ML シリーズ カードの機能一覧
ML100T-12、ML100X-8、および ML1000-2 カードには次の機能があります。
• レイヤ 1 データ機能
–10/100BASE-TX 半二重および全二重データ転送
–Auto-MDIX を使用した 100BASE-FX 全二重データ伝送(ML 100X-8)
–1000BASE-SX、1000BASE-LX 全二重データ転送
–IEEE 802.3z(ギガビット イーサネット)および IEEE 802.3x(ファースト イーサネット)フロー制御
• SONET/SDH の機能
–POS 向けの High-level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク制御)または Frame-mapped Generic Framing Procedure(GFP-F)フレーム構成メカニズム
–2 つの POS 仮想ポート
–POS 向けの LEX、Cisco HDLC、または Point-to-Point Protocol/Bridging Control Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル/BCP)カプセル化
–VCAT と SW-LCAS
–G シリーズ カードおよび ONS 15327 E シリーズ カード互換(LEX カプセル化のみ)
• レイヤ 2 ブリッジング機能
–トランスペアレント ブリッジング
–ハードウェアによる MAC(メディア アクセス制御)アドレス学習、エージング、およびスイッチング
–プロトコルのトンネリング
–Multiple Spanning Tree(MST)プロトコルのトンネリング
–最大 255 個のアクティブ ブリッジ グループ
–1 カード当たり最大 60,000 個の MAC アドレス、および 1 ブリッジ グループ当たり最大 8,000 個の MAC アドレス
–Integrated Routing and Bridging(IRB)
–IEEE 802.1P/Q ベースの VLAN トランキング
–IEEE 802.1Q VLAN トランキング
–IEEE 802.1D Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)と IEEE 802.1W Rapid Spanning Tree Protocol(RSTP; 高速スパニング ツリー プロトコル)
–1 つのブリッジ グループ当たり 1 つの IEEE 802.1D STP インスタンス
–Ethernet over Multiprotocol Label Switching(EoMPLS)
–RSVP を備えた EoMPLS トラフィック エンジニアリング(EoMPLS-TE)
–VLAN 透過サービス、および VLAN 固有のサービス(Ethernet Relay Multipoint Service [ERMS])
• RPR-IEEE データ パス機能をサポート
–ブリッジングをサポート(IEEE 802.17b spatially aware sublayer 修正事項で規定)
–トポロジ ディスカバリを使用した最短パス転送をサポート
–アドレッシングをサポート(ユニキャスト、マルチキャスト、シンプル ブロードキャスト データ転送を含む)
–イーストおよびウェスト リングレットを使用するリングでの双方向マルチキャスト フレームのフラッディング
–マルチキャスト フレームの Time To Live(TTL; 存続可能時間)を、閉じたリングでは等距離スパンに、オープン リングではエラー スパンに設定
• RPR-IEEE サービス品質をサポート
–サービス品質単位のフロー制御によりクライアントからのトラフィックを規制
–クラス A が割り当てられたまたは保証された帯域幅の周辺非依存ジッタが低い
–クラス B が割り当てられたまたは保証された帯域幅の周辺依存ジッタは限定的である。クラス B の場合、超過情報レート(EIR)帯域幅が送信できる(クラス C プロパティを使用)
–クラス C はベストエフォート型サービスを提供する
• RPR-IEEE 設計戦略により、ブロードキャスト リングを超える効果的な帯域幅が増加
–時計回りおよび反時計回りの送信が同時に実行できる
–非オーバーラップ セグメントで帯域幅を再割り当てできる
–帯域幅の再利用。未使用の帯域幅は、便宜的なサービスで再利用できる。
–バンド幅空間の再利用。非オーバーラップ セグメントでは帯域幅が便宜的に再利用される。
–一時的帯域幅有効利用。未使用の便宜的帯域幅は再利用することができます。
• RPR-IEEE 適正化機能により便宜的トラフィックを適切に分割可能
–重み付き適正化により、利用可能なリング容量に重み付きで適切にアクセス可能
–積極的適正化をサポート
–シングル チョーク適正化により、両方のスパンのシングル チョーク適正化フレームの生成、終了、処理をサポート
• RPR-IEEE プラグ & プレイ自動トポロジ ディスカバリとステーション機能の通知により、手動操作を行わずにシステムを動作させることができる
• RPR-IEEE の複数の機能により、安定したフレーム転送をサポート
–ステーション障害やリンク障害後のサービス復元時間は 60 ミリ秒以下
–キューおよびシェイパ使用により、通常動作時のフレーム損失を防止
–完全な分散制御アーキテクチャによりシングルポイント オブ フェイラーを排除
–動作、管理、保守によりサービス プロバイダの環境をサポート
• RPR-IEEE がサポートしない機能
–EoMPLS
–IP フォワーディング
–ラッピング(オプションの IEEE 802.17b 保護スキーム)、ステアリング(規格で規定されている保護スキーム)
–レイヤ 3 ルーティング
• シスコ固有の RPR
–お客様のイーサネット Frame Check Sequence(FCS)保護
–Cyclic Redundancy Check(CRC; 巡回冗長検査)エラー アラーム生成
–FCS 検出およびしきい値設定
–最短パス判定
–キープアライブ
• Fast EtherChannel(FEC)の機能(ML100T-12)
–最大 4 つのファースト イーサネット ポートのバンドル
–送信元 IP アドレスと宛先 IP アドレスに基づくユニキャスト パケットのロード シェアリング
–MAC アドレスに基づくブリッジ トラフィックのロード シェアリング
–IRB
–IEEE 802.1Q トランキング
–最大 6 個のアクティブな FEC ポート チャネル
• Gigabit EtherChannel(GEC)の機能(ML1000-2)
–2 つのギガビット イーサネット ポートのバンドル
–MAC アドレスに基づくブリッジ トラフィックのロード シェアリング
–IRB
–IEEE 802.1Q トランキング
–Remote Fault Indication(RFI)を使用したオートネゴシエーション
• POS チャネル
–2 つの POS ポートのバンドル
–LEX カプセル化のみ
–IRB
–IEEE 802.1Q トランキング
• レイヤ 3 ルーティング、スイッチング、および転送
–デフォルト ルート
–IP のユニキャスト転送とマルチキャスト転送
–簡易 IP Access Control List(ACL; アクセス制御リスト)(レイヤ 2 とレイヤ 3 の転送パス)
–ソフトウェアの拡張 IP ACL(コントロール プレーンのみ)
–イーサネット ポート間の IP、および IP マルチキャスト ルーティングとスイッチング
–Reverse Path Forwarding(RPF; リバース パス転送)マルチキャスト(RPF ユニキャスト以外)
–送信元と宛先の IP アドレスに基づく等コスト パス間のロード バランシング
–最大 18,000 個の IP ルート
–最大 20,000 個の IP ホスト エントリ
–最大 40 個の IP マルチキャスト グループ
–IRB ルーティング モードのサポート
• サポートされるルーティング プロトコル
–Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)Routing and Forwarding Lite(VRF Lite)
–Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコル
–Routing Information Protocol(RIP)と RIP II
–Enhanced IGRP(EIGRP)
–OSPF プロトコル
–PIM ― 疎モード、疎/密モード、密モード
–セカンダリ アドレッシング
–スタティック ルート
–ローカル プロキシ ARP
–Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)
–Classless Interdomain Routing(CIDR; クラスレス ドメイン間ルーティング)
• QoS(Quality Of Service)の機能
–マルチキャスト プライオリティ キューイング クラス
–1 Mbps 単位の Service Level Agreement(SLA; サービス レベル契約)
–入力ポリシング
–保証帯域幅(Weighted Round-Robin[WDRR; 重み付きラウンド ロビン]と完全優先スケジューリング)
–ユニキャスト Voice-over-IP(VoIP)用の低遅延キューイング サポート
–レイヤ 2 プライオリティに基づく Class of Service(CoS; サービス クラス)、VLAN ID、レイヤ 3 Type of Service(ToS; サービス タイプ)/DiffServ Code Point(DSCP; DiffServ コード ポイント)、およびポート
–CoS ベースのパケット統計情報
• セキュリティ機能
–Cisco IOS ログイン機能拡張
–Secure Shell(SSH; セキュア シェル)接続(SSH バージョン 2)
–コンソール ポートの無効化
–Authentication, Authorization, Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)/Remote Authentication Dial-In User Service(RADIUS)(AAA/RADIUS)スタンド アロン モード
–AAA/RADIUS リレー モード
• その他のプロトコル
–イーサネット ポートでの Cisco Discovery Protocol(CDP)サポート
–Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)リレー
–10/100 イーサネット、ギガビット イーサネット、FEC、GEC、および Bridge Group Virtual Interface(BVI; ブリッジ グループ仮想インターフェイス)上での Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホットスタンバイ ルータ プロトコル)
–Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)
• 管理機能
–Cisco IOS
–CTC
–CTM
–Remote Monitoring(RMON; リモート モニタリング)
–SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)
–Transaction Language 1(TL1)
• システムの機能
–自動 FPGA アップグレード
–Network Equipment Building Systems 3(NEBS3)準拠
–複数のマイクロコード イメージ
• CTC の機能
–フレーミング モードのプロビジョニング
–POS 仮想ポート向けの標準 STS/STM 回線と VCAT 回線
–SONET/SDH アラーム レポート(パス アラームなどの ML シリーズ カードに固有のアラーム、RPR-WRAP を含む)
–ポートに関する未加工の統計情報
–標準のインベントリおよびカード管理機能
–J1 パス トレース
–CTC から開始される Cisco IOS CLI Telnet セッション
–CTC からの Cisco IOS スタートアップ コンフィギュレーション ファイル管理