この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
スイッチの LED は、スイッチに関するトラブルシューティング情報を提供します。LED の状態を確認することで、電源投入時自己診断テスト(POST)のエラー、ポートの接続問題、およびスイッチ全体のパフォーマンスを把握できます。CLI または簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)ワークステーションから統計情報を入手することもできます。詳細については、次のいずれかのガイドを参照してください。
スイッチに電源を入れてから約 30 秒すると POST が開始されます。POST の完了までには最大 5 分かかります。POST の実行中は、システム LED が緑で点滅します。POST が完了すると、システム LED が緑の点灯状態になります。スイッチがアクティブ スイッチとして動作している場合は ACTV LED が緑で点灯します。
スイッチをトラブルシューティングする場合は、ポート LED を観察してください。LED の色と意味の説明は、“イーサネット管理ポート” sectionを参照してください。
ケーブルにわずかでも傷や破損がないか必ず確認してください。物理層の接続に問題がないように見えるケーブルでも、配線やコネクタのごくわずかな損傷が原因でパケットが破損することがあります。ポートでパケット エラーが多く発生したり、ポートがフラッピング(リンクの切断および接続)を頻繁に繰り返したりする場合は、ケーブルにこのような破損がある場合があります。
両側でリンクが確立されていることを確認します。断線が発生している場合やポートがシャットダウンしている場合は、片側ではリンクが表示されても、他方では表示されない可能性があります。
ポート LED が点灯していても、ケーブルが正常なことを示しているわけではありません。物理的な圧力がかかっている場合は、限界レベルで動作している可能性があります。ポート LED が点灯しない場合は、次のことを確認します。
PoE ポートに接続された充電デバイスに電力が供給されていない場合:
(注) PoE 回線の出力が、IEC 60950 の制限電源(LPS)として評価されていることを確認します。
(注) CX1 ケーブルを注文または使用するときは、バージョン ID が 2 以上であることを確認してください。
ポートまたはインターフェイスが無効になっていないか、または電源がオフになっていないか確認してください。リンクの片側でポートまたはインターフェイスが手動でシャットダウンされた場合は、そのインターフェイスを再度イネーブルにしないかぎり、リンクは確立されません。 show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用して、インターフェイスが errdisable、disabled、または shutdown の状態になっていないかどうかを確認します。必要に応じて、インターフェイスを再度イネーブルにします。
ping を使用して、最初は直接接続されているスイッチから始めて、接続できない原因となっている箇所を突き止めるまで、ポートごと、インターフェイスごと、トランクごとに段階的にさかのぼって調べます。各スイッチの連想メモリ(CAM)テーブル内に、エンド デバイスの MAC アドレスが存在していることを確認します。
スパニングツリー プロトコル(STP)にループが発生すると重大なパフォーマンス上の問題が引き起こされ、その状況がポートやインターフェイスの問題に似ていることがあります。
ループは、単方向リンクによって引き起こされることがあります。つまり、スイッチから送信されたトラフィックがネイバーで受信されるが、ネイバーからのトラフィックがスイッチで受信されない場合に発生します。破損したケーブル、その他のケーブル配線の問題、またはポートの問題によって、この単方向通信が引き起こされる可能性があります。
スイッチで単方向リンク検出(UDLD)をイネーブルにすると、単方向リンク問題の特定に役立ちます。スイッチの UDLD の有効化については、『 Cisco Catalyst 3650 Series Switches Software Configuration Guides 』の「Understanding UDLD」セクション( h ttp://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-installation-and-configuration-guides-list.html )を参照してください。
ポートの統計情報に、アライメント エラー、フレーム チェック シーケンス(FCS)、またはレイト コリジョン エラーが大量に表示される場合は、速度またはデュプレックスの不一致を示している可能性があります。
2 台のスイッチ間、スイッチとルータ間、またはスイッチとワークステーション/サーバ間でデュプレックスと速度の設定が一致しない場合は、共通の問題が発生します。この不一致は、速度およびデュプレックスを手動で設定した場合や、2 台の装置間における自動ネゴシエーションの問題により発生することがあります。
スイッチのパフォーマンスを最大限に引き出してリンクを確実にするには、次のいずれかの注意事項に従ってデュプレックスおよび速度の設定を変更してください。
スイッチとサードパーティ製ネットワーク インターフェイス カード(NIC)間で問題が発生する場合があります。デフォルトで、スイッチ ポートとインターフェイスは自動ネゴシエートします。一般的にはラップトップ コンピュータやその他の装置も自動ネゴシエーションに設定されていますが、それでも問題が発生することがあります。
自動ネゴシエーションの問題をトラブルシューティングする場合は、接続の両側で手動設定を試してください。それでも問題が解決しない場合は、NIC 上のファームウェアまたはソフトウェアに問題がある可能性があります。その場合は、NIC ドライバを最新バージョンにアップグレードして問題を解決してください。
ポート統計情報に、過剰なフレーム チェック シーケンス、レイト コリジョン、またはアライメント エラーが示されている場合は、スイッチから接続先の装置までのケーブル長が推奨ガイドラインに従っていることを確認してください。
新しいスイッチに間違った IP アドレスを設定した場合や、Express Setup モードを開始しようとしたときにスイッチのすべての LED が点滅を始めた場合は、スイッチに設定した IP アドレスをクリアできます。
手順 2 PC または端末で、端末エミュレーション プログラムを起動します。プログラム(通常、HyperTerminal または Procomm Plus などの PC アプリケーション)によって、スイッチと PC または端末との通信が可能になります。
約 2 秒後にスイッチの LED が点滅し始めます。MODE ボタンの上の LED がグリーンになったら、MODE ボタンを放し、Express Setup を実行してスイッチを設定します。LED がグリーンで点灯したままにならない場合は、次の手順に進みます。
手順 3 そのまま MODE ボタンを押し続けます。約 8 秒後に LED の点滅が停止して、スイッチが再起動します
シスコのテクニカル サポートに連絡する場合は、スイッチのシリアル番号が必要です。図 5-1 にシリアル番号の位置を示します。 show version 特権 EXEC コマンドを使用して、スイッチのシリアル番号を確認することもできます。
故障したスタック メンバーを交換するには、次の手順に従います。
手順 1 故障したスイッチの電源をオフにします。AC または DC 入力電源を取り外します。
手順 2 交換用スイッチの電源がオフになっていることを確認してから、交換用スイッチをスタックに接続します。
スイッチ スタックのメンバー番号を手動で設定した場合は、故障したスイッチのメンバー番号を交換用スイッチに手動で割り当てる必要があります。手動でスタック メンバ番号を割り当てるには、『 Cisco Catalyst 3650 Series Switches Software Configuration Guides 』( h ttp://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/catalyst-3650-series-switches/products-installation-and-configuration-guides-list.html )を参照してください。
手順 3 交換したスイッチのギガビット イーサネット接続が、故障したスイッチと同じであることを確認します。
手順 4 ある場合は、モジュールを再び取り付けて、ケーブルを接続します。
交換用スイッチのインターフェイスはすべて、故障したスイッチと同じように設定され、同じ機能を果たします。
(注) 交換用スイッチには Cisco Catalyst 3650 スイッチを使用する必要があります。