プロビジョニング プロセス時に、プライム ケーブル プロビジョニングは一連のプロパティを使用し、デバイス タイプを検出し(デバイスがケーブル モデム、コンピュータなどかどうか)、デバイス タイプおよびテクノロジーの設定を生成します。この一連のプロパテを使用してプライム
ケーブル プロビジョニングが検出する情報は、検出されたデータと呼びます。プライム ケーブル プロビジョニングは、RDU データベースの各デバイスに検出されたデータを保存します。
デバイスがプロビジョニング サーバに接続すると、ファームウェア バージョン、MAC アドレス、操作モードなどの詳細を提供します。プロビジョニング サーバに接続するケーブル モデムの場合は、これらの詳細が次に表示されます。
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IPv4 デバイスのメッセージを検出します
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IPv6 のデバイスのメッセージを要請します
Network Registrar にインストールされているプライム ケーブル プロビジョニングの拡張機能は、検出されたデータを取得し、デバイスの設定を要求時に RDU に送信します。これらのデバイスについては、検出されたデータは Network
Registrar の設定によって異なります。Network Registrar で使用するための属性またはオプションが設定される場合、拡張機能は DHCP パケットからその属性またはオプションの値を取得し、プライム ケーブル プロビジョニングに検出されたデータの一部として含まれます。
次の表は、IPv4 デバイスのプライム ケーブル プロビジョニングが検出するデータを一覧表示します。
表 2. IPv4 デバイスから検出されたデータ
chaddr
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クライアントのハードウェア アドレスを指定します。
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client-id
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一連のバイトまたはクライアントを固有に識別するクライアントで定義された文字列を特定します
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client-id-created-from-mac-address
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クライアントの MAC アドレスから作成されたクライアントの ID を特定します
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dhcp-message-type
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DHCP 検出、DHCP Ack などの DHCP メッセージのタイプを指定します。
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giaddr
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DHCP サーバが応答する IP アドレスを指定します。
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hlen
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ハードウェア アドレスの長さを指定します。
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htype
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ハードウェア タイプを指定します
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relay-agent-circuit-id
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DHCP client-to-server パケットを受信する回線のエージェント ローカル ID をエンコードします。
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relay-agent-info
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CableLabs リレー エージェント CMTS 機能オプションへのアクセスに使用されます
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relay-agent-remote-id
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回線のリモート ホスト エンドに関する情報をエンコードします
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v-i-vendor-opts
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サーバからクライアントによって要求されたオプションを特定します
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vendor-encapsulated-options
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標準的な DHCPオプションでカプセル化が送信されるオプションを定義します。
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vendor-class
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DHCPv4 クライアントおよび関連付けられている CPE の機能を識別する文字列が含まれています
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次の表は、IPv6 デバイスのプライム ケーブル プロビジョニングが検出するデータを一覧表示します。
表 3. IPv6 デバイスから検出されたデータ
peer-address
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メッセージの送信元のクライアントの IPv6 アドレスまたはメッセージをリレーした以前のリレー エージェントを指定します。
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link-address
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クライアント サブネットに接続されているインターフェイスに割り当てられた non-link-local アドレスを指定します。
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client-identifier
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リースのクライアントの DHCP 固有 ID(DUID)を指定します。クライアント ハードウェア アドレス(chaddr)が DHCPv6 クライアントで使用可能ではないため、DUID は IPv6 環境でデバイスを固有に識別するために使用します。この情報は、DHCP
要求メッセージで表示可能です。
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oro
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要求されたオプションを特定します
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vendor-opts
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ベンダー固有の情報を変換するには、クライアントおよびサーバによって使用されるベンダー固有の情報オプションを特定します。この情報は、DHCP 要求メッセージで表示可能です。
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vendor-class
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クライアントを実行しているハードウェアを製造したベンダーを特定します。この情報は、DHCPv6 要請メッセージで表示可能です。
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[Device Details] ページで管理者ユーザー インターフェイスを使用して、検出されたデータを表示できます。デバイス表示の詳細については、デバイスの詳細情報の表示 を参照してください。
DHCPv4 および DHCPv6 のデータを検出するためにプライム ケーブル プロビジョニング拡張が使用するプロパティのリストについては、Prime Network Registrarの拡張機能の設定 を参照してください。
MAC アドレスと DUID
DHCPv4 標準は、DHCP クライアントにプライマリ デバイス ID としてクライアント ID または MAC アドレスを使用します。DHCPv6 は新しいプライマリ デバイス ID を導入します。DHCP 固有 ID(DUID)。
DHCPv4 はハードウェア アドレスと、オプションのクライアント ID を使用して、アドレスを割り当てるためのクライアントを特定します。DHCPv6 は基本的に同じスキームに従いますが、クライアント ID は必須であり、ハードウェア アドレスとクライアント
ID を 1 個の固有クライアント ID に統合します。
DHCPv6 のクライアント ID は以下で構成されています。
各 DHCPv6 クライアントおよびサーバには DUID があります。DHCP サーバは DUID を使用してクライアントを特定し、設定情報とクライアントによる IA のアソシエーションを選択します。DHCP クライアントは、サーバが識別する必要があるメッセージで
DUID を使用してサーバを特定します。