概要

ASA 5506-X、ASA 5506W-X および ASA 5506H-X について

Cisco ASA 5506-X、ASA 5506W-X、および ASA 5506H-X 適応型セキュリティ アプライアンスは、次世代ミッドレンジ ASA である ASA 5500-X に属し、ASA ファミリの他の製品と同じセキュリティ プラットフォームで構築されています。


(注)  

ASA 5506-X には、出荷時に ASA または Firepower Threat Defense ソフトウェアがプリインストールされています。デバイスを再イメージ化するには、『Reimage the Cisco ASA or Firepower Threat Defense Device』を参照してください。


この次世代 ASA は、ネットワークへの脅威を今までにないレベルで防御します。それは、より詳細な Web 検査やフロー固有の分析、エンドポイントのセキュリティ ポスチャの検証によって安全性が向上した接続、VPN での音声とビデオのサポートによって実現されます。さらに、向上したネットワーク統合や復元力、スケーラビリティにより、インテリジェント情報ネットワークのサポートを強化しています。

この ASA は小型のフォームファクタのシャーシが採用されており、デスクトップや壁面取り付けが可能です。一方、1 台または 2 台を単一のラックのシェルフにマウントすることもできます。ASA は、標準 1 RU シャーシです。5500-X ASA のパフォーマンス測定指標および機能の比較については、『Cisco ASA 5500-X Series Next-Generation Firewalls』を参照してください。

図 1. ASA シャーシを積み重ねないでください

(注)  

ASA シャーシの上に別の ASA シャーシを積み重ねないでください。過熱状態となり、電源が再投入される場合があります。

ASA 5506-X、5506W-X、および ASA 5506H-X は、次のセキュリティ標準認定について検証済みです。

  • ASA 9.12.x の連邦情報処理標準(FIPS)140-2

  • ASA 9.12.x の Network Device Collaborative Protection Profile(NDcPPv2.1)、VPN Gateway Module(VPNGW_MOD_v1.0)、Firewall Module(FW_MOD_v1.3)のコモンクライテリア(CC)認定

  • FTD 6.4.x の Network Device Collaborative Protection Profile(NDcPPv2.2E)、IPS Extended Profile(IPSEP 2.11)、Firewall Collaborative Protection Profile Module(MOD_FW_v1.4e)、Virtual Private Network Gateway Protection Profile Module(MOD_VPNGW_v1.1)のコモンクライテリア(CC)認定

ASA 5506W-X ワイヤレスの特長

ASA 5506W-X は、クライアントへの対応時、導入可能距離にわたって高い信頼性を提供しながら 2 つの高パフォーマンス空間ストリーム レートをサポートします。ASA 5506W-X には、コントローラ ベース モードまたは Autonomous モードの 2 つの同時デュアル バンド無線(2.4 GHz および 5 GHz の 802.11n MIMO 無線)が含まれています。最先端の 802.11n クライアントとの完全な相互運用性をサポートする内部アンテナが統合されています。この無線ハードウェアは、Unified モード、FlexConnect モード、および Monitor モードをサポートします。

ASA 5506W-X のプロセッサの機能は以下のとおりです。

  • 128 MB の NAND フラッシュ サイズ

  • 1 MB の NOR フラッシュ サイズ

  • 128 MB の DDR2 メモリ バス、x32

2.4 GHz と 5 GHz の 802.11n 無線の機能は次のとおりです。

  • 802.11n 規格準拠

  • A-MPDU TX

  • HT 重複モード

  • 2TX x 2RX

  • 2 つの空間ストリーム、300 Mbps PHY レート

  • 最大比合成(MRC)

  • Cyclic Shift Diversity(CSD; サイクリック シフト ダイバーシティ)

  • MCS0-MCS15、短期または長期ガード間隔

  • UNII-2 および UNII-2 拡張チャネルの DFS、0.5 us レーダー パルス検出を含む

ASA 5506W-X は 4 つのシングルバンド逆 F アンテナ(2.4 GHz が 2 つ、5 GHz が 2 つ)で構成されており、シャーシ上部の内側に等間隔に配置されています。ピーク ゲインは、2.4 GHz 帯域で約 3 dBi、5 GHz 帯域で約 5 dBi です。

ASA 5506H-X の機能

ASA 5506H-X は 5506-X の携帯バージョンであり、耐久性を高めたシャーシ、電源、SSD、および 8 つではなく 4 つのポートが備えられています。耐久性が高められている理由は、非常に広い業界動作温度範囲(-20 °C ~ 60 °C)のサポート、IEC1613 および IEC 61850-3 の変電所規格の厳しい EMI および環境条件への準拠、および侵入保護のための IEC60529 IP40 への準拠です。

ASA 5506H-X には、出力 22 W の耐久性に優れた 5 V ~ 5.3 V バレル型電源が付属しています。あるいは、24 V DC(製品番号 PWR2-20W-24VDC)または 20 W で 20 ~ 60 V DC(製品番号 PWR2-22W-20-60VDC)のオプションの DC 電源を注文できます。


(注)  

本書で説明されている手順を開始する前に、必ず Cisco ASA 5506-X シリーズの『Regulatory and Compliance Safety Information』を読み、安全手順に適切に従ってください。


パッケージの内容

次の図は、ASA 5506-X および ASA 5506W-X のパッケージの内容を示しています。内容物は変更されることがあるため、実際の品目数は多少異なる場合があります。

図 2. ASA 5506-X および ASA 5506W-X のパッケージの内容

1

シャーシ

2

USB コンソール ケーブル(タイプ A からタイプ B)

3

電源コード

4

ブリック電源

次の図は、ASA 5506H-X のパッケージの内容を示しています。内容物は変更されることがあるため、実際の品目数は多少異なる場合があります。

図 3. ASA 5506H-X パッケージの内容

1

シャーシ

2

USB コンソール ケーブル(タイプ A からタイプ B)

3

電源コード固定ロック

4

電源コード

5

電源

前面パネル

次の図は、ASA 5506-X の前面パネルを示しています。ASA 5506W-X にも同一の前面パネルがあります。前面パネルには、コネクタや LED はありません。

図 4. 5506-X および 5506W-X の前面パネル
次の図は、ASA 5506H-X の前面パネルを示しています。前面パネルにはコネクタや LED がないことに注意してください。
図 5. 5506H-X 前面パネル

背面パネル

次の図は、ASA 5506-X の背面パネルを示しています。5506W-X にも同一の背面パネルがあります。

図 6. ASA 5506-X および 5506W-X の背面パネル

1

ステータス LED

ステータス LED の位置および意味をLEDに示します。

2

電源コード ソケット

シャーシの電源ソケット ソケット。シャーシの電源モジュールの詳細については電源モジュールを参照してください。

(注)   

AC 電源にプラグを差し込むと、ASA に電源が投入されます。

3

ネットワーク データ ポート

8 個のギガビット イーサネット RJ-45(8P8C)ネットワーク I/O インターフェイス。ポートには(左から右に)1、2、3、4、5、6、7、8 の番号が付けられています。各ポートには、1 対の LED があり、それぞれ接続ステータスとリンク ステータス用です。ポートには、ギガビット イーサネット 1/1 からギガビット イーサネット 1/8 までの名前と番号が付けられています。詳細については、ネットワーク ポートを参照してください。

4

管理ポート

ギガビット イーサネット インターフェイスは、ネットワーク管理アクセスのみに限定されています。RJ-45 ケーブルで接続します。

5

コンソール ポート

2 個のシリアル ポート(ミニ USB タイプ B および標準 RJ-45(8P8C))が、外部システム経由での管理アクセス用に提供されています。詳細については、コンソール ポートを参照してください。

6

USB ポート

標準 USB タイプ A ポートでは、大容量ストレージなどの外部デバイスの接続が可能です。詳細については、内部および外部フラッシュ ストレージを参照してください。

7

リセット ボタン

小さな埋め込み型のボタンです。約 3 秒以上押すと ASA がリセットされ、次のリブート後に「出荷時」のデフォルト状態に戻ります。設定変数が工場出荷時デフォルトにリセットされます。ただし、フラッシュは削除されないため、ファイルは削除されません。

(注)   

service sw-reset-button コマンドを使用して、リセットボタンを無効化できます。デフォルトではイネーブルになっています。

(注)   

ASA 5506W-X のリセット ボタンを押しても AP 設定には影響しませんが、システムが再起動されるため、保存されていない AP 設定は失われます。システムのリブート後、デフォルトの AP 設定を使用する場合は、hw-module module wlan recover configuration コマンドを使用して AP 設定を回復します。

8

ロック スロット

スロットは、Kensington 標準 T バーのロック メカニズムに対応し、ASA のセキュリティを保護します。

次の図は、5506H-X の背面パネルを示しています。

図 7. ASA 5506H-X の背面パネル

1

電源コード ソケット

シャーシの電源ソケット。シャーシの電源モジュールの詳細については電源モジュールを参照してください。

(注)   

AC 電源にプラグを差し込むと、ASA に電源が投入されます。

2

ステータス LED

ステータス LED の位置および意味をLEDに示します。

3

ネットワーク データ ポート

4 個のギガビット イーサネット RJ-45(8P8C)ネットワーク I/O インターフェイス。ポートには(上から下に)1、2、3、4 の番号が付けられています。各ポートには、1 対の LED があり、それぞれ接続ステータスとリンク ステータス用です。ポートには、ギガビット イーサネット 1/1 からギガビット イーサネット 1/4 までの名前と番号が付けられています。詳細については、ネットワーク ポートを参照してください。

4

管理ポート

ギガビット イーサネット インターフェイスは、ネットワーク管理アクセスのみに限定されています。RJ-45 ケーブルで接続します。

5

コンソール ポート

外部システムから管理アクセスを行うために、2 つのシリアル ポート、標準 RJ-45(8P8C)、ミニ USB タイプ B が提供されています。詳細については、コンソール ポートを参照してください。

6

USB ポート

標準 USB タイプ A ポートでは、大容量ストレージなどの外部デバイスの接続が可能です。詳細については、内部および外部フラッシュ ストレージを参照してください。

7

リセット ボタン

小さな埋め込み型のボタンです。約 3 秒以上押すと ASA がリセットされ、次のリブート後に「出荷時」のデフォルト状態に戻ります。設定変数が工場出荷時デフォルトにリセットされます。ただし、フラッシュは削除されないため、ファイルは削除されません。

(注)   

service sw-reset-button コマンドを使用して、リセットボタンを無効化できます。デフォルトではイネーブルになっています。

LED

LED は、ASA 5506-X および ASA 5506W-X シャーシの背面に向かって、左上隅(シャーシの前面に向かって、上記の背面の右上隅)にあります。LED は、ASA 5506H-X の背面に向かって、シャーシの左下にあります。ネットワーク ポートの LED は各ネットワーク ポートの上にあります。詳細については、「背面パネル」を参照してください。

次の図は、左上隅の LED を示しています。

図 8. LED

1

電源

電源装置のステータス:

  • 消灯:電源がオフ。

  • 緑色:電源がオンになっている。

特定の ASA に固有の電源情報については、電源モジュールを参照してください。

2

ステータス

システムの動作状態

  • 緑色:システムが正常に機能している。

  • オレンジ色:次の 1 つ以上を示すクリティカル アラーム。

    • ハードウェアまたはソフトウェア コンポーネントの重大な障害

    • 過熱状態

    • 許容範囲外の電圧

3

アクティブ

フェールオーバー ペアの状態:

  • 緑色:フェールオーバー ペアは正常に動作中。ASA が HA ペアでなければ、LED は常に緑です。

  • オレンジ:ASA が HA ペアの場合、スタンバイユニットの LED はオレンジ。

  • 消灯:フェールオーバーが動作していない。

4

wLAN

ASA 5506-X および ASA 5506-H では使用されていません。

ASA 5506W-X のワイヤレス接続のアソシエーション ステータス:

  • 緑の点滅:正常に動作しているが、ワイヤレスクライアントなし。

  • 緑:正常に動作していて、少なくとも 1 つのワイヤレスクライアントが関連付けられている。

  • オレンジの点滅:ソフトウェアアップグレードが進行中。

  • 緑、赤、オレンジの順で点灯:検出/参加プロセスが進行中。

  • 赤の点滅:イーサネットリンクが動作していない。

  • 消灯:ワイヤレスが動作していない。

ネットワーク ポートの状態

ASA 5506-X および ASA 5506W-X の背面パネルの 8 つのギガビット イーサネット ネットワーク ポートおよびギガビット イーサネット管理ポートのそれぞれに LED のペアが対応(リンク ステータスおよび接続ステータス)。

ASA 5506H-X の背面パネルの 4 つのギガビット イーサネット ネットワーク ポートおよびギガビット イーサネット管理ポートのそれぞれに LED のペアが対応(リンク ステータスおよび接続ステータス)。

リンク ステータス(L)

  • 消灯:リンクなし、またはポート未使用。

  • 緑色:リンクが確立。

  • 緑色の点滅:リンク アクティビティ。

接続速度ステータス(S)

  • 3 秒に 1 回点滅:10 Mbps。

  • 2 回の高速点滅:100 Mbps。

  • 3 回の高速点滅:1000 Mbps。

ネットワーク ポート

ASA 5506-X および ASA 5506W-X には、8 つの 10/100/1000 BaseT イーサネット ネットワーク ポートがあります。各 RJ-45(8P8C)銅線ポートは、自動 MDI/X、およびインターフェイス速度に合わせた自動ネゴシエーション、デュプレックス、その他のネゴシエートされたパラメータをサポートし、MDI/MDIX 対応です。

また、ASA 5506W-X は内部で WLAN モジュールに接続するギガビット イーサネット 1/9 ポートも備えています。

ASA 5506H-X には 4 つの 10/100/1000 BaseT イーサネット ネットワーク ポートがあります。各 RJ-45(8P8C)銅線ポートは、自動 MDI/X、インターフェイス速度、デュプレックス、および他のネゴシエートされたパラメータの自動ネゴシエーションをサポートし、MDI/MDIX 対応です。

ASA 5506-X および ASA 5506W-X の背面にはポートが配置されており、ポート 1 が左側、ポート 8 が右側のコンソール ポートおよび管理ポートの横にあります。各ポートには、1 対の LED があり、それぞれリンク ステータス(L)と接続ステータス(S)用です。ポートには、ギガビット イーサネット 1/1 からギガビット イーサネット 1/8 までの名前と番号が付けられています。ポートには、ギガビット イーサネット 1/1 からギガビット イーサネット 1/4 までの名前と番号が付けられています。

ASA 5506H-X の 4 個のポートは異なる形式で番号が付けられています。ASA 5506H-X の背面に配置されているポートは、上部の左側にポート 1、右側にポート 3 があり、下部の左側にポート 2、右側にポート 4 があります。ポートはステータス LED とコンソール ポートおよび管理ポートの間にあります。ポートには、ギガビット イーサネット 1/1 からギガビット イーサネット 1/4 までの名前と番号が付けられています。

コンソール ポート

ASA には 2 つの外部コンソール ポートがあり、1 つは標準の RJ-45 ポート、もう 1 つはミニ USB タイプ B シリアル ポートです。同時にアクティブにできるのは 1 個のコンソール ポートだけです。ケーブルを USB コンソール ポートに接続すると、RJ-45 ポートは非アクティブになります。反対に、USB ケーブルを USB ポートから外すと、RJ-45 ポートはアクティブになります。コンソール ポートにはハードウェア フロー制御がありません。ターミナル サーバを使用してシリアル コンソール ポートから、またはコンピュータの端末エミュレーション プログラムから、コマンド ライン インターフェイス(CLI)で ASA を設定できます。

また、ASA 5506W-X 内の AP モジュールにコンソール ポートがあり、このポートは、ASA CLI のセッション WLAN コンソール コマンド経由でモジュールのコンソールにセッション接続することにより、アクセスできます。

RJ-45 ポート

RJ-45(8P8C)ポートは、内部 UART コントローラにシグナリングする RS-232 をサポートします。RJ-45 コンソール ポートはリモート ダイヤルイン モデムをサポートしていません。必要に応じて、標準管理ケーブル(シスコ部品番号 72-3383-01)を使用して、RJ45 を DB9 接続に変換できます。

ミニ USB タイプ B ポート

ミニ USB タイプ B ポートは、外部コンピュータの USB ポートに接続できます。Linux および Macintosh システムでは、特別なドライバは不要です。Windows システムでは、USB ドライバ(software.cisco.com から入手可能)のダウンロードおよびインストールが必要です。Windows HyperTerminal の動作に影響を与えることなく、コンソール ポートでの USB ケーブルの抜き差しが可能です。適切に終端シールドが施された、シールド付き USB ケーブルが推奨されます。USB コンソール ポートのボー レートは、1200、2400、4800、9600、19200、38400、57600、115200 bps です。


(注)  

Windows オペレーティング システムでは、USB コンソール ポートを使用する前に、コンソール ポートに接続されたすべての PC に Cisco Windows USB コンソール ドライバをインストールする必要があります。ドライバのインストールについては Microsoft Windows でのコンソール ポートへの接続を参照してください。


内部および外部フラッシュ ストレージ

ASA には、内部 USB フラッシュ ドライブが 1 台と、外部デバイスの接続に使用可能な標準 USB タイプ A ポートが 1 つあります。USB ポートは、最大 500 mA(5 台の USB 電源ユニット)の 5 V 出力電力を供給できます。

内部 USB デバイス

組み込み eUSB デバイスは、内部フラッシュとして使用されます。これは disk0 として識別されます。

外部 USB ドライブ(オプション)

外部タイプ A の USB ポートを使用して、データ ストレージ デバイスを接続できます。外部 USB ドライブ識別子は disk1 です。ASA に電源が投入されると、接続された USB ドライブは disk1 としてマウントされ、ユーザが使用可能な状態になります。さらに、disk 0 に使用できるファイルシステム コマンドは disk1 でも使用可能です。これらのコマンドには、copyformatdeletemkdirpwdcd などがあります。

複数のパーティションがある USB ドライブを挿入すると、最初のパーティションのみがマウントされます。

FAT-32 ファイル システム

ASA は内蔵 eUSB ドライブおよび外部 USB ドライブに対して FAT-32 形式のファイル システムのみをサポートします。FAT-32 形式ではない外部 USB ドライブを挿入すると、システムのマウント プロセスが失敗し、エラー メッセージが表示されます。format disk1: コマンドを入力して該当のパーティションを FAT 32 にフォーマットし、再度 disk1 にマウントできます。ただし、データが失われる可能性があります。

ソリッド ステート ドライブ

ASA 5506-X および ASA 5506W-X には、ストレージをサポートする SSD が付属しています。SSD の空き容量は 50 GB です。現場交換はできません。ドライブを交換するには、ASA 全体をシスコに返送する必要があります。SSD はソフトウェアによって使用されます。ユーザは SSD にアクセスできません。

ASA 5506H-X には、ストレージをサポートする耐久性に優れた SSD が付属しています。SSD は、ASA 5506H-X がサポートする拡張温度範囲で動作するように業界で定められた部品です。SSD の空き容量は 50 GB です。現場交換はできません。ドライブを交換するには、ASA 全体をシスコに返送する必要があります。SSD はソフトウェアによって使用されます。ユーザは SSD にアクセスできません。

電源モジュール

ASA 5506-X および ASA 5506W-X には、出力 60 W の 12 V ブリック電源が付属しています。

ASA 5506H-X には、出力 22 W の耐久性を高めた 5 V ~ 5.3 V バレル電源が付属しています。この電源は -25 ~ 60 °C の拡張温度範囲をサポートします。あるいは、24 V DC(製品番号 PWR2-20W-24VDC)または 20 W 20 ~ 60 V DC(製品番号 PWR2-22W-20-60VDC)のオプションの DC 電源をオーダーできます。

ハードウェア仕様

次の表に、ASA のハードウェア仕様を示します。

取り付け

  • デスクへの設置可能。詳細については、シャーシのデスクトップ マウントを参照してください。

    注意     

    ASA シャーシの上に別の ASA シャーシを積み重ねないでください。過熱状態となり、電源が再投入される場合があります。

  • ラック トレイ内でラック マウント可能。2 台のシャーシを隣り合わせに配置可能。詳細については、シャーシのラックマウントを参照してください。

    (注)   

    ラック トレイには 1 台の ASA 5506H-X のみマウント可能。詳細については、シャーシのラックマウントを参照してください。

  • 壁への取り付け可能(ASA 5506-X および ASA 5506W-X のみ)。詳細については、シャーシの壁面取り付けを参照してください。

  • DIN レールへの取り付け可能(ASA 5506H-X のみ)、DIN レールはシスコに注文して入手できます。ASA 5506H-X の DIN レールへの取り付けを参照してください。

寸法

19.99 X 23.44 X 4.93 cm(7.87 X 9.23 X 1.94 インチ)(ASA 5506-X および ASA 5506W-X、ゴム脚を含む)。

23.11 X 23.11 X 7.11 cm(9.1 X 9.1 X 2.8 インチ)(ASA 5506H-X)。

重量

1.8 kg(4.0 ポンド)(ASA 5506-X および ASA 5506W-X)

3.0 kg(6.7 ポンド)(ASA 5506H-X)

DRAM

合計:4 GB

FW/VPN に割り当て:1.8 GB

モジュールに割り当て:2.2 GB

(注)   

合計メモリは OS/Lina/SFR に分割されます。これらのパーセンテージは、ASA ソフトウェアのバージョンによって異なることがあります。

内部フラッシュ

8 GB

電源

60 W(ASA 5506-X および ASA 5506W-X)

22 W(5506H-X)

温度

動作時:0 ~ 40 °C(32 ~ 104 °F)(ASA 5506-X および ASA 5506W-X)1

-20 ~ 60 °C(-4 ~ 140 °F)(ASA 5506H-X)2

非動作時:-25 ~ 70 °C(-13 ~ 158 °F)(ASA 5506-X および ASA 5506W-X)

-40 ~ 85 °C(-40 ~ 185 °F)(ASA 5506H-X)

相対湿度

動作時:90 %(ASA 5506-X および ASA 5506W-X)

動作時:95 %(ASA 5506H-X)

非動作時:10 ~ 90%

最大高度

動作時:3,048 m(10,000 フィート)

非動作時:4,572 m(15,000 フィート)

IP 定格

IEC60529 準拠の IP40(ASA 5506H-X)

振動/衝撃への耐性強化

IEEE1613、IEC60068-2、IEC 61850-3(ASA 5506H-X)

1 海抜 305 m(1,000 フィート)あたり最大動作温度から 1.5 °C マイナスしてください。
2 高度 1,830 m(6,000 フィート)を超える場合、305 m(1,000 フィート)あたり最大動作温度から 1.5 °C マイナスしてください。

電源コードの仕様


(注)  

この項は、ASA 5506-X および ASA 5506W-X のみに適用されます。ASA 5506H-X には適用されません。


各電源装置には個別の電源コードがあります。セキュリティ アプライアンスへの接続には標準電源コードを使用できます。

システムのオプションの電源コードを注文しない場合は、ユーザーの責任で製品に適した電源コードを選択します。この製品と互換性がない電源コードを使用すると、電気の安全性に関する危険が生じる可能性があります。アルゼンチン、ブラジル、および日本向けの注文では、システムとともに注文される適切な電源コードが必要です。


(注)  

セキュリティ アプライアンスに付属する承認済みの電源コードのみがサポートされます。次の表に、サポートされる電源コードを示します。


以下の図は、上の表で示されている各国のコード、コネクタ、およびプラグを示しています。

図 9. アルゼンチン(CAB-ACR)

1

プラグ:IRAM 2073

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 10. オーストラリア(CAB-ACA)

1

プラグ:A.S. 3112

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 11. ブラジル(CAB-C13-ACB)


1

プラグ:NBR 14136

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 12. 中国(CAB-ACC)

1

プラグ:GB2009.1-2008

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 13. 欧州(CAB-ACE)

1

プラグ:CEE 7 VII

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 14. インド(CAB-IND-10A)


1

プラグ:IS 6538-1971

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 15. イタリア(CAB-ACI)

1

プラグ:CE123-16-VII

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 16. 日本(CAB-JPN-3PIN)

1

プラグ:JIS C8303

2

コード セット定格:12 A、125 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 17. 韓国(CAB-AC-C13-KOR)

1

プラグ:KSC8305

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 18. 北米(CAB-AC)

1

プラグ:NEMA 5-15P

2

コード セット定格:10 A、125 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 19. 南アフリカ(AIR-PWR-CORD-SA)

1

プラグ:SABS 1661

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 20. スイス(CAB-ACS)

1

プラグ:SEV 1011

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 21. 台湾(CAB-ACTW)

1

プラグ:CNS10917

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13

図 22. 英国(CAB-ACU)


1

プラグ:BS1363a/SS145

2

コードセット定格:10 A、250 V

3

コネクタ:IEC 60320/C13