この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
問題:依存関係をリストするリブート警告の生成に失敗します。
考えられる原因:この問題は、vNIC テンプレートまたは vHBA テンプレートへの変更が原因で発生する可能性があります。 リブート警告は、バックエンドが依存関係のリストを返すときに発生します。 vNIC または vHBA テンプレートのテンプレート タイプをアップデートし、ステップ間の変更を適用せずにブート関連プロパティを変更すると、依存関係のリストを返すバックエンド システムが起動されません。
ステップ 1 | Cisco UCS Manager GUI を起動します。 |
ステップ 2 | サービス プロファイルに含まれる vNIC テンプレートまたは vHBA テンプレートで、次の手順を実行します。 |
ステップ 3 |
リブート関連値に追加の変更を加えて、[Save Changes] をクリックします。 リブート警告および依存関係のリストが表示されます。 |
問題:Cisco UCS サーバ内に組み込みの eUSB にはオペレーティング システムが含まれています。 けれども、サーバがそのオペレーティング システムからブートしません。
考えられる原因:この問題は、サーバをサービス プロファイルに関連付けた後、eUSB がサーバの実際のブート順序の 1 番目になっていない場合に発生する可能性があります。
ステップ 1 | Cisco UCS Manager GUI を起動します。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで次の手順を実行して、ブート ポリシー設定を確認します。 |
ステップ 3 |
[Equipment] タブで次の手順を実行して、サーバの実際のブート順序を確認します。
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ステップ 4 |
eUSB が実際のブート順序の 1 番目のデバイスでない場合は、次の手順を実行します。
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問題:RAID1 クラスタの移行後に、サーバがオペレーティング システムからブートしません。 RAID LUN は、サービス プロファイルのアソシエーション中もアソシエーション後も、「非アクティブ」状態のままになります。 その結果、サーバは起動できなくなります。
考えられる問題:この問題は、サーバ上のサービス プロファイルのローカル ディスク設定ポリシーが、RAID1 ではなく [Any Configuration] モードで設定されていることが原因で発生する可能性があります。
ステップ 1 | Cisco UCS Manager GUI で、[Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | サーバに関連付けられているサービス プロファイルに移動し、[Storage] タブをクリックします。 |
ステップ 3 | 次のいずれかを実行します。 |
問題:KVM ビューアを起動するとき、BadFieldException エラーが発生します。
考えられる原因:ネイティブ ライブラリを使用するアプリケーションと共に Java Web Start を使用すると、デフォルトでキャッシュがディセーブルになることによって、この問題が発生することがあります。
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [General] タブをクリックします。 |
ステップ 3 | [Temporary Internet Files] 領域で、[Settings] をクリックします。 |
ステップ 4 | [Keep temporary files on my computer] チェックボックスをクリックします。 |
ステップ 5 | [OK] をクリックします。 |
問題:KVM コンソールが起動に失敗し、JRE によって次のメッセージが表示されます。
Unable to launch the application.
考えられる原因:この問題は、複数の KVM コンソールが同時に起動された場合に発生する可能性があります。
ステップ 1 | 可能な場合には、開いているすべての KVM コンソールを閉じます。 |
ステップ 2 | KVM コンソールを一度に 1 つずつ再起動します。 |
問題:初めてサーバで KVM を開こうとすると、KVM が起動に失敗します。
考えられる原因:この問題は、JRE バージョンの非互換性が原因で発生する可能性があります。
ステップ 1 | JRE 1.6_11 にアップグレードします。 |
ステップ 2 | サーバをリブートします。 |
ステップ 3 | KVM コンソールを起動します。 |
問題:次のエラーが表示されます。
Currently connected network interface x uses Distributed Virtual Switch (uusid:y) which is accessed on the host via a switch that has no free ports.
考えられる原因:この問題は、次のいずれかが原因で発生する可能性があります。
問題:スリープ モードから復帰した後、Cisco UCS Manager GUI によって次のメッセージが表示されます。
Fatal error: event sequencing is skewed.
考えられる原因:この問題は、コンピュータがスリープ状態に入るときに Cisco UCS Manager GUI が実行中だった場合に発生する可能性があります。 JRE にはスリープ検出メカニズムがないため、システムでは、スリープ モードに入る前に受信したすべてのメッセージを再追跡することはできません。 複数回再試行した後、このイベント シーケンス エラーがログに記録されます。
(注) |
コンピュータをスリープにするときは、必ず Cisco UCS Manager GUI をシャットダウンします。 |
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ファブリック インターコネクトの起動に失敗した場合は、次のいずれかの問題が発生している可能性があります。
これらの問題のいずれかが存在する場合、ブートローダ プロンプトを使用して、ファブリック インターコネクトを回復することが必要になる場合があります。
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問題:ハイアベイラビリティ クラスタをサポートするように 2 つのファブリック インターコネクトを設定して L1 ポートと L2 ポートを接続した場合に、ファブリック インターコネクトのクラスタ ID で不一致が発生する可能性があります。 このタイプの不一致は、クラスタで障害が発生したために、Cisco UCS Manager を初期化できないことを意味します。
この操作は、Cisco UCS Manager CLI でのみ実行できます。
プライマリ ファブリック インターコネクトからフェールオーバーを強制する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | UCS-A# show cluster state | クラスタ内のファブリック インターコネクトの状態と、クラスタが HA レディであるかどうかを表示します。 |
ステップ 2 | UCS-A# connect local-mgmt | クラスタのローカル管理モードを開始します。 |
ステップ 3 | UCS-A (local-mgmt) # cluster {force primary | lead {a | b}} | 次のいずれかのコマンドを使用して、従属ファブリック インターコネクトをプライマリに変更します。
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次に、ファブリック インターコネクト b を従属からプライマリに変更する例を示します。
UCS-A# show cluster state Cluster Id: 0xfc436fa8b88511e0-0xa370000573cb6c04 A: UP, PRIMARY B: UP, SUBORDINATE HA READY UCS-A# connect local-mgmt Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software TAC support: http://www.cisco.com/tac Copyright (c) 2002-2011, Cisco Systems, Inc. All rights reserved. The copyrights to certain works contained in this software are owned by other third parties and used and distributed under license. Certain components of this software are licensed under the GNU General Public License (GPL) version 2.0 or the GNU Lesser General Public License (LGPL) Version 2.1. A copy of each such license is available at http://www.opensource.org/licenses/gpl-2.0.php and http://www.opensource.org/licenses/lgpl-2.1.php UCS-A(local-mgmt)# cluster lead b UCS-A(local-mgmt)#
問題:Cisco UCS Release 2.0(1) から Release 2.0(2) にアップグレードした後、サービス プロファイルでホスト ファームウェア パッケージの変更などのアクションを実行しようとすると、Cisco UCS Manager によって 1 つ以上のサービス プロファイルで IQN 関連の障害が発生します。
考えられる原因:単一のサービス プロファイルまたは複数のサービス プロファイルで使用されている 1 つ以上の iSCSI vNICS に、一意の IQN 発信側名が指定されていません。
ステップ 1 | Cisco UCS Manager CLI にログインします。 | ||
ステップ 2 |
次のコマンドを実行して、Cisco UCS ドメイン内の IQN のリストを表示します。 UCS-A# show identity iqn | include iqn name |
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ステップ 3 | Cisco UCS PowerTool でスクリプトを実行して、Cisco UCS PowerTool の取得と重複した IQN スクリプトの実行で説明した重複する IQN を含む iSCSI vNIC を特定します。 | ||
ステップ 4 | IQN 発信側名が登録されていないサービス プロファイルで、発信側 ID をデフォルトの IQN プールに変更するか、または手動で一意の IQN を割り当てます。 | ||
ステップ 5 |
発信側 ID を変更したサービス プロファイルで、次のように発信側割り当てを割り当てた名前またはプールに変更します。
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ステップ 6 |
サービス プロファイルに対するアクションを実行して、Cisco UCS データベースに発信側名を登録します。 たとえば、関連付けされたサーバ上のファームウェアをアップグレードしたり、サービス プロファイルの説明またはラベルを変更できます。 |
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ステップ 7 |
次のコマンドを実行して、IQN 変更が登録されたことを確認します。 UCS-Ashow identity iqn | include iqn name |
問題:Cisco UCS Release 2.0(1) から Release 2.0(2) にアップグレードした後、Cisco UCS Manager によって 1 つ以上のサービス プロファイルで IQN 関連の障害が発生し、サービス プロファイル上の重複した IQN 発信側名を再設定できません。
考えられる原因:一意の IQN 発信側名を持っていないサービス プロファイルが、更新中のサービス プロファイル テンプレートに基づいています。
ステップ 1 | Cisco UCS Manager CLI にログインします。 |
ステップ 2 |
UCS-A # scope org org-name 指定した組織の組織モードを開始します。 ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 3 |
UCS-A /org # scope service-profile profile-name サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 4 |
UCS-A/org# scope vnic-iscsi iscsi_vnic1_name サービス プロファイルに割り当てられている最初の iSCSI vNIC のモードを開始します。 |
ステップ 5 |
UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set iscsi-identity {initiator-name initiator-name | initiator-pool-name iqn-pool-name} iSCSI 発信側の名前または iSCSI 発信側名の提供元の IQN プール名を指定します。 iSCSI 発信側名には最大 223 文字を使用できます。 |
ステップ 6 |
UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # exit 指定した iSCSI vNIC のモードを終了します。 |
ステップ 7 |
UCS-A/org# scope vnic-iscsi iscsi_vnic2_name サービス プロファイルに割り当てられている 2 番目の iSCSI vNIC のモードを開始します。 |
ステップ 8 |
UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set iscsi-identity {initiator-name initiator-name | initiator-pool-name iqn-pool-name} iSCSI 発信側の名前または iSCSI 発信側名の提供元の IQN プール名を指定します。 iSCSI 発信側名には最大 223 文字を使用できます。 |
ステップ 9 |
UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi # commit-buffer トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ステップ 10 | Cisco UCS Manager GUI で、更新中のサービス プロファイル テンプレートからサービス プロファイルをアンバインドします。 |