この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
Cisco アプリケーション セントリック インフラストラクチャ(ACI)では、アプリケーション要件によってネットワークを定義できます。 このアーキテクチャにより、アプリケーションの展開ライフサイクル全体が簡素化、最適化、および促進されます。
APIC は、スケーラブルな ACI のマルチテナント ファブリックを管理します。 APIC は、ファブリックの自動化と管理、ポリシー プログラミング、アプリケーション展開、およびヘルス モニタリングの統合ポイントを提供します。 複製同期されたクラスタ化コントローラとして実装される APIC により、パフォーマンスが最適化され、アプリケーションがあらゆる場所でサポートされ、物理および仮想インフラストラクチャの統合操作が提供されます。 APIC により、ネットワーク管理者はアプリケーションの最適なネットワークを容易に定義できます。 データセンターのオペレータは、アプリケーションがどのようにネットワーク リソースを消費するかを確認でき、アプリケーションとインフラストラクチャの問題を簡単に切り分けて解決できます。また、リソースの使用パターンをモニタおよびプロファイリングできます。
ACI ファブリックでは、高帯域幅リンク(40 Gbps、将来の機能としては 100 Gbps)で一貫した低遅延転送が提供されます。 同じリーフ スイッチ上で送信元と宛先を持つトラフィックはローカルで処理され、他のトラフィックはすべて入力リーフから出力リーフへスパイン スイッチを経由して伝送されます。 このアーキテクチャは、物理的な観点から 2 つのホップのように見えますが、ファブリックは単一のレイヤ 3 スイッチとして動作するため、実際には単一のレイヤ 3 ホップとなります。
ACI ファブリック オブジェクト指向のオペレーティング システム(OS)は、Cisco Nexus 9000 シリーズの各ノードで動作します。 これにより、システムの設定可能な各要素のオブジェクトのプログラミングが可能になります。
(注) |
Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチは唯一具象モデルを実行できます。 各スイッチには、具象モデルのコピーがあります。 APIC がオフラインになると、ファブリックは動作し続けますが、ファブリック ポリシーへの変更はできません。 |
APIC は、ファブリックのアクティブ化、スイッチ ファームウェアの管理、ネットワーク ポリシーの設定およびインスタンス化に関与します。 APIC はファブリックに対する一元化されたポリシーとネットワーク管理エンジンとして機能する一方で、転送トポロジを含むデータ パスから完全に削除されます。 したがって、ファブリックは APIC との通信が失われてもトラフィックを転送できます。
Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチでは、モジュラ型および固定型の 1、10、40 ギガビット イーサネット スイッチ設定が提供され、現在の Cisco Nexus スイッチでは Cisco NX-OS スタンドアロン モードとして動作し互換性と一貫性が実現され、ACI モードでは APIC のアプリケーション ポリシーに基づくサービスおよびインフラストラクチャの自動化機能を最大限に活用できます。
ACI ファブリックにより、顧客はクラウド導入に対しスケーラブルで高パフォーマンスのネットワーク、コンピューティングおよびストレージ リソースを自動化し、調整することができます。 ACI ファブリックがどのように動作するかを定義するキー プレーヤーには次が含まれます。
Representational State Transfer(REST)アーキテクチャは、クラウド コンピューティングをサポートする重要な開発手法です。 ACI API は、REST ベースです。 ワールドワイド ウェブは、REST アーキテクチャ スタイルに適合するシステムの最大実装を表します。
クラウド コンピューティングは、規模とアプローチの点で従来のコンピューティングとは異なります。 従来の環境には、大幅な運用コストを消費する関連するスキル セットともにソフトウェアおよび保守の要件が含まれます。 クラウド アプリケーションは、急激に低下している費用曲線に沿って展開される大規模なインフラストラクチャによってサポートされるシステム設計を使用します。 このインフラストラクチャ タイプでは、システム管理者、開発チームおよびネットワーク技術者が協力してより価値のある貢献を行います。
従来の設定では、コンピューティング リソースおよびエンドポイントへのネットワーク アクセスは、仮想 LAN(VLAN)またはロード バランサやファイアウォールなどの堅く定義されたネットワーク サービス経由でトラフィックを強制するマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)などの厳格なオーバーレイを通じて管理されます。 APIC は、プログラマビリティと中央管理を目的に設計されています。 ネットワークを抽象化することで、ACI ファブリック上でオペレータはネットワークのリソースをスタティック方式の代わりに動的にプロビジョニングできます。 その結果、導入までの時間(市場投入までの時間)が月単位または週単位から分単位に短縮できます。 仮想または物理スイッチ、アダプタ、ポリシー、およびその他のハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントの設定変更は、API コールにより数分で行うことができます。
従来の方式からクラウド コンピューティング方式への変換では、データセンターからの柔軟でスケーラブルなサービスへの要求が増大します。 これらの変更には、この変換を有効にするためにスキルの高いスペシャリストの大規模プールが要求されます。 APIC は、プログラマビリティと中央管理を目的に設計されています。 APIC の主な機能は、REST と呼ばれる Web API です。 APIC REST API は、JavaScript Object Notation(JSON)または Extensible Markup Language(XML)のドキュメントを含む HTTP または HTTPS メッセージを受け入れて返します。 現在、多くの Web 開発者が RESTful 方式を使用しています。 ネットワーク全体で Web API を採用することで、企業はサービスを容易に開発し他の内部または外部のプロバイダーと組み合わせることができます。 このプロセスにより、ネットワークは提供時に静的なリソースの複雑な組み合わせからサービスの動的な交換に変換されます。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
Cisco アプリケーション セントリック インフラストラクチャ(ACI)では、アプリケーション要件によってネットワークを定義できます。 このアーキテクチャにより、アプリケーションの展開ライフサイクル全体が簡素化、最適化、および促進されます。
APIC は、スケーラブルな ACI のマルチテナント ファブリックを管理します。 APIC は、ファブリックの自動化と管理、ポリシー プログラミング、アプリケーション展開、およびヘルス モニタリングの統合ポイントを提供します。 複製同期されたクラスタ化コントローラとして実装される APIC により、パフォーマンスが最適化され、アプリケーションがあらゆる場所でサポートされ、物理および仮想インフラストラクチャの統合操作が提供されます。 APIC により、ネットワーク管理者はアプリケーションの最適なネットワークを容易に定義できます。 データセンターのオペレータは、アプリケーションがどのようにネットワーク リソースを消費するかを確認でき、アプリケーションとインフラストラクチャの問題を簡単に切り分けて解決できます。また、リソースの使用パターンをモニタおよびプロファイリングできます。
ACI ファブリックでは、高帯域幅リンク(40 Gbps、将来の機能としては 100 Gbps)で一貫した低遅延転送が提供されます。 同じリーフ スイッチ上で送信元と宛先を持つトラフィックはローカルで処理され、他のトラフィックはすべて入力リーフから出力リーフへスパイン スイッチを経由して伝送されます。 このアーキテクチャは、物理的な観点から 2 つのホップのように見えますが、ファブリックは単一のレイヤ 3 スイッチとして動作するため、実際には単一のレイヤ 3 ホップとなります。
ACI ファブリック オブジェクト指向のオペレーティング システム(OS)は、Cisco Nexus 9000 シリーズの各ノードで動作します。 これにより、システムの設定可能な各要素のオブジェクトのプログラミングが可能になります。
(注) |
Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチは唯一具象モデルを実行できます。 各スイッチには、具象モデルのコピーがあります。 APIC がオフラインになると、ファブリックは動作し続けますが、ファブリック ポリシーへの変更はできません。 |
APIC は、ファブリックのアクティブ化、スイッチ ファームウェアの管理、ネットワーク ポリシーの設定およびインスタンス化に関与します。 APIC はファブリックに対する一元化されたポリシーとネットワーク管理エンジンとして機能する一方で、転送トポロジを含むデータ パスから完全に削除されます。 したがって、ファブリックは APIC との通信が失われてもトラフィックを転送できます。
Cisco Nexus 9000 シリーズ スイッチでは、モジュラ型および固定型の 1、10、40 ギガビット イーサネット スイッチ設定が提供され、現在の Cisco Nexus スイッチでは Cisco NX-OS スタンドアロン モードとして動作し互換性と一貫性が実現され、ACI モードでは APIC のアプリケーション ポリシーに基づくサービスおよびインフラストラクチャの自動化機能を最大限に活用できます。
ACI ファブリックにより、顧客はクラウド導入に対しスケーラブルで高パフォーマンスのネットワーク、コンピューティングおよびストレージ リソースを自動化し、調整することができます。 ACI ファブリックがどのように動作するかを定義するキー プレーヤーには次が含まれます。
Representational State Transfer(REST)アーキテクチャは、クラウド コンピューティングをサポートする重要な開発手法です。 ACI API は、REST ベースです。 ワールドワイド ウェブは、REST アーキテクチャ スタイルに適合するシステムの最大実装を表します。
クラウド コンピューティングは、規模とアプローチの点で従来のコンピューティングとは異なります。 従来の環境には、大幅な運用コストを消費する関連するスキル セットともにソフトウェアおよび保守の要件が含まれます。 クラウド アプリケーションは、急激に低下している費用曲線に沿って展開される大規模なインフラストラクチャによってサポートされるシステム設計を使用します。 このインフラストラクチャ タイプでは、システム管理者、開発チームおよびネットワーク技術者が協力してより価値のある貢献を行います。
従来の設定では、コンピューティング リソースおよびエンドポイントへのネットワーク アクセスは、仮想 LAN(VLAN)またはロード バランサやファイアウォールなどの堅く定義されたネットワーク サービス経由でトラフィックを強制するマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)などの厳格なオーバーレイを通じて管理されます。 APIC は、プログラマビリティと中央管理を目的に設計されています。 ネットワークを抽象化することで、ACI ファブリック上でオペレータはネットワークのリソースをスタティック方式の代わりに動的にプロビジョニングできます。 その結果、導入までの時間(市場投入までの時間)が月単位または週単位から分単位に短縮できます。 仮想または物理スイッチ、アダプタ、ポリシー、およびその他のハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントの設定変更は、API コールにより数分で行うことができます。
従来の方式からクラウド コンピューティング方式への変換では、データセンターからの柔軟でスケーラブルなサービスへの要求が増大します。 これらの変更には、この変換を有効にするためにスキルの高いスペシャリストの大規模プールが要求されます。 APIC は、プログラマビリティと中央管理を目的に設計されています。 APIC の主な機能は、REST と呼ばれる Web API です。 APIC REST API は、JavaScript Object Notation(JSON)または Extensible Markup Language(XML)のドキュメントを含む HTTP または HTTPS メッセージを受け入れて返します。 現在、多くの Web 開発者が RESTful 方式を使用しています。 ネットワーク全体で Web API を採用することで、企業はサービスを容易に開発し他の内部または外部のプロバイダーと組み合わせることができます。 このプロセスにより、ネットワークは提供時に静的なリソースの複雑な組み合わせからサービスの動的な交換に変換されます。