この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
サーバ設定機能を使用して、サーバ BIOS のブート順の設定と RAID 設定を設定できます。
ここでは、次の内容について説明します。
UCS-SCU は、サーバのすべてのブート可能デバイスのリストを表示します。
サーバの BIOS ブート順を設定するには、次の手順を実行します。
RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、システム内に存在するかシステムに接続されている物理ディスクにデータを格納する方法を管理するための技術です。 オンボードまたは PCIe でサポートされる RAID コントローラ カードを設定するために、UCS-SCU の RAID 設定機能を使用できます。
システムに複数の RAID コントローラがある場合、UCS-SCU は、[RAID Configuration] ページに、すべての使用可能な RAID カードと、物理および論理ディスクのリストを表示します。 次の RAID 設定オプションを使用できます。
[RAID Configuration] ページの [Physical Disks] テーブルには、次の内容が一覧表示されます。
ステータス状態 |
説明 |
---|---|
Online |
ドライブが別のアレイですでに使用されています。 |
Global Hotspare |
障害が発生したドライブが、ホット スペア ドライブの容量以下である場合に、ドライブ障害があるシステム内のアレイを修復するために使用されます。 |
Unconfigured Good |
ドライブは未使用または使用可能です。 |
Ready |
ドライブはオンラインで、正しく動作しています。 |
Offline |
ドライブはオフラインまたは存在しません。 ドライブがオンラインになるまで、ドライブに対する操作は実行できません。 |
Unconfigured Bad |
ドライブが動作しておらず、交換する必要があります。 ステータスが「Unconfigured bad」のディスクは、RAID 設定で使用できません。 |
Foreign |
ドライブが、他のコントローラで作成されたアレイか、あるエンクロージャ内で作成され、同じコントローラの別のエンクロージャに移動されたアレイに属しています。 設定を削除した後、新しいアレイの作成に使用できます |
[RAID Configuration] ページの論理ディスク ペインには、論理ディスクに関する情報が表示されます。
オプション |
説明 |
---|---|
ID |
論理ディスクの一意の ID。 |
Size |
論理ドライブのサイズ。 最大値は、選択した RAID レベルと、関係する物理ディスクのサイズによって異なります。 |
Primary RAID level |
RAID 0(データ ストライピング)、1(ディスク ミラーリング)、5(パリティをストライプしたデータ ストライピング)、6(分散パリティとディスク ストライピング)。 |
Secondary RAID level |
ネストされた RAID レベルのみに適用されます。 |
Stripe size |
すべてのディスクのデータ ストライプのサイズ。 各物理ディスクのデータ ストライプはこれよりも小さくなります。 すべてのストライプの合計がストライプのサイズになります。 |
Read policy |
No Read Ahead、Read Ahead、Adaptive。 Read Ahead では、追加で連続するストライプを読み込みます。 Adaptive では、シーケンシャルな読み込みに対して Read Ahead が有効になり、ランダムな読み込みに対して無効になります。 |
Write policy |
Write Through または Write Back。 Write Through では、データがディスクに書き込まれるときに、書き込み操作の I/O 完了が通知されます。 Write Back では、データがキャッシュに転送されるときに、I/O 完了が通知されます。 |
Cache policy |
Direct I/O または Cached I/O。 確認なしの読み書き操作を行う場合は Direct I/O を選択します。 すべての書き込み操作をキャッシュし、読み込み操作について最初にキャッシュを確認するには、Cached I/O を選択します |
未設定の正常なディスクのみを RAID 設定に使用できます。 すでに RAID の一部になっているディスクは RAID 設定に使用できません。
カスタムまたは複数の RAID アレイを作成するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
左側のナビゲーション ペインで、[Server Configuration] をクリックし、[RAID configuration] をクリックします。 [RAID Configuration] ページに、物理ディスクおよび論理ディスクのリストが表示されます。 |
||
ステップ 2 |
ページの右上にある [Configure RAID] アイコンをクリックします [RAID Configuration] ページが表示されます。 |
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ステップ 3 | [RAID level] ドロップダウン リストから、次の RAID レベルの 1 つを選択します。 | ||
ステップ 4 |
[Create Array] をクリックします。
経過表示バーが表示され、RAID 設定の完了を示す [RAID Configuration] ダイアログボックスが表示されます。 |
||
ステップ 5 |
[OK] をクリックします。 [RAID Configuration] ページが表示されます。 次の内容を表示できます。 |
冗長性を伴わない自動セットアップでは、1 つ以上のハード ドライブが必要です。 UCS-SCU はこのオプションで RAID 0 を作成します。
パラメータ |
値 |
---|---|
Controller |
MegaRAID SAS <family> |
RAID Level |
0 |
Stripe Size |
64 |
Read Policy |
No Read Ahead |
Write Policy |
Write Back |
Cache Policy |
Direct IO |
Size (MB) |
物理ディスクのサイズによって異なります |
(注) |
共通パラメータは、合計サイズを除き、コントローラのデフォルト値です。 |
冗長性を伴う自動セットアップは、デフォルトの RAID 設定のオプションです。 この設定では、少なくとも 2 台の物理ドライブが使用可能である必要があります。 2 台の物理ディスクが使用できない場合、デフォルトの RAID 設定は、冗長性を伴わない自動セットアップになります。
パラメータ |
値 |
---|---|
Controller |
MegaRAID SAS <family> |
RAID Level |
1 |
Stripe Size |
64 |
Read Policy |
No Read Ahead |
Write Policy |
Write Back |
Cache Policy |
Direct IO |
Size (MB) |
物理ディスクのサイズによって異なります |
(注) |
共通パラメータは、合計サイズを除き、コントローラのデフォルト値です。 |
Single-Level RAID を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
[RAID] ドロップダウン リストから、RAID レベルを選択します(0、1、5、6 のいずれか)。 [Drive Groups] ペインでは、物理ディスクおよびドライブ グループのリストが表示されます。 物理ディスクの詳細を表示するには、ツールチップが表示されるまで、物理ディスクの上にカーソルを合わせます |
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ステップ 2 |
[Physical Disks] リストから、[Drive Groups] リストに含める物理ディスクを選択します。
|
||||||||||
ステップ 3 |
[Create Drive Group] をクリックします。
選択した物理ディスクが [Drive Groups] リストに追加されます。
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ステップ 4 | [Physical Disks] リストから、ホット スペア ドライブまたはスタンバイ ドライブとして使用するドライブを選択します。 | ||||||||||
ステップ 5 | [Stripe Size] リストから、RAID レベルのストライプ サイズを選択します。 | ||||||||||
ステップ 6 | [Read Policy] リストから、RAID レベルの読み取りポリシーを選択します。 | ||||||||||
ステップ 7 | [Write Policy] リストから、RAID レベルの書き込みポリシーを選択します。 | ||||||||||
ステップ 8 | [Cache Policy] リストから、RAID レベルのキャッシュ ポリシーを選択します。 | ||||||||||
ステップ 9 | [Size (MB)] テキスト フィールドに、MB 単位で論理ディスクのサイズを入力します。 |
ネストされた RAID レベルには、プライマリとセカンダリの RAID レベルがあります。 ネストされた RAID レベルには 2 つ以上のドライブ グループを作成する必要があり、各ドライブ グループには同じ数の物理ディスクが必要です
ネストされた RAID レベルを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
[RAID] ドロップダウン リストから、RAID レベルを選択します(10、50、60 のいずれか)。 [Drive Groups] ペインでは、物理ディスクおよびドライブ グループのリストが表示されます。 物理ディスクの詳細を表示するには、ツールチップが表示されるまで、物理ディスクの上にカーソルを合わせます |
||||||||||||
ステップ 2 |
[Physical Disks] リストから、[Drive Groups] リストに含める物理ディスクを選択します。
|
||||||||||||
ステップ 3 |
[Create Drive Group] をクリックします。
選択した物理ディスクが [Drive Groups] リストに追加されます。
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ステップ 4 | [Stripe Size] リストから、RAID レベルのストライプ サイズを選択します。 | ||||||||||||
ステップ 5 | [Read Policy] リストから、RAID レベルの読み取りポリシーを選択します。 | ||||||||||||
ステップ 6 | [Write Policy] リストから、RAID レベルの書き込みポリシーを選択します。 | ||||||||||||
ステップ 7 | [Cache Policy] リストから、RAID レベルのキャッシュ ポリシーを選択します。 | ||||||||||||
ステップ 8 | [Size (MB)] テキスト フィールドに、MB 単位で論理ディスクのサイズを入力します。 |
すべてのディスクを削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
左側のナビゲーション ペインで、[Server Configuration] をクリックし、[RAID configuration] をクリックします。 [RAID Configuration] ページに、物理ディスクおよび論理ディスクのリストが表示されます。 |
ステップ 2 |
ページの右上にある [Clear Configuration] アイコンをクリックします。 [RAID Configuration] ダイアログボックスが表示されます。 |
ステップ 3 |
操作を確定するには、[Yes] をクリックします。 論理ディスクの下のすべての仮想ディスクがクリアされ、ハード ディスクの状態が Unconfigured Good に変わります。 |
単一の RAID レベルおよびネストされた RAID レベルでは、未設定の正常な物理ディスクの数が選択された RAID レベルに必要な最小数よりも少ない場合、[RAID Configuration] ダイアログボックスが表示され、物理ディスクを解放するために論理ディスクを削除する必要があることが示されます。
論理ディスクを削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
表示される [RAID Configuration] ダイアログボックスで、[Yes] をクリックします。 [Delete Logical Disks] ダイアログボックスが表示されます。 |
||
ステップ 2 |
削除する論理ディスクを選択します。 論理ディスクに属する物理ディスクがダイアログボックスの下部に表示されます。
|
||
ステップ 3 | [Delete] をクリックします。 |
LSI 内蔵の MegaRAID は、次のプラットフォームでサポートされます。
LSI 内蔵の MegaRAID コントローラを使用している場合、次の RAID オプションを使用できます。
パラメータ |
値 |
---|---|
Controller |
LSI Embedded MegaRAID |
RAID Level |
0 |
Stripe Size |
64 |
Read Policy |
Read Ahead |
Write Policy |
Write Through |
Cache Policy |
Direct IO |
Size (MB) |
物理ディスクのサイズによって異なります |
RAID レベルの設定方法については、RAID アレイの設定を参照してください。
(注) |
LSI 内蔵 MegaRAID コントローラのサポートは、BIOS のデフォルトでディセーブルになっています。 |
BIOS でコントローラをイネーブルにするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 | サーバをリブートし、BIOS Setup ユーティリティの開始を促すメッセージが表示されたときに F2 キーを押します。 |
ステップ 2 | [Advanced] タブを選択し、[South Bridge] を選択します。 |
ステップ 3 | [Onboard SCU Storage Support] を [Enable] に設定します。 |
ステップ 4 | F10 を押して変更内容を保存し、ユーティリティを終了します。 |