トラブルシューティング

アクセス ポイントの LED の確認

AP のステータス LED の位置は、コネクタおよびポート に示されています。


(注)  


LED ステータスの色は、装置ごとに色の強さおよび色彩が若干異なります。これは、LED メーカーの仕様の正常な範囲内であり、障害ではありません。ただし、LED の強さはコントローラから変更できます。

AP のステータス LED はさまざまな状態を示します。次の表で詳細を説明します。

表 1. AP の LED 信号

LED メッセージ タイプ

意味

ブートローダの状態シーケンス

緑色の点滅

ブートローダの状態シーケンス

  • DRAM メモリ テスト中

  • DRAM メモリ テスト OK

  • ボードの初期化中

  • フラッシュ ファイル システムの初期化中

  • フラッシュ メモリ テスト OK

  • イーサネットの初期化中

  • イーサネット OK

  • AP OS の起動中

  • 初期化成功

ブートローダの警告

赤色の点滅

設定リカバリが進行中(リセット ボタンが 2 ~ 3 秒長押しされた場合)

赤色の点灯

イーサネット障害またはイメージ リカバリが発生(リセット ボタンが 20 ~ 30 秒長押しされた場合)

緑色の点滅

イメージリカバリが進行中(リセットボタンがリリースされた)

Cisco URWB OS

リンボー(プロビジョニング)モード:フォールバック

橙色の点滅(短い点滅)

DHCP サーバーに IP アドレスを要求している状態。

リンボー(プロビジョニング)モード:DHCP

橙色

このステータスは、IP アドレスが DHCP サーバーから取得されたことを示します。

リセット ボタンの使用

リセットボタン(コネクタおよびポートを参照)を使用して、AP を工場出荷時のデフォルトにリセットしたり、AP の内部ストレージをクリアしたりできます。

AP を工場出荷時のデフォルト設定にリセットするには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

アクセスポイントのリセットボタンを押し、AP の起動サイクルが終わるまで押したままにします。

ステップ 2

タイマーが開始されると、AP ステータス LED が赤色に変わります。リセットボタンを 20 秒以上 60 秒未満押し続けます。次のことが行われます。

  • AP ステータス LED が赤色に点灯します。

  • AP ストレージディレクトリ内のすべてのファイルがクリアされます。

  • 完全な初期設定へのリセットがトリガーされます。

  • FIPS モードフラグも、AP の完全な初期設定へのリセット時にクリアされます。FIPS フラグが設定されている場合、コンソールアクセスは無効になります。

(注)  

 

リセットボタンを押したまま 60 秒以上が経過した場合は、操作の誤りと見なされて、変更は行われません。