データ シート2 つのワイヤ スピード 10 ギガビット イーサネット アップリンクを備えた高密度な企業 LAN アクセス スーパーバイザ エンジンCisco® Catalyst® 4500 シリーズ Supervisor Engine V-10GE は、統合型ネットワークに必要とされる高度な制御を実現する復元力を備えています。
図 1 Cisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor Engine V-10GE 概要Cisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor Engine V-10GE は、従来の Cisco Catalyst 4500 シリーズ スーパーバイザ エンジンの安定したノンブロッキング レイヤ 2 ~ 4 スイッチングを継承し、さらに、ワイヤ スピードの 10 ギガビット イーサネット アップリンク、136 Gbps の容量と 102 Mpps のスループットを提供します。また、統合型データ/音声/ビデオ ネットワークでの復元力のある制御を実現する、アベイラビリティの優れた新機能も提供し、企業およびメトロポリタン(メトロ)イーサネットのお客様にビジネス復元力をもたらします。ネットワーク制御は、精密な Quality of Service(QoS; サービス品質)、インターネット セキュリティ、およびネットワーク管理などのインテリジェント サービスによって、バックボーンからエッジまでをカバーします。 Cisco Catalyst Supervisor Engine V-10GE の前面プレートには、2 つのワイヤスピード 10 ギガビット イーサネット ポート(X2 オプティカル ポート)、および 4 つの選択型ワイヤード ギガビット イーサネット ポート(Small Form-Factor Pluggable [SFP] オプティカル モジュール)が装備され、展開オプションの柔軟性が最大限に高められています。ギガビット イーサネット ポートと 10 ギガビット イーサネット ポートが同じスーパーバイザ エンジンに併せて搭載されているため、将来ギガビット イーサネットから 10 ギガビット イーサネットに移行する場合は、10 ギガビット イーサネット光インターフェイスを追加するだけで済みます。ギガビット イーサネット アップリンクと 10 ギガビット イーサネット アップリンクを同じスーパーバイザ エンジン上で選択できるため、Cisco Catalyst 4500 シリーズ アーキテクチャの投資保護がさらに強化されます。 Cisco Catalyst 4500 Supervisor Engine V-10GE は、企業向け市場とサービス プロバイダー向け市場の両方に、復元力のあるレイヤ 2 ~ 4 およびルーティングを実現するポートのスケーラビリティを提供します。このスーパーバイザ エンジンは、企業での LAN、ブランチ オフィスのバックボーン、またはレイヤ 3 ディストリビューション ポイント向けに最適化され、現在および将来のネットワーク アプリケーションに対応できるパフォーマンスとスケーラビリティを備えています。 Cisco Catalyst 4500 シリーズのモジュラ型アーキテクチャでは、成長に合わせた段階的な投資が可能なので、運用コストと資本支出を削減できます。Supervisor Engine V-10GE は、現行のすべての Cisco Catalyst 4500 シリーズ ライン カードと下位互換性があり、Cisco Catalyst 4503、Catalyst 4506、Catalyst 4507R、および Catalyst 4510R シャーシで使用できます。 表 1 Supervisor Engine IV および V-10GE の比較
* ノンブロッキング ギガビット イーサネット ポートのハードウェア パフォーマンス、および他のすべてのポートのソフトウェア パフォーマンス 注:2 つの 10 ギガビット イーサネット ポート(X2 光ポート)は、4 つのギガビット イーサネット ポート(SFP)と同時に有効にすることはできません。10 ギガビット イーサネット ポートのいずれかを有効にすると、4 つのギガビット イーサネット ポートはいずれも有効にできず、逆の場合も同様です。 Supervisor Engine V-10GE は、単一シャーシの非冗長モードでは Cisco Catalyst 4503、Catalyst 4506、Catalyst 4507R、および Catalyst 4510R に搭載可能で、冗長モードでは Cisco Catalyst 4507R および Catalyst 4510R シャーシ(スロット 1 およびスロット 2 のみ)にオプションとして搭載可能です。 表 2 Cisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor Engine V-10GE のパフォーマンス(シャーシ別)
* Supervisor Engine V-10GE を使用すると、Cisco Catalyst 4510R のスロット 10 にはあらゆるライン カードを搭載できます。 Supervisor Engine V-10GE の冗長機能によるビジネス復元力の実現Cisco Catalyst 4500 シリーズは、中断のないハードウェア スイッチングによってデスクトップ ユーザの稼働時間を最大限に拡張できるように設計されています。Cisco Catalyst 4510R および Catalyst 4507R では、Supervisor Engine V-10GE を使用した、スーパーバイザの 1+1 冗長性がサポートされています。一方のスーパーバイザ エンジンがプライマリに指定されアクティブとなり、システムの通常の運用で使用されます。もう 1 つのスーパーバイザはスタンバイ状態のセカンダリ スーパーバイザとして機能し、プライマリ スーパーバイザの動作を監視します。 Stateful Switchover(SSO; ステートフル スイッチオーバー)のサポートによって、情報が 2 つのスーパーバイザ間で同期されているため、プライマリ スーパーバイザに障害が発生した場合は、ただちにスタンバイ スーパーバイザに切り替わります。レイヤ 2 リンクはトランスペアレントに維持され、セッションの再ネゴシエーションは不要です。そのため、Voice over IP(VoIP)コールなどのビジネスクリティカルなアプリケーションの通信が廃棄されることはありません。また、Nonstop Forwarding(NSF; ノンストップ フォワーディング)機能がサポートされているので、Cisco NSF 対応デバイスと連携し、ルーティング情報がスーパーバイザ エンジンのスイッチオーバーによってアップデートされてもパケットを連続的に転送することが可能です。 Supervisor Engine V-10GE を使用した冗長性方式は、Supervisor Engine IV と同様です。いずれかのスーパーバイザ エンジンに障害が発生した場合は、アラートが生成され、ネットワーク監視ソフトウェアに送られます。スーパーバイザ エンジンのホットスワップがサポートされているため、システムの運用が中断されることはありません。スーパーバイザ エンジンのスイッチオーバーは、ソフトウェア、または SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を利用してユーザから強制的に行うことができます。Cisco Catalyst 4500 シリーズは復元力機能を備えているため、業務と収益に損失をもたらす可能性のあるネットワークの機能停止を防止できます。 予測可能なパフォーマンスおよびスケーラビリティCisco Catalyst 4500 Supervisor Engine V-10GE では、レイヤ 2 ~ 4 トラフィックに対して 102 Mpps の転送レートを備えた 136 Gbps のハードウェア スイッチング ファブリックを実現できます。スイッチングのパフォーマンスは、ルート エントリの数や有効になっているレイヤ 3 およびレイヤ 4 サービスの数とは無関係です。ハードウェア ベースの Cisco Express Forwarding(CEF)ルーティング アーキテクチャでは、スケーラビリティとパフォーマンスが向上します。2 つの 10 ギガビット イーサネット ポートが用意され、高速のアップリンクとスイッチ間通信が可能です。 Cisco Catalyst 4500 シリーズは、高度なマルチキャスト サポートによってマルチメディア アプリケーション向けに最適化されています。Supervisor Engine V-10GE では、Protocol Independent Multicast(PIM)、Source-Specific Multicast(SSM)、および Pragmatic General Multicast(PGM)がサポートされているため、エンド ユーザはさらなるスケーラビリティを活用してマルチメディア アプリケーションをサポートできます。また、ハードウェアでの IGMP スヌーピングもサポートされ、スイッチがマルチキャスト グループに対してホストを動的に追加および削除できるので、パフォーマンスが向上し、ネットワーク トラフィックが減少します。 QoS と高度なトラフィック管理によるインテリジェント ネットワーク サービスCisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor Engine V-10GE はポート単位の優れた QoS 機能を備えているため、ネットワーク トラフィックの最適な分類、優先順位付け、およびスケジューリングを実行し、大量の帯域幅を消費するマルチメディア アプリケーション、時間の影響を受けやすい(音声)アプリケーション、およびミッションクリティカルなアプリケーションを効率的に処理できます。Supervisor Engine V-10GE では着信パケットの分類、ポリシング、およびマーキングが可能なので、管理者は各トラフィック フローを差別化し、ポリシーを実施できます。共有、シェーピング、および完全優先の設定によって、出力トラフィックのスケジューリングが決定されます。Supervisor Engine V-10GE では、DBL(輻輳回避機能)もサポートされています。Supervisor Engine V-10GE の QoS 機能(DBL を含む)の詳細については、次のサイトにある『QoS on Cisco Catalyst 4500 Series Cisco IOS Software-Based Supervisor Engines overview』を参照してください。 包括的管理Cisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor Engine V-10GE は、システムのすべての機能を管理するために単一のコンソール ポートと単一の IP アドレスを備えています。SNMP、Telnet クライアント、BOOTP、および Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)によって、リモート インバンド管理を実行できます。ターミナルまたはモデムをコンソール インターフェイスに接続することで、ローカルまたはリモート アウトバンド管理も利用できます。また、Cisco Smartports マクロ Cisco Catalyst ソリューションがサポートされているので、イーサネット ネットワークの重要な機能を簡単に設定できます。 Cisco Catalyst 4500 Supervisor Engine V-10GE には包括的な管理ツール セットが用意され、ネットワークで必要な可視性と制御が提供されます。CiscoWorks ソリューションで管理する Cisco Catalyst スイッチは、エンドツーエンドのデバイス、VLAN、トラフィック、およびポリシー管理を実行できるように設定および管理することが可能です。CiscoWorks LAN Management Solution(LMS)バンドルでは、CiscoWorks Resource Manager Essentials や CiscoView などのツールが提供されます。これらの Web ベースの管理ツールでは、自動インベントリ収集、ソフトウェア展開、ネットワーク変更の簡単なトラッキング、デバイスのアベイラビリティの確認、およびエラー条件の迅速な隔離といった、いくつかのサービスを利用できます。 高度なセキュリティCisco Catalyst 4500 シリーズは業界最高の統合されたセキュリティ機能を豊富に備え、重要性の高いネットワーク インフラストラクチャをプロアクティブに封鎖できます。セキュリティ リスクは、ユーザに対する 802.1X ベースの Authentication, Authorization, Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)によって低減されます。セキュリティ ポリシーはワイヤ レートで動作する専用の Access Control List(ACL; アクセス制御リスト)で厳格に実施され、増え続けるウィルスやセキュリティ攻撃を寄せ付けません。Cisco Catalyst 4500 シリーズには、追跡できない man-in-the-middle 攻撃、IP スプーフィング、およびフラッディング攻撃を、エンド ユーザやホストの設定をまったく変更することなく効果的に防止できる、使いやすくて強力なツールが用意されています。Secure Shell(SSH Version 1 および Version 2)プロトコルと SNMPv3 によって、安全なリモート アクセスとネットワーク管理を実現できます。 機能概要レイヤ 2 機能
レイヤ 3 機能
高度な QoS とトラフィック管理
予測可能なパフォーマンス
包括的管理
高度なセキュリティ
Supervisor Engine V-10GE での NetFlow サービスSupervisor Engine V-10GE は、NetFlow 機能の組み込まれた Cisco Catalyst 4500 Supervisor Engine 中で最高レベルの NetFlow サポートを提供します。Supervisor Engine V-10GE は、追加的な NetFlow 機能をサポートすると同時に、Cisco Catalyst 4500 NetFlow ドータカードよりも高いパフォーマンスを発揮します。Supervisor Engine V-10GE で NetFlow サービスを有効にする場合、Cisco Catalyst 4500 NetFlow ドータカードは必要ありません。 表 3 Supervisor Engine V-10GE を使用した場合の NetFlow 追加機能
NetFlow サービス製品の説明NetFlow によって、お客様はトラフィック フローを監視し、統計情報を収集して、使用状況ベースの課金、ネットワーク容量の計画、およびセキュリティといった多くのアプリケーションに利用できます。Supervisor Engine V-10GE に内蔵された NetFlow では、パケット単位のキャプチャがサポートされ、フロー ベースおよび VLAN ベースで統計情報を収集できます。各フロー(あるエンドポイントから別のエンドポイントへと 1 つの方向にネットワークで伝送されるパケットの流れ)の詳細情報として、IP アドレス、パケット数とバイト数、タイム スタンプ、およびアプリケーション ポートなどがキャッシュされます。さらに、このデータをエクスポート、収集、および分析することで、ウイルスや Denial of Service(DoS; サービス拒否)攻撃の検出と軽減、部門ごとの課金、およびトラフィック監視といった、さまざまな目的に利用できます。Supervisor Engine V-10GE での NetFlow 処理はすべてハードウェアで実行されるため、レイヤ 2 およびレイヤ 3 スイッチングのパフォーマンスはまったく低下しません。NetFlow テクノロジーの詳細については、次のサイト(英語)に記載されています。 NetFlow サービスの機能Supervisor Engine V-10GE の NetFlow は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(25)EW 以降でサポートされています。NetFlow Data Export バージョン 5 およびバージョン 8 がサポートされます。Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(25)EW の NetFlow Data Export バージョン 5 でサポートされているフィールドは、次のとおりです。
Cisco NetFlow Collection(NFC)と Cisco Network Data Analyzer(NDA)の要件は、次のとおりです。
技術仕様管理
業界標準
サポート対象のライン カードとモジュール
インジケータとポートの仕様
ソフトウェア要件Cisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor Engine V-10GE は、Cisco IOS ソフトウェアでのみサポートされていて、Cisco Catalyst OS ソフトウェアではサポートされていません。必要なソフトウェアの最低バージョンは次のとおりです。
環境条件
適合規格表 4 Cisco Catalyst Supervisor Engine V-10GE の適合規格
表 5 発注情報
ライセンスBGP4 を Supervisor Engine V-10GE で使用するには、シスコのドメイン間ルーティング ライセンスが必要です。ドメイン間ルーティング ライセンスは、各シャーシに 1 つ必要です。 表 6 Cisco Catalyst 4500 ルーティング ライセンスの発注情報
保証Supervisor Engine V-10GE の保証期間は 90 日間です。これには、Return Materials Authorization(RMA)を受領してから 10 日間のハードウェア交換期間が含まれています。 シスコ テクニカル サポート サービスシスコ テクニカル サポート サービスは、ご使用のシスコシステムズ製品で効率的な動作、優れたアベイラビリティ、最新のシステム ソフトウェアの活用を保証し、ネットワーク サービスの効率的な管理と運用コストの抑制を支援します。 シスコ テクニカル サポート サービスでは、シスコの保証ポリシーで提供されるサービスの範囲を超える大きな利益が得られます。Cisco SMARTnet® サービス契約で提供されるサービスで、保証によりカバーされていないものは、次のとおりです。
表 7 テクニカル サポート サービス-コンポーネント
表 8 テクニカル サポート サービス - 競争上の差別化要因
シスコ テクニカル サポート サービスを活用する方法の詳細については、次のサイトにあるシスコ テクニカル サポート サービスの説明をご覧ください。 Cisco Catalyst 4500 の詳細については、次のサイトをご覧ください。 |
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