統合型の展開
ESC は、VNF を展開する前に、テナント、ネットワーク、サブネットワークなどの OpenStack リソースを作成します。
統合型の展開中に、OpenStack リソースを作成または削除する単一の結合要求を送信し、VNF を展開します。複数のネットワークとサブネットワークを作成できますが、統合型の展開を使用して作成できる VNF とテナントは 1 つだけです。
統合型の展開要求は、新しい展開要求と、展開定義内に直接配置された任意の数のネットワークおよびサブネットワークとして定義されます。テナント内に直接配置されているネットワークおよびサブネットは、統合型の展開要求の一部とは見なされず、後続の展開解除要求時に削除されません。
サービスおよび展開 ID、テナント、ネットワーク、サブネットワーク ID などの必要な情報を使用して展開データモデルとファイルを更新します。NETCONF API または REST API を使用できます。たとえば、POST REST コールと DELETE REST コールを送信します。
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単一の NETCONF 要求を使用して、ネットワークやサブネットワークの作成、イメージやフレーバーの作成、VNF の展開など、複数のアクションを実行できます。 |
展開属性のリストについては、Elastic Services Controller の展開属性 [英語] を参照してください。
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単一の展開要求で展開データモデルを作成するには、POST REST コールを次の宛先に送信します。
http://[ESC_IP]:8080/v0/deployments/[internal_dep_id]
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単一の展開要求を削除するには、DELETE REST コールを次の宛先に送信します。
http://[ESC_IP]:8080/v0/deployments/[internal_dep_id]
VNF が展開解除され、ネットワークとサブネットが指定された順序で削除されます。
![]() (注) |
統合型の展開要求の一環としてテナントの作成が失敗した場合は、手動でロールバックして ESC をクリーンアップする必要があります。手動ロールバックの一環として、まず展開をクリーンアップするために展開解除要求が必要です。その後、失敗したテナント作成をクリーンアップするためのテナントの削除要求が行われます。 展開解除要求時に、統合型の展開要求の一環として作成されたネットワークとサブネットワークは、VNF とともに削除されます。ただし、統合型の展開要求によって作成されたテナントは削除されません。 |