ERSPAN について
ERSPAN は、ERSPAN 送信元セッション、ルーティング可能な ERSPAN Generic Routing Encapsulation(GRE)カプセル化トラフィック、および ERSPAN 宛先セッションで構成されています。異なるスイッチで ERSPAN 送信元セッションおよび宛先セッションを個別に設定することができます。ACL を使用し、入力トラフィックをフィルタ処理するように ERSPAN 送信元セッションを設定することもできます。
ERSPAN 送信元
トラフィックをモニタできるモニタ元インターフェイスのことを ERSPAN 送信元と呼びます。送信元では、監視するトラフィックを指定し、さらに入力、出力、または両方向のトラフィックをコピーするかどうかを指定します。ERSPAN 送信元には次のものが含まれます。
-
イーサネット ポート、ポート チャネル、およびサブインターフェイス。
-
VLAN:VLAN が ERSPAN 送信元として指定されている場合、VLAN でサポートされているすべてのインターフェイスが ERSPAN 送信元となります。
ERSPAN 送信元ポートには、次の特性があります。
-
送信元ポートとして設定されたポートを宛先ポートとしても設定することはできません。
-
ERSPAN は送信元に関係なく、スーパーバイザによって生成されるパケットをモニターしません。
-
ACL を使用して送信元ポートで入力トラフィックをフィルタし、ACL 基準に一致する情報のパケットのみがミラーリングされるようにすることができます。
マルチ ERSPAN セッション
最大 18 個の ERSPAN セッションを定義できますが、同時に作動できるのは最大 4 個の ERSPAN またはSPAN セッションのみです。受信ソースと送信ソースの両方が同じセッションに設定されている場合、同時に作動できるのは 2 つの ERSPAN または SPAN セッションのみです。未使用の ERSPAN セッションはシャットダウンもできます。
ERSPAN セッションのシャットダウンについては、ERSPAN セッションのシャットダウンまたはアクティブ化を参照してください。
高可用性
SPAN 機能はステートレスおよびステートフル リスタートをサポートします。リブートまたはスーパーバイザ スイッチオーバー後に、実行コンフィギュレーションを適用します。

フィードバック