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目次
この章は、次の内容で構成されています。
このポリシーは、サーバ上の vNIC が LAN に接続する方法を定義します。 このポリシーは、vNIC LAN 接続ポリシーとも呼ばれます。
Cisco UCS Manager は、vNIC テンプレートを作成する際に正しい設定で VM-FEX ポート プロファイルを自動的には作成しません。 VM-FEX ポート プロファイルを作成するには、vNIC テンプレートのターゲットを VM として設定する必要があります。
このポリシーを有効にするには、このポリシーをサービス プロファイルに含める必要があります。
(注) |
サーバに 2 つの Emulex NIC または QLogic NIC(Cisco UCS CNA M71KR-E または Cisco UCS CNA M71KR-Q)がある場合は、両方の NIC にユーザ定義の MAC アドレスが取得されるように、サービス プロファイルで両方のアダプタの vNIC ポリシーを設定する必要があります。 両方の NIC のポリシーを設定しない場合でも、Windows は PCI バス上で両方の NIC を検出します。 そうすると、第 2 のイーサネットはサービス プロファイルの一部ではないため、Windows はハードウェア MAC アドレスを割り当てます。 その後でサービス プロファイルを異なるサーバに移動すると、Windows によって追加の NIC が検出されますが、これは 1 つの NIC でユーザ定義の MAC アドレスが取得されなかったためです。 |
このポリシーは、次のリソースの 1 つ以上がシステムにすでに存在していることを前提にしています。
vNIC テンプレートをサービス プロファイルに含めます。
サービス プロファイルと関連付けられた vNIC を vNIC テンプレートにバインドすることができます。 vNIC を vNIC テンプレートにバインドした場合、Cisco UCS Manager により、vNIC テンプレートで定義された値を使って vNIC が設定されます。 既存の vNIC 設定が vNIC テンプレートと一致しない場合、Cisco UCS Manager により vNIC が再設定されます。 バインドされた vNIC の設定は、関連付けられた vNIC テンプレートを使用してのみ変更できます。 vNIC を含むサービス プロファイルがすでにサービス プロファイル テンプレートにバインドされている場合、vNIC を vNIC テンプレートにバインドできません。
再設定されている vNIC をテンプレートにバインドした場合、Cisco UCS Manager により、サービス プロファイルと関連付けられているサーバがリブートされます。
このようなポリシーは、アダプタのトラフィック処理方法など、ホスト側のアダプタの動作を制御します。 たとえば、このようなポリシーを使用して、次のデフォルト設定を変更できます。
デフォルトでは、Cisco UCS は、イーサネット アダプタ ポリシーとファイバ チャネル アダプタ ポリシーのセットを提供します。 これらのポリシーには、サポートされている各サーバ オペレーティング システムにおける推奨設定が含まれています。 オペレーティング システムはこれらのポリシーに影響されます。 通常、ストレージ ベンダーはデフォルト以外のアダプタ設定を要求します。 ベンダーが提供しているサポート リストで必須設定の詳細を確認できます。
該当するオペレーティング システムには、これらのポリシーの値を使用することを推奨します。 シスコのテクニカル サポートで指示されない限り、デフォルトのポリシーの値は変更しないでください。
ただし、(デフォルトの Windows のアダプタ ポリシーを使用する代わりに)Windows OS のイーサネット アダプタ ポリシーを作成する場合は、次の式を使用して Windows で動作する値を計算します。
たとえば、送信キューが 1 で受信キューが 8 の場合、
ヒント |
領域のフィールドが表示されない場合は、見出しの右側の [Expand] アイコンをクリックします。 |
Cisco UCS Manager には、Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.x および SUSE Linux Enterprise Server バージョン 11.x での Multiple Receive Queue Support(MRQS)機能向けの eNIC サポートが含まれます。
ステップ 1 |
イーサネット アダプタ ポリシーを作成します。
イーサネット アダプタ ポリシーの作成を参照してください。 |
ステップ 2 |
eNIC ドライバ バージョン 2.1.1.35 以降をインストールします。 『Cisco UCS Virtual Interface Card Drivers for Linux Installation Guide』を参照してください。 |
ステップ 3 | サーバのリブート |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [Adapter Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するイーサネット アダプタ ポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
デフォルトの vNIC 動作ポリシーにより、サービス プロファイルに対する vNIC の作成方法を設定できます。 vNICS を手動で作成するか、自動的に作成されるようにするかを選択できます。
デフォルトの vNIC 動作ポリシーを設定して、vNIC の作成方法を定義することができます。 次のいずれかになります。
[None]:Cisco UCS Manager は、サービス プロファイルにデフォルトの vNIC を作成しません。 すべての vNIC を明示的に作成する必要があります。
[HW Inherit]:サービス プロファイルが vNIC を必要とし、何も明示的に定義されていない場合、Cisco UCS Manager はサービス プロファイルに関連付けられたサーバにインストールされたアダプタに基づいて必要な vNIC を作成します。
(注) |
vNIC のデフォルトの動作ポリシーを指定しない場合、[HW Inherit] がデフォルトで使用されます。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 |
[root] ノードを展開します。 ルート組織内のデフォルトの vNIC 動作ポリシーだけを設定できます。 サブ組織内のデフォルトの vNIC 動作ポリシーは設定できません。 |
ステップ 4 | [Default vNIC Behavior] をクリックします。 |
ステップ 5 | [General] タブの [Properties] 領域で、[Action] フィールドの次のいずれかのオプション ボタンをクリックします。 |
ステップ 6 | [Save Changes] をクリックします。 |
接続ポリシーは、ネットワーク上のサーバと LAN または SAN 間の接続およびネットワーク通信リソースを決定します。 これらのポリシーは、プールを使用してサーバに MAC アドレス、WWN、および WWPN を割り当て、サーバがネットワークとの通信に使用する vNIC および vHBA を識別します。
(注) |
これらの接続ポリシーは、サービス プロファイルおよびサービス プロファイル テンプレートに含まれ、複数のサーバを設定するために使用できるので、静的 ID を接続ポリシーで使用することはお勧めしません。 |
接続ポリシーにより、ネットワークまたはストレージ権限のないユーザがネットワークおよびストレージ接続をしているサービス プロファイルおよびサービス プロファイル テンプレートを作成および変更することが可能になります。 ただし、ユーザは接続ポリシーを作成するための適切なネットワークおよびストレージの権限が必要です。
接続ポリシーは、他のネットワークおよびストレージ構成と同じ権限を必要とします。 たとえば、接続ポリシーを作成するには、次の権限の少なくとも 1 つを有している必要があります。
接続ポリシーの作成後、ls-compute 権限を持つユーザは、そのポリシーをサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに組み込むことができます。 ただし、ls-compute 権限しかないユーザは接続ポリシーを作成できません。
次のいずれかの方法によってサービス プロファイルに対し LAN および SAN 接続を設定できます。
サービス プロファイルで参照される LAN および SAN 接続ポリシー
サービス プロファイルで作成されるローカル vNIC および vHBA
ローカル vNIC および SAN 接続ポリシー
ローカル vHBA および LAN 接続ポリシー
Cisco UCS は、接続ポリシーとサービス プロファイルのローカル vNIC および vHBA 設定間の相互排他性を維持します。 接続ポリシーとローカルに作成された vNIC または vHBA の組み合わせを使用することはできません。 サービス プロファイルに LAN 接続ポリシーを含めると、既存の vNIC 設定がすべて消去されます。また SAN 接続ポリシーを含めると、そのサービス プロファイル内の既存の vHBA 設定がすべて消去されます。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 | ||||||
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 | ||||||
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 | ||||||
ステップ 4 | [LAN Connectivity Policies] を右クリックし、[Create LAN Connectivity Policy] を選択します。 | ||||||
ステップ 5 |
[Create LAN Connectivity Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに、ポリシーの名前と説明を入力します。
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ステップ 6 | 次のどちらかを実行します。 | ||||||
ステップ 7 | vNIC を追加するには、[vNIC Table] 領域で、テーブル アイコン バーの [+] をクリックし、[Create vNIC] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。 | ||||||
ステップ 8 |
サーバで iSCSI ブートを使用する場合は、下矢印をクリックして [Add iSCSI vNICs] バーを展開し以下を行います。
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ステップ 9 | ポリシーに必要なすべての vNIC または iSCSI vNIC を作成したら、[OK] をクリックします。 |
ポリシーをサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに含めます。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | vNIC を追加するポリシーを選択します。 |
ステップ 5 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 |
ステップ 6 | [vNICs] テーブルのアイコン バーで、[Add] をクリックします。 |
ステップ 7 | [Create vNIC] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。 |
ステップ 8 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 9 | [Save Changes] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | vNIC を削除するポリシーを選択します。 |
ステップ 5 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 |
ステップ 6 | [vNICs] テーブルで、次を実行します。 |
ステップ 7 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
ステップ 8 | [Save Changes] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 | ||||||||||||||
ステップ 3 | [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 | ||||||||||||||
ステップ 4 | iSCSI vNIC を追加するポリシーを選択します。 | ||||||||||||||
ステップ 5 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 6 | [Add iSCSI vNICs] テーブルのアイコン バーで、[Add] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 7 |
[Create iSCSI vNIC] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 8 |
[iSCSI MAC Address] 領域の [MAC Address Assignment] ドロップダウン リストで、次のいずれかを選択します。
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ステップ 9 |
(任意)すべてのサービス プロファイルで使用できる MAC プールを作成する場合は、[Create MAC Pool] をクリックし、[Create MAC Pool] ウィザードでフィールドに値を入力します。 詳細については、MAC プールの作成を参照してください。 |
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ステップ 10 | [OK] をクリックします。 | ||||||||||||||
ステップ 11 | [Save Changes] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | iSCSI vNIC を削除するポリシーを選択します。 |
ステップ 5 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 |
ステップ 6 | [Add iSCSI vNICs] テーブルで、次を実行します。 |
ステップ 7 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
ステップ 8 | [Save Changes] をクリックします。 |
サービス プロファイルに含まれる LAN 接続ポリシーを削除する場合、すべての vNIC と iSCSI vNIC をそのサービス プロファイルから削除し、そのサービス プロファイルに関連付けられているサーバの LAN データ トラフィックを中断します。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
このポリシーは Cisco UCS ドメインのネットワーク制御を設定するもので、次の設定も含まれます。
Cisco Discovery Protocol(CDP)の有効化/無効化
エンドホスト モードで使用できるアップリンク ポートが存在しない場合の、仮想インターフェイス(VIF)の動作方法
関連付けられているボーダー ポートの障害時に、リモート イーサネット インターフェイス、vEthernet インターフェイス、または vFibre チャネル インターフェイスで Cisco UCS Manager が実行するアクション
ファブリック インターコネクトへのパケット送信時に、異なる MAC アドレスをサーバが使用できるかどうか
MAC 登録を VNIC ごとに実行するか、またはすべての VLAN に対して実行するか
デフォルトでは、ネットワーク制御ポリシー内の [アップリンクのアクションに失敗しました] プロパティは、リンクダウンの値を使用して設定されます。 Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードなどのアダプタの場合、このデフォルトの動作では、関連付けられたボーダ ポートに障害が発生した場合に、Cisco UCS Manager に対して vEthernet または vFibre チャネル インターフェイスをダウンさせるように指示します。 Cisco UCS CNA M72KR-Q や Cisco UCS CNA M72KR-E などの、イーサネットと FCoE トラフィックの両方をサポートする VM-FEX 非対応の統合型ネットワーク アダプタを使用する Cisco UCS システムの場合、このデフォルトの動作では、関連付けられたボーダ ポートに障害が発生した場合に、Cisco UCS Manager に対してリモート イーサネット インターフェイスをダウンさせるように指示します。 このシナリオでは、リモート イーサネット インターフェイスにバインドされている vFibre チャネル インターフェイスもダウンします。
(注) |
このセクションに記載されている VM-FEX 非対応の統合型ネットワーク アダプタのタイプが実装に含まれ、そのアダプタがイーサネットと FCoE の両方のトラフィックを処理することが予想される場合は、警告の値を使用して [アップリンクのアクションに失敗しました] プロパティを設定することをお勧めします。 ただし、この設定にすると、ボーダ ポートがダウンした場合に、イーサネット チーミング ドライバでリンク障害を検出できなくなる場合があります。 |
MAC アドレスは、ネイティブ VLAN でのみデフォルトでインストールされます。これにより、ほとんどの実装で VLAN ポート数が最大になります。
(注) |
トランキング ドライバがホスト上で実行され、インターフェイスがプロミスキャス モードになっている場合、Mac 登録モードをすべての VLAN に設定することをお勧めします。 |
Emulex 統合型ネットワークアダプタ(N20-AE0102)用の MAC アドレスベースのポート セキュリティはサポートされません。 MAC アドレスベースのポート セキュリティが有効になっている場合、ファブリック インターコネクトにより、最初にそれが学習した MAC アドレスが含まれるパケットにトラフィックが制限されます。 これは、FCoE Initialization Protocol パケットで使用される送信元 MAC アドレスか、イーサネット パケットの MAC アドレスのうち、アダプタによって最初に送信されたほうになります。 この設定により、FCoE パケットまたはイーサネット パケットのいずれかがドロップされることがあります。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 | ||||||||||||
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 | ||||||||||||
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 | ||||||||||||
ステップ 4 | [Network Control Policies] ノードを右クリックし、[Create Network Control Policy] を選択します。 | ||||||||||||
ステップ 5 |
[Create Network Control Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 6 |
[MAC Security] 領域で次の手順を実行して、ファブリック インターコネクトへのパケット送信時に、サーバが異なる MAC アドレスを使用できるかどうかを決定します。
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ステップ 7 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [Network Control Policies] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | 削除するポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
このポリシーは、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)のスヌーピングおよび IGMP クエリアの設定に使用されます。 IGMP スヌーピングは、特定のマルチキャスト伝送に含まれるべき VLAN のホストを動的に決定します。 1 つ以上の VLAN に関連付けることができるマルチキャスト ポリシーを作成、変更、削除できます。 マルチキャスト ポリシーが変更されると、そのマルチキャスト ポリシーに関連付けられたすべての VLAN が再処理され変更が適用されます。 デフォルトでは、IGMP スヌーピングがイネーブルになり、IGMP クエリアがディセーブルになります。 プライベート VLAN の場合、プライマリ VLAN にマルチキャスト ポリシーを設定できますが、Cisco NX-OS 転送の実装により、プライマリ VLAN に関連付けられている独立 VLAN には設定できません。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 | ||||||||||
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 | ||||||||||
ステップ 3 | [root] ノードを展開します。 | ||||||||||
ステップ 4 | [Multicast Policies] ノードを右クリックし、[Create Multicast Policy] を選択します。 | ||||||||||
ステップ 5 |
[Create Multicast Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 6 | [OK] をクリックします。 |
(注) |
いったん作成されたマルチキャスト ポリシーの名前は変更できません。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 | ||||||||||
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 | ||||||||||
ステップ 3 | [root] ノードを展開します。 | ||||||||||
ステップ 4 | 変更するポリシーをクリックします。 | ||||||||||
ステップ 5 |
[Work] ペインで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 6 | [Save Changes] をクリックします。 |
(注) |
VLAN にデフォルト以外の(ユーザ定義)マルチキャスト ポリシーを割り当て、そのマルチキャスト ポリシーを削除すると、関連付けられた VLAN は削除済みポリシーが再作成されるまで、デフォルトのマルチキャスト ポリシーからマルチキャスト ポリシー設定を継承します。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | [root] ノードを展開します。 |
ステップ 4 | [Multicast Policies] ノードを右クリックし、[Delete Multicast Policy] を選択します。 |
ステップ 5 | Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 |
リンク集約は、複数のネットワーク接続を並列に組み合わせて、スループットを向上させ、冗長性を実現します。 Link Aggregation Control Protocol(LACP)は、これらのリンク集約グループにさらに利点をもたらします。 Cisco UCS Manager では、LACP ポリシーを使用して LACP プロパティを設定することができます。
LACP ポリシーに対して次を設定できます。
[Suspended-individual]:LACP のアップストリーム スイッチでポートを設定しない場合、ファブリック インターコネクトは、すべてのポートをアップリンク イーサネット ポートとして扱い、パケットを転送します。 LACP ポートを中断状態にして、ループを避けることができます。 LACP があるポート チャネルで個別中断を設定すると、ポート チャネルの一部であるポートがピア ポートから PDU を受信しない場合、中断状態になります。
[Timer values]:高速レートまたは標準レートを設定できます。 高速レートの設定では、ポートはピア ポートから毎秒 1 つの PDU を受信することが見込まれています。 このタイムアウトは 3 秒です。 標準レートの設定では、ポートは 30 秒ごとに 1 つの PDU を受信することが見込まれています。 このタイムアウトは 90 秒です。
システムは、デフォルトの LACP ポリシーを起動時に作成します。 このポリシーを変更するか、新規に作成できます。 また、複数のポート チャネルに 1 つの LACP ポリシーを適用することもできます。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 |
ステップ 4 | [Work] ペインで、[LACP Policies] タブをクリックし、[+] 記号をクリックします。 |
ステップ 5 | [Create LACP Policy] ダイアログボックスで、必須フィールドに入力します。 |
ステップ 6 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 |
ステップ 4 | [Work] ペインの [LACP Policies] タブで、編集するポリシーをクリックします。 |
ステップ 5 | 右側の [Properties] アイコンをクリックします。 |
ステップ 6 | [Properties] ダイアログボックスで、必要な変更を行い、[Apply] をクリックします。 |
ステップ 7 | [OK] をクリックします。 |
UniDirectional Link Detection(UDLD)は、光ファイバまたはツイストペア イーサネット ケーブルを通して接続されたデバイスからケーブルの物理設定をモニタリングしたり、単一方向リンクの存在を検出できるようにするためのレイヤ 2 プロトコルです。 このプロトコルが単一方向リンクを正常に識別してディセーブルにするには、接続されたすべてのデバイスで UDLD プロトコルがサポートされている必要があります。 UDLD は、単一方向リンクを検出するとそのリンクを単方向としてマークします。 単一方向リンクは、スパニングツリー トポロジ ループをはじめ、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
UDLD はレイヤ 1 メカニズムと動作し、リンクの物理ステータスを決定します。 レイヤ 1 では、物理的シグナリングおよび障害検出は、自動ネゴシエーションによって処理されます。 UDLD は、ネイバーの ID の検知、誤って接続されたインターフェイスのシャットダウンなど、自動ネゴシエーションでは実行不可能な処理を実行します。 自動ネゴシエーションと UDLD の両方をイネーブルにすると、レイヤ 1 と 2 の検出機能が連動し、物理的および論理的な単一方向接続、および他のプロトコルの誤動作を防止します。
ローカル デバイスが送信したトラフィックをネイバーが受信するにもかかわらず、ネイバーから送信されたトラフィックをローカル デバイスが受信しない場合に、単一方向リンクが発生します。
UDLD は、ノーマル(デフォルト)とアグレッシブの 2 つの動作モードをサポートしています。 通常モードの UDLD は、光ファイバ接続におけるインターフェイスの誤った接続による単一方向リンクを検出できます。 アグレッシブ モードの UDLD は、光ファイバ リンクおよびツイストペア リンク上の片方向トラフィックと、光ファイバ リンク上のインターフェイスの誤った接続による単一方向リンクも検出できます。
通常モードの UDLD は、光ファイバ インターフェイスの光ファイバが誤って接続されている場合に単一方向リンクを検出しますが、レイヤ 1 メカニズムは、この誤った接続を検出しません。 インターフェイスが正しく接続されていてもトラフィックが片方向である場合、単一方向リンクを検出するはずのレイヤ 1 メカニズムがこの状況を検出できないため、UDLD は単一方向リンクを検出できません。 この場合、論理リンクは不明となり、UDLD はインターフェイスをディセーブルにしません。 UDLD が通常モードのときに、ペアの一方の光ファイバが切断されており、自動ネゴシエーションがアクティブであると、レイヤ 1 メカニズムはリンクの物理的な問題を検出しないため、リンクは稼働状態でなくなります。 この場合は、UDLD は何のアクションも行わず、論理リンクは不確定と見なされます。
デフォルトでは、UDLD アグレッシブ モードはディセーブルになっています。 UDLD アグレッシブ モードは、そのモードをサポートするネットワーク デバイス間のポイントツーポイントのリンク上に限って設定してください。 UDLD アグレッシブ モードをイネーブルに設定した場合、UDLD ネイバー関係が設定されている双方向リンク上のポートが UDLD パケットを受信しなくなったとき、UDLD はネイバーとの接続を再確立しようとし、影響を受けたポートを管理上シャットダウンします。 アグレッシブ モードの UDLD は、2 つのデバイス間の障害発生が許されないポイントツーポイント リンクの単一方向リンクも検出できます。 また、次のいずれかの問題が発生している場合に、単一方向リンクも検出できます。
UDLD は 2 つのメカニズムを使用して動作します。
ネイバー データベース メンテナンス
UDLD は、すべてのアクティブ インターフェイスで Hello パケット(別名アドバタイズメントまたはプローブ)を定期的に送信して、他の UDLD 対応ネイバーについて学習し、各デバイスがネイバーに関しての最新情報を維持できるようにします。 スイッチが hello メッセージを受信すると、エージング タイム(ホールド タイムまたは存続可能時間)が経過するまで、情報をキャッシュします。 古いキャッシュ エントリの期限が切れる前に、スイッチが新しい hello メッセージを受信すると、古いエントリが新しいエントリで置き換えられます。
UDLD は、インターフェイスがディセーブルで UDLD が実行中の場合、UDLD がインターフェイスでディセーブルの場合、またはスイッチがリセットされている場合は、設定変更によって影響を受けるインターフェイスへのすべての既存のキャッシュ エントリをクリアします。 UDLD は、ステータス変更の影響を受けるキャッシュの一部をフラッシュするようにネイバーに通知するメッセージを 1 つまたは複数送信します。 このメッセージは、キャッシュを継続的に同期するためのものです。
イベントドリブン検出およびエコー
UDLD は検出メカニズムとしてエコーを利用します。 UDLD デバイスが新しいネイバーを学習するか、または同期していないネイバーから再同期要求を受信すると、接続の UDLD デバイス側の検出ウィンドウを再起動して、エコー メッセージを返送します。 この動作はすべての UDLD ネイバーに対して同様に行われるため、エコー送信側では返信エコーを受信するように待機します。
検出ウィンドウが終了し、有効な応答メッセージが受信されなかった場合、リンクは、UDLD モードに応じてシャットダウンされることがあります。 UDLD が通常モードにある場合、リンクは不確定と見なされ、シャットダウンされない場合があります。 UDLD がアグレッシブ モードのときは、リンクは単一方向であると見なされ、インターフェイスはシャットダウンされます。
通常モードにある UDLD が、アドバタイズまたは検出段階にあり、すべてのネイバーのキャッシュ エントリが期限切れになると、UDLD はリンク起動シーケンスを再起動し、未同期の可能性のあるネイバーとの再同期を行います。
アグレッシブ モードをイネーブルにしていて、ポートのすべてのネイバーがアドバタイズまたは検出段階で期限切れになると、UDLD はリンク起動シーケンスを再起動し、未同期の可能性のあるネイバーとの再同期を行います。 高速な一連のメッセージの送受信後に、リンク ステートが不確定のままの場合、UDLD はポートをシャットダウンします。
次のガイドラインと推奨事項は、UDLD を設定する場合に適用されます。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 | ||||||
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 | ||||||
ステップ 3 | [Link Profile] ノードを右クリックし、[Create Link Profile] を選択します。 | ||||||
ステップ 4 |
[Create Link Profile] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 5 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 | ||||||||
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 | ||||||||
ステップ 3 | [UDLD Link Policy] ノードを右クリックし、[Create UDLD Link Policy] を選択します。 | ||||||||
ステップ 4 |
[Create UDLD Link Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
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ステップ 5 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 | ||||||||
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 | ||||||||
ステップ 3 | [LAN] タブで、 を展開します。 | ||||||||
ステップ 4 | [Link Protocol Policy] ノードを展開し、[UDLD System Settings] をクリックします。 | ||||||||
ステップ 5 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 | ||||||||
ステップ 6 |
[Properties] 領域で、次の 1 つ以上のフィールドを変更します。
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ステップ 7 | [Save Changes] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | ポート チャネルのノードを展開し、リンク プロファイルを割り当てる Eth インターフェイスをクリックします。 |
ステップ 4 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 |
ステップ 5 | [Properties] 領域で、割り当てるリンク プロファイルを選択します。 |
ステップ 6 | [Save Changes] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | リンク プロファイルを割り当てる Eth インターフェイスをクリックします。 |
ステップ 4 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 |
ステップ 5 | [Properties] 領域で、割り当てるリンク プロファイルを選択します。 |
ステップ 6 | [Save Changes] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [SAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | FCoE ポート チャネルのノードを展開し、リンク プロファイルを割り当てる FCoE インターフェイスをクリックします。 |
ステップ 4 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 |
ステップ 5 | [Properties] 領域で、割り当てるリンク プロファイルを選択します。 |
ステップ 6 | [Save Changes] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [SAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [SAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | リンク プロファイルを割り当てる FC0E インターフェイスをクリックします。 |
ステップ 4 | [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 |
ステップ 5 | [Properties] 領域で、割り当てるリンク プロファイルを選択します。 |
ステップ 6 | [Save Changes] をクリックします。 |
Cisco UCS Manager Manager では、vNIC に対し VMQ 接続ポリシーを設定することができます。 VMQ により、全体の管理オペレーティング システムへのネットワーク パフォーマンスが向上します。 VMQ vNIC 接続ポリシーを設定するには、次の手順が必要です。
サーバのサービス プロファイルで VMQ vNIC を設定する場合は、サーバ内の少なくとも 1 個のアダプタが VMQ をサポートする必要があります。 以下のアダプタのうち少なくとも 1 つがサーバにインストールされていることを確認してください。
以下は VMQ でサポートされるオペレーティング システムです。
サービス プロファイルで一度に適用できる vNIC 接続ポリシーは 1 つだけです。 vNIC に対しダイナミック、usNIC または VMQ 接続ポリシーなどの 3 つのオプションのうち 1 つを選択してください。 VMQ vNIC がサービス プロファイルで設定されている場合、次の設定がされていること確認してください。
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [LAN] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 |
ステップ 4 | [VMQ Connection Policies] ノードを右クリックし、[Create VMQ Connection Policy] を選択します。 |
ステップ 5 |
[Create VMQ Connection Policy] ダイアログボックスで、必要な情報を指定します。 割り込み回数は、32 または 64 など、サーバ内の論理プロセッサの数以上である必要があります。 |
ステップ 6 | [OK] をクリックします。 |
ステップ 1 | [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 |
ステップ 2 | [Servers] タブで、 を展開します。 |
ステップ 3 | vNIC 名をクリックして、[work] ペインでプロパティを表示します。 |
ステップ 4 | [Connection Policies] セクションで、[VMQ] のオプション ボタンを選択し、ドロップダウンから [VMQ Connection Policy] を選択します。 [Properties] 領域で、この vNIC の [Vitalization Preference] は [VMQ] に変わります。 |
目次
- ネットワーク関連ポリシーの設定
- vNIC テンプレートの設定
- vNIC テンプレート
- vNIC テンプレートの作成
- vNIC テンプレートへの vNIC のバインディング
- vNIC テンプレートからの vNIC のバインド解除
- vNIC テンプレートの削除
- イーサネット アダプタ ポリシーの設定
- イーサネットおよびファイバ チャネル アダプタ ポリシー
- イーサネット アダプタ ポリシーの作成
- Linux オペレーティング システムで MRQS 用の eNIC サポートをイネーブル化するためのイーサネット アダプタ ポリシーの設定
- イーサネット アダプタ ポリシーの削除
- デフォルトの vNIC 動作ポリシーの設定
- デフォルトの vNIC 動作ポリシー
- デフォルトの vNIC 動作ポリシーの設定
- LAN 接続ポリシーの設定
- LAN および SAN 接続ポリシー
- LAN および SAN の接続ポリシーに必要な権限
- サービス プロファイルと接続ポリシー間の相互作用
- LAN 接続ポリシーの作成
- LAN 接続ポリシー用の vNIC の作成
- LAN 接続ポリシーからの vNIC の削除
- LAN 接続ポリシー用の iSCSI vNIC の作成
- LAN 接続ポリシーからの iSCSI vNIC の削除
- LAN 接続ポリシーの削除
- ネットワーク制御ポリシーの設定
- ネットワーク制御ポリシー
- ネットワーク制御ポリシーの作成
- ネットワーク制御ポリシーの削除
- マルチキャスト ポリシーの設定
- マルチキャスト ポリシー
- マルチキャスト ポリシーの作成
- マルチキャスト ポリシーの変更
- マルチキャスト ポリシーの削除
- LACP ポリシー
- LACP ポリシーの作成
- LACP ポリシーの変更
- UDLD リンク ポリシーの設定
- UDLD の概要
- UDLD 設定時の注意事項
- リンク プロファイルの作成
- UDLD リンク ポリシーの作成
- UDLD システム設定の変更
- リンク プロファイルのポート チャネル イーサネット インターフェイスへの割り当て
- リンク プロファイルのアップリンク イーサネット インターフェイスへの割り当て
- リンク プロファイルのポート チャネル FCoE インターフェイスへの割り当て
- リンク プロファイルのアップリンク FCoE インターフェイスへの割り当て
- VMQ 接続ポリシーの設定
- VMQ 接続ポリシー
- VMQ 接続ポリシーの作成
- vNIC への活性化プリファレンスの割り当て
この章は、次の内容で構成されています。
- vNIC テンプレートの設定
- イーサネット アダプタ ポリシーの設定
- デフォルトの vNIC 動作ポリシーの設定
- LAN 接続ポリシーの設定
- ネットワーク制御ポリシーの設定
- マルチキャスト ポリシーの設定
- UDLD リンク ポリシーの設定
- VMQ 接続ポリシーの設定
vNIC テンプレート
このポリシーは、サーバ上の vNIC が LAN に接続する方法を定義します。 このポリシーは、vNIC LAN 接続ポリシーとも呼ばれます。
Cisco UCS Manager は、vNIC テンプレートを作成する際に正しい設定で VM-FEX ポート プロファイルを自動的には作成しません。 VM-FEX ポート プロファイルを作成するには、vNIC テンプレートのターゲットを VM として設定する必要があります。
このポリシーを有効にするには、このポリシーをサービス プロファイルに含める必要があります。
(注)
サーバに 2 つの Emulex NIC または QLogic NIC(Cisco UCS CNA M71KR-E または Cisco UCS CNA M71KR-Q)がある場合は、両方の NIC にユーザ定義の MAC アドレスが取得されるように、サービス プロファイルで両方のアダプタの vNIC ポリシーを設定する必要があります。 両方の NIC のポリシーを設定しない場合でも、Windows は PCI バス上で両方の NIC を検出します。 そうすると、第 2 のイーサネットはサービス プロファイルの一部ではないため、Windows はハードウェア MAC アドレスを割り当てます。 その後でサービス プロファイルを異なるサーバに移動すると、Windows によって追加の NIC が検出されますが、これは 1 つの NIC でユーザ定義の MAC アドレスが取得されなかったためです。
vNIC テンプレートの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [vNIC Templates] ノードを右クリックし、[Create vNIC Template] を選択します。 ステップ 5 [Create vNIC Template] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。
ステップ 6 [OK] をクリックします。
次の作業
vNIC テンプレートをサービス プロファイルに含めます。
vNIC テンプレートへの vNIC のバインディング
手順サービス プロファイルと関連付けられた vNIC を vNIC テンプレートにバインドすることができます。 vNIC を vNIC テンプレートにバインドした場合、Cisco UCS Manager により、vNIC テンプレートで定義された値を使って vNIC が設定されます。 既存の vNIC 設定が vNIC テンプレートと一致しない場合、Cisco UCS Manager により vNIC が再設定されます。 バインドされた vNIC の設定は、関連付けられた vNIC テンプレートを使用してのみ変更できます。 vNIC を含むサービス プロファイルがすでにサービス プロファイル テンプレートにバインドされている場合、vNIC を vNIC テンプレートにバインドできません。
重要:再設定されている vNIC をテンプレートにバインドした場合、Cisco UCS Manager により、サービス プロファイルと関連付けられているサーバがリブートされます。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 バインドする vNIC を備えた サービス プロファイル が含まれている組織のノードを展開します。 システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。
ステップ 4 を展開します。 ステップ 5 テンプレートにバインドする vNIC をクリックします。 ステップ 6 [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 ステップ 7 [Actions] 領域で、[Bind to a Template] をクリックします。 ステップ 8 [Bind to a vNIC Template] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。 ステップ 9 警告ダイアログボックスで [Yes] をクリックすることで、バインディングによって vNIC の再設定が生じた場合に Cisco UCS Manager でサーバのリブートが必要になる場合があることを確認します。
vNIC テンプレートからの vNIC のバインド解除
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 バインドを解除する vNIC を備えた サービス プロファイル が含まれている組織のノードを展開します。 システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。
ステップ 4 を展開します。 ステップ 5 テンプレートからバインドを解除する vNIC をクリックします。 ステップ 6 [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 ステップ 7 [Actions] 領域で [Unbind from a Template] をクリックします。 ステップ 8 Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。
イーサネットおよびファイバ チャネル アダプタ ポリシー
このようなポリシーは、アダプタのトラフィック処理方法など、ホスト側のアダプタの動作を制御します。 たとえば、このようなポリシーを使用して、次のデフォルト設定を変更できます。
(注)
ファイバ チャネル アダプタ ポリシーの場合は、Cisco UCS Manager で表示される値が QLogic SANsurfer などのアプリケーションで表示される値と一致しない場合があります。 たとえば、次の値は、SANsurfer と Cisco UCS Manager で明らかに異なる場合があります。
ターゲットごとの最大 LUN:SANsurfer の最大 LUN は 256 であり、この数値を超える値は表示されません。 Cisco UCS Manager でサポートされている最大 LUN 数はこれよりも大きくなっています。
リンク ダウン タイムアウト:SANsurfer では、リンク ダウンのタイムアウトしきい値を秒単位で設定します。 Cisco UCS Manager では、この値をミリ秒で設定します。 したがって、Cisco UCS Manager で 5500 ミリ秒と設定された値は、SANsurfer では 5 秒として表示されます。
最大データ フィールド サイズ:SANsurfer で許可される値は 512、1024、および 2048 です。 Cisco UCS Manager では、任意のサイズの値を設定できます。 したがって、Cisco UCS Manager で 900 と設定された値は、SANsurfer では 512 として表示されます。
オペレーティング システム固有のアダプタ ポリシー
デフォルトでは、Cisco UCS は、イーサネット アダプタ ポリシーとファイバ チャネル アダプタ ポリシーのセットを提供します。 これらのポリシーには、サポートされている各サーバ オペレーティング システムにおける推奨設定が含まれています。 オペレーティング システムはこれらのポリシーに影響されます。 通常、ストレージ ベンダーはデフォルト以外のアダプタ設定を要求します。 ベンダーが提供しているサポート リストで必須設定の詳細を確認できます。
重要:該当するオペレーティング システムには、これらのポリシーの値を使用することを推奨します。 シスコのテクニカル サポートで指示されない限り、デフォルトのポリシーの値は変更しないでください。
ただし、(デフォルトの Windows のアダプタ ポリシーを使用する代わりに)Windows OS のイーサネット アダプタ ポリシーを作成する場合は、次の式を使用して Windows で動作する値を計算します。
- 完了キュー = 送信キュー + 受信キュー
- 割り込み回数 = (完了キュー + 2) 以上である 2 のべき乗の最小値
たとえば、送信キューが 1 で受信キューが 8 の場合、
- 完了キュー = 1 + 8 = 9
- 割り込み回数 = (9 + 2) 以上の 2 のべき乗の最小値 = 16
イーサネット アダプタ ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [Servers] タブをクリックします。 ステップ 2 [Servers] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [Adapter Policies] を右クリックし、[Create Ethernet Adapter Policy] を選択します。 ステップ 5 次のフィールドに、ポリシーの名前および説明を入力します。
名前 説明 [名前] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
[説明] フィールド
ポリシーの説明。 ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。
256 文字以下で入力します。 次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(円記号)、^(カラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または'(一重引用符)は使用できません。
[Owner] フィールド
次のいずれかになります。
ステップ 6 (任意)[Resources] 領域で、次の値を調整します。
名前 説明 [Transmit Queues] フィールド
割り当てる送信キュー リソースの数。
1 ~ 256 の整数を入力します。
[Ring Size] フィールド
各送信キュー内の記述子の数。
64 ~ 4096 の整数を入力します。
[Receive Queues] フィールド
割り当てる受信キュー リソースの数。
1 ~ 256 の整数を入力します。
[Ring Size] フィールド
各受信キュー内の記述子の数。
64 ~ 4096 の整数を入力します。
[Completion Queues] フィールド
割り当てる完了キュー リソースの数。 通常、割り当てなければならない完了キュー リソースの数は、送信キュー リソースの数に受信キュー リソースの数を加えたものと等しくなります。
1 ~ 512 の整数を入力します。
[Interrupts] フィールド
割り当てる割り込みリソースの数。 通常、この値は、完了キュー リソースの数と同じにします。
1 ~ 514 の整数を入力します。
ステップ 7 (任意)[Options] 領域で、次の値を調整します。
名前 説明 [Transmit Checksum Offload] フィールド
次のいずれかになります。
[Disabled]:CPU ですべてのパケット チェックサムが計算されます。
[Enabled]:チェックサムを計算できるように、CPU からすべてのパケットがハードウェアに送信されます。 このオプションにより、CPU のオーバーヘッドが削減される可能性があります。
(注) このオプションは、インターフェイスから送信されるパケットにのみ影響します。
[Receive Checksum Offload] フィールド
次のいずれかになります。
[Disabled]:CPU ですべてのパケット チェックサムが検証されます。
[Enabled]:CPU からすべてのパケット チェックサムが検証のためにハードウェアへ送信されます。 このオプションにより、CPU のオーバーヘッドが削減される可能性があります。
(注) このオプションは、インターフェイスから送信されるパケットにのみ影響します。
[TCP Segmentation Offload] フィールド
次のいずれかになります。
[Disabled]:大きい TCP パケットが CPU で分割されます。
[Enabled]:大きい TCP パケットが、CPU からハードウェアに送信されて分割されます。 このオプションにより、CPU のオーバーヘッドが削減され、スループット率が向上する可能性があります。
(注) このオプションは、Large Send Offload(LSO)とも呼ばれ、インターフェイスから送信されるパケットにのみ影響します。
[TCP Large Receive Offload] フィールド
次のいずれかになります。
[Disabled]:CPU ですべての大きいパケットが処理されます。
[Enabled]:すべての分割パケットが、CPU に送信される前にハードウェアによって再構築されます。 このオプションにより、CPU の使用率が削減され、インバウンドのスループットが増加する可能性があります。
(注) このオプションは、インターフェイスから送信されるパケットにのみ影響します。
[Receive Side Scaling] フィールド
RSS により、マルチプロセッサ システムにおいてネットワークの受信処理が複数の CPU に分散されます。 次のいずれかになります。
[Accelerated Receive Flow Steering] フィールド
ローカル CPU で実行する必要があるフローのパケット処理。 これは Linux オペレーティング システムのみでサポートされます。 次のいずれかになります。
[Failback Timeout] フィールド
セカンダリ インターフェイスを使用して vNIC が始動した後、その vNIC のプライマリ インターフェイスが再びシステムで使用されるには、プライマリ インターフェイスが一定時間使用可能な状態になっている必要があり、その時間の長さをこの設定で制御します。
0 ~ 600 の範囲の秒数を入力します。
[Interrupt Mode] フィールド
優先ドライバ割り込みモード。 次のいずれかになります。
[Interrupt Coalescing Type] フィールド
次のいずれかになります。
[Interrupt Timer] フィールド
割り込み間の待機時間、または割り込みが送信される前に必要な休止期間。
1 ~ 65535 の値を入力します。 割り込み調停をオフにするには、このフィールドに 0(ゼロ)を入力します。
ステップ 8 [OK] をクリックします。 ステップ 9 Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。
Linux オペレーティング システムで MRQS 用の eNIC サポートをイネーブル化するためのイーサネット アダプタ ポリシーの設定
手順Cisco UCS Manager には、Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.x および SUSE Linux Enterprise Server バージョン 11.x での Multiple Receive Queue Support(MRQS)機能向けの eNIC サポートが含まれます。
ステップ 1 イーサネット アダプタ ポリシーを作成します。 イーサネット アダプタ ポリシーを作成する場合は、次のパラメータを使用します。イーサネット アダプタ ポリシーの作成を参照してください。
ステップ 2 eNIC ドライバ バージョン 2.1.1.35 以降をインストールします。 『Cisco UCS Virtual Interface Card Drivers for Linux Installation Guide』を参照してください。
ステップ 3 サーバのリブート
デフォルトの vNIC 動作ポリシー
デフォルトの vNIC 動作ポリシーにより、サービス プロファイルに対する vNIC の作成方法を設定できます。 vNICS を手動で作成するか、自動的に作成されるようにするかを選択できます。
デフォルトの vNIC 動作ポリシーを設定して、vNIC の作成方法を定義することができます。 次のいずれかになります。
[None]:Cisco UCS Manager は、サービス プロファイルにデフォルトの vNIC を作成しません。 すべての vNIC を明示的に作成する必要があります。
[HW Inherit]:サービス プロファイルが vNIC を必要とし、何も明示的に定義されていない場合、Cisco UCS Manager はサービス プロファイルに関連付けられたサーバにインストールされたアダプタに基づいて必要な vNIC を作成します。
(注)
vNIC のデフォルトの動作ポリシーを指定しない場合、[HW Inherit] がデフォルトで使用されます。
デフォルトの vNIC 動作ポリシーの設定
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [root] ノードを展開します。 ルート組織内のデフォルトの vNIC 動作ポリシーだけを設定できます。 サブ組織内のデフォルトの vNIC 動作ポリシーは設定できません。
ステップ 4 [Default vNIC Behavior] をクリックします。 ステップ 5 [General] タブの [Properties] 領域で、[Action] フィールドの次のいずれかのオプション ボタンをクリックします。 ステップ 6 [Save Changes] をクリックします。
LAN および SAN の接続ポリシーに必要な権限
サービス プロファイルと接続ポリシー間の相互作用
次のいずれかの方法によってサービス プロファイルに対し LAN および SAN 接続を設定できます。
サービス プロファイルで参照される LAN および SAN 接続ポリシー
サービス プロファイルで作成されるローカル vNIC および vHBA
ローカル vNIC および SAN 接続ポリシー
ローカル vHBA および LAN 接続ポリシー
Cisco UCS は、接続ポリシーとサービス プロファイルのローカル vNIC および vHBA 設定間の相互排他性を維持します。 接続ポリシーとローカルに作成された vNIC または vHBA の組み合わせを使用することはできません。 サービス プロファイルに LAN 接続ポリシーを含めると、既存の vNIC 設定がすべて消去されます。また SAN 接続ポリシーを含めると、そのサービス プロファイル内の既存の vHBA 設定がすべて消去されます。
LAN 接続ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [LAN Connectivity Policies] を右クリックし、[Create LAN Connectivity Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create LAN Connectivity Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに、ポリシーの名前と説明を入力します。
名前 説明 [名前] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
[説明] フィールド
ポリシーの説明。 ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。
256 文字以下で入力します。 次を除く任意の文字またはスペースを使用できます。`(アクセント記号)、\(円記号)、^(カラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または'(一重引用符)は使用できません。
ステップ 6 次のどちらかを実行します。 ステップ 7 vNIC を追加するには、[vNIC Table] 領域で、テーブル アイコン バーの [+] をクリックし、[Create vNIC] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。 ステップ 8 サーバで iSCSI ブートを使用する場合は、下矢印をクリックして [Add iSCSI vNICs] バーを展開し以下を行います。
ステップ 9 ポリシーに必要なすべての vNIC または iSCSI vNIC を作成したら、[OK] をクリックします。
次の作業
ポリシーをサービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに含めます。
LAN 接続ポリシー用の vNIC の作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 ステップ 4 vNIC を追加するポリシーを選択します。 ステップ 5 [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 ステップ 6 [vNICs] テーブルのアイコン バーで、[Add] をクリックします。 ステップ 7 [Create vNIC] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。 ステップ 8 [OK] をクリックします。 ステップ 9 [Save Changes] をクリックします。
LAN 接続ポリシーからの vNIC の削除
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 ステップ 4 vNIC を削除するポリシーを選択します。 ステップ 5 [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 ステップ 6 [vNICs] テーブルで、次を実行します。 ステップ 7 Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 ステップ 8 [Save Changes] をクリックします。
LAN 接続ポリシー用の iSCSI vNIC の作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 ステップ 4 iSCSI vNIC を追加するポリシーを選択します。 ステップ 5 [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 ステップ 6 [Add iSCSI vNICs] テーブルのアイコン バーで、[Add] をクリックします。 ステップ 7 [Create iSCSI vNIC] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Name] フィールド
iSCSI vNIC の名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
[Overlay vNIC] ドロップダウン リスト
この iSCSI vNIC と関連付けられた LAN vNIC(存在する場合)。
[iSCSI Adapter Policy] ドロップダウン リスト
この iSCSI vNIC と関連付けられた iSCSI アダプタ ポリシー(存在する場合)
[Create iSCSI Adapter Policy] リンク
すべての iSCSI vNIC で使用可能な新しい iSCSI アダプタを作成するには、このリンクをクリックします。
[VLAN] ドロップダウン リスト
この iSCSI vNIC に関連付けられた仮想 LAN。 デフォルトの VLAN は、default です。
(注) Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードおよび Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カードの場合、指定する VLAN はオーバーレイ vNIC のネイティブ VLAN と同じである必要があります。
Cisco UCS M51KR-B Broadcom BCM57711の場合、指定した VLAN は、オーバーレイ vNIC に割り当てられたどの VLAN でも設定できます。
ステップ 8 [iSCSI MAC Address] 領域の [MAC Address Assignment] ドロップダウン リストで、次のいずれかを選択します。
MAC アドレスの割り当てを解除したままにして、[Select (None used by default)] を選択します。 このサービス プロファイルに関連付けられるサーバが Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カード または Cisco UCS VIC-1240 仮想インターフェイス カードを含む場合、このオプションを選択します。
重要:このサービス プロファイルに関連付けられたサーバに Cisco UCS NIC M51KR-Bが含まれる場合、MAC アドレスを指定する必要があります。
特定の MAC アドレスを使用する場合、[00:25:B5:XX:XX:XX] を選択し、アドレスを [MAC Address] フィールドに入力します。 このアドレスが使用可能であることを確認するには、対応するリンクをクリックします。
プール内の MAC アドレスを使用する場合は、リストからプール名を選択します。 各プール名の後には、数字のペアが括弧で囲まれています。 最初の数字はそのプール内の使用可能な MAC アドレスの数であり、2 番めの数字はそのプール内の MAC アドレスの合計数です。
この Cisco UCS ドメインが Cisco UCS Central に登録されている場合、プール カテゴリが 2 つ存在することがあります。 ドメイン プールは Cisco UCS ドメインでローカルに定義され、グローバル プールは、Cisco UCS Central で定義されます。
ステップ 9 (任意)すべてのサービス プロファイルで使用できる MAC プールを作成する場合は、[Create MAC Pool] をクリックし、[Create MAC Pool] ウィザードでフィールドに値を入力します。 詳細については、MAC プールの作成を参照してください。
ステップ 10 [OK] をクリックします。 ステップ 11 [Save Changes] をクリックします。
LAN 接続ポリシーからの iSCSI vNIC の削除
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 ステップ 4 iSCSI vNIC を削除するポリシーを選択します。 ステップ 5 [Work] ペインの [General] タブをクリックします。 ステップ 6 [Add iSCSI vNICs] テーブルで、次を実行します。 ステップ 7 Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。 ステップ 8 [Save Changes] をクリックします。
LAN 接続ポリシーの削除
手順サービス プロファイルに含まれる LAN 接続ポリシーを削除する場合、すべての vNIC と iSCSI vNIC をそのサービス プロファイルから削除し、そのサービス プロファイルに関連付けられているサーバの LAN データ トラフィックを中断します。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [LAN Connectivity Policies] ノードを展開します。 ステップ 4 削除するポリシーを右クリックし、[Delete] を選択します。 ステップ 5 Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。
ネットワーク制御ポリシー
このポリシーは Cisco UCS ドメインのネットワーク制御を設定するもので、次の設定も含まれます。
Cisco Discovery Protocol(CDP)の有効化/無効化
エンドホスト モードで使用できるアップリンク ポートが存在しない場合の、仮想インターフェイス(VIF)の動作方法
関連付けられているボーダー ポートの障害時に、リモート イーサネット インターフェイス、vEthernet インターフェイス、または vFibre チャネル インターフェイスで Cisco UCS Manager が実行するアクション
ファブリック インターコネクトへのパケット送信時に、異なる MAC アドレスをサーバが使用できるかどうか
MAC 登録を VNIC ごとに実行するか、またはすべての VLAN に対して実行するか
[アップリンクのアクションに失敗しました] プロパティ
デフォルトでは、ネットワーク制御ポリシー内の [アップリンクのアクションに失敗しました] プロパティは、リンクダウンの値を使用して設定されます。 Cisco UCS M81KR 仮想インターフェイス カードなどのアダプタの場合、このデフォルトの動作では、関連付けられたボーダ ポートに障害が発生した場合に、Cisco UCS Manager に対して vEthernet または vFibre チャネル インターフェイスをダウンさせるように指示します。 Cisco UCS CNA M72KR-Q や Cisco UCS CNA M72KR-E などの、イーサネットと FCoE トラフィックの両方をサポートする VM-FEX 非対応の統合型ネットワーク アダプタを使用する Cisco UCS システムの場合、このデフォルトの動作では、関連付けられたボーダ ポートに障害が発生した場合に、Cisco UCS Manager に対してリモート イーサネット インターフェイスをダウンさせるように指示します。 このシナリオでは、リモート イーサネット インターフェイスにバインドされている vFibre チャネル インターフェイスもダウンします。
(注)
このセクションに記載されている VM-FEX 非対応の統合型ネットワーク アダプタのタイプが実装に含まれ、そのアダプタがイーサネットと FCoE の両方のトラフィックを処理することが予想される場合は、警告の値を使用して [アップリンクのアクションに失敗しました] プロパティを設定することをお勧めします。 ただし、この設定にすると、ボーダ ポートがダウンした場合に、イーサネット チーミング ドライバでリンク障害を検出できなくなる場合があります。
ネットワーク制御ポリシーの作成
手順Emulex 統合型ネットワークアダプタ(N20-AE0102)用の MAC アドレスベースのポート セキュリティはサポートされません。 MAC アドレスベースのポート セキュリティが有効になっている場合、ファブリック インターコネクトにより、最初にそれが学習した MAC アドレスが含まれるパケットにトラフィックが制限されます。 これは、FCoE Initialization Protocol パケットで使用される送信元 MAC アドレスか、イーサネット パケットの MAC アドレスのうち、アダプタによって最初に送信されたほうになります。 この設定により、FCoE パケットまたはイーサネット パケットのいずれかがドロップされることがあります。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [Network Control Policies] ノードを右クリックし、[Create Network Control Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create Network Control Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [名前] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
このオプションにより、このポリシーがを含むサービス プロファイルと関連付けられたサーバ上で Cisco Discovery Protocol(CDP)をイネーブルにするかどうか決定されます。 次のいずれかになります。
[MAC Register Mode] フィールド
アダプタ登録された MAC アドレスが、インターフェイスに関連付けられたネイティブ VLAN だけに追加されるか、それともインターフェイスに関連付けられたすべての VLAN に追加されるか。 次のいずれかになります。
このオプションにより、ファブリック インターコネクトがエンドホスト モードのときに、使用可能なアップリンク ポートがないと、VIF がどのように動作するか決定されます。 次のいずれかになります。
[Link Down]:ファブリック インターコネクト上でアップリンク接続が失われたときに vNIC の動作状態をダウンに変更します。vNIC のファブリック フェールオーバーはイネーブルになります。
[Warning]:使用可能なアップリンク ポートがない場合であっても、サーバ間の接続を維持します。ファブリック インターコネクト上でアップリンク接続が失われたときのファブリック フェールオーバーはディセーブルになります。
(注) このセクションに記載されている VM-FEX 非対応の統合型ネットワーク アダプタのタイプが実装に含まれ、そのアダプタがイーサネットと FCoE の両方のトラフィックを処理することが予想される場合は、警告の値を使用して [アップリンクのアクションに失敗しました] プロパティを設定することをお勧めします。 ただし、この設定にすると、ボーダ ポートがダウンした場合に、イーサネット チーミング ドライバでリンク障害を検出できなくなる場合があります。
ステップ 6 [MAC Security] 領域で次の手順を実行して、ファブリック インターコネクトへのパケット送信時に、サーバが異なる MAC アドレスを使用できるかどうかを決定します。
ステップ 7 [OK] をクリックします。
マルチキャスト ポリシー
このポリシーは、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)のスヌーピングおよび IGMP クエリアの設定に使用されます。 IGMP スヌーピングは、特定のマルチキャスト伝送に含まれるべき VLAN のホストを動的に決定します。 1 つ以上の VLAN に関連付けることができるマルチキャスト ポリシーを作成、変更、削除できます。 マルチキャスト ポリシーが変更されると、そのマルチキャスト ポリシーに関連付けられたすべての VLAN が再処理され変更が適用されます。 デフォルトでは、IGMP スヌーピングがイネーブルになり、IGMP クエリアがディセーブルになります。 プライベート VLAN の場合、プライマリ VLAN にマルチキャスト ポリシーを設定できますが、Cisco NX-OS 転送の実装により、プライマリ VLAN に関連付けられている独立 VLAN には設定できません。
次の制限事項は、 Cisco UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクトおよび 6200 シリーズ ファブリック インターコネクトのマルチキャスト ポリシーに適用されます。マルチキャスト ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [root] ノードを展開します。 ステップ 4 [Multicast Policies] ノードを右クリックし、[Create Multicast Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create Multicast Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [名前] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
[IGMP Snooping State] フィールド
IGMP スヌーピングが、マルチキャスト トラフィックの受信に関連のあるホストなどのデバイスにどのインターフェイスが接続されているかを検出するために、VLAN 内の IGMP プロトコル メッセージを調べるかどうか。 次のいずれかになります。
[IGMP Snooping Querier State] フィールド
IGMP スヌーピング クエリアが、IP マルチキャスト トラフィックを受信するホストから IGMP レポート メッセージをトリガーするために、IGMP クエリーを定期的に送信するかどうか。 次のいずれかになります。
[IGMP Snooping Querier IPv4 Address] フィールド
ステップ 6 [OK] をクリックします。
マルチキャスト ポリシーの変更
手順この手順では、既存のマルチキャスト ポリシーの IGMP スヌーピング状態および IGMP スヌーピング クエリア状態を変更する方法について説明します。
(注)
いったん作成されたマルチキャスト ポリシーの名前は変更できません。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [root] ノードを展開します。 ステップ 4 変更するポリシーをクリックします。 ステップ 5 [Work] ペインで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [名前] フィールド
ポリシーの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
[IGMP Snooping State] フィールド
IGMP スヌーピングが、マルチキャスト トラフィックの受信に関連のあるホストなどのデバイスにどのインターフェイスが接続されているかを検出するために、VLAN 内の IGMP プロトコル メッセージを調べるかどうか。 次のいずれかになります。
[IGMP Snooping Querier State] フィールド
IGMP スヌーピング クエリアが、IP マルチキャスト トラフィックを受信するホストから IGMP レポート メッセージをトリガーするために、IGMP クエリーを定期的に送信するかどうか。 次のいずれかになります。
[IGMP Snooping Querier IPv4 Address] フィールド
ステップ 6 [Save Changes] をクリックします。
マルチキャスト ポリシーの削除
手順
(注)
VLAN にデフォルト以外の(ユーザ定義)マルチキャスト ポリシーを割り当て、そのマルチキャスト ポリシーを削除すると、関連付けられた VLAN は削除済みポリシーが再作成されるまで、デフォルトのマルチキャスト ポリシーからマルチキャスト ポリシー設定を継承します。
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [root] ノードを展開します。 ステップ 4 [Multicast Policies] ノードを右クリックし、[Delete Multicast Policy] を選択します。 ステップ 5 Cisco UCS Manager GUI に確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。
LACP ポリシー
リンク集約は、複数のネットワーク接続を並列に組み合わせて、スループットを向上させ、冗長性を実現します。 Link Aggregation Control Protocol(LACP)は、これらのリンク集約グループにさらに利点をもたらします。 Cisco UCS Manager では、LACP ポリシーを使用して LACP プロパティを設定することができます。
LACP ポリシーに対して次を設定できます。
[Suspended-individual]:LACP のアップストリーム スイッチでポートを設定しない場合、ファブリック インターコネクトは、すべてのポートをアップリンク イーサネット ポートとして扱い、パケットを転送します。 LACP ポートを中断状態にして、ループを避けることができます。 LACP があるポート チャネルで個別中断を設定すると、ポート チャネルの一部であるポートがピア ポートから PDU を受信しない場合、中断状態になります。
[Timer values]:高速レートまたは標準レートを設定できます。 高速レートの設定では、ポートはピア ポートから毎秒 1 つの PDU を受信することが見込まれています。 このタイムアウトは 3 秒です。 標準レートの設定では、ポートは 30 秒ごとに 1 つの PDU を受信することが見込まれています。 このタイムアウトは 90 秒です。
システムは、デフォルトの LACP ポリシーを起動時に作成します。 このポリシーを変更するか、新規に作成できます。 また、複数のポート チャネルに 1 つの LACP ポリシーを適用することもできます。
LACP ポリシーの変更
UDLD の概要
UniDirectional Link Detection(UDLD)は、光ファイバまたはツイストペア イーサネット ケーブルを通して接続されたデバイスからケーブルの物理設定をモニタリングしたり、単一方向リンクの存在を検出できるようにするためのレイヤ 2 プロトコルです。 このプロトコルが単一方向リンクを正常に識別してディセーブルにするには、接続されたすべてのデバイスで UDLD プロトコルがサポートされている必要があります。 UDLD は、単一方向リンクを検出するとそのリンクを単方向としてマークします。 単一方向リンクは、スパニングツリー トポロジ ループをはじめ、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
UDLD はレイヤ 1 メカニズムと動作し、リンクの物理ステータスを決定します。 レイヤ 1 では、物理的シグナリングおよび障害検出は、自動ネゴシエーションによって処理されます。 UDLD は、ネイバーの ID の検知、誤って接続されたインターフェイスのシャットダウンなど、自動ネゴシエーションでは実行不可能な処理を実行します。 自動ネゴシエーションと UDLD の両方をイネーブルにすると、レイヤ 1 と 2 の検出機能が連動し、物理的および論理的な単一方向接続、および他のプロトコルの誤動作を防止します。
ローカル デバイスが送信したトラフィックをネイバーが受信するにもかかわらず、ネイバーから送信されたトラフィックをローカル デバイスが受信しない場合に、単一方向リンクが発生します。
動作モード
UDLD は、ノーマル(デフォルト)とアグレッシブの 2 つの動作モードをサポートしています。 通常モードの UDLD は、光ファイバ接続におけるインターフェイスの誤った接続による単一方向リンクを検出できます。 アグレッシブ モードの UDLD は、光ファイバ リンクおよびツイストペア リンク上の片方向トラフィックと、光ファイバ リンク上のインターフェイスの誤った接続による単一方向リンクも検出できます。
通常モードの UDLD は、光ファイバ インターフェイスの光ファイバが誤って接続されている場合に単一方向リンクを検出しますが、レイヤ 1 メカニズムは、この誤った接続を検出しません。 インターフェイスが正しく接続されていてもトラフィックが片方向である場合、単一方向リンクを検出するはずのレイヤ 1 メカニズムがこの状況を検出できないため、UDLD は単一方向リンクを検出できません。 この場合、論理リンクは不明となり、UDLD はインターフェイスをディセーブルにしません。 UDLD が通常モードのときに、ペアの一方の光ファイバが切断されており、自動ネゴシエーションがアクティブであると、レイヤ 1 メカニズムはリンクの物理的な問題を検出しないため、リンクは稼働状態でなくなります。 この場合は、UDLD は何のアクションも行わず、論理リンクは不確定と見なされます。
デフォルトでは、UDLD アグレッシブ モードはディセーブルになっています。 UDLD アグレッシブ モードは、そのモードをサポートするネットワーク デバイス間のポイントツーポイントのリンク上に限って設定してください。 UDLD アグレッシブ モードをイネーブルに設定した場合、UDLD ネイバー関係が設定されている双方向リンク上のポートが UDLD パケットを受信しなくなったとき、UDLD はネイバーとの接続を再確立しようとし、影響を受けたポートを管理上シャットダウンします。 アグレッシブ モードの UDLD は、2 つのデバイス間の障害発生が許されないポイントツーポイント リンクの単一方向リンクも検出できます。 また、次のいずれかの問題が発生している場合に、単一方向リンクも検出できます。
単一方向の検出方法
UDLD は 2 つのメカニズムを使用して動作します。
ネイバー データベース メンテナンス
UDLD は、すべてのアクティブ インターフェイスで Hello パケット(別名アドバタイズメントまたはプローブ)を定期的に送信して、他の UDLD 対応ネイバーについて学習し、各デバイスがネイバーに関しての最新情報を維持できるようにします。 スイッチが hello メッセージを受信すると、エージング タイム(ホールド タイムまたは存続可能時間)が経過するまで、情報をキャッシュします。 古いキャッシュ エントリの期限が切れる前に、スイッチが新しい hello メッセージを受信すると、古いエントリが新しいエントリで置き換えられます。
UDLD は、インターフェイスがディセーブルで UDLD が実行中の場合、UDLD がインターフェイスでディセーブルの場合、またはスイッチがリセットされている場合は、設定変更によって影響を受けるインターフェイスへのすべての既存のキャッシュ エントリをクリアします。 UDLD は、ステータス変更の影響を受けるキャッシュの一部をフラッシュするようにネイバーに通知するメッセージを 1 つまたは複数送信します。 このメッセージは、キャッシュを継続的に同期するためのものです。
イベントドリブン検出およびエコー
UDLD は検出メカニズムとしてエコーを利用します。 UDLD デバイスが新しいネイバーを学習するか、または同期していないネイバーから再同期要求を受信すると、接続の UDLD デバイス側の検出ウィンドウを再起動して、エコー メッセージを返送します。 この動作はすべての UDLD ネイバーに対して同様に行われるため、エコー送信側では返信エコーを受信するように待機します。
検出ウィンドウが終了し、有効な応答メッセージが受信されなかった場合、リンクは、UDLD モードに応じてシャットダウンされることがあります。 UDLD が通常モードにある場合、リンクは不確定と見なされ、シャットダウンされない場合があります。 UDLD がアグレッシブ モードのときは、リンクは単一方向であると見なされ、インターフェイスはシャットダウンされます。
通常モードにある UDLD が、アドバタイズまたは検出段階にあり、すべてのネイバーのキャッシュ エントリが期限切れになると、UDLD はリンク起動シーケンスを再起動し、未同期の可能性のあるネイバーとの再同期を行います。
アグレッシブ モードをイネーブルにしていて、ポートのすべてのネイバーがアドバタイズまたは検出段階で期限切れになると、UDLD はリンク起動シーケンスを再起動し、未同期の可能性のあるネイバーとの再同期を行います。 高速な一連のメッセージの送受信後に、リンク ステートが不確定のままの場合、UDLD はポートをシャットダウンします。
リンク プロファイルの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [Link Profile] ノードを右クリックし、[Create Link Profile] を選択します。 ステップ 4 [Create Link Profile] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。
名前 説明 [Name] フィールド
リンク プロファイルの名前。
この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。 -(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。
[UDLD Link Policy] ドロップダウン リスト
リンク プロファイルに適用する UDLD リンク ポリシー。
ステップ 5 [OK] をクリックします。
UDLD リンク ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 [UDLD Link Policy] ノードを右クリックし、[Create UDLD Link Policy] を選択します。 ステップ 4 [Create UDLD Link Policy] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。 ステップ 5 [OK] をクリックします。
UDLD システム設定の変更
VMQ 接続ポリシー
Cisco UCS Manager Manager では、vNIC に対し VMQ 接続ポリシーを設定することができます。 VMQ により、全体の管理オペレーティング システムへのネットワーク パフォーマンスが向上します。 VMQ vNIC 接続ポリシーを設定するには、次の手順が必要です。
サーバのサービス プロファイルで VMQ vNIC を設定する場合は、サーバ内の少なくとも 1 個のアダプタが VMQ をサポートする必要があります。 以下のアダプタのうち少なくとも 1 つがサーバにインストールされていることを確認してください。
以下は VMQ でサポートされるオペレーティング システムです。
サービス プロファイルで一度に適用できる vNIC 接続ポリシーは 1 つだけです。 vNIC に対しダイナミック、usNIC または VMQ 接続ポリシーなどの 3 つのオプションのうち 1 つを選択してください。 VMQ vNIC がサービス プロファイルで設定されている場合、次の設定がされていること確認してください。
VMQ 接続ポリシーの作成
手順
ステップ 1 [Navigation] ペインの [LAN] タブをクリックします。 ステップ 2 [LAN] タブで、 を展開します。 ステップ 3 ポリシーを作成する組織のノードを展開します。 ステップ 4 [VMQ Connection Policies] ノードを右クリックし、[Create VMQ Connection Policy] を選択します。 ステップ 5 [Create VMQ Connection Policy] ダイアログボックスで、必要な情報を指定します。 割り込み回数は、32 または 64 など、サーバ内の論理プロセッサの数以上である必要があります。
ステップ 6 [OK] をクリックします。