この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この項では、NAM で使用する外部 iSCSI ストレージの情報を手動で準備する方法について説明します。構成するトピックは、次のとおりです。
ベンダーのユーザ ガイドを参照して、iSCSI アレイが適切に設定されていることを確認します。NAM はほとんどのアレイ設定とは独立していますが、一部のアレイ設定はアクセシビリティとパフォーマンスのために重要です。
ステップ 1 アレイで論理ユニット番号(LUN)を設定するために、通常は、セグメント サイズを設定します。セグメント サイズを大きくすると、書き込み速度を向上させることができます。最大セグメント サイズ(最大 512 KB)を使用するようセグメント サイズを設定します。
ステップ 2 アレイの LUN と iSCSI 修飾名(IQN)をマップします。各 IQN は、ホスト(NAM など)がアクセスする LUN の異なるリストを表します。
ステップ 3 NAM は、すべてのプロトコル間で最大 32 の LUN をサポートします。32 ビット NAM プラットフォームの場合は、各 IQN あたり 1 つの LUN のみをマップします。64 ビット プラットフォームでは、1 つの IQN にマップされた複数の LUN がサポートされます。
ステップ 4 また、NAM では、iSCSI セッションのホスト側を表す IQN も使用されます。ホストの読み書きアクセスのために各 NAM の IQN と LUN をマップする必要があります。これは、セキュリティ上の理由からほとんどのストレージ アレイで必要です。特定のホストのみが LUN にアクセスできるようにします。各 NAM には一意の IQN が割り当てられます。この手順は、アクセスが必要な各 NAM とアクセスされる各ターゲット LUN に対して実行します。使用する CLI コマンドの詳細については、「NAM IQN の検索」を参照してください。
ステップ 5 NAM 管理ポートに IP パスを設定します。詳細については、「ストレージ アレイの接続」を参照してください。
NAM IQN を検索するには、remote-storage iscsi local-iqn CLI コマンドを使用します。
iSCSI ストレージ アレイの設定後に、iSCSI ストレージ アレイで NAM 管理ポートに IP パスが設定されていることを確認します(「NAM 管理ポート(LAN 1)」を参照)。アレイは、NAM の実行中に接続できます。
一部のアレイには複数のストレージ コントローラ モジュールが備わっています。セキュリティ機能のために、通常は、モジュールの所有権を各 LUN にマップする必要があります。
NAM はストレージにログインし、ストレージ アレイの IP アドレスと IQN を使用して iSCSI セッションを開始します。ユーザ インターフェイスを使用してストレージ アレイを接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 NAM Web インターフェイスにログインします。[Data Storage] ページにアクセスするために、[Capture] > [Packet Capture/Decode] > [Data Storage] を選択します。
ステップ 2 [iSCSI Login] ボタンをクリックし、ターゲット IP と IQN を入力します。
ストレージ テーブルが、新しく検出された LUN で更新されます。
a. remote-storage iscsi list を確認して iSCSI セッションが適切に開始されたことを確認します。
LUN 番号(上記の例では LUN 4)を使用すると、同じ IQN の LUN 同士を識別できます。この番号は各 IQN に対して一意であるため、異なる IQN の 2 つの LUN に同じ番号を使用できます。
b. iSCSI セッションが適切に開始された場合は、ストレージ アレイ設定をチェックして以下のことを確認します。
• NAM の IQN に LUN に対する読み書きアクセスが割り当てられている
c. 設定を変更する場合は、iSCSI セッションをログアウトし、再びログインします。ログアウトするには、CLI remote-storage iscsi logout を使用します。複数の LUN がユーザ インターフェイスに現れた場合は、いずれかの LUN を選択し、[iSCSI Logout] をクリックできます。ターゲット IQN にマップされたすべての LUN の接続が解除されます。
この時点で、NAM 内から iSCSI 外部ストレージを使用できます。詳細については、『 Cisco Prime Network Analysis Module Software User Guide 』を参照してください。