドライバ バージョン >.img ファイルをワークステーションの一時保存場所にコピーします。
手順 4 次のいずれかの方法を使用して Linux ドライバのインストールを開始します。
手順 5 Virtual KVM コンソール ウィンドウを起動し、[Virtual Media] タブをクリックします。
a. [Add Image]をクリックし、リモート RHEL インストール ISO ファイルを参照して選択します。
b. 再度 [ Add Image ] をクリックし、dud.img ファイルを参照して選択します。
c. 追加したメディアの [Mapped] 列のチェックボックスをオンにし、マッピングが完了するまで待ちます。
手順 7 起動中に F6 プロンプトが表示されたら、F6を押します。[Boot Menu] ウィンドウが開きます。
手順 8 [Boot Manager] ウィンドウで、物理ディスクまたは仮想 DVD を選択して Enterを押します。
イメージが起動され、RHEL のインストールが開始されます。
手順 9 ブート プロンプトで次のいずれかのコマンドを入力します。
(注) noprobe の値は、ドライブ数に依存します。たとえば、3 つのドライブのある RAID 5 設定で RHEL 6.5 をインストールするには次を入力します。
Linux dd blacklist=isci blacklist=ahci nodmraid noprobe=ata1 noprobe=ata2
手順 11 矢印キーを使用して [Yes]を選択し、Enter を押します。
手順 12 fd0 を選択し、ドライバのあるフロッピー ディスクがあることを示します。
インストーラがデバイスのドライバの位置を確認してロードします。次のメッセージが表示されます。
手順 14 Red Hat Linux のインストール手順に従い、インストールを完了します。
サポートされる特定の OS バージョンについては、サーバ リリースの『 Hardware and Software Interoperability Matrix 』を参照してください。
この項は、組み込み MegaRAID スタックを持つシステムへの SUSE Linux Enterprise Server ドライバのインストールを説明します。
手順 1 このドライバを OS にインストールする前に、LSI SWRAID Configuration ユーティリティを使用して RAID ドライブ グループを作成します。BIOS ポスト中に LSI SWRAID
が表示された場合は、 Ctrl+M を押してこのユーティリティを起動します。
手順 2 次のいずれかの方法で dud.img ファイルを準備します。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. dud-< ドライバ バージョン >.img ファイルをワークステーションの一時保存場所にコピーします。
手順 4 次のいずれかの方法を使用して Linux ドライバのインストールを開始します。
手順 5 Virtual KVM コンソール ウィンドウを起動し、[Virtual Media] タブをクリックします。
a. [Add Image]をクリックし、リモート RHEL インストール ISO ファイルを参照して選択します。
b. 再度 [ Add Image ] をクリックし、dud.img ファイルを参照して選択します。
c. 追加したメディアの [Mapped] 列のチェックボックスをオンにし、マッピングが完了するまで待ちます。
手順 7 起動中に F6 プロンプトが表示されたら、F6を押します。[Boot Menu] ウィンドウが開きます。
手順 8 [Boot Manager] ウィンドウで、物理ディスクまたは仮想 DVD を選択して Enterを押します。イメージが起動され、SLES のインストールが開始されます。
手順 9 最初の SLES 画面が表示されたら、[Installation]を選択します。
手順 10 [Boot Options] フィールドで次のいずれかを入力します。
手順 11 ドライバの F6を押し、[Yes] を選択します。
手順 13 Enterを押して、[Installation] を選択します。
「LSI Soft RAID Driver Updatesadded」というメッセージが表示されます。
手順 15 メニューでドライバ更新メディアを選択し、[Back]ボタンを押します。
手順 16 インストール ウィザードで、プロンプトに従い、インストール手順を続行および完了します。
RAID コントローラを交換すると、コントローラに保存されている RAID 設定が失われます。次の手順を使用して、新しい RAID コントローラに RAID 設定を復元します。
手順 1 RAID コントローラを交換します。PCIe カードの交換を参照してください。
手順 2 シャーシ全体を交換する場合は、すべてのドライブを前のシャーシと同じ順序で新しいドライブ ベイに取り付けます。
手順 3 サーバをリブートし、F を押すように求めるプロンプトが表示されるのを待ちます。
(注) 新しい RAID コントローラの場合は、F の押下を求められることはありません。RAID 設定は自動的にインポートされます。この場合は、手順 6に進みます。
手順 4 次のプロンプトが画面に表示されたら、Fを押します。
手順 5 次のプロンプトが画面に表示されたら、(C 以外の)任意のキーを押します。
手順 6 その次の画面で、RAID 設定が正常にインポートされたことを確認します。
LSI ユーティリティには、詳細な使用法に関するヘルプ マニュアルが用意されています。
RAID に関する基本情報および Cisco サーバのサポートする RAID コントローラ カード用ユーティリティの使用については、『 Cisco UCS Servers RAID Guide 』を参照してください。
Avago Technologies/LSI マニュアルの完全版も利用できます。