Firepower システムのライセンス

ここでは、Firepower システムのライセンスを適用する方法について説明します。

Firepower の機能ライセンスについて

組織に対して Firepower システムの最適な展開を実現するために、さまざまな機能についてライセンスを取得することができます。Firepower Management Center では、これらの機能ライセンスを管理してデバイスに割り当てることができます。


(注)  

Firepower Management Center はデバイスの機能ライセンスを管理しますが、Firepower Management Center を使用するための機能ライセンスは必要ありません。


Firepower 機能ライセンスは、デバイスの種類に応じて次のように異なります。

  • スマート ライセンスは Firepower Threat Defense および Firepower Threat Defense Virtual デバイスに使用可能です。

  • 従来型ライセンスは 7000 および 8000 シリーズASA FirePOWER、および NGIPSv デバイスに使用可能です。従来のライセンスを使用するデバイスは、クラシック デバイスと呼ばれることもあります。

1 つの Firepower Management Center で従来のライセンスとスマート ライセンスの両方を管理できます。

「使用権」機能ライセンスに加えて、多くの機能にはサービス サブスクリプションが必要です。使用権ライセンスに有効期限はありませんが、サービス サブスクリプションは定期的に更新する必要があります。

各プラットフォームでのスマート ライセンスとクラシック ライセンスの比較の詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/security/firepower/roadmap/firepower-licenseroadmap.html で『Cisco Firepower System Feature Licenses』を参照してください。

スマート ライセンス、クラシック ライセンス、使用権ライセンス、およびサービス サブスクリプションに関するよくある質問への回答については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/security/firepower/licensing/faq/firepower-licence-FAQ.html で『Frequently Asked Questions (FAQ) about Firepower Licensing』ドキュメントを参照してください。

Firepower 機能のサービス サブスクリプション

一部の機能ライセンスには、関連するサービス サブスクリプションが必要です。

サービス サブスクリプションは、所定の時間内限定で、管理対象デバイス上の特定の Firepower 機能を有効にします。サービス サブスクリプションは、1 年、3 年、または 5 年単位で購入できます。サブスクリプションの期限が切れると、サブスクリプションの更新が必要であることが通知されます。Firepower Threat Defense デバイスのサブスクリプションの場合、期限が切れても、関連する機能を引き続き使用できます。クラシック デバイスのサブスクリプションの期限が切れた場合、機能のタイプによっては、関連機能を使用できなくなることがあります。

サービス サブスクリプションは、Firepower システムで管理対象デバイスに割り当てるライセンスと、次のように対応しています。

表 1. サブスクリプションおよび対応するスマート ライセンス

購入するサブスクリプション

Firepower システム内で割り当てるスマート ライセンス

T

脅威(Threat)

TC

脅威 + URL フィルタリング

TM

脅威 + マルウェア

TMC

脅威 + URL フィルタリング + マルウェア

URL

URL フィルタリング(Threat に追加するか、Threat なしで使用できます)

AMP

マルウェア(Threat に追加するか、Threat なしで使用できます)

スマート ライセンスを使用する管理対象デバイスを購入すると、基本ライセンスが自動的に提供されます。このライセンスは無制限であり、システム アップデートを使用可能にします。Firepower Threat Defense デバイスでは、すべてのサービス サブスクリプションがオプションです。

表 2. サブスクリプションおよび対応するクラシック ライセンス

購入するサブスクリプション

Firepower システム内で割り当てるクラシック ライセンス

TA

制御 + 保護(別名「脅威 & アプリ」、システム更新に必要)

TAC

制御 + 保護 + URL フィルタリング

TAM

制御 + 保護 + マルウェア

TAMC

制御 + 保護 + URL フィルタリング + マルウェア

URL

URL フィルタリング(TA がすでに存在する場合はアドオン)

AMP

マルウェア(TA がすでに存在する場合はアドオン)

クラシック ライセンスを使用する管理対象デバイスを購入すると、制御および保護のライセンスが自動的に提供されます。これらのライセンスは無期限ですが、システムの更新を有効にするには、TA サービス サブスクリプションを購入する必要があります。追加機能のサービス サブスクリプションはオプションです。

Firepower システムのスマート ライセンス

Firepower Threat Defense デバイスでは Smart Licensing が使用されます。

Cisco Smart Licensing によって、ライセンスを購入し、ライセンスのプールを一元管理することができます。製品認証キー(PAK)ライセンスとは異なり、スマート ライセンスは特定のシリアル番号またはライセンス キーに関連付けられません。Smart Licensing を利用すれば、ライセンスの使用状況やニーズをひと目で評価できます。

また、Smart Licensing では、まだ購入していない製品の機能を使用できます。Cisco Smart Software Manager に登録すると、すぐにライセンスの使用を開始できます。また、後でライセンスを購入することもできます。これによって、機能の展開および使用が可能になり、発注書の承認による遅延がなくなります。

Smart Software Manager

Firepower 機能のスマート ライセンスを複数購入する場合は、それらのライセンスを Cisco Smart Software Manager(http://www.cisco.com/web/ordering/smart-software-manager/index.html)で管理できます。Smart Software Manager では、組織のマスター アカウントを作成できます。

デフォルトでは、ライセンスはマスター アカウントの下のデフォルトの仮想アカウントに割り当てられます。アカウントの管理者として、たとえば、地域、部門、または子会社ごとに、追加の仮想アカウントを作成できます。複数の仮想アカウントを使用することで、多数のライセンスおよびアプライアンスの管理を行うことができます。

ライセンスとアプライアンスは、バーチャル アカウント別に管理します。バーチャル アカウントに割り当てられているライセンスを使用できるのは、そのバーチャル カウントのアプライアンスのみです。追加のライセンスが必要な場合は、別の仮想アカウントから未使用のライセンスを転用できます。また、仮想アカウント間でのアプライアンスの譲渡も可能です。

バーチャル アカウントごとに、製品インスタンス登録トークンを作成できます。各 Firepower Management Center を展開するか、または既存の Management Center を登録する場合は、このトークン ID を入力します。既存のトークンの有効期限が切れている場合は、新しいトークンを作成できます。トークンの有効期限が切れても、そのトークンを使用して登録された Management Center には影響しませんが、有効期限が切れたトークンを使用して Management Center を登録することはできません。また、登録済み Management Center は、使用するトークンに基づいてバーチャル アカウントに関連付けられます。

Cisco Smart Software Manager の詳細については、Cisco Smart Software Manager User Guide を参照してください。

ライセンス認証局との定期通信

Firepower Management Center の登録に製品インスタンス登録トークンを使用すると、このアプライアンスがシスコのライセンス認証局に登録されます。ライセンス認証局は、Firepower Management Center とライセンス認証局の間の通信用に ID 証明書を発行します。この証明書の有効期間は 1 年ですが、6 か月ごとに更新されます。ID 証明書の期限が切れた場合(通常は、9 か月または 1 年間通信がない状態)、Firepower Management Center は登録解除状態に戻り、ライセンス機能の使用は中断されます。

Firepower Management Center は、定期的にライセンス認証局と通信します。Smart Software Manager で変更を加えた場合は、Firepower Management Center 上で認証を更新すると、その変更がすぐに適用されます。また、スケジュールどおりにアプライアンスが通信するのを待つこともできます。

必要に応じて、スマート ソフトウェア サテライト サーバをライセンス認証局と通信するように設定できます。Firepower Management Center は、Cisco Smart Software Manager を介してライセンス認証局に直接インターネットでアクセスするか、スケジュールした期間でスマート ソフトウェア サテライト サーバを介してアクセスする必要があります。通常のライセンスに関する通信は 30 日ごとに行われますが、これには猶予期間があり、アプライアンスはホームをコールすることなく最大で 90 日間は動作します。90 日が経過する前にライセンス認証局と連絡を取る必要があります。

Smart Software Satellite Server の設定についての詳細は、Smart Software Manager Satellite User Guideを参照してください。

スマート ライセンスのステータス

スマート ライセンスのステータスでは、次のとおり Firepower Management Center でのライセンス使用の概要を説明します。

使用の認証

可能なステータス値は次のとおりです。

  • [認証済み(Authorized)]Firepower Management Center は、アプライアンスのライセンス付与資格を承認するライセンス認証局に正常に連絡して登録されています。

  • [コンプライアンス不適合(Out-of-Compliance)]:ライセンス認証局が Firepower Management Center で使用可能なライセンス権限を識別できませんでした。ライセンスされた機能は動作を継続します。ただし、[認証済み(Authorized)] として表示するには、ステータスの追加の権限付与を購入するか、解放するかのいずれかを行う必要があります。

  • [認証期限切れ(Authorization Expired)]Firepower Management Center は、90 日以上ライセンス認証局と通信していません。ライセンスされた機能は動作を継続します。この状態の場合、アプライアンスは認証要求を再試行します。再試行が成功した場合、ステータスは [コンプライアンス不適合(Out-of-Compliance)] または [認証済み(Authorized)] のどちらかに設定され、新しい認証期間が開始されます。

製品登録

Firepower Management Center がライセンス認証局に連絡し登録された最終日を指定します。

割当済みの仮想アカウント

製品インスタンス登録トークンの生成に使用したスマート アカウントの下の仮想アカウントを指定し、Firepower Management Center を登録します。

輸出管理機能

Smart Software Manager で Firepower Management Center のエクスポート制御機能を有効にしたかどうかを指定します。このオプションを有効にすると、国家安全保障、外交政策、反テロリズムに関する法律や規制の対象となるソフトウェア機能を導入できます。エクスポート制御機能には、Firepower Threat Defense リモート アクセス VPN またはセキュリティ認定準拠が含まれます。

Firepower Management Center でエクスポート制御オプションを変更することはできません。このオプションは、Smart Software Manager で Firepower Management Center の製品インスタンス登録トークンを作成するときに設定されます。

Cisco Success Network

Firepower Management Centerの Cisco Success Network を有効にしたかどうかを指定します。このオプションを有効にすると、テクニカル サポートを提供するために不可欠な使用状況に関する情報と統計がシスコに提供されます。また、この情報により、シスコは製品を向上させ、未使用の使用可能な機能を認識させるため、ネットワーク内にある製品の価値を最大限に生かすことができます。詳細については、Cisco Success Networkを参照してください。

スマート ライセンスの移転

スマート ライセンスを Firepower Management Center に登録すると、バーチャル アカウントでそのライセンスが Management Center に割り当てられます。スマート ライセンスを他の Firepower Management Center に移転する必要がある場合は、現在ライセンスが適用されている Management Center の登録を解除する必要があります。これにより、バーチャル アカウントからスマート ライセンスが削除され、既存のライセンスが解放されるので、そのライセンスを新しい Management Center に登録できるようになります。登録を解除しないと、バーチャル アカウントで使用可能なライセンスの数が足りなくなるので、非準拠通知を受け取ります。

スマート ライセンスのタイプと制約事項

ここでは、Firepower システムの導入環境で使用可能なスマート ライセンスのタイプについて説明します。Firepower Management Center では、Firepower Threat Defense のデバイスを管理するためスマート ライセンスが必要です。

次の表に、Firepower システムのスマート ライセンスの概要を示します。

表 3. Firepower システムのスマート ライセンス

Firepower システムで割り当てるライセンス

購入するサブスクリプション

時間(Duration)

付与される機能

基本(自動的にすべての Firepower Threat Defense デバイスに付属)

なし(デバイスに付属)

永久

ユーザおよびアプリケーション制御

スイッチングとルーティング

NAT

脅威(Threat)

T

期間ベース

侵入検知と防御

ファイル制御

セキュリティ インテリジェンス フィルタリング

マルウェア

  • TM(脅威(Threat)+ マルウェア(Malware))

  • TMC(脅威(Threat)+ マルウェア(Malware)+ URL)

  • AMP

期間ベース

ネットワーク向け AMP(ネットワーク ベースの高度なマルウェア防御)

AMP Threat Grid

URL フィルタリング(URL Filtering)

  • TC(脅威(Threat)+ URL)

  • TMC(脅威(Threat)+ マルウェア(Malware)+ URL)

  • URL

期間ベース

カテゴリとレピュテーションに基づく URL フィルタリング

仮想 Firepower Management Center

なし(ソフトウェアに付属)

永久

Firepower Management Center 仮想アプライアンスでの Firepower Threat Defense デバイスの登録

輸出管理機能

なし(製品インスタンス登録オプション)

永久

国家安全保障、外交政策、反テロリズムに関する法律や規制の対象となる機能:を参照してください。 スマート ライセンスのステータス

リモート アクセス VPN:

  • AnyConnect Apex

  • AnyConnect Plus

  • AnyConnect VPN Only

ライセンス タイプに基づいています。

ライセンス タイプに基づき期間ベースまたは永久。

リモート アクセス VPN の設定。リモート アクセス VPN を設定するには、基本ライセンスがエクスポート制御機能を許可する必要があります。デバイスを登録するときに、エクスポート要件を満たすかどうかを選択します。Firepower Threat Defense は、任意の有効な AnyConnect ライセンスを使用できます。使用できる機能はライセンス タイプによって異なります。

基本ライセンス

基本ライセンスでは、次のことができます。

  • アクセス コントロール ルールにユーザとアプリケーションの条件を追加することで、ユーザとアプリケーションの制御を実装する

  • スイッチングおよびルーティング(DHCP リレーおよび NAT を含む)を実行するように Firepower Threat Defense デバイスを設定する

  • Firepower Threat Defense デバイスをハイ アベイラビリティ ペアとして設定する

  • Firepower 9300 シャーシ内のクラスタとしてセキュリティ モジュールを設定する(シャーシ内クラスタリング)

  • Firepower Threat Defense を実行している Firepower 9300 または Firepower 4100 シリーズ デバイスをクラスタとして設定する(シャーシ間クラスタリング)

Firepower Threat Defense デバイスまたは Firepower Threat Defense Virtual を購入すると、自動的に基本ライセンスが付いてきます。すべての追加ライセンス(Threat、Malware、URL Filtering)はオプションです。

基本ライセンスは、登録するすべての Firepower Management Center デバイスの Firepower Threat Defense に追加されます。

Firepower Threat Defense デバイスのマルウェア ライセンス

Firepower Threat Defense デバイス用のマルウェア ライセンスを使用すると、ネットワーク向け AMP および AMP Threat Grid を使用して Cisco Advanced Malware Protection(AMP)を実行することができます。この機能では、Firepower Threat Defense デバイスを使用して、ネットワーク上で伝送されるファイルのマルウェアを検出してブロックできます。この機能ライセンスをサポートするために、スタンドアロン サブスクリプションとしてマルウェア(AMP)サービス サブスクリプションを購入できます。また、脅威(TM)や脅威および URL フィルタリング(TMC)サブスクリプションと組み合わせて購入することもできます。


(注)  

マルウェア ライセンスが有効になっている Firepower Threat Defense 管理対象デバイスは、動的分析を設定していない場合でも、定期的に AMP クラウドへの接続を試行します。このため、デバイスの [インターフェイス トラフィック(Interface Traffic)] ダッシュボード ウィジェットには、送信済みトラフィックが表示されます。これは正常な動作です。


ファイル ポリシーの一部として ネットワーク向け AMP を設定し、その後 1 つ以上のアクセス コントロール ルールを関連付けます。ファイル ポリシーは、特定のアプリケーション プロトコルを使用して特定のファイルをアップロードまたはダウンロードするユーザを検出できます。ネットワーク向け AMP によって、ローカル マルウェア分析とファイルの事前分類を使用して、これらの制限されたファイル タイプのセットにマルウェアがないかを検査できます。特定のファイル タイプをダウンロードして AMP Threat Grid クラウドにアップロードして、動的 Spero 分析でマルウェアが含まれているかどうかを判別することもできます。これらのファイルでは、ファイルがネットワーク内で経由する詳細なパスを示すネットワーク ファイル トラジェクトリを表示できます。マルウェア ライセンスでは、ファイル リストに特定のファイルを追加し、そのファイル リストをファイル ポリシー内で有効にすることもできます。これにより、検出時にこれらのファイルを自動的に許可またはブロックできます。

マルウェア ライセンスをすべて無効にすると、システムは AMP への問い合わせを停止し、AMP クラウドから送信される遡及的イベントの確認応答も停止します。既存のアクセス コントロール ポリシーに ネットワーク向け AMP 構成が含まれている場合は、それらのポリシーを再展開することができません。マルウェア ライセンスが無効にされた後、システムが既存のキャッシュ ファイルの性質を使用できるのは極めて短時間のみであることに注意してください。この時間枠の経過後、システムは Unavailable という性質をこれらのファイルに割り当てます。

マルウェア ライセンスが必要なのは、ネットワーク向け AMP および AMP Threat Grid を展開する場合のみであることに注意してください。マルウェア ライセンスがなければ、Firepower Management Center は AMP クラウドからエンドポイント向け AMP マルウェア イベントおよび侵害の兆候(IOC)を受信できます。

脅威ライセンス

脅威ライセンスでは、侵入の検出と防御、ファイル制御、およびセキュリティ インテリジェンスのフィルタリングを実行することができます。

  • 侵入検知および防御により、侵入とエクスプロイトを検出するためネットワーク トラフィックを分析できます。またオプションで違反パケットをドロップできます。

  • ファイル制御により、特定のアプリケーション プロトコルを介した特定タイプのファイルを検出し、オプションでこれらのファイルのアップロード(送信)またはダウンロード(受信)をユーザからブロックできます。ネットワーク向け AMPマルウェア ライセンスが必要な を使用すると、制限されたファイル タイプ セットを、その処置に基づいて検査およびブロックすることができます。

  • セキュリティ インテリジェンス フィルタリングにより、トラフィックをアクセス制御ルールによる分析対象にする前に、特定の IP アドレス、URL、および DNS ドメイン名をブラックリストに追加(その IP アドレスとの間のトラフィックを拒否)できます。ダイナミック フィードにより、最新の情報に基づいて接続をただちにブラックリストに追加できます。オプションで、セキュリティ インテリジェンス フィルタリングに「モニタのみ」設定を使用できます。

脅威ライセンスは、スタンドアロン サブスクリプション(T)として、または URL フィルタリング(TC)、マルウェア(TM)、またはその両方(TCM)と組み合わせて購入することができます。

管理対象デバイスで脅威ライセンスを無効にした場合、そのデバイスにすでに展開されているポリシーの関連機能は引き続き使用できますが、関連するポリシーの変更をそのデバイスに展開することはできません。デバイスの脅威ライセンスを再度有効にするまで、既存のポリシーを再展開することはできません。

Firepower Threat Defense デバイスの URL フィルタリング ライセンス

URL フィルタリング ライセンスにより、モニタ対象ホストにより要求される URL に基づいて、ネットワーク内を移動できるトラフィックを判別するアクセス制御ルールを作成することができます。この機能ライセンスをサポートするために、スタンドアロン サブスクリプションとして URL フィルタリング(URL)サービス サブスクリプションを購入できます。また、脅威(TM)や脅威およびマルウェア(TMC)サブスクリプションと組み合わせて購入することもできます。


ヒント

URL フィルタリング ライセンスがない状態で、許可またはブロックする個別 URL または URL グループを指定できます。これにより、Web トラフィックをカスタムできめ細かく制御できますが、URL カテゴリおよびレピュテーション データをネットワーク トラフィックのフィルタリングに使用することはできません。


URL フィルタリング ライセンスがない状態でも、アクセス制御ルールにカテゴリ ベースの URL 条件およびレピュテーション ベースの URL 条件を追加できますが、Firepower Management Center は URL 情報をダウンロードしません。最初に URL フィルタリング ライセンスを Firepower Management Center に追加し、ポリシー適用対象デバイスで有効にするまでは、アクセス コントロール ポリシーを適用できません。

管理対象デバイスで URL フィルタリングを無効にすると、URL フィルタリングにアクセスできなくなることがあります。ライセンスが期限切れになるか、ライセンスを無効にすると、URL 条件が含まれているアクセス制御ルールは URL フィルタリングを直ちに停止し、Firepower Management Center は URL データのアップデートをダウンロードできなくなります。既存のアクセス コントロール ポリシーに、カテゴリ ベースまたはレピュテーション ベースの URL 条件を含むルールが含まれている場合は、それらのポリシーを再展開することができません。

Firepower Management Center Virtual ライセンス

Firepower Management Center Virtual ライセンスは、機能ライセンスではなく、プラットフォーム ライセンスです。ご購入いただく仮想ライセンスのバージョンによって、Firepower Management Center を介して管理可能なデバイスの数が決まります。たとえば、2 台、10 台、または 25 台のデバイスを管理可能なライセンスをご購入いただけます。

AnyConnect ライセンス

Firepower Threat Defense デバイスを使用して、Cisco AnyConnect セキュア モビリティ クライアント(AnyConnect)と標準規格に準拠した IPSec/IKEv2 を使用するリモート アクセス VPN を設定できます。

Firepower Threat Defense リモート アクセス VPN 機能を有効にするは、次のライセンスのいずれかを購入し、有効にしておく必要があります。[AnyConnect Plus]、[AnyConnect Apex]、または [AnyConnect VPN のみ(AnyConnect VPN Only)]。AnyConnect の任意のライセンス([Plus]、[Apex]、[VPN のみ(VPN Only)])を使用できます。両方のライセンスがあり、どちらも使用する場合は、[AnyConnect Plus] と [AnyConnect Apex] を選択できます。[Apex] または [Plus] と一緒に [AnyConnect VPN のみ(AnyConnect VPN Only)] ライセンスを使用することはできません。AnyConnect ライセンスは、スマート アカウントと共有する必要があります。手順については、http://www.cisco.com/c/dam/en/us/products/collateral/security/anyconnect-og.pdfを参照してください。

指定されたデバイスに指定された AnyConnect ライセンス タイプの権限が 1 つ以上ない場合、リモート アクセス VPN 設定を Firepower Threat Defense デバイスに展開することはできません。登録されたライセンスがコンプライアンスに従っていない、または権限の有効期限が切れている場合は、システムにライセンス アラートとヘルス イベントが表示されます。

VPN セッションの最大数は、プラットフォーム固有の制限に準拠し、ライセンスには依存しません。デバイス モデルに基づいて、1 台のデバイスで許可される同時リモート アクセス VPN セッション数に上限が設けられます。この制限は、システム パフォーマンスが許容できないレベルに低下しないように設計されています。これらの制限は、キャパシティ プランニングに使用します。

デバイス モデル

最大同時リモート アクセス VPN セッション数

Firepower 2110

1500

Firepower 2120

3500

Firepower 2130

7500

Firepower 2140

10000


(注)  

プラットフォームごとのセッション数の上限に達すると、Firepower Threat Defense デバイスが VPN 接続を拒否します。Syslog メッセージが示され、接続が拒否されます。Syslog メッセージ ガイドで Syslog メッセージ「%ASA-4-113029」と「and %ASA-4-113038」を参照してください。詳細については、次を参照してください。 http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/security/asa/syslog-guide/syslogs.html

リモート アクセス VPN を使用する際は、スマート ライセンス アカウントでエクスポート制御機能(高度な暗号化)を有効にしておく必要があります。AnyConnect クライアントとのリモート アクセス VPN 接続を確立するために、Firepower Threat Defense はより強力な暗号化を要求します(これは DES よりも高い暗号化です)。デバイスを登録する際に、エクスポート制御機能に対して有効化された Smart Software Manager アカウントによってエクスポートを制御する必要があります。エクスポート制御機能の詳細については、スマート ライセンスのタイプと制約事項を参照してください。

次の条件に当てはまる場合、リモート アクセス VPN を展開できません。

  • Firepower Management Center でスマート ライセンスが評価モードで実行されている。

  • スマート アカウントがエクスポート制御機能(高度な暗号化)を使用するように設定されていない。エクスポート制御機能を持つ基本ライセンスを適用した後に、Firepower Threat Defense デバイスを再起動する必要があることに注意してください。

DES よりも高度な暗号方式を使用しないようにするため、Firepower Management Center の次の場所で、展開前チェックを使用することもできます。

[デバイス(Devices)] > [プラットフォーム設定(Platform Settings)] > [SSL 設定(SSL Settings)]

[デバイス(Devices)] > [VPN] > [リモート アクセス(Remote Access)] > [詳細(Advanced)] > [IPsec]

SSL 設定と IPsec の詳細については、次を参照してください。SSL 設定および Firepower Threat Defense リモート アクセス VPN の [IPsec/IKEv2 パラメータ(IPsec/IKEv2 Parameters)] ページ

Cisco Smart Software Manager での Firepower Management Center の登録

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

該当なし

Firepower Threat Defense

グローバルだけ

Admin

始める前に

手順


ステップ 1

[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [スマート ライセンス(Smart Licenses)]を選択します。

ステップ 2

[登録(Register)] をクリックします。

ステップ 3

製品インスタンス登録トークンがない場合は、[Cisco Smart Software Manager] をクリックして、割り当て済みのバーチャル アカウントからトークンを取得します。

ステップ 4

トークンをコピーして、Firepower Management Center の Web インターフェイス内の [製品インスタンス登録トークン(Product Instance Registration Token)] フィールドに貼り付けます。

ステップ 5

使用状況データをシスコに送信するかどうかを決定します。

[Cisco Success Networkの有効化(Enable Cisco Success Network)] は、デフォルトで有効です。シスコによって収集されるデータの種類を表示するには、[サンプルデータ(sample data)] をクリックします。Cisco Success Network の情報ブロックを読むと、判断に役立ちます。

ステップ 6

[変更を適用(Apply Changes)] をクリックします。


次のタスク

スマート ライセンスおよびスマート ライセンス ステータスの表示

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

該当なし

Firepower Threat Defense

グローバルだけ

Admin

[スマート ライセンス(Smart Licenses)] ページで、Firepower Management Center とその管理対象 Firepower Threat Defense デバイスのスマート ライセンスを表示します。このページでは、展開におけるライセンスのタイプごとに、そのライセンスを使用している管理対象デバイスの合計数、そのライセンスが準拠されているかどうか、デバイス タイプ、デバイスが配置されているドメインとグループが示されます。また、Firepower Management Center のスマート ライセンス ステータスを表示できます。

[スマート ライセンス(Smart Licenses)] ページ以外にも、ライセンスを表示できる方法がいくつかあります。

  • [製品ライセンス(Product Licensing)] ダッシュボード ウィジェットはライセンスの概要を示します。

  • [デバイス管理(Device Management)] ページ([デバイス(Devices)] > [デバイス管理(Device Management)])は、各管理対象デバイスに適用されているライセンスをリストします。

  • ヘルス ポリシーで使用される際に、スマート ライセンス モニタのヘルス モジュールはライセンス ステータスを伝達します。

手順


ステップ 1

[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [スマート ライセンス(Smart Licenses)]を選択します。

ステップ 2

各デバイスのライセンスのステータス、デバイス タイプ、ドメイン、グループを表示するには、目的のライセンス タイプの横にある矢印をクリックします。

(注)   

Firepower Management Center 仮想ライセンスが重複している場合は、それぞれが 1 つの管理対象デバイスを表します。


管理対象デバイスのスマート ライセンスの追加、削除、または移動

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

該当なし

Firepower Threat Defense

グローバルだけ

Admin

複数の Firepower Threat Defense デバイスでスマート ライセンスを同時に有効化および無効化したり、Firepower Threat Defense デバイス間でライセンスを移動できます。デバイスのライセンスを無効にすると、ライセンスに関連付けられた機能をそのデバイスで使用できません。

手順


ステップ 1

[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [スマート ライセンス(Smart Licenses)]を選択します。

ステップ 2

[ライセンスの編集(Edit Licenses)] をクリックします。

ステップ 3

[マルウェア(Malware)]、[脅威(Threat)]、[URL フィルタリング(URL Filtering)]、[AnyConnect Plus]、[AnyConnect Apex]、または [AnyConnect VPN のみ(AnyConnect VPN Only)] タブをクリックします。

ステップ 4

ライセンスを付与するデバイスを選択して [追加(Add)] をクリックするか、ライセンスを削除する各デバイス形式をクリックして 削除アイコン([削除(delete)] アイコン をクリックします。

ステップ 5

[適用(Apply)] をクリックします。


Cisco Smart Software Manager から Firepower Management Center の登録解除

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

該当なし

Firepower Threat Defense

グローバルだけ

Admin

Cisco Smart Software Manager から Firepower Management Center の登録を解除すると、バーチャル アカウントから Management Center が削除されます。Firepower Management Center リリースに関連付けられているライセンス権限はすべて、ご使用のバーチャル アカウントに戻ります。登録解除後、Firepower Management Center は適用モードになり、ライセンスが適用される機能に対する更新および変更が許可されなくなります。

手順


ステップ 1

[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [スマート ライセンス(Smart Licenses)]を選択します。

ステップ 2

登録解除アイコン()をクリックします。


Cisco Smart Software Manager と Firepower Management Center の同期

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

該当なし

Firepower Threat Defense

グローバルだけ

Admin

Cisco Smart Software Manager に変更を加えた場合は、すぐに変更が有効になるように Firepower Management Center 上で認証を更新できます。

手順


ステップ 1

[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [スマート ライセンス(Smart Licenses)]を選択します。

ステップ 2

更新アイコン()をクリックします。


Smart Software Satellite Server への接続の設定

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

該当なし

Firepower Threat Defense

グローバルだけ

Admin

Cisco Smart Software Manager は、ライセンス認証局と通信してライセンスを管理します。Firepower Management Center はインターネットに接続している場合、Smart Software Manager に直接接続します。また、Smart Software Satellite Server から Smart Software Manager に接続できます。

Smart Software Satellite Server は、ライセンス認証局との定期的な通信を維持し、同期をスケジュールするか、手動でスマート ライセンス認証を Smart Software Manager と同期できます。

Smart Software Satellite Server は、次の場合に使用できます。

  • Firepower Management Center がオフラインであるか、接続が制限されているか、接続がない場合。

  • Firepower Management Center に固定接続があるが、ネットワークからの単一の接続によってスマート ライセンスを制御する場合。

始める前に

  • Smart Software Satellite Server を設定します。詳細については、Smart Software Manager Satellite User Guideを参照してください。

  • Smart Software Satellite Server にログインして、Smart Call Home の宛先 URL を取得します。

  • http://www.cisco.com/security/pki/certs/clrca.cer に移動し、SSL 証明書の本文全体("-----BEGIN CERTIFICATE-----" から "-----END CERTIFICATE-----" まで)を、設定中にアクセスできる場所にコピーします。

手順


ステップ 1

[システム(System)] > [統合(Integration)]を選択します。

ステップ 2

[Smart Software Satellite] タブをクリックします。

ステップ 3

[Cisco Smart Software Satellite Serverに接続(Connect to Cisco Smart Software Satellite Server)] を選択します。

ステップ 4

この手順の前提条件で収集した [URL] を入力します。

ステップ 5

新しい [SSL証明書(SSL Certificate)] を追加し、この手順の前提条件でコピーした証明書テキストを貼り付けます。

ステップ 6

[適用(Apply)] をクリックします。

ステップ 7

[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [スマートライセンス(Smart Licenses)] を選択し、[登録(Register)] をクリックします。

ステップ 8

Smart Satellite Server で新しいトークンを作成します。

ステップ 9

トークンをコピーします。

ステップ 10

トークンを管理センター ページのフォームに貼り付けます。

ステップ 11

[変更を適用(Apply Changes)] をクリックします。

これで、管理センターが Smart Software Satellite Server に登録されました。


Firepower システムのクラシック ライセンス

クラシック ライセンスは、製品認証キー(PAK)をアクティブにする必要があり、デバイスごとに必要です。クラシック ライセンスは、「従来のライセンス」と呼ばれることもあります。

7000 および 8000 シリーズ デバイス、NGIPSv デバイス、および ASA FirePOWER モジュールはクラシック ライセンスを使用します。

従来のライセンスのタイプと制約事項

ここでは、Firepower システム展開環境で使用可能な従来のライセンスのタイプについて説明します。デバイスで有効にできるライセンスは、デバイスのモデル、バージョン、および他の有効なライセンスによって異なります。

7000 および 8000 シリーズ デバイス、NGIPSv デバイス、および ASA FirePOWER モジュールの場合、ライセンスはモジュール固有です。ライセンスがデバイスのモデルと完全に一致しない限り、管理対象デバイスでライセンスを有効にすることはできません。たとえば、Firepower 8250 マルウェア ライセンス(FP8250-TAM-LIC=)を使用して 8140 デバイスでマルウェア関連の機能を有効にすることはできません。Firepower 8140 マルウェア ライセンス(FP8140-TAM-LIC=)を購入する必要があります。


(注)  

NGIPSv または ASA FirePOWER では、制御ライセンスを使用してユーザとアプリケーションの制御を実行できますが、それらのデバイスはスイッチング、ルーティング、スタッキング、または 7000 および 8000 シリーズ デバイスの高可用性をサポートしていません。


Firepower システムでライセンス付き機能にアクセスできなくなる状況がいくつかあります。

  • Firepower Management Center から従来のライセンスを削除することができますが、そのようにすると、すべての管理対象デバイスに影響します。

  • 特定の管理対象デバイスでライセンス付き機能を無効にすることができます。

いくつかの例外がありますが、期限切れライセンスまたは削除済みライセンスに関連付けられている機能は使用できません。

次の表に、Firepower システムにおける従来のライセンスの概要を示します。

表 4. Firepower システムの従来のライセンス

Firepower システムで割り当てるライセンス

購入するサービス サブスクリプション

プラットフォーム

付与される機能

併せて必要なライセンス

有効期限設定可/不可

任意(Any)

TA、TAC、TAM、または TAMC

7000 および 8000 シリーズ

ASA FirePOWER

NGIPSv

ホスト、アプリケーション、ユーザ検出

SSL 暗号化トラフィックと TLS 暗号化トラフィックの復号および検査

none

ライセンスによって異なる

プロテクション(Protection)

TA(デバイスに付属)

7000 および 8000 シリーズ

ASA FirePOWER

NGIPSv

侵入検知と防御

ファイル制御

セキュリティ インテリジェンス フィルタリング

none

No

Control

なし(デバイスに付属)

7000 および 8000 シリーズ

ユーザおよびアプリケーション制御

スイッチングとルーティング

7000 および 8000 シリーズ デバイスの高可用性

7000 および 8000 シリーズ ネットワーク アドレス変換(NAT)

Protection

No

Control

なし(デバイスに付属)

ASA FirePOWER

NGIPSv

ユーザおよびアプリケーション制御

Protection

No

マルウェア(Malware)

TAM、TAMC、または AMP

7000 および 8000 シリーズ

ASA FirePOWER

NGIPSv

ネットワーク向け AMP(ネットワーク ベースの高度なマルウェア防御)

Protection

Yes

URL フィルタリング(URL Filtering)

TAC、TAMC、または URL

7000 および 8000 シリーズ

ASA FirePOWER

NGIPSv

カテゴリとレピュテーションに基づく URL フィルタリング

Protection

Yes

VPN

なし(詳細は販売担当者までお問い合わせください)

7000 および 8000 シリーズ

仮想プライベート ネットワークの導入

Control

Yes

プロテクション ライセンス

プロテクション ライセンスでは、侵入検知および防御、ファイル制御、およびセキュリティ インテリジェンス フィルタリングを実行できます。

  • 侵入検知および防御により、侵入とエクスプロイトを検出するためネットワーク トラフィックを分析できます。またオプションで違反パケットをドロップできます。

  • ファイル制御により、特定のアプリケーション プロトコルを介した特定タイプのファイルを検出し、オプションでこれらのファイルのアップロード(送信)またはダウンロード(受信)をユーザからブロックできます。ネットワーク向け AMPマルウェア ライセンスが必要な を使用すると、制限されたファイル タイプ セットを、その処置に基づいて検査およびブロックすることができます。

  • セキュリティ インテリジェンス フィルタリングにより、トラフィックをアクセス制御ルールによる分析対象にする前に、特定の IP アドレス、URL、および DNS ドメイン名をブラックリストに追加(その IP アドレスとの間のトラフィックを拒否)できます。ダイナミック フィードにより、最新の情報に基づいて接続をただちにブラックリストに追加できます。オプションで、セキュリティ インテリジェンス フィルタリングに「モニタのみ」設定を使用できます。

プロテクション ライセンス(制御ライセンスと共に)は、クラシック管理対象デバイスの購入時に自動的に組み込まれます。このライセンスは無期限ですが、システムの更新を有効にするには、TA サブスクリプションも購入する必要があります。

ライセンスがない状態でプロテクション関連の検査を実行するようにアクセス制御ポリシーを設定できますが、プロテクション ライセンスを Firepower Management Center に追加し、ポリシー展開対象デバイス上でこのライセンスを有効にするまではポリシーを展開できません。

プロテクション ライセンスを Firepower Management Center から削除するか、または管理対象デバイスでプロテクションを無効にすると、Firepower Management Center は対象デバイスからの侵入イベントとファイル イベントを認識しなくなります。結果として、トリガー条件としてこれらのイベントを使用する相関ルールがトリガーしなくなります。また、Firepower Management Center はシスコ提供またはサード パーティのセキュリティ インテリジェンス情報を取得するためにインターネットに接続しなくなります。プロテクションを再度有効にするまでは、既存のポリシーを再度展開することはできません。

プロテクション ライセンスは URL フィルタリング、マルウェア、および制御ライセンスに必要であるため、プロテクション ライセンスを削除または無効にすると、URL フィルタリング、マルウェア、または制御ライセンスを削除または無効にすることと同じ効果があります。

制御ライセンス

制御ライセンスでは、アクセス コントロール ルールにユーザとアプリケーションの条件を追加することで、ユーザとアプリケーションの制御を実装できます。7000 および 8000 シリーズ デバイスでは、このライセンスを使用して、スイッチングとルーティング(DHCP リレーおよび NAT を含む)、およびデバイスのハイ アベイラビリティ ペアも構成できます。管理対象デバイスの制御ライセンスを有効にするには、保護ライセンスも有効にする必要があります。制御ライセンスは(保護ライセンスとともに)、従来の管理対象デバイスの購入時に自動的に付属します。このライセンスは無期限ですが、システムの更新を有効にするには、TA サブスクリプションも購入する必要があります。

従来の管理対象デバイスの制御ライセンスを有効にしない場合は、アクセス コントロール ポリシーのルールにユーザおよびアプリケーションの条件を追加できますが、デバイスにポリシーを展開することはできません。7000 または 8000 シリーズ デバイスの制御ライセンスを明確に有効にしないと、次の操作も行えません。

  • スイッチド、ルーテッド、またはハイブリッド インターフェイスの作成

  • NAT エントリの作成

  • 仮想ルータの DHCP リレーの設定

  • デバイスへのスイッチまたはルーティングが含まれているデバイス設定の展開

  • デバイス間のハイ アベイラビリティの確立


(注)  

制御ライセンスがなくても仮想スイッチおよびルータを作成できますが、データを取り込むスイッチド インターフェイスおよびルーテッド インターフェイスがない状態ではこれらのスイッチとルータは有用ではありません。


制御ライセンスを Firepower Management Center から削除するか、または個別のデバイスで制御を無効にしても、対象デバイスでのスイッチングとルーティングの実行が行われなくなったり、デバイスのハイ アベイラビリティ ペアが解除されたりすることはありません。既存の設定の編集や削除を続けることはできますが、影響を受けるデバイスに対する変更を展開することはできません。新しいスイッチド インターフェイス、ルーテッド インターフェイス、またはハイブリッド インターフェイスを追加することも、新しい NAT エントリの追加、DHCP リレーの設定、7000 または 8000 シリーズ デバイスのハイ アベイラビリティの確立もできません。既存のアクセス コントロール ポリシーに、ユーザ条件またはアプリケーション条件を含むルールが含まれている場合は、それらのポリシーを再展開することができません。

従来のデバイスの URL フィルタリング ライセンス

URL フィルタリングにより、モニタ対象ホストにより要求される URL に基づいて、ネットワーク内を移動できるトラフィックを判別するアクセス制御ルールを作成することができます。URL フィルタリング ライセンスを有効にする場合は、保護ライセンスも有効にする必要があります。従来のデバイスの URL フィルタリング ライセンスは、脅威 & アプリ(TAC)または脅威 & アプリおよびマルウェア(TAMC)サブスクリプションと組み合わせてサービス サブスクリプションとして購入できます。また、脅威 & アプリ(TA)が既に有効になっているシステムの場合は、アドオン サブスクリプションとして購入できます。


ヒント

URL フィルタリング ライセンスがない状態で、許可またはブロックする個別 URL または URL グループを指定できます。これにより、Web トラフィックをカスタムできめ細かく制御できますが、URL カテゴリおよびレピュテーション データをネットワーク トラフィックのフィルタリングに使用することはできません。


URL フィルタリング ライセンスがない状態でも、アクセス制御ルールにカテゴリ ベースの URL 条件およびレピュテーション ベースの URL 条件を追加できますが、Firepower Management Center は URL 情報をダウンロードしません。最初に URL フィルタリング ライセンスを Firepower Management Center に追加し、ポリシー適用対象デバイスで有効にするまでは、アクセス コントロール ポリシーを適用できません。

Firepower Management Center からライセンスを削除するか、または管理対象デバイスで URL フィルタリングを無効にすると、URL フィルタリングにアクセスできなくなることがあります。また、URL フィルタリング ライセンスの有効期限が切れることもあります。ライセンスが期限切れになるか、ライセンスを削除または無効化すると、URL 条件が含まれているアクセス制御ルールは URL フィルタリングを直ちに停止し、Firepower Management Center は URL データのアップデートをダウンロードできなくなります。既存のアクセス コントロール ポリシーに、カテゴリ ベースまたはレピュテーション ベースの URL 条件を含むルールが含まれている場合は、それらのポリシーを再展開することができません。

従来のデバイスのマルウェア ライセンス

マルウェア ライセンスを使用すると、ネットワーク向け AMP および AMP Threat Grid を使用して Cisco Advanced Malware Protection(AMP)を実行することができます。管理対象デバイスを使用して、ネットワーク上で伝送されるファイルのマルウェアを検出してブロックできます。マルウェア ライセンスを有効にするには、保護も有効にする必要があります。マルウェア ライセンスは、脅威 & アプリ(TAM)と組み合わせたサブスクリプションまたは脅威 & アプリおよび URL フィルタリング(TAMC)サブスクリプションとして購入できます。また、脅威 & アプリ(TA)が既に有効になっているシステムの場合は、アドオン サブスクリプションとして購入できます。


(注)  

マルウェア ライセンスが有効になっている 7000 および 8000 シリーズ 管理対象デバイスは、動的分析を設定していない場合でも、定期的に AMP クラウドへの接続を試行します。このため、デバイスの [インターフェイス トラフィック(Interface Traffic)] ダッシュボード ウィジェットには、送信済みトラフィックが表示されます。これは正常な動作です。


ファイル ポリシーの一部として ネットワーク向け AMP を設定し、その後 1 つ以上のアクセス コントロール ルールを関連付けます。ファイル ポリシーは、特定のアプリケーション プロトコルを使用して特定のファイルをアップロードまたはダウンロードするユーザを検出できます。ネットワーク向け AMP によって、ローカル マルウェア分析とファイルの事前分類を使用して、これらの制限されたファイル タイプのセットにマルウェアがないかを検査できます。特定のファイル タイプをダウンロードして AMP Threat Grid クラウドにアップロードして、動的 Spero 分析でマルウェアが含まれているかどうかを判別することもできます。これらのファイルでは、ファイルがネットワーク内で経由する詳細なパスを示すネットワーク ファイル トラジェクトリを表示できます。マルウェア ライセンスでは、ファイル リストに特定のファイルを追加し、そのファイル リストをファイル ポリシー内で有効にすることもできます。これにより、検出時にこれらのファイルを自動的に許可またはブロックできます。

ネットワーク向け AMP 構成を含むアクセス コントロール ポリシーを展開する前に、マルウェア ライセンスを追加してから、そのポリシー展開対象デバイスで有効にする必要があります。デバイスでライセンスを後で無効にする場合、既存のアクセス コントロール ポリシーをそれらのデバイスに再度展開することはできません。

マルウェア ライセンスをすべて削除するか、それらがすべて期限切れになると、システムは AMP への問い合わせを停止し、AMP クラウドから送信される遡及的イベントの確認応答も停止します。既存のアクセス コントロール ポリシーに ネットワーク向け AMP 構成が含まれている場合は、それらのポリシーを再展開することができません。マルウェア ライセンスが失効したか削除された後、システムが既存のキャッシュ ファイルの性質を使用できるのは極めて短時間のみであることに注意してください。この時間枠の経過後、システムは Unavailable という性質をこれらのファイルに割り当てます。

マルウェア ライセンスが必要なのは ネットワーク向け AMP および AMP Threat Grid を展開する場合のみです。マルウェア ライセンスがなければ、Firepower Management Center は AMP クラウドからエンドポイント向け AMP マルウェア イベントおよび侵害の兆候(IOC)を受信できます。

VPN ライセンス

VPN を使用すると、インターネットやその他のネットワークなどの公共ソースを経由してエンドポイント間にセキュア トンネルを確立できます。7000 および 8000 シリーズ デバイスの仮想ルータ間で安全な VPN トンネルを構築するよう、Firepower システムを設定することができます。VPN を有効にするには、保護および制御のライセンスも有効にする必要があります。VPN ライセンスを購入するには、販売担当者までお問い合わせください。

VPN ライセンスがないと、7000 および 8000 シリーズ デバイスで VPN 導入環境を設定できません。導入環境の作成はできますが、データを取り込むための 1 つ以上の VPN 対応スイッチド インターフェイスおよびルーテッド インターフェイスがない状態では、導入環境は有用ではありません。

VPN ライセンスを Firepower Management Center から削除するか、または個別のデバイスで VPN を無効にすると、対象デバイスは現在の VPN 導入環境をブレイクしません。既存の導入環境を編集または削除できますが、対象デバイスに変更を適用することはできません。

デバイス スタックおよびハイ アベイラビリティ ペアのクラシック ライセンス

スタックや 7000 または 8000 シリーズ デバイス ハイ アベイラビリティ ペアを構成するデバイスは、それぞれが同等のライセンスを持っている必要があります。デバイスのスタック構成後に、スタック全体のライセンスを変更できます。ただし、7000 または 8000 シリーズ デバイスのハイ アベイラビリティ ペアでは有効なライセンスを変更することはできません。

従来型ライセンスの表示

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

該当なし

任意(Any)

従来型(Classic)

グローバルだけ

Admin

手順


必要に応じて、次のいずれかを実行します。

内容

操作手順

Firepower Management Center に追加済みの従来型ライセンスおよびそのタイプ、ステータス、使用状況、有効期限、適用されている管理対象デバイスなどの詳細情報。

[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [クラシック ライセンス(Classic Licenses)]を選択します。

管理対象デバイスそれぞれに適用されたライセンス

[デバイス(Devices)] > [デバイス管理(Device Management)]を選択します。

ヘルス モニタのライセンス ステータス

正常性ポリシーでクラシック ライセンス モニタのヘルス モジュールを使用します。詳細については、ヘルス モニタリングヘルス モジュール、および正常性ポリシーの作成を参照してください。

ダッシュボードのライセンスの概要

任意のダッシュボードに製品ライセンス ウィジェットを追加します。この説明については、ダッシュボードへのウィジェットの追加 を参照してください。


ライセンス キーの特定

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

該当なし

任意(Any)

従来型(Classic)

グローバルだけ

Admin

ライセンス キーによって、Firepower Management Center はシスコ ライセンス登録ポータルで一意に識別されます。これは、Firepower Management Center の製品コード(66 など)と管理ポート(eth0)の MAC アドレスで構成されます(66:00:00:77:FF:CC:88 など)。

シスコ ライセンス登録ポータルでは、ライセンス キーを使用して、Firepower Management Center にライセンスを追加する際に必要になるライセンス テキストを取得します。

手順


ステップ 1

[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [クラシック ライセンス(Classic Licenses)]を選択します。

ステップ 2

[新規ライセンスの追加(Add New License)] をクリックします。

ステップ 3

[機能ライセンスの追加(Add Feature License)] ダイアログの上部にある [ライセンス キー(License Key)] フィールドの値をメモします。


次のタスク

クラシック ライセンスの生成と Firepower Management Center への追加

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

該当なし

任意(Any)

従来型(Classic)

グローバルだけ

Admin


(注)  

バックアップが完了した後にライセンスを追加した場合は、このバックアップを復元するときに、それらのライセンスが削除されたり上書きされたりすることはありません。復元の際の競合を防止するためにも、バックアップを復元する前に、これらのライセンスを(それらが使用されている場所をメモした上で)削除し、バックアップを復元した後で、追加して再設定してください。競合が発生した場合は、サポートに連絡してください。



ヒント

サポート サイトにログインした後で、[ライセンス(Licenses)] タブでライセンスを要求することもできます。


始める前に

  • ライセンス購入時に Cisco が提供したソフトウェア権利証明書にある製品アクティベーション キー(PAK)をお手元にご用意ください。レガシーの、以前のシスコのライセンスの場合は、サポートに問い合わせてください。

  • Firepower Management Center のライセンス キーの種類を確認します。ライセンス キーの特定 を参照してください。

手順


ステップ 1

[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [クラシック ライセンス(Classic Licenses)]を選択します。

ステップ 2

[新規ライセンスの追加(Add New License)] をクリックします。

ステップ 3

必要に応じ、続いて以下を行います。

  • ライセンス テキストをすでに取得している場合は、ステップ 8 にスキップしてください。
  • ライセンスのテキストを取得する必要がある場合は、次の手順を実行します。
ステップ 4

[ライセンス取得(Get License)] をクリックして、Cisco ライセンス登録ポータルを開きます。

(注)   

ご使用のコンピュータからインターネットにアクセスできない場合は、アクセスできるコンピュータから http://cisco.com/go/licenseを探します。

ステップ 5

ライセンス登録ポータルで、PAK からライセンスを生成します。詳細については、https://www.cisco.com/web/fw/tools/swift/xui/html/help.htmlを参照してください。

この手順には、購入時に入手した PAK と、Firepower Management Center のライセンスキーが必要です。

ステップ 6

ライセンス登録ポータルの表示から、ないしはライセンス登録ポータルより送られてくるメールからライセンス テキストをコピーします。

重要 

ポータルまたは電子メール メッセージ内のライセンス テキスト ブロックには、複数のライセンスを含めることができます。各ライセンスは、BEGIN LICENSE 行と END LICENSE 行で囲まれます。一度に 1 つのライセンスしかコピーして貼り付けることができません。

ステップ 7

Firepower Management Center の web インターフェイスの [機能ライセンスの追加(Add Feature License)] ページに戻ります。

ステップ 8

[ライセンス(License)] フィールドにライセンス テキストを貼り付けます。

ステップ 9

[ライセンスの検証(Verify License)] をクリックします。

ライセンスが無効となる場合は、ライセンス テキストが正しくコピーされているか確認します。

ステップ 10

[ライセンスの提出(Submit License)] をクリックします。


次のタスク

  • 管理対象デバイスにライセンスを割り当てます。管理対象デバイスへのライセンスの割り当て を参照してください。管理対象デバイスのライセンス取得済み機能を使用するには、これらのデバイスにライセンスを割り当てる必要があります

管理対象デバイスへのライセンスの割り当て

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

リーフのみ

Admin/Network Admin

一部の例外はありますが、管理対象デバイスでライセンスを無効にすると、そのライセンスに関連づけられている機能は使用できなくなります。

手順


ステップ 1

[デバイス(Devices)] > [デバイス管理(Device Management)]を選択します。

ステップ 2

ライセンスを割り当てまたは無効にするデバイスの横にある編集アイコン()をクリックします。

マルチドメイン展開では、リーフ ドメインにいない場合、システムによって切り替えるように求められます。

ステップ 3

[デバイス(Device)] タブをクリックします。

ステップ 4

[ライセンス(License)] セクションの横にある編集アイコン()をクリックします。

ステップ 5

適切なチェックボックスをオンまたはオフにして、デバイスのライセンスを割り当て、または無効にします。

ステップ 6

[保存(Save)] をクリックします。


次のタスク

  • 設定変更を展開します。設定変更の展開を参照してください。

  • Firepower Threat Defense デバイスのライセンスを供与し、エクスポート制御機能が有効になっている基本ライセンスを適用した場合は、各デバイスを再起動します。

FirePOWER のライセンスとサービス サブスクリプションの期限切れ

ライセンスの期限切れとサービス サブスクリプションの期限切れ

Q. 

FirePOWER の機能ライセンスは期限切れになりますか。

A. 

厳密に言えば、FirePOWER の機能ライセンスは期限切れになりません。代わりに、このライセンスをサポートするサービス サブスクリプションが期限切れになります。

スマート ライセンス

Q. 

製品インスタンス登録トークンが期限切れになることはありますか。

A. 

特定の期間内に製品を登録するために使用されないと、トークンは期限切れになります。Cisco Smart Software Manager でトークンを作成するときに、トークンが有効な日数を設定します。トークンを使用して Firepower Management Center を登録する前にトークンが期限切れになった場合は、新しいトークンを作成する必要があります。

トークンの有効期限は、トークンを使用して Firepower Management Center を登録した後は適用されなくなります。トークンの有効期限が経過しても、トークンを使用して登録した Firepower Management Center に影響はありません。

詳細については、『Cisco Smart Software Manager User Guide』を参照してください。

Q. 

スマート ライセンス/サービス サブスクリプションが期限切れになっているかどうかや、期限切れが近づいていることを確認するにはどうすればよいですか。

A. 

サービス サブスクリプションがいつ期限切れになるか(またはいつ期限切れになったか)を判断するには、Cisco Smart Software Manager でエンタイトルメントを確認します。

Firepower Management Center では、[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [スマート ライセンス(Smart Licenses)] を選択することで、機能ライセンスのサービス サブスクリプションが現在履行されているかどうかを判断できます。このページでは、製品登録トークンを使用してこの Firepower Management Center に関連付けられているスマート ライセンスのエンタイトルメントが表にまとめられています。[ライセンスステータス(License Status)] フィールドに基づいて、ライセンスのサービス サブスクリプションが現在履行されているかどうかを判断できます。

Firepower Device Manager で、[スマートライセンス(Smart License)] ページを使用して、システムの現在のライセンス ステータスを表示します。[デバイス(Device)] をクリックしてから、スマート ライセンス サマリーの [設定の表示(View Configuration)] をクリックします。

Q. 

スマート ライセンス/サブスクリプションが期限切れになるとどうなりますか。

A. 

サービス サブスクリプションの期限が切れると、サブスクリプションの更新が必要であることが通知されます。「サブスクリプションの更新」を参照してください。次のように、管理対象デバイスにすでに展開されているポリシーの関連機能を引き続き使用できます。

表 5. スマート ライセンス/サブスクリプションの期限切れによる影響

スマート ライセンス

利用可能なサポート サブスクリプション

期限切れによる影響

基本

適用されない

期限切れにはなりません。

脅威(Threat)

T、TC、TM、TMC

管理対象デバイスにすでに展開されているポリシーの関連機能を引き続き使用できますが、このデバイスに対して関連するポリシーの変更を展開することはできません。

URL フィルタリング

URL、TC、TMC

  • URL 条件によるアクセス コントロール ルールが、URL のフィルタリングをただちに停止します。

  • URL カテゴリとレピュテーションに基づいてトラフィックをフィルタリングするその他のポリシー(SSL ポリシーなど)が、ただちにその処理を停止します。

  • Firepower Management Center は、URL データの更新をダウンロードできなくなります。

  • URL カテゴリとレピュテーションのフィルタリングを実行する既存のポリシーを再展開することはできません。

Malware

AMP、TM、TMC

  • 非常に短い時間の間、システムは既存のキャッシュされたファイル性質を使用できます。この時間枠の経過後、システムは Unavailable という性質をこれらのファイルに割り当てます。

  • システムは AMP クラウドへの問い合わせを停止し、AMP クラウドから送信されたレトロスペクティブ イベントの認証を停止します。

  • 既存のアクセス コントロール ポリシーに AMP for Firepower 構成が含まれている場合は、それらのポリシーを再展開することができません。

  • マルウェアの検出またはブロッキングを実行する設定を再展開することはできません。

従来のライセンス

Q. 

クラシック ライセンス/サービス サブスクリプションが期限切れになっているかどうかや、期限切れが近づいていることを確認するにはどうすればよいですか。

A. 

Firepower Management Center で、[システム(System)] > [ライセンス(Licenses)] > [クラシック ライセンス(Classic Licenses)] を選択します。

このページでは、この Firepower Management Center に追加したクラシック ライセンスが表にまとめられています。

[ステータス(Status)] フィールドに基づいて、ライセンスのサービス サブスクリプションが現在履行されているかどうかを判断できます。

[有効期限(Expires)] フィールドの日付により、サービス サブスクリプションがいつ期限切れになるか(またはいつ期限切れになったか)を判断できます。

この情報は、シスコ製品ライセンス登録ポータルでライセンス情報を確認することで得ることもできます。

Q. 

「IPSにはIPSの期間サブスクリプションも必要です(IPS Term Subscription is still required for IPS)」とは、どのような意味ですか。

A. 

このメッセージは、保護および制御の機能には、(期限切れにならない)使用権ライセンスだけでなく、定期的に更新する必要がある 1 つ以上の関連付けられたサービス サブスクリプションも必要であることを伝えているだけです。使用するサービス サブスクリプションが現在のもので、すぐに期限切れにならない場合は、何もする必要はありません。サービス サブスクリプションのステータスを判断するには、クラシック ライセンス/サービス サブスクリプションが期限切れになっているかどうかや、期限切れが近づいていることを確認するにはどうすればよいですか。を参照してください。

Q. 

クラシック ライセンス/サブスクリプションが期限切れになるとどうなりますか。

A. 

クラシック ライセンスをサポートするサービス サブスクリプションの期限が切れると、シスコによってサブスクリプションの更新が必要であることが通知されます。「サブスクリプションの更新」を参照してください。

機能のタイプによっては、関連機能を使用できなくなることがあります。

表 6. クラシック ライセンス/サブスクリプションの期限切れによる影響

従来のライセンス

利用可能なサポート サブスクリプション

期限切れによる影響

Control

TA、TAC、TAM、TAMC

既存の FirePOWER の機能を引き続き使用できますが、アプリケーション署名の更新を含む、VDB 更新はダウンロードできません。

Protection

TA、TAC、TAM、TAMC

侵入インスペクションを引き続き実行できますが、侵入ルールの更新をダウンロードすることはできません。

URL フィルタリング

URL、TAC、TAMC

  • URL 条件によるアクセス コントロール ルールが、URL のフィルタリングをただちに停止します。

  • URL カテゴリとレピュテーションに基づいてトラフィックをフィルタリングするその他のポリシー(SSL ポリシーなど)が、ただちにその処理を停止します。

  • Firepower Management Center は、URL データの更新をダウンロードできなくなります。

  • URL カテゴリとレピュテーションのフィルタリングを実行する既存のポリシーを再展開することはできません。

Malware

AMP、TAM、TAMC

  • 非常に短い時間の間、システムは既存のキャッシュされたファイル性質を使用できます。この時間枠の経過後、システムは Unavailable という性質をこれらのファイルに割り当てます。

  • システムは AMP クラウドへの問い合わせを停止し、AMP クラウドから送信されたレトロスペクティブ イベントの認証を停止します。

  • 既存のアクセス コントロール ポリシーに AMP for Firepower 構成が含まれている場合は、それらのポリシーを再展開することができません。

サブスクリプションの更新

Q. 

Firepower Management Center から FirePOWER サービス サブスクリプションを更新できますか。

A. 

更新できません。FirePOWER サービス サブスクリプションを更新するには、Cisco Commerce Workspace または Cisco Service Contract Center を使用する必要があります。

Cisco Success Network

Cisco Success Network を有効にすることで、Firepower Management Center と Cisco Cloud の間にセキュアな接続が確立され、使用状況に関する情報と統計が送信されます。これには、次のような利点があります。

  • ネットワーク内の製品の有効性を向上させるために、利用可能な未使用の機能について通知します。

  • 製品に利用可能な、追加のテクニカル サポート サービスとモニタリングについて通知します。

  • テクニカル サポートの問題が発生した場合に、不可欠な診断情報を提供します。

  • シスコ製品の改善に役立ちます。

Firepower Management Center は常にセキュアな接続を確立および維持し、Cisco Success Network に登録できるようにします。Cisco Success Network を無効にすることで、いつでもこの接続をオフにできます。これにより、デバイスがクラウドから接続解除されます。

Cisco Success Network の有効化

Cisco Smart Software Manager に Firepower Management Center を登録するときは、Cisco Success Network を有効にします。Cisco Smart Software Manager での Firepower Management Center の登録を参照してください。

[ライセンス(Licences)] > [スマートライセンス(Smart Licenses)] ページで、現在の Cisco Success Network の登録ステータスを表示できます。また、登録ステータスを変更することもできます。Cisco Success Network の登録の変更を参照してください。


(注)  

Firepower Management Center に有効な Smart Software Satellite Server 設定がある場合、Cisco Success Network の設定は無効になります。


サンプルデータ

次の図は、Firepower Management Center で Cisco Success Network を有効にすると収集されるデータのタイプを示しています。

図 1. Cisco Success Network のサンプル データ

{
	"version": "1.0",
	"metadata": {
		"topic": "fmc.telemetry",
		"contentType": "application/json"
	},
	"payload": {
		"recordType": "CST_FMC",
		"recordVersion": "6.2.3",
		"recordedAt": 1509133291334,
		"fmc": {
			"deviceInfo": {
				"deviceModel": "Cisco Firepower Management Center for VMWare",
				"deviceName": "firepower",
				"deviceUuid": "d40c783c-dd33-11f8-804d-6f32258491f8",
				"serialNumber": "None",
				"smartLicenseProductInstanceIdentifier": "0gb16538-2511-482d-846c-99b6442246gf",
				"smartLicenseVirtualAccountName": "Firepower Threat Defense",
				"systemUptime": 11658000,
				"udiProductIdentifier": "FS-VMW-SW-K9"
			},
			"versions": {
				"items": [{
					"type": "SOFTWARE",
					"version": "6.2.3-76"
				}, {
					"lastUpdated": 0,
					"type": "SNORT_RULES_DB",
					"version": "2017-09-13-001-vrt"
				}, {
					"lastUpdated": 0,
					"type": "VULNERABILITY_DB",
					"version": "290"
				}, {
					"type": "GEOLOCATION_DB",
					"version": "None"
				}]
			}
		},
		"managedDevices": [{
			"deviceInfo": {
				"deviceManager": "FMC",
				"deviceModel": "Cisco FirePOWER 8250",
				"deviceName": "FP8250-1",
				"deviceVersion": "6.2.3-76",
				"serialNumber": "616-10110900100010"
			}
		}, {
			"deviceInfo": {
				"deviceManager": "FMC",
				"deviceModel": "Cisco Firepower 2140 Threat Defense",
				"deviceName": "FTD2140-2",
				"deviceVersion": "6.2.3-76",
				"serialNumber": "CDG123456F7"
			}
		}, {
			"deviceInfo": {
				"deviceManager": "FMC",
				"deviceModel": "Cisco Firepower Threat Defense for VMWare",
				"deviceName": "NGFWv-1",
				"deviceVersion": "6.2.3-76",
				"serialNumber": ""
			}
		}, {
			"deviceInfo": {
				"deviceManager": "FMC",
				"deviceModel": "NGIPSv for VMware",
				"deviceName": "CiscoNGIPSv-1",
				"deviceVersion": "6.2.3-76",
				"serialNumber": "None"
			}
		}]
	}
}

Cisco Success Network の登録の変更

Cisco Smart Software Manager に Firepower Management Center を登録するときは、Cisco Success Network を有効にします。その後、次の手順を使用して、登録ステータスを表示または変更します。


(注)  

Cisco Success Network は評価モードでは機能しません。


手順


ステップ 1

[システム(System)] をクリックしてから、[ライセンス(Licenses)] > [スマートライセンス(Smart Licenses)] をクリックします。

ステップ 2

スマート ライセンスのステータスの下で、Cisco Success Network の横にある、Cisco Success Network 機能の [有効/無効(Enabled/Disabled)] コントロールをクリックして、必要に応じて設定を変更します。

ステップ 3

シスコから提供された情報を読み、[Cisco Success Networkの有効化(Enable Cisco Success Network)] を行うかどうかを選択して、[変更内容を適用(Apply Changes)] をクリックします。


エンドユーザ ライセンス契約書

本製品の使用について規定するシスコ エンドユーザ ライセンス契約書(EULA)および適用される補足契約書(SEULA)は、http://www.cisco.com/go/softwareterms から入手できます。