スイッチは、小規模ネットワーク内のコンピュータ、プリンタ、サーバーといったあらゆるデバイスを接続することにより、リソースの共有を容易にします。スイッチによって接続されたデバイスは、建物内やキャンパス内のどこからでも情報を共有し、相互に通信することができるようになります。小規模ネットワークの構築には、デバイスを相互に接続するスイッチが必要不可欠です。
スイッチが複数のデバイスを接続してネットワークを構築するのと同様に、ルータは複数のスイッチ(およびそれぞれのネットワーク)を接続して、さらに大きなネットワークを構築します。これらのネットワークは、単一の場所にある場合も複数の場所にわたる場合もあります。小規模ネットワークを構築する場合、1 台以上のルータが必要になります。ルータは、複数のネットワークを接続するだけでなく、ネットワークデバイスや複数のユーザーがインターネットにアクセスすることも可能にします。
最終的に、ルータは通信指令係として機能してトラフィックを誘導し、データパケット形式の情報をネットワーク経由で伝送するための最も効率的なルートを選択します。ルータによって、世界規模でビジネスを展開したり、セキュリティの脅威から情報を保護したりできるほか、優先するデバイスを決定することもできます。