この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このサーバでは、 表 C-1 に示す RAID コントローラ オプションと必要なケーブルがサポートされます。
(注) サーバでは、タイプの異なるコントローラを組み合わせて使用しないでください。
(注) NVMe PCIe SSD は、SAS RAID コントローラでは制御できません。
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シャーシに付属の SAS ケーブルを使用します。RAID コントローラのケーブル接続を参照してください。 |
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(UCSC-MRAID12G) モジュラ フラッシュ ベース書き込みキャッシュ(FBWC)オプション(512 MB)と同時に注文できます 注:Cisco 12G SAS モジュラ RAID コントローラに関する考慮事項も参照してください。 |
シャーシに付属の SAS ケーブルを使用します。RAID コントローラのケーブル接続を参照してください。 |
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(UCSC-MRAIDC460) モジュラ フラッシュ ベース書き込みキャッシュ(FBWC)オプション(1 GB、2 GB、4 GB)と同時に注文できます 注:Cisco 12G SAS モジュラ RAID コントローラに関する考慮事項も参照してください。 |
シャーシに付属の SAS ケーブルを使用します。RAID コントローラのケーブル接続を参照してください。 |
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(非 RAID) 注:Cisco UCS SAS 9300-8e HBA の考慮事項も参照してください。 |
注:この HBA は、外部ストレージへの接続用ケーブルとしてオプティカル ケーブルをサポートしていません(銅線のみサポート)。 |
このコントローラは、いくつかのモジュラ型フラッシュバック書き込みキャッシュ(FBWC)オプション(512 MB、1 GB、2 GB、または 4 GB)と合わせて発注できます。
このサーバおよびそのほかのシスコの M4 世代サーバで、Cisco モジュラ RAID コントローラのデフォルトの書き込みキャッシュ ポリシーは、 ライト スルー です(Supercap 電源モジュールまたは「優れた BBU」の有無に関係ありません)。これは、コントローラの最適なパフォーマンス特性を利用します。
Cisco IMC 2.0(5) 以降のファームウェアを M4 サーバにインストールした場合、書き込みポリシーは、必要に応じて ライト バック に設定できます。
9300-8e HBA は、外部ストレージへの接続用ケーブルとしてオプティカル ケーブルをサポートしていません(銅線のみサポート)。
Cisco UCS 9300-8e HBA を Cisco UCS 12G SAS モジュラ HBA と同じサーバで混在使用するには、次のファームウェア レベルが必要となります。
Cisco UCS 9300-e SAS HBA カードの不正ドライブと予測障害動作は、LSI MegaRAID カードのものとは異なります。次のリストは、これらの HBA カードおよび LSI MegaRAID カードの動作を比較します。
– MegaRAID:不良ドライブは GUI/CLI インターフェイスで BAD とマーキングされ、ドライブの障害 LED はオレンジ色に点灯します。
– HBA:不良ドライブは GUI/CLI に示されず、LED の通知はありません。
– MegaRAID:ドライブがスペアのある RAID ボリュームの一部である場合、ソフトウェアは自動バックアップ コピーを実行し、ドライブは failed/BAD とマーキングされ、ドライブの障害 LED はオレンジ色に点灯します。
– HBA:エラー処理は行われず、LED の通知はありません。この障害は、オペレーティング システムが処理する必要があります。
現在、これらの HBA のブート デバイス順序は、サーバ BIOS セットアップ ユーティリティの [Boot Option] ダイアログに示されるように、物理スロットに対応しません。これにより、複数のデバイスを区別することが困難になります。
LSI の [BIOS CU SAS Topology] 画面で優先ブート デバイスを選択するには、次の手順を使用します。[BIOS CU SAS Topology] 画面で優先ブート デバイスを選択すると、サーバの [BIOS Setup Utility Boot Option] ダイアログのリストの一番上に表示され、識別が容易になります。
手順 1 [LSI SAS BIOS CU] で [SAS Topology] 画面に移動します。
手順 2 Alt+B を押して、優先ブート デバイスとしてデバイスを選択または選択解除します。この画面では、スロット番号でデバイスを特定できます。
手順 3 Alt + A を押して、代替ブート デバイスとしてデバイスを選択または選択解除します。この画面では、スロット番号でデバイスを特定できます。優先ブート デバイスが検出されない場合、代替ブート デバイスが使用されます。
手順 4 [BIOS CU SAS Topology] 画面に戻ります。
[Device Info] 列は、どのデバイスを指定子 Boot
および Alt
で選択したかを示します。
手順 5 サーバの BIOS セットアップ ユーティリティで、[Boot Option] ダイアログを開きます。
[BIOS LSI CU] で選択した優先デバイスがリストの一番上に表示されます。
手順 6 リストの先頭にあるデバイスをブート オプションとして選択します。
RAID コントローラ上のファームウェアに、サーバ上にインストールされている Cisco IMC および BIOS の現行バージョンとの互換性があることを確認する必要があります。互換性がない場合は、Host Upgrade Utility(HUU)を使用して RAID コントローラ ファームウェアをアップグレードまたはダウングレードし、ファームウェア リリースが互換レベルになるようにしてください。
このユーティリティをダウンロードする方法、およびこのユーティリティを使用してサーバ コンポーネントを互換性のあるレベルにする方法については、 HUU ガイド に用意されている、ご使用の Cisco IMC リリースに対応する HUU ガイドを参照してください。
このサーバでは、SuperCap 電源モジュール(SCPM)のバックアップ ユニットを 1 つ取り付けられます。このユニットは、内部 RAID コントローラ スロットの横にあるシャーシ内側のブラケットに取り付けます(SuperCap 電源モジュールの交換(RAID バックアップ ユニット)を参照)。
SCPM は、キャッシュの NAND フラッシュへのオフロードによる急な電源喪失に備えてディスク ライトバック キャッシュ DRAM を約 3 年間バックアップします。
サーバ シャーシには、ドライブ バックプレーンの SAS ポートにあらかじめ接続されている 3 本の SAS ケーブルが付属しています。SAS ケーブルを RAID コントローラ カードに接続する場合は、ドライブ バックプレーンのどの SAS ケーブル ポートがドライブ ベイを制御しているかを把握しておくことが重要です。図 C-1を参照してください。
(注) 図 C-1は、サーバの前面に向き合って見たものです。ドライブ バックプレーンの SAS ポートは、バックプレーンの反対側(内側)の物理的位置で示しています。
図 C-1 SAS ケーブルからドライブ ベイへのマッピング(サーバ前面に向き合う方向から)
8 ポート RAID コントローラで 8 台のドライブを制御できます。
(注) 8 ポート RAID コントローラを使用するときは、制御する 8 台のドライブを、ドライブ ベイ 3、6、7、10 および 4、8、11、12 に装着します。つまり、図 C-1に示すとおり、SAS バックプレーン ポート S1 および S2 により制御されるベイに装着する必要があるということです。
カード上のコネクタには、ラベルが付いていない場合があります。カード コネクタの番号付けについては、図 C-2を参照してください。
手順 1 ドライブ バックプレーン ポート J37 から、RAID コントローラ カードの S1 ポートに S1 SAS ケーブルを接続します。
手順 2 ドライブ バックプレーン ポート J36 から、RAID コントローラ カードの S2 ポートに S2 SAS ケーブルを接続します。
図 C-2 8 ポート RAID コントローラ カードの配線
12 ポート RAID コントローラで 12 台のドライブを制御できます。
カード上のコネクタには、ラベルが付いていない場合があります。カード コネクタの番号付けについては、図 C-3を参照してください。
手順 1 ドライブ バックプレーン ポート J37 から、RAID コントローラ カードの S1 ポートに S1 SAS ケーブルを接続します。
手順 2 ドライブ バックプレーン ポート J36 から、RAID コントローラ カードの S2 ポートに S2 SAS ケーブルを接続します。
手順 3 ドライブ バックプレーン ポート J35 から、RAID コントローラ カードの S3 ポートに S3 SAS ケーブルを接続します。
図 C-3 12 ポート RAID コントローラ カードの配線
RAID コントローラを交換すると、コントローラに保存されている RAID 設定が失われます。
手順 1 RAID コントローラを交換します。Cisco UCS 仮想インターフェイス カードの特記事項を参照してください。
手順 2 シャーシ全体を交換する場合は、すべてのドライブを前のシャーシと同じ順序で新しいドライブ ベイに取り付けます。
手順 3 サーバをリブートし、F を押すように求めるプロンプトが表示されるのを待ちます。
手順 4 次のプロンプトが画面に表示されたら、Fを押します。
手順 5 次のプロンプトが画面に表示されたら、(C 以外の)任意のキーを押して続行します。
手順 6 後続するウィンドウで、RAID 設定が正常にインポートされたことを確認します。
LSI ユーティリティには、詳細な使用法に関するヘルプ マニュアルが用意されています。
RAID に関する基本情報および RAID コントローラ カード用ユーティリティの使用については、
『 Cisco UCS Servers RAID Guide 』を参照してください。
『 LSI MegaRAID SAS Software User’s Guide 』(LSI MegaRAID 用)
http://www.lsi.com/DistributionSystem/AssetDocument/80-00156-01_RevH_SAS_SW_UG.pdf