RDU データベースの障害の修復性
RDU データベースは、アプリケーションのクラッシュ、システム障害や停電などの予期しない問題によるデータベース破損を保護するため、write-ahead logging と呼ばれるテクニックを使用します。
書き込み読み出しロギングには、データベース ファイルへの変更を書き込む前の、データベース ログ ファイルへのデータベース変更の説明の書き込みが含まれます。このメカニズムにより、システム障害が発生する可能性がある不完全なデータベースの書き込みの修復を使用できます。
RDU サーバは、開始されるたびに自動リカバリを実行します。このリカバリ プロセス中に、データベース ログ ファイルは、データベース ファイルとデータの同期に使用されます。データベースではなく、データベース ログに書き込まれたデータベースの変更は、この自動リカバリ時にデータベースに書き込まれます。
この方法で、RDU サーバの再起動時にデータベースが自動的に修復されるため、RDU サーバがクラッシュした際に書き込み読み出しロギングはデータベースが破損していないことを事実上保証します。
書き込み読み出しロギングは、次の条件が正しく機能する必要があります。
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要求されたときに物理ストレージにデータがフラッシュされることを保証できるように、ファイル システムおよび物理ストレージを設定する必要があります。たとえば、揮発性メモリ専用書き込みキャッシュを持つストレージ システムでは、システム障害時にデータが失われることは適切ではありません。ただし、システム障害が発生しても、データの保持を保証するバッテリ バックアップ書き込みキャッシュでディスク アレイは許容されます。バッテリ バックアップ書き込みキャッシュがないシステムは、メモリ内のデータ キャッシングを実行する代わりに、要求されたときに、データ ディスクをフラッシュする必要があります。
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RDU データベース ブロック サイズと一致する 8192 バイトのブロック サイズで、ファイル システムを設定する必要があります。