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目次
この章では、IP サービス レベル契約(SLA)の DNS 動作機能について説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
ここでは、DNS 要求を送信するのに要する時間と応答を受信するのに要する時間の差異を測定するために IP SLA DNS 動作を設定する方法について説明します。
DNS 動作では、DNS 要求を送信するのに要する時間と、応答を受信するのに要する時間の差異を測定します。 DNS は、ネットワーク ノードの名前をアドレスに変換するためにインターネットで使用されます。 IP SLA DNS 動作は、ホスト名を指定した場合は IP アドレスを問い合わせ、IP アドレスを指定した場合はホスト名を問い合わせます。
以下の図では、デバイス B が送信元 IP SLA デバイスとして設定され、宛先デバイスを DNS サーバとする DNS 動作が設定されています。
要求を DNS サーバに送信するのに要する時間とデバイス B が応答を受信するのに要する時間の差異を測定することにより、接続応答時間が算出されます。 計算された DNS ルックアップ時間を使用して DNS パフォーマンスを分析できます。 DNS ルックアップ時間が短いということは、Web サーバ アクセスが高速であるということです。
(注) |
以下に、「DNS 動作」の項の図「DNS 動作」に示されているように、デバイス B から DNS サーバ(IP アドレス 172.20.2.132)への DNS 動作を設定する例を示します。 動作は、ただちに開始されるようにスケジュールされます。 この例では、ターゲット アドレスはホスト名であり、DNS 動作はホスト名 host1 に関連付けられた IP アドレスを DNS サーバに問い合わせます。 DNS サーバでの設定は必要ありません。
ip sla 11 dns host1 name-server 172.20.2.132 frequency 50 timeout 8000 tag DNS-Test ip sla schedule 11 start-time now
以下に、送信元デバイスでの基本 DNS 動作を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# ip sla 10 switch(config-ip-sla)# dns host1 name-server 172.20.2.132 switch(config-ip-sla-dns)# frequency 60 switch(config-ip-sla-dns)# end
以下に、送信元デバイスで最適なパラメータを使用して DNS 動作を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# ip sla 10 switch(config-ip-sla)# dns host1 name-server 172.20.2.132 switch(config-ip-sla-dns)# history buckets-kept 25 switch(config-ip-sla-dns)# history distributions-of-statistics-kept 5 switch(config-ip-sla-dns)# history filter failures switch(config-ip-sla-dns)# frequency 30 switch(config-ip-sla-dns)# history hours-of-statistics-kept 4 switch(config-ip-sla-dns)# history lives-kept 2 switch(config-ip-sla-dns)# owner admin switch(config-ip-sla-dns)# history statistics-distribution-interval 10 switch(config-ip-sla-dns)# tag TelnetPollServer1 switch(config-ip-sla-dns)# threshold 9000 switch(config-ip-sla-dns)# timeout 10000 switch(config-ip-sla-dns)# end
以下に、IP SLA 動作をスケジュールする例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# ip sla schedule 10 life forever start-time now switch(config)# exit switch# show ip sla group schedule switch# show ip sla configuration
この表には、機能が追加または変更されたリリースの更新のみが含まれています。
機能名 | リリース | 機能情報 |
---|---|---|
IP SLA DNS 動作 |
6.2(2) |
この機能が導入されました。 |
目次
この章では、IP サービス レベル契約(SLA)の DNS 動作機能について説明します。
この章の内容は、次のとおりです。
- IP SLA DNS 動作
- 送信元デバイスでの基本 DNS 動作の設定
- 送信元デバイスでのオプション パラメータを使用した DNS エコー動作の設定
- IP SLA 動作のスケジューリング
- DNS 動作の設定例
- 送信元デバイスでの基本 DNS 動作の設定例
- 送信元デバイスでのオプション パラメータを使用した DNS 動作の設定例
- IP SLA 動作のスケジューリング設定例
- IP SLA DNS 動作の機能履歴
IP SLA DNS 動作
ここでは、DNS 要求を送信するのに要する時間と応答を受信するのに要する時間の差異を測定するために IP SLA DNS 動作を設定する方法について説明します。
DNS 動作
DNS 動作では、DNS 要求を送信するのに要する時間と、応答を受信するのに要する時間の差異を測定します。 DNS は、ネットワーク ノードの名前をアドレスに変換するためにインターネットで使用されます。 IP SLA DNS 動作は、ホスト名を指定した場合は IP アドレスを問い合わせ、IP アドレスを指定した場合はホスト名を問い合わせます。
以下の図では、デバイス B が送信元 IP SLA デバイスとして設定され、宛先デバイスを DNS サーバとする DNS 動作が設定されています。
要求を DNS サーバに送信するのに要する時間とデバイス B が応答を受信するのに要する時間の差異を測定することにより、接続応答時間が算出されます。 計算された DNS ルックアップ時間を使用して DNS パフォーマンスを分析できます。 DNS ルックアップ時間が短いということは、Web サーバ アクセスが高速であるということです。
送信元デバイスでの基本 DNS 動作の設定
手順
送信元デバイスでのオプション パラメータを使用した DNS エコー動作の設定
手順
IP SLA 動作のスケジューリング
手順
DNS 動作の設定例
送信元デバイスでのオプション パラメータを使用した DNS 動作の設定例
以下に、送信元デバイスで最適なパラメータを使用して DNS 動作を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# ip sla 10 switch(config-ip-sla)# dns host1 name-server 172.20.2.132 switch(config-ip-sla-dns)# history buckets-kept 25 switch(config-ip-sla-dns)# history distributions-of-statistics-kept 5 switch(config-ip-sla-dns)# history filter failures switch(config-ip-sla-dns)# frequency 30 switch(config-ip-sla-dns)# history hours-of-statistics-kept 4 switch(config-ip-sla-dns)# history lives-kept 2 switch(config-ip-sla-dns)# owner admin switch(config-ip-sla-dns)# history statistics-distribution-interval 10 switch(config-ip-sla-dns)# tag TelnetPollServer1 switch(config-ip-sla-dns)# threshold 9000 switch(config-ip-sla-dns)# timeout 10000 switch(config-ip-sla-dns)# end