Cisco UCS Manager

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Updated: 2021 年 5 月 17 日

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

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製品の概要

Cisco UCS® Manager は、複数のシャーシとラック サーバ、そして数千単位の仮想マシンにわたる Cisco Unified Computing SystemCisco UCS)および Cisco HyperFlex™ Systems のすべてのソフトウェア コンポーネントとハードウェア コンポーネントを 1 つのツールで統合管理する組み込みソフトウェアです。この製品は、 Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ、シリーズ ラック サーバ、Cisco UCS シリーズ ストレージ サーバ、 Cisco UCS MiniCisco HyperFlex ハイパーコンバージド インフラストラクチャなどすべての Cisco UCS 製品モデルと、関連するストレージ リソースやネットワークをサポートします。Cisco UCS Manager は、クラスタ化されたアクティブ/スタンバイ構成の冗長化により高可用性を実現する Cisco UCS 64006300、または 6200 シリーズ ファブリック インターコネクト(FI)のペア上に組み込まれます。Cisco UCS Manager は、サーバ プロビジョニング、デバイスの検出、コンポーネント情報、構成、診断、監視、障害検出、監査、および統計情報の収集を行います。

 

Cisco UCS Manager 自身のインスタンスと Cisco UCS Manager に管理される、すべての Cisco UCS コンポーネント(最大 160 台の物理サーバ)が 1 つの UCS ドメイン、UCS システムとして構成されます。Cisco UCS リソースのプロビジョニングに加えて、このインフラストラクチャ管理ソフトウェアは、コンピューティング(サーバ)リソース、ローカル ストレージ、ストレージ接続、ネットワーク接続等の更新および監視、管理に関する日常的なプロセスをシンプル化するための、モデルベース(ソフトウエアによるリソース定義)の管理を提供します。IT 部門は Cisco UCS Manager を利用することで、プロセスを自動化し、インフラストラクチャ運用の俊敏性と拡張性の向上を図りながら、複雑さとリスクの軽減を実現できます。Manager は、サービス プロファイルやテンプレートを使用して、柔軟なロールベースおよびポリシーベースの管理を実現します。

 

Cisco UCS Manager では、HTML 5(一部 Java も利用)の直感的なユーザ インターフェイスとコマンドライン インターフェイス(CLI)を利用して、Cisco UCS システムを管理できます。複数ドメインの Cisco UCS 環境では、Cisco UCS Central Software  UCS システムを登録することで、何千台ものサーバに拡張された分散システムを一元管理できます。また Cisco UCS Manager  Cisco UCS Director に統合することで、オーケストレーシ
ョンを実現し、コンバージド インフラストラクチャと Infrastructure as a ServiceIaaS)をサポートできます。また、Cisco UCS Manager  Cisco Intersight™ と統合されており、Cisco UCS および Cisco HyperFlex  IT 運用管理をさらに簡素化および自動化するクラウドベースの管理環境を提供します。

 

Cisco UCS API を利用すれば、Cisco UCS Manager のすべての機能にアクセスできます。統合された API は、VMwareMicrosoftSplunk などの独立系ソフトウェア ベンダー(ISV)から高いレベルのシステム管理ツールにCisco UCS システムの可視性を提供します。AnsibleChef、および Puppet も同様です。ISV や社内の開発部門では、API によって独自の要件に従った作り込みを行うことで、Cisco UCS プラットフォームの運用価値を高めることができます。Cisco UCS PowerTool for UCS Manager  Python Software Development KitSDK)に
より、Cisco UCS Manager 設定の自動化と管理が容易になります。

機能とメリット

サービス プロファイル

サービス プロファイルは、Cisco UCS Manager の自動化機能にとって不可欠な要素です。Cisco UCS ドメインでは、サービス プロファイルによって、Cisco UCS システム自身とその I/O プロパティのリソース設定と管理を行います。サーバ管理者、ネットワーク管理者、およびストレージ管理者が作成したインフラストラクチャ ポリ
シーは、Cisco UCS ファブリック インターコネクトに格納されます。アプリケーション展開に必要なインフラストラクチャ ポリシーは、特定のアプリケーションに必要なポリシーを集めたサービス プロファイル テンプレートに組み込まれています。サービス プロファイル テンプレートを使用し、つまたは複数のサービス プロファイルを作成することで、サーバの完全な定義を提供します。

 

このポリシーは、RAID レベル、BIOS 設定、ファームウェア リビジョンおよび設定、サーバ ID、アダプタ設定、VLAN および VSAN ネットワーク設定、ネットワークサービス品質(QoS)、データセンター コネクティビティなど、ハードウェア スタックの各レイヤの要素を管理し、整合性を自動調整します。

 

サービス プロファイルはサーバのソフトウェア定義と、そのサーバに関連付けられた LAN および SAN 接続で構成されています。サービス プロファイルがサーバに関連付けられると、Cisco UCS Manager は、そのサービス プロファイルで指定された設定に一致するように、サーバ、アダプタ、ファブリック エクステンダ、ファブリック インターコネクタを自動的に構成します。サービス プロファイルによって、ソフトウェア各分野の専門家の求める設定(ベスト プラクティス)が確立され、IT の生産性とビジネスの俊敏性が向上します。サービス プロファイルを使用することで、数日かかっていたインフラストラクチャのプロビジョニングがわずか数分で完了するため、IT 部門のスタッフは、業務時間の重点をシステムのメンテナンス作業から戦略的な企画・計画へと移すことができます。物理サーバに展開に合わせて、サービス プロファイルによって組織でサーバの事前プロビジョニングが可能になり、新しいサーバと関連付けらている LAN/SAN アクセス設定を組織が構成できるようになります。

 

サービス プロファイルは、仮想化環境と非仮想化環境の両方にメリットがあります。ワークロードは、ワークロードに割り当てられたハードウェア リソースを変更したり、メンテナンスのためにサーバをオフラインにするために、つのサーバから別のサーバに移動する必要がある場合があります。サービス プロファイルは、非仮想化サーバのモビリティを向上させるために使用できます。さらに、仮想クラスタと組み合わせて使用することで新しいリソースを簡単にオンラインにすることができ、既存の仮想マシンのモビリティをサポート確保します。

図 1                管理画面例:Cisco UCS Manager   Cisco UCS S4200  シャーシですべての物理および仮想ネットワーク、コンピューティング、ストレージ  インフラストラクチャに可視性を提供します。

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ストレージ プロファイルとディスク グループによる柔軟性の向上

Cisco UCS 管理ではストレージ プロファイルによって、ストレージ ディスク数とロール、およびその他のスト
レージ パラメータを柔軟に定義できます。ストレージ プロファイルには、つ以上のサービス プロファイル
のストレージ要件がカプセル化されます。ストレージ プロファイルで設定されるローカルの論理ユニット番号
LUN)は、ブート LUN またはデータ LUN として使用できます。ストレージ プロファイルには、複数の仮想ドライブを含めることができ、それぞれにディスク グループ(RAID グループ)を割り当てることができます。これらのポリシーを使用すれば、次の操作を実行できます。

   複数の仮想ドライブを設定し、各仮想ドライブのストレージ容量を設定します。

   ディスク グループ内のディスクの数、タイプ、およびロールを設定し、ディスク グループを RAID グループとして定義します。

   仮想ドライブ、ディスク グループ、および RAID グループで使用される物理ドライブを選択します。

   ストレージ プロファイルをサービス プロファイルに関連付けることができます。

 

これらの物理ディスクの論理集合をディスク グループと言います。ディスク グループを使用すれば、ローカル ディスクを整理できます。ストレージ コントローラがディスク グループの作成と設定を制御します。ディスク グループ設定ポリシーは、ディスク グループの作成方法と設定方法を定義したものです。このポリシーで、ディスク グループに使用する RAID レベルを指定します。また、ディスク グループのディスクを割りつける方法を手動または自動選択、そのディスク管理も指定します。

 

つのディスク グループは、複数の仮想ドライブにパーティション分割できます。その場合、オペレーティング システムには各仮想ドライブが個別の物理デバイスとして表されます。ディスク グループの RAID レベルは、可用性、データの冗長性、および I/O パフォーマンスの確保を目的とした、ディスク グループでのデータの編成方法を表します。RAID レベル 0156105060 がサポートされています。

 

注:        Cisco UCS B シリーズ、シリーズ サーバで RAID キャッシュを選択していない RAID コントローラで構成した場合、サポートされる RAID レベルは 0110 に限定されます。

 

ホット スペアとは、ディスク グループに含まれるディスクで障害が発生した場合にディスク グループで代わりに使用できる、未使用の予備ディスクのことです。ホット スペアを使用できるのは、フォールトトラレント RAID レベルをサポートするディスク グループのみです。さらに、ディスクをグローバル ホット スペアとして割り当てることができ、ディスク グループで使用できます。次の仮想ドライブおよびスペア ドライブ オプションもサポートされています。

   非冗長仮想ドライブ

   ホット スペア ドライブが割り当てられていない冗長仮想ドライブ

   ホット スペア ドライブが割り当てられた冗長仮想ドライブ

   ホット スペア ドライブの交換

 

ストレージ ポリシーにより、多数のドライブを搭載した Cisco UCS C3260 ラック サーバの管理が簡単になります。同じ Cisco UCS ストレージ ポリシーで、Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバや C シリーズ ラック サーバなど、その他すべての Cisco UCS サーバがサポートされます。

サービス プロファイル テンプレート

サービス プロファイル テンプレートにより、サービス プロファイルの新規作成が簡単になります。これにより、サービスまたはアプリケーションに対して一貫したポリシーを作成できるようになります。サービス プロファイルは論理サーバを説明したもので、プロファイルと物理サーバとの間には 1  1 の関係があるのに対し、サービス プロファイル テンプレートは複数のサーバと、関連するストレージ リソースを定義するのに使用できます。
テンプレートによるアプローチにより、膨大な数の仮想マシンが稼働する何百台ものサーバを、台のサーバのように簡単に設定できます。従来のサーバやネットワークの個別設定に必要な手作業工数を減らし、個別作業を自動化することで、人的エラーの発生する可能性が低くなります。さらに、一貫性が向上するとともに、サーバやネットワークの追加、入れ替えなどの展開に要する時間も短縮されます。

 

サービス プロファイル テンプレートは、複数のサーバとストレージ リソース間で一貫性と標準化を確保するためにも役立ちます。サービス プロファイル テンプレートとサービス プロファイルは関係付けられており一貫性が確保されます。これにより、時間の経過とその中で変更があった場合にも、設定のずれはなくなります。設定のずれがなくなることで、エラーの減少やトラブルシューティングの迅速化など、標準化の利点が得られます。

管理インターフェイス オプション

Cisco UCS Manager は、サーバ、ネットワーク、ストレージ、および仮想化の管理者のために、CLI に加えて HTML 5  GUI を備えています。また、データセンターの既存システム管理ツールとの統合に使用できる、強力な XML API も用意されています。追加の管理インターフェイスの一部の例としては、インテリジェント プラットフォーム管理インターフェイス(IPMI)があります。キーボード、ビデオ、およびマウス(KVM Serial-over‑LAN SoL)およびSimple Network Management ProtocolSNMP)。この XML インターフェイスを利用すれば、シスコと連携している多数のエコシステム パートナーから提供されている上位レベルのシステム管理ツールを使用し、システム全体の監視や設定を外部から実行できるようになります。図 1 は、Cisco UCS サーバ シャーシ内のコンポーネントが表示された Cisco UCS Manager  GUI です。

 

 1  Cisco UCS Manager の主な機能の概要を表したものです。

表 1                機能とメリット

機能

利点

組み込み型デバイス管理

Cisco UCS Manager は、Cisco UCS 6400/6300/6200 シリーズ ファブリック インターコネクトに標準組み込みです。ソフトウェア単独で稼働環境を必要としないため、個別に管理ステーションや関連ソフトウェアは必要ありません。

Cisco Intersight サポート

Cisco UCS Manager には、FI ベースの Cisco UCS Manager とクラウドベースの Cisco Intersight の統合をサポートするデバイスコ ネクタが含まれています。Cisco Intersight は、グローバルな Cisco UCS および Cisco HyperFlex インベントリ、アラート、ダッシュボード、ポリシーベースの展開、接続済み TAC サービスなどを提供します。Cisco Intersightでは、Cisco UCS Managerのトンネル セッションも許可されているため、インターネット接続があればどこからでも管理できます。

サービス プロファイル

サービス プロファイルにより、Cisco UCS サーバが、アプリケーション ワークロード間で割り当てを切り替えられる RAW コンピューティング容量として取り扱えるようになります。これによって、サーバのより動的な、また効率的な活用が可能になります。サービス プロファイルによって数分でサーバを設定することができ、またサービス プロファイル テンプレートにより、サービスまたはアプリケーションに対して一貫したポリシーを作成できるようになります。

サービス プロファイル テンプレート

サービス プロファイル テンプレートは、すべてのポリシー、プール、リソース情報が含まれた、サービス プロファイル用の論理的定義プライマリ テンプレートです。サービス プロファイル テンプレートを使用すれば、数回のクリックまたは API コマンドで、複数のサービス プロファイルを作成できます。それにより、サーバのプロビジョニングの自動化、または運用チームのワークフローへの統合が簡単になります。サービス プロファイル テンプレートによって、作成されたサービス プロファイルの一貫性が維持されるため、多数のサーバ間で設定のずれがなくなり、標準化が確保されます。

ストレージ プロファイル

ストレージ プロファイルとディスク グループの組み合わせにより、アプリケーション ワークロード間で割り当てを切り替えられる RAW ストレージ容量として Cisco UCS サーバを取り扱えるようになります。これにより、容量をさらに動的かつ効率的に活用できるようになります。ストレージ プロファイルを使用すれば、ストレージ管理者でなくても、ストレージ リソースを数分で設定できます。ストレージ プロファイルにより、特定のサービスまたはアプリケーションに対して一貫したポリシーをシステムに設定できます。

ポリシーベースの管理

Cisco UCS Manager は、Cisco UCS およびネットワーク リソースをポリシーベースで管理します。ポリシーの作成には、ネットワーク、ストレージ、サーバの各管理者が参加し、それぞれの専門分野を担当して設定することができます。ポリシーはサービス プロファイルを通して適用されるので、サーバ、アダプタ、およびファブリック エクステンダの完全な構成と、Cisco UCS 6100/6200/6300 シリーズ ファブリック インターコネクトとの適切な分離、QoS、アップリンク接続の設定のすべてを Cisco UCS Manager で実行できるようになります。

ファームウェアのプロビジョニング

Cisco UCS Manager は、ハードウェア スタック全体のファームウェアを、従来のサーバ ファームウェアのプロビジョニングに比べて簡単かつ柔軟に管理できるソリューションです。サービス プロファイルを使用することで、管理者は互換性のある任意のファームウェアを、ハードウェアの任意コンポーネントに関連付けることができます。必要なファームウェア バージョンはシスコのサイトからダウンロードできます。サーバ、ファブリック インターコネクト、およびファブリック エクステンダ内のコンポーネントを各アプリケーションおよびオペレーティング システムに対して、必要なネットワーク、サーバ、およびストレージ ポリシーに基づいて数分以内でプロビジョニングできます。ファームウェアの自動インストール機能により、システム要素ごとのシーケンシング、事前ステージング、アップグレードの適用が自動化され、アップグレード プロセスが簡素化されます。

自動検出と動的リソース プーリング

Cisco UCS Manager は、システムから追加、移動、または削除されたデバイスを自動的に検出します。インベントリに追加します。必要に応じてサービス プロファイル設定を適用します。このポリシーを使用して、検出されたキャパシティ、スケール、パフォーマンスに基づいてサーバを動的なプール リソースとして自動的にグループ化できます。

ストレージ トポロジの柔軟性

Cisco UCS Manager は、マルチホップ Fibre Channel over EthernetFCoE)、ファイバ チャネル ゾーニング、NetApp ストレージとのユニファイド接続により、さまざまなストレージ トポロジをサポートします。

GUI および CLI

Cisco UCS Manager のすべての管理ポイントは、HTML 5 または Java ベースの GUI(あるいはCisco UCS 6300/6200 シリーズ ファブリック インターコネクトにアクセスし全機能をカバーする CLI を利用)制御できます。

ユニファイド API

フル機能をカバーする API により、さまざまな IT 運用管理、構成、および自動化ツールとの統合が可能になります。Cisco UCS の動作をカスタマイズできるため、運用ツールの最適化として固有の環境の価値を高めたいと考えるサービス プロバイダー、ISV、およびユーザーにとってさまざまな可能性が広がります。

業界トップクラスのシステム管理ソリューションとの統合

高レベル システムとテスト済みの最適化された統合では、展開を通したオーケースとレーションからモニタリングや分析まで、運用ライフサイクル全般を対象とします。この統合により、使い慣れたプロセスやツールを使用して、システムの違いを意識しない形で、ワークロードの移行や運用の簡素化、サービス提供の加速化が可能になります。

Role Based Access Control
RBAC

RBAC は、各グループに存在する専門知識を保持しながら、サーバ、ネットワーク、およびストレージ管理者のチームにまたがる運用タスクを簡素化します。各分野の専門家は引き続き、その担当分野において標準化された手順として利用でき、一方、その構成データは、ただ 1 つの統合型デバイス管理ツールにすべて保管されます(従来のデータセンター環境では、それぞれ独立したデバイス毎に存在する管理ツールに管理・設定データが保持される場合があります)。

ハイ アベイラビリティ

Cisco UCS Manager は、ハイアベイラビリティを必要とするエンタープライズ データ センター向けに設計されています。
Cisco UCS Manager  2 つの完全冗長化されるインスタンスとして、対の Cisco UCS 6100/6200/6300 シリーズ ファブリック インターコネクトの両方に同期、複製保持されるため、一方が動作を停止しても、Cisco UCS Manager へのアクセスと使用には影響しません。

スケーラビリ
ティ

Cisco UCS Manager  1 つのインスタンスで、台の Cisco UCS 6200/6300 シリーズ ファブリック インターコネクト、
最大 20 台のブレードシャーシ(Cisco UCS 5100 シリーズ)、最大 40  Cisco UCS 2100/2200 シリーズ ファブリック エクステンダ、160 台の Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバまたは Cisco UCS C シリーズ ラック サーバを管理できます。

Cisco® Call Home サポート

Cisco Call Home 機能は、問題が検出されると、予防的診断情報やリアルタイムのメールでアラート配信する機能を備えています。匿名型の Smart Call Home 機能により、ユーザーは設定情報と使用状況データをシスコと匿名で共有できます。

管理範囲

Cisco UCS Manager は、管理対象の Cisco UCS ドメイン内のすべてのデバイスをエンドツーエンドで管理し
ます。一方、ファブリック インターコネクトからアップリンク接続される(上位)デバイスは、それぞれの管理アプリケーションで管理する必要があります。

移行が可能

Cisco UCS Manager は、すべての Cisco UCS ファブリック インターコネクト プラットフォームに無償で提供されます。

追加のシステム要件はありません

Cisco UCS Manager は、Cisco UCS ファブリック インターコネクトに組み込まれ、ファブリック エクステ
ンダ、サーバ、およびアダプタ側管理モジュールと連携します。個別の管理サーバが不要なため、管理環境のための作業が簡素化され、設備投資(CapEx)を削減できます。ファブリック インターコネクト上で動作する Cisco UCS Manager は、ファブリック エクステンダ、シャーシ、サーバ、およびアダプタ上の組み込みの管理モジュールとの通信機能が内蔵されており、自動的に構成として認識されます。したがって、従来の中央集中管理サーバと管理対象デバイスとの接続の実行や維持といった課題とコストが軽減されます。

シスコが選ばれる理由

シスコには、基幹向けデータセンターのための確かな技術革新に基づいてお客様の要求に対応してきた豊富な経験があります。シスコが提供する標準化された技術ベースのソリューションを利用し、業界をリードするパートナーの広範なエコシステムで提供されるエンドツーエンドのカスタマー ソリューションやサービスを活用することで、ユニファイド コンピューティング アーキテクチャへの移行が促進されます。ユニファイド コンピューティングは、製品をネットワーク、サーバ、ストレージ、オペレーティング システム、およびアプリケーション リソースにそれぞれ分類する従来の考え方を変革し、データセンター全体としてのビジョンへと高めます。さらに、シスコ ユニファイド コンピューティング サービスにより、データセンター リソースの迅速な展開、継続的な運用作業の簡素化、およびインフラストラクチャの最適化を実現し、ビジネス ニーズへのより適切な対応が可能になります。これらのサービスおよびその他の Cisco Data Center Services の詳細については、
https://www.cisco.com/c/ja_jp/solutions/data-center-virtualization/service-listing.htmlを参照してください。

Cisco Capital

目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション

Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト(TCO)の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。100 ヵ国あまりの国々では、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、および他社製製品を購入するのに、シスコの柔軟な支払いソリューションを利用して、簡単かつ計画的に支払うことができます。詳細はこちらをご覧ください


詳細情報

   Cisco UCS Manager サービス プロファイルの概要(ホワイト ペーパー):
https://www.cisco.com/en/US/partner/prod/collateral/ps10265/ps10281/white_paper_c11-590518.html

   Cisco Unified Computinghttp://www.cisco.com/jp/go/ucs

   Cisco UCS Managerhttps://www.cisco.com/c/ja_jp/products/servers-unified-computing/ucs-manager/index.html

   Cisco Intersighthttps://www.cisco.com/c/ja_jp/products/servers-unified-computing/intersight/index.html

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