この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
Cisco サーバのハードウェア上の問題を診断するには、診断ツールを使用できます。 ユーザ インターフェイスはテスト実行のステータスを表示し、ハードウェアの問題を解決するためにログ ファイルを検査します。
診断ツールを使用して次のことが可能です。
診断コンポーネント | 機能 |
---|---|
F7 オプション |
サーバのブート中に特定のテストのセットを実行するには、このオプションを使用します。 テストされるコンポーネントは、メモリ、プロセッサ、キャッシュ、スマート ディスク、QPI、メモリ パターン、RAID アダプタです。 |
クイック テスト |
所定の期間内のサブシステムのステータスをすばやく確認する場合は、このテストを使用します。 クイック テストでテストできるコンポーネントは、プロセッサ、キャッシュ、メモリ、ディスク、ビデオ、ネットワーク、QPI、CIMC、RAID およびチップセットです。 |
包括的テスト |
サブシステムを詳細にテストする場合は、このテストを使用します。 これらのテストは、サブシステムに負荷を加え、エラーを報告するように設計されています。 実行できるテストは、プロセッサ、メモリ、QPI、ディスク、Non-Uniform Memory Access(NUMA)です。 |
クイック タスク |
包括的テストとクイック テストの両方が統合されたテストを実行できます。 クイック タスクを使用して、両方の種類のテストを実行できます。 |
テスト スイート |
クイック テストと包括的テストで使用可能なすべてのテストは、ここで使用できます。 テスト スイートでは、必要な数のテストを選択し(チェックボックスを使用)、これらを同時に実行できます。 |
テスト ログの概要 |
実行したすべてのテストのログ、エラー ログ、分析を表示するには、テスト ログの概要を使用します。 ログをソートするため、4 つのフィルタを使用できます。 |
テストの要約 |
左側のナビゲーションのこのテーブルは、実行したテストの結果を、合格したテスト、キューに格納されているテスト、不合格だったテストの形式で表示します。 |
UCS-SCU は、サーバのブート時にいくつかの定義済み診断テストを実行するオプションを提供します。 F7 オプションを使用すれば、これらの診断テストを開始できます。 この F7 オプションは、Secure Digital(SD)メモリ カード上にある使用可能な SCU イメージを起動し、自動的に一連の定義済み診断テストを実行します。 サーバ上に使用可能な SD カードがない場合は、vMedia を使用して SCU イメージをマップする必要があります。 vMedia を使用して SCU イメージをマッピングしなかった場合や、SCU イメージを保存した SD カードがサーバ上にない場合は、これらの診断テストを完了できません。 テストが完了すると、SCU インターフェイスが表示され、テスト結果が表示されます。 インターフェイスには、診断テストの合格、不合格、完了待ちなどを示す進捗レポートが表示されます。
(注) |
このオプションは、サーバの起動時にだけ使用できます。 |
ハードウェアの問題を特定するために、これらのテストをすばやく実行できます。 これらのテストは、通常 20 ~ 30 分かかり、少数のサブシステムの限定された機能をテストします。 包括的なテストでは、より網羅的な診断を行います。
クイック テストを実行するには、次の手順を実行します。
包括的テストは、何時間も実行され、クイック テストでサーバの問題を診断できない場合に実行されます。 このテストは、複数のハードウェア コンポーネントをテストし、サーバの複数のコンポーネントが原因で発生する可能性のある問題を検出するように設計されています。
個々のテストはユーザ定義の条件をテストするようにカスタマイズできます。 一群のテストを実行することもできます。
包括的テストを実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | 左側のナビゲーション ペインから [Diagnostic Tools] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 2 | [Tests] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 3 | サブシステム(プロセッサ、メモリ、またはネットワークなど)をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 4 |
コンテンツ ペインで、[Run Tests] をクリックします。 テストが実行され、ステータスが [Tests Status] 領域に表示されます。
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クイック タスクでは、診断ツールをただちに開始することができます。 ここからすべてのテスト(クイックおよび包括的)を実行して、シスコに詳細を報告し、ログをトラブルシューティングしたり、システムの問題に関する情報を提供することができます。 この機能を使用するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | 左側のナビゲーション ペインから [Diagnostic Tools] をクリックします。 |
ステップ 2 | [Quick Tasks] をクリックします。 |
ステップ 3 |
ツールバーから [Run Quick Tests] または [Run Comprehensive Test] を選択します。 ステータスは、[Test Status] ペインに表示されます。 また、[Tests log summary] で詳細なテスト結果を参照できます。 |
テスト スイートを使用すると、クイック テストと包括テストを一括して実行することができます。 使用可能なさまざまなテストが、テストの種類、テストの説明とともに一覧表示されます。 リストから実行する任意の数のテストを選択し、[Tests Status] カラムでテストの結果を参照できます。
テスト スイートを実行するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | 左側のナビゲーション ペインから [Tests Suite] をクリックします |
ステップ 2 | 必要なチェックボックスをクリックして実行するテストを選択します。 |
ステップ 3 |
[Run Tests Suite] をクリックし、テスト スイートに追加したテストを実行します。 ステータスは、名前、スイート ID、結果、開始時刻および終了時刻とともに、[Tests Status] ペインに表示されます。 また、テスト ログの概要を表示して、テスト スイート中のテストの実行ステータスを参照できます。 |
トラブルシューティング用にテスト ログを調べる場合に、テスト ログの概要機能を使用します。 テストログの概要を表示するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | 左側のナビゲーション ペインで [Diagnostic Tools] をクリックします。 |
ステップ 2 | 左側のナビゲーション ペインで [Tests Log Summary] をクリックします。 |
ステップ 3 | フィルタ ドロップダウンからフィルタを選択し、[Go] をクリックします。 テストのステータス、結果、開始時刻と終了時刻が表示されます。 |
ステップ 4 | 詳細については、特定のログ エントリをクリックします(たとえば、[memory test] をクリックします)。 |
ステップ 5 | ログ、エラー ログ(テストに失敗した場合)、特定のテストの分析がコンテンツ ペインに表示されます。 |
左のナビゲーション領域の [Test Summary] テーブルには、合格したテスト、キュー内のテスト、および不合格だったテストの要約が表示されます