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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Catalyst 3650 シリーズ スイッチは、さまざまなデバイスを接続できるイーサネット スイッチです。接続できるデバイスとして、Cisco IP Phone、Cisco Wireless Access Point、ワークステーションなどのほか、サーバ、ルータ、スイッチなどのネットワーク デバイスがあります。
Catalyst 3650 スイッチは、Cisco StackWise-160 テクノロジーによるスタック構成をサポートします。
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10/100/1000 イーサネット ダウンリンク ポート X 24 |
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10/100/1000 PoE+1 ダウンリンク ポート X 24 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 8 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G PoE+ ダウンリンク ポート X 8 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G フル PoE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 8 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G PoE+ ダウンリンク ポート X 8 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G フル PoE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 8 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G PoE+ ダウンリンク ポート X 8 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ダウンリンク ポート X 12 |
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100M/1G/2.5G/5G/10G フル PoE ダウンリンク ポート X 12 |
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ここでは、前面パネルにある次のコンポーネントについて説明します。
– 100M/1G/2.5G/5G/10G PoE+ ポート
– 100M/1G/2.5G/5G/10G Cisco UPOE ポート
すべてのスイッチに同様のコンポーネントがあります。例については、以下の図を参照してください。
(注) Catalyst 3650 スイッチの図は特定のカラー スキームを示しているわけではありません。これらの図は、このマニュアルで説明されているさまざまな機能およびマーキングの参照として示されています。
図 1-1 Catalyst 3650-48PD-L スイッチの前面パネル
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図 1-2 Catalyst 3650-24PS-L スイッチの前面パネル
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図 1-3 Catalyst 3650-24PDM スイッチの前面パネル
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図 1-4 Catalyst 3650-48FQM スイッチの前面パネル
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図 1-5 Catalyst WS-3650-12X48UQ-L/S/E スイッチの前面パネル
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図 1-6 Catalyst WS-3650-8X24UQ-L/S/E スイッチの前面パネル
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10/100/1000 イーサネット ポートは、RJ-45 コネクタとイーサネット ピン割り当てを使用します。ケーブルの最大長は、328 フィート(100 m)です。100BASE-TX と 1000BASE-T のトラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 のシールドなしツイストペア(UTP)ケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックには、カテゴリ 3 またはカテゴリ 4 の UTP ケーブルを使用できます。
100M/1G/2.5G/5G/10G イーサネット ポートは、RJ45 コネクタとイーサネット ピン配置を使用します。これらのポートは、10 Mbps の速度をサポートしていません。100 Mbps および 1 Gbps のトラフィックでは、100 m の最大ケーブル長で、カテゴリ 5/5e/6 のシールドなしツイストペア(UTP)ケーブルが必要です。2.5 Gbps のトラフィックでは、100 m の最大ケーブル長でカテゴリ 5e/6/6a UTP ケーブルが必要です。5 Gbps のトラフィックでは、70 m の最大ケーブル長で、カテゴリ 5e の UTP ケーブル、100 m の最大ケーブル長で、カテゴリ 6/6a の UTP ケーブルが必要です。10 Gbps のトラフィックでは、55 m の最大ケーブル長で、カテゴリ 6 の UTP ケーブル、100 m の最大ケーブル長で、カテゴリ 6a の UTP ケーブルが必要です。
PoE+ および Cisco UPOE ポートは、“10/100/1000 イーサネット ポート” sectionで説明しているものと同じコネクタを使用します。
Cisco UPOE ポートは、受電デバイスをサポートします(1 ポートあたり最大 60 W)。
設置された電源モジュールに応じて、各ポートは最大 60 W の Cisco UPOE を供給できます。1 つのポートで使用可能な PoE と PoE+、および Cisco UPOE 電力を定義する電源マトリクスについては、表 1-15 を参照してください。
(注) • PoE 対応スイッチ モデルの 250 W AC 電源サポートの詳細については『Cisco Catalyst 3650 Series Switches Release Notes』(http://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-release-notes-list.html)を参照してください。
スイッチを、Windows ワークステーションやターミナル サーバなどのホストに、イーサネット管理ポート、RJ-45 コンソール ポート、または USB コンソール ポート(USB ミニタイプ B ポート)を通して接続できます。
USB コンソール ポート接続では、USB タイプ A から 5 ピン USB ミニタイプ B ケーブルを使用します。USB コンソール インターフェイス速度は、RJ-45 コンソール インターフェイス速度と同じです。
スイッチには、前面パネルに USB ミニタイプ B コンソール接続、スイッチの背面パネルに RJ-45 コンソール ポートがあります。コンソールの出力は両方のコネクタで常にアクティブになっていますが、コンソールの入力は一度に 1 つのコネクタしかアクティブにできず、RJ-45 コネクタよりも USB コネクタが優先されます。
USB タイプ A から USB 5 ピン Mini タイプ B へのケーブルを使用して、PC または他の装置をスイッチに接続します。必要な USB ケーブルは、オプションのアクセサリ キットに付属しています。
接続されたデバイスには、ターミナル エミュレーション アプリケーションが必要です。
(注) Windows PC では USB ポート用のドライバが必要です。
スイッチが受電デバイスへの有効な USB 接続を検出すると、RJ-45 コンソール ポートの入力がただちにディセーブルになり、USB コンソールの入力がイネーブルになります。USB 接続が削除されると、RJ-45 コンソールからの入力はただちに再度イネーブルになります。USB コンソール接続がイネーブルになると、スイッチの前面パネルの LED(図 1-8 を参照)がグリーンに点灯します。
スイッチには設定可能な無活動タイムアウトがあり、指定された期間、USB コンソールに入力アクティビティがなかった場合に、RJ-45 コンソールが再びアクティブになります。USB コンソールがタイムアウトのために非アクティブ化された場合は、USB ケーブルを切断し、再接続することによって動作を復元できます。Cisco IOS コマンドを使用すると、USB コンソールの動作をディセーブルにできます。詳細については、『 Cisco Catalyst 3650 Series Switches Software Configuration Guides 』( http://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-installation-and-configuration-guides-list.html )を参照してください。
4 ピン ミニタイプ B コネクタは 5 ピン ミニタイプ B コネクタと似ていますが、これらに互換性はありません。5 ピン ミニタイプ B 以外は使用しないでください。図 1-7 を参照してください。
CLI を使用して、非アクティブ タイムアウトを設定します。これを設定すると、USB コンソールがアクティブになっている場合、指定された時間内に USB コンソールで入力アクティビティが発生しないと、RJ-45 コンソールが再度アクティブ化されます。
非アクティブが原因で USB コンソールが非アクティブ化された後は、CLI を使用して再アクティブ化できません。USB コンソールを再アクティブ化するには、USB ケーブルを取り外して再接続してください。USB コンソール インターフェイスを設定するための CLI の使用の詳細については、『 Cisco Catalyst 3650 Series Switches Software Configuration Guides 』( http://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-installation-and-configuration-guides-list.html )を参照してください。
USB タイプ A インターフェイスでは、外付けの USB フラッシュ デバイス(サムドライブまたは USB キーとも呼ばれる)にアクセスできます。
このインターフェイスは、64 MB ~ 1 GB の範囲の容量の Cisco USB フラッシュ ドライブをサポートします。
Cisco IOS ソフトウェアは、フラッシュ デバイスに対する標準ファイル システム アクセス(読み取り、書き込み、消去、コピー)を提供するとともに、フラッシュ デバイスを FAT ファイル システムでフォーマットする機能を提供します。
スイッチ モデルによっては、複数のアップリンク ポートを他のデバイスに接続することができます。
(注) SFP モジュール スロットに SFP+ モジュールを挿入しても、その SFP+ モジュール スロットは動作せず、スイッチのログにエラー メッセージが記録されます。SFP モジュールは、SFP+ モジュール スロットで使用できます。
SFP モジュールおよび SFP+ モジュールは、銅線または光ファイバ接続を使用して他の装置と接続できます。これらのトランシーバ モジュールは現場交換可能であり、SFP モジュール スロットに取り付けられることにより、アップリンク インターフェイスを提供します。SFP モジュールは光ファイバ接続用の LC コネクタ、または銅線接続用の RJ-45 コネクタを備えています。
スイッチには、シスコ製の SFP モジュールおよび SFP+ モジュールのみを使用してください。サポートされる SFP/SFP+ モジュールに関する最新情報については、『 Cisco Transceiver Modules Compatibility Matrix 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html
40 ギガビット QSFP+ トランシーバ モジュールは、4 個の独立した光送受信チャネルを備えたホット スワップ可能な並列光ファイバ モジュールです。これらのチャネルは、別の 40 ギガビット QSFP+ トランシーバで終端することもできます。チャネルは、4 個の独立した 10 ギガビット SFP+ トランシーバに分けることができます。
40 ギガビット QSFP+ モジュールの詳細については、『 Cisco 40-Gigabit QSFP+ Transceiver Modules Installation Note 』を参照してください。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/interfaces_modules/transceiver_modules/installation/note/OL_24862.html
LED を使用することで、スイッチの動作やパフォーマンスをモニタできます。図 1-8 に、スイッチの LED と、ポートのモードの選択に使用する MODE ボタンを示します。
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PoE2 |
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図 1-9 Catalyst 3650-24PDM および Catalyst 3650-48FQM スイッチの前面パネル LED
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PoE3 |
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Catalyst 3650 スイッチの図は特定のカラー スキームを示しているわけではありません。これらの図は、このマニュアルで説明されているさまざまな機能およびマーキングの参照として示されています。 |
スイッチの LED の色と対応する状況表示は次のとおりです。
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各イーサネット ポート、1 ギガビット イーサネット モジュール スロット、および 10 ギガビット イーサネット モジュール スロットには、ポート LED があります。ポート LED は、グループ別または個別に、スイッチとそれぞれのポートに関する情報を表示します。ポート LED に表示される情報のタイプは、ポート モードによって異なります。 表 1-3 に、モード LED、その対応するポート モード、および意味を示します。
モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまで Mode ボタンを押します。ポート モードを変更すると、ポートの LED カラーの意味も変わります。 表 1-4 に、各種ポート モードでのポート LED のカラーの意味を示します。
スイッチ スタックを構成するどのスイッチで Mode ボタンを押しても、すべてのスタック スイッチの表示が選択したモードに変更されます。たとえば、アクティブ スイッチの Mode ボタンを押して SPEED LED 表示にすると、スタックを構成する他のすべてのスイッチも SPEED LED 表示になります。
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PoE4 |
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リンク障害が発生しています。エラー フレームが接続に影響を与えている可能性があります。過度のコリジョン、巡回冗長検査(CRC)エラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されています。 |
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ポートがスパニングツリー プロトコル(STP)によってブロックされており、データを転送していません。 ポートの再設定後、STP がスイッチのループの有無を確認しているため、ポート LED は最大 30 秒間、オレンジに点灯することがあります。 |
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ポートは、2.5 Gbps、5 Gbps、および 10 Gbps リンク速度で動作します。リンク速度を確認するには CLI を使用します。 |
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スイッチは、データ スタックのスタンバイ メンバーであり、現在のアクティブ スイッチで障害が発生した場合にアクティブ スイッチとなって処理を引き継ぎます。 |
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PoE5 |
PoE がオフになっています。 |
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PoE に障害が発生したか、スイッチ ソフトウェアで設定された制限を超過したことにより、PoE はオフになっています。 |
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USB コンソール LED(図 1-8)は、ポートに対するアクティブな USB 接続があるかどうかを示します。
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ACTV LED(図 1-8)はスイッチの状態がアクティブであるかどうかを示します。
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STACK LED には、スタックのメンバ スイッチのシーケンスが示されます。最大で 9 台のスイッチを同じスタックのメンバにすることができます。1 ~ 9 番目のポート LED には、スタック内の 1 スイッチのメンバ番号が示されます。図 1-10 に、スタック メンバ番号が 1 である最初のスイッチの LED を示します。たとえば、 Mode ボタンを押して Stack を選択すると、ポート 1 の LED は緑に点滅します。ポート 2 および 3 の LED は緑に点灯したままになります。これは、スタック内の他のスイッチのメンバ番号を表しています。そのスタックにはもうメンバが含まれていないため、その他のポート LED は消灯します。
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STACK LED モードを選択すると、StackWise ポートがアップの状態であれば、対応する STACK LED が緑で点灯し、StackWise ポートがダウンの状態であればオレンジで点灯します。
RPS LED は、Catalyst 3650-24PDM および Catalyst 3650-48FQM スイッチ モデルでのみ使用できます。
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アップリンク ポートにはさまざまなステータス LED があります。各ポート LED は、その SFP および SFP+ モジュールのステータスに応じてラベル付けされています。
SFP ポートにはラベル名称 G(x) が使用されています。ここで、G = 1 ギガビット、x = ポート番号です。G(x) ラベルはアップリンク ポート LED の左側に表示されます。
SFP ポートにはラベル名称 TE(x) が使用されています。ここで、TE = 10 ギガビット、x = ポート番号です。TE(x) ラベルはアップリンク ポート LED の右側に表示されます。
SFP および SFP+ モジュールの両方がサポートされるため、SFP+ モジュール ポートには 2 個のラベル、G(x) と TE(x) があります。
さまざまなスイッチ モデルのアップリンク ポートのラベルのレイアウトは、次のようになっています。
図 1-11 は、SFP ポート X 2、SFP+ ポート X 2(Catalyst 3650-48FD-S スイッチ モデル)を表すアップリンク ポート LED の配置の例を示します。
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図 1-12 は、QSFP+ ポート(Catalyst 3650-12X48UZ-X スイッチ モデル)を表すアップリンク ポート LED の配置の例を示します。
図 1-12 Catalyst 3650-12X48UZ-X スイッチの QSFP+ ポート
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UID およびビーコン LED は、管理者がスイッチに注意が必要なことを示すときに点灯できます。管理者がスイッチを識別するために役立ちます。ビーコンをオンにするは、スイッチの前面パネルの UID ボタンを押すか、CLI を使用します。スイッチの前面および背面パネルに青色のビーコンがあります。前面パネルの青色のビーコンは [UID] と表示されたボタンであり、背面パネルのビーコンは [BEACON] と表示された LED です。
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スイッチの背面パネルには、StackWise コネクタ、各種ポート、ファン モジュール、および電源モジュールが設けられています。図 1-13 を参照してください。
図 1-13 Catalyst 3650 スイッチの背面パネル
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図 1-14 Catalyst 3650-24PDM および Catalyst 3650-48FQM スイッチの背面パネル
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図 1-15 Catalyst 3650-8X24UQ/PD および 3650-12X48FD/UQ/UR/UZ スイッチの背面パネル
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図 1-15 に次のスイッチ モデルの代表的な図を示します。
RJ-45 コンソール ポートの LED は、RJ-45 コンソールが有効または無効であるかを示します。
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StackWise ポートは StackWise スタック構成でスイッチの接続に使用されます。StackWise ケーブルはスタック構成で StackWise ポートの接続に使用されます。
スタック構成をイネーブルにするには、StackWise アダプタが StackWise ポートに取り付けられている必要があります。デフォルト設定では、StackWise ポートに StackWise アダプタ ブランクが取り付けられています。
スタック構成が指定された Catalyst 3650 スイッチの場合、StackWise アダプタは StackWise ポートにあらかじめ取り付けられており、必要に応じて StackWise ケーブルを注文することができます。スタック構成を指定しなかったけど必要になった場合は、StackWise アダプタ ブランクを取り外し、StackWise アダプタを取り付ける必要があります。
(注) Catalyst 3650 および Catalyst 3850 スイッチの組み合わせを含むスイッチ スタックを含めることはできません。
24 ポートおよび 48 ポートのスイッチは、1 つまたは 2 つの内部電源モジュールから電源が供給されます。
スイッチには、2 つの内部電源モジュール スロットがあります。AC モジュールを 2 つ、DC モジュールを 2 つ、AC と DC 電源モジュールを 1 つずつ組み合わせた構成、または電源モジュール 1 つとブランク カバーを 1 つ組み合わせた構成を使用できます。スイッチは、1 台または 2 台のアクティブな電源モジュールで動作します。
表 1-1 は、各スイッチ モデルに付属するデフォルトの電源モジュールを示しています。すべての電源モジュール(ブランク カバーを除く)にはファンが内蔵されています。スイッチが 1 つの電源だけを含めるように設定されている場合、すべてのスイッチは 2 つ目の電源モジュール スロットにブランク カバーを取り付けて出荷されます。
このセクションでは、Catalyst 3650 スイッチの電力要件を指定します。
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8.48 ポート スイッチに 640 W 電源モジュール 1 台を使用する場合、全ポートに PoE で供給できる電力は最大 390 W です。 |
Catalyst WS-3650-24PDM および Catalyst WS-3650-48FQM スイッチには固定電源が付属しています。他の Catalyst 3650 スイッチとは異なり、電源を変更するためのスロットがありません。
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Catalyst スイッチ モデルとサポートされる電源モジュールを次に示します。
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使用する電源に関係なく、一部の電力はスイッチによって使用され、残りを、接続されたデバイスが使用できます。
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例として、1100 W のデフォルトの電源を使用すると、接続されたデバイスに使用可能な電力は次のとおりです。
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電源モジュールは 2 つのステータス LED を備えています。
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シスコの冗長電源(RPS)2300(モデル PWR-RPS2300)は、Catalyst 3650-24PDM および Catalyst 3650-48FQM スイッチをサポートします。
警告 RPS レセプタクルには Cisco RPS モデル RPS2300 だけを接続してください。ステートメント 370
Cisco RPS 2300 は、同時に 6 台の外部ネットワーク装置をサポートし、障害が発生した 1 台または 2 台の装置に電力を供給できる冗長電源システムです。接続先の装置の内部電源装置の障害を検知し、障害が発生した装置に電力を供給することでネットワーク トラフィックの損失を防ぎます。詳細については、『 Cisco Redundant Power System 2300 Hardware Installation Guide 』( http://www.cisco.com/en/US/products/ps7148/prod_installation_guides_list.html )を参照してください。
Cisco RPS 2300 には、2 つの出力レベル(52 V と 12 V)があり、合計出力は最大 2300 W です。
サポートされているすべての接続先スイッチは、RPS 2300 と同時に通信を行うことができます。スイッチのソフトウェアから次の RPS 2300 機能を設定できます。
このスイッチは、ホットスワップ可能な 3 台の内蔵 12V ファン モジュールを備えています。空気循環システムは、ファン モジュールと電源モジュールで構成されています。エアーフローのパターンは、電源の構成によって異なります。
図 1-16 に、24 ポートおよび 48 ポート スイッチのエアーフローのパターンを示します。青い矢印は低温の空気流、赤い矢印は高温の空気流を表します。ファン モジュールが正しく動作していると、(後ろから見て)ファン アセンブリの左上のグリーンの LED が点灯します。ファンが故障すると、LED がオレンジになります。2 台のファンが動作していればスイッチを運用できますが、故障したファンは可能な限り早期に交換してください。これにより、2 台目のファンの故障によってサービスの中断を招く事態を避けることができます。
(注) 適切な冷却効果を得るには、3 台のファンが必要です。
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図 1-16 24 ポートおよび 48 ポート スイッチのエアーフローのパターン
Catalyst 3650-24PDM および Catalyst 3650-48FQM スイッチには、固定ファン モジュールが付属しています。他の Catalyst 3650 スイッチとは異なり、ファン モジュールを変更するためのスロットがありません。
図 1-17 Catalyst 3650-24PDM および Catalyst 3650-48FQM スイッチのエアーフロー パターン
スイッチの設定は 10/100/1000 イーサネット ポートまたは RJ-45 コンソール ポートを介して制御することができます。
10/100/1000 イーサネット管理ポートまたはいずれかのコンソール ポート(図 1-13 を参照)を使用して、スイッチを Windows ワークステーションなどのホストやターミナル サーバに接続できます。10/100/1000 イーサネット管理ポートは、VPN ルーティングおよび転送インターフェイスであり、RJ-45 クロス ケーブルまたはストレート ケーブルを使用します。
(注) 10/100/1000 イーサネット管理ポートは、Windows ワークステーションまたはターミナル サーバに接続する RJ-45 コネクタです。同じスイッチの別のポートまたは同じスイッチ スタック内の任意のポートに、このポートを接続しないでください。
表 1-23 に、イーサネット管理ポート LED の色と意味を示します。
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RJ-45 コンソール ポートの接続には、付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。
表 1-24 に、RJ-45 コンソール ポート LED の色とその意味を示します。
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Configuration Wizard は認証サーバを使用して IP アドレス、ローカル ユーザ名、パスワードまたは認証の設定後に最初のワイヤレス設定を完了できるようにする Web ベースのコントローラ ユーザ インターフェイス(UI)です。Web UI を使用して、すべての初期操作のコントローラ、WLAN、ラジオを設定し、管理パラメータを確立する、セキュリティ ポリシーを設定する、ソフトウェア管理コマンドにアクセスする、システム ログおよびその他のタスクを設定することができます。
Configuration Wizard の使用の詳細については、『 Cisco Catalyst 3650 Series Switches Software Configuration Guides 』( http://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-installation-and-configuration-guides-list.html )を参照してください。
Cisco Network Assistant は、LAN に適した PC ベースのネットワーク管理 GUI アプリケーションです。この GUI を使用すると、スイッチ クラスタやスタンドアロン スイッチを設定および管理できます。Cisco Network Assistant は、次の URL からダウンロードできます。
http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/NetworkAssistant
Network Assistant アプリケーションの起動については、『 Getting Started with Cisco Network Assistant 』( http://www.cisco.com/c/en/us/support/cloud-systems-management/network-assistant/products-installation-guides-list.html )を参照してください。
スイッチのメモリ内にある Device Manager を使用すると、個々のスタンドアロン スイッチを管理できます。この Web インターフェイスによって、設定とモニタリングをすばやく実行できます。Device Manager には、Web ブラウザを介して、ネットワーク上のどこからでもアクセスできます。詳細については、『 Catalyst 3650 Switch Getting Started Guide 』( http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/lan/catalyst3650/hardware/quick/guide/cat3650_gsg.html )を参照してください。
CLI を使用してスイッチおよびスイッチ クラスタ メンバを設定し、モニタできます。CLI には、スイッチのコンソール ポートに直接管理ステーションを接続するか、リモート管理ステーションから Telnet を使用してアクセスできます。『 Cisco Catalyst 3650 Series Switches Command Reference Guides 』( http://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-command-reference-list.html )を参照してください。
Cisco Prime Infrastructure は、Cisco Prime Network Control System(NCS)のワイヤレス機能および Cisco Prime LAN Management Solution(LMS)の有線機能を、Cisco Prime Assurance Manager のアプリケーション パフォーマンス モニタリングおよびトラブルシューティングの機能と組み合わせます。詳細については、Cisco Prime インフラストラクチャのドキュメントを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps12239/index.html
ネットワーク構成の概念、および専用ネットワーク セグメントを作成しギガビット イーサネットで相互接続するためのスイッチの使用例については、Cisco.com にあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。