Linux KVM で Nexus Dashboard クラスタを展開するための前提条件と注意事項
Linux KVM で Nexus Dashboard クラスタの展開に進む前に、KVM が次の前提条件を満たしている必要があり、次の注意事項に従う必要があります。
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KVM フォーム ファクタが拡張性とサービス要件をサポートする必要があります。
クラスタ フォーム ファクタに基づいて、拡張性とサービス サポートおよび共同ホストは異なります。Nexus ダッシュボード キャパシティ プラン二ング ツールを使用して、仮想フォーム ファクタが展開要件を満たすことを確認できます。
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前提条件:Nexus Dashboard に記載されている一般的な前提条件を確認して完了します。
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展開予定のサービスのリリース ノートに説明されている追加の前提条件を確認し、条件を満たすようにしてください。
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Nexus Dashboard VM に使用される CPU ファミリが AVX 命令セットをサポートしている必要があります。
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KVM には十分なシステム リソースが必要です。
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16 vCPU
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64 GB の RAM
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550 GBのディスク
各ノードには専用のディスク パーティションが必要です。
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ディスクの I/O 遅延は 20 ミリ秒以下である必要があります。
「Linux KVM ストレージ デバイスの I/O 遅延の確認」を参照してください。
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KVM の展開は、Nexus Dashboard ファブリック コントローラでのみサポートされます。
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CentOS 7.9 または Red Hat Enterprise Linux 8.6 または 8.8 に展開する必要があります。
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Kernel および KVM のサポートされるバージョンが必要です。
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CentOS 7.9 の場合、Kernel バージョン
3.10.0-957.el7.x86_64
および KVM バージョンlibvirt-4.5.0-23.el7_7.1.x86_64
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RHEL 8.6 の場合、Kernel バージョン
4.18.0-372.9.1.el8.x86_64
および KVM バージョンlibvert 8.0.0
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RHEL 8.8 の場合、Kernel バージョン
4.18.0-477.10.1.el8_8.x86_64
および KVM バージョンlibvirt 8.0.0-19
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各 Nexus Dashboard ノードは異なる KVM ハイパーバイザに展開することを推奨します。
Linux KVM ストレージ デバイスの I/O 遅延の確認
Linux KVM に Nexus Dashboard クラスタを展開する場合、KVM のストレージ デバイスの遅延は 20 ミリ秒未満である必要があります。
Linux KVM ストレージ デバイスの I/O 遅延を確認するには、次の手順を実行します。
手順
ステップ 1 |
テスト ディレクトリを作成します。 たとえば、 |
ステップ 2 |
フレキシブル I/O テスター(FIO)を実行します。
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ステップ 3 |
コマンドの実行後に、 |