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この付録では、Catalyst 6500 シリーズの電源装置およびそれらの仕様について説明します。この付録の構成は、次のとおりです。
表 A-1 に、現在使用できる Catalyst 6500 シリーズ スイッチの電源装置および電源装置の説明の場所を示します。
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製品番号 |
製品番号 |
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950 W1 |
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1400 W1 |
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2700 W2 |
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(注) Catalyst 6500 シリーズ スイッチでは、同一のシャーシ内に AC 入力および DC 入力電源装置を混在させることができます。
(注) 多くの通信会社では、配電システムに適合させるために -48 VDC の電源装置が必要です。動作特性は、AC 入力電源装置も DC 入力電源装置も同じです。
表 A-2 に、Catalyst 6500 スイッチ シャーシとの電源装置の互換性を示します。
950 W AC 入力(PWR-950-AC)および DC 入力(PWR-950-DC)電源装置が設置できるのは、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ シャーシだけです。フォーム ファクタが異なるため、950 W AC 入力および DC 入力電源装置をその他の Catalyst 6500 シリーズ スイッチ シャーシに設置できません。
950 W の電源装置(図 A-1 を参照)は直接 AC 電源または DC 電源に接続せずに、PEM を使用します。PEM は、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ シャーシ前面にあり、設置場所の電源とシャーシ背面にある電源装置を接続します。フォーム ファクタは、AC 入力および DC 入力電源装置で同じです。
AC 入力 PEM(図 A-2 を参照)および DC 入力 PEM(図 A-3 を参照)により、スイッチ シャーシ前面で設置場所の電源から電源装置への接続が可能になります。DC 入力電源装置は、端子ブロックに接続した太いケーブルで電源と接続します。使用地域の電気規定および規制に従い、適切なサイズのものを使用してください。
(注) システム(NEBS)アースは、950 W DC 入力電源装置および DC 入力 PEM を搭載した Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E シャーシのプライマリ セーフティ アースの役割を果たします。これらのシャーシの DC 入力電源装置には、個別のアースはありません。
PEM には、電源スイッチの点灯(AC 入力モデルのみ)、電流の保護、サージと EMI(電磁波干渉)の抑制、およびフィルタリングの機能があります。
図 A-2 950 W AC 入力 PEM(PEM-15A-AC)
表 A-3 に、950 W AC 入力電源装置の仕様を示します。
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(注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 | |
シャーシの各電源装置には、それぞれに専用のヒューズ分岐回路が必要です。 • すべての Catalyst 6500 シリーズの AC 入力電源装置には、単相 AC 電源が必要です。 – 同一シャーシ内の複数の電源装置間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、PS1 は位相 A で動作し、PS2 は位相 B で動作することができます。 – 高圧ライン動作時に正味入力電圧が 170 ~ 264 VAC の範囲である場合、電源装置は、ホット コンダクタが AC 電源の位相に接続され、ニュートラル コンダクタがアースまたは別の AC 電源の位相に接続された状態で動作します。 – 複数の AC 入力を搭載した電源装置の AC 入力間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、電源コード 1 は位相 A に接続し、電源コード 2 は位相 B に接続することができます。 |
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kVA 定格3 |
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3.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-4 に、950 W DC 入力電源装置の仕様を示します。
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表 A-5 に、電源装置の LED とその意味を示します。
表 A-6 に、950 W AC 入力電源装置の AC 電源コードの仕様を示します。これらの電源コードは、電源装置に直接接続するのではなく、950 W の PEM(PEM-15A-AC)に接続します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
(注) 950 W 電源装置の電源コードの長さは、すべて 8 フィート 2 インチ(2.5 m)です。
(注) すべての 950 W 電源装置の電源コードには、一端に IEC60320/C15 電源コネクタがあります。電源コネクタは、左に 90 度曲がっています。
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BS 13634 |
1000 W AC 入力電源装置(WS-CAC-1000W)は、次の Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされます。
1000 W 電源装置(図 A-4 を参照)は、1300 W、2500 W、3000 W、4000 W、および 6000 W AC 入力電源装置と共通のフォーム ファクタを共有します。
表 A-7 に、1000 W AC 入力電源装置の仕様を示します。
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(注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 | |
シャーシの各電源装置には、それぞれに専用のヒューズ分岐回路が必要です。 • すべての Catalyst 6500 シリーズの AC 入力電源装置には、単相 AC 電源が必要です。 – 同一シャーシ内の複数の電源装置間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、PS1 は位相 A で動作し、PS2 は位相 B で動作することができます。 – 高圧ライン動作時に正味入力電圧が 170 ~ 264 VAC の範囲である場合、電源装置は、ホット コンダクタが AC 電源の位相に接続され、ニュートラル コンダクタがアースまたは別の AC 電源の位相に接続された状態で動作します。 – 複数の AC 入力を搭載した電源装置の AC 入力間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、電源コード 1 は位相 A に接続し、電源コード 2 は位相 B に接続することができます。 |
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kVA 定格5 |
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5.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-8 に、電源装置の LED とその意味を示します。
表 A-9 に、1000 W AC 入力電源装置で使用できる AC 電源コードの仕様を示します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
(注) 1000 W 電源装置の電源コードの長さは、すべて 8 フィート 2 インチ(2.5 m)です。
(注) すべての 1000 W 電源装置の電源コードには、一端に IEC60320/C15 電源プラグがあります。
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BS 13636 |
1300 W AC 入力電源装置(WS-CAC-1300W)および 1300 W DC 入力電源装置(WS-CDC-1300W)は、次の Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされます。
1300W 電源装置(1300 W AC 入力電源装置は図 A-5 を参照、1300W DC 入力電源装置は図 A-6 を参照)は、1000W、2500W、3000W、4000W、および 6000W AC 入力電源装置と共通のフォーム ファクタを共有します。
表 A-11 に、1300 W AC 入力電源装置の仕様を示します。
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(注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 | |
シャーシの各電源装置には、それぞれに専用のヒューズ分岐回路が必要です。 • すべての Catalyst 6500 シリーズの AC 入力電源装置には、単相 AC 電源が必要です。 – 同一シャーシ内の複数の電源装置間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、PS1 は位相 A で動作し、PS2 は位相 B で動作することができます。 – 高圧ライン動作時に正味入力電圧が 170 ~ 264 VAC の範囲である場合、電源装置は、ホット コンダクタが AC 電源の位相に接続され、ニュートラル コンダクタがアースまたは別の AC 電源の位相に接続された状態で動作します。 – 複数の AC 入力を搭載した電源装置の AC 入力間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、電源コード 1 は位相 A に接続し、電源コード 2 は位相 B に接続することができます。 |
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kVA 定格7 |
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7.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-11 に、1300 W DC 入力電源装置の仕様を示します。
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3 AWG ~ 10 AWG の銅線を使用可能です。実際に必要な導線のサイズは設置担当者または電気技師が判断します。端子ブロックの材料の定格許容温度は、120 °C です。 |
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表 A-12 に、1300 W 電源装置の LED とその意味を示します。
表 A-13 に、1300 W AC 入力電源装置で使用できる AC 電源コードの仕様を示します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
(注) 1300 W 電源装置の電源コードの長さは、すべて 14 フィート(4.3 m)です。
(注) すべての 1300 W 電源装置の電源コードには、一端に IEC60320/C19 電源コネクタがあります。
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NEMA 5-208 |
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BS 13639 |
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配電ユニット(PDU)10 |
8.日本では、地域の電力会社と相談してから NEMA 5-20 電源プラグを準備してください。 10.PDU 電源コードは、PDU からスイッチに電力を供給するユーザ向けに設計されています。シャーシの電源装置に接続する側のケーブルの終端には C19 コネクタが取り付けられています。PDU に接続するケーブルのもう一方の終端には C20 コネクタが取り付けられています。 |
1400 W AC 入力電源装置(PWR-1400-AC)が設置できるのは、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ シャーシだけです。フォーム ファクタが異なるため、1400 W AC 入力電源装置をその他の Catalyst 6500 シリーズ スイッチ シャーシに設置できません。
1400 W の電源装置(図 A-7 を参照)は直接 AC 電源に接続せずに、PEM を使用します。PEM は、Catalyst 6503 および Catalyst 6503-E スイッチ シャーシ前面にあり、設置場所の電源とシャーシ背面にある電源装置を接続します。
AC 入力 PEM(PEM-20A-AC+)(図 A-8 を参照)により、ルータ シャーシ前面で設置場所の電源から電源装置への接続が可能になります。
PEM には、電源スイッチの点灯、電流の保護、サージと EMI の抑制、およびフィルタリングの機能があります。
図 A-7 1400 W AC 入力電源装置(PWR-1400-AC)
図 A-8 1400 W AC 入力 PEM(PEM-20A-AC+)
表 A-14 に、1400 W AC 入力電源装置の仕様を示します。
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(注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 | |
シャーシの各電源装置には、それぞれに専用のヒューズ分岐回路が必要です。 – 同一シャーシ内の複数の電源装置間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、PS1 は位相 A で動作し、PS2 は位相 B で動作することができます。 – 高圧ライン動作時に正味入力電圧が 170 ~ 264 VAC の範囲である場合、電源装置は、ホット コンダクタが AC 電源の位相に接続され、ニュートラル コンダクタがアースまたは別の AC 電源の位相に接続された状態で動作します。 – 複数の AC 入力を搭載した電源装置の AC 入力間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、電源コード 1 は位相 A に接続し、電源コード 2 は位相 B に接続することができます。 |
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kVA 定格11 |
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11.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-15 に、1400 W AC 入力電源装置の LED とその意味を示します。
表 A-16 に、1400 W AC 入力電源装置で使用できる AC 電源コードの仕様を示します。これらの電源コードは、電源装置に直接接続するのではなく、1400 W の PEM(PEM-20A-AC+)に接続します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
(注) 1400 W 電源装置の電源コードの長さは、すべて 14 フィート(4.3 m)です。
(注) すべての 1400 W 電源装置の電源コードには、一端に IEC60320/C19 電源プラグがあります。
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NEMA 5-2012 NEMA 6-2013 NEMA L6-2014 |
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13 A、250 VAC15 |
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配電ユニット(PDU)16 |
2500 W AC 入力電源装置(WS-CAC-2500W)および 2500 W DC 入力電源装置(WS-CDC-2500W)は、次の Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされます。
• Catalyst 6513-E(DC 入力電源装置のみ)
2500W 電源装置(図 A-9 および図 A-10 を参照)は、1000W、1300W、3000W、4000W、および 6000W AC 入力電源装置と共通のフォーム ファクタを共有します。
(注) フル装備の Catalyst 6513 スイッチでは、2500 W の電源装置 2 台を使用しても完全な冗長構成にならない場合があります。また、低レンジ入力(100 ~ 120 VAC)で 2500 W 電源装置を使用する場合も、フル装備の Catalyst 6509、Catalyst 6509-E、Catalyst 6509-NEB、Catalyst 6509-NEB-A、または Catalyst 6509-V-E スイッチでは冗長性は得られません。
(注) 2500 W AC 入力電源装置で 2500 W の電力を供給するには、220 VAC が必要です。110 VAC を使用した場合、供給される電力は 1300 W に制限されます。また、この電源装置は、110 VAC または 220 VAC のどちらに接続するかに関係なく、16 A を必要とします。
表 A-17 に、2500 W AC 入力および DC 入力電源装置の仕様を示します。
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(注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 | |
最大 16 A(@ 230 VAC、@ 2500 W 出力) |
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シャーシの各電源装置には、それぞれに専用のヒューズ分岐回路が必要です。 – 同一シャーシ内の複数の電源装置間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、PS1 は位相 A で動作し、PS2 は位相 B で動作することができます。 – 高圧ライン動作時に正味入力電圧が 170 ~ 264 VAC の範囲である場合、電源装置は、ホット コンダクタが AC 電源の位相に接続され、ニュートラル コンダクタがアースまたは別の AC 電源の位相に接続された状態で動作します。 – 複数の AC 入力を搭載した電源装置の AC 入力間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、電源コード 1 は位相 A に接続し、電源コード 2 は位相 B に接続することができます。 |
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kVA 定格17 |
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17.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-18 に、2500 W DC 入力電源装置の仕様を示します。
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2 ~ 14 AWG 銅線を使用可能です。実際に必要な導線のサイズは設置担当者または電気技師が判断します。端子ブロックの材料の定格許容温度は、150 °C です。 |
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表 A-19 に、電源装置の LED とその意味を示します。
表 A-20 に、2500 W AC 入力電源装置で使用できる AC 電源コードの仕様を示します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
(注) 2500 W 電源装置の電源コードの長さは、すべて 14 フィート(4.3 m)です。
(注) すべての 2500 W 電源装置の電源コードには、一端に IEC60320/C19 電源コネクタがあります。
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日本、北米 |
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配電ユニット(PDU)19 |
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18.110 VAC で動作する 2500 W 電源装置の供給電力は 1300 W です。 19.PDU 電源コードは、PDU からスイッチに電力を供給するユーザ向けに設計されています。シャーシの電源装置に接続する側のケーブルの終端には C19 コネクタが取り付けられています。PDU に接続するケーブルのもう一方の終端には C20 コネクタが取り付けられています。 |
2700 W AC 入力電源装置(PWR-2700-AC/4)および 2700 W DC 入力電源装置(PWR-2700-DC/4)は、Catalyst 6504-E スイッチだけでサポートされます。2700W AC 入力電源装置については図 A-11 を、2700W DC 入力電源装置については図 A-12 を参照してください。
(注) 2700 W AC 入力電源装置で 2700 W の電力を供給するには、220 VAC が必要です。110 VAC を使用した場合、供給される電力は 1350 W に制限されます。また、この電源装置は、110 VAC または 220 VAC のどちらに接続するかに関係なく、16 A を必要とします。
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表 A-22 に、2700 W AC 入力電源装置の仕様を示します。
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(注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 | |
シャーシの各電源装置には、それぞれに専用のヒューズ分岐回路が必要です。 – 同一シャーシ内の複数の電源装置間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、PS1 は位相 A で動作し、PS2 は位相 B で動作することができます。 – 高圧ライン動作時に正味入力電圧が 170 ~ 264 VAC の範囲である場合、電源装置は、ホット コンダクタが AC 電源の位相に接続され、ニュートラル コンダクタがアースまたは別の AC 電源の位相に接続された状態で動作します。 – 複数の AC 入力を搭載した電源装置の AC 入力間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、電源コード 1 は位相 A に接続し、電源コード 2 は位相 B に接続することができます。 |
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kVA 定格20 |
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20.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-22 に、2700 W DC 入力電源装置の仕様を示します。
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• -48 VDC @ 37 A(公称 -48 V バッテリ バックアップ システム)(動作範囲:-40.5 ~ -56 VDC) • -60 VDC @ 29 A(公称 -60 V バッテリ バックアップ システム)(動作範囲:-55 ~ -72 VDC) |
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(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体の条例または国が定める法令に適合するサイズのものを使用してください。 | |
2 ~ 14 AWG 銅線を使用可能です。実際に必要な導線のサイズは設置担当者または電気技師が判断します。端子ブロックの材料の定格許容温度は、150 °Cです。 |
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kVA 定格21 |
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21.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-23 に、電源装置の LED とその意味を示します。
表 A-24 に、2700 W AC 入力電源装置で使用できる AC 電源コードの仕様を示します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
(注) 2700 W 電源装置の電源コードの長さは、すべて 14 フィート(4.3 m)です。
(注) すべての 2700 W 電源装置の電源コードには、一端に IEC60320/C19 電源コネクタがあります。
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配電ユニット(PDU)22 |
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22.PDU 電源コードは、PDU からスイッチに電力を供給するユーザ向けに設計されています。シャーシの電源装置に接続する側のケーブルの終端には C19 コネクタが取り付けられています。PDU に接続するケーブルのもう一方の終端には C20 コネクタが取り付けられています。 |
3000 W AC 入力電源装置(WS-CAC-3000W)は、次の Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされます。
3000W 電源装置(図 A-13 を参照)は、1000W、1300W、2500W、4000W、および 6000W AC 入力電源装置と共通のフォーム ファクタを共有します。
(注) 3000 W AC 入力電源装置で 3000 W の電力を供給するには、220 VAC が必要です。110 VAC を使用した場合、供給される電力は 1400 W に制限されます。また、この電源装置は、110 VAC または 220 VAC のどちらに接続するかに関係なく、16 A を必要とします。
表 A-25 に、3000 W AC 入力電源装置の仕様を示します。
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(注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 | |
シャーシの各電源装置には、それぞれに専用のヒューズ分岐回路が必要です。 – 同一シャーシ内の複数の電源装置間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、PS1 は位相 A で動作し、PS2 は位相 B で動作することができます。 – 高圧ライン動作時に正味入力電圧が 170 ~ 264 VAC の範囲である場合、電源装置は、ホット コンダクタが AC 電源の位相に接続され、ニュートラル コンダクタがアースまたは別の AC 電源の位相に接続された状態で動作します。 – 複数の AC 入力を搭載した電源装置の AC 入力間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、電源コード 1 は位相 A に接続し、電源コード 2 は位相 B に接続することができます。 |
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2 ピンのオス Molex コネクタが電源装置の前面パネルの右下隅にあります。このコネクタは最大 17 A の 42 VDC を供給します。このコネクタは WS-6509-NEB-UPGRD キットのファン アセンブリに、キットに含まれる電源ハーネスを通じて電力を供給します。未使用時は、コネクタは、非脱落型ネジで固定されたヒンジ付き保護フラップでカバーされています。 |
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kVA 定格23 |
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23.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-26 に、電源装置の LED とその意味を示します。
表 A-27 に、3000 W AC 入力電源装置で使用できる AC 電源コードの仕様を示します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
(注) 3000 W 電源装置の電源コードの長さは、すべて 14 フィート(4.3 m)です。
(注) すべての 3000 W 電源装置の電源コードには、一端に IEC60320/C19 電源コネクタがあります。
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日本、北米 |
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配電ユニット(PDU)25 |
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24.110 VAC で動作する 3000 W 電源装置の供給電力は 1400 W です。 25.PDU 電源コードは、PDU からスイッチに電力を供給するユーザ向けに設計されています。シャーシの電源装置に接続する側のケーブルの終端には C19 コネクタが取り付けられています。PDU に接続するケーブルのもう一方の終端には C20 コネクタが取り付けられています。 |
4000 W AC 入力および DC 入力電源装置(WS-CAC-4000W-US、WS-CAC-4000W-INT、および PWR-4000-DC)は、次の Catalyst 6500 シリーズ スイッチでサポートされます。
4000W AC 入力および DC 入力電源装置(図 A-14 および図 A-15 を参照)は、1000W、1300W、2500W、および 3000W 電源装置と共通のフォーム ファクタを共有します。
表 A-29 に、4000 W AC 入力電源装置の仕様を示します。
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(注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 | |
シャーシの各電源装置には、それぞれに専用のヒューズ分岐回路が必要です。 • その他の国:各国および地域の規定に適合したサイズの回路が必須 – 同一シャーシ内の複数の電源装置間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、PS1 は位相 A で動作し、PS2 は位相 B で動作することができます。 – 高圧ライン動作時に正味入力電圧が 170 ~ 264 VAC の範囲である場合、電源装置は、ホット コンダクタが AC 電源の位相に接続され、ニュートラル コンダクタがアースまたは別の AC 電源の位相に接続された状態で動作します。 – 複数の AC 入力を搭載した電源装置の AC 入力間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、電源コード 1 は位相 A に接続し、電源コード 2 は位相 B に接続することができます。 |
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kVA 定格26 |
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26.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-29 に、4000 W DC 入力電源装置の仕様を示します。
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• -48 VDC @ 37 A(公称 -48 V バッテリ バックアップ システム)(動作範囲:-40.5 ~ -56 VDC) • -60 VDC @ 29 A(公称 -60 V バッテリ バックアップ システム)(動作範囲:-55 ~ -72 VDC) (注) 4000 W DC 入力電源装置では、2 つの DC 入力端子に接続する必要があります。この装置は、プラス(+)とマイナス(-)のペアで取り付けられている DC 入力端子の一方だけに接続しても作動しません。 |
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(注) DC 入力電源装置が複数ある場合、各 DC 入力を専用の回路ブレーカーまたはヒューズで保護する必要があります。回路ブレーカーまたはヒューズは、電源装置の入力定格および地方自治体の条例または国が定める法令に適合するサイズのものを使用してください。 | |
(注) 4000 W 電源装置は、1 つの DC 入力端子だけに接続しても作動しません。 | |
• 90.63 A(3 つの入力)または 59.68 A(2 つの入力) |
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kVA 定格27 |
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27.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-30 に、電源装置の LED とその意味を示します。
表 A-31 に、4000 W AC 入力電源装置で使用できる AC 電源コードの仕様を示します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
(注) 4000 W AC 入力電源装置の AC 電源コードは、電源装置に直接接続されています。この電源コードには IEC 60320 C19 電源プラグがないため、この電源コードを電源装置から取り外すことはできません。
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NEMA L6-3029 |
表 A-32 に、6000 W AC 入力(WS-CAC-6000W)および 6000 W DC 入力(PWR-6000-DC)電源装置サポートする Catalyst 6500 シリーズ スイッチと、電源装置出力の制限値を示します。
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6000 W AC 入力電源装置(図 A-16 を参照)および 6000 W DC 入力電源装置(図 A-17 を参照)は、1000 W、1300 W、2500 W、3000 W、および 4000 W 電源装置と共通のフォーム ファクタを共有します。
(注) フォーム ファクタが異なるため、6000 W AC 入力および 6000 W DC 入力電源装置を、Catalyst 6503、Catalyst 6503-E、および Catalyst 6504-E スイッチ シャーシに設置できません。
表 A-34 に、6000 W AC 入力電源装置の仕様を示します。
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電源装置ごとに 2 つの AC 入力。高圧ライン入力(力率補正付き) (注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 |
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各電力装置には、それぞれに専用の、ヒューズ分岐回路が必要です。 • その他の国:各国および地域の規定に適合したサイズの回路が必須 • すべての Catalyst 6500 シリーズの AC 入力電源装置には、単相 AC 電源が必要です。 – 同一シャーシ内の複数の電源装置間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、PS1 は位相 A で動作し、PS2 は位相 B で動作することができます。 – 高圧ライン動作時に正味入力電圧が 170 ~ 264 VAC の範囲である場合、電源装置は、ホット コンダクタが AC 電源の位相に接続され、ニュートラル コンダクタがアースまたは別の AC 電源の位相に接続された状態で動作します。 – 複数の AC 入力を搭載した電源装置の AC 入力間では AC 電源の位相が一致する必要はないため、電源コード 1 は位相 A に接続し、電源コード 2 は位相 B に接続することができます。 |
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6000 W 電源装置は、接続されている AC 電源コードの本数と AC 電源電圧によって、2900 W または 6000 W で動作することができます。 (注) 6000 W AC 入力電源装置を Catalyst 6506、Catalyst 6509、または Catalyst 6509-NEB スイッチ シャーシに取り付けた場合、最大出力は 4000 W に制限されます。電源装置を Catalyst 6509-NEB-A スイッチ シャーシに取り付けた場合、最大出力は 4500 W に制限されます。• 最大 2900 W での AC 電源の構成は、次のとおりです。 – INPUT 1 と INPUT 2 の両方を低圧ライン(公称 120 VAC)に接続 – INPUT 1 を高圧ライン(公称 230 VAC)に接続して、INPUT 2 は接続しない – INPUT 1 は接続せずに、INPUT 2 を高圧ライン(公称 230 VAC)に接続 – INPUT 1 を高圧ライン(公称 230 VAC)に接続して、INPUT 2 を低圧ライン(公称 120 VAC)に接続 – INPUT 1 を低圧ライン(公称 120 VAC)に接続して、INPUT 2 を高圧ライン(公称 230 VAC)に接続 • 最大 6000 W での AC 電源の構成は、次のとおりです。 – INPUT 1 と INPUT 2 の両方を高圧ライン(公称 230 VAC)に接続 (注) 電源コードの 1 本を INPUT 1 または INPUT 2 のいずれかに接続し、AC 電源が低圧ライン(公称 120 VAC)の場合、6000 W 電源装置は動作しません。 |
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kVA 定格30 |
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30.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-34 に、6000 W DC 入力電源装置の仕様を示します。
表 A-35 に、6000 W AC 入力および DC 入力電源装置の LED とその意味を示します。
表 A-36 に、6000 W AC 入力電源装置で使用できる AC 電源コードの仕様を示します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
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日本、北米 |
CAB-7513AC=32 |
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配電ユニット(PDU)33 |
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表 A-37 に、8700 W AC 入力電源装置(WS-CAC-8700W-E)をサポートする Catalyst 6500 シリーズ スイッチと、電源装置出力の制限値を示します。
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8700 W AC 入力電源装置(図 A-18 を参照)は、1000 W、1300 W、2500 W、3000 W、4000 W、および 6000 W 電源装置と同一のフォーム ファクタではなく、類似したフォーム ファクタを共有します。
(注) フォーム ファクタが異なるため、8700 W 電源装置を Catalyst 6506、Catalyst 6509、または Catalyst 6509-NEB シャーシに設置する場合、システムのアース接続先をシャーシ アース パッドから 8700 W 電源装置の前面プレートにある 2 つのシステム アース スタッドに変更する必要があります。8700 W 電源装置を他の Catalyst 6500 シリーズ シャーシに設置する場合、シャーシ システムのアース接続先を電源装置に変更する必要はありません。
8700 W 電源装置は、Catalyst 6503、Catalyst 6503-E、および Catalyst 6504-E スイッチ シャーシには設置できません。
表 A-38 に、8700 W AC 入力電源装置の仕様を示します。
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電源装置ごとに 3 つの AC 入力。高圧ライン入力(力率補正付き) (注) 力率補正は、すべての Catalyst 6500 シリーズ AC 入力電源装置の標準機能です。力率補正は、AC 電源の電流内の無効分を減らし、力率を高め(通常、99% 以上)、高調波電流成分を減らします。 |
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各電力装置には、それぞれに専用の、ヒューズ分岐回路が必要です。 • その他の国:各国および地域の規定に適合したサイズの回路が必須 • すべての Catalyst 6500 シリーズの AC 入力電源装置には、単相 AC 電源が必要です。 • すべての AC 電源装置の入力は完全に分離されます。これは、AC 電源の位相が同一電源装置上の複数の AC 入力間、または同一シャーシに設置された異なる AC 電源装置上の複数の AC 入力間で一致しなくなる可能性があることを意味します。つまり、8700 W 電源装置の場合、電源コード 1 を位相 A-B に、電源コード 2 を位相 B-C に、電源コード 3 を位相 C-A、A-B、または B-C にそれぞれ接続できるということです。 |
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電源装置の出力容量は、接続される AC 電源コードの本数(1 本、2 本、または 3 本)および電源装置に印加される AC 電源電圧(110 VAC(低圧ライン)または 220 VAC(高圧ライン))によって異なります。 8700 W AC 入力電源装置を次の Catalyst 6500 シリーズ シャーシに取り付けた場合、低いワット定格に制限されます。 • Catalyst 6506、Catalyst 6509、または Catalyst 6509-NEB スイッチ シャーシに取り付けた場合、最大出力は 4000 W に制限されます。 • Catalyst 6509-NEB-A スイッチ シャーシに取り付けた場合、最大出力は 4500 W に制限されます。 • Catalyst 6513 スイッチ シャーシに取り付けた場合、最大出力は 6000 W に制限されます。 (注) 電源コードを 1 本だけ取り付け、その電源コードを低圧(公称 110 VAC)の AC 電源に接続しても、電源装置は動作しません。 |
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2800 W 電源装置の入力に、下記の電源コードと AC 電源電圧の組み合わせを使用した場合の最大値は 2800 W です。 • 2 本の AC 入力電源コードを低圧ライン(公称 110 VAC)に接続し、3 本めの AC 入力電源コードは接続しない。 • 1 本の AC 入力電源コードを低圧ライン(公称 110 VAC)に接続し、もう 1 本の AC 入力電源コードを高圧ライン(公称 220 VAC)に接続し、3 本めの AC 入力電源コードは接続しない。 • 1 本の AC 入力電源コードを高圧ライン(公称 220 VAC)に接続し、残り 2 本の AC 入力電源コードは接続しない。 |
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4200 W 電源装置の入力に、下記の電源コードと AC 電源電圧の組み合わせを使用した場合の最大値は 4200 W です。 • 3 本の AC 入力電源コードをすべて低圧ライン(公称 110 VAC)に接続。 • 2 本の AC 入力電源コードを低圧ライン(公称 110 VAC)に接続し、もう 1 本の AC 入力電源コードを高圧ライン(公称 220 VAC)に接続。 |
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5800 W 電源装置の入力に、下記の電源コードと AC 電源電圧の組み合わせを使用した場合の最大値は 5800 W です。 • 2 本の AC 入力電源コードを高圧ライン(公称 220 VAC)に接続し、3 本めの AC 入力電源コードを低圧ライン(公称 110 VAC)に接続。 • 2 本の AC 入力電源コードを高圧ライン(公称 220 VAC)に接続し、3 本めの AC 入力電源コードは接続しない。 |
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8700 W 電源装置の入力に、下記の電源コードと AC 電源電圧の組み合わせを使用した場合の最大値は 8700 W です。 |
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kVA 定格34 |
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34.電源装置に対して記載されている kVA 定格は、UPS 出力の選定基準、およびスイッチの電源を投入する標準の回路と変圧器の選定基準として使用してください。 |
表 A-39 に、電源装置の LED とその意味を示します。
8700 W 電源装置は、リモート パワー サイクリング機能を備えており、この機能により、外部リレー コントローラ ボックスを介して遠隔操作で電源装置をオンまたはオフにすることができます。図 A-19 に、標準的なリモート パワー サイクリング機能の構成例を示します。3 ピン端子ブロックおよび電源装置の前面プレート右下隅にあるスイッチ(図 A-18 を参照)は、外部リレー コントローラ ボックスにインターフェイスを提供します。
図 A-19 リモート パワー オン/オフ機能のコンポーネント
端子ブロックには 1、2、3 というラベルが付いた 3 つの接点があります。外部リレー コントローラ ボックスからの 2 本の制御線を接点 1 および 2 または接点 2 および 3 に接続します。リレー コントローラ ボックスのリレー タイプがノーマル オープン(NO)の場合は、接点 1 および 2 を使用します。リレー コントローラ ボックスのリレー タイプがノーマル クローズ(NC)の場合は、接点 2 および 3 を使用します。
端子ブロックの隣にあるリレー コントローラ ボックス スイッチを使用することにより、電源装置の電源制御信号のアクティブ状態を外部リレー コントローラ ボックスに内蔵されているリレーのタイプ(ノーマル オープン タイプ リレーまたはノーマル クローズ タイプ リレー)に一致させることができます。
8700 W 電源装置の AC 電源コードに付属しているビニール袋には、フェライト ビーズ 1 個と 4 インチのプラスチック製タイ ラップ 2 本が含まれています。フェライト ビーズはインターフェイスおよび制御線上の高周波の干渉を制限する受動デバイスで、8700 W 電源装置でサポートされるリモート パワー サイクリング機能を取り付ける場合にだけ必要となります。フェライト ビーズは、外部リレー コントローラ ボックスを 8700 W 電源装置の端子ブロックと接続する 2 本の制御線上に取り付けます。フェライト ビーズは効果が発揮されるように、できる限り電源装置の端子ブロックに近づけて取り付けます。リモート パワー サイクリング機能を備えていない 8700 W 電源装置を取り付ける場合は、フェライト ビーズは不要です。フェライト ビーズを取り付ける必要がある場合は、「フェライト ビーズの取り付け」を参照してください。
この機能では、適切なサードパーティ製のリレー コントローラを使用して Catalyst 6500 シリーズ スイッチを遠隔操作でパワー サイクルすることができます。これにより、パワー サイクリングを制御するためにスーパーバイザ エンジンのコンソールまたは CLI にアクセスする必要がなくなります。 表 A-40 に、リレー コントローラ ボックスのリレー タイプ、対応する電源装置の端子ブロック位置、およびパワー サイクリング動作の概要を示します。
表 A-41 に、8700 W AC 入力電源装置で使用できる AC 電源コードの仕様を示します。表には、電源コードの図の参照先が含まれます。
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CAB-7513AC=35 |
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PDU36 |
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ここでは、AC 電源コードの図(図 A-19 ~ A-48 を参照)を示します。AC 電源コードは、複数の電源装置に使用される場合があります。使用する電源装置に該当する AC 電源コードの図については、電源装置の仕様表を参照してください。
図 A-20 CAB-AC10A-90L-AU=(オーストラリアおよびニュージーランド)
図 A-21 CAB-AC10A-90L-EU=(欧州大陸)
図 A-22 CAB-AC10A-90L-IT=(イタリア)
図 A-23 CAB-AC15A-90L-US=(日本および米国)
図 A-26 CAB-7KACA=(オーストラリアおよびニュージーランド)
図 A-31 CAB-7513ACR= および CAB-IR2073-C19-AR=(アルゼンチン)
図 A-32 CAB-7513ACA=(オーストラリアおよびニュージーランド)
図 A-34 CAB-AC-2500W-ISRL(イスラエル)
図 A-42 CAB-AC-2500W-INT=(国際仕様)
図 A-43 CAB-AC-2500W-US1=(日本および米国)
図 A-44 CAB-AC-C6K-TWLK=(日本および米国)
図 A-46 CAB-AC-16A-AUS=(オーストラリアおよびニュージーランド)
図 A-48 WS-CAC-4000W-INT=(国際仕様)
Catalyst 6500 シリーズ スイッチング モジュールの電力要件は、それぞれ異なります。電源装置のワット数によっては、特定のスイッチ構成で 1 台の電源装置の電力供給量を超える電力が必要になることがあります。2 台の電源装置を使用すれば、電力管理機能によってすべての搭載モジュールへの電力供給が可能ですが、この場合には冗長性はサポートされません。 表 A-42 に、電源装置の冗長構成および混合構成について要約します。 表 A-43 に、電源装置の構成変更による作用について要約します。
(注) 電源装置の冗長構成で適切な負荷分散動作を得るためには、シャーシに 2 つのモジュールを搭載します。2 つのモジュールを搭載しないと、電源装置上で OUTPUT FAIL が間違って表示される場合があります。
(注) 容量が異なる 2 つの電源装置が搭載されているシステムでは、冗長性が適切に維持されない場合があります。ワット数の高い電源装置に障害が発生すると、ワット数の低い電源装置単独では全体の負荷を処理できないことがあります。
Catalyst 6506 および Catalyst 6509 non-E シリーズ システムで冗長構成の 4000 W、6000 W、または 8700 W 電源装置が動作している場合に、ベイ 1 の電源装置を取り外すと、システムの合計電力量は、180 秒(3 分)後に 2940 W(70 A @ 42 VDC)にまで低下します。電力低下状態でも、電源装置をベイ 1 に残すことによって、このようなシステムの合計電力量の低下を避けることができます。
システムの合計電力使用量が 2940 W を超えた場合に、4000 W、6000 W、または 8700 W 電源装置をベイ 1 から取り外すと、次のシナリオが適用されます(これらのシナリオは、Catalyst 6506 または Catalyst 6509 non-E シリーズ システムで冗長モードで動作するこれら 3 種類の電源装置に固有のものです)。
• ベイ 1 とベイ 2 に取り付けられた電源装置が冗長モードで動作している場合は、システムの合計電力量は 4000 W になります。
• 電源装置 1 が動作し、電源装置 2 がオフになっているか、または取り外した場合は、システムの合計電力量は 4000 W になります。システムは、通常の電源装置 2 がダウンしている、または取り外されていることを示す警告を表示します。
• 電源装置 2 が動作している間に、電源装置 1 の電源をオフにすると、システムは、通常の電源装置 1 がダウンしていることを示す警告と共に、もう 1 つの警告を出し、ユーザに電源装置 1 を取り外さないように求めます。電源装置 1 がシステムに残されている場合は、その電源装置がオフになっていても、システムの合計電力量は 4000 W になります。
• システムから電源装置 1 を取り外すと、メジャー アラームが出されて、システムの合計電力量が 2940 W に低下することを警告します。また、2940 W を超える原因になっているモジュールまたは Power over Ethernet(PoE; パワー オーバー イーサネット)デバイスの電源が 180 秒(3 分)以内にオフになることを警告します。交換用の電源装置 1 を 180 秒以内に挿入すれば、何のアクションも起こりません。
(注) システムに 2 つの電源装置が備わっている場合、片方の電源装置が故障して、もう片方の電源装置で、設置されているすべてのモジュールに十分な給電ができないときは、システムの電力管理機能は次の順序でデバイスをシャットダウンします。
• PoE デバイス:システムは最上位スロット内のモジュールの最上位ポートから降順で、PoE デバイスの電源を切断します。
• モジュール:さらに電力節減が必要な場合は、システムは最上位スロットから降順でモジュールの電源を切断します。スーパーバイザ エンジンまたはスイッチ ファブリック モジュールを含むスロットはバイパスされ、電源は切断されません。
電源装置の構成は、いつでも冗長構成または混合構成に変更できます。冗長構成から混合構成に変更すると、両方の電源装置がイネーブルになります(ワット数がもう一方の装置より低いためにディセーブルになっていた電源装置も同様です)。混合構成から冗長構成に変更すると、イネーブルになっている両方の電源装置のワット数が同じであれば、両方ともイネーブルのままになります。ワット数が異なる場合には、ワット数の低い電源装置はディセーブルになるという syslog メッセージが表示されます。
電源管理機能および個々のモジュールの消費電力については、ご使用のソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。