ERSPAN に関する情報
Cisco NX-OS システムは、発信元および宛先ポートの両方で Encapsulated Remote Switching Port Analyzer(ERSPAN)機能をサポートします。ERSPAN は、IP ネットワークでミラーリングされたトラフィックを転送します。トラフィックは、送信元ルータでカプセル化され、ネットワーク間を転送されます。パケットは宛先ルータでカプセル化解除され、宛先インターフェイスに送信されます。
ERSPAN は、ERSPAN 送信元セッション、ルーティング可能な ERSPAN Generic Routing Encapsulation(GRE)カプセル化トラフィック、および ERSPAN 宛先セッションで構成されています。異なるスイッチで ERSPAN 送信元セッションおよび宛先セッションを個別に設定することができます。ACL を使用し、入力トラフィックをフィルタ処理するように ERSPAN 送信元セッションを設定することもできます。
ERSPAN 送信元
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イーサネット ポートおよびポート チャネル。
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VLAN:VLAN が ERSPAN 送信元として指定されている場合、VLAN でサポートされているすべてのインターフェイスが ERSPAN 送信元となります。
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送信元ポートとして設定されたポートを宛先ポートとしても設定することはできません。
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ERSPAN は送信元に関係なく、スーパーバイザによって生成されるパケットをモニタしません。
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ACL を使用して送信元ポートで入力トラフィックをフィルタし、ACL 基準に一致する情報のパケットのみがミラーリングされるようにすることができます。
マルチ ERSPAN セッション
最大 18 個の ERSPAN セッションを定義できますが、同時に作動できるのは最大 4 個の ERSPAN またはSPAN セッションのみです。受信ソースと送信ソースの両方が同じセッションに設定されている場合、同時に作動できるのは 2 つの ERSPAN または SPAN セッションのみです。未使用の ERSPAN セッションはシャットダウンもできます。
(注) |
Cisco Nexus 34180YC プラットフォーム スイッチは、スイッチに設定されている合計で 32 セッションの SPAN および ERSPAN セッションをサポートします。32 すべてのセッションを同時にアクティブにできます。 |
ERSPAN セッションのシャットダウンについては、ERSPAN セッションのシャットダウンまたはアクティブ化を参照してください。
ハイ アベイラビリティ
ERSPAN 機能はステートレス およびステートフル リスタートをサポートします。リブートまたはスーパーバイザ スイッチオーバー後に、実行コンフィギュレーションが適用されます。