Cisco Nexus 1000V スイッチ

Cisco Nexus 1010 Virtual Services Appliance


注意:本製品は既に生産/販売を終了しております。本製品を含むシリーズ全体については Cisco Nexus 1000V スイッチ をご覧ください。

 

データ シート





Cisco Nexus 1010 Virtual Services Appliance



製品の概要


Cisco Nexus® 1010 Virtual Services Appliance(図 1)は、Cisco Nexus 1000V シリーズ スイッチの 1 つです。Cisco Nexus 1000V Virtual Supervisor Module(VSM)をホストし、Cisco Nexus 1000V Network Analysis Module(NAM)Virtual Service Blade をサポートして、仮想アクセス スイッチングの包括的なソリューションを提供します。Cisco Nexus 1010 は VSM 専用ハードウェアを提供するので、ネットワーク管理者の仮想アクセス スイッチの導入が非常に簡単になります。また、Cisco Nexus 1000V NAM Virtual Service Blade などの他の仮想サービス ブレードもサポートしているため、仮想アクセス スイッチ ソリューションに欠かせないコンポーネントです。

図 1 Cisco Nexus 1010 Virtual Services Appliance

図 1 Cisco Nexus 1010 Virtual Services Appliance


Cisco Nexus 1000V シリーズ


Cisco Nexus 1000V シリーズ スイッチは、Cisco® NX-OS ソフトウェア オペレーティング システムを実行する VMware vSphere 環境向けに開発された、インテリジェントな仮想マシン アクセス スイッチです。VMware ESX ハイパーバイザの内部で処理を行う Cisco Nexus 1000V シリーズは、Cisco VN-Link サーバ仮想化テクノロジーをサポートし、以下の特長を備えています。

  • ポリシーベースの仮想マシン(VM)接続
  • 可動性のある VM セキュリティおよびネットワーク ポリシー
  • 既存のサーバ仮想化およびネットワーク チームの業務にインパクトを与えない運用モデル

データセンターにサーバ仮想化を導入した場合、通常、仮想サーバは物理サーバとは異なる方法で管理されます。サーバ仮想化は特殊な導入として扱われるため、導入にかかる時間が長く、サーバ、ネットワーク、ストレージ、セキュリティそれぞれの管理者間の高度な連携が必要です。Cisco Nexus 1000V シリーズでは、仮想マシン アクセス レイヤからデータセンター ネットワーク インフラストラクチャのコアまですべてに一貫したネットワーキング フィーチャ セットとプロビジョニング プロセスを使用できます。さらに、仮想サーバは、専用の物理ネットワーク ポートに接続された物理サーバのものと同じネットワーク設定、セキュリティ ポリシー、診断ツール、および運用モデルを使用できます。また、仮想化の管理者はモバイル仮想マシンのような定義済みネットワークポリシーを使って接続性を適切に保てるため、貴重な時間を本業である仮想マシンの管理に費やせるようになります。この包括的な一連の機能により、サーバ仮想化の導入にかかる時間を短縮し、サーバ仮想化の利点を短期間で実現することが可能です(図 2)。

図 2 Cisco Nexus 1000V シリーズのアーキテクチャ

図 2 Cisco Nexus 1000V シリーズのアーキテクチャ
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製品アーキテクチャ


Cisco Nexus 1010 の導入に伴い、VSM 専用ハードウェアが開発されました。そのためネットワーク管理者は、これまでよりもさらに物理スイッチと似た方法で、仮想アクセス スイッチをインストールして設定できます。VSM 専用ハードウェアは、VSM のサーバ リソースを探す際の依存性がないため、データセンターの電源起動時に特に有用です。したがって、Cisco Nexus 1010 を使用すれば、ネットワーク管理者は Cisco Nexus 1000V 仮想アクセス スイッチを物理スイッチと同様の方法で管理し、サーバ仮想化を拡張展開できます(図 3)。

図 3 Cisco Nexus 1010 Virtual Services Appliance のアーキテクチャ

図 3 Cisco Nexus 1010 Virtual Services Appliance のアーキテクチャ
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図 4 に、Cisco Nexus 1010 の内部アーキテクチャを示します。Cisco Nexus 1010 には Cisco NX-OS をベースとした Cisco Nexus 1010 Manager が搭載されているため、最大 4 つの VMS をホストして、Cisco Nexus 1000V NAM Virtual Service Blade をサポートできます。そのため、Cisco Nexus 1000V シリーズの VMS をホストできるのに加え、他のネットワーキング サービスのプラットフォームとしても使用することができ、将来的には他の仮想サービス ブレードをもサポートできます。Cisco Nexus 1010 は Cisco Nexus 1000V シリーズとまったく同じ VSM を使用するため、Cisco Nexus 1010 を使用した Cisco Nexus 1000V シリーズのソリューションでは、Cisco Nexus 1000V シリーズのすべての機能を利用できます。Cisco Nexus 1010 Manager は Cisco NX-OS をベースとしているため、ネットワーク管理者は使い慣れたインターフェイスを使用して、Cisco Nexus 1010 をインストールして設定できます。また、Cisco Nexus 1010 Manager は Cisco NX-OS のハイ アベイラビリティをサポートしているため、プライマリ Cisco Nexus 1010 に障害が発生した場合に、スタンバイの Cisco Nexus 1010 をアクティブにすることができます。

図 4 Cisco Nexus 1010 の内部アーキテクチャ

図 4 Cisco Nexus 1010 の内部アーキテクチャ
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Cisco Nexus 1010 のハイ アベイラビリティ


図 5 に、Cisco Nexus 1010 Manager に組み込まれたハイ アベイラビリティを示します。Cisco Nexus 1010 Manager は Cisco NX-OS をベースとして構築されているため、アクティブ/スタンバイの冗長性を提供します。いずれか一方の Cisco Nexus 1010 Manager に障害が発生すると、もう一方の Cisco Nexus 1010 Manager が自動的に処理を引き継いで継続します。さらに、Cisco Nexus 1010 Manager はアクティブな VSM を自動的に配置して分散のバランスを取り、障害ドメインが発生する可能性を減らします。

図 5 Cisco Nexus 1010 のハイ アベイラビリティ

図 5 Cisco Nexus 1010 のハイ アベイラビリティ
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仮想サービス ブレードの管理


仮想サービス ブレードは、将来新機能を追加できるように、拡張に対応しています。Cisco Nexus 1010 Manager では、お客様が仮想サービス ブレードのインストール、設定、管理を行うことができます。仮想サービス ブレードが停止した場合は、Cisco Nexus 1010 Manager によって自動的に再起動されます。Cisco Nexus 1000V Network Analysis Module(NAM)Virtual Service Blade は、こうした機能を使用して、仮想データセンターに堅牢で完全なソリューションを提供します。

VSM を Cisco Nexus 1010 上に導入した場合と仮想マシンとして導入した場合の比較


表 1 は、VSM を仮想マシンとして導入した場合と、Cisco Nexus 1010 上に導入した場合を比較したものです。Cisco Nexus 1000V シリーズを完全にソフトウェアとして導入したい場合は、VSM を仮想マシンとして導入すれば、VSM を柔軟に配置できる上、VMware VMotion を使用して可動性を確保できます。一方、ネットワーク管理者が VSM の管理をより細かく制御したい場合は、Cisco Nexus 1010 仮想アクセス スイッチをインストールすれば、Cisco NX-OS の完全なエクスペリエンスを得ることができます。さらに、Cisco Nexus 1010 では、VSM を Virtual Ethernet Module(VEM)と同時に起動できるため、データセンターの電源オン時の依存性も低く抑えられます。

表 1 VSM を Cisco Nexus 1010 上に導入した場合と仮想マシンとして導入した場合の比較

機能 VSM を仮想マシンとして導入した場合 VSM を Cisco Nexus 1010 上に導入した場合
Cisco Nexus 1000V の機能とスケーラビリティ
VEM を VMware vSphere 4 Enterprise Plus 上で稼動
VSM の Cisco NX-OS ハイ アベイラビリティ
ソフトウェアのみの導入 ×
標準シスコ スイッチと同様のインストール ×
ネットワーク チームによる VSM の所有および管理 ×

製品仕様


互換性:VMware 製品

Cisco Nexus 1010 は Cisco Nexus 1000V シリーズの一部です。Cisco Nexus 1000V シリーズは VMware Ready Certified 認定を受けており、VMware ESX と ESXi ハイパーバイザ、および VMware vCenter Server との統合をサポートする VMware vNetwork Distributed Switch として、VMware vSphere との互換性を備えています。

サポートされる最大構成

  • 4 つの Cisco Nexus 1000V VSM、各 VSM で 64 の ESX または ESXi、合計 256 の ESX ホストを管理可能
  • 1 つの Cisco Nexus 1000V Network Analysis Module Virtual Service Blade

ハイ アベイラビリティ

  • アクティブ Cisco Nexus 1010 Manager とスタンバイ Cisco Nexus 1010 Manager 間のステートフル フェールオーバー
  • VSM と仮想サービス ブレードの再起動

管理

  • Cisco NX-OS ソフトウェア コマンドライン インターフェイス(CLI)コンソール
  • Cisco Discovery Protocol バージョン 1 および 2
  • SNMP(読み取り)バージョン 1、2、3
  • XML(API)サポート
  • 拡張 SNMP MIB のサポート
  • SSH バージョン 2
  • Telnet
  • AAA(認証、許可、アカウンティング)
  • TACACS+
  • RADIUS
  • Syslog
  • RBAC(ロールベース アクセス コントロール)
  • インターフェイスごとの入出力パケット カウンタ
  • NTP(Network Time Protocol)RFC 1305
  • 管理インターフェイス用 DNS(Domain Name System)
  • CiscoWorks LAN Management Solution(LMS)3.2、3.1、および 3.0.1

SNMP MIB

  • 一般的な MIB
    • CISCO-TC
    • SNMPv2-MIB
    • SNMP-COMMUNITY-MIB
    • SNMP-FRAMEWORK-MIB
    • SNMP-NOTIFICATION-MIB
    • SNMP-TARGET-MIB
  • 設定 MIB
    • ENTITY-MIB
    • IF-MIB
    • CISCO-ENTITY-EXT-MIB
    • CISCO-ENTITY-FRU-CONTROL-MIB
    • CISCO-FLASH-MIB
    • CISCO-IMAGE-MIB
    • CISCO-CONFIG-COPY-MIB
    • CISCO-ENTITY-VENDORTYPE-OID-MIB
    • ETHERLIKE-MIB
    • MIB-II
  • モニタリング MIB
    • NOTIFICATION-LOG-MIB
    • CISCO-PROCESS-MIB
  • セキュリティ MIB
    • CISCO-AAA-SERVER-MIB
    • CISCO-COMMON-MGMT-MIB
  • その他の MIB
    • CISCO-CDP-MIB
    • CISCO-ENTITY-ASSET-MIB

サポートされる標準

表 2 に IEEE 準拠情報を、表 3 に RFC 準拠情報を示します。

表 2 IEEE 準拠

標準 説明
IEEE 802.1Q VLAN タギング
IEEE 802.3 イーサネット
IEEE 802.3ad Link Aggregation Control Protocol(LACP)

表 3 RFC 準拠

標準 説明
IP サービス
RFC 768 UDP(User Data Protocol)
RFC 791 IP
RFC 792 ICMP(インターネット制御メッセージ プロトコル)
RFC 793 TCP
RFC 826 ARP(アドレス解決プロトコル)
RFC 854 Telnet
RFC 894 IP over Ethernet
RFC 1305 NTP バージョン 3
RFC 1492 TACACS+
RFC 1591 DNS クライアント
RFC 2068 HTTP サーバ
RFC 2138 RADIUS 認証
RFC 2139 RADIUS アカウンティング

システム要件


  • VMware vSphere 4.0 以降、および vNetwork Distributed Switch
  • Cisco Nexus 1000V シリーズ VSM
    • ハードディスク:3 GB
    • RAM:2 GB
    • 動作周波数 1.5 GHz の仮想 CPU x 1
  • Cisco Nexus 1000V シリーズ VEM
    • VMware ESX または ESXi 4.0
    • ハード ディスク容量:6.5 MB
    • RAM:150 MB
  • VSM と VEM 間のレイヤ 2 接続の VLAN の数:1
  • VMware ハードウェア互換性リスト(http://www.vmware.com/go/hcl/ [英語])に掲載されているサーバ
  • アップストリーム物理スイッチとの互換性(すべての Cisco Nexus、Cisco Catalyst® スイッチ、および他のベンダー製のイーサネット スイッチを含む)

ハードウェア仕様


表 4 に、Cisco Nexus 1010 のハードウェア仕様を示します。

表 4 Cisco Nexus 1010 の仕様

項目 仕様
プロセッサ Intel Xeon E5650 シリーズ 2.66 GHz ヘキサ コア CPU × 2
メモリ 4 GB RDIMM RAM × 4
PCIe スロット
  • 2 個の PCIe 2.0 スロットを使用可能
  • x8、ハーフレングス スロット× 2
  • フルハイト スロットには x16 コネクタ、ロープロファイル スロットには x8 コネクタ
メザニン カード LSI 1064 コントローラベース メザニン カード(RAID 1 または 1、4 ポート)
ハードディスク 500 GB SATA × 2、7200 RPM
光学式ドライブ 24x CD-R/RW DVD±R/RW 読み取り/書き込み光学式ドライブ
統合グラフィック ServerEngines Pilot II Baseboard Management Controller(BMC)に Matrox G200 コアを組み込み済み
Cisco UCS Integrated Management Controller
  • Integrated ServerEngines Pilot II BMC
  • IPMI 2.0 に準拠(管理および制御)
  • 10/100BASE-T アウトオブバンド管理インターフェイス× 1
  • 自動 Lights Out 管理用の CLI および WebGUI 管理ツール
  • キーボード、ビデオ、およびマウス(KVM)
前面パネル コネクタ アクセスしやすい前面パネル ビデオ ポート、USB ポート(2 個)、シリアル コンソール
前面パネル ロケータ LED 大規模データセンター環境で管理者の注意を特定サーバに喚起するインジケータ
その他の背面コネクタ DB-15 ビデオ ポート(1 個)、USB 2.0 ポート(2 個)、DB-9 シリアル ポート(1 個)を含む追加のインターフェイス
物理寸法(高さ×幅×奥行) 1RU:4.32 × 42.93 × 70.61 cm (1.7 × 16.9 × 27.8 インチ)
温度:動作時 10 〜 35 ℃(50 〜 95°F)
温度:非動作時 -40 〜 65 ℃(-40 〜 149°F)
湿度:動作時 5 〜 93%(結露しないこと)
湿度:非動作時 5 〜 93%(結露しないこと)
高度:動作時 0 〜 3000 m(0 〜 10,000 フィート)(最大周囲温度は、300 m ごとに 1 ℃低下)
高度:非動作時 12,000 m(40,000 フィート)
電源 650W × 1
その他 ケーブル マネジメント アーム(CMA)
レール キット

適合規格


表 5 に、Cisco Nexus 1010 シリーズが適合する標準規格情報を示します。

表 5 適合標準規格:安全性および EMC

仕様 説明
安全性
  • UL 60950-1 No. 21CFR1040
  • CAN/CSA-C22.2 No. 60950-1
  • IRAM IEC60950-1
  • CB IEC60950-1
  • EN 60950-1
  • IEC 60950-1
  • GOST IEC60950-1
  • SABS/CB IEC6095-1
  • CCC*/CB GB4943-1995
  • CNS14336
  • CB IEC60950-1
  • AS/NZS 60950-1
  • GB4943
EMC:放射
  • 47CFR Part 15(CFR 47)Class A
  • AS/NZS CISPR22 Class A
  • CISPR2 2 Class A
  • EN55022 Class A
  • ICES003 Class A
  • VCCI Class A
  • EN61000-3-2
  • EN61000-3-3
  • KN22 Class A
  • CNS13438 Class A
EMC:イミュニティ
  • EN55024
  • CISPR24
  • KN 61000-4 Series, KN 24

発注情報


表 6 に、Cisco Nexus 1010 の発注情報を示します。シスコ製品の購入方法については、「購入案内」を参照してください。ソフトウェアをダウンロードするには、Cisco Software Center [英語] にアクセスしてください。

表 6 発注情報

製品名 部品番号
Cisco Nexus 1010 Appliance N1K-C1010

サービスおよびサポート


シスコは、お客様がそのネットワーク サービスを最大限に活用できるよう、各種サービス プログラムを用意しています。これらのプログラムは、スタッフ、プロセス、ツール、パートナーを独自に組み合わせたかたちで提供され、お客様から高い評価を受けています。ネットワークへの投資を無駄にすることなく、ネットワーク運用を最適化し、ネットワーク インテリジェンスの強化や事業の拡張を進めていただくためにシスコのサービスを是非お役立てください。シスコ サービスの詳細については、シスコ テクニカル サポート サービスまたは シスコ アドバンスド サービスを参照してください。

保証に関する情報は、http://www.cisco.com/go/warranty/ [英語] を参照してください。

関連情報