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目次
この章は、次の内容で構成されています。
次の表は、この最新リリースに関するマニュアルでの主な変更点の概要を示したものです。 ただし、このリリースに関するコンフィギュレーション ガイドの変更点や新機能の中には一部、この表に記載されていないものもあります。 このリリースで新しくサポートされるハードウェアについては、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/b-series-doc で入手できる『Cisco UCS B-Series Servers Documentation Roadmap』を参照してください。
機能 |
説明 |
参照先 |
---|---|---|
直接接続による Cisco UCS C シリーズ サーバ統合 |
FEX を使用せずにファブリック インターコネクトに Cisco UCS C シリーズ ラック サーバを接続することができます。 |
この機能は、『Cisco UCS C-Series Server Integration with Cisco UCS Manager 2.2』に記載されています。 C シリーズ統合ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/partner/products/ps11736/products_installation_and_configuration_guides_list.html |
Cisco UCS C シリーズ M3 ラック サーバでのボード コントローラ ファームウェアのアクティブ化 |
Cisco UCS C シリーズ M3 ラック サーバは、eUSB や I/O コネクタなどの多くのサーバ機能を制御するボード コントローラ ファームウェアを搭載しています。 これらのラック サーバのボード コントローラ ファームウェアをアクティブにできます。 |
この機能は、『Cisco UCS C-Series Server Integration with Cisco UCS Manager 2.2』に記載されています。 C シリーズ統合ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/partner/products/ps11736/products_installation_and_configuration_guides_list.html |
ファームウェア 自動同期サーバ ポリシー |
最近検出されたサーバのファームウェア バージョンをいつ、どのようにアップグレードするかを決定できます。 このポリシーを使用すると、最近検出された関連付けられていないサーバのファームウェア バージョンをアップグレードして、デフォルトのホスト ファームウェア パックで指定されたファームウェア バージョンと一致させることができます。 また、ファームウェアのアップグレード プロセスをサーバが検出された直後または一定時間後に実行する必要がある場合にも指定できます。 |
この機能は、次の設定ガイドで説明されています。
ファームウェアの設定ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.html |
IPv6 アドレス指定 |
IPv6 アドレスで以下を設定できます。 |
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インバンド管理サポート |
各 CIMC に対し、インバンド アドレス、2 つの IPv4 および 2 つの IPv6 を設定できます。 インバンド VLAN グループ、サービス プロファイルおよびサービス プロファイル テンプレートを設定できます。 |
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ブート順序の拡張 |
レガシーまたは UEFI ブート モードのどちらかを選択できます。 Cisco UCS M3 ブレード サーバおよびラック サーバで UEFI ブート モードを使用すると、第 2 レベルのデバイスをブート順序に追加し、セキュア ブートをイネーブルにできます。 |
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ローカル ストレージのモニタリング |
ブレードまたはラック サーバに物理的に接続されているローカル ストレージに関するステータス情報をモニタできます。 これには、RAID コントローラ、物理ドライブおよびドライブ グループ、仮想ドライブ、RAID コントローラ バッテリ(BBU)、Transportable Flash Modules(TFM)およびスーパーキャパシタ、FlexFlash コントローラおよび SD カードが含まれます。 |
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ローカル SD カードのモニタリングおよび FlexFlash サポート |
内部のセキュア デジタル(SD)メモリ カードのサポートが可能になります。 ローカル ディスク ポリシーに FlexFlash をイネーブルにして、FlexFlash スクラブ ポリシーを持つ RAID ペアに新しい SD カードを設定し、SD カードの HV パーティションから起動することができます。 |
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TPM インベントリ |
トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM)のモニタリング(TPM が存在するか、イネーブルか、またはアクティブかなど)が可能になります。 |
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UDLD のサポート |
ケーブルの物理設定をモニタし単方向リンクの存在を検出する、単方向リンク検出(UDLD)がイネーブルになります。 |
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VMQ 接続ポリシー |
vNIC に対し VMQ 接続ポリシーを設定することができます。 VMQ により、全体の管理オペレーティング システムへのネットワーク パフォーマンスが向上します。 |
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DIMM のブラックリスト化のサポート |
メモリ テスト実行メッセージをモニタし、DIMM SPD データ内でメモリ エラーに遭遇した DIMM をブラックリストに載せます。 これにより、ホストは修正不可能な ECC エラーに遭遇した DIMM をマップから外すことができます。 |
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DIMM の修正可能なエラー処理 |
サーバ内のすべての DIMM での修正可能および修正不可能なメモリ エラーをリセットすることができます。 |
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二要素認証 |
サードパーティ認証ソフトウェアと組み合わせて、RADIUS および TACACS+ プロバイダー グループにパスワード + トークン ログイン方式を実行することにより、Cisco UCS Manager へのよりセキュアなアクセスを設定することができます。 |
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KVM ダイレクト アクセス |
Web ブラウザを使用してブレードおよびラック サーバに直接アクセスすることができます。 アウトオブバンド IPv4 管理インターフェイス アドレスのみが KVM ダイレクト アクセスに対しサポートされます。 |
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Hyper-V SRIOV 用 VM-FEX 統合 |
Cisco UCS Manager と Microsoft SCVMM の統合により、VM-FEX テクノロジーが Microsoft 仮想化プラットフォームに拡張されます。 このアーキテクチャにより、Cisco UCS Manager は Microsoft SCVMM がネットワーキング スタックをセットアップするために使用するネットワーキング オブジェクトを設定することができます。 Microsoft SCVMM は、Cisco UCSM によって作成されたネットワーク オブジェクトを受け入れ、VM をホストする Microsoft Hyper-V ホストにそれらを展開します。 Hyper-V は、SR-IOV テクノロジーを使用して仮想接続を展開します。 リリース 2.2 での SR-IOV サポートにより、Microsoft SCVMM との管理プレーン統合が強化され、Hyper-V ホストに一元化された VM ネットワーク管理が提供されます。 この導入では、Cisco UCS VIC アダプタで使用可能な SR-IOV テクノロジーを活用し、ファブリック インターコネクトを VM 対応にすることができます。 |
この機能は、次の設定ガイドで説明されています。
VM-FEX の設定ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.html |
機能 |
説明 |
参照先 |
---|---|---|
Netflow のモニタリング |
netflow 対応ルータから IP トラフィック データを収集できます。 |
|
LACP |
Link Aggregation Control Protocol(LACP)ポリシーを使用して、リンク集約グループをさらに制御できます。 |
|
消耗レベルのモニタリング |
特定の Cisco UCS ブレード サーバで、ソリッド ステート ドライブの寿命をモニタリングできます。 |
|
CIMC セキュリティの機能拡張 |
リモート接続を制限し、vMedia 暗号化を使用できます。 |
|
グラフィックス カードのモニタリング |
特定の Cisco UCS ラック サーバで、グラフィックス カードとコントローラのプロパティを表示できます。 | |
自動インストール ファームウェアの機能拡張 |
アップグレードする前に、警告と潜在的な問題のリストを表示できます。 |
この機能は、次の設定ガイドで説明されています。
VM-FEX の設定ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.html |
KVM の機能拡張 |
仮想 KVM コンソールの再設計により、仮想メディアを含むすべての機能にメニューからアクセスできます。 |
|
スクリプト可能な vMedia のサポート |
リモート ファイルの場所から仮想メディアをマウントできます。CLI および WebGUI CIMC インターフェイスを通じて使用できます。 この機能は、NFS、CIFS、HTTP、HTTPS などの、複数の共有タイプに対応しています。 |
|
コミュニティ VLAN のサポート |
ファブリック インターコネクトでコミュニティ VLAN を作成でき、特定のプライマリ VLAN で複数のコミュニティ VLAN を維持できます。 また、サーバ vNIC のコミュニティ アクセスと共に、無差別アクセスとトランク モードもサポートします。 |
この章は、次の内容で構成されています。
このリリースの新規情報および変更情報
次の表は、この最新リリースに関するマニュアルでの主な変更点の概要を示したものです。 ただし、このリリースに関するコンフィギュレーション ガイドの変更点や新機能の中には一部、この表に記載されていないものもあります。 このリリースで新しくサポートされるハードウェアについては、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/b-series-doc で入手できる『Cisco UCS B-Series Servers Documentation Roadmap』を参照してください。
表 1 Cisco UCS リリース 2.2(1) の新機能と変更された動作 機能
説明
参照先
直接接続による Cisco UCS C シリーズ サーバ統合
FEX を使用せずにファブリック インターコネクトに Cisco UCS C シリーズ ラック サーバを接続することができます。
この機能は、『Cisco UCS C-Series Server Integration with Cisco UCS Manager 2.2』に記載されています。
C シリーズ統合ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/partner/products/ps11736/products_installation_and_configuration_guides_list.html
Cisco UCS C シリーズ M3 ラック サーバでのボード コントローラ ファームウェアのアクティブ化
Cisco UCS C シリーズ M3 ラック サーバは、eUSB や I/O コネクタなどの多くのサーバ機能を制御するボード コントローラ ファームウェアを搭載しています。 これらのラック サーバのボード コントローラ ファームウェアをアクティブにできます。
この機能は、『Cisco UCS C-Series Server Integration with Cisco UCS Manager 2.2』に記載されています。
C シリーズ統合ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/partner/products/ps11736/products_installation_and_configuration_guides_list.html
ファームウェア 自動同期サーバ ポリシー
最近検出されたサーバのファームウェア バージョンをいつ、どのようにアップグレードするかを決定できます。 このポリシーを使用すると、最近検出された関連付けられていないサーバのファームウェア バージョンをアップグレードして、デフォルトのホスト ファームウェア パックで指定されたファームウェア バージョンと一致させることができます。 また、ファームウェアのアップグレード プロセスをサーバが検出された直後または一定時間後に実行する必要がある場合にも指定できます。
この機能は、次の設定ガイドで説明されています。
『Cisco UCS B-Series GUI Firmware Management Configuration Guide』
『Cisco UCS B-Series CLI Firmware Management Configuration Guide』
ファームウェアの設定ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.html
IPv6 アドレス指定
IPv6 アドレスで以下を設定できます。
インバンド管理サポート
各 CIMC に対し、インバンド アドレス、2 つの IPv4 および 2 つの IPv6 を設定できます。 インバンド VLAN グループ、サービス プロファイルおよびサービス プロファイル テンプレートを設定できます。
ブート順序の拡張
レガシーまたは UEFI ブート モードのどちらかを選択できます。 Cisco UCS M3 ブレード サーバおよびラック サーバで UEFI ブート モードを使用すると、第 2 レベルのデバイスをブート順序に追加し、セキュア ブートをイネーブルにできます。
ローカル ストレージのモニタリング
ブレードまたはラック サーバに物理的に接続されているローカル ストレージに関するステータス情報をモニタできます。 これには、RAID コントローラ、物理ドライブおよびドライブ グループ、仮想ドライブ、RAID コントローラ バッテリ(BBU)、Transportable Flash Modules(TFM)およびスーパーキャパシタ、FlexFlash コントローラおよび SD カードが含まれます。
ローカル SD カードのモニタリングおよび FlexFlash サポート
内部のセキュア デジタル(SD)メモリ カードのサポートが可能になります。 ローカル ディスク ポリシーに FlexFlash をイネーブルにして、FlexFlash スクラブ ポリシーを持つ RAID ペアに新しい SD カードを設定し、SD カードの HV パーティションから起動することができます。
TPM インベントリ
トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM)のモニタリング(TPM が存在するか、イネーブルか、またはアクティブかなど)が可能になります。
UDLD のサポート
ケーブルの物理設定をモニタし単方向リンクの存在を検出する、単方向リンク検出(UDLD)がイネーブルになります。
VMQ 接続ポリシー
vNIC に対し VMQ 接続ポリシーを設定することができます。 VMQ により、全体の管理オペレーティング システムへのネットワーク パフォーマンスが向上します。
DIMM のブラックリスト化のサポート
メモリ テスト実行メッセージをモニタし、DIMM SPD データ内でメモリ エラーに遭遇した DIMM をブラックリストに載せます。 これにより、ホストは修正不可能な ECC エラーに遭遇した DIMM をマップから外すことができます。
DIMM の修正可能なエラー処理
サーバ内のすべての DIMM での修正可能および修正不可能なメモリ エラーをリセットすることができます。
二要素認証
サードパーティ認証ソフトウェアと組み合わせて、RADIUS および TACACS+ プロバイダー グループにパスワード + トークン ログイン方式を実行することにより、Cisco UCS Manager へのよりセキュアなアクセスを設定することができます。
KVM ダイレクト アクセス
Web ブラウザを使用してブレードおよびラック サーバに直接アクセスすることができます。 アウトオブバンド IPv4 管理インターフェイス アドレスのみが KVM ダイレクト アクセスに対しサポートされます。
Hyper-V SRIOV 用 VM-FEX 統合
Cisco UCS Manager と Microsoft SCVMM の統合により、VM-FEX テクノロジーが Microsoft 仮想化プラットフォームに拡張されます。 このアーキテクチャにより、Cisco UCS Manager は Microsoft SCVMM がネットワーキング スタックをセットアップするために使用するネットワーキング オブジェクトを設定することができます。 Microsoft SCVMM は、Cisco UCSM によって作成されたネットワーク オブジェクトを受け入れ、VM をホストする Microsoft Hyper-V ホストにそれらを展開します。
Hyper-V は、SR-IOV テクノロジーを使用して仮想接続を展開します。 リリース 2.2 での SR-IOV サポートにより、Microsoft SCVMM との管理プレーン統合が強化され、Hyper-V ホストに一元化された VM ネットワーク管理が提供されます。 この導入では、Cisco UCS VIC アダプタで使用可能な SR-IOV テクノロジーを活用し、ファブリック インターコネクトを VM 対応にすることができます。
この機能は、次の設定ガイドで説明されています。
『Cisco UCS Manager VM-FEX for Hyper-V GUI Configuration Guide』
『Cisco UCS Manager VM-FEX for Hyper-V CLI Configuration Guide』
VM-FEX の設定ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.html
表 2 Cisco UCS リリース 2.2(2) の新機能と変更された動作 機能
説明
参照先
Netflow のモニタリング
netflow 対応ルータから IP トラフィック データを収集できます。
LACP
Link Aggregation Control Protocol(LACP)ポリシーを使用して、リンク集約グループをさらに制御できます。
消耗レベルのモニタリング
特定の Cisco UCS ブレード サーバで、ソリッド ステート ドライブの寿命をモニタリングできます。
CIMC セキュリティの機能拡張
リモート接続を制限し、vMedia 暗号化を使用できます。
グラフィックス カードのモニタリング
特定の Cisco UCS ラック サーバで、グラフィックス カードとコントローラのプロパティを表示できます。 自動インストール ファームウェアの機能拡張
アップグレードする前に、警告と潜在的な問題のリストを表示できます。
この機能は、次の設定ガイドで説明されています。
『Cisco UCS Manager VM-FEX for Hyper-V GUI Configuration Guide』
『Cisco UCS Manager VM-FEX for Hyper-V CLI Configuration Guide』
VM-FEX の設定ガイドは次の URL から確認できます。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10281/products_installation_and_configuration_guides_list.html
KVM の機能拡張
仮想 KVM コンソールの再設計により、仮想メディアを含むすべての機能にメニューからアクセスできます。
スクリプト可能な vMedia のサポート
リモート ファイルの場所から仮想メディアをマウントできます。CLI および WebGUI CIMC インターフェイスを通じて使用できます。 この機能は、NFS、CIFS、HTTP、HTTPS などの、複数の共有タイプに対応しています。
コミュニティ VLAN のサポート
ファブリック インターコネクトでコミュニティ VLAN を作成でき、特定のプライマリ VLAN で複数のコミュニティ VLAN を維持できます。 また、サーバ vNIC のコミュニティ アクセスと共に、無差別アクセスとトランク モードもサポートします。