この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
ディスク ドライブ モニタリングは、一部のブレード サーバと特定の LSI ストレージ コントローラ ファームウェア レベルのみをサポートします。
Cisco UCS Manager では、次のサーバのディスク ドライブをモニタできます。
Cisco UCS Manager は、他のブレード サーバまたはラックマウント サーバ内のディスク ドライブをモニタすることはできません。
サポートされるサーバ上のストレージ コントローラには、LSI 1064E ファームウェアが組み込まれている必要があります。
Cisco UCS Manager は、異なるレベルのストレージ コントローラ ファームウェアが組み込まれたサーバ上のディスク ドライブをモニタすることはできません。
ディスク ドライブ モニタリングで有用なステータス情報を得るには、サーバとストレージ コントローラ ファームウェア バージョンがサポートされていることに加えて、次の前提条件が満たされていることを確認する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||||||
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ステップ 1 | UCS-A# scope chassis chassis-num | 指定したシャーシでシャーシ モードを開始します。 |
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ステップ 2 | UCS-A /chassis # scope server server-num | サーバ シャーシ モードを開始します。 |
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ステップ 3 | UCS-A /chassis/server # scope raid-controller raid-contr-id {sas | sata} | RAID コントローラ サーバ シャーシ モードを開始します。 |
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ステップ 4 | UCS-A /chassis/server/raid-controller # show local-disk [local-disk-id | detail | expand] | 次のローカル ディスク統計が表示されます。
|
次の例は、ディスク ドライブのステータスを示しています。
UCS-A# scope chassis 1 UCS-A /chassis # scope server 6 UCS-A /chassis/server # scope raid-controller 1 sas UCS-A /chassis/server/raid-controller # show local-disk 1 Local Disk: ID: 1 Block Size: 512 Blocks: 60545024 Size (MB): 29563 Operability: Operable Presence: Equipped
Cisco UCS Manager では、モニタリング対象のディスク ドライブごとに次のプロパティが表示されます。
監視対象のディスク ドライブのステータスを判断するには、両方のプロパティを確認する必要があります。 次の表に、これらのプロパティ値の一般的な解釈を示します。
[Operability] のステータス | [Presence] のステータス | 解釈 |
---|---|---|
Operable |
Equipped |
障害が発生していない状態。 ディスク ドライブは、サーバ内に存在し、使用できます。 |
Inoperable |
Equipped |
障害が発生している状態。 ディスク ドライブはサーバ内に存在していますが、次のいずれかが原因で操作可能性の問題が発生している可能性があります。 |
該当なし |
Missing |
障害が発生している状態。 サーバ ドライブ ベイにディスク ドライブが搭載されていません。 |
該当なし |
Equipped |
障害が発生している状態。 ディスク ドライブはサーバ内に存在していますが、次のいずれかが原因で操作可能性の問題が発生している可能性があります。 |
(注) |
[Operability] フィールドには、ディスクが故障した RAID セットの一部である、BIOS POST(電源投入時自己診断テスト)が完了していない、などのいくつかの理由で、誤ったステータスが表示される場合があります。 |
問題:ハード ドライブのホットスワップ、取り外し、または追加の後、更新されたハード ディスク ドライブ(HDD)メトリックが Cisco UCS Manager GUI に表示されません。
考えられる原因:この問題は、Cisco UCS Manager が、システム ブート中にのみ HDD メトリックを収集することによって発生する場合があります。 システム ブートの後にハード ドライブの追加または取り外しを行った場合、Cisco UCS Manager GUI では HDD メトリックが更新されません。
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問題:サーバ ディスク ドライブで障害 LED が点灯または点滅していますが、Cisco UCS Manager にはディスク ドライブ障害が示されません。
考えられる原因:次のうちの 1 つ以上の条件に該当することによって、ディスク ドライブの障害検出テストが失敗しました。
ステップ 1 | エラーが発生したサーバにおける各ディスク ドライブの障害 LED をモニタリングします。 |
ステップ 2 | サーバの障害 LED がオレンジなどの何らかの色になっているか、または点滅しており、その理由が明らかでない場合は、エラーが発生したそれぞれのサーバについてテクニカル サポート ファイルを作成し、Cisco TAC にご連絡ください。 |
問題:Cisco UCS Manager で、サーバ内で使用可能なディスク スロットの合計数よりも、サーバのディスク数が多く報告されます。 たとえば次のように、Cisco UCS Manager で、ディスク スロットが 2 つあるサーバに対して 3 つのディスクが報告されます。
RAID Controller 1: Local Disk 1: Product Name: 73GB 6Gb SAS 15K RPM SFF HDD/hot plug/drive sled mounted PID: A03-D073GC2 Serial: D3B0P99001R9 Presence: Equipped Local Disk 2: Product Name: Presence: Equipped Size (MB): Unknown Local Disk 5: Product Name: 73GB 6Gb SAS 15K RPM SFF HDD/hot plug/drive sled mounted Serial: D3B0P99001R9 HW Rev: 0 Size (MB): 70136
考えられる原因:この問題は一般的に、Cisco UCS Manager と不正確な情報を報告しているサーバ間の通信障害が原因で発生します。
ステップ 1 | Cisco UCS ドメインを最新リリースの Cisco UCS ソフトウェアおよびファームウェアにアップグレードします。 |
ステップ 2 | サーバの稼働を中止する。 |
ステップ 3 | サーバを再稼働します。 |